JPH0197450A

JPH0197450A - 眼内レンズ

Info

Publication number: JPH0197450A
Application number: JP25488987A
Authority: JP
Inventors: Isao Matsumura; 勲松村; Kazunobu Kobayashi; 小林　萬伸
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1987-10-09
Filing date: 1987-10-09
Publication date: 1989-04-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、白内障手術等により水晶体を取り除いた後に
、眼内に挿入して眼の屈折矯正に用いる眼内レンズに関
するものである。

［従来の技術］白内障手術の後に摘出した水晶体の代りに、近年では眼
内レンズが挿入されることが多い０手術は超音波による
水晶体組織の粉砕、吸引そして眼内レンズの挿入の順で
行われる。水晶体の摘出及び眼内レンズの挿入に際して
行う眼球組織の切開及び縫合は、できる限り小さな部位
に留める方が安全であり、手術後の結果も良好となる。

また、挿入する眼内レンズとしては、従来のプラスチッ
クレンズに代って折り畳み可能なフレキシブルな材料、
例えばシリコンゴム等で形成された眼内レンズが提案さ
れている。

［発明が解決しようとする問題点］しかしながら、従来から提案されている眼内レンズは屈
折力が固定されたものであり、挿入後の治癒の過程で眼
屈折力が変化して不適正となった場合に、再び取り出し
て交換する以外に方法が無く、再び取り出して交換する
こと自体、手術が大掛かりになったり長引いたりするこ
とにもなる。また、全ての患者に適応するようにするた
めには、レンズを多数種類用意しておく必要もある。

［発明の目的］本発明の目的は、上述の欠点を解消し、術後又は術前に
レンズの屈折力を変え得る眼内レンズを提供することに
ある。

［発明の概要］上述の目的を達成するための本発明の要旨は。

弾性材料で形成したレンズ部と、該レンズ部を挟み込み
回転により前記レンズ部を締め付ける前側及び後側レン
ズ押圧部材とを有し、これら前側及び後側押圧部材に前
記回転に際して治具をこれら押圧部材に掛止するための
掛止部を設けたことを特徴とする眼内レンズである。

また、上記特定発明と関連する本発明の目的は、弾性部
材で形成したレンズ部と、該レンズ部を挟み込み回転に
より前記レンズ部を締め付ける前側及び後側レンズ押圧
部材と、これら前側及び後側押圧部材に前記回転に際し
てこれら押圧部材を保持するための掛止部で構成した浮
動レンズ部と、該浮動レンズ部を回転自在に保持するル
ープ付き保持枠部とを有することを特徴とする眼内レン
ズである。

［発明の実施例］本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。

第１図は本発明の第１の実施例を示し、弾性材料で形成
されたレンズ部１と、このレンズ部ｌを保持する前側押
圧部材２及び後側押圧部材３により主要構成部分つまり
本体部が形成されており、前側押圧部材２と後側押圧部
材３はそれぞれねじ部４により結合されている。また、
後側押圧部材３には眼内固定用の２つのループ５ａ、５
ｂが取り付けられている。後側押圧部材３の外径は前側
押圧部材２の外径よりも大きくされ、前側から見ると後
側押圧部材３の外周面３ａが見えるようになっている。

第２図はその正面図であり、後側押圧部材３の外周面３
ａにはポジショニングホールＨ１〜Ｈ４が９０＠間隔に
設けられ、ポジショニングホール旧の近傍には、複数の
目盛層１〜腸８が前側押圧部材２の外周に沿って設けら
れている。一方、前側押圧部材２にはポジショニングホ
ール旧の近傍に互いにその左右方向に位置するようにホ
ールｈ１、ｈ２が設けられ、ポジショニングホール旧に
対向して基準視標Ｍが設けられている。

前側押圧部材２と後側押圧部材３を互いに回転すること
によりレンズ部１が締め付けられレンズ部１の外殻部が
変化し、結果的にレンズ部１の面Ｒの曲率半径が変えら
れるようになっている。そして、レンズ部ｌを加圧又は
減圧するに際しては、ポジショニングホールＨ１とホー
ルｈ１又はホールｈ２に調整具を掛止し両者を引き寄せ
ることによって行う。

