JPH0195711A - かんがい水の取水方法 - Google Patents
かんがい水の取水方法Info
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- JPH0195711A JPH0195711A JP25494487A JP25494487A JPH0195711A JP H0195711 A JPH0195711 A JP H0195711A JP 25494487 A JP25494487 A JP 25494487A JP 25494487 A JP25494487 A JP 25494487A JP H0195711 A JPH0195711 A JP H0195711A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、例えばため池、川などの水源から農業用水(
かんがい水)を取り出すためのかんがい水の取水方法に
関し、さらに詳しくは、サイフオン式取水装置など?こ
より無動力で取水し得る如くした無動力取水水源と、動
力ポンプにより取水し得る如くした動力取水水源の2つ
以上の水源からそれぞれかんがい水を取水し得るように
した取水管理ソステムを使用して行なうかんがい水の取
水方法に関するものである。
かんがい水)を取り出すためのかんがい水の取水方法に
関し、さらに詳しくは、サイフオン式取水装置など?こ
より無動力で取水し得る如くした無動力取水水源と、動
力ポンプにより取水し得る如くした動力取水水源の2つ
以上の水源からそれぞれかんがい水を取水し得るように
した取水管理ソステムを使用して行なうかんがい水の取
水方法に関するものである。
(従来技術)
同一区域内の水田を複数の水源からかんがいするように
したかんがい方式(いわゆる水利統合)は従来から行な
われており、従来では、例えば第4図に示すようにサイ
フオン式取水装置110を使用して無動力で取水し得る
ようにした無動力取水水源10I(例えばため池)と動
力ポンプ(電動ポンプ)10イにより取水し得るように
した動力取水水源102(例えば川)とを利用し、無動
力取水水源101内の水位が高いとき(例えば符号Bの
水位)には該無動力取水水ii+01内の水をサイフオ
ン式取水装置110を通して無動力で取水し、又該無動
力取水水源101内の水位が低くなったとき(例えば符
号Cの水位)には動力取水水源102の水を動力ポンプ
104によりサイフオン式取水装置の取水パイプI11
を利用しであるいは別系統の給水パイプ112を通して
無動力取水水源101内に汲み上げなから該無動力取水
水源101内の水をサイフオン式取水装置110を利用
して各水田に給水するようにしていた。
したかんがい方式(いわゆる水利統合)は従来から行な
われており、従来では、例えば第4図に示すようにサイ
フオン式取水装置110を使用して無動力で取水し得る
ようにした無動力取水水源10I(例えばため池)と動
力ポンプ(電動ポンプ)10イにより取水し得るように
した動力取水水源102(例えば川)とを利用し、無動
力取水水源101内の水位が高いとき(例えば符号Bの
水位)には該無動力取水水ii+01内の水をサイフオ
ン式取水装置110を通して無動力で取水し、又該無動
力取水水源101内の水位が低くなったとき(例えば符
号Cの水位)には動力取水水源102の水を動力ポンプ
104によりサイフオン式取水装置の取水パイプI11
を利用しであるいは別系統の給水パイプ112を通して
無動力取水水源101内に汲み上げなから該無動力取水
水源101内の水をサイフオン式取水装置110を利用
して各水田に給水するようにしていた。
ところが、このように無動力取水水源101内の水位が
低下したときに動力取水水源+02の水を動力ポンプ1
04により無動力取水水源101内に汲上げながらサイ
フオン式取水装置+10により各水田に給水するように
したかんがい方式では、動力取水水源102内の水を無
動力取水水源101まで汲上げるのに大容量の汲上げポ
ンプが必要となって設備費及びランニングコストが高く
つくという問題があった。
低下したときに動力取水水源+02の水を動力ポンプ1
04により無動力取水水源101内に汲上げながらサイ
フオン式取水装置+10により各水田に給水するように
したかんがい方式では、動力取水水源102内の水を無
動力取水水源101まで汲上げるのに大容量の汲上げポ
ンプが必要となって設備費及びランニングコストが高く
つくという問題があった。
尚、第4図において、一連の取水パイプ111の途中に
バルブ113を設けておき、無動力取水水源101側の
水位が比較的低下した場合に、該バルブ113を閉じ、
取水パイプ111におけるバルブ設置位置より上流側1
11aを無動力取水水源101側から無動力給水し、該
バルブ設置位置より下流側111bを動力取水水源10
2側から動力ポンプ104によって給水するようにして
、無動力取水水源101側からの取水量の節減を図るよ
うにすることも可能であるが、このようにすると、無動
力取水水源101側における単位時間当たりの取水量よ
り自然増水量が多くなって無動力取水水源101内に余
剰水ができることがあるが、そのように無動力取水水源
101内に余剰水ができてもバルブ113を手動で解放
しないかぎり無動力取水水源101側の余剰水をバルブ
設置位置より下流側に供給することができず、該余剰水
を有効利用することができない。このように、バルブ1
13の閉状態の間は、バルブ設置位置より下流側の水田
には動力取水水源+02側から動力ポンプ104によっ
て給水しなければならず、無動力で給水し得る余剰水が
あるにもかかわらず、動力によって給水することになり
、不経済となる。
