JPH01954A - 新規なシアンカプラ−を含有するハロゲン化銀カラ−写真感光材料 - Google Patents

新規なシアンカプラ−を含有するハロゲン化銀カラ−写真感光材料

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JPH01954A
JPH01954A JP62-157310A JP15731087A JPH01954A JP H01954 A JPH01954 A JP H01954A JP 15731087 A JP15731087 A JP 15731087A JP H01954 A JPH01954 A JP H01954A
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cyan coupler
color photographic
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英隆 二宮
増川 豊明
中山 憲卓
宏之 飯塚
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コニカ株式会社
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規なシアンカプラーを含有するハロゲン化
銀カラー写真感光材料に関するものであり、更に詳しく
は、処理適性に優れかつ堅牢で色再現性の良好な色素画
像を得ることのできるハロゲン化銀カラー写真感光材料
に関するものである。
(従来技術) カラー写真の色再現法として一般に行なわれる減色法は
、像様露光された青感性、緑感性及び赤感性の各乳剤層
中のハロゲン化銀を、発色現像液で還元することにより
生成する発色現像主薬の酸化体とカプラーとのカプリン
グ反応によりイエロー、マゼンタ及びシアンの各色素を
形成し、色画像を得るものである。
上記のような発色現像主薬の酸化体と反応して色素を形
成するカプラー、特にシアン色素を形成するカプラーと
しては、一般にはフェノール系シアンカプラー及びナフ
トール系シアンカプラーが用いられているが、特にフェ
ノール系シアンカプラーについては、下記の基本的性質
を満足せしめるため種々の研究がなされてきた。すなわ
ち、■ カプラーの溶媒として高沸点溶媒を使用した系
における分散安定性が良好である。
■ 形成される色素の分光吸収特性が良好、即ち該色素
のスペクトルにおける青及び緑領域に吸収が少なく、吸
収波端がシャープである。
■ 発色性が良好、即ち十分な感度と最高濃度をを有し
、更に公害上好ましくないベンジルアルコールを除去し
ても発色性が良好である。
■ ランニング等により疲労した漂白液あるいは漂白定
着液で処理しても、発色色素の損失、即ち発色効率の低
下(以下「復色不良」と称す)がない。
■ 形成された色素画像が光、熱及び湿気に対して十分
な堅牢性を有する。
等の点である。
上記のような問題点を満たすシアンカプラーを開発する
ため種々の研究が行なわれてきた。例えば、米国特許第
2,801,171号明1ullに記載されているカプ
ラーは発色性には優れているが形成される色素のスペク
トルの青及び緑領域の不整吸収が多く、かつ復色性及び
耐熱性に劣っている。
また、米国特許第2,895,826号、同第2.77
2.162号、同第3.758.308号、同第3.8
39.044号各明細書、特公昭47−37425号、
同48−36894号、特開昭50−130441号、
同50−117422号、同50−130441号、同
50−108841号、同50−120334号、同5
3−109630号、同56−65134号、同59−
46644号等各公報に記載のカプラーの中には発色性
あるいは復色性の点で優れたものもあるが、前記のよう
な不整吸収が多く上記性質をすべて満足できるものはな
い。
特開昭56−’104333号、同58−105229