この調整具に関しては、例えば第３図、第４図に示すよ
うな２木のアーム１１．１２を有する鋏状のものが考え
られる。即ち、その先端部１１ａ、１２ａが鉤状になっ
た２木のアーム１１．１２は、支点１３を中心に回転す
るようになっている。

第５図、第６図は第２の実施例であり、押圧部材２．３
を含む本体部を保持枠６により支持した形態とされ、本
体部は保持枠６内で自在に回転できるようになっている
。そして、ループ７ａ、７ｂは第６図に示すように保持
枠６の周縁部に設けられている。これによると、前側抑
圧部材２、後側押圧部材３を互いに回転した際にループ
７ａ、７ｂに回転力が伝達しないため、接触部の眼内組
織を損傷する虞れがない。

第１の実施例において、回転の目安として複数の目盛１
１〜ｍ８を付すことを説明したが、この目盛ｍｌ〜ｍ８
に関しては各目盛■１−ｍ８を所定の屈折力量として換
算したものを付すこともできるが、第７図に示すように
所定の屈折力に相当した複数個のホールｎ１−ｎ６を設
け、調整具の１回の回転ストロークで所定の屈折力にな
るようにしておくことも可能である。

更に、レンズ部１に関しては１個の弾性材料で形成する
代りに、弾性材料で形成された外殻部と、その中に封入
されるゲル状物質又は液体等で形成することも可能であ
る。また、前側抑圧部材２に設けたポジショニングホー
ル旧〜Ｈ４のうちのポジショニングホール旧を回転のた
めの一方の掛止部としたが、これを別個に独立して設け
てもよく、掛止のための各ホールの代りに小突起や溝状
体で代用するようにしてもよい。

［発明の効果］以上説明したように本発明に係る眼内レンズは、眼内レ
ンズの屈折力を自在に変化できるようにしたため、術後
、術前において予想した屈折力と異なってきたような場
合にも、レンズを取り出すことなく再調整できると共に
、従来では単焦点であるがために多く備えておかなけれ
ばならなかったレンズ在庫量を減少させることも利用で
きる利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る眼内レンズの実施例を示し、第１図
は第１の実施例の断面図、第２図はその正面図、第３図
は調整具の側面図、第４図はその平面図、第５図は第２
の実施例の断面図、第６図はその正面図、第７図は回転
用ホールの配置図である。符号ｌはレンズ部、２は後側押圧部材、３は前側押圧部
材、４はねじ部、５ａ、５ｂ、７ａ、７ｂはループ、６
は保持枠である。特許出願人　　キャノン株式会社第３図１２ｑ。１１ａ　　　　　　　　　　第４図１１１２１１０ｙ二ｊ ’／ｌ）

Claims

【特許請求の範囲】

　１．弾性材料で形成したレンズ部と、該レンズ部を挟
み込み回転により前記レンズ部を締め付ける前側及び後
側レンズ押圧部材とを有し、これら前側及び後側押圧部
材に前記回転に際して治具をこれら押圧部材に掛止する
ための掛止部を設けたことを特徴とする眼内レンズ。
　２．前記掛止部は前記前側及び後側押圧部材の何れか
一方に２個、他方に１個の割合で分散配置し、かつ１個
配置した掛止部は２個配置した掛止部の間に配置するよ
うにした特許請求の範囲第１項に記載の眼内レンズ。
　３．前記掛止部はポジショニングホールとした特許請
求の範囲第１項に記載の眼内レンズ。
　４．前記前側及び後側押圧部材に視標を設けた特許請
求の範囲第１項に記載の眼内レンズ。
　５．前記掛止部を所定の間隔で複数個設けた特許請求
の範囲第１項に記載の眼内レンズ。
　６．前記前側又は後側押圧部材にループを設けた特許
請求の範囲第１項に記載の眼内レンズ。
　７．弾性部材で形成したレンズ部と、該レンズ部を挟
み込み回転により前記レンズ部を締め付ける前側及び後
側レンズ押圧部材と、これら前側及び後側押圧部材に前
記回転に際してこれら押圧部　材を保持するための掛止
部で構成した浮動レンズ部と、該浮動レンズ部を回転自
在に保持するループ付き保持枠部とを有することを特徴
とする眼内レンズ。