JPH0192254A - ゴム組成物 - Google Patents

ゴム組成物

Info

Publication number
JPH0192254A
JPH0192254A JP62249031A JP24903187A JPH0192254A JP H0192254 A JPH0192254 A JP H0192254A JP 62249031 A JP62249031 A JP 62249031A JP 24903187 A JP24903187 A JP 24903187A JP H0192254 A JPH0192254 A JP H0192254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
component
crosslinked
rubber component
butyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62249031A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0794581B2 (ja
Inventor
Kokichi Aonuma
青沼 光吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Zeon Co Ltd filed Critical Nippon Zeon Co Ltd
Priority to JP24903187A priority Critical patent/JPH0794581B2/ja
Priority to EP88116063A priority patent/EP0310062B1/en
Priority to DE88116063T priority patent/DE3880944T2/de
Priority to US07/251,889 priority patent/US4897446A/en
Priority to KR1019880012840A priority patent/KR950006134B1/ko
Publication of JPH0192254A publication Critical patent/JPH0192254A/ja
Publication of JPH0794581B2 publication Critical patent/JPH0794581B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はゴム組成物に関し、さらに詳しくは機械的性質
の改善されたブチルゴムおよび/またはハロゲン化ブチ
ルゴムとエピクロロヒドリンゴムからなるゴム組成物に
関する。
(従来の技術) 従来、ブチルゴムおよびハロゲン化ブチルゴムは著しく
優れた耐ガス透過性、優れた防振特性を有するゴムとし
て知られているが、耐油性に劣るために通常各種油類と
接触して使用される耐油性ゴム部品に使用されることは
なかった。また、エピクロロヒドリンゴムは優れた耐油
性を有しており、耐ガス透過性も良好なゴムであるが、
高度な耐ガス透過性の必要とされる部品には性能が不足
し、使用されることがなかった。
ところで、近年の各産業分野の高度化に伴ない、基盤材
料として耐ガス透過性の優れた耐油性ゴム、防振特性の
優れた耐油性ゴム等が要望されている。
このような目的を達成するためには、新規ゴムを開発す
る方法、ゴムのブレンドによる方法および配合により改
良する方法がある。しかしながら、新規ゴムの開発には
通常長期間を要するという問題点があり、また配合によ
る改良方法では特性発現に自ずと限界がある。
これまで、ブチルゴムあるいはハロゲン化ブチルゴムと
エピクロロヒドリンゴムをブレンドしてイ専用すること
はなかった。その理由は、ブチルゴムあるいはハロゲン
化ブチルゴムとエピクロロヒドリンゴムが相溶性に乏し
く、混和分散性が悪いこと、共加硫が難しいことなどに