号、同6〇−159851号等各公報に記載のカプラー
も保存性は良好であるが、上記不整吸収の低減について
は未だ満足できるものではない。
更に、米国特許第2.324.832号、同第2.72
8.660号、同第3,658,537号、同第3,6
32,347号、同第3,762,921号各明細書、
特公昭39−1031号公報に記載の2位にカルバモイ
ル基を有するフェノール系シアンカプラーは、上記のよ
うな不整吸収がなく、吸収波端がシャープであるが、有
機溶媒に対する溶解性が低いため分散性に劣り、かつ復
色性及び色素画像の保存性、特に耐熱性に劣るという欠
点を有している。
上記のように、前記基本性質のすべてに優れたシアンカ
プラーは未だ見出されていなかった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、高感度かつ処理適性、特に復色性に優
れたハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供することに
ある。
本発明の別の目的は、形成される色素画像が堅牢でかつ
該色素画像の分光吸収特性が改良され、この結果色再現
性に°優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供す
ることにある。
更に本発明の目的は、分散性に優れた新規なシアンカプ
ラーを含有するハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の上記目的は下記一般式[11で表わされるシア
ンカプラーを少な(とも1種含有することを特徴とする
ハロゲン化銀カラー写真感光材料によって達成された。
一般式[I] 乙 [式中、Rはアルコキシ基、アリールオキシ基、ヘテロ
環オキシ基、アリール基、アルキルスルホニル基、アリ
ールスルホニル基、アルキルスルホンアミド基、アリー
ルスルホンアミド基及びスルファモイル基から選ばれる
置IIAMを少なくとも1個有するアルキル塁を表わし
、R′は1価の有機基を表わし、2は水素原子又は芳香
族第1級アミン現像主薬の酸化生成物とのカプリング反
応によりl1IIl12可能な基を表わす。nは1又は
2を表わす。] 一般式[I]においてRで表わされるアルキル基として
は、アルコキシ基、アリールオキシ基、ヘテロ環オキシ
基、アリール基、アルキルスルホニル基、アリールスル
ホニル基、アルキルスルホンアミド基、アリールスルホ
ンアミド基、スルファモイル基から選ばれる置換基を少
なくとも1個有する直鎖又は分岐のアルキル基であるが
、該置換基として好ましくは、アルコキシ基、アルキル
基等で置換されたフェノキシ基;アルコキシ基、アルキ
ル基等で置換されたフェニルスルホニル基;アルコキシ
基又はアシルアミノ基、スルホンアミド基等で置換され
たフェニル基等が挙げられる。
上記置換基として更に好ましくは、アルキル基で置換さ
れたフェノキシ基である。
Rで表わされる置換されたアルキル基の置換基を除いた
アルキル基のみの部分の炭素原子数の総和は1〜8個の
範囲内の値であることが好ましく、置換基を含んだアル
キル基の炭素原子数の総和は12〜40個の範囲内にあ
ることが好ましいう一般式[I]においてR′で表わさ
れる1価の有機基としては、好ましくは電子供与基であ
り、このような電子供与基としては、例えば「薬物の構
造活性相関」、(南江堂、第96〜103頁、1979
年)に記載されているハメットのσp値が負の数である
ものが挙げられ、更に好ましくは、ハメットのσρ値が
−0,3以下の値を有する基である。
R′で表わされる有機基の好ましい例としては、アミノ
基、アルキル基、アルコキシ基、ウレイド基、ベンズア
ミド基等であり、これらは置換基を有するものも含む。
更に好ましくは、置換基を有するアミノ基又は分岐のア
ルコキシ基、ベンジルオキシ基等である。
また、R′で表わされる有機基が有する炭素原子数の総
和は好ましくは1〜32個である。