バルブ113を設けておき、無動力取水水源101側の
水位が比較的低下した場合に、該バルブ113を閉じ、
取水パイプ111におけるバルブ設置位置より上流側1
11aを無動力取水水源101側から無動力給水し、該
バルブ設置位置より下流側111bを動力取水水源10
2側から動力ポンプ104によって給水するようにして
、無動力取水水源101側からの取水量の節減を図るよ
うにすることも可能であるが、このようにすると、無動
力取水水源101側における単位時間当たりの取水量よ
り自然増水量が多くなって無動力取水水源101内に余
剰水ができることがあるが、そのように無動力取水水源
101内に余剰水ができてもバルブ113を手動で解放
しないかぎり無動力取水水源101側の余剰水をバルブ
設置位置より下流側に供給することができず、該余剰水
を有効利用することができない。このように、バルブ1
13の閉状態の間は、バルブ設置位置より下流側の水田
には動力取水水源+02側から動力ポンプ104によっ
て給水しなければならず、無動力で給水し得る余剰水が
あるにもかかわらず、動力によって給水することになり
、不経済となる。
(発明の目的)
本発明は、上記した従来のかんがいの問題点に鑑み、無
動力取水水源と動力取水水源の両方から取水し得るよう
にしたかんがい方式において、可能な限り無動力取水水
源側の水を取水するようにして動力消費量を極力少なく
するとともに、無動力取水水源側からの取水のみでは不
足する場合に動力取水水源側から自動的に補給水を補充
し得るようにしたかんがい水の取水方法を提案すること
を目的とするものである。
動力取水水源と動力取水水源の両方から取水し得るよう
にしたかんがい方式において、可能な限り無動力取水水
源側の水を取水するようにして動力消費量を極力少なく
するとともに、無動力取水水源側からの取水のみでは不
足する場合に動力取水水源側から自動的に補給水を補充
し得るようにしたかんがい水の取水方法を提案すること
を目的とするものである。
(目的を達成するための手段)
本発明は、サイフオン式取水装置などによって無動力で
取水可能な無動力取水水源の水と動力ボンプによって取
水される動力取水水源の水をそれぞれ取水パイプを通し
てヘッドタンク内に導き、該ヘッドタンク内の水を給水
パイプを通して水田に供給するようにとともに、前記無
動力取水水源側の取水パイプの木取出口には前記ヘッド
タンク内の水位が所定の設定水位を境にしてそれより増
加したときに該木取出口を閉じ減少したときに該木取出
口を開く自動開閉弁を設け、さらに前記ヘッドタンク内
には該ヘッドタンク内の水が前記設定水位より所定高さ
だけ高水位に達したときにそれを検知して前記動力ポン
プへの通電をONからOFF作動させる高水位検知装置
と前記設定水位より所定高さだけ低水位に達したときに
それを検知して前記動力ポンプへの通電をOFFからO
N作動させる低水位検知装置をそれぞれ設け、しかも前
記高水位検知装置と前記低水位検知装置とを切換装置に
より選択して制御せしめる如くした取水管理システムを
使用し、前記無動力取水水源内の水位が所定水位より高
い場合には前記切換装置を前記低水位検知装置側にセッ
トし、前記無動力取水水源内の水位が前記所定水位より
低い場合には前記切換装置を高水位検知装置側にセット
して取水管理を行なうことを特徴としている。
取水可能な無動力取水水源の水と動力ボンプによって取
水される動力取水水源の水をそれぞれ取水パイプを通し
てヘッドタンク内に導き、該ヘッドタンク内の水を給水
パイプを通して水田に供給するようにとともに、前記無
動力取水水源側の取水パイプの木取出口には前記ヘッド
タンク内の水位が所定の設定水位を境にしてそれより増
加したときに該木取出口を閉じ減少したときに該木取出
口を開く自動開閉弁を設け、さらに前記ヘッドタンク内
には該ヘッドタンク内の水が前記設定水位より所定高さ
だけ高水位に達したときにそれを検知して前記動力ポン
プへの通電をONからOFF作動させる高水位検知装置
と前記設定水位より所定高さだけ低水位に達したときに
それを検知して前記動力ポンプへの通電をOFFからO
N作動させる低水位検知装置をそれぞれ設け、しかも前
記高水位検知装置と前記低水位検知装置とを切換装置に
より選択して制御せしめる如くした取水管理システムを
使用し、前記無動力取水水源内の水位が所定水位より高
い場合には前記切換装置を前記低水位検知装置側にセッ
トし、前記無動力取水水源内の水位が前記所定水位より
低い場合には前記切換装置を高水位検知装置側にセット
して取水管理を行なうことを特徴としている。
(作 用)
本発明のかんがい水の取水方法によれば、上記取水管理
システムを使用していることにより、ヘッドタンク内の
水位の高さに応じて自動開閉弁、高水位検知装置あるい
は低水位検知装置がそれぞれ自動的に作動して、無動力
取水水源側からの給水と動力取水水源側からの給水とを
自動的に制御し、さらに無動力取水水源内の水位が所定
水位より高い場合には切換装置を低水位検知装置にセッ
トすることにより、ヘッドタンク内の水位減少時におい
て低水位検知装置が所定の低水位を検知する前に自動開
閉弁が開いて無動力取水水源からヘッドタンク内への給
水が開始されて無動力取水水源側の水が優先的に供給さ
れ、又無動力取水水゛源内の水位が所定水位より低い場
合には切換装置を高水位検知装置側にセットすることに
より、ヘッドタンク内における水位が、自動開閉弁が開
放される一7= 水位より所定高さだけ高水位に達するまでは動力ポンプ
が作動して動力取水水源側の水がヘッドタンク内に供給
されて無動力取水水源側の水は取水されることがなく、
又切換装置を高水位検知装置側にセットした状態で、動
