JPH0196790A - カードリーダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）産業上の利用分野 この発明は挿入されたカードの所定位置にパンチ孔を穿
孔するパンチ機構を有するカードリーグに関する。

（ｂ）従来の技術 近年使い捨てのプリペイドカードが公衆電話用カード（
テレホンカード：商標）や乗車券購入用カード（オレン
ジカード：商標）のほか多くの分１野に使用されている
。プリペイドカードは残高等のデータを磁気的に記憶し
ておりその内容を目視できない、このため、残高の目安
としてカードの所定位置にパンチ孔を穿孔するようにし
ている。

また、乗車券や入場券等では使用済の印としてパンチ孔
が穿孔される。

このためカードにパンチ孔を穿孔するためのパンチ機構
を備えたカードリーグが実用化されている。パンチ機構
はパンチとダイスとを有し、カードの一部を打ち抜いて
パンチ孔を形成する。打ち抜かれたカードの一部はパン
チ屑としてダイス内に落下する。このパンチ屑を装置内
に散乱させるとカード搬送の妨げとなる等種々の障害の
原因となるため、ダイスの下にはパンチ屑を回収する回
収箱が設けられている。一般的に回収箱はカードリーグ
を水平にしたとき正立するように設けられている。

ところで、カードリーグは電話機や券売機等の狭いスペ
ースに取りつけられるため、水平に取りつけられるとは
限らず、たとえばカードを縦に挿入するように（横向き
に）設置されたり、カードを下方向に挿入するように（
下向きに）設置されたりする。

（Ｃ）発明が解決しようとする問題点 しかし、カードリーグが横向きや傾けて取りつけられる
と回収箱も横向きや傾いた状態になるため回収できるパ
ンチ屑の量が減少してしまう。また、同じ機器でも設置
場所（利用頻度）が違えばパンチ屑が一杯なるまでの期
間も異なる。しかしながら、従来のカードリーグには回
収箱がパンチ屑で一杯になった旨を警報する装置が設け
られていなかったため、保守係員は、カードリーグを備
えた機器ごとにそのカードリーグの取り付は方や設置場
所に基づいて保守期間（パンチ屑を捨てる周期）を決め
なければならなかった。多くの機器を保守する場合、そ
れぞれの機器の保守期間を個別に決定することは極めて
面倒であり、保守を困難にする原因となっていた。

この発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、
カードリーグのパンチ屑が特定値になったとき警報を発
するようにしたことにより、パンチ屑の回収を的確なタ
イミングでできるようにしたカードリーグを提供するこ
とを目的とする。

（ｄ）問題点を解決するための手段 この発明のカードリーグは、挿入されたカードにパンチ
孔を穿孔するパンチ機構と、パンチ屑を回収する回収箱
と、回収箱に回収されたパンチ屑の量を計量する計量手
段と、パンチ屑の量が特定値になったと、き警報を発す
る警報手段と、前記特定値を設定する特定値設定手段と
、を設けたことを特徴とする。

（ｅ）作用 この発明のカードリーグでは、パンチ機構がカードの所
定位置にパンチ孔を穿孔し、パンチ屑を回収箱に回収す
る。回収箱に回収されるパンチ屑の鼠は計量手段によっ
て計量され、計量値が特定値以上になると警報が発せら
れる。このとき係員は回収箱のパンチ屑を捨てればよい
、これで、係員はパンチ屑の量に常に気を配る必要がな
くなる、また、特定値は特定値設定手段で設定すること
ができるため、カードリーグが横向きや傾いて設置され
る場合には、少ない値を特定値として設定しておくこと
によりパンチ屑が回収箱から溢れるまえに捨てることが
できる。

（ｆ）実施例 第１図はこの発明の実施例であるカードリーグのパンチ
機構部の正面図である。カード搬送路ｌＯは図面の表面
側から裏面側へ形成されている。

正面側にはカード挿入口が設けられ、裏面側には磁気ヘ
ッド等を備え磁気データを処理するリードライト部が設
けられている。カード搬送路上方にはパンチ孔穿孔用の
パンチ１が設けられ、これに対向してダイス２が設置さ
れている。パンチ１はレバー４に取りつけられている。

レバー４の一端はカード搬送路１０上方に設定された支
点４ａに回転自在に支持されている。レバー４の他端は
ストッパ７で上方への移動を規制されているほか、この
ストッパ７付近の４ｂの位置にソレノイド５のアクチュ
エータが係止されている。ソレノイド５が駆動したとき
レバー４は４ｂの位置を下向きに引かれ、支点４ａを中
心に反時計回りに回転する。この回転によってパンチ１
はダイス２内に進入し、そのとき通過していたカードに
パンチ孔が穿孔される。ダイス２の下方にはパンチ屑回
収用の回収箱３が設けられている。パンチ屑はダイス２
の孔２ａを通過して回収箱３内に落下する。この回収箱
３は取り外し可能であり、取り外して回収されているパ
ンチ屑を捨てることができる。回収箱設置位置の側方に
はマイクロスイッチ６が設けられており、回収箱３が取
り付けられているか外されているかを検知する。前記本
図はカードリーグが水平の状態を示している。この状態
で回収箱３は正立しており、最も多くのパンチ屑を回収
することができる。カードリーグが横向きや傾斜して取
り付けられた場合、回収箱３も横向き、斜め向きとなり
回収できるパンチ屑の量も少な（なる。

前記レバー４の点４ｂ付近の上面には磁石８が　、取り
付けられており、この直上には磁気センサ９が設けられ
ている。ソレノイド５が駆動してカードをパンチしたと
き磁石８も下方に移動する。磁気センサ９は磁界の変化
からこれを検知する。磁気センサ９は後述するパンチ屑
検知部の制御部に接続されている。ソレノイド５をはじ
めカード搬送機構、磁気ヘッド等はカードリーグ本体の
制御部で従来どおりに制御されており、本図においてマ
イクロスイッチ６、磁石８．磁気センサ９を外せば従来
のパンチ機構付カードリーグと同様の構成となる。