一般式[I]においてnは1又は2を表わし、nが2で
ある時は2つのR′は各々同じであってもよいし異なっ
ていてもよい。
また前記一般式[I]において2が表わすカプリング反
応により脱離可能な基は、例えばハロゲン原子(具体的
には塩素、臭素、フッ素等の各原子)、酸素原子、硫黄
原子または窒素原子が直接カプリング位に結合している
脱離可能な基、例えばアルコキシ基、アリールオキシ基
、スルホニルアルコキシ基、カルバモイルオキシ基、カ
ルバモイルメトキシ基、アシルオキシ基、スルホンアミ
ド基、トリアゾリルチオ基、テトラゾリルチオ基、テト
ラゾリル基、カルボニルオキシ基、コハク酸イミド基等
を挙げることができる。
更にこれらの基の具体的な例としては、例えば米国特許
第3.476、563号、同3,227,554号各明
細書、時開[47−37425号、特公昭48−368
94号、特開昭50−10135号、同 50−117
422号、同50−130441号、同 51−108
841号、同 50−120334号、同52−183
15号、同53−52423号、同 53−10522
6号、同54−14736号、同54−48237号、
同55−32071号、同55−65957@、同56
−1938号、同56−12643号、同56−271
47号等の各公報に記載されている。
Zで表わされる基として好ましくは、水素原子、ハロゲ
ン原子又は置換基を有するアルコキシ基、置換基を有す
るアリールオキシ基等であり、更に好ましくは塩素原子
又はそれぞれ置換基を有するカルバモイルメトキシ基、
スルホニルアルコキシ基、フェノキシ基等である。
以下に一般式[I]で表わされるシアンカプラーの具体
的化合物を例示するが、本発明は以下の化合物に限定さ
れるものではない。
上記のような一般式[I]で示されるカプラーは一般に
下記反応によって合成することができる。
上記反応において化合物(b)は化合物<a >をエス
テル化することによって得られ、化合物<a >は市販
されている試薬を使用することもできるが、一般にコル
ベ反応として知られている反応によってカルボキシル基
を導入するがまたはサリチル酸に種々の反応を行なって
R′を導入して得ることもできる。
反応(1)はアミンと酸の反応として一般に知られてい
る反応が利用できる。例えば化合物(a )の酸クロラ
イドを合成し、塩基の存在下もしくは無塩基下でアミン
(C’)と反応させたり、N。
N′−ジシクロへキシルカルボジイミド(以下rDCC
Jと記す。)で直接脱水することにより目的物が得られ
る。反応(2)は無溶媒下または沸点が100℃以上の
高沸点溶媒下で脱フエノール反応を行なうことにより行
なわれる。
反応(3)はR′を導入する反応であり、Xはヒドロキ
シ基、アミノ基等の求核性基であり、Yはハロゲン化ア
ルキル、酸クロライド、ウレタン等の反応試薬である。
通常は塩基の存在下で反応させる。
2が水素原子ではなく前記のような離脱基である時、そ
の導入は上記反応(1)又は(2)の後に行なってもよ
く、それらの合成は前述のカプラーに関する特許公報等
を参考にして行なうことができる。
以下、本発明の一般式[I]で表わされるシアンカプラ
ーの具体的な合成例を示す。
合成例1 (例示カプラー18の合成)反応スキーム 中間体(e)の合成 100gの4−アミノーサリチル酸(d>と220gの
4− (2,4−ジーtcrt−アミルフェノキシ)ブ
チルアミンを1更のジオキシンに溶解し、該溶液に撹拌
下至温にて135gのDCCをジオキサン2001gに
溶解した溶液を滴下する。滴下後3時間苗温にて撹拌し
、析出したウレアを濾過して溶媒を留去後、カラムクロ
マ]・グラフィーにより精製し、280Qの中間体(e
)カラメルを得た。
pD−Massにより中間体(e )の構造を確認した
例示カプラー18の合成 60gの中間体(e )を200−のアセトニトリルに
溶解し、20oの塩化ベンゾイルを加えて2時間加熱還
流を行なった。