よるものである。
それ故、ゴム工業で通常行われている共加硫方法によっ
ては、ブチルゴムあるいはハロゲン化ブチルゴムとエピ
クロロヒドリンゴムのブレンドゴム加硫物はブレンド比
率が等容量に近ずくに従って機械的性質が低下していく
という欠点があり、この改良が望まれている。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは、ブチルゴムあるいはハロゲン化ブチルゴ
ムとエピクロロヒドリンゴムのブレンドゴム組成物の加
硫物物性を改良すべく鋭意研究の結果、ブチルゴムおよ
び/またはハロゲン化ブチルゴムとエピクロロヒドリン
ゴムのいずれか一方のゴムあるいは両方のゴムを無水マ
レイン酸あるいはその誘導体により変性し、かつ一方の
ゴム成分が架橋ゴム粒子として他方のゴム成分中に分散
してなる組成物にすることによって、優れた機械的性質
が得られることを見出し、この知見に基づいて本発明を
完成するに到った。
(問題点を解決するための手段) かくして本発明によれ°ば、(1)ブチルゴムおよびハ
ロゲン化ブチルゴムのいずれか一方またはこれらの混合
物からなる第1ゴム成分と、(2)エピクロロヒドリン
ゴムを第2ゴム成分とするゴム組成物において、少なく
ともいずれか一方のゴム成分が無水マレイン酸あるいは
その誘導体により変性された該ゴム成分を含有し、一方
のゴム成分が架橋ゴム粒子として他方のゴム成分中に分
散してなり、かつ該架橋ゴム粒子が全ゴム゛成分の総和
に対して80容量%以下であることを特徴とするゴム組
成物が提供される。
本発明における第1ゴム成分として使用されるブチルゴ
ムはイソブチレン−イソプレン共重合ゴム(IIR)で
、通常不飽和度は0.5〜2.5モル%であり、またハ
ロゲン化ブチルゴムとしては前記ブチルゴムを塩素化ま
たは臭素化した塩素化ブチルゴム(CIIR)または臭
素化ブチルゴム(BrllR)等が挙げられる。
ロロヒドリンゴムはエビクロロヒドリンの単独重合体ゴ
ム(Co) 、エビクロロヒドリン−エチレンオキシド
共重合体ゴム(ECO)、エビクロロヒドリン−アリル
グリシジルエーテル共重合体ゴム、エビクロロヒドリン
−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテル三元共
重合体ゴム(ETCO)およびエビクロロヒドリン−プ
ロピレンオキシド−アリルグリシジルエーテル三元共重
合体ゴム等であり、さらに、これらのゴムと数平均分子
量10.000以下の上記組成液状重合体ゴムのブレン
ドも本発明に含まれる。
本発明において用いられる無水マレイン酸あるいはその
誘導体で変性されたブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム
あるいはエピクロロヒドリンゴムは未変性の前記ゴムを
無水マレイン酸あるいはその誘導体で高温下に直接熱変
性する方法またはラジカル発生剤の存在下にラジカル変
性する方法が用いられる。直接熱変性法およびラジカル
変性法は、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴムあるいは
エピクロロヒドリンゴムと無水マレイン酸またはその誘
導体をそれらを溶解する不活性溶剤中で加熱することに
より、あるいは該重合体ゴムと無水マレイン酸あるいは
その誘導体の混合物を加熱することにより変性させる方
法である。変性反応は、たとえば溶液中で行う場合はオ
ートクレーブなどの化学反応容器中で、固相での反応は
密閉式混練機、混練押出機、ロールなどの混合加工機に
より実施することができる。
本発明において用いられる無水マレイン酸およびその誘
導体は、無水マレイン酸、マレイン酸、マレイン酸モノ
メチルエステル、マレイン酸モノエチルエステル、マレ
イン酸モノブチルエステル、マレイン酸モノ2−エチル
ヘキシルエステルなどのマレイン酸モノアルキルエステ
ル、マレイミド、N−ヒドロキシエチルマレイミドなど
のマレイミド類などが含まれる。
