JPH0194908A

JPH0194908A - ストレーナ

Info

Publication number: JPH0194908A
Application number: JP62253209A
Authority: JP
Inventors: Masakazu Fujimoto; 正和藤本; Osayuki Inoue; 修行井上
Original assignee: Ebara Corp
Current assignee: Ebara Corp
Priority date: 1987-10-06
Filing date: 1987-10-06
Publication date: 1989-04-13
Also published as: JPH0321206B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、河川水、生活排水、原油、七′の他の油、ケ
ロシン、ガソリン、各種化学薬液や各種ガスなどの自動
洗浄に用いられる廃液等の流体のストレーナ−に関する
ものである。

〔従来技術〕

従来のストレーナ−は流体流路中に介在させる流出入口
のある円筒ケーシングに多孔性の円筒エレメントを固定
内装し、きらに除滓のために前記円筒エレメントの内周
にそって回転させながら昇降動するブラシを設け、この
ブラシで円筒エレメントの表面をブラッシング洗浄する
ことと、円筒エレメント中に昇降自在に多孔性の押さえ
盤を設け、該押さえ盤で液中に浮遊している捕捉物を下
方に押し下げエレメントの下部からスラッジ溜りへ押込
み排除することが知られている。

また、多孔性の円筒エレメントを回転させ、濾過面に逆
洗ポートを相対的に回転接触関係を作成し、逆洗水を導
入して濾過面を定期（タイマ又は出入口差圧）清掃する
方式（特公昭６１−４１２４２号公報）も知られている
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら上記従来のストレーナ−では、ブラシの回
転機構のほかに昇降機構も必要となって構造が複雑であ
るばかりか、主流路を流過する流体が受ける抵抗が大で
あるし、押さえ盤が網又は多孔板を用いても下降時には
押さえ盤を通過する液体の抵抗が大きなものを必要とし
省エネルギー対策上問題があった。

また、上記従来例では、濾過面の異物除去には有効であ
るが、濾過二次側面に成長してくるスライムやスケール
の除去ができないため、河川水、生活水等のようにスラ
イム生成傾向の液体や温泉水等のスケール生成傾向の流
体では従来の濾過−次側面だけの異物除去では、濾過二
次側面に成長した異物を除去できず経時的に流路の閉室
を招くという問題があった。

また、逆洗部を区画化しないと洗浄力が不足する為、構
造が複雑となると共に、逆洗用ポンプ等の別動力を必要
とし、製品のシステムコストが増加するという問題があ
った。

また、特公昭６１−４１２４２号の例ではＬ型のカッタ
ーをエレメント部に配置した構成が示されているが、濾
過−次側の区画面に設けてあ、る為、髪毛等の繊維質の
切断機能が小さい欠点があった。

本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、上記問題点
を除去し、構造が簡単で濾過−次側及び二次側の異物の
除去が確実で、且つ駆動力が小さくて済む省エネルギー
型のストレーナを提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するため本発明は、流体流路中に連結
されケーシングに多孔性の円筒エレメントと該円筒エレ
メントの内周及び外周面に沿って接触するブラシとを内
蔵し、円筒エレメントが円筒中心の回転軸に連動して回
転するように構成し、該円筒エレメントの軸方向の長さ
略全長にわたって配置すると共に該円筒エレメントに対
し内外面ブラシが相対的に回転接触するように配置した
ことをを特徴とする。

また、円筒エレメントの内外周に配置されたブラシが内
外周面円筒方向に複数に分割されて配置されたことを特
徴とする。

また、円筒エレメント外周に備えたブラシが先端鋭利な
金属板であり、該円筒エレメントを通過し外周面上に突
出した異物を切削するように相対的に回転接触許せて配
置したことをを特徴とする。

また、円筒エレメント内周に配置したブラシが先端鋭利
な金属板であり、該円筒エレメント内壁に付着した異物
を切削するように相対的な回転接触させて配備したこと
を特徴とする。

〔作用〕

ストレーナを上記の如く構成することにより、円筒エレ
メントの軸方向の長さ略全長にわたって、内外面ブラシ
が相対的に回転接触するようになっているから駆動部が
円筒エレメントの駆動だけとなり構造が極めて簡単にな
る共とに、駆動力も小さくて済み、省エネルギーとなる
。

また、円筒エレメントの内外周にブラシが配置されてい
るため、異物が効果的に除去され流路の閉室がなくなる
。更に円筒エレメントの内外周にブラシを複数に分割さ
せて設けることにより、異物の除去はさらに効果的にな
る。

また、円筒エレメント外周及び内周に備えたブラシが先
端鋭利な金属板であり、円筒エレメントを通過或いは内
壁に付着した異物を切削するので、髪毛等のｍ維質の異
物の切断除去が効果的になる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面の簡単な説明する。

第１図は本発明に係るストレーナの構造を示す縦断面図
、第２図は第１図のＡ−Ａ線上断面矢視図である。同図
において、４は円筒状で上端に蓋板３が設けられ、下部
に傾斜した底板５が設けられたケーシング４であり、該
ケーシング４の上部には廃液等の流体が流入する流入ノ
ズル１が設けられ下部には排出ノズル２が設けられてい
る。該ケーシング４には多数の孔が形成された円筒エレ
メント１５が配設されており、該円筒エレメント１５は
駆動軸１３に固定されている。該駆動軸１３はその上端
部がラジアル軸受７に、下端がラジアルスラスト軸受８
により回転自在支持され、更に上端が駆動モータ１４の
回転軸に連結されている。

