JPH0195428A - 開閉器の消弧装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば電気回路を速断する電力用速断器の
消弧室を収納する圧力容器に関するものである。

〔従来の技術〕

第４図は、例えば実開昭５９−８８８４２号公報に示さ
れた従来のバッファ形ガス開閉器が開極状態にある消弧
室断面である。（１）は下部タンクで、操作機構（図示
せず）に連結した三相軸（図示せず）およびこの三相軸
に各相おのおの固着され絶縁ロッド（５）に連結された
レバー（図示せず）を収納し、下部７ランジ（２）に取
付られている。（３）は絶縁筒で、その内部には消弧部
材（４）と共に消弧性ガス例えばＳＦ、ガスが収納され
ている。また、絶縁筒（３）は、内側にアークに耐して
強い材料（８ａ）、外側は通常の材料（８ｂ）の二重構
造となっている。下部タンク（１）に収納され九三相軸
のレバー（図示せず）に連結された絶縁ロッド（５）の
他端には、通常可能なピストンロッド（６）がＡＢ力方
向ｒＩｔ線運動自在に取付られている。ピストンロッド
（６）の他端は、円板状のピストン（７）及び可動コン
タクト（８）が固着されている。ピストン（７）は、絶
縁筒（３）の内壁を摺動し、下部空間（９）及び上部空
間αＯに存る消弧性ガスを圧縮または膨張させることが
できる。ピストン（７）には、可動コンタクト（８）と
同心的に配置された絶縁ノズ／Ｌ’（ロ）がノズル押え
υを介して、取付られている。（至）は固定コンタクト
で、可動コンタクト（８）と接触することで閉極状態を
成す。又ピストンロッド（６）の中間部は、摺動コンタ
クトα◆と通電可能に接触している。

次に動作について説明する。投入指令が発せられると、
操作機構に蓄勢されていたエネルギーが、三相軸（図示
せず）を介して絶縁ロッド（５）に直線運動として伝え
られる。投入動作において、絶縁ロッド（５）は、入方
向に押し上げられる。この行程が進み、可動コンタクト
（８）と固定コンタクト（至）と接触終了位置で閉成状
態となる。又閉成状態から開成状態にさせるには、上記
動作と逆方向の経過をたどれば開極状態となる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の開閉器の消弧装置は、以上のように構成されてい
たので、ピストンが偏心して動作した場合、摺動コンタ
クトに均等に圧力が負荷されなくて、短絡電流のような
大きな電流が流れた場合、軽負荷部分で発弧するなどの
現象があった。又電流を遮断した場合に発生する遮断栓
が摺動コンタクトに付着し接触不良及び摺動摩擦が増加
し、動作不良の原因となっていた。

この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、短絡電流のような大きな電流でも安定して
通電することができしかも、遮断栓が摺動コンタクトに
付着するのを防止し、接触不良及び動作不良の原因を排
除するような開閉器の消弧装置を得ることを目的とする
。

〔問題点を解決するだめの手段〕

この発明に係る消弧装置は、ピストンの外周に同心円状
に取付られた摺動コンタクトの接触力が、ピストンと円
筒状導体常に均−加わるように、ピストンの軸方向の両
端部にピストンリングを取り付けたものである。

〔作用〕

この発明においては、摺動コンタクトの接触力が均一化
するので、摺動コンタクトの通電容量を有効に利用する
ことができると共に、遮断栓が摺動コンタクトに付着す
るのを防止し、接触不良及びＹ＃ＪＪ作不良の原因を排
除する。

〔発明の５ｊ！施例〕 以下、この発明の一実施例について、説明する。

第１図は、開閉器の開極状態及、第２図は閉成状態の消
弧部断面を示す図であシ、第８図は、閉成状態における
ピストン（７）部を詳細に示した断面図である。（１）
〜（ホ）は、上記従来装置と同様なものであるので説明
を省略する０例えばテフロンからなる２個の断面角状の
ピストンリングムは、摺動コンタクトａ４をはさみ、ピ
ストン（７）の外周部の長手方向両端部近傍にピストン
（７）と同心円状に設けられた円周溝内に取付られてい
る。そのピストンリング４は、その外周部が円筒状導体
（至）と密着し、ピストン（７）が円筒状導体（至）の
内面を低摩擦で摺動可能にせしめる部材である。