本発明においては、無水マレイン酸あるいはその誘導体
のブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴムあるいはエピクロ
ロヒドリンゴムへの変性量(該ゴムへの結合反応N)特
に制限はないが、好ましくは該重合体ゴムに対して無水
マイレン酸あるいはその誘導体が1xio−’モル当量
/100gゴム以上である。また、本発明においては、
該変性ゴムの分子量に制限はない。好ましくは重量平均
分子量で3,000以上である。
本発明においては、第1ゴム成分および第2ゴム成分中
の少なくとも一方に無水マレイン酸あるいはその誘4体
で変性したそれぞれのゴム成分を含有させることによっ
て本発明の目的が達せられる。含有量に特に制限はない
が、好ましくは全ゴム成分中に2重量%以上である。
本発明におけるゴム組成物は、前記の第1ゴム成分と第
2ゴム成分とからなり、いずれか一方のゴム成分が他方
のゴム成分中に架橋ゴム粒子として分散していることも
機械的性質が改善されるために必要である。架橋ゴム粒
子の含有量は全ゴム成分の80容量%以下であり、80
容量%を越えると著しく加工性が悪くなり、本発明の目
的からはずれる。好ましくは70容景%以下である。
本発明のゴム組成物においては架橋ゴム粒子の分散粒径
、粒子形状、分散形態及び分散粒子の架橋度に特に制限
はない。好ましくは、分散粒径が5ミクロン(μm)以
下、分散粒子の架橋度はゲル含量で95%以上であり、
分散粒子は他方のゴム成分相中で凝集塊を形成していな
いことが望ましい。ここで、ゴムのゲル含量は、架橋粒
子を形成する一方のゴム成分のみを溶解しかつ他方のゴ
ム成分を溶解しない溶剤に溶出しない不溶分、または両
者を溶解する溶剤に溶出した可溶性ゴム分から架橋粒子
を形成する一方のゴム成分を分離定量して算出した架橋
粒子を形成する一方のゴム成分中の不溶分の重量%であ
る。
本発明のゴム組成物は、架橋した一方のゴム成分の粉末
を他方のゴム成分にブレンドする方法、架橋した一方の
ゴム成分ラテックスを他方のゴム成分ラテックスにブレ
ンドしたのち脱水乾燥する方法および一方のゴム成分を
他方のゴム成分の存在下に動的加硫する方法によって製
造することができる。架橋ゴム粉末のブレンド方法とし
ては、一方のゴム成分の混練下に加硫して得た架橋ゴム
粉末または一方のゴム成分の架橋されたエマルジョンま
たはサスペンションから得られた架橋ゴム粉末を他方の
ゴム成分と混練してブレンドする方法がある。
動的加硫方法は、一方のゴム成分と他方のゴム成分とを
一方のゴム成分は加硫するが他方のゴム成分は加硫しな
い加硫剤を用いて混練中に加硫する方法であり、本発明
における特に好ましい方法である。動的加硫は通常ゴム
の素練り・混合に使用するバンバリーミキサ−、プラベ
ンダーミキサー、ニーダ−などの密閉式混練機または混
練押出形成機により実施することができる。中でも高せ
ん断力の混練機を使用することが、架橋ゴムの分散粒径
を小さくするのに有効であり、すぐれた物性を与える上
で望ましい。動的加硫においては、他方のゴム成分を加
硫せず一方のゴム成分のみを加硫させることが必要であ
る。本発明において用いられる動的加硫剤に特に制限は
ない。
ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴムおよびエピクロロヒ
ドリンゴムで通常使用される加硫剤を動的加硫剤として
使用することができる。好ましくは、ブチルゴムあるい
はハロゲン化ブチルゴムを動的加硫するにはイオウ系加
硫剤、キノイド系加硫剤、メチロールフェノール樹脂系
加硫剤、アルキルフェノールジスルフィド系加硫剤など
が、またエピクロロヒドリンゴムを動的加硫するにはト
リアジンチオール系加硫剤、チオ尿素系加硫剤、アミン
系加硫剤などが用い得る。このような加硫剤は通常混練
中のゴムに添加するかもしくは動的加硫するゴム中にあ
らかじめ混合しておくマスターバッチ法により添加され
