JPH0210366Y2 - - Google Patents

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JPH0210366Y2
JPH0210366Y2 JP16827583U JP16827583U JPH0210366Y2 JP H0210366 Y2 JPH0210366 Y2 JP H0210366Y2 JP 16827583 U JP16827583 U JP 16827583U JP 16827583 U JP16827583 U JP 16827583U JP H0210366 Y2 JPH0210366 Y2 JP H0210366Y2
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JP
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gear
change lever
shift
vehicle speed
position detection
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、車両のトランスミツシヨン制御装置
に関し、特に、大型自動車等のトランスミツシヨ
ン遠隔操作用制御装置に関する。 従来の車両のトランスミツシヨン制御装置には
ギア変速を行なうためのシフトフオークが設けら
れており、このシフトフオークを駆動する複数の
アクチユエータ(制御用電磁弁)をそなえた圧縮
空気式駆動機構が設けられている。 しかしながら、このような従来の車両用トラン
スミツシヨン制御装置では、圧縮空気式駆動機構
の制御用電磁弁がリレーを用いた制御手段によつ
て駆動されるため、応答性が悪く、その信頼性も
低いという問題点がある。 本考案は、このような問題点を解決しようとす
るもので、応答速度および信頼性を向上させるこ
とができるようにした、車両用トランスミツシヨ
ン制御装置を提供することを目的とする。 このため、本考案の車両用トランスミツシヨン
制御装置は、車両用トランスミツシヨンにおける
ギア段を駆動する複数のアクチユエータをそなえ
るとともに、上記車両の速度を検出する車速セン
サと、チエンジレバーのセレクト方向およびシフ
ト方向における位置をそれぞれ検出する複数のチ
エンジレバーセレクト方向位置検出センサおよび
チエンジレバーシフト方向位置検出センサと、ギ
アのセレクト方向およびシフト方向における位置
をそれぞれ検出する複数のギアセレクト方向位置
検出センサおよびギアシフト方向位置検出センサ
とをそなえ、上記のチエンジレバーセレクト方向
位置検出センサおよびチエンジレバーシフト方向
位置検出センサからの指令信号と上記のギアセレ
クト方向位置検出センサおよびギアシフト方向位
置検出センサからのフイードバツク信号とに応じ
て上記アクチユエータへギアシフト制御信号を出
力する制御手段と、上記指令信号に基づいて検出
されたチエンジレバーの位置に対する許容車速を
設定する許容車速設定手段と、上記車速センサに
よる実車速が上記許容車速設定手段による設定車
速以上の時におけるシフトダウン時に上記制御手
段からのギアシフト制御信号に優先して上記ギア
をニユートラル位置へ駆動する変速禁止用制御信
号を上記アクチユエータへ出力する安全機構とが
設けられたことを特徴としている。 以下、図面により本考案の実施例について説明
すると、第1〜12図は本考案の一実施例として
の車両用トランスミツシヨン制御装置を示すもの
で、第1図はそのチエンジレバー機構の位置を示
す模式図、第2図はそのギア段機構の位置を示す
模式図、第3図はその全体構成図、第4〜12図
はいずれもその制御要領を示すフローチヤートで
ある。 第1,3図に示すように、前進7段の変速機構
を有する車両において、チエンジレバー機構8に
おけるチエンジレバーのセレクト方向の位置を検
出するチエンジレバーセレクト方向位置検出セン
サ9〜12およびチエンジレバーのシフト方向の
位置を検出するチエンジレバーシフト方向位置検
出センサ13〜15が設けられており、各センサ
9〜15は、チエンジレバーユニツト16に設け
られていて、チエンジレバーの位置R、1〜7、
N1〜N4に対応した位置検出信号(指令信号)
