JPH02104485A - レーザ加工機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は加工テーブル上に載置されたシート状の被加
工物をレーザビームによって切断加工する前に、被加工
物の載置位置を容易に確認できるレーザ加工機に関する
。

［従来の技術］ 第５図は従来のレーザ加工機の一例を示す全体斜視図で
ある。このレーザ加工機はシート状の被加工物の任意の
形状に切断する加工をおこなうものである。被加工物１
は加工テーブル２の上に広げられた状態で載置される。

この被加工物１に対しレーザ発振器３から発振されたレ
ーザビーム４が導かれ、照射される。以下、詳しく述べ
る。

すなわち、まずレーザ発振器用電源５から供給された電
気エネルギはレーザ発振器３によって光エネルギに変換
され、レーザビーム４として発振される。発振されたレ
ーザビーム４は第１のペンドミラー６及び第２のペンド
ミラー７によって反射され、凸ミラー８に当り、ここで
レーザビーム４のビーム径が拡大される。拡大されたレ
ーザビームは、次に凹ミラー９に当たって平行ビームと
なりレンズ１０に入射される。レンズ１０からのレーザ
ビーム４は途中で揺動ミラー１１により方向が変えられ
て、シート状の被加工物１に焦点を結ぶ。

前記揺動ミラー１１は、ミラー揺動駆動装置１２によっ
て、直交する２角軸θ、とθ２の回りに揺動して前記被
加工物ｌの上に任意の切断のための図形を描く。このレ
ーザビーム４の焦点の座標（Ｘ、Ｙ）の位置によって、
揺動ミラー１１から焦点までの距離が異なってくるので
、これを付勢するためにレンズｌＯをレンズ駆動装置１
３によってレーザビーム４の光軸方向に動かして、レー
ザビーム４が常に被加工物１の上に焦点を結ぶようにす
る。

前記加工テーブル２はベルトコンベア構造となっている
。このベルトコンベア構造の加工テーブル２の上流側に
は、シート状被加工物ｌである布の原反１４を供給する
自動原反供給装置１５が備え付けられている。前記原反
１４は加工テーブル２近くの延反機１６に供給され、こ
の延反ｎ、１６により加工テーブル２の上で広げられ、
ヘルドコンヘア構造により加工面１７へ運ばれる。この
加工面１７は前記揺動ミラー１１の揺動により加工の可
能な範囲の面である。

この加工面１７はエアーカーテン装置１８により発生さ
れたエアーカーテン１９により覆われ、排煙装置２０に
より加工の際に生じる煙が外部に排出される。所望形状
に切断された加工物は加工テーブル２のベルトコンへア
構造により加工物収集器２Ｉへ集められる。なお、前記
ミラー揺動駆動装置１２やレンズ駆動装置１３はすべて
制御装置２２により制御される。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、従来のレーザ加工機は、与えられた加工
情報に基づいて制御装置２２がミラー揺動駆動装置１２
やレンズ駆動装置１３を使ってレーザビーム４により必
要な加工ラインを描くことはできるもの、シート状の被
加工物が、描かれる加工ラインの範囲（以下、加工範囲
という）を覆う面積で十分に載置されているかどうかを
自動的に確認することはできなかった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、加工開始前にシート状の被加工物が加工範囲
を十分に覆う位置にＲ置されているかどうかを容易に確
認できるレーザ加工機を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明は、加工テーブルに載置されたシート状の被加
工物に加工レーザビームを照射して切断加工をおこなう
レーザ加工機において、加工開始前に加工レーザビーム
のかわりに可視レーザビームを照射し被加工物の載置位
置を容易に確認できる可視レーザビーム発生器を備えた
レーザ加工機である。

［作　用１ 加工開始前に加工レーザビームの代わりに可視レーザビ
ームを照射することにより、可視レーザビームに照射さ
れる範囲、即ち、加工範囲に被加工物がうまく載置され
ているかどうかを目視により容易に確認できる。

［実施例］ 以下、第１図〜第３図において、この発明のレーザ加工
機の一実施例を説明する。なお、レーザ加工機全体概略
は、従来例を示す第５図と同様であるので、重複説明を
省略する。

