JPH0191412A - 高分子圧電フィルムの製造方法 - Google Patents
高分子圧電フィルムの製造方法Info
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- JPH0191412A JPH0191412A JP62113422A JP11342287A JPH0191412A JP H0191412 A JPH0191412 A JP H0191412A JP 62113422 A JP62113422 A JP 62113422A JP 11342287 A JP11342287 A JP 11342287A JP H0191412 A JPH0191412 A JP H0191412A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、電気音響変換器や電気m成度換器あるいは感
圧素子等に用いられる高分子圧電フィルムの製造方法に
関する。
圧素子等に用いられる高分子圧電フィルムの製造方法に
関する。
〔発明の概要)
本発明は、高分子フィルムを移動させながら該高分子フ
ィルムにパルス状電圧を印加し、上記高分子フィルムに
蓄積された電荷を上記パルス状電圧のオフ期間中に放電
させ、上記高分子フィルムを連続的にエレクトレット化
することにより、高電圧による高分子フィルムの連続的
な分極処理を可能にし、圧電特性の良好な高分子圧電フ
ィルムを分留り良く製造しようとするものである。
ィルムにパルス状電圧を印加し、上記高分子フィルムに
蓄積された電荷を上記パルス状電圧のオフ期間中に放電
させ、上記高分子フィルムを連続的にエレクトレット化
することにより、高電圧による高分子フィルムの連続的
な分極処理を可能にし、圧電特性の良好な高分子圧電フ
ィルムを分留り良く製造しようとするものである。
コンデンサマイクロフォンのエレクトレノト膜などとし
て用いられる高分子圧電フィルムは、例えばポリフッ化
ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリ塩化ビニル等の高
分子フィルムを軟化点近傍の温度に加熱して数倍に延伸
した後に、フィルム両面に蒸着等により電極を形成して
絶縁フィルムを重ねてロール状に巻装し、上記電極間に
直流電圧を印加した状態で室温から加熱し冷却すること
により、上記高分子フィルムをエレクトレット化する第
1の方法により製造していた。例えばポリフッ化ビニリ
デン単一重合体、あるいはポリフッ化ビニリデンを主体
とするこれと共重合可能な4フツ化エチレン、6フツ化
プロピレン、3フツ化塩化エチレン、3フツ化エチレン
、フッ化ビニル等の単量体との共重合体から成るポリフ
ッ化ビニリデン樹脂フィルムを80°C@後に加熱して
3〜5倍程度に延伸してα型からβ型に結晶変換してか
ら電極を形成し、120℃前後に加熱してフィルム間に
約IMV/cmの電界を30分程度連続的に印加して、
徐冷することにより、圧電歪定数dHが20PCハ程度
の高分子圧電フィルムを製造していた。
て用いられる高分子圧電フィルムは、例えばポリフッ化
ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリ塩化ビニル等の高
分子フィルムを軟化点近傍の温度に加熱して数倍に延伸
した後に、フィルム両面に蒸着等により電極を形成して
絶縁フィルムを重ねてロール状に巻装し、上記電極間に
直流電圧を印加した状態で室温から加熱し冷却すること
により、上記高分子フィルムをエレクトレット化する第
1の方法により製造していた。例えばポリフッ化ビニリ
デン単一重合体、あるいはポリフッ化ビニリデンを主体
とするこれと共重合可能な4フツ化エチレン、6フツ化
プロピレン、3フツ化塩化エチレン、3フツ化エチレン
、フッ化ビニル等の単量体との共重合体から成るポリフ
ッ化ビニリデン樹脂フィルムを80°C@後に加熱して
3〜5倍程度に延伸してα型からβ型に結晶変換してか
ら電極を形成し、120℃前後に加熱してフィルム間に
約IMV/cmの電界を30分程度連続的に印加して、
徐冷することにより、圧電歪定数dHが20PCハ程度
の高分子圧電フィルムを製造していた。
また、上記高分子圧電フィルムの他の製造方法としては
、第3図に示すように、恒温槽21の中に針電極22を