６は円筒エレメント５の内周面に垂直に摺接するブラシ
であり、６′は円筒エレメント５の内周面に傾斜して接
するブラシである。該ブラシ６゜６′はケーシング４の
底板５に下端が固定された支持部材９にブラケット１２
により固定されており、円筒エレメント１５が駆動軸１
３により回転することにより相対的に円筒エレメント１
５の内周面を摺接するようになっている。

１１はその先端が円筒エレメント１５の外周面に摺接す
るブラシで、該ブラシ１１はブラケット１２でケーシン
グ４の内面に固定されている。

また、１６はケーシング４の底部に堆積された異物を排
出ノズル１７を通して外部に排出するためのブロー弁１
６である。また、ケーシング４は支持脚１８で支持され
ている。

上記構成のストレーナにおいて、流入ノズル１によりケ
ーシング４内に流入し異物を含む流体は、円筒エレメン
ト１５の多孔を通過する際その中の異物が除去きれ、排
出ノズル２を通って排出される。この際異物は円筒エレ
メント１５の内周面に付着しているから、円筒エレメン
ト１５の回転により相対的に回転しその先端が円筒エレ
メント１５の内周面を摺接するブラシ６．６′により掻
落とされ、底抜５上に堆積する。

また、円筒エレメント１５の外周表面に形成されるスケ
ールやスライム等は、円筒エレメント１５が回転するこ
とにより、先端がその外周面に摺接するブラシ１１によ
り、除去される。

上記のようにして除去された底板５の上に堆積した異物
は、定期的にブロー弁１６を開放し外部に排出する。

上記構成のストレーナにおいて、円筒エレメント１５の
ブラシ６．６′及びブラシ１１はケーシング４内に流入
する流体の性状により、汚泥、スライム等の軟性の異物
を多く含むものに対しては、ナイロン等の毛ブラシを使
用することが好ましい。また、繊維、髪毛、ビニール紐
等を含む流体に対しては、捕捉した異物の切断を配慮し
、金属刃状の構造とすることが好ましい。特に、円筒エ
レメント１５の外周面に突き出した繊維は、該金属刃状
のブラシ１１で切断することが好ましい。また、円筒エ
レメント１５の内面に摺接するブラシ６′は除去する異
物の排出を容易にするために、傾斜させて円筒エレメン
ト１５の回転方向に対して、下方に異物を推し下げるよ
うに構成しているが、ブラシ６゛は螺旋状として強制的
に下方に異物を推し下げるように構成してもよい。

また、円筒エレメント１５の外周面に接するブラシ１１
は、第２図では外周方向２ケ所で接するように構成した
が、スケールスライム生成が激しい場合や、円筒エレメ
ント１５の駆動を増強する為、その回転数を下げたい場
合には、３個所或いは第３図に示すように４個所という
ように放射状に増やして構成するとよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、下記のような優れ
た効果が得られる。

■ストレーナを上記の如く構成することにより、円筒エ
レメントの軸方向の長さ略全長にわたって、内外面ブラ
シが相対的に回転接触するようになっているから駆動部
が円筒エレメントの駆動だけとなり構造が極めて簡単に
なると共に、駆動力も小きくて済み、省エネルギーとな
る。

■また、円筒エレメントの内外周にブラシが配置されて
いるため、円筒エレメントの内外周面の異物を効果的に
除去することができ、流路の閉室を防止できる。更に円
筒エレメントの内外周にブラシを複数に分割されて設け
ることにより、異物の除去はさらに効果的になる。

■また、円筒エレメント外周及び内周に備えたブラシが
先端鋭利な金属板であり、円筒エレメントを通過或いは
内壁に付着した異物を切削するので、髪毛等の繊維質の
異物の切断除去が効果的になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るストレーナの構造を示す縦断面図
、第２図は第１図のＡ−Ａ線上断面矢視図、第３図は本
発明に係るストレーナの他の構造を示す平面図（第１図
のＡ−Ａ線上断面矢視図に相当）である。図中、１・・・・流入ノズル、２・・・・排出ノズル、
３・・・・蓋板、４・・・・ケーシング、５・・・・底
板、６．６′・・・・ブラシ、７・・・・ラジアル軸受
、８・・・・ラジアルスラスト軸受、９・・・・支持部
材、１０・・・・ブラケット、１１・・・・ブラシ、１
２・・・・ブラケット、１３・・・・駆動軸、１４・・
・・駆動モータ、１５・・・・円筒エレメント、１６・
・・・ブロー弁、１７・・・・ノズノ呟　１８・・・・
支持脚。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）流体流路中に連結されケーシングに多孔性の円筒
エレメントと該円筒エレメントの内周及び外周面に沿っ
て接触するブラシとを内蔵し、前記円筒エレメントが円
筒中心の回転軸に連動して回転するように構成し、該円
筒エレメントの軸方向の長さ略全長にわたって配置する
と共に該円筒エレメントに対し前記内外面ブラシが相対
的に回転接触するように配置したことをを特徴とするス
トレーナ。
（２）前記円筒エレメントの内外周に配置されたブラシ
が内外周面円筒方向に複数に分割されて配置されたこと
を特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載のストレー
ナ。
（３）前記円筒エレメント外周に備えたブラシが先端鋭
利な金属板であり、該円筒エレメントを通過し外周面上
に突出した異物を切削するように相対的に回転接触させ
て配置したことをを特徴とする特許請求の範囲第第（２
）項記載のストレーナ。
（４）前記円筒エレメント内周に配置したブラシが先端
鋭利な金属板であり、該円筒エレメント内壁に付着した
異物を切削するように相対的な回転接触させて配備した
ことをを特徴とする特許請求の範囲第（３）項記載のス
トレーナ。