JPH02102659A - 植込み型胸管・静脈シャント - Google Patents

植込み型胸管・静脈シャント

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JPH02102659A
JPH02102659A JP63256627A JP25662788A JPH02102659A JP H02102659 A JPH02102659 A JP H02102659A JP 63256627 A JP63256627 A JP 63256627A JP 25662788 A JP25662788 A JP 25662788A JP H02102659 A JPH02102659 A JP H02102659A
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JP
Japan
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tube
vein
thoracic duct
thoracic
body fluid
Prior art date
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Pending
Application number
JP63256627A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Masuda
利明 増田
Kiyoshi Fukui
清 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissho Corp
Original Assignee
Nissho Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH02102659A publication Critical patent/JPH02102659A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は体内に植込み可能な胸管・静脈シャントに関し
、詳しくは陶管から体液、特にリンパ液をチューブを介
して導出し、該体液がリザバーの内部空洞を経て静脈注
入用チューブから人体の静脈に返還させるため、あるい
はリザバーの内部空洞に滞留した体液を注射針等で採取
するための植込み型胸管・静脈シャントに関する。
〔従来の技術〕
慢性関節リウーマチ性関節炎や全身性エリテマトーデス
のような自己免疫疾患、腎臓移植前後の免疫環境の改善
において、リンパ球を除去すると効果があることは広く
知られている。リンパ球除去法としては、抹消血から遠
心分離して除去する方法や濾過器を用いて吸着濾過によ
って除去する方法が試みられている。
また一方では、進行癌の治療として、いわゆるLAN療
法があり、この治療においては多量のリンパ球を必要と
している。
リンパ球を採取する方法として、陶管ドレナージ液から
リンパ球を採取する胸管ドレナージ法は小手術を必要と
するが、−度導出用の経路が確立するとリンパ球除去は
容易で選択的におこなわれる可能性がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
リンパ球を採取する方法として、手術で胸管内に留置し
たカテーテルから胸管リンパ液を導き出し、遠心法によ
ってリンパ球を分離・除去する方法が考えられる。しか
しながら、かかる方法は流出するリンパ液量が数百ミリ
リフドルから数リフドル7日におよび多量の蛋白成分を
含むことから、リンパ球を排除した後のリンパ液を体内
に戻すか、健常血液由来の蛋白成分を輸注する必要があ
った。
胸管リンパ液を確実に採取しながら、これらの操作をo
n−1ineで無菌的に連日繰り返すことは難しく、結
局長期間継続できない欠点を有している。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は経皮的穿刺により簡単に陶管リンパ液を体外
に導出したり、人体の静脈に返還できる手段を鋭意研究
した結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、穿刺可能な弾性′物質を有する上面
部分と、注射針貫通不能な停止板を有する下面部分とが
外周によって結合され、内部に外部と遮断された空洞が
形成されてなる体内に埋め込み可能なカテーテルにおい