高分子フィルム23の両面から数卿程度離して設け、上
記高分子フィルム23が巻回されている供給ロール24
と巻取りロール25の回転速度を制御して上記高分子フ
ィルム23を3〜5倍程度に延伸しながら、上記針電極
22間に高電圧を印加してコロナ放電を行うことにより
、上記高分子フィルム23の分極処理すなわちエレクト
レット化を連続的に行う第2の方法が知られている。
、第3図に示すように、恒温槽21の中に針電極22を
高分子フィルム23の両面から数卿程度離して設け、上
記高分子フィルム23が巻回されている供給ロール24
と巻取りロール25の回転速度を制御して上記高分子フ
ィルム23を3〜5倍程度に延伸しながら、上記針電極
22間に高電圧を印加してコロナ放電を行うことにより
、上記高分子フィルム23の分極処理すなわちエレクト
レット化を連続的に行う第2の方法が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、高分子フィルム両面に電極を形成して直
流電圧を印加することにより高分子圧電フィルムを製造
する上述の第1の方法では、1箇所でも絶縁破壊が発生
すると10一ル全体が不良品になってしまうため製造分
留りが悪いという問題点があった。また、印加電圧を上
げて圧電特性を高めようとすると、絶縁破壊の発生する
確率が高くなり上記製造分留りが極端に悪くなってしま
い、安定に製造できる高分子圧電フィルムの圧電歪定数
d31は上記20PC/N程度が限界であった。
流電圧を印加することにより高分子圧電フィルムを製造
する上述の第1の方法では、1箇所でも絶縁破壊が発生
すると10一ル全体が不良品になってしまうため製造分
留りが悪いという問題点があった。また、印加電圧を上
げて圧電特性を高めようとすると、絶縁破壊の発生する
確率が高くなり上記製造分留りが極端に悪くなってしま
い、安定に製造できる高分子圧電フィルムの圧電歪定数
d31は上記20PC/N程度が限界であった。
また、上記高分子フィルムを延伸しながらコロナ放電を
利用して分極処理を連続的に行う上述の第2の方法では
、延伸処理と分極処理を同時に行うことにより短時間で
効率良く高分子圧電フィルムを製造することが可能なの
であるが、分極処理と同時に延伸処理を行っているので
、1箇所絶縁破壊が発生すると、この絶縁破壊による穴
が上記延伸により拡大されてフィルムが切断されてしま
うという問題点があり、この第2の方法でも安定に製造
できる高分子圧電フィルムの圧電歪定数d、1は上記2
0 PC/N程度が限界であった。
利用して分極処理を連続的に行う上述の第2の方法では
、延伸処理と分極処理を同時に行うことにより短時間で
効率良く高分子圧電フィルムを製造することが可能なの
であるが、分極処理と同時に延伸処理を行っているので
、1箇所絶縁破壊が発生すると、この絶縁破壊による穴
が上記延伸により拡大されてフィルムが切断されてしま
うという問題点があり、この第2の方法でも安定に製造
できる高分子圧電フィルムの圧電歪定数d、1は上記2
0 PC/N程度が限界であった。
そこで、本発明は、上述の如き従来の問題点に鑑み、高
電圧印加による分極処理により圧電特性の向上を図ると
ともに、絶縁破壊の発生による不良領域の拡大されるの
を防止して、高い圧電歪定数の高分子圧電フィルムを分
留り良く製造できるようにすることを目的としている。
電圧印加による分極処理により圧電特性の向上を図ると
ともに、絶縁破壊の発生による不良領域の拡大されるの
を防止して、高い圧電歪定数の高分子圧電フィルムを分
留り良く製造できるようにすることを目的としている。
本発明に係る高分子圧電フィルムの製造方法は、上述の
問題点を解決するために、高分子フィルムを移動させな
がら該高分子フィルムにパルス状電圧を印加し、上記高
分子フィルムに蓄積された電荷を上記パルス状電圧のオ
フ期間中に放電させ、上記高分子フィルムを連続的にエ
レクトレット化するようにしたことを特徴としている。
問題点を解決するために、高分子フィルムを移動させな
がら該高分子フィルムにパルス状電圧を印加し、上記高
分子フィルムに蓄積された電荷を上記パルス状電圧のオ
フ期間中に放電させ、上記高分子フィルムを連続的にエ
レクトレット化するようにしたことを特徴としている。
本発明に係る高分子圧電フィルムの製造方法では、ポリ
フッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリ塩化ビニル
等の高分子フィルムを移動させながら該高分子フィルム
にパルス状電圧を印加することにより、上記パルス状電
圧の印加部分を高い電圧にて短時間で分極させる。ここ
で、高分子フィルムは、高電圧を連続的に印加すると絶
縁破壊が発生し易いが、短時間であれば高い電圧を印加
しても絶縁破壊が発生することなく、パルス状の高い電
圧にて短時間で分極することができる。また、高分子フ
ィルムは、印加電圧により電荷が蓄積され帯電するので
、電圧印加を停止しても、上記電荷によって絶縁破壊が
発生する虞れがある。
フッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリ塩化ビニル
等の高分子フィルムを移動させながら該高分子フィルム
にパルス状電圧を印加することにより、上記パルス状電
圧の印加部分を高い電圧にて短時間で分極させる。ここ
で、高分子フィルムは、高電圧を連続的に印加すると絶
縁破壊が発生し易いが、短時間であれば高い電圧を印加
しても絶縁破壊が発生することなく、パルス状の高い電
圧にて短時間で分極することができる。また、高分子フ
ィルムは、印加電圧により電荷が蓄積され帯電するので
、電圧印加を停止しても、上記電荷によって絶縁破壊が
発生する虞れがある。
本発明では、電圧印加により高分子フィルムに蓄積され
た電荷を上記パルス状電圧のオフ期間中に放電させるこ
とにより、上記電荷による絶縁破壊の発生を防止すると
ともに、仮に、絶縁破壊が発生したとしても該絶縁破壊
の進行拡大を防止する。
た電荷を上記パルス状電圧のオフ期間中に放電させるこ
とにより、上記電荷による絶縁破壊の発生を防止すると
ともに、仮に、絶縁破壊が発生したとしても該絶縁破壊
の進行拡大を防止する。
このように、高分子フィルムを移動させながらパルス状
電圧の印加による分極処理と蓄積電荷の放電を繰り返し
行うことにより、上記高分子フィルムを連続的にエレク
トレフト化して高い圧電歪定数(1,+の高分子圧電フ
ィルムを分留り良く製造することができる。
電圧の印加による分極処理と蓄積電荷の放電を繰り返し
行うことにより、上記高分子フィルムを連続的にエレク
トレフト化して高い圧電歪定数(1,+の高分子圧電フ
ィルムを分留り良く製造することができる。
フッ化ビニリデン系樹脂フィルムについて、第1回に示
す装置にて延伸処理および分極処理を行い高分子圧電フ
ィルムを製造した。
す装置にて延伸処理および分極処理を行い高分子圧電フ
ィルムを製造した。
第1図に示す装置において、供給ロールlに巻装されて
いる高分子フィルム2は、上記供給ロール1から送り出
され、1対の加熱ロール3,4間を通過して、巻取りロ
ール5に巻き取られる。
いる高分子フィルム2は、上記供給ロール1から送り出
され、1対の加熱ロール3,4間を通過して、巻取りロ
ール5に巻き取られる。
上記供給ロール1と巻取りロール5は、各回転速度が可
変自在で、その回転速度の比を製造する高分子圧電フィ
ルムの延伸倍率に応じて設定することができるようにな
っている。
変自在で、その回転速度の比を製造する高分子圧電フィ
ルムの延伸倍率に応じて設定することができるようにな
っている。
また、上記各加熱ロール3,4は、それぞれ誘導加熱コ
イル6.7を内蔵しており、誘導加熱により0〜150
℃の範囲で温度制御できるようになっている。さらに、
上記各加熱ロール3,4は、それぞれ導電性金属にて形
成されており、摺接電極8.9を介してパルス電源IO
の各出力端子11.12に電気的に接続されている。そ
して、この1対の加熱ロール3.4は、その間を通過す
る高分子フィルム2を圧力がO〜50kg/c■の範囲
で調整自在な線圧でプレスして上記高分子フィルム2の
延伸処理を行うとともに、上記パルスを源lOから供給
されるパルス電圧を上記高分子フィルム2に印加して分
極処理を行うようになっている。
イル6.7を内蔵しており、誘導加熱により0〜150
℃の範囲で温度制御できるようになっている。さらに、
上記各加熱ロール3,4は、それぞれ導電性金属にて形
成されており、摺接電極8.9を介してパルス電源IO
の各出力端子11.12に電気的に接続されている。そ
して、この1対の加熱ロール3.4は、その間を通過す
る高分子フィルム2を圧力がO〜50kg/c■の範囲