力ポンプによるヘッドタンク内への補給水量が使用水量
より少なくて動力ポンプによる給水だけではヘッドタン
ク内の水位が順次低下する場合に、該ヘッドタンク内の
水位が自動開閉弁の作動高さ位置まで低下したときに該
自動開閉弁が開き、動力ポンプによる補給水量と使用水
量の差の水量分だけが無動力取水水源側からヘッドタン
ク内に自動給水されるようになる。尚、このように無動
力取水水源側の水の給水を停止あるいは節減させると、
該無動力取水水源内の水位が自然増水により漸次高くな
り、その水位が所定水位まで達すると、上記切換装置を
低水位検知装置側に切換えて、再度無動力取水水源側の
水を優先的に使用するようにすればよい。
システムを使用していることにより、ヘッドタンク内の
水位の高さに応じて自動開閉弁、高水位検知装置あるい
は低水位検知装置がそれぞれ自動的に作動して、無動力
取水水源側からの給水と動力取水水源側からの給水とを
自動的に制御し、さらに無動力取水水源内の水位が所定
水位より高い場合には切換装置を低水位検知装置にセッ
トすることにより、ヘッドタンク内の水位減少時におい
て低水位検知装置が所定の低水位を検知する前に自動開
閉弁が開いて無動力取水水源からヘッドタンク内への給
水が開始されて無動力取水水源側の水が優先的に供給さ
れ、又無動力取水水゛源内の水位が所定水位より低い場
合には切換装置を高水位検知装置側にセットすることに
より、ヘッドタンク内における水位が、自動開閉弁が開
放される一7= 水位より所定高さだけ高水位に達するまでは動力ポンプ
が作動して動力取水水源側の水がヘッドタンク内に供給
されて無動力取水水源側の水は取水されることがなく、
又切換装置を高水位検知装置側にセットした状態で、動
力ポンプによるヘッドタンク内への補給水量が使用水量
より少なくて動力ポンプによる給水だけではヘッドタン
ク内の水位が順次低下する場合に、該ヘッドタンク内の
水位が自動開閉弁の作動高さ位置まで低下したときに該
自動開閉弁が開き、動力ポンプによる補給水量と使用水
量の差の水量分だけが無動力取水水源側からヘッドタン
ク内に自動給水されるようになる。尚、このように無動
力取水水源側の水の給水を停止あるいは節減させると、
該無動力取水水源内の水位が自然増水により漸次高くな
り、その水位が所定水位まで達すると、上記切換装置を
低水位検知装置側に切換えて、再度無動力取水水源側の
水を優先的に使用するようにすればよい。
(実施例)
第1図ないし第3図を参照して本発明の実施例を説明す
ると、第1図ないし第3図にはそれぞれ本発明の第1な
いし第3実施例が示されている。
ると、第1図ないし第3図にはそれぞれ本発明の第1な
いし第3実施例が示されている。
第1実施例のかんがい水の取水方法は、第1図に示す取
水管理システムを使用して行なわれる。
水管理システムを使用して行なわれる。
まず第1図の取水管理システムについて説明すると、こ
の取水管理システムは、サイフオン式取水装置IOによ
って無動力で取水し得る無動力取水水源lの水と、動力
ポンプ(電動ポンプ)4によって取水し得る動力取水水
源2の水とそれぞれ取水パイプ11.21を通してヘッ
ドタンク3内に導き、該ヘッドタンク3内に収容された
水を水頭を利用して給水パイプ41を通して各末端給水
栓42.42・・から各国に給水し得るように構成され
ている。
の取水管理システムは、サイフオン式取水装置IOによ
って無動力で取水し得る無動力取水水源lの水と、動力
ポンプ(電動ポンプ)4によって取水し得る動力取水水
源2の水とそれぞれ取水パイプ11.21を通してヘッ
ドタンク3内に導き、該ヘッドタンク3内に収容された
水を水頭を利用して給水パイプ41を通して各末端給水
栓42.42・・から各国に給水し得るように構成され
ている。
無動力取水水源1は、ヘッドタンク3の設置位置よりか
なり高所に位置している。この無動力取水水源1として
は比較的大量の水を貯溜し得る例えばため池などの水源
が採用される。尚、この無動力取水水源l内には、高地
より雨水または地下水などが流入し、自然増水するよう
になっている。
なり高所に位置している。この無動力取水水源1として
は比較的大量の水を貯溜し得る例えばため池などの水源
が採用される。尚、この無動力取水水源l内には、高地
より雨水または地下水などが流入し、自然増水するよう
になっている。
サイフオン式取水装置10は、ザイフすン管を無動力取
水水源l内の水面より上方を迂回するようにして設置し
ている。尚、この実施例では、平地部分の田とそれより
高い高地部分の田にそれぞれかんがい水を供給し得るよ
うにしているが、ヘッドタンク3は平地部分に設置され
ていてあまり大きな水頭をとることができないため、高
地部分の田に給水するための末端給水栓42Aには無動
力取水水源1側の取水パイプ11から直接給水するよう
にしている。尚、この高地部分給水用の末端給水栓42
A、42A・・を設計同時開栓数(又は時間当り最大取
水量)だけ開いた場合でも、無動力取水水源l側からヘ
ッドタンク3側に給水するための水頭差は充分に確保さ
れるようになっている。
水水源l内の水面より上方を迂回するようにして設置し
ている。尚、この実施例では、平地部分の田とそれより
高い高地部分の田にそれぞれかんがい水を供給し得るよ
うにしているが、ヘッドタンク3は平地部分に設置され
ていてあまり大きな水頭をとることができないため、高
地部分の田に給水するための末端給水栓42Aには無動
力取水水源1側の取水パイプ11から直接給水するよう
にしている。尚、この高地部分給水用の末端給水栓42
A、42A・・を設計同時開栓数(又は時間当り最大取
水量)だけ開いた場合でも、無動力取水水源l側からヘ
ッドタンク3側に給水するための水頭差は充分に確保さ