反応俊溶媒を留去し、酢酸エチルとヘキサンの混液から
再結晶し、48oの例示カプラー18の結晶を得た。N
MRS IR%FD−Mass により得られた結晶の
構造を1m認した。
融点179〜180℃ に! (例示カプラー7) 中間体(a)の合成 620の2.4−ジヒドロキシ安息香酸と130gの4
−(2,4−ジーtert−アミルフェノキシ)ブチル
アミンを500tのジオキサンに溶解し、該溶液に撹拌
下!温にて85gのDCCをジオキサン100−に溶解
した溶液を滴下する。w4下後3時@空温撹拌し、析出
したウレアを濾過して溶媒を留去、後、カラムクロマト
グラフィーによりR製し、138gの中間体(Q )を
得た。
FD−Massにより中間体(Q )の構造を確認した
例示カプラー7の合成 60aの中間体(g)と18gのイソプロピルブロマイ
ドを2001gのN、N−ジメチルホルムアミドに溶解
し6gの水酸化ナトリウムを加えて80℃〜100℃で
101I間反応させた。水あけして酢酸エチルで抽出後
カラムクロマトグラフィーにより精製し、得られた23
0のカラメルを1001(lの酢酸エチルに溶解し、1
0gのN−クロルコハク酸イミドを加えて3時間加熱還
流を行なった後、水洗し、酢酸エチルとヘキサンの混液
から再結晶して例示カプラー7の白色結晶17gを得た
NMR,IR,FD−Massにより得られた白色結晶
の構造を確認した。
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料における一般
式[I]で表わされるシアンカプラーの使用量は、ハロ
ゲン化銀1モル当たり0.001〜0.5モルが好まし
い。
また、本発明のシアンカプラーは前記化合物を単独で用
いることもできるが、別のフェノール系又はナフトール
系シアンカプラーと併用することもできる。このような
場合、用いる別のフェノール系又はナフトール系シアン
カプラーの使用量は本発明のシアンカプラー1モルに対
し、0.1〜10モルが好ましい。
本発明のシアンカプラーはハロゲン化銀写真感光材料に
おいては、乳剤層にも非乳剤層にも使用することができ
るが、特に、赤感性乳剤層中に使用するのが好ましい。
本発明のシアンカプラーは、固体分散法、ラテックス分
散法、水中油滴型乳化分散法等種々の方法を用いてハロ
ゲン化銀写真感光材料へ添加することができる。例えば
水中油滴型乳化分散法は、シアンカプラーを通常、沸点
約150℃以上の高沸点有機溶媒に、必要に応じ低沸点
、及び/または水溶性有機溶媒を併用して溶解し、ゼラ
チン水溶液などの親水性、バインダー中に界面活性剤を
用いて乳化分散した後、目的とする親水性コロイド層中
に添加すればよい。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、例えばカラーの
ネガ及びポジフィルム、ならびにカラー印画紙などに適
用することができるが、とりわけ直接観賞用に供される
カラー印画紙に適用した場合に本発明の効果が有効に発
揮される。
このカラー印画紙をはじめとする本発明のハロゲン化銀
写真感光材料は、単色用のものでも多色用のものでも良
い。多色用ハロゲン化銀写真感光材料は、減色法色再現
を行うために、通常は写真用カプラーとして、マゼンタ
、イエロー、及びシアンの各カプラーを含有するハロゲ
ン化銀乳剤層ならびに非感光性層が支持体上に適宜の層
数及び層順で積層した構造を有しているが、該層数及び
層順は重点性能、使用目的によって適宜変更しても良い
本発明の写真感光材料に用いられるイエローカプラーと
しては、例えばベンゾイルアセトアニリド系及びピバロ
イルアセトアニリド系化合物などが挙げられ、その具体
例は米国特許用2,875,057号、同第3,265
,506号、同第3,408.194号、同第3.55
1,155号、同第3.582.322号、同第3,7
25,072号、同第3,891,445号、西独特許
用1.547.868号、西独出願公開第2,219.