で調整自在な線圧でプレスして上記高分子フィルム2の
延伸処理を行うとともに、上記パルスを源lOから供給
されるパルス電圧を上記高分子フィルム2に印加して分
極処理を行うようになっている。
さらに、上記パルス電源10は、直流高電圧発生回路1
3と、上記直流高電圧発生回路13による直流高電圧出
力をスイッチングしてパルス化するスイッチ回路14と
、上記スイッチ回路14のスイッチング動作を制御する
スイッチ制御回路15にて構成されている。上記スイッ
チ制御回路14は、その可動端子14aが該パルス電源
1oの一方の出力端子11に接続され、また、第1の固
定端子14bが上記直流高電圧発生回路13の一方の出
力端に接続され、さらに、第2の固定端子14cが該パ
ルス電源10の他方の出力端子12および上記直流高電
圧発生回路13の他方の出力端に接続されているととも
に接地されている。なお、上記スイッチ回路14の制御
入力端子14dは、上記スイッチ制御回路15に接続さ
れている。
3と、上記直流高電圧発生回路13による直流高電圧出
力をスイッチングしてパルス化するスイッチ回路14と
、上記スイッチ回路14のスイッチング動作を制御する
スイッチ制御回路15にて構成されている。上記スイッ
チ制御回路14は、その可動端子14aが該パルス電源
1oの一方の出力端子11に接続され、また、第1の固
定端子14bが上記直流高電圧発生回路13の一方の出
力端に接続され、さらに、第2の固定端子14cが該パ
ルス電源10の他方の出力端子12および上記直流高電
圧発生回路13の他方の出力端に接続されているととも
に接地されている。なお、上記スイッチ回路14の制御
入力端子14dは、上記スイッチ制御回路15に接続さ
れている。
そして、このパルス電源10は、上記スイッチ回路14
の可動端子14aが第1の固定端子14bと導通してい
る期間に、上記直流高電圧発生回路゛13による直流高
電圧出力を各出力端子11,12から出力して上記加熱
ロール3,4間を通過中の高分子フィルム2にパルス電
圧を印加し、また、上記スイッチ回路14の可動端子1
4aが第2の固定端子14cと導通している期間に上記
加熱ロール3,4間を短絡して、上記高分子フィルム2
に蓄積されている電荷を放電させるようになっている。
の可動端子14aが第1の固定端子14bと導通してい
る期間に、上記直流高電圧発生回路゛13による直流高
電圧出力を各出力端子11,12から出力して上記加熱
ロール3,4間を通過中の高分子フィルム2にパルス電
圧を印加し、また、上記スイッチ回路14の可動端子1
4aが第2の固定端子14cと導通している期間に上記
加熱ロール3,4間を短絡して、上記高分子フィルム2
に蓄積されている電荷を放電させるようになっている。
上述の如き構成の製造装置では、厚み50μm。
輻30cmのフン化ビニリデン系樹脂フィルムについて
、7MV/Cm程度の電界をフッ化ビニリデン系樹脂フ
ィルムにパルス電圧にて印加して、絶縁破壊を発生する
ことなく安定に分極処理を行うことができた。また、上
記製造装置において、加熱ロール3,4間の線圧を28
kg/cm、パルス電圧のオン時間を0.5秒、オフ時
間を0.2秒として、70″C,105°Cの各加熱ロ
ール温度にて延伸倍率4倍で延伸処理を行いながら印加
電圧を変化させ、また、105°Cの加熱ロール温度に
て延伸倍率5倍で延伸処理を行いながら印加電圧を変化
させて分極処理を行ったところ、第2図に示すような各
圧電歪定数d□の高分子圧電フィルムを安定に製造する
ことができた。
、7MV/Cm程度の電界をフッ化ビニリデン系樹脂フ
ィルムにパルス電圧にて印加して、絶縁破壊を発生する
ことなく安定に分極処理を行うことができた。また、上
記製造装置において、加熱ロール3,4間の線圧を28
kg/cm、パルス電圧のオン時間を0.5秒、オフ時
間を0.2秒として、70″C,105°Cの各加熱ロ
ール温度にて延伸倍率4倍で延伸処理を行いながら印加
電圧を変化させ、また、105°Cの加熱ロール温度に
て延伸倍率5倍で延伸処理を行いながら印加電圧を変化
させて分極処理を行ったところ、第2図に示すような各
圧電歪定数d□の高分子圧電フィルムを安定に製造する
ことができた。
ここで、第2図において、O印は延伸倍率4倍。
加熱ロール温度70°C1×印は延伸倍率4倍、加熱ロ
ール温度105°C1さらに、・印は延伸倍率5倍、加