SeA〜SeD、SiA〜SiCを出力するようになつて
いる。 これらの位置検出信号SeA〜SeD、SiA〜SiC
は、第3図に示すように、各配線を介して、マイ
コン内蔵のコントロールボツクス26へ供給され
る。 また、第2,3図に示すように、ギア段機構1
7におけるギアのセレクト方向の位置を検出する
ギアセレクト方向位置検出センサ18〜21およ
びギアのシフト方向の位置を検出するギアシフト
方向位置検出センサ22〜24が設けられてお
り、各センサ18〜24は、ギアシフトユニツト
25に設けられていて、ギアの位置R、1〜7、
N1〜N4に対応した位置検出信号(フイードバ
ツク信号)SgA〜SgD、NE、SHを出力するよう
になつている。 これらの位置検出信号SgA〜SgD、NE、SH
は、各配線を介して、コントロールボツクス26
へ供給される。 また、図示しないトランスミツシヨンにおける
ギアシフトフオークを駆動するアクチユエータを
そなえた圧縮空気式駆動機構が設けられており、
この圧縮空気式駆動機構の作動空気給排制御用電
磁弁(M/V)27〜33が設けられている。 これらの電磁弁27〜33へは、コントロール
ボツクス26から各配線を介して制御信号(ギア
シフト制御信号)MVA〜MVE、MVS、MVH
(以下;「MVA〜MVS」で表す。)が供給される
ようになつていて、バツテリ34からメインスイ
ツチ35、電流計36およびフユーズボツクス3
7を介して電圧が供給される。 また、電磁弁27〜33とコントロールボツク
ス26およびバツテリ34との間には、切換回路
38が介装されており、この切換回路38は、常
時、電磁弁27〜33とコントロールボツクス2
6およびバツテリ34とを接続するとともに、そ
の切換時には、電磁弁27〜33とエマージエン
シースイツチボツクス39の各スイツチとを接続
するようになつている。 また、自動車の各状態を検出するためのセンサ
が各種設けられていて、それぞれ検出信号をコン
トロールユニツト26へ供給する。 車速センサ40は、自動車の速度を検出し、車
速信号SPEEDを出力し、エアスイツチ41は、
クラツチの踏込(離脱)時であることを、倍力機
構のエア圧により検出し、クラツチ離脱信号
CLUTCHを出力する。 また、オイル圧センサ42は、エンジンの作動
状態を検出して、エンジン回転作動信号OPを出
力し、低エア圧警報スイツチ43は、エアの低圧
状態を検出して、エア低圧警報信号FAIL2を出
力し、エアマスターストロークスイツチ44,4
4は、ブレーキシユーや制動パツド等の実際の移
動量をブレーキの作動時に検出して、油圧ブレー
キ非作動警報信号FAIL1を出力する。 さらに、自動車の各状態に応じて表示および警
報を行なうためのパイロツトランプおよびブザー
が各種設けられていて、それぞれコントロールユ
ニツト26からの制御信号に応じて作動する。 まず、ブレーキ警報用パイロツトランプ45
は、制御信号BRAKEによつて点灯制御され、エ
ア圧低下警報用パイロツトランプ46は、制御信
号AIRによつて点灯制御されるようになつてい
て、これらのパイロツトランプ45,46はメー
タクラスタ47に内蔵されている。 また、エンジン始動時のスタータ駆動制御用の
パワースイツチ48が設けられており、コントロ
ールボツクス26からの制御信号Nにより制御さ
れるようになつている。 コントロールボツクス26からのブザー駆動信
号BUZZER1を受けて警報音を発する低圧警報
用ブザー49およびブザー駆動信号BUZZER2、
BUZZER3を受けて警報音を発する警報用ブザ
ー50がそれぞれ設けられていて、コントロール
ボツクス26からのギアのニユートラル位置信号
NEWTRALを受けて点灯するランプ51、チエ
ンジレバーのリバース(後退)位置信号
REVERSEを受けて点灯するランプ52がそれぞ
れ設けられている。 なお、第3図中の符号53はヒユーズを示して
おり、54はランプ45,46のチエツク用スイ
ツチを示している。 本考案の車両用トランスミツシヨン制御装置は
上述のごとく構成されているので、第4〜12図
に示すように、各制御が行なわれる。 第4図に示すように、メインルーチンでは、電
源オンにより作動を開始し、割込み禁止状態にお
いて(ステツプa1)、出力ポートのリセツト
(ステツプa2)、メモリのオールクリアー(ステ