れるようになっている。
無動力取水水源1側の取水パイプIIの先端(木取出口
)12は、ヘッドタンク3内の底部付近に開口されてい
る。この木取出口I2には、ヘッドタンク3内の水位が
所定の設定水位Mを境にしてそれより増加したときに該
木取出口12を閉じ且つ減少したときに該木取出口12
を開くように作動する自動開閉弁13が設けられている
。尚、この実施例では該自動開閉弁I3としてフロート
弁が採用されているが、他の実施例では、ヘッドタンク
3内の所定の設定水位Mを検知する水位検知装置からの
信号により開閉操作せしめられる電磁弁などを採用する
ことも可能である。
)12は、ヘッドタンク3内の底部付近に開口されてい
る。この木取出口I2には、ヘッドタンク3内の水位が
所定の設定水位Mを境にしてそれより増加したときに該
木取出口12を閉じ且つ減少したときに該木取出口12
を開くように作動する自動開閉弁13が設けられている
。尚、この実施例では該自動開閉弁I3としてフロート
弁が採用されているが、他の実施例では、ヘッドタンク
3内の所定の設定水位Mを検知する水位検知装置からの
信号により開閉操作せしめられる電磁弁などを採用する
ことも可能である。
動力ポンプ4によって取水される動力取水水源2として
は、例えば川を堰止めた井堰が採用される。そして動力
ポンプ4が作動すると動力取水水源2内の水を連続して
ヘッドタンク3内に供給するようになっている。尚、こ
の動力ポンプ4は、後述するように該動力ポンプ4によ
る取水量と無動力取水水源l側からの取水量との時間当
たり合計取水量(ヘッドタンク3内への合計給水量)が
、各末端給水栓42.42・・からの時間当たりの最大
取水量より大きくなるようなポンプ容量をもたせると好
適である。
は、例えば川を堰止めた井堰が採用される。そして動力
ポンプ4が作動すると動力取水水源2内の水を連続して
ヘッドタンク3内に供給するようになっている。尚、こ
の動力ポンプ4は、後述するように該動力ポンプ4によ
る取水量と無動力取水水源l側からの取水量との時間当
たり合計取水量(ヘッドタンク3内への合計給水量)が
、各末端給水栓42.42・・からの時間当たりの最大
取水量より大きくなるようなポンプ容量をもたせると好
適である。
ヘッドタンク3内には、該ヘッドタンク3内の水位が、
前記自動開閉弁13が作動する所定の設′ 定水位M
より所定高さだけ高水位Hに達したときにその水位の高
さを検知して前記動力ポンプ4への通電をONからOF
F作動させる高水位検知装置31と、上記自動開閉弁1
3が作動する所定の設定水位Mより所定高さだけ低水位
りに達したときにそれぞれを検知して前記動力ポンプ4
への通電をOFFからON作動させる低水位検知装置3
2とをそれぞれ設けている。尚、低水位検知装置32で
検知する水位(低水位L)は、ヘッドタンク3から給水
される全末端給水栓42.42・・を開放した状態でも
、それらの全末端給水栓42゜42・・へ給水するため
の動水頭Tが確保される高さとなっている。
前記自動開閉弁13が作動する所定の設′ 定水位M
より所定高さだけ高水位Hに達したときにその水位の高
さを検知して前記動力ポンプ4への通電をONからOF
F作動させる高水位検知装置31と、上記自動開閉弁1
3が作動する所定の設定水位Mより所定高さだけ低水位
りに達したときにそれぞれを検知して前記動力ポンプ4
への通電をOFFからON作動させる低水位検知装置3
2とをそれぞれ設けている。尚、低水位検知装置32で
検知する水位(低水位L)は、ヘッドタンク3から給水
される全末端給水栓42.42・・を開放した状態でも
、それらの全末端給水栓42゜42・・へ給水するため
の動水頭Tが確保される高さとなっている。
上記高水位検知装置31と低水位検知装置32とは、こ
の第1実施例では手動式の切換装置33によって選択し
て制御せしめ得るようにしている。
の第1実施例では手動式の切換装置33によって選択し
て制御せしめ得るようにしている。
即ち、該切換装置33を手動により高水位検知装置31
側にセットした状態では該高水位検知装置31からの信
号のみが動力ポンプ4に伝達され、逆に該切換装置33
を低水位検知装置32側にセラ=12− トした状態では低水位検知装置32側からの信号のみが
動力ポンプ4に伝達されるようZこなっている。
側にセットした状態では該高水位検知装置31からの信
号のみが動力ポンプ4に伝達され、逆に該切換装置33
を低水位検知装置32側にセラ=12− トした状態では低水位検知装置32側からの信号のみが
動力ポンプ4に伝達されるようZこなっている。
この取水管理システムは、上記の如く構成されているが
、次にこの取水管理システムを使用して行うかんがい水
の取水方法を説明すると、無動力取水水源l内の水位が
所定水位A(例えば満水時の1/2の水位)より高い場
合には前記切換装置33を手動により前記低水位検知装
置32側にセットし、逆に無動力取水水源1内の水位が
上記所定水位Aより低い場合には切換装置33を前記高
水位検知装置31側にセットして行なう。尚、田に給水
する前に、予めヘッドタンク3内には無動力取水水源1
側の水をサイフオン式取水装置IOにより無動力で自動
開閉弁13が閉じる設定水位Mまで導入しておく。
、次にこの取水管理システムを使用して行うかんがい水
の取水方法を説明すると、無動力取水水源l内の水位が
所定水位A(例えば満水時の1/2の水位)より高い場
合には前記切換装置33を手動により前記低水位検知装
置32側にセットし、逆に無動力取水水源1内の水位が
上記所定水位Aより低い場合には切換装置33を前記高
水位検知装置31側にセットして行なう。尚、田に給水
する前に、予めヘッドタンク3内には無動力取水水源1