上記のように構成された開閉器において、開閉器の閉成
状態における電流通路は、上記端子（至）→固定電極（
２）→可動電極α・→ピストン（７）→摺動コンタク）
（１◆→円筒状導体（至）→下部端子ａηとなっている
。上記のような経路を通じて電流が流れているが、引外
し指令が発せられる（例えば、事故電流が流れた場合）
と操作機構（図示せず）に蓄勢されていた引はずしエネ
ルギーが消弧部の可動系部材をＢ方向に運動させようと
するエネルギーに変換され、可動系部材はＢ方向に運動
する。そこでピストン（７）は、下部空間（９）内の消
弧性ガスを圧縮すると共に、上部空間ａＯ内の消弧性ガ
スを膨張させる。又可動系部材がＢ方向に運動するに共
い、電流径路を構成する固定室ｉ（至）とアークコンタ
クト（８）の間にアークが発生する。これらの作用によ
シ、下部空間（９）の消弧性ガスの圧力が他の空間の圧
力より高くなる。電流零点近傍においてアークに依る消
弧性ガス空間の圧力上昇がなくなると、消弧性ガスは、
圧力の高い下部空間（９）から圧力の低い空間（例えば
、ピストン（７）の通気穴（７ａ）から流出したガスは
ノズ／ｌ／（ロ）及び固定ｔｗｉ（至）を径路して上部
タンクｎへ流れる他、ピストン（７）を径路して下部タ
ンク（１）へも流れる。）へ流れる。ピストン（７）と
円筒状導体α０の隙間は、ピストンリング勾により下部
空間（９）と上部空間αＯに遮蔽されているので、下部
空間内の消弧性ガスは固定電極（至）とアークコンタク
ト（８）に発生しているアーク部分を経由する。従って
、アークは冷却され、拡散消弧し、これによ＃）Ｍ、流
経路が遮断され、電流遮断が完了する。そのアークの消
弧過程で消弧性ガヌとノズμα店、固定電極（２）及び
アークコンタクト（８）の物質が反応して化合物が生成
され、摺動コンタクトα◆部に侵入しようとするが、ピ
ストンリング（２）と円筒状導体Ｏ０の密着性がよいの
で侵入しない、又第８図で、上記ピストンリング（２）
が円筒状導体（至）の内面に沿って移動するので、ピス
トン（７）のＡ　０Ｂ方向の運動に共うＥ←Ｆ方向の倒
れも防止でき、摺動コンタク）　Ｑｌと円筒状導体（ハ
）の接触力を各部分において均一にし摺動コンタクトへ
４の通電容量を有効に利用出来る・ 閉路時においては、消弧部の可動系部材は、上記動作と
逆方向に運動し、固定電極（至）と可動コンタク）　Ｑ
ｌの接触によシ、電流経路が形成される。

次に、この発明の他の実権例について説明する・上記実
権例では、ピストンリング勾の断面は角状のものであっ
たが、円状、Ｖ形の形状のものでも同様な効果を有する
ことは、いうまでもない。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、ピストンにピストン
リングを付るという簡単な構造で通電性能の安定した消
弧装置が得られるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施による速断器の開極状態に
おける消弧部所面図、第２図は、上記の閉成状態におけ
る消弧部所面図、第８図は、閉成状態の消弧部詳細断面
図であシ、第４図は、従来の遮断器の開極状態における
消弧部所面図である。 図において、（７）はピストン、（８）はアークコンタ
クト、（至）は固定コンタクト、α◆は摺動コンタクト
、（至）は円筒状導体、Ｑｌは可動コンタクトである。 なお、図中、同一符号は、同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固定接触子とこの固定接触子の軸心と共通の軸心を有し
   て略円筒状に配置された前記固定接触子に接離する可動
   接触子と、この可動接触子を保持するピストンと、この
   ピストンの外周部と微小なスキマを有して対向する摺動
   面を前記可動接触子の動作方向に沿つて所定の長さを有
   し前記ピストンと共に蓄圧空間を形成するシリンダーと
   を少なくとも備え、前記シリンダーの内面に対向する前
   記ピストンの外周部に前記シリンダ内面と摺接する摺動
   接触子を備え、前記ピストンの軸方向の両端部近傍にほ
   ぼ全周にわたつて前記シリンダー内面と摺接するピスト
   ンリングを装着したことを特徴とする開閉器の消弧装置
   。