ツプa3)、車速設定用メモリV、チエンジレバ
ーシフト位置メモリSiB、ギアシフト位置メモリ
SHの所定値へのセツト(ステツプa4)が行な
われ、これらの初期設定が終了した後、割込み禁
止状態を解除し(ステツプa5)、0.22秒毎にス
ピードを検出するためのタイマを駆動する。(ス
テツプa6) なお、以下の説明において、検出信号とこれに
対応するメモリとを、同じ符号で表すことにし、
同様に制御信号とこれに対応するメモリとを、同
じ符号で表す。 まず、全ての入力データの取り込みを行ない
(ステツプa7)、次いで各サブルーチンを順次実
行する。 サブルーチンギアGEARは、第5図に示すよ
うにギアが実際にどのギア段に入つているのかを
検索するためのルーチンであり、まず、セレクト
方向のどの位置にギアが入つているか検索すべ
く、中間メモリSgA″〜SgD″をリセツトする。
(ステツプb1) そして、セレクト方向のどの位置にギアが入つ
ているか検索して(ステツプb2〜b5)、ギア
が入つている場合、ギアが入つている中間メモリ
SgA″〜SgD″をセツトする。(ステツプb6〜b
9) このようにギアの位置の変化が検出された場合
には中間メモリSgA″〜SgD″の内容が保持メモリ
SgA′〜SgD′へ記憶され(ステツプb10)、保持
メモリSgA′〜SgD′の内容がセレクトギア位置メ
モリSgA〜SgDへ設定される。(ステツプb11) ここで、保持メモリSgA′〜SgD′は、1つ前の
位置情報を保持しているので、接点と接点との間
にギアが位置している場合に、各センサ9〜15
からの出力が全て「0」となつたとき、1つ前の
位置情報をセレクトギア位置メモリSgA〜SgDへ
設定する。 後述する保持メモリNE′,SH′,SiA′〜SiD′,
SeA′〜SeD′も、保持メモリSgA′〜SgD′とほぼ同
様の機能を発揮する。 ついで、シフト方向のどの位置にギアが入つて
いるか検索して(ステツプb12,b13)、ギ
アが入つている場合、ギアが入つている保持メモ
リSH′;NE′をセツトして、他の保持メモリ
SH′;NE′をリセツトする。(ステツプb14,
b15) そして、保持メモリSH′,NE′の内容がギアシ
フト位置メモリSH,NEへ設定される。(ステツ
プb16) サブルーチンレバーLEVERは、第6図に示す
ように、チエンジレバーが実際にどの位置にある
のか検索するためのルーチンであり、まず、シフ
ト方向のどの位置にチエンジレバーが入つている
か検索すべく、中間メモリSiA″〜SiC″をリセツ
トする。(ステツプc1) そして、シフト方向のどの位置にチエンジレバ
ーが入つているか検索して(ステツプc2〜c
4)、チエンジレバーが入つている場合、このチ
エンジレバー位置に対応する中間メモリSiA″〜
SiC″をセツトする。(ステツプc5〜c7) このように、チエンジレバー位置の変化が検出
された場合には、中間メモリSiA″〜SiC″の内容
が保持メモリSiA′〜SiC′へ記憶され(ステツプc
8)、保持メモリSiA′〜SiC′の内容がチエンジレ
バーシフト位置メモリSiA〜SiCへ設定される。
(ステツプc9) ついでセレクト方向のどの位置にチエンジレバ
ーが入つているか検索すべく、中間メモリ
SeA″〜SeD″をリセツトする。(ステツプc10) そして、セレクト方向のどの位置にチエンジレ
バーが入つているか検索して(ステツプc11〜
c14)、チエンジレバーが入つている場合、こ
のチエンジレバー位置に対応する中間メモリ
SeA″〜SeD″をセツトする。(ステツプc15〜
c18) このように、チエンジレバー位置の変化が検出
された場合には、中間メモリSeA″〜SeD″の内容
が保持メモリSeA′〜SeD′へ記憶され(ステツプ
c19)、保持メモリSeA′〜SeD′の内容がチエン
ジレバーセレクト位置メモリSeA〜SeDへ設定さ
れる。 サブルーチンリミツターLIMITERは、第7図
に示すように、ブレーキ系統の故障を判定するた
めのルーチンであり、油圧系統およびエア系統の
2系統の故障を判定する。 まず、油圧系統の故障が生じているかどうかを
低油圧警報スイツチとしてのエアマスターストロ
ークスイツチ44,44からのブレーキペダル踏
込み時の油圧ブレーキ非作動警報信号FAIL1に
