JPH0197365A - エネルギー分析器 - Google Patents

エネルギー分析器

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Publication number
JPH0197365A
JPH0197365A JP62255550A JP25555087A JPH0197365A JP H0197365 A JPH0197365 A JP H0197365A JP 62255550 A JP62255550 A JP 62255550A JP 25555087 A JP25555087 A JP 25555087A JP H0197365 A JPH0197365 A JP H0197365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
energy
analyzer
cylindrical electrode
electrode
energy analyzer
Prior art date
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Pending
Application number
JP62255550A
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English (en)
Inventor
Sumio Kumashiro
熊代 州三夫
Ryuichi Shimizu
志水 隆一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Publication of JPH0197365A publication Critical patent/JPH0197365A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、固体試料の表面分析の為のSNMS(Sec
ondary  NewtralMass   5pe
ctro、metry)。
SIMS(Secondary  IonMass  
Spectrometry)。
ESCA(Erectron  5pectro−sc
opy  for  ChamicalAnalysi
s)等において用いられるエネルギー分析器に関する。
(ロ)従来の技術 第2図に示すエネルギー分析器は、分析器内の電位分布
がBe5sel関数で表わせることからrBessel
型エネルギー分析器」と称されている。本図において、
21及び22は夫々円環状スリット23.24を有する
スリット板であり、25は円筒電極、26は円筒電極2
5に電圧を供給する電源である。イオン源27から出射
したイオン28は円環状スリット23を通って分析器内
に入射し、円筒電極25内の電場の作用でその軌道が曲
げられる。28a、28b、28cはイオンの軌道を示
し、印加電圧との関係で軌道28aをとるイオンはスリ
ット24を通って検出器29に達し、そこで焦点を結ぶ
が、これよりも高い工ネルギーのイオン、低いエネルギ
ーのイオンは夫々軌道28b、28cをとってスリット
板22に阻止される。従って印加電圧を掃引することに
よって入射した荷電粒子のエネルギースペクトルを求め
ることができる。
ところがこのエネルギー分析器では軌道28dをとって
検出器2つに達する低エネルギーのイオンが存在し、こ
れがノイズとなってエネルギー分離性能を劣化させてい
た。第3図はこの問題点を解決した、改良Be5sel
型工ネルギー分析器であり、米国特許第4146787
号に示されている。
第3図において31及び32は夫々入射孔33、出射孔
34を有する入射板及び出射板であり、35は円筒電極
、36は電源、37はストッパー、38はメツシュであ
り、ストッパー37はメツシュ38に支持されて円筒電
極の中心軸上に配置されている。円筒電極35及びメツ
シュ38には電源36から電圧が供給されている。スI
・ツバ−は中心軸上を通過するイオンを阻止する作用を
しく3) ており、入射板31.出射板32と合せて第2図の円環
状スリット23.24と同様の効果を奏している。28
eはイオンの軌道を表す。
この第3図のエネルギー分析器においてはメツシュ38
が低エネルギーのイオンに対して阻止電極として働くの
で、第2図の28dのようなイオン軌道は存在せず、エ
ネルギー分離が完全に行なえる。
(ハ)解決しようとする問題点 第4図はこのようなエネルギー分析器を用いたSNMS
装置の一例を示す。本図の装置においては、イオン銃4
]からイオンビーム42を出射して試料43を照射(ス
パッター)し、試料上の一点から出射する中性粒子44
をイオン化部45においてイオン化し、エネルギー分析
器46.質量分析器47を通して検出器48で検出する
イオン化部においては中性粒子44に電子ビームを照射
して粒子の軌道上でイオン化を行う。(イオン化部の出
口に引出し電極を設ける方法が一般に行われているが、
イオン化部内でイオン化された残留ガスを排除するには
スパッター粒子の軌道上でイオン化すること、即ち引出
し電極を設けないことが望ましい。この方法を用いたS
NMS装置としては、エネルギー分析器としてELCO
レンズを用いたものが報告されているが、ELCOレン
ズは効率が良くないので、(改良)Bessel型エネ
ルギー分析器を用いることを考えた。) エネルギー分析器46として(改良)Bessel型エ
ネルギー分析器をもちいると、イオン軌道は入射側と出
射側が対称であるから、質量分析器47の位置で結像さ
せるためには質量分析器47をエネルギー分析器46か
ら離して配置せねばならず、装置の寸法が大きくなって
しまう。本発明は以上の問題点を解決することを第一の
目的としている。
(ニ)問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するため、本発明においては円筒電極
を2つに分割し、これら第1.第2の円筒電極に相異な
る電圧を印加できるようにした。
(ホ)作用 荷電粒子が出射する側の第2円筒電極に入射側の第1円
筒電極よりも高い電圧を印加することにより、結像位置