る。混練速度を動的加硫されるゴム成分の加硫温度に設
定して混練中に加硫を行わせることにより架橋ゴム粒子
として他方のゴム成分中に分散される。
本発明においては第1ゴム成分と第2ゴム成分の混合割
合は特に制限されず、ゴム組成物の使用目的に応じて最
適の混合割合が決められる。
本発明のゴム組成物は更に通常の混合機により配合剤と
混合され、通常のゴムの成形機、例えばロール、プレス
成形機、押出成形機、射出成形機などにより所定の形状
に成形することができる。
本発明で使用する配合剤は、通常ゴム工業で使われる加
硫剤、補強剤、充填剤、可塑剤、軟化剤、加工助剤、老
化防止剤などが使用でき、種類や量はゴム組成物の使用
目的に応じて適宜法められる。
(発明の効果) かしくて本発明によれば、従来のブチルゴムおよび/ま
たはハロゲン化ブチルゴムとエピクロロヒドリンゴムの
ブレンドで得られるゴム組成物に比較して機械的性質が
大幅に改善された加工成形性のよいゴム組成物が提供さ
れる。
かかる本発明のゴム組成物は、成形加硫してタイヤ用チ
ューブ類、ホース類、シールおよびガスケット類、ベル
ト類、ブーツ類、ロール類および各種ガス状成分の耐透
過性を必要とする各種のゴム部品等を製造するに適して
いるほか、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂などとブ
レンドして各種の製品を製造するにも有用である。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
。なお、実施例、比較例及び参考側中の部及び%はとく
に断りのないかぎり重量基準である。
ス1側虹り二り 表1の実施例1〜7の配合処方に従がい、ブチルゴムと
変性ブチルゴム−1または−2の総和100部にFEF
カーボンブラック40部を低温ロールで混合してゴム配
合物Iを作成した。次いで同様にエビクロロヒドリン単
独重合体ゴムと液状エビクロロヒドリン単独重合体ゴム
または変性エピクロロヒドリンゴムの総和100部にF
EFカーボンブラック40部、酸化マグネシウム3部、
2.4.6−1−リメルカブトーS−トリアジン1部、
ジフェニルグアニジン0.5部およびポリオキシプロピ
レンジアミン4部を低温ロールで混合してゴム配合物■
を作成した。更に、これらのゴム配合物Iおよび■を表
1の実施例1〜7の配合処方に示すゴムの混合割合にな
るように低温ロールで混合してゴム配合物■を作成した
。このゴム配合物■を、150℃に設定したブラベンダ
ーミキサーに投入し、回転数1100rpで動的加硫を
30分間実施した。ブラベンダーミキサーより動的加硫
配合物を排出後、酸化亜鉛、ジベンゾチアジルジスルフ
ィド、テトラメチルチウラムジスルフィドおよびイオウ
を表1の実施例1〜7の配合処方の割合で該動的加硫配
合物に低温ロールで混合した。
混合終了後この配合ゴム組成物をシート出しし、シート
の表面の平滑性より該組成物のロール加工性を評価した
該組成物を160℃、30分プレス加硫して得られた加
硫物についてJIS K 6301に準じて引張試験を
行った。
以上の結果を表1に併記した。
比較班上二工 比較例1〜5の配合ゴム組成物は実施例1〜7と同様に
して動的加硫を実施した。比較例1の組成物はロール加
工性が悪く、シート出しができず、物性評価はできなか
った。比較例2〜5の組成物を160℃、30分間プレ
ス加硫し、得られた加硫物の特性を評価し、結果を表1
に併記した。
(注) (*1)エクソン社製ブチル268゜比重0.94g 
/ cm 3゜ (*2)エクソン社製ブチル268 100部、無水マ
レイン酸2部をブラベンダーミキサーに投入し、180
℃、80rpmで1部分間混練後、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルペロキジ)ヘキシン−3(日本
油脂社製バーへキサ25B−40)0.1部を投入し、
10分間混練して排出した。得られた変性ブチルゴム−