第１図はレーザ加工および可視レーザビームの照射をお
こなうためのブロック図である。図において、マイクロ
コンピュータ３１は、プログラムメモリ（ＲＯＭ）３２
内に収められたプログラムによって、既に加工情報が登
録されているプロッピディスク３３により加工情報を読
み取り、この加工情報によって描かれる加工ライン（加
工ラインはシート状の被加工物に対して描かれるもので
あり、ｘｙ平面内において描かれる）のＸ方向最小値、
最大値およびＸ方向最小値、最大値を算出する。これら
の４つの値によりｘｙ平面上の４点を通る３直線で囲ま
れる範囲を加工範囲と考え、この加工範囲の外周に沿っ
て可視レーザビームを照射するように前記ミラー揺動駆
動装置１２およびレンズ駆動装置１３を駆動させ、また
、レーザ発振器３に可視レーザビームであるＨｅ−Ｎｅ
レーザを出力させる。これにより、四角形の加工範囲外
周が可視レーザビームによって照射されるので、作業員
は加工範囲を目視により確認できる。

このとき、被加工物の位置が加工範囲からずれていれば
、その位置を再設定する。

このことを第２図および第３図において具体的に説明す
る。第２図において、加エレーザビームが照射すべき加
工ライン４１を実線で示す。従って、加工後は４つの部
品４２ができ上がることになる。この加工ライン４１の
存在する範囲、即ち加工範囲を覆うように未加工のシー
ト状被加工物１が載置されていなければならない。この
載置が正しくおこなわれているかどうかを容易に確認す
るために、加工ライン４１の上に存在するＸ方向最小値
、最大値およびｙ方向最大値、最小値を組み合わせて４
つの点を作り、この４つの点をつないで第３図のように
四角形の加工範囲外周４３を示すことができる。この加
工範囲外周４３を可視レーザビームによって照射するこ
とにより目視によって前記確認を容易におこなうことが
できる。

以上説明した手順を第４図のアルゴリズムに示す。

なお、以上の実施例においては加工ラインを存在する範
囲、即ち加工範囲の外周を第３図の実線に示すように四
角形で描いたが、他の実施例においては、より無駄がな
いように第３図点線に示すように、より実際の加工範囲
に近い外周を可視レーザビームで照射してもよい。即ち
、加工レーザビームが描く加工ラインによる図形は、複
数の加工部品がなるべく隙間を小さくするように配置さ
れている。この複数の加工部品の集まりを１つのかたま
りと見なし、その外周４４を加工範囲外周として捉え、
可視レーザビームに描かせるものである。これにより、
加工範囲外周を四角形で描かせる場合に比べ、少ない面
積の未加工のシート状被加工物によっても必要な加工ラ
インが描けるという確認ができる場合が生まれ、材料と
しても被加工物を有効利用できる。

また、以上の実施例においては加工範囲を、可視レーザ
ビームにより加工範囲外周を描くことで目視による確認
をしようとするものであるが、他の実施例においては外
周ではなく、実際の加工ラインと同じライン上を可視レ
ーザビームによって照射することにより目視で認識する
ことも可能である。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明のレーザ加工機によれば
、加工開始前に加工レーザビームのかわりに可視レーザ
ビームを照射することにより、加工テーブルの上に被加
工物がうまく載置され、加工範囲を正しく覆う位置に載
置されているかどうかを容易に確認できる。これにより
、被加工物がうま（載置されておらず、被加工物から加
工範囲が一部はずれ、不良品を生じてしまうことを防止
でき葛。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のレーザ加工機の加工制御を説明する
ブロック図、第２図は加工レーザビームが照射する加工
ラインを示す図、第３図は第２図の加工ラインが存在す
る範囲の外周を四角形で表わす図、第４図は第３図に示
した加工範囲外周を可視レーザビームで照射するための
手順を示すアルゴリズムの図、第５図は従来のレーザ加
工機の全体概略を示す斜視図である。 １・・・被加工物、２・・・加工テーブル、３・・・レ
ーザ発振器、４・・・レーザビーム、６，７・・・ペン
ドミラー、８・・・凸ミラー、９・・・凹ミラー、１０
・・・レンズ、１１・・・揺動ミラー、１２・・・ミラ
ー揺動駆動装置、１３・・・レンズ駆動装置、４１・・
・加工ライン、４３゜４４・・・加工範囲外周。 なお、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 加工テーブルに載置されたシート状の被加工物に加工レ
   ーザビームを照射して切断加工をおこなうレーザ加工機
   において、加工開始前に加工レーザビームのかわりに可
   視レーザビームを照射し被加工物の載置位置を容易に確
   認できる可視レーザビーム発生器を備えたレーザ加工機
   。