JPH0192581A

JPH0192581A - エンジンの点火時期制御装置

Info

Publication number: JPH0192581A
Application number: JP62249506A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Furuyama; 古山　雅章; Kunihiro Abe; 邦宏阿部
Original assignee: Fuji Heavy Industries Ltd
Current assignee: Subaru Corp
Priority date: 1987-10-01
Filing date: 1987-10-01
Publication date: 1989-04-11
Also published as: DE3832121A1; GB2210408A; US4890592A; GB8822319D0

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、点火時期を調整する際に点火進角を機関運転
状態に拘らず強制的に固定させるエンジンの点火時期制
御装置に関する。

［従来の技術と発明が解決しようとする問題点］一般に
、点火時期はエンジンの出力、燃費に係わる重要な制御
対象であり、基準となる点火進角が正確に設定されてな
いと、出力、燃費の低下、および、排気エミッションの
悪化を招く。

この点火時期の調整は、エンジンをアイドルなど一定回
転に設定しておくとともに、点火進角固定スイッチをＯ
Ｎして点火進角を固定し、タイミングライトなどを使用
してクランク角度に対する基準点火進角を合せるように
して行うものが多い。

しかし、例えば調整完了後に、上記点火進角固定スイッ
チを切り忘れた場合、運転状態パラメータの変動に拘ら
ず、点火進角が固定されたままになり、失火などのエン
ジン不調を起因する。

これに対処するに、例えば特開昭５７−５９０５９号公
報では、点火進角固定スイッチがＯＮ状態であっても、
車輌走行状態の場合には、固定点火進角が自動時に解除
される技術が開示されている。

ところで、この先行技術の車輌走行状態を示す運転状態
パラメータは、回転数センサ、吸入空気量センサまたは
吸気管負圧センサ、車速センサ、アイドルスイッチを兼
用するスロットルボジションセンサ、あるいは、セレク
トポジションスイッチの出力信号から検出するものであ
る。

しかし、この運転状態パラメータを検出する各種センサ
は経年変化により劣化しやすく、アイドル運転かどうか
を検出する場合、まず、上記各センサの出力信号を劣化
の度合に応じた補正値にて補正しな番プればならず、そ
のための演算回路、および、補正係数マツプなどを必要
とする分、制御回路が複雑化し、製品コストの高騰を招
く。

また、例えば、上記各スイッチ類が破損していた場合、
あるいは、調整が不十分な場合、アイドル運転あるいは
車輌走行状態を的確に検出することが困難になり、固定
点火進角が解除され難くなる。

［発明の目的］本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、点火進角
固定スイッチを切り忘れた場合でも、車輌状態を、経年
劣化などの影響を受けることなく的確に検出して、点火
進角の固定状態を自動的に解除づることのできるエンジ
ンの点火時期制御装置を提供することを目的としている
。

［問題点を解決するための手段及び作用１本発明は、運
転状態パラメータに応じた点火時期を設定する制御手段
を有するエンジンの点火時期制御奏において、前記制御
手段に、点火進角固定スイッチのオン信号と、設定値以
下の燃料噴射パルス幅とが入力された場合、点火装置の
駆動手段に対し点火時期を固定する信号を出力する点火
時期固定演算部が設けられているものであり、上記点火
進角固定スイッチを切り忘れた場合でも、上記燃料噴射
パルス幅が設定値以上になれば点火進角の固定状態が自
動的に解除される。

［発明の実施例］以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は第１図は点火
時期制御装置の基本ブロック図、第２図は点火時期制御
装置の具体的ブロック図である。

図中の符号１は点火時期を制御する制御手段であり、こ
の制御手段１の入力側に、エンジンの運転状態パラメー
タを検出する運転状態パラメータ検出手段２、および、
燃料噴射装置３が接続され、また、上記制御手段１の出
力側に点火装置４が接続されている。

上記運転状態パラメータ検出手段２は、スロットルヂャ
ンバ下流側のエアチャンバ（図示せず）などに設けられ
た吸気管負圧センサ５、クランクシ１ノツトに設けられ
たシグナルディスクプレート（図示せず）に対設するク
ランク角センサ６、つＡ−タジャケット（図示せず）な
どに臨まされた冷却水温センサ７、シリンダブロック（
図示せず）に固着されたノックセンサ８などで構成され
ている。

また、上記制御手段１の点火時期演算手段９では、上記
吸気管負圧センサ５の吸入負圧信号ＰＢと、上記クラン
ク角センサ６のエンジン回転数信号Ｎどから基本点火進
角を演算し、この基本点火進角を、上記冷却水温センサ
７の冷却水温信号ＴＷにて進角（あるいは遅角）補正し
、且つ、上記ノックセンサ８のノック検出信号Ｋにてフ
ィードバック補正して、実際の点火進角を演算する。