よつて判定する。(ステツプd1) 油圧系統の故障が生じている場合にはサブルー
チンエアにおいて(ステツプd7)、エアの低圧
状態を検索し(ステツプdd7)、エア低圧時に
は、安全回路制限用メモリLIMIT、エア低圧警
報ランプ用メモリAIRおよびブレーキ系統故障警
報ブザー用メモリBUZZER1をオンし(ステツ
プdd9)、エア圧正常時には、LIMIT,AIRおよ
びBUZZER1をオフする。(ステツプdd8) ついで、油圧系統故障用メモリFLAG、安全回
路制限用メモリLIMIT、ブレーキ系統故障表示
用メモリBRAKEおよびブレーキ系統故障警報ブ
ザー用メモリBUZZER1をそれぞれセツトする。
(ステツプd8) 一旦、油圧系統の故障が検出されると、ブレー
キペダルを踏込まない状態において、常に、
FAIL1=0であるので、ステツプd1からNO
ルートを経て、油圧系統故障判定用メモリFLAG
がオンとなつているかどうか判定し(ステツプd
2)、オンの場合にはサブルーチンエアにおいて
(ステツプd5)、ステツプd7と同様に、エア系
統の故障判定の処理が行なわれる。(ステツプdd
4,dd5,dd6) そして、安全機構制限用メモリLIMITをオン
とする。(ステツプd6) ブレーキの油圧系統が正常な場合には、ステツ
プd2からNOルートを経て、ブレーキ系統故障
表示用メモリBRAKEをオフする。(ステツプd
3) ついで、サブルーチンエアにおいて(ステツプ
d4)、ステツプd7と同様に、エア系統の故障
判定の処理が行なわれる。(ステツプdd1,dd
2,dd3) サブルーチンバーストBURSTは、第8図に示
すように、車速信号SPEEDによる実車速とこれ
から変速するギア段に応じた設定車速Vとを比較
し、許容車速内であるかどうか判定するためのル
ーチンである。 まず、サブルーチンフイツクストFIXEDにお
いて(ステツプe1)、チエンジレバー位置がニ
ユートラル位置(SiB=1)であることが検出さ
れれば(ステツプee1)、最大車速200Km/時が設
定車速Vとして設定される。(ステツプee2) チエンジレバーのセレクト位置がSeAであり
(ステツプee3)、さらに、そのシフト位置がSiA
であれば(ステツプee4)、1速の設定車速V1
が設定車速Vとして設定され(ステツプee5)、
チエンジレバーのシフト位置がSiC(=・
SiB)であれば(ステツプee4)、後退時の設定
車速VRが設定車速Vとして設定される。(ステ
ツプee6) また、チエンジレバーのセレクト位置がSeBで
あり(ステツプee7)、さらに、チエンジレバー
のシフト位置がSiAであれば(ステツプee8)、
3速の設定車速V3が設定車速Vとして設定され
(ステツプee9)、そのシフト位置がSiC(=・
SiB)であれば(ステツプee8)、2速の設定車
速V2が設定車速Vとして設定される。(ステツ
プe10) チエンジレバーのセレクト位置がSeCであり
(ステツプee11)、さらに、そのシフト位置が
SiAであれば(ステツプee12)、5速の設定車
速V5が設定車速Vとして設定され(ステツプee
13)、そのシフト位置がSiC(=・)で
あれば(ステツプee12)、4速の設定車速V4
が設定車速Vとして設定される。(ステツプee1
4) したがつて、チエンジレバーのセレクト位置が
SeDであれば、ステツプee2において、最大車速
200Km/時に設定車速Vが設定された状態に維持
される。 このようにして、設定車速Vが設定されるので
ある。 ついで、実車速SPEEDが設定車速V以上であ
り(ステツプe2)、かつ、ギアがシフト位置以
外(SH=0)であれば(ステツプe3)、異常検
出フラグOVERがセツトされる。(ステツプe
4) また、実車速SPEEDが設定車速Vより小さい
場合やギアがシフト位置(SH=1)であれば、
異常検出フラグOVERがリセツトされる。(ステ
ツプe5) サブルーチンウオーニングWARNINGは、第
9図に示すように、エンジン始動時におけるギア
入り警報ルーチンとして構成されており、セツト
条件(X=1)ないしリセツト条件(Y=1)が
それぞれ成立したときに、ギア入り警報ブザー用
メモリBUZZER2がオンオフされる。 すなわち、セツト条件は、エンジンが停止状態
(OP=1)で、かつギアがシフトされており