917号、同第2,261,361号、同第2,414
,006号、英国特許用1,425,020号、特公昭
51−10783号、特開昭47−26133号、同4
8−73147号、同51−102636号、同50−
6341号、同50−123342号、同 50−13
0442号、同51−21827号、同5G−8765
0号、同52−82424号、同52−115219号
などに記載されている。
本発明の写真感光材料に用いられるマゼンタカプラーと
しては、例えば5−ピラゾロン系カプラー、ピラゾロベ
ンツイミダゾール系カプラー、ピラゾロトリアゾール系
カプラー、開鎖アシルアセトニトリル系カプラーを用い
ることができる。このようなマゼンタカプラーの具体例
としては、特公昭40−6031号、同40−6035
号、同45−40757号、同47−27411号、同
49−37854号、特開昭50−13041号、同5
1−26541号、同51−37646号、同 51−
105820号、同52−42121号、同53−12
3129号、同 53−125835号、同 53−1
29035号、同54−48540号、同56−292
36号、同56−75648号、同57−17950号
、同57−35858号、同57−146251号、同
59−99437明細公報、英国特許用1.252,4
18号、米国特許用2.Boo、788号、同第3、0
05.712号、同第3.062.653号、同第3,
127,269号、同第3,214,437号、同第3
,253.924号、同第3.311 、476号、同
第3,419,391号、同第3,519.429号、
同第3,558,319号、同第3.582.322号
、同第3,615,506号、同第3.658.544
号、同第3,705 、896号、同第3,725,0
67号、同第3,758,3.09号、同第3,823
.156号、同第3,834,908号、同第3,89
1.445号、同第3,907,571号、同第3,9
26,631号、同第3,928,044号、同第3,
935,015号、同第3,960.571号、同第4
,076.533@、同第4.133.686号、同第
4,237,217号、同第4,241,168号、同
第4,264、723号、同第4,301,235号、
同第4,310,623号各明細Q書等に記載されたも
のが挙げられる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いられるハロゲ
ン化銀乳剤には、ハロゲン化銀として臭化銀、沃臭化銀
、沃塩化銀、塩臭化銀、及び塩化銀等の通常のハロゲン
化銀乳剤に使用される任意のものを用いることができる
本発明のハロゲン化銀乳剤は、硫黄増感法、セレン増感
法、還元増感法、貴金属増感法などにより化学増感され
る。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、写真業界において、増感
色素として知られている色素を用いて、所望の波長域に
光学的に増感できる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、色カブリ防止
剤、硬膜剤、可塑剤、ポリマーラテックス、紫外線吸収
剤、ホルマリンスカベンジャ−1媒染剤、現像促進剤、
現像遅延剤、蛍光増白剤、マット剤、滑剤、帯電防止剤
、界面活性剤等を任意に用いることができる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、通常のハロゲン
化銀写真感光材料の処理と同様種々のカラー現像処理を
行うことにより画像を形成することができる。
(実施例) 以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本発明の実論
の態様はこれらに限定されない。
実施例−1 ハロゲン化銀乳剤の調製 中性法、同時混合法により、表−1に示す6種類のハロ
ゲン化銀乳剤を調製した。
表−1 車1 ハロゲン化銀1モル当り2[1g添加*2 ハロ
ゲン化#11モル当り5X10−”モル添加弓 ハロゲ
ン化銀1モル当り0.9ミリモル添加t4  ハロゲン
化M1モル当り0.7ミリモル添加$5 ハロゲン化銀
1モル当り0.2ミリモル添加それぞへのハロゲン化銀
乳剤は化学増感終了後に乳剤安定剤として下記に示す5
TB−1をハロゲン化銀1モル当り、5 X 10−3
モル添加した。
ハロゲン化銀カラー写真感光材料試料の作製次いで以下
の層1〜7を両面をポリエチレンで被覆した紙支持体上
に順次塗設(同時塗布)し、ハロゲン化銀カラー写真感
光材料試料1〜8を作製した。(なお、以下の実施例に
おいて、添加mは感光材料1f当りの量で示す。) 1!11・・・・・・ゼラチン(1,2g)と、0.2
9g(銀換算、以下同じ)の青感光性ハロゲン化銀乳剤
(El−1)と、0.75gのイエローカプラー(Y−
1)、0.3gの光安定剤5T−1及び0.015(+
の2,5−ジオクチルハイドロキノン(HQ−1)を溶
解した0、3gのジノニルフタレート(DNP)とを含
有している層。
層2・・・・・・ゼラチン(0,9(] )と0.04
gのHQ−1を溶解した0、 2+IIのDOP (ジ
オクチルフタレート)とを含有している層。
113・・・・・・ゼラチン(1,4(] )と、0.