第２図は同カードリーグのパンチ屑検知部のブロック図
である。パンチ屑検知部はカードリーグの制御部とは別
の独立した制御部である。１チツプのマイクロコンピュ
ータ２０にはカウンタエリア２０ａが設定されるととも
に、前記マイクロスイッチ６、判定回路２３．ロータリ
スイッチ２１および点灯回路２４が接続されている。判
定回路２３は前記磁気センサ９の検知出力を判定してパ
ンチ回数カウントパルスとして出力する。ロータリスイ
ッチ２１は回収箱３が一杯になるバンチ屑の量を特定値
として設定する。このロータリスイッチは係員よって操
作され、カードリーグの傾き角度を参考にして設定され
る。点灯回路２４はＬＥＤ２２を点灯させる回路である
。ＬＥＤ２２は回収箱３が一杯になったときＶ！報とし
て点灯される。また、マイクロコンピュータ２０はカー
ドリーグ本体の制御部（以下「本体制御部」と略称する
。）とも接続されている。マイクロコンピュータ２０は
、回収箱３のパンチ屑が一杯になったときカードリーグ
本体の制御部に対してＮＧ倍信号送信する。カードリー
グ本体の制御部は、ＮＧ倍信号受けたときカードの受は
付けを停止する。パンチ屑をカードリーグ内に散乱させ
てデータ読み取りやカード搬送に支障を来さないためで
ある。

第３図は前記マイクロコンピュータ２０の動作を示すフ
ローチャートである。この動作は係員によって回収箱３
のパンチ屑が捨てられたときスタートする０回収箱３が
所定位置に戻されマイクロスイッチ６がオンするまでｎ
ｌで待機する。この間本体制御部に対してＮＧ倍信号送
信しつづける。マイクロスイッチ６がオンすればパンチ
屑が捨てられ空になった回収箱３が所定位置にセントさ
れたことであるため、本体制御部に対してＯＫ信号を送
信して（ｎ３）、ロークリスイッチ２１で設定されてい
る特定値をカウンタ（カウンタエリア２０ａ）に設定す
る（ｎ４）、判定回路２３からカウントパルスが入力さ
れるまでｎ５で待機し、パルスが入力されればカウンタ
を１減算する（ｎ６）、減算の結果カウンタの内容が０
になれば回収箱３は一杯であるとして（ｎ？）、本体制
御部に対してＮＧ倍信号送信するとともに（ｎ８）、警
報ランプ（ＬＥＤ２２）を点灯して（ｎ９）動作を終え
る。係員によって回収箱３が取り出されると、再度ｎ１
から動作をスタートする。

カウンタエリア２０ａ、ｍ気センサ９１判定回路２３お
よびｎ５．ｎ６がこの発明の計量手段に対応し、ＬＥＤ
２２．点灯回路２４およびｎ３゜ｎ９がこの発明の警報
手段に対応し、ロータリスイッチ２１およびｎ４がこの
発明の特定値設定手段に対応する。

なお、この実施例では特定値設定手段を係員がマニュア
ルで設定するロータリスイッチで構成したが、カードリ
ーグの傾きに基づいて自動的に特定値を設定する装置（
たとえば傾きセンサ）で構成してもよい。

また、この実施例では、マイクロスイッチ６゜磁石８．
磁気センサ９およびパンチ屑検知部（第２図）からなる
パンチ屑検知装置をカードリーグ本体と別の装置として
構成した。すなわち、パンチ屑検知部を本体制御部と全
く別の制御部で構成し、カードリーグ本体にはマイクロ
スイッチ６゜磁石８．磁気センサ９を取り付けたのみで
ある。

このことにより、従来より製造されているパンチ機構付
カードリーグに製造仕様を変更することなく付加装置と
してこのパンチ屑検知装置を取り付けることができる。

パンチ屑検知装置をカードリーグ本体と一体のものとし
て製造する場合には、本体制御部でパンチ屑の量を検知
するようにすればよい。

（ａ発明の効果 以上のようにこの発明のカードリーグによれば、回収箱
がパンチ屑で一杯になったとき警９１１を発することが
できるため、保守係員は速やかに回収箱のパンチ屑を捨
てることができ、カードリーグに円滑な動作をさせるこ
とができる。また、カードリーグの設置角度等の条件に
合わせて警報を発すべきパンチ屑の量を設定することが
できるため、それぞれの機器の設置条件に合わせたタイ
ミングで警報を発することができる。これによって、多
くのカードリーグを保守する場合であってもそれぞれの
機器に対して個別に保守期間を定める必要がなくなり保
守を容易にすることができるとともに、カードリーダ内
にパンチ屑を溢れさせてデータリードライトやカード搬
送に障害を来すことがなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの実施例であるカードリーグのパンチ機構部
の概略正面図、第２図は同カードリーグのパンチ屑検知
部のブロック図、第３図は前記パンチ屑検知部のマイク
ロコンピュータの動作を示すフローチャートである。 ３−回収箱、９−磁気センサ、 ２１−ロークリスイッチ、２２−ＬＥＤ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）挿入されたカードにパンチ孔を穿孔するパンチ機
   構と、パンチ屑を回収する回収箱と、回収箱に回収され
   たパンチ屑の量を計量する計量手段と、パンチ屑の量が
   特定値になったとき警報を発する警報手段と、前記特定
   値を設定する特定値設定手段と、を設けたことを特徴と
   するカードリーダ。