JPH018725Y2 - - Google Patents

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JPH018725Y2
JPH018725Y2 JP7697282U JP7697282U JPH018725Y2 JP H018725 Y2 JPH018725 Y2 JP H018725Y2 JP 7697282 U JP7697282 U JP 7697282U JP 7697282 U JP7697282 U JP 7697282U JP H018725 Y2 JPH018725 Y2 JP H018725Y2
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JP
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main spool
spool
pressure
pilot
receiving surface
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JP7697282U
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JPS58181003U (ja
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  • Servomotors (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は射出成形機、油圧プレス等の産業機械
に使用される4方向電磁比例弁に関する。
(従来の技術) 従来、この種の電磁比例弁として、弁筐内に摺
動自在に設けたメインスプールをリターン用スプ
リングにより中立位置を保持し、電磁弁の作動電
力の強弱に比例して該メインスプールを流体圧力
等により移動させ、これにより該弁筐のポンプポ
ートに流入する流体を2個の流出ポートの一方に
選択的に流量を制御しつつ流入させるようにした
ものが公知である。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来のもののようなメインスプールをリタ
ーン用スプリングにより中立位置に復帰させるも
のは、そのスプリングに余り強いものを使用出来
ないので、復帰にある程度の時間が掛り、メイン
スプールがゴミ等でロツク状態になつたりし、安
全性のため急速復帰の要求がある場合その要求通
り応答出来ない不都合がある。
本考案はこうした不都合を解決し、急速に中立
位置へと復帰出来る4方向電磁比例弁を提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案では、弁筐内のリターン用スプリングに
より中立位置を保持するようにしたメインスプー
ルを、電磁弁の作動電力の強弱に比例して移動さ
せ、該弁筐のポンプポートに流入する流体を2個
の流出ポートの一方に選択的に流量を制御しつつ
流入させるようにしたものに於いて、該メインス
プールの少なくとも一端側に、該メインスプール
の端部に当接するロツド部を先端に有し且つ該メ
インスプールを中立位置へと戻すための摺動距離
を該弁筐との係合により制限する段部を有するパ
イロツトスプールを該メインスプールの軸方向に
摺動自在に設け、該パイロツトスプールに、これ
に該メインスプールの方向へ押圧する力を発生さ
せるべく前記ポンプポートの圧力の作用する受圧
面と、該押圧する力よりも大きく且つ方向が反対
の対抗力を発生させるべくパイロツト圧力の作用
する対抗受圧面とを形成することにより前記問題
点を解決するようにした。
(作用) 該メインスプールを移動させるときは、一方の
電磁弁を励磁すると共にパイロツトスプールの対
抗受圧面にパイロツト圧力を作用させることによ
り該パイロツトスプールがその受圧面に作用する
ポンプポートの圧力による力に抗してメインスプ
ールから離れ、メインスプールが該パイロツトス
プールの方向に切換作動することが可能になる。
この移動中のメインスプールを緊急に中立位置に
戻すときは、励磁中の電磁弁を消磁すると共にパ
イロツトスプールの対抗受圧面に作用するパイロ
ツト圧力をタンク等にアンロードする。これによ
りパイロツトスプールは受圧面に作用するポンプ
ポートの圧力によりメインスプールを押し乍ら移
動し、パイロツトスプールがその段部と弁筐とが
係合して停止するとメインスプールが中立位置に
戻る。メインスプールの戻りの時間はメインスプ
ールのストロークにもよるがほぼ30〜50ミリ秒で
あり、リターン用スプリングによる場合よりも早
く、しかもメインスプールがゴミ等によりロツク
状態であつても強制的に中立位置へ復帰させ得
る。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基づき説明すると、第
1図に於いて符号1は4方向電磁比例弁の弁筐、
2は該弁筐1内に両端部をリターン用スプリング
2a,2aに弾発されて中立位置を保持するよう
にしたメインスプール、3a,3bは電磁弁を示
す。各電磁弁3a,3bにはポンプポート4から
減圧弁7を介在した回路8が接続され、該回路8
は各電磁弁3a,3bを介して更にメインスプー
ル2の両端に接続され。そして例えばその一方の
電磁弁3bを励磁すると、これへの電気量に応じ
て該電磁弁3bが開弁し、メインスプール2に作
用する流体圧力を該電気量に応じて制御するの
で、該メインスプール2は該電磁弁3bの電気量
に比例して摺動し、ポンプポート4に流入する流
体を流出ポート5,5の一方へ選択的に流量を制
御しつつ流入させる。
こうした構成は従来のものと同様であり、この
構成では摺動中のメインスプール2を急速に中立
位置へ戻すことが難しい。
そこで該メインスプール2の少なくとも一端側
に、第2図に見られるような、メインスプール2
の端部に当接するロツド部15を先端に有し且つ
該メインスプール2を中立位置へと戻すための摺
動距離を該弁筐1との係合により制限する段部1
6を有するパイロツトスプール6を、メインスプ
ール2の軸方向に摺動自在に設け、該パイロツト
スプール6に、これにメインスプール2の方向へ
押圧する力を生じさせるべくポンプポート4の圧