(=1)、チエンジレバーがニユートラル位置
(SiB=1)の場合に成立する。(ステツプf1) リセツト条件は、ギアがニユートラル位置
(NE=1)またはチエンジレバーがシフト位置
(=1)である場合に成立する。(ステツプf
2) セツト条件およびリセツト条件が判定され(ス
テツプf3,f4)、セツト条件が成立するとギ
ア入り警報ブザー用メモリBUZZER2がセツト
され(ステツプf5)、リセツト条件が成立する
とギア入り警報ブザー用メモリBUZZER2がリ
セツトされる。(ステツプf6) なお、ステツプf5において、パワースイツチ
48をオフ(開)とすべく、スタータ非作動用メ
モリNをセツトし、ステツプf6において、パワ
ースイツチ48をオン(閉)とすべく、スタータ
非作動用メモリNをリセツトするようにしてもよ
い。 サブルーチンコントロールCONTROLは、第
10図に示すように、各サブルーチンb〜fで検
出された各条件に基づいて、ギア段機構17の駆
動を行なうもので、各制御弁のどれを作動させる
か決定するためのルーチンであり、実際に作動さ
せるシーケンスの内身を決定する。 まず、コンデイシヨンフラグP,Q,Zを次式
により決定するようになつており、フラグPはチ
エンジレバーとギアとのセレクト方向における位
置が一致しているときにオンとなる。(ステツプ
g1) P←(SeA・SgA+SeB・SgB+SeC・SgC+
SeD・SgD) Q←P+NE Z←P・NE・(SiA+SiC) また、フラグZでは、ギアとチエンジレバーと
がセレクト方向には合つていて、シフト方向にお
いては一致しておらず、ギアがニユートラル位置
(NE=1)で、チエンジレバーがシフト位置
(SiA+SiC=1)となつている場合に、オンとな
る。 ついで、シフト方向におけるギアシフト用制御
弁の制御信号MVA,MVBを決定すべく、チエ
ンジレバーがニユートラル位置(SiB=1)で、
かつギアとチエンジレバーとの位置が異なる(
=1)かどうか判定され(ステツプg2)、(・
SiB=1)であれば、ギアシフト用制御弁用の制
御信号MVA,MVBがオンとなる。(ステツプg
5) 制御信号MVA,MVBがともにオンとなると
きには、ギアはニユートラル位置へ駆動される。 また、チエンジレバーがシフト位置(SiA=
1)で、且つ、チエンジレバーとギアとがセレク
ト方向において一致しているときに(ステツプg
3)、制御信号MVAがオン、制御信号MVBがオ
フとなる。(ステツプg6) チエンジレバーがシフト位置(SiC=1)で、
且つ、チエンジレバーとギアとがセレクト方向に
一致しているときに(ステツプg4)、制御信号
MVAがオフ、制御信号MVBがオンとなる。(ス
テツプg7) なお、ステツプg4のNOルート側に、(MVA
←0)および(MVB←0)の各処理ブロツクを
入れてもよい。 そして、チエンジレバーの各セレクト位置に応
じて、コンデイシヨンフラグR′,S,T,Uを
次式により決定する。(ステツプg8) R′←SeA+SeB+SeC S←SeA+SeB T←SeC+SeD U←SeA+SeC+SeD 次に、セレクト方向において、ギアセレクト用
制御弁の制御信号MVC,MVD,MVEを決定す
べく、ギアがニユートラル位置(NE=1)で、
ギアの位置とチエンジレバーの位置とが一致して
いない場合(=1)において、表1に示すよう
に制御信号MVA〜MVSが信号VGと同じ値にな
る。
【表】 なお、表1は、各制御信号MVC,MVD,
MVEに応じて、次のように整理される。
【表】
【表】
【表】 すなわち、チエンジレバーのセレクト位置が、
コンデイシヨンフラグR′のオン条件と同じであ
れば(ステツプg9)、制御信号MVCをオンとし
(ステツプg11)、セレクト位置(SeD=′=
1)であれば(ステツプg10)、制御信号MVC
をオフとする。(ステツプg12) また、チエンジレバーのセレクト位置が、コン
デイシヨンフラグTのオン条件と同じであれば
(ステツプg13)、制御信号MVDをオンとし
(ステツプg15)、セレクト位置(S==1)
であれば(ステツプg14)、制御信号MVDを
オフとする(ステツプg16) さらに、チエンジレバーのセレクト位置が、セ
レクト位置SeB(=1)であれば(ステツプg1
7)、制御信号MVEをオンとし(ステツプg1
