JPH019472Y2

JPH019472Y2 -

Info

Publication number: JPH019472Y2
Application number: JP1982178679U
Authority: JP
Priority date: 1982-11-26
Filing date: 1982-11-26
Publication date: 1989-03-15
Also published as: JPS5982989U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、下面にヒータを設けた調理器本体
を、調理器本体と間隙を設けて支持する、電気調
理器の支持体取付構造に関するものである。従
来、電気調理器は、ホツトプレートとして用いら
れており、アルミニユーム材などの金属板上面
に、調理物を置き、電気調理器下面に、シーズヒ
ータの如くヒータを備へ、上記調理物を加熱調理
を行う本体と、この本体をテーブルその他台面か
ら離間して設けるために、脚を本体に設けている
もので樹脂材でなる脚は、スペーサを介して本体
とビス止めして用いられており、従来の電気調理
器では、四つの脚、スペーサおよびビスを必要と
した。また、他の電気調理器にあつては、樹脂材
で脚と、把手を同時成形してなる脚兼用把手を用
いているものがあるが、この場合も、四つのスペ
ーサおよびビスを必要とする。しかしながら、従
来の電気調理器を組立てるに際し、組立時に、本
体と脚間に位置させるスペーサが、一つの部品で
あり、規制されていないため、スペーサの位置を
定めながら、本体と脚をビス止めしなければなら
なく、作業は困難なものであり、スペーサおよび
ビスの部品点数も多く、安価なものとはならなか
つた。本考案は、上述の点を改良することによ
り、作業が容易で、かつスペーサおよびビスの数
を、減少させたものであり、また、スペーサの位
置決めを容易となしたものである。

次に、本考案の電気調理器の支持体取付構造に
ついて述べると、図面は、本考案の実施例を示す
もので、第１図は、調理器本体１と支持体２の側
面図。第２図は、支持体２平面図。第３図は、支
持体２正面図。第４図は、スペーサ５および、ス
ペーサ５の収納部６を示す斜視図。第５図は、ス
ペーサ５と収納部６を示す側断面図である。以上
の図面から、本考案の電気調理器を説明すると、
支持体２は、樹脂材でなるもので、たとえば、脚
３と把手４を、一体とした脚兼用把手でなる支持
体２を用い、この脚３は、二本の脚３を支持体２
に一体に設けてあり、支持体２の脚３間の一部面
には、スペーサ５を収納する、収納部６が設けら
れる。そして、調理器本体１は、下面にシーズヒ
ータの如くヒータ７が装着もしくは、鋳込みによ
り設けられて、この調理器本体１の下面から、ネ
ジ穴８を有するボス９と、支持体２の廻り止め防
止用のボス１０が設けられる。前記ネジ穴８を有
するボス９端面は、支持体２の収納部６と相対し
て設けられ、スペーサ５は、断面略〓形に金属板
を形成し、このスペーサ５の上面１１に孔１２を
設け、スペーサ５の上面から折曲された平面１３
には、凹部１４を形成してあるもので、前記支持
体２の収納部６にスペーサ５を設けるとともに、
収納部６のスペーサ置台１５と、収納部６の上面
の枠部１６間でスペーサ５を支持し、スペーサ５
の凹部１４をスペーサ置台１５に設けた孔１７も
しくは、凹溝に設け、収納部６のスペーサ置台１
５の孔１８と、スペーサ５の上面１１の孔１２を
貫通して、調理器本体１のボス９のネジ穴８に、
ビス１９を螺合し固定してなるもので、第４図ス
ペーサ置台１５面上の筒体２０は、スペーサ置台
１５の孔１７と同様な孔を有する筒体２０であ
り、ビス１９のガイドとなる。さらに追記する
と、支持体２面には、前記電気調理器本体１下面
から、設けたボス１０端部が位置する凹溝２１が
設けてあり、このボス１０と凹溝２１で、支持体
２と、調理器本体１が移動することのないように
している。

次に、本考案の電気調理器の組立について述べ
ると、支持体２の収納部６は、第４図および第５
図に示す如く、前面が開口されている。この開口
部２２からスペーサ置台１５と、枠１６間に、ス
ペーサ５をスライドして挿入することができ、一
度挿入したスペーサ５は、スペーサ置台１５と、
枠部１６間の狭い間隙部に位置し、しかも、スペ
ーサ５の平面１３の凹部１４の裏面は逆に凸部に
なることから、スペーサ置台１５の孔１８に位置
すると、支持体２の収納部６から、離脱すること
がなくなる。したがつて収納部６の所定位置に、
スペーサ５が係止されているので、スペーサ５
は、支持体２と一体となつている。この支持体２
を、調理器本体１のボス９およびボス１０に相対
する、所定位置すなわち、スペーサ５上と、枠部
１６上に位置し、ビス１９を、支持体２のスペー
サ置台１５下面から、スペーサ５の孔１２を貫通
して、調理器本体１のボス９のネジ穴８に螺合す
ることで、組立が完了する。実施例では、支持体
２は、調理器本体１に対し、一対必要であり、従
来と変わりないが、ビス１９は二本、スペーサ５
は二つのみで、支持体２を調理器本体１に固定で
きるものである。

本考案の電気調理器は、支持体２の収納部６
に、スペーサ５を設けると、離脱することがな
く、また、支持体２と、スペーサ５の位置決めを
行なうことなく、できるために、スペーサ５位置
は常に一定の場所に納まることから、組立てはき
わめて容易となる。また、一つのビス１９で、支
持体２を調理器本体１に固定できる利点があり、
組立は、きわめて簡単であり、ビス１９およびス
ペーサ５の部品数を、減少できるために、安価
な、電気調理器となるものであり、本考案の電気
調理器の支持体取付構造は、きわめて、自動化に
適するものとなり、効果は多大なものである。

【図面の簡単な説明】

図面は、本考案の電気調理器実施例を示し、第
１図は、側面図。第２図は、支持体平面図。第３
図は、支持体正面図。第４図は、スペーサおよび
収納部斜視図。第５図は、収納部側断面図であ
る。第１図〜第５図において、１……調理器本体、
２……支持体、３……脚、５……スペーサ、６…
…収納部、９……ボス、１５……スペーサ置台、
１９……ビス。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

板状でなるスペーサ５を断面略〓形に形成し、
このスペーサ５上面に孔１２と、この上面から折
曲された平面１３に凹部１４を設け、支持体２の
スペーサ置台１５と枠部１６間に、前記スペーサ
５を収納する収納部６と、前記スペーサ５の凹部
１４を、スペーサ置台１５に設けた孔１７もしく
は凹溝に設け、前記スペーサ置台１５に設けたビ
ス１９貫通用の孔１８と、スペーサ５の孔１２を
貫通して、調理器本体１の下面から設けたボス９
のネジ穴８に、ビス１９を螺合して、調理器本体
１と支持体２を固定してなる、電気調理器の支持
体取付構造。