1の結合酸当量は3.6X10−”モル当fi/100
gゴムであった。比ff10.94g/印3 。
(*3)エクソン社製ブチル268 100部、マレイ
ン酸5部をブラベンダーミキサーに投入し、前記の変性
ブチルゴム−1と同様の処方で変性ブチルゴム−2を得
た。結合酸当量は1.7X10−”モル当量/100g
ゴムであった。比重0.94 g /ctn3゜(*4
)日本ゼオン社製ゼクロン1000.比重1.36g/
am”  。
(*5)グツドリッチケミカル社製ハイドリンlO×2
、数平均分子13400゜比重1.36g/cm’。
(*6)日本ゼオン社製ゼクロン1000゜100部、
無水マレイン酸3部をブラベンダーミキサーに投入し、
150℃、80rpmで5分間混練後、2.5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルペロキシ)ヘキシン−3,
0,3部を投入し、30分間混練して排出した。得られ
た変性エピクロロヒドリン単独重合体ゴムの結合酸当量
は1.3X10−”モル当量/100gゴムであった。
比重1.36g/cflI’。
(*7)テキサコケミカル社製ジェファーミンD−20
00、平均重合度33、アミン価520゜ 表1の実施例1と比較例2、実施例2.5および6と比
較例3、実施例4と比較例5、実施例3および7と比較
例4との対比から、本発明の組成物は優れた引張強さと
伸びおよび改善された加工性を有することがわかる。
比較例1に示されている通り、動的加硫された架橋ゴム
粒子の容積分率が本発明範囲の上限を越えた場合には均
一なゴム組成物が得られず、実用に供し得ない。また比
較例2〜5に示されている通り、加硫ゴム粒子の容積分
率は本発明の範囲内にあっても、ゴム成分のいずれにも
当該変性ゴムが含まれていない場合には機械的特性は改
善されない。
次方誰lし:Lよ 表2に実施例8〜11の配合処方に従がい、塩素ブチル
ゴム100部、FEFカーボンブランク40部、酸化亜
鉛3部、メチロール化アルキルフェノールホルムアルデ
ヒド樹脂4部、ジベンゾチアジルジスルフィド0.6部
およびイオウ0.3部を低温ロールで混合してゴム配合
物■を作成した。
同様に、エビクロロヒドリン単独重合体ゴムあるいはエ
ビクロロヒドリン−エチレンオキシド共重合体ゴムと変
性エビクロロヒドリン単独重合体ゴムの総和100部に
FEFカーボンブラック40部を低温ロールで混合して
ゴム配合物Vを作成した。更に、これらのゴム配合物■
及び■を表2の実施例8〜11の配合処方に示すゴムの
混合割合になるように低温ロールで混合してゴム配合物
■を作成した。このゴム配合物■を、160”Cに設定
したブラベンダーミキサーに投入し、回転数1100r
pで動的加硫を40分間実施した。ブラベンダーミキサ
ーより動的加硫配合物を排出後、酸化マグネシウム、2
,4.6− トリメルカプト−8−トリアジンおよびジ
フェニルグアニジンを表2の実施例8〜11の配合処方
の割合で該動的加硫配合物に低温ロールで混合した。混
合終了後この配合ゴム組成物をシート出しし、シートの
表面の平滑性より該組成物のロール加工性を評価した。
該組成物を160℃、30分間プレス加硫して得られた
加硫物についてJIS K 6301に準じて引張試験
を行った。以上の結果を表2に併記した。
止較貫エニ上■ 比較例6〜10の配合ゴム組成物は実施例8〜11と同
様にして動的加硫を実施した。比較例6の組成物はロー
ル加工性が悪く、シート出しができず、物性評価はでき
なかった。比較例7〜10の組成物を160℃、30分
間プレス加硫し、得られた加硫物の特性を評価し、結果
を表2に示した。
(注) (*1)エクソン社製クロロブチル1066゜比重0.
94 g 7cm3゜ (*2)表1の(*4)に同じ。
(*3)日本ゼオン社製ゼクロン2000゜比重1.2
7g/ロ3゜ (*4)表1の(*6)に同じ。
(*5)スケネクタディー社製5P1045゜表2の結
果においても、実施例8,9.10゜11と比較例7.