側の水をサイフオン式取水装置IOにより無動力で自動
開閉弁13が閉じる設定水位Mまで導入しておく。
切換装置33を低水位検知装置32側にセットした場合
(無動力取水水源1内の水位が所定水位Aより高い場合
)には、動力ポンプ4は低水位検知装置32からの信号
によって発停操作されるようになっており、例えばヘッ
ドタンク3内の水位が低水位検知装置32が作動する低
水位りより高位置にあるときには該動力ポンプ4は停止
している。又、各末端給水栓4.2.42・・を開くと
ヘッドタンク3内の水が給水パイプ41を通って名田に
給水され、するとヘッドタンク3内の水位が低下して設
定水位Mより下ったときに自動開閉弁13が開放して、
無動力取水水源1側の水が無動力でヘッドタンク3内に
供給されるようになる。そのとき各末端給水栓42.4
2・・から取水される時間当たりの水量が無動力取水水
源1側からヘッドタンク3内に供給される水量より少な
い場合にはヘッドタンク3内の水位が上昇して上記設定
水位Mの高さまで達したときに自動開閉弁13が閉じて
無動力取水水源1側からのヘッドタンク3内への給水は
中断され、順次このようにヘッドタンク3内の水位の変
動によって自動開閉弁13が開閉されて無動力取水水源
1側からの給水のみでヘッドタンク3内の水位が符号M
の高さ付近に維持される。逆に各末端給水栓42.42
・・から取水される水量が無動力取水水源l側からヘッ
ドタンク3内に供給される水量より多い場合にはヘッド
タンク3内の水位が漸次低下していきその水位が低水位
検知装置32が作動する低水位りに達したときに低水位
検知装置32からの信号により動力ポンプ4が作動され
、該動力ポンプ4によって動力取水水源2側の水を取水
パイプ21を通してヘッドタンク3内に給水するように
なり、各末端給水栓4.2.42・・からの取水量とヘ
ッドタンク3内に供給される無動力取水水源1側の給水
量との差の水量だけ動力取水水源2側から補充するよう
になる。尚、動力ポンプ4のポンプ能力を、各末端給水
栓42.42・・からの時間当たりの最大取水量と無動
力取水水源1側からのヘッドタンク3内への時間当たり
の給水量との差より大きくしておけば、各末端給水栓4
2.42・・から時間当たりの最大取水状態で取水する
場合でも、ヘッドタンク3内の水位が符号L(低水位)
付近で維持されるようになる。尚、この場合、動力ポン
プ4はヘッドタンク3内の水位が低水位り付近で断続的
に発停せしめられるようになる。
(無動力取水水源1内の水位が所定水位Aより高い場合
)には、動力ポンプ4は低水位検知装置32からの信号
によって発停操作されるようになっており、例えばヘッ
ドタンク3内の水位が低水位検知装置32が作動する低
水位りより高位置にあるときには該動力ポンプ4は停止
している。又、各末端給水栓4.2.42・・を開くと
ヘッドタンク3内の水が給水パイプ41を通って名田に
給水され、するとヘッドタンク3内の水位が低下して設
定水位Mより下ったときに自動開閉弁13が開放して、
無動力取水水源1側の水が無動力でヘッドタンク3内に
供給されるようになる。そのとき各末端給水栓42.4
2・・から取水される時間当たりの水量が無動力取水水
源1側からヘッドタンク3内に供給される水量より少な
い場合にはヘッドタンク3内の水位が上昇して上記設定
水位Mの高さまで達したときに自動開閉弁13が閉じて
無動力取水水源1側からのヘッドタンク3内への給水は
中断され、順次このようにヘッドタンク3内の水位の変
動によって自動開閉弁13が開閉されて無動力取水水源
1側からの給水のみでヘッドタンク3内の水位が符号M
の高さ付近に維持される。逆に各末端給水栓42.42
・・から取水される水量が無動力取水水源l側からヘッ
ドタンク3内に供給される水量より多い場合にはヘッド
タンク3内の水位が漸次低下していきその水位が低水位
検知装置32が作動する低水位りに達したときに低水位
検知装置32からの信号により動力ポンプ4が作動され
、該動力ポンプ4によって動力取水水源2側の水を取水
パイプ21を通してヘッドタンク3内に給水するように
なり、各末端給水栓4.2.42・・からの取水量とヘ
ッドタンク3内に供給される無動力取水水源1側の給水
量との差の水量だけ動力取水水源2側から補充するよう
になる。尚、動力ポンプ4のポンプ能力を、各末端給水
栓42.42・・からの時間当たりの最大取水量と無動
力取水水源1側からのヘッドタンク3内への時間当たり
の給水量との差より大きくしておけば、各末端給水栓4
2.42・・から時間当たりの最大取水状態で取水する
場合でも、ヘッドタンク3内の水位が符号L(低水位)
付近で維持されるようになる。尚、この場合、動力ポン
プ4はヘッドタンク3内の水位が低水位り付近で断続的
に発停せしめられるようになる。
このように、切換装置33を低水位検知装置32側にセ
ットしておけば、自動開閉弁13の開放が動力ポンプ4
の作動開始より早くなって無動力取水水源I側の水を優
先的に使用することができ、動力ポンプ4駆動用の電力
消費を極力低くすることができる。尚、上記のように無
動力取水水源1側の水を優先的に取水すると、該無動力
取水水源l内の貯水量(水位)が減少していくが、無動
力取水水源l内の水位が極端に低下(例えば符号りの水
位まで低下)すると、時間当たりの取水量を制限する必
要があり、短時間のうちに大量の給水をする必要がある
場合(例えば田植時給水)に対応できなくなる。従って
、無動力取水水源l側の水位が所定水位A(例えば満水
時のI/2の水位)まで低下したときには、前記切換装
置33を高水位検知装置31側に切換えて取水管理をす
る。
ットしておけば、自動開閉弁13の開放が動力ポンプ4
の作動開始より早くなって無動力取水水源I側の水を優