て、該空洞が胸管の体液を導出するためのチューブおよ
び該体液を静脈に注入するためのチューブを連通してな
る植込み型胸管・静脈シャントである。
また本発明は静脈に注入するためのチューブの先端付近
に逆止弁が設けられてなる植込み型胸管静脈シャントで
ある。
さらに本発明は前記逆止弁が5cm水柱以上の逆流圧を
防止するように設定されてなる植込み型胸管・静脈シャ
ントである。
〔作用] 本発明植込み型胸管・静脈シャントの一方のチューブ先
端部分は胸管内に挿入され、胸管リンパ球を採取し、リ
ザバーの空洞部にリンパ液を導く。
リザバーに導かれたリンパ液は、リザバーの空洞部と連
通ずる他方のチューブから静脈、通常は最も近接してい
る左向頚静脈へ返還される。
陶管リンパ液は、通常は陶管からリザバーを経て静脈に
向かって流れるが、経皮的に注射針等をリザバーに刺入
し除圧をかけると、体外に導出される。
〔実施例〕
次に本発明の植込み型胸管・静脈シャントを図面に基づ
いて説明する。
第1図は本発明の植込み型胸管・静脈シャントの概略図
であり、第2図は第1図に示すリザバーの一実施例を示
す断面図であり、第3図は第2図に示すリザバーの平面
図である。
第1図において、1はリザバー、2は陶管体液導出用チ
ューブ、3は静脈注入用チューブ、4は逆止弁、5はゴ
ムボタン、6は上フレーム、7は胸管挿入口を示す。
胸管体液導出用チューブ2はリザパー1の内部にある空
洞(図示されていない)と連結されており、その先端が
胸管内に挿入されるようになっている。そして先端部分
の陶管挿入ロアはチューブと同じ材質でも良いが、テフ
ロンのような弗素樹脂を用いてチューブ材質と異なるの
が好ましい。
胸管内圧は通常15〜30cm水柱であり、チューブは
この内圧に耐えうるように成形されている。
静脈注入用チューブ3もリザバー1の内部にある空洞と
胸管体液導出用チューブ2の連結箇所と異なる箇所で連
結しており、その先端は静脈、通常は内頚静脈と連結さ
れるようになっている。
静脈注入用チューブ3の先端には必要に応じ逆止弁4が
設けられている。逆止弁4は5cm水柱以上の逆流圧を
防止するように設定されており、例えば第4図のような
一端が楔状で斜面がダイアフラムに形成され、楔状部分
のエツジがスリット状の開口をしている逆止弁が用いら
れたりしている。
第4図は逆止弁の一例を示す説明図であり、第41図は
逆止弁の断面図、第4−2図は第4−1図のエツジ方向
からみた側面図である。筒状肉厚弾性体31の一端が楔
状に形成され、該樹状部分を構成する斜面32が均一な
厚さのダイアフラム33に形成され、8亥ダイアフラム
33のエツジによってスリット34を形成している。逆
止弁はダイアフラム33の周辺が肉厚弾性体の本体によ
って一体的に支持されているので、スリット34を伸張
状態に保つ力が強く、静脈の逆流時に逆止効果を得るこ
とができる。
胸管体液、特に胸管リンパ液は胸管体液導出用チューブ
2から導出され、リザバー1の内部空洞を経て静脈注入
用チューブ3から静脈に戻るようになっている。この時
、体内に埋め込まれている植込み型胸管・静脈シャント
のリザバー1のゴムボタン5に注射針を刺入し5cm水
柱以上の除圧で吸引すると、胸管リンパ液は体外に排出
される。
胸管体液導出用チューブ2および静脈注入用チューブ3
の材質としては、天然ゴムを用いることもできるが、ポ
リジオルガノシロキサンをベースポリマーとして架橋せ
しめたシリコーンゴムが好ましい。
第2図は第1図のりザバーlの一実施例を示す断面図で
あり、第3図はその平面図を示す。
図中11は内部に空洞12を有する下フレームである。
下フレーム11は空洞12を有する筒部13と、筒部1
3の底部から外側に広がる薄肉のフランジ部14とから
構成されている。筒部13の空洞12の上部は、ゴムボ
タン5を嵌入させうる程度の内径を有している。筒部1
3の上部外周には上フレーム6との連結ネジ17が形成
されている。フランジ部14は薄肉で第3図に示すよう
に7個程度の縫合用の孔18が形成されている。
空洞12の上部には、シリコーンゴム製のゴムボタン5
が係止段部16と係合うするように嵌入されており、そ
れによりリンパ液等の体液を溜めておくための空所が気
密状態に形成される。筒部13の外周には上フレーム6
が螺着されている。上フレーム6の内周には筒部13の
連結ネジ17と螺合しうる連結ネジ22のほか、下フレ
ームエ1の上端と当接する段部23およびゴムボタン5
の上面外周を係止するための保合段部24が下向きに形
成されている。