また、上記制御手段１の点火時期固定演算部１０には、
燃料噴射量演算手段１１と、燃料噴射量判定手段１２と
、固定点火時期制御手段１３、および、反転入力端子を
有するＡＮＤ回路１４とが設けられている。

上記燃料噴射量演算手段１１では、上記燃料噴射装置３
のインジェクタに対する燃料噴射パルス幅Ｔ１をカウン
トする。

上記燃料噴射量判定手段１２では、上記燃料噴射量演算
手段１１のカウント値に基づき現在の燃料噴射量が設定
値、すなわち、所定エンジン負荷（例えば、アイドル運
転）に必要な燃料噴射量以下かどうかを判定し、アイド
ル運転に必要な燃料噴射量以内と判定された場合、上記
ＡＮＤ回路１４の一方の反転入力端子にＬ（ローレベル
）信号を出力する。

さらに、上記固定点火時期制御手段１３からは、予め定
められた固定点火進角に応じた固定点火信号ＴＯが切換
えスイッチ手段１５の一方の入力端子に出力される。ま
た、この切換えスイッチ手段１５の他方の入力端子には
上記点火時期演算手段９から出力する通常の点火信号Ｔ
が入力される。

また、この切換えスイッチ手段１５の出力端子が上記点
火装置４に接続されている。

さらに、上記ＡＮＤ回路１４の出力端子からは、上記切
換えスイッチ手段１５に対しスイッチ切換え信号が出力
される。このＡＮＤ回路１４の出力端子から１」（ハイ
レベル）信号が出力されると、上記切換えスイッチ手段
１５が上記固定点火時期制御手段１３側に接続され、ま
た、Ｌ信号が出力されると点火時期演算手段９側に切換
え接続される。

また、上記ＡＮＤ回路１４の他方の反転入力端子に、一
端を接地する点火進角固定スイッチＳＷｐの他端が接続
されている。さらに、この点火進角固定スイッチＳＷｐ
と上記他方の反転入力端子との間に、プラス電源ＶＣＣ
が抵抗Ｒを介して接続されている。

また、上記点火装置４は、上記切換えスイッチ手段１５
からの出力信号に応じて０Ｎ１０ＦＦする駆動手段の一
例であるパワートランジスタＴＲ。

このパワートランジスタＴＲのコレクタ側に接続する点
火コイル１６、この点火コイル１６の一次側に接続する
電源１７、この点火コイル１６の二次側にディストリビ
ュータ１８を介して接続する気筒ごとの点火栓１９など
で構成されている。

また、上記点火時期演算手段９、上記点火時期固定演算
部１０の燃料噴射量演算手段１１および燃料噴射量判定
手段１２の演算処理は、読出し専用メモリ（ＲＯＭ）２
０に記憶されているプログラムに従って中央処理装置（
ＣＰｔＪ）２１が行う。

このＲＯＭ２０、ＣＰＵ２１、読書き両用メモリ（ＲＡ
Ｍ）２２、および、入出力（Ｉｌｏ）ボート２３はパス
ライン２４を介して互いに接続されている。

また、上記ＣＰＵ２１では、上記運転状態パラメータ検
出手段２の出力信号ＰＢ、θ、Ｎ、Ｔｗ　。

Ｋ１および、上記燃料噴射装置３のインジェクタに対す
る燃料噴射パルス幅Ｔｉを上記Ｉ１０ポート２３を介し
て取入れ、所定手順でデータ処理した後、上記ｒｌＡＭ
２２に格納する。

また、上記固定点火時期制御手段１３には、分周回路１
３ａが設けられており、上記クランク角ピン４ノロの出
力信号を分周して上記固定点火信号ＴＯを出力する。

次に、上記構成による実施例の作用について説明づる。

（通常運転時）点火進角固定スイッチＳＷｐはＯＦＦ状態にあり、制御
手段１のＡＮＤ回路１４の一方の反転入力端子には、プ
ラス電源ＶＣＣのＨ信号が入力される。よって、このＡ
ＮＤ回路１４の出力端子から切換えスイッチ手段１５に
Ｌ信号が入力され、この切換えスイッチ手段１５は、点
火時期演算手段９に接続される（第１図の状態）。