熱ロール温度105”Cの各条件下における各圧電歪定
数aS+の実測結果を示している。
ール温度105°C1さらに、・印は延伸倍率5倍、加
熱ロール温度105”Cの各条件下における各圧電歪定
数aS+の実測結果を示している。
上記第2図に示した実測結果から明らかなように、70
°Cおよび105 ’Cの加熱ロール温度では延伸倍率
4倍で延伸処理を行いながら、5MV/cm程度の電界
をフン化ビニリデン系樹脂フィルムにパルス電圧にて印
加して分極処理を行うことより圧電歪定数dfflが2
5PC/N程度の高分子圧電フィルムを製造することが
でき、さらに、105°Cの加熱ロール温度では延伸倍
率4倍で延伸処理を行いながら、6MV/cm程度の電
界をフッ化ビニリデン系樹脂フィルムにパルス電圧にて
印加して分挽処理を行うことより圧電歪定数d31が3
0PC/N程度の高分子圧電フィルムを製造することが
できた。
°Cおよび105 ’Cの加熱ロール温度では延伸倍率
4倍で延伸処理を行いながら、5MV/cm程度の電界
をフン化ビニリデン系樹脂フィルムにパルス電圧にて印
加して分極処理を行うことより圧電歪定数dfflが2
5PC/N程度の高分子圧電フィルムを製造することが
でき、さらに、105°Cの加熱ロール温度では延伸倍
率4倍で延伸処理を行いながら、6MV/cm程度の電
界をフッ化ビニリデン系樹脂フィルムにパルス電圧にて
印加して分挽処理を行うことより圧電歪定数d31が3
0PC/N程度の高分子圧電フィルムを製造することが
できた。
〔発明の効果)
上述の実施例の説明から明らかなように、本発明に係る
高分子圧電フィルムの製造方法では、高分子フィルムに
パルス状電圧を印加することにより高い電圧にて短時間
で分極処理を行うことによって高い圧電歪定数d3+を
得て、しかも、電圧印加により高分子フィルムに蓄積さ
れた電荷を上記イ′ −=IA中・・油tAn−ル パルス状電圧のオフ期間中に放電させることにより、上
記電荷による絶縁破壊の発生を防止するとともに、仮に
、絶縁破壊が発生したとしても該絶縁破壊の進行拡大を
防止して、上記高分子フィルムを移動させながら連続的
に効率良くエレクトレント化することができ、高い圧電
歪定数dfflの高分子圧電フィルムを分留り良く製造
することができる。
高分子圧電フィルムの製造方法では、高分子フィルムに
パルス状電圧を印加することにより高い電圧にて短時間
で分極処理を行うことによって高い圧電歪定数d3+を
得て、しかも、電圧印加により高分子フィルムに蓄積さ
れた電荷を上記イ′ −=IA中・・油tAn−ル パルス状電圧のオフ期間中に放電させることにより、上
記電荷による絶縁破壊の発生を防止するとともに、仮に
、絶縁破壊が発生したとしても該絶縁破壊の進行拡大を
防止して、上記高分子フィルムを移動させながら連続的
に効率良くエレクトレント化することができ、高い圧電
歪定数dfflの高分子圧電フィルムを分留り良く製造
することができる。
第1図は本発明に係る高分子圧電フィルムの製造方法に
て高分子圧電フィルムを製造するための装置の構成例を
示す模式図であり、第2図は上記装置にて製造した各高
分子圧電フィルムの圧電歪定数631を実測した結果を
示すグラフである。 第3図は従来の高分子圧電フィルムの製造方法にて高分
子圧電フィルムを製造するために用いられる製造装置の
構成例を示す模式図である。 2・・・・・高分子フィルム 10・・・・パルス電源
て高分子圧電フィルムを製造するための装置の構成例を
示す模式図であり、第2図は上記装置にて製造した各高
分子圧電フィルムの圧電歪定数631を実測した結果を
示すグラフである。 第3図は従来の高分子圧電フィルムの製造方法にて高分
子圧電フィルムを製造するために用いられる製造装置の
構成例を示す模式図である。 2・・・・・高分子フィルム 10・・・・パルス電源
Claims (1)
- 高分子フィルムを移動させながら該高分子フィルムに
パルス状電圧を印加し、上記高分子フィルムに蓄積され
た電荷を上記パルス状電圧のオフ期間中に放電させ、上
記高分子フィルムを連続的にエレクトレット化するよう
にしたことを特徴とする高分子圧電フィルムの製造方法
。
Priority Applications (1)
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