上フレーム6と下フレーム11とを螺着する場合、通常
は連結ネジ17.22間に接着剤を介在させることによ
りシール性を向上させることができる。
筒部13の側壁には半径方向に貫通ネジ孔(図示せず)
が形成されており、貫通ネジ孔には接続パイプ26がそ
の一部が側壁から突出するように螺入されている。接続
パイプ26と貫通ネジ孔25とはシリコーン系シーラン
トまたはテフロン系シーリングテープなどでシールされ
ている。接続パイプ26の突出端にはボディ27の外部
に延長されたチューブ、すなわち胸管体液導出用チュー
ブ2および静脈注入用チューブ3の一端が嵌合されてい
る。上フレーム6の下面および下フレーム11の露出し
ている表面全体は、はぼ円錐台状のシリコーンゴム製の
ボディ27によって覆われている。
胸管体液導出用チューブ2および静脈注入用チューブ3
は空洞16と各々自由な方向を向いていてもよいが、第
3図に示すような角状に配置するのが胸管リンパ液を一
旦空洞16に滞留させてから静脈に送るので好ましい。
本発明の植え込み胸管・静脈シャントを体内に植込む場
合には、手術用の針をボディ27を通して縫合用の孔1
8に貫通させるようにしてボディ27を生体組織に縫い
合わす。ボディ27内にメツシュが用いられている場合
も同様にメツシュの繊維間に針を通してボディ27を生
体組織に縫い合わす。
ゴムボタン5およびボディ27の材質も胸管体液導出用
チューブ2および静脈注入用チューブ3と同様に、天然
ゴムを用いることができるが、シリコ−〉゛ゴムが生体
適合性が良いので好ましい。なおシリコーンオイルを1
0〜50重量%の割合で含有したシリコーンゴムは注射
針の繰り返し穿刺によってもゴムボタンのシール性が損
なわれないため好ましい。
第2図に示すリザバー1を体内に埋め込み、各々のチュ
ーブ2および3を胸管および左内頚静脈内に挿入して臨
床的に試験した。2例では植込み型胸管・静脈シャント
を植込み後、数日でシャントは閉塞されたが、1例は植
込み後、8i!1間までリンパ液をゴムボタン5に注射
針を穿刺することによって採取することができた。また
造影剤の注入により写真でシャントの開存を確認した。
本発明の植込み型胸管・静脈シャントは胸管体液、特に
胸管リンパ液を採取することを目的にしているが、胸管
体液導出用チューブ2を人体の他の導管内に挿入するこ
とによって、種々の体液の採取に応用することができる
〔効果] 本発明の植込み型胸管・静脈シャントを体内に植込むこ
とによって、経皮的穿刺によりいつでも胸管リンパ液を
繰り返し採取することができるようになった。また本発
明シャントはリザバーのゴムボタンから注射針等による
経皮的穿刺により薬液の注入、リンパ液の補充を随意す
ることができるようになった。そして胸管リンパ液をリ
ザバーの空洞を経て直接静脈に返還することもでき、無
菌状態で長期間継続使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の植込み型陶管・静脈シャントの概略図
であり、第2図は本発明の植込み型胸管・静脈シャント
のリザバーの一実施例を示す断面図、第3図は第2図の
平面図、第4図は逆止弁の一例を示す説明図である。 図中1はリザバー、2は胸管体液導出用チュブ、3は静
脈注入用チューブ、4は逆止弁、5はゴムボタンを示す

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)穿刺可能な弾性物質を有する上面部分と、注射針
    貫通不能な停止板を有する下面部分とが外周によって結
    合され、内部に外部と遮断された空洞が形成されてなる
    体内に埋め込み可能なカテーテルにおいて、該空洞が胸
    管の体液を導出するためのチューブおよび該体液を静脈
    に注入するためのチューブを連通してなることを特徴と
    する植込み型胸管・静脈シャント。
  2. (2)静脈に注入するためのチューブの先端付近に逆止
    弁が設けられてなる請求項1記載の植込み型胸管・静脈
    シャント。
  3. (3)逆止弁が5cm水柱以上の逆流圧を防止するよう
    に設定されてなる請求項2記載の植込み型胸管・静脈シ
    ャント。
JP63256627A 1988-10-12 1988-10-12 植込み型胸管・静脈シャント Pending JPH02102659A (ja)

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