先的に使用することができ、動力ポンプ4駆動用の電力
消費を極力低くすることができる。尚、上記のように無
動力取水水源1側の水を優先的に取水すると、該無動力
取水水源l内の貯水量(水位)が減少していくが、無動
力取水水源l内の水位が極端に低下(例えば符号りの水
位まで低下)すると、時間当たりの取水量を制限する必
要があり、短時間のうちに大量の給水をする必要がある
場合(例えば田植時給水)に対応できなくなる。従って
、無動力取水水源l側の水位が所定水位A(例えば満水
時のI/2の水位)まで低下したときには、前記切換装
置33を高水位検知装置31側に切換えて取水管理をす
る。
切換装置33を高水位検知装置31側にセットすると、
動力ポンプ4は、ヘッドタンク3内の水位が符号Hで示
す高水位に達するまでは連続して作動し、動力取水水源
2側の水を優先的に取水することにより無動力取水水源
1側からの取水量が節減されるようになる。即ち、無動
力取水水源l側からの給水はヘッドタンク3内の水位が
設定水位Mに達すると停止されるが、動力取水水源2側
からの給水は無動力取水水源l側からの給水が停止した
後もヘッドタンク3内の水位が高水位11に達するまで
は連続して行なわれ、該動力取水水源2側の水が優先的
に使用されるようになっている。
動力ポンプ4は、ヘッドタンク3内の水位が符号Hで示
す高水位に達するまでは連続して作動し、動力取水水源
2側の水を優先的に取水することにより無動力取水水源
1側からの取水量が節減されるようになる。即ち、無動
力取水水源l側からの給水はヘッドタンク3内の水位が
設定水位Mに達すると停止されるが、動力取水水源2側
からの給水は無動力取水水源l側からの給水が停止した
後もヘッドタンク3内の水位が高水位11に達するまで
は連続して行なわれ、該動力取水水源2側の水が優先的
に使用されるようになっている。
尚、各末端給水栓42.42・・からの時間当たりの合
計取水量が動力ポンプ4による動力取水水源2側からの
時間当たりの給水量より少ない場合には、ヘッドタンク
3内の水位が上昇し、該ヘッドタンク3内の水位が高水
位Hに達したときに高水位検知装置31が操作されてそ
の信号により動力ポンプ4を停止させるようになり、ヘ
ッドタンク3内の水位が高水位IJ付近において動力ポ
ンプ4が発停を繰返してヘッドタンク3内を高水位Hに
維持する。又、各末端給水栓42.42・・からの時間
当たりの合計取水量が動力ポンプ4による時間当たりの
給水量より多い場合には、ヘッドタンク3内の水位が低
下するが、該水位が符号Mの高さまで低下すると自動開
閉弁13が開放されて無動力取水水源1側からの給水が
開始され、ヘッドタンク3内の水位を上昇させるように
なる。
計取水量が動力ポンプ4による動力取水水源2側からの
時間当たりの給水量より少ない場合には、ヘッドタンク
3内の水位が上昇し、該ヘッドタンク3内の水位が高水
位Hに達したときに高水位検知装置31が操作されてそ
の信号により動力ポンプ4を停止させるようになり、ヘ
ッドタンク3内の水位が高水位IJ付近において動力ポ
ンプ4が発停を繰返してヘッドタンク3内を高水位Hに
維持する。又、各末端給水栓42.42・・からの時間
当たりの合計取水量が動力ポンプ4による時間当たりの
給水量より多い場合には、ヘッドタンク3内の水位が低
下するが、該水位が符号Mの高さまで低下すると自動開
閉弁13が開放されて無動力取水水源1側からの給水が
開始され、ヘッドタンク3内の水位を上昇させるように
なる。
このように、無動力取水水源1側の水位が所定水位Aよ
り低い場合に切換装置33を高水位検知装置31側にセ
ットしておくと、自動開閉弁13の開放より動力ポンプ
4の作動開始が早くなって動力取水水源2側の取水が優
先するようになり、無動力取水水源l内の水位が過度に
低下するのを防止することができる。又このように無動
力取水水源l内の水位が過度に低下するのを防止し、該
無動力取水水源1内に常に一定水準以上の水位を確保す
るようにしておけば、各末端給水栓42゜42・・から
−度に大量の水を供給する必要がある場合に、無動力取
水水源1内の自然増水を待たずに直ちに大量給水が可能
となる。尚、このように無動力取水水源1側からの取水
を節減するようにすると、該無動力取水水源1内には川
又は地下水などの外部から水が流入してくることにより
水位が上昇するようになり、そして無動力取水水源l内
の水位が所定水位A以上まで復帰すれば切換装置33を
再度低水位検知装置32側にセットして、無動力取水水
源1側からの取水を優先させるようにする。
り低い場合に切換装置33を高水位検知装置31側にセ
ットしておくと、自動開閉弁13の開放より動力ポンプ
4の作動開始が早くなって動力取水水源2側の取水が優
先するようになり、無動力取水水源l内の水位が過度に
低下するのを防止することができる。又このように無動
力取水水源l内の水位が過度に低下するのを防止し、該
無動力取水水源1内に常に一定水準以上の水位を確保す
るようにしておけば、各末端給水栓42゜42・・から
−度に大量の水を供給する必要がある場合に、無動力取
水水源1内の自然増水を待たずに直ちに大量給水が可能
となる。尚、このように無動力取水水源1側からの取水
を節減するようにすると、該無動力取水水源1内には川
又は地下水などの外部から水が流入してくることにより
水位が上昇するようになり、そして無動力取水水源l内
の水位が所定水位A以上まで復帰すれば切換装置33を
再度低水位検知装置32側にセットして、無動力取水水
源1側からの取水を優先させるようにする。
第2図に示す第2実施例では、適宜間隔を隔てて2つの
ヘッドタンク3.3を設置し、無動力取水水源1側の水