9)、コンデイシヨンフラグUのオン条件(SeA
+SeC+SeD==1)であれば、制御信号
MVEをリセツトする。(ステツプg20) ついで、制御信号MVSで駆動される電磁弁3
2により、ギアのシフト時(ニユートラル位置
NEからシフト位置SHへ変位させる時)におい
て、すなわち、コンデイシヨンフラグZがオンの
とき(ステツプg21)、エアの流量を絞つて、
シンクロナイザーの同期時間をかせぐため、制御
信号MVSをオンとする。(ステツプg23) また、チエンジレバーのニユートラル位置
(SiB=1)においては(ステツプg22)、制御
信号MVSはリセツト(オフ)される。(ステツプ
g24) さらに、制御信号MVHで駆動される電磁弁3
3により、チエンジレバーのニユートラル位置
(SiB=1)において(ステツプg25)、チエン
ジレバーへの反力を出力してチエンジレバーを押
してもシフトしていない感覚を運転者へ与えるべ
く、制御信号MVHをオンとする。(ステツプg
27) また、ギアがシフトされた場合には(ステツプ
g26)、制御信号MVHはリセツトされる。(ス
テツプg28) このようにして、サブルーチンコントロールに
おいて、各制御信号MVA〜MVSが決定され、
メインルーチンに戻る。 メインルーチンでは、各サブルーチンb〜gに
おいて実行された処理により決定された各種に基
づいて、ギアがニユートラル位置(NE=1)に
あれば(ステツプa8)、ニユートラル位置表示
ランプ用メモリNEWTRALをセツトし、リバー
ス位置表示ランプ用メモリREVERSEをリセツト
し、リバース警報ブザー用メモリBUZZER3を
リセツトして(ステツプa13)、ステツプa1
4へ至る。 ギアがシフト位置(=1)にあれば、ニユ
ートラル位置用メモリNEWTRALをリセツトし
(ステツプa9)、チエンジレバーがリバース位置
(SeA=1,SiC=1)にあることを検出したと
き(ステツプa10,a11)、リバース位置表
示ランプ用メモリREVERSEおよびリバース警報
ブザー用メモリBUZZER3がオンとなつて(ス
テツプa12)、ステツプa14へ至る。 ギアがリバース(R)位置以外のシフト位置
(=1)であれば、直ちに、エアスイツチ4
1のオンオフによつて、クラツチ離脱信号
CLUTCHがオンであるかどうか判定され(ステ
ツプa14)、クラツチの離脱時(CLUTCH=
1)のときには、ブレーキ系統に失陥がない場合
(=1、ステツプa15)、かつ、実車速
がギアの変速許容設定車速以上である危険なシフ
トダウン時(OVER=1、ステツプa16)に、
変速を行なわずにギアをニユートラル位置へ駆動
すべく、変速禁止制御信号としての制御弁駆動用
メモリMVA,MVBをオンとし、さらに、制御
弁駆動用メモリMVHをオンとして(ステツプa
17)、ステツプa18へ至る。 また、クラツチの係合時(CLUTCH=0)に
は、電磁弁駆動用メモリMVA〜MVSを全てリ
セツトして(ステツプa19)、ステツプa18
へ至る。 クラツチの離脱時(CLUTCH=1)、かつ、
ブレーキ系統に異常が生じている場合(LIMIT
=1)には、ギアを噛合させたままエンジンブレ
ーキを作動させるべく安全機構の作動を行なわず
に、すなわち、ステツプa17を経由しないよう
に、直ちに、ステツプa18へ至る。 ステツプa18では、全てのメモリの内容を出
力ポートに出力し、実際に、電磁弁27〜33、
ランプ45,46,51,52およびブザー4
9,50を駆動し、次いで、ステツプa7へリタ
ーンされる。 さらに、第11,12図に示すように割込み用
サブルーチンカウント、サブルーチンスピードが
設けられていてメインフローとは別に並行して作
動するようになつており、0.22秒毎に、実車速
SPEEDをカウント用メモリCOUNTを用いて計
数するようになつている。 以上詳述したように、本考案の車両用トランス
ミツシヨン制御装置によれば、チエンジレバーセ
レクト方向位置検出センサおよびチエンジレバー
シフト方向位置検出センサからの指令信号とギア
セレクト方向位置検出センサおよびギアシフト方
向位置検出センサからのフイードバツク信号とに
応じてアクチユエータへギアシフト制御信号を出
力する制御手段と、この指令信号に基づいて検出
されたチエンジレバーの位置に対する許容車速を
