JPH0198880A - 断熱箱体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、冷蔵庫に用いる断熱箱体に関するものである
。

従来の技術 近年、断熱箱体の外箱として、多機種少量生産に対する
塗色の切替時間の短縮や、塗装設備の初期投資の合理化
や、塗装では出せないような魅力ある外観を得るために
１ラミネート鋼板が用−られている。

以下、図面を参照しながら、上述した従来の断熱箱体の
一例について説明する。

第３図は断熱箱体を示すものであり、そのｎ−■′断面
を第４図に示す。第３図において、１は断熱箱体であシ
ブラスチックで形成された内箱２と、ラミネート鋼板３
で形成された外箱４と、内箱２と外箱４間に充填された
ウレタン等の発泡性断熱材５とから成る。

ラミネート鋼板３は、塩化ビニル樹脂６、それをおおう
ポリエステル樹脂７、それらを鉄板８に接着する接着材
９とからなっている。

発明が解決しようとする問題点 上記のような塩化ビニル樹脂６．ポリエステル樹脂７か
らなるラミネート鋼板３を用いて発泡を行なった場合、
発泡時に生ずる熱によシラミネート鋼板３の表面に無数
のクレータ−１０が発生する。

すなわちラミネート鋼板３の構成で塩化ビニ）ｖ樹脂６
の軟化点が発泡時の反応最高温度より低い場合に、塩化
ビニル樹脂θの一部が局部的に凝集し、ラミネート鋼板
３の表面が荒れ、クレータ−１ｏが発生し外観不良にな
るという問題を有していた。

本発明は、上記問題点に鑑み、クレータ−の発生を防止
することを目的とするものである。

問題点を解決するだめの手段 上記問題点を解決するために、本発明の断熱箱体は、断
熱材の発泡時の反応最高温度よりも、高い熱変形温度を
有する塩化ビニル樹脂を用いるという構成を備えたもの
である。

作　　　用 本発明は上記した構成によって、断熱材の発泡時の反応
熱による塩化ビニル樹脂の熱変形を防ぐことにより、ラ
ミネート鋼板上のクレータ−の発生を防ぐものである。

実施例 以下、本発明の一実施例の断熱箱体について、図面を参
照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例における断熱箱体を示す。従
来例と同一構成については、同一番号を付してその詳細
な説明を省略する。

図において、１１は塩化ビニル樹脂で、断熱材の発泡時
の最高反応温度（約８０℃）より高い熱変形温度（１０
０℃以上）を有している。そして、ることなく、熱変形
温度を断熱材の発泡時の最高反応温度より高い温度にす
ることができる。

発明の効果 以上の様に本発明は、発泡性断熱材の反応層高温度よシ
高い熱変形温度を有する塩化ビニル樹脂を用いることに
より、ラミネート鋼板上のクレータ−の発生を防止する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における断熱箱体の斜視図、
第２図は第１図の１−１’線の断面図、第３図は従来の
断熱箱体の斜視図、第４図は第３図のｎ−ｎ’線の断面
図である。 ３・・・・・・ラミネート鋼板、６・・・・・・発泡性
断熱材、１１・・・・・・塩化ヒニル樹脂、７・・・・
・・ポリエステル樹脂。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名１′
句＋＞ミ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内箱と、鉄板を内箱側に配設したラミネート鋼板から成
   る外箱と、内外箱間に充填された発泡性断熱材とからな
   り、前記ラミネート鋼板は、鉄板と、前記発泡性断熱材
   の充填時に発生する最大の発熱温度よりも高い熱変形温
   度を有する塩化ビニル樹脂と、その表面をおおうポリエ
   ステル樹脂と、それらを接着する接着材とから形成して
   なる断熱箱体。