を1本の取水パイプ11から分岐させた各分岐取水パイ
プ11A、IIBを通してそれぞれヘッドタンク3.3
内に導くとともに、動力取水水源2側の水をそれぞれ動
力ポンプ4゜4によって各取水パイプ21.21を通し
て各ヘッドタンク3.3内に導くようにしている。又、
無動力取水水源1側の各分岐取水パイプ11A、IIB
の木取出口12.12には第1実施例(第1図)の場合
と同様にそれぞれ自動開閉弁(フロート弁)13.13
を設け、さらに各ヘッドタンク3.3にはそれぞれ手動
式の切換装置33.33によって選択的に切換制御され
る高水位検知装置31と低水位検知装置32が設けられ
ている。
ヘッドタンク3.3を設置し、無動力取水水源1側の水
を1本の取水パイプ11から分岐させた各分岐取水パイ
プ11A、IIBを通してそれぞれヘッドタンク3.3
内に導くとともに、動力取水水源2側の水をそれぞれ動
力ポンプ4゜4によって各取水パイプ21.21を通し
て各ヘッドタンク3.3内に導くようにしている。又、
無動力取水水源1側の各分岐取水パイプ11A、IIB
の木取出口12.12には第1実施例(第1図)の場合
と同様にそれぞれ自動開閉弁(フロート弁)13.13
を設け、さらに各ヘッドタンク3.3にはそれぞれ手動
式の切換装置33.33によって選択的に切換制御され
る高水位検知装置31と低水位検知装置32が設けられ
ている。
この第2実施例の場合も、第1図の場合と同様に、無動
力取水水源l内の水位が所定水位Aより高い場合には各
切換装置33.33を手動によりそれぞれ低水位検知装
置32.32側にセットし、逆に無動力取水水源l内の
水位が所定水位Aより低い場合には各切換装置33を高
水位検知装置31.31側にセットして取水管理を行な
う。尚、この第2実施例の場合も、第1図の場合と同様
に作用するので、その説明を省略する。
力取水水源l内の水位が所定水位Aより高い場合には各
切換装置33.33を手動によりそれぞれ低水位検知装
置32.32側にセットし、逆に無動力取水水源l内の
水位が所定水位Aより低い場合には各切換装置33を高
水位検知装置31.31側にセットして取水管理を行な
う。尚、この第2実施例の場合も、第1図の場合と同様
に作用するので、その説明を省略する。
第3図に示す第3実施例では、切換装置33の切換えを
、無動力取水水源1内の水位を検知する水位検知装置5
■からの信号で自動的に行うようにしている。即ち、前
記水位検知装置51は、無動力取水水源1内の水位が所
定水位Aに達しているか否かを検知して、該無動力取水
水源l内の水位が所定水位Aより高い場合にはその信号
により切換装置33を低水位検知装置32側にセットし
、逆に無動力取水水源l内の水位が所定水位Aより低い
場合にはその信号により切換装置33を腐水位検知装置
31側にセットするようにしている。
、無動力取水水源1内の水位を検知する水位検知装置5
■からの信号で自動的に行うようにしている。即ち、前
記水位検知装置51は、無動力取水水源1内の水位が所
定水位Aに達しているか否かを検知して、該無動力取水
水源l内の水位が所定水位Aより高い場合にはその信号
により切換装置33を低水位検知装置32側にセットし
、逆に無動力取水水源l内の水位が所定水位Aより低い
場合にはその信号により切換装置33を腐水位検知装置
31側にセットするようにしている。
このように切換装置33の切換えを上記水位検知装置5
1からの信号で制御するようにすれば、取水管理を自動
化することができる。
1からの信号で制御するようにすれば、取水管理を自動
化することができる。
(発明の効果)
本発明のかんがい水の取水方法によれば、上記取水管理
システムを使用し、無動力取水水源l内の水位が所定水
位Aより高い場合には、切換装置33を低水位検知装置
32側にセットすることにより、無動力取水水源1側の
水が無動力により優先的に供給されるようになり、かん
がい水を供給するための動力(電力)消費量を大幅に節
減することができるとともに、無動力取水水源1内の水
位が所定水位Aより低い場合には、切換装置33を高水
位検知装置31側にセットすることにより、動力取水水
源2側の水が優先的に給水されるようになり、無動力取
水水源1側の水位が過度に低下するのを防止でき、しか
も各水田への時間当たりの合計給水量が動力取水水源2
側からの取水量を越える場合には、その不足分を無動力
取水水源l側から補給することができるので、−度に大
量のかんがい水が必要なときでも給水を中断あるいは給
水量を制限することなく対応することができるという効
果がある。
システムを使用し、無動力取水水源l内の水位が所定水
位Aより高い場合には、切換装置33を低水位検知装置
32側にセットすることにより、無動力取水水源1側の
水が無動力により優先的に供給されるようになり、かん
がい水を供給するための動力(電力)消費量を大幅に節
減することができるとともに、無動力取水水源1内の水
位が所定水位Aより低い場合には、切換装置33を高水
位検知装置31側にセットすることにより、動力取水水
源2側の水が優先的に給水されるようになり、無動力取
水水源1側の水位が過度に低下するのを防止でき、しか
も各水田への時間当たりの合計給水量が動力取水水源2
側からの取水量を越える場合には、その不足分を無動力
取水水源l側から補給することができるので、−度に大
量のかんがい水が必要なときでも給水を中断あるいは給
水量を制限することなく対応することができるという効
果がある。
第1図ないし第3図はそれぞれ本発明の第1ないし第3
実施例にかかるかんがい水の取水方法を行なうための取
水管理システム図、第4図は従来の取水管理システム図