力が作用する受圧面17と、該押圧する力よりも
大きく且つ方向が反対の対抗力を発生させるべく
パイロツト圧力の作用する対抗受圧面10を形成
するようにした。
尚、図示の実施例では該パイロツトスプール6
を製作の都合上2本の小スプール6a,6bにて
構成し、一方の小スプール6aの端面を受圧面1
7としてポンプポート4の圧力が導入された圧力
室9に臨ませ、該小スプール6aでメインスプー
ル2を押圧すると共に他方の小スプール6bの中
間の段部を対抗受圧面10としてそこに回路11
を介して適当な圧力源からパイロツト圧力を導入
し、前記小スプール6aの押圧力に対する対抗力
を生じるようにした。該圧力室9には常時ポンプ
ポート4の圧力が導入され、また該回路11のパ
イロツト圧力はメインスプール2の端部から該小
スプール6aを押し戻すに足りる程度の圧力が作
用されるものとする。12は小スプール6aの段
部16と係合してメインスプール2側へのストロ
ークを調整するように弁筐1に設けたストツパ
で、その外周部のねじを調整することによりメイ
ンスプール2を中立位置に正しく戻せるようにし
た。13はストツパ12の回り止め、14はタン
クポートである。
その作動を説明するに、電磁弁3を励磁してメ
インスプール2を移動させるときは、パイロツト
スプール6の小スプール6bにこれをポンプポー
ト4の流体圧力に抗してメインスプール2から離
反させるパイロツト圧力を対抗受圧面10の圧力
室に導入し、該メインスプール2は自在に切換作
動するが、該メインスプール2を緊急に中立位置
に戻すときはパイロツト圧力をタンク等にアンロ
ードする。これにより小スプール6aはポンプポ
ート4の圧力が作用した受圧面17に生ずる力
で、もう一つの小スプール6bを介してメインス
プール2を中立位置方向にそのロツド部15で急
速に押し戻し、段部16がストツパ12に係合し
て該小スプール6aが止るとメインスプール2が
中立位置に入り、ポンプポート4から流出ポート
5への流体の流入が止る。
(考案の効果) このように本考案によるときは、メインスプー
ルを押すロツド部とメインスプールを中立位置へ
戻す摺動距離を制限する段部と、ポンプポートの
圧力でメインスプールを中立位置方向へ押す力を
発生する受圧面及び該押す力よりも大きくしかも
方向反対の対抗力をパイロツト圧力の力で発生さ
せる対抗受圧面とを有するパイロツトピストンを
設けたので、急速に強力な力でメインスプールを
中立位置に戻すことが出来使用上便利であり、切
換不能となることも少なく安全性を向上させ得る
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の1例を示す線図、第2図
はその要部の具体例の断面図である。 1…弁筐、2…メインスプール、3,3…電磁
弁、4…ポンプポート、5,5…流出ポート、6
…パイロツトスプール、10…対抗受圧面、16
…段部、17…受圧面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁筐内のリターン用スプリングにより中立位置
    を保持するようにしたメインスプールを、電磁弁
    の作動電力の強弱に比例して移動させ、該弁筐の
    ポンプポートに流入する流体を2個の流出ポート
    の一方に選択的に流量を制御しつつ流入させるよ
    うにしたものに於いて、該メインスプールの少な
    くとも一端側に、該メインスプールの端部に当接
    するロツド部を先端に有し且つ該メインスプール
    を中立位置へと戻すための摺動距離を該弁筐との
    係合により制限する段部を有するパイロツトスプ
    ールを該メインスプールの軸方向に摺動自在に設
    け、該パイロツトスプールに、これに該メインス
    プールの方向へ押圧する力を発生させるべく前記
    ポンプポートの圧力の作用する受圧面と、該押圧
    する力よりも大きく且つ方向が反対の対抗力を発
    生させるべくパイロツト圧力の作用する対抗受圧
    面とを形成して成る4方向電磁比例弁。
JP7697282U 1982-05-27 1982-05-27 4方向電磁比例弁 Granted JPS58181003U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7697282U JPS58181003U (ja) 1982-05-27 1982-05-27 4方向電磁比例弁

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7697282U JPS58181003U (ja) 1982-05-27 1982-05-27 4方向電磁比例弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58181003U JPS58181003U (ja) 1983-12-03
JPH018725Y2 true JPH018725Y2 (ja) 1989-03-09

Family

ID=30086252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7697282U Granted JPS58181003U (ja) 1982-05-27 1982-05-27 4方向電磁比例弁

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JP (1) JPS58181003U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0625562B2 (ja) * 1986-03-31 1994-04-06 石炭露天掘機械技術研究組合 電気油圧制御装置
JP2600801B2 (ja) * 1988-05-09 1997-04-16 株式会社豊田自動織機製作所 産業車両の荷役用コントロールバルブ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58181003U (ja) 1983-12-03

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