設定する許容車速設定手段と、車速センサによる
実車速が上記許容車速設定手段による設定車速以
上の時におけるシフトダウン時に制御手段からの
ギアシフト制御信号に優先してギアをニユートラ
ル位置へ駆動する変速禁止用制御信号をアクチユ
エータへ出力する安全機構とが設けられるという
簡素な構造で、次のような効果ないし利点を得る
ことができる。 (1) 従来のリレー式制御手段と比較して、応答ス
ピードが向上する。 (2) 制御の信頼性が向上する。 (3) 装置全体の小型化および軽量化が達成され
る。 (4) コストが低下する。 (5) 車速センサからの実車速信号がギア変速許容
設定車速以下である場合には、ギアシフト制御
信号に優先して、ギアをニユートラル位置へ駆
動することができ、安全性が向上する。 (6) 制御手段をコンピユータで構成した場合に
は、シーケンスの変更要望に対しては、ソフト
ウエアの変更を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例としての車両用トランス
ミツシヨン制御装置を示すもので、第1図はその
チエンジレバー機構の位置を示す模式図、第2図
はそのギア段機構の位置を示す模式図、第3図は
その全体構成図、第4〜12図はいずれもその制
御要領を示すフローチヤートである。 8……チエンジレバー機構、9〜12……チエ
ンジレバーセレクト方向位置検出センサ、13〜
15……チエンジレバーシフト方向位置検出セン
サ、16……チエンジレバーユニツト、17……
ギア段機構、18〜21……ギアセレクト方向位
置検出センサ、22〜24……ギアシフト方向位
置検出センサ、25……ギアシフトユニツト、2
6……マイコン内蔵のコントロールボツクス、2
7〜33……作動空気給排用電磁弁、34……バ
ツテリ、35……メインスイツチ、36……電流
計、37……フユーズボツクス、38……切換回
路、39……エマジエンシースイツチボツクス、
40……車速センサ、41……エアスイツチ、4
2……オイル圧センサ、43……低エア圧警報ス
イツチ、44……低油圧警報スイツチとしてのエ
アマスターストロークスイツチ、45,46……
パイロツトランプ、47……メータクラスタ、4
8……パワースイツチ、49,50……警報用ブ
ザー、51,52……ランプ、53……ヒユー
ズ、54……チエツク用スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両用トランスミツシヨンにおけるギア段を駆
    動する複数のアクチユエータをそなえるととも
    に、上記車両の速度を検出する車速センサと、チ
    エンジレバーのセレクト方向およびシフト方向に
    おける位置をそれぞれ検出する複数のチエンジレ
    バーセレクト方向位置検出センサおよびチエンジ
    レバーシフト方向位置検出センサと、ギアのセレ
    クト方向およびシフト方向における位置をそれぞ
    れ検出する複数のギアセレクト方向位置検出セン
    サおよびギアシフト方向位置検出センサとをそな
    え、上記のチエンジレバーセレクト方向位置検出
    センサおよびチエンジレバーシフト方向位置検出
    センサからの指令信号と上記のギアセレクト方向
    位置検出センサおよびギアシフト方向位置検出セ
    ンサからのフイードバツク信号とに応じて上記ア
    クチユエータへギアシフト制御信号を出力する制
    御手段と、上記指令信号に基づいて検出されたチ
    エンジレバーの位置に対する許容車速を設定する
    許容車速設定手段と、上記車速センサによる実車
    速が上記許容車速手段による設定車速以上の時に
    おけるシフトダウン時に上記制御手段からのギア
    シフト制御信号に優先して上記ギアをニユートラ
    ル位置へ駆動する変速禁止用制御信号を上記アク
    チユエータへ出力する安全機構とが設けられたこ
    とを特徴とする、車両用トランスミツシヨン制御
    装置。
JP16827583U 1983-10-28 1983-10-28 車両用トランスミツシヨン制御装置 Granted JPS6075749U (ja)

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