2gの緑感光性ハロゲン化銀乳剤(Ei−2)と、0.
66+I+のマゼンタカプラー(M、−1)、0.25
9の光安定剤5T−2および0.01+7のHQ−1を
溶解した0、5りのDOPと、619の下記フィルター
染料Al−1とを含有している層。
層4・・・・・・ゼラチン< 1.2a )と下記の0
.6gの紫外線吸収剤UV−1及び0.05QのHQ−
1を溶解した0、3gのDNPとを含有している層。
層5・・・・・・ゼラチン(1,4o )と0.20g
の赤感光性ハロゲン化銀乳剤(Elm−3)と、表2に
示した各1.06ミリモルのシアンカプラー、0.01
gのHQ−1及び0.3gの5T−1を溶解した0、3
gのDOPとを含有している層。
層6・・・・・・ゼラチン(1,1g)と0.2gのU
V−1をWiWした0、2g(7)DOPと、5II1
gの下記フィルター染料Al−2とを含有している層。
H7・・・・・・ゼラチン(1,0!+ )と、o、 
osgの2゜4−ジクロロ−6−ヒトロキシトリアジン
ナトリウムとを含有している層。
(ST−1) v−i I−1 l−2 Nt○3SCFi2NHυ  OH (Y−1) (M−1) 得られた試料を感光針KS−7型(小西六写真工業社製
)を使用してウェッジ露光後、以下の発色現像処理工程
にしたがって処理した後、光学濃度計(小西六写真工業
社製PDA−65型)を用いて赤感性乳剤層の比感度及
び最高濃度(Dmax)を測定した。
また、シアン色素画像の濃度が1.0のときの42On
l!および550nllにおける濃度、すなわちり。
およびDGを測定した。
また、得られた試料を85℃、60%の相対湿度条件下
で20日間保存し、初濃度1.0における色素画像の残
存率(%)を求めることにより暗退色性を評価した。
また、比感度は試料N0.1の感度を100とする相対
値で示した。
上記結果を表−2に示す。
[処理工程] 温  度        時  開 発色現像  34.7±0.3℃   45秒漂白定着
  34.7±0.5℃   50秒安定化    3
0〜34℃    90秒乾   燥     60〜
80℃      60秒[発色現像液] 純水               a o o mj
2トリエタノールアミン         8gN、N
−ジエチルヒドロキシアミン  5g塩化カリウム  
           2gN−エチル−N−β−メタ
ン スルホンアミドエチル−3−メチル −4−アミノアニリン硫酸塩      5gテトラポ
リリン酸ナトリウム      2g炭酸カリウム  
          30 Q亜硫酸カリウム    
      0.2g蛍光増白剤(4,4’ −ジアミ
ノ スチルベンジスルホン酸誘導体>     1純水を加
えて全量をiIlとし、p)110.2に調整する。
[漂白定着液] エチレンジアミンテトラ酢酸第2鉄 アンモニウム2水塩         so gエチレ
ンジアミンテトラ酢1     3Q    上チオ硫
酸アンモニウム(10%溶液)   1001j2亜硫
酸アンモニウム(40%溶液)   27.5m炭酸カ
リウム又は氷酢酸でpH5,7に調整し水を加えて全量
を11とする。
[安定化液] 5−クロロ−2−メチル−4− イソチアゾリン−3−オン      1g1−ヒトO
キシエチリデンー1.1 −ジホスホン酸           29水を加えて
12とし、硫酸又は水酸化カリウムにてpHを7.0に
調整する。
ヒ較カプラー 表2の結果から明らかなように、従来用いられているカ
プラー(C−1)を使用した試料1は感度、最高濃度は
高いがDa 、Daども不整吸収は大きく暗退色性も悪
い。暗退色性の良い試料2及び4も不整吸収が大きく感
度も充分ではない。
また試料NO33は不整吸収はかなり改善されるが分散
安定性、発色性及び暗選色性が劣る。−力木発明のカプ
ラーを用いた試料5〜8は発色性、不整吸収、暗退色性
共に高いレベルを示しており優れたカラー感光材料であ