をエネルギー分析器に近付けることができる。
(へ)実施例 第1図は本発明の1実施例のエネルギー分析器を示す断
面図である。本図において、1は分析しようとする荷電
粒子が入射する孔3を有する入射板、2は入射した荷電
粒子が出射する孔4を有する出射板、5は第1円筒電極
、6は第2円筒電極、7はメツシュ電極、8はストッパ
ー、Vlは第1円筒電極5とメツシュ電極7に電圧を供
給する電源、V2は第2円筒電極6に電圧を印加する電
源であり、入射板1と出射板2は接地している。
本図の分析器において一点Sから出射した荷電粒子9は
V1=V2のときは軌道9bを通って点Pに収束するが
、Vl<V2のときは軌道9aをとって分析器に近い点
P−に収束(結像)する。
このエネルギー分析器においては、メツシュ電極7とこ
れより左側が荷電粒子に対してエネルギー・バイパス作
用をし、メツシュ電極7の右側がローパス作用とともに
収束作用をしていると言える。
第1図のエネルギー分析器を用いてエネルギースペクト
ルを測定するには、VlとV2の比を一定に保ちV2(
またはVl)を掃引する。第5図はこのようにして測定
したエネルギースペクトルの一例で、入射板から70m
mの距離においたエネルギー約25eVのNaイオンを
測定した。V1/v2を0.6,0.9,1.0の各々
に設定してV2を掃引し、結像点に置いた検出器(ファ
ラデーカップ)の電流■を測定した結果を示す。
このグラフから明らかなように、Vl<V2の場合には
エネルギー分析器の感度が向上しているが、これは収束
性が良くなったためと思われる。
第6図は第1図のエネルギー分析器をSNMSに適用し
た一例を示す構成図である。本図においては、イオン銃
61からイオンビーム62を出射して試料63をスパッ
タリングし、スパッター粒子64をイオン化部65でそ
の軌道上でイオン化し、エネルギー分析器66に導く。
エネルギー分析器を通過したイオンは分析器66のすぐ
後段に配置した質量分析器(四重極質量分析器)67で
質量弁別して検出器68によって検出する。
(ト)効果 第6図と第4図を比較すれば明らかなように、本発明を
適用すると極めてコンパクトでかつ感度及び分解能の良
いSNMS装置が実現する。(SNMSはSIMSと切
替えて実施できるよう設計するのが通常である。) 本発明における他の効果は、エネルギー分析器の感度の
向上と、印加電圧により結像位置を調節できることであ
る。これらの効果に着目すれば、本発明の適用範囲はS
NMS、SIMSに限定されず、ESCAその他の荷電
粒子エネルギー分析器として種々の応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図及び第
3図は各々従来のエネルギー分析器を示す断面図、第4
図および第6図は本発明の効果を示すためのSNMS装
置構成図、第5図は本発明のエネルギー分析器により測
定したエネルギースペクトルの一例を示す図である。 1・・・・・・入射板  2・・・・・・出射板3.4
・・・・・・孔  5・・・・・・第1円筒電極6・・
・・・・第2円筒電極  7・・・・・・メツシュ電極
8・・・・・・ストッパー  9・・・・・・荷電粒子
9a、9b・・・・・・軌道  V2.Vl・・・・・
・電源S・・・・・・イオン出射点 P、P−・・・・−・結像点(収束点)V2  (V)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)荷電粒子が入射する孔を有する入射板と、入射し
    た荷電粒子が出射する孔を有する出射板と、これら入射
    板と出射板との間に配置した円筒電極と、円筒電極中央
    部に配置したメッシュ電極と、円筒電極の中心軸上に配
    置したストッパーとによって構成される荷電粒子のエネ
    ルギー分析器において、 前記円筒電極を第1及び第2の円筒電極に分割して構成
    し、これら第1、第2の円筒電極に相異なる電圧を印加
    できるようにしたことを特徴とするエネルギー分析器。
JP62255550A 1987-10-09 1987-10-09 エネルギー分析器 Pending JPH0197365A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62255550A JPH0197365A (ja) 1987-10-09 1987-10-09 エネルギー分析器

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JP62255550A JPH0197365A (ja) 1987-10-09 1987-10-09 エネルギー分析器

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Publication Number Publication Date
JPH0197365A true JPH0197365A (ja) 1989-04-14

Family

ID=17280280

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JP62255550A Pending JPH0197365A (ja) 1987-10-09 1987-10-09 エネルギー分析器

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JP (1) JPH0197365A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015046305A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 株式会社トヤマ 中性粒子質量分析装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015046305A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 株式会社トヤマ 中性粒子質量分析装置

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