一方、上記点火時期演算手段９では、運転状態パラメー
タ検出手段２の出力信号に基づき、実際の点火進角を演
算し、点火信号Ｔを上記切換えスイッチ手段１５を介し
て点火装置４のパワートランジスタＴＲのベースへ出力
する。このパワートランジスタＴＲのベースにＨ信号が
入力されるとＯＮ動作して、点火コイル１６の一次側に
電源１７の電流が通電され、上記パワートランジスタＴ
ＲがＯＦＦ動作したとき、二次側が励起され、この二次
電圧がディストリビュータ１８を介して気筒毎の点火栓
１９に出力されて点火する。

（点火時期調整時）また、点火時期を調整すべく、点火進角固定スイッチＳ
ＷｐをＯＮすると、上記プラス電源ＶＣＣがアースされ
、上記ＡＮＤ回路１４の一方の反転入力端子にＬ信号が
入力される。

また、上記制御手段１の点火時期固定演算部１０に設け
られた燃料噴射σ演算手段１１では、燃料噴射装置３の
燃料噴射パルス幅Ｔｉをカウントし、燃料噴射量判定手
段１２で、このカウント値に基づき燃料噴射量を演算し
、現運転時の燃利噴射団が、予め設定されたエンジン負
荷に必要な燃料噴射量以下かどうかを判定する。

なお、点火時期調整は所定エンジン負荷（例えぼアイド
ル状態）で行う。

そして、この燃料噴射量判定手段１２で現運転状態が所
定負荷以下と判定された場合、上記ＡＮＤ回路１４の他
方の反転入力端子にし信号が入力される。

その結果、このＡＮＤ回路１４の出力端子から上記切換
えスイッチ手段１５にＨ信号が出力され、この切換えス
イッチ手段１５が固定点火時期制御手段１３側に切換え
接続される。

この固定点火時期制御手段１３の分周回路１３ａでは、
上記運転状態パラメータ検出手段２のクランク角センサ
６の出力信号を分周して固定点火進角を割出す。そして
、上記固定点火時期制御手段１３から上記点火装置４に
設けられたパワートランジスタＴＲのベースに固定点火
信号ＴＯを出力し、上記各点火栓１９を上記固定点火信
号ＴＯに従って点火させる。

そして、タイミングライトなどを使用してクランク角に
対する基準点火進角を調整する。

（点火時期調整後の通常運転）調整完了後、上記点火進角固定スイッチＳＷｐを切り忘
れたまま通常運転（車輌走行）へ移行すると、上記燃料
噴射量演算手段１１での燃料噴射パルス幅Ｔ１のカウン
ト値が高くなり、その分、上記燃料噴射量判定手段１２
で演算される燃料噴射量が設定値を越え、現運転状態が
走行状態と判定され、上記ＡＮＤ回路１４の他方の反転
入力端子にＨ信号が入力される。

その結果、このＡＮＤ回路１４から上記切換えスイッチ
手段１５へＬ信号か出力され、この切換えスイッチ手段
１５が上記点火時期演算手段９側へ自動的に切換え接続
され、点火装置４が通常の点火信号Ｔで制御動作する。

［発明の効果Ｊ以上説明したように本発明によれば、運転状態パラメー
タに応じて点火時期制御する制御手段に、点火進角固定
スイッチのオン信号と、設定値以下の燃料噴射パルス幅
とが入力された場合、点火装置の駆動手段に対し点火進
角を固定する信号を出力する点火時期固定演算部が設け
られているので、点火進角固定スイッチを切り忘れた場
合でも、車輌の走行状態を検出して、点火時期固定状態
を自動的に解除することができる。

また、燃料噴射パルス幅からアイドル状態を判別するの
で、従来の如きセンサ類、あるいは、スイッチ類の出力
信号を検知して判断するものに比し、経年劣化などによ
る動作不良の影響を受けることなく固定点火進角を的確
に解除することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は点火時期制御
装置の基本ブロック図、第２図は点火時期制御装置の具
体的ブロック図である。１・・・制御手段、２・・・運転状態パラメータ検出手
段、１０・・・点火時期固定演算部、ＳＷｐ・・・点火
進角固定スイッチ、Ｔｉ・・・燃料噴射パルス幅、Ｔ。・・・固定点火信号、ＴＲ・・・駆動手段（パワートラ
ンジスタ）。

Claims

【特許請求の範囲】

運転状態パラメータに応じて点火時期を設定する制御手
段を有するエンジンの点火時期制御装置において、前記
制御手段に、点火進角固定スイッチのオン信号と、設定
値以下の燃料噴射パルス幅とが入力された場合、点火装
置の駆動手段に対し点火進角を固定する信号を出力する
点火時期固定演算部が設けられていることを特徴とする
エンジンの点火時期制御装置。