ることが判る。
実施例−2 実施例−1で作製したハロゲン化銀カラー写真感光材料
のHlの青感光性ハロゲン化銀乳剤を表−1のEm−4
に、l13の緑感光性ハロゲン化銀乳剤を表−1のEm
−5に、!II5の赤感光性ハロゲン化銀乳剤を表−1
のE+g −6にそれぞれ代え、層5に表−3に示すシ
アンカプラーを用いる以外はすべて実施例−1と同様に
してハロゲン化銀カラー写真感光材料N099〜13を
作製した。
得られた試料を感光針KS−7型(小西六写真工業製)
を使用してウェッジ露光後、以下の発色現像処理工程に
したがって処理した。
[処理工程] 発色現像   3分30秒  温度33℃漂白定着  
 1分30秒  温度33℃水   洗     3分
        温度33℃発色現像液処方 N−エチル−N−β−メタン スルホンアミドエチル−3− メチル−4−アミノアニリン硫酸塩  4.9Qヒドロ
キシルアミン硫酸塩       2.OQ炭酸カリウ
ム            25.0 (1臭化ナトリ
ウム           0.6g無水亜硫酸ナトリ
ウム        2.OQベンジルアルコール  
        13−ポリエチレングリコール (平均重合度400)           3.0d
水を加えて11とし、水酸化ナトリウムでpH10,0
に調整する。
漂白定着液処方 エチレンジアミンテトラ酢酸鉄 ナトリウム塩            6.0クチオ硫
酸アンモニウム        100g重亜硫酸ナト
リウム         10 Qメタ重亜硫酸ナトリ
ウム        3g水を加えて1Nとし、アンモ
ニア水でp)−17,0に調整する。
一方、漂白定着液に5gのハイドロサルファイドナトリ
ウムを加えて漂白刃を減じたものを疲労漂白定着液(以
下「疲労BFJと記す。)として復色性を調べた。
すなわち発色現像後、新液漂白定着液(以下rfrBF
Jと称す。)と疲労漂白定着液の2種の漂白定着処理を
施し、得られたシアン色素の最大濃度を比較し以下の式
により復色性(%)を算出、した結果を表3に示す。
疲労BFの最大濃度 復色性(%)−xio。
新BFの最大濃度 比較カプラー 表3 表3から明らかなように比較カプラーを用いた試料9及
び10は復色性が不充分であることが判る。特に試料1
0は最大濃度の絶対値が低く実用的ではない。
一方、本発明のカプラーを用いた試料11〜13は優れ
た発色性と復色性を有していることが判る。
(発明の効果) 以上詳細に述べたように、一般式[I]で表わされる新
規なシアンカプラーを含有することにより、高感度かつ
処理適性、特に復色性に優れたハロゲン化銀カラー写真
感光材料が得られる。
また、上記シアンカプラーを含有することにより、形成
される色素画像が堅牢でかつ分光吸収特性が改良され、
この結果優れた色再現性を有するハロゲン化銀カラー写
真感光材料が得られた。
特許出願人 小西六写真工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記一般式[ I ]で表わされるシアンカプラーを少な
    くとも1種含有することを特徴とするハロゲン化銀カラ
    ー写真感光材料。 一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rはアルコキシ基、アリールオキシ基、ヘテロ
    環オキシ基、アリール基、アルキルスルホニル基、アリ
    ールスルホニル基、アルキルスルホンアミド基、アリー
    ルスルホンアミド基及びスルファモイル基から選ばれる
    置換基を少なくとも1個有するアルキル基を表わし、R
    ′は1価の有機基を表わし、Zは水素原子又は芳香族第
    1級アミン現像主薬の酸化生成物とのカプリング反応に
    より離脱可能な基を表わす。nは1又は2を表わす。]
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