8,9.10との対比より、本発明の組成物は優れた引
張強さと伸びおよび改善された加工性を有することがわ
かる。
比較例6に示されている通り、動的加硫された架橋ゴム
粒子の容積分率が本発明範囲の上限を越えた場合には均
一なゴム組成物が得られず、実用に供し得ない。また比
較例7〜10に示されている通り、架橋ゴム粒子の容積
分率が本発明範囲内にあっても、ゴム成分のいずれにも
当該変性ゴムが存在しない場合には機械的特性は改善さ
れない。
表1.2の結果に示される通り、ブチルゴムおよびヒド
リンゴムのいずれが架橋ゴム粒子として分ヤした本発明
の組成物においても、優れた引張強さと伸びおよび改善
された加工性を有することは明らかである。
出 願 人  日本ゼオン株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ブチルゴムおよびハロゲン化ブチルゴムのいずれ
    か一方またはこれらの混合物からなる第1ゴム成分と、
  2. (2)エピクロロヒドリンゴムを第2ゴム成分とするゴ
    ム組成物において、少なくともいずれか一方のゴム成分
    中に無水マレイン酸あるいはその誘導体により変性され
    た該ゴム成分を含有し、一方のゴム成分が架橋ゴム粒子
    として他方のゴム成分中に分散してなり、かつ該架橋ゴ
    ム粒子が全ゴム成分の総和に対して80容量%以下であ
    ることを特徴とするゴム組成物。
JP24903187A 1987-10-01 1987-10-01 ゴム組成物 Expired - Lifetime JPH0794581B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24903187A JPH0794581B2 (ja) 1987-10-01 1987-10-01 ゴム組成物
EP88116063A EP0310062B1 (en) 1987-10-01 1988-09-29 Rubber compositions
DE88116063T DE3880944T2 (de) 1987-10-01 1988-09-29 Gummizusammensetzung.
US07/251,889 US4897446A (en) 1987-10-01 1988-09-30 Rubber Compositions
KR1019880012840A KR950006134B1 (ko) 1987-10-01 1988-09-30 고무 조성물

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24903187A JPH0794581B2 (ja) 1987-10-01 1987-10-01 ゴム組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0192254A true JPH0192254A (ja) 1989-04-11
JPH0794581B2 JPH0794581B2 (ja) 1995-10-11

Family

ID=17186974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24903187A Expired - Lifetime JPH0794581B2 (ja) 1987-10-01 1987-10-01 ゴム組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0794581B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012052063A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Hayakawa Rubber Co Ltd 高減衰ゴム組成物及びその用途

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012052063A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Hayakawa Rubber Co Ltd 高減衰ゴム組成物及びその用途

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0794581B2 (ja) 1995-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0158764B1 (en) Compatibilized blends of acrylic ester copolymer rubber
EP0036279B1 (en) Blends of olefin polymer and nitrile rubber containing compatibilizing block copolymers
EP0013481B1 (en) Compositions of chlorinated polyethylene rubber and nylon
US4590241A (en) Polymer blends compatibilized with reactive polymers extended with miscible nonreactive polymers
US5053450A (en) Elastomer compositions
JPH10505615A (ja) 油膨脹及び圧縮永久歪みへの改良された耐性を有する軟質熱可塑性エラストマー
JP4731644B2 (ja) 極性プラスチック及びアクリレート又はエチレン/アクリレートエラストマーから製造された高温、耐油性、熱可塑性加硫物
US4297453A (en) Compositions of epichlorohydrin rubber and nylon
JP2001525475A (ja) カルボキシル化されたニトリルゴムとポリエステル熱可塑性樹脂の熱可塑性加硫ゴム
EP0167598B1 (en) Polymer blends containing a polymer having pendant oxazoline groups
JPH0420018B2 (ja)
JP2004532923A (ja) 増大された粘度を有するハロゲン化イソブチレン系コポリマー及びその熱可塑性組成物
EP0146965B1 (en) Polymer blends containing a polymer having pendant oxazoline groups
EP0140372B1 (en) Polyamide-rubber blended composition
JP2001226527A (ja) 耐油耐候性ゴム組成物及び耐油耐候性ゴム
US4897446A (en) Rubber Compositions
US4654402A (en) Graft polymer of acrylic ester rubber and polyolefin
JPH0192254A (ja) ゴム組成物
JPH0192253A (ja) ゴム組成物
KR100315456B1 (ko) 내열성과 내마모성이 우수한 클로로프렌 고무 조성물
CA1322618C (en) Compatibilized blends of acrylic ester copolymer rubber
JPH02225546A (ja) 耐油耐熱性ブレンドゴム組成物
JPH05125228A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH0322415B2 (ja)
JPH0224343A (ja) エラストマー組成物