である。 1・・・・・無動力取水水源 2・・・・・動力取水水源 3・・・・・ヘッドタンク 4・・・・・動力ポンプ IO・・・・サイフオン式取水装置 11・・・・取水パイプ 12・・・・水取出口 13・・・・自動開閉弁 21・・・・取水パイプ 31・・・・高水位検知装置 32・・・・低水位検知装置 33・・・・切換装置 41・・・・給水パイプ
実施例にかかるかんがい水の取水方法を行なうための取
水管理システム図、第4図は従来の取水管理システム図
である。 1・・・・・無動力取水水源 2・・・・・動力取水水源 3・・・・・ヘッドタンク 4・・・・・動力ポンプ IO・・・・サイフオン式取水装置 11・・・・取水パイプ 12・・・・水取出口 13・・・・自動開閉弁 21・・・・取水パイプ 31・・・・高水位検知装置 32・・・・低水位検知装置 33・・・・切換装置 41・・・・給水パイプ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、サイフォン式取水装置などによって無動力で取水可
能な無動力取水水源(1)の水と動力ポンプ(4)によ
って取水される動力取水水源(2)の水をそれぞれ取水
パイプ(11、21)を通してヘッドタンク(3)内に
導き、該ヘッドタンク(3)内の水を給水パイプ(41
)を通して水田に供給するようにとともに、前記無動力
取水水源(1)側の取水パイプ(11)の水取出口(1
2)には前記ヘッドタンク(3)内の水位が所定の設定
水位(M)を境にしてそれより増加したときに該水取出
口(12)を閉じ減少したときに該水取出口(12)を
開く自動開閉弁(13)を設け、さらに前記ヘッドタン
ク(3)内には該ヘッドタンク(3)内の水が前記設定
水位(M)より所定高さだけ高水位(H)に達したとき
にそれを検知して前記動力ポンプ(4)への通電をON
からOFF作動させる高水位検知装置(31)と前記設
定水位(M)より所定高さだけ低水位(L)に達したと
きにそれを検知して前記動力ポンプ(4)への通電をO
FFからON作動させる低水位検知装置(32)をそれ
ぞれ設け、しかも前記高水位検知装置(31)と前記低
水位検知装置(32)とを切換装置(33)により選択
して制御せしめる如くした取水管理システムを使用し、
前記無動力取水水源(1)内の水位が所定水位(A)よ
り高い場合には前記切換装置(33)を前記低水位検知
装置(32)側にセットし、前記無動力取水水源(1)
内の水位が前記所定水位(A)より低い場合には前記切
換装置(33)を高水位検知装置(31)側にセットし
て取水管理を行なうことを特徴とするかんがい水の取水
方法。 2、前記切換装置(33)の切換えを手動操作により行
うようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載のかんがい水の取水方法。 3、前記切換装置(33)の切換えを、無動力取水水源
(1)に設置した水位検知装置(51)からの信号によ
り自動で行うようにしたことを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載のかんがい水の取水方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25494487A JPH0195711A (ja) | 1987-10-08 | 1987-10-08 | かんがい水の取水方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25494487A JPH0195711A (ja) | 1987-10-08 | 1987-10-08 | かんがい水の取水方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0195711A true JPH0195711A (ja) | 1989-04-13 |
JPH0358246B2 JPH0358246B2 (ja) | 1991-09-04 |
Family
ID=17272026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25494487A Granted JPH0195711A (ja) | 1987-10-08 | 1987-10-08 | かんがい水の取水方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0195711A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5841689B1 (ja) * | 2015-08-05 | 2016-01-13 | 株式会社アサヒ建設コンサルタント | 温室 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7288722B1 (ja) * | 2022-12-27 | 2023-06-08 | にいがた制御株式会社 | 圃場群へ供給される水の圧力を制御するシステム及び方法 |
-
1987
- 1987-10-08 JP JP25494487A patent/JPH0195711A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5841689B1 (ja) * | 2015-08-05 | 2016-01-13 | 株式会社アサヒ建設コンサルタント | 温室 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0358246B2 (ja) | 1991-09-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |