JPH0199743A - アルミ及びアルミ合金鋳造型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はアルミ及びアルミ合金を用いて試作品を製造す
る場合の鋳型に関するもので、自動車用のアルミ合金の
機関部品を製造する場合等に利用されるものである。

（従来の技術） 従来試作品の鋳造に於いて使用される鋳型として砂型１
石膏型、セラミック鋳型、鋼製の金型が使用されている
。

自動車用部品のアルミ合金からなる試作品については第
２図（ロ）に示すように砂型あるいは石膏型１が使用さ
れている。

すなわち、第２図（イ）に示す製品モデル２を使用して
（ロ）に示す砂型あるいは石膏型１にて鋳型を作り（ハ
）に示すようにアルミ合金よりなる溶湯３を注入し、鋳
造後（ニ）に示すようにパンマー４にて砂或いは石膏の
鋳型を破壊して製品５を鋳型より取り出すものであり、
更に同じ製品を作る場合には（ロ）に示すように、砂あ
るいは石膏による鋳造と再度鋳型の破壊を繰り返して数
個の試作品を作るものである。

（発明が解決しようとする問題点） 前記試作品の鋳造に於いては、一般に前記砂型あるいは
石膏型が使用されているが、第２゛図に示すように１シ
ヨツト毎に１型が必要となり、従って砂型１石膏型、セ
ラミック型は鋳造のたびに鋳型を破壊し、あるいは破壊
しなくても少数個（２〜５個）しか鋳造することができ
ず、又寸法精度も±０．５話以上と精度が悪いという問
題点がある。

本発明は試作品の鋳造に於いて、数１０個の鋳造ができ
、試作型の製造に於いてもコスト低減ができ、かつ精度
の良い試作品を鋳造できる鋳型を技術的課題とするもの
である。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 前記技術的課題を解決するために講じた技術的手段は次
のとおりである。すなわち、アルミ及びアルミ合金等の
低溶融合金を用いて試作品を数１０個鋳造する場合の鋳
型に於いて、前記鋳型をグラファイト焼結材にて製作し
たものを使用する。

（作用） 前記技術的手段は次のように作用する。すなわち、グラ
ファイト焼結材に製品形状を機械加工、あるいは手仕上
加工にて彫り込んで製作してなる鋳型ニ、５２０℃のア
ルミ合金を注湯することにより鋳造するもので、グラフ
ァイト焼結材のポーラス状の隙間から鋳造ガスが抜ける
ので、押し湯を適切に行えば湯シワの無い表面粗度の良
好な製品が鋳造できる。

又従来の鋳造のように離型剤を鋳型表面部に塗布しなく
てもグラファイト焼結材自体が離型性に冨んでいるので
表面粗度の良好な製品を鋳造できる。又寸法精度に於い
ては鋳型を±０．０２以下の精度で彫り込むことができ
るので、鋳造品の精度は±０．１以下の高精度が保証で
きるものである。

（実施例） 以下実施例について説明する。

第１図に於いて、６はグラファイト焼結材で、金型図面
に基づいてキャビティ７を彫り込んで鋳型８及び９を製
作する。

鋳型８及び９をクランパー１０で合致させ分割面１１を
確実にシールする。この場合特にシール材は必要なし。

鋳型８及び９にアルミ合金の溶湯１２を注入する。注入
する前の離型剤塗布は実施する必要がない。

溶湯が冷却されて試作品１３（！！品）を鋳型８及び９
より取り出す。

以上方法にて精度の高い製品を鋳造するものである。

〔発明の効果〕

本発明は次の効果を有する。すなわち、（１）１シヨツ
ト毎に１塑製作することなく、数１０ショットの連続鋳
造が可能であるのでコスト低減ができる。

（２）鋳型そのものが離型性に冨んでいるので鋳造時に
鋳型に離型剤を塗布する必要がなく、表面精度の良好な
製品の鋳造ができる。

（３）鋳型を機械加工で製作するので鋳造品の寸法精度
が高い。

（４）鋳型そのものが通気性に優れているので、湯シワ
のない良好な鋳造ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図の（イ）〜（ニ）は本実施例の説明図、第２図の
（イ）〜（ニ）は従来例の説明図である。 ６・・・グラファイト焼結材。 ８．９・・・鋳造型。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アルミ及びアルミ合金の低溶融合金を用いて試作品を鋳
   造する鋳造型に於いて、前記鋳造型をグラファイト焼結
   材にて製作してなるアルミ及びアルミ合金用鋳造型。