JPH0160563B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は安全硬質ヘルメツト用アクセサリを取
付け且つ維持するための手段に関する。より詳し
くは本発明は硬質ヘルメツトの多様な形状をした
下部ふち部、フランジ、あるいは樋部に取付けで
きるように作られ、例えば防護位置と非防護位置
間を防護メガネが移動できるようにするために用
いられる防護メガネ用バンドを引通すこと無し
に、防護メガネ付きバンドを硬質ヘルメツトに取
付けるために作られた弾力的なプラスチツク製ク
リツプに関する。本発明はさらに前記クリツプを
用いてアクセサリが取付固定された保護具ユニツ
トに関する。

個々の硬質ヘルメツトの下部端縁部すなわち唇
部に係合するように作られた細長い溝部材と管状
スプリングクリツプのようなアクセサリバンドを
取付かつ保持する手段は公知である。しかしなが
らこれらアクセサリバンドは通常管部材と組合わ
されて居り、該管部材を通して防護メガネのよう
なアクセサリの紐、コードあるいは弾力バンドが
引通しされかつ保持されなければならない。溝部
材または／あるいは管部材は連続的に下部端縁部
の後半分を越える範囲に拡がりそしてある場合に
は硬質ヘルメツトを取り巻く別の固定手段によつ
て安全ヘルメツトに取付けられそして保持され
る。以下に開示される本出願人の器具と異り、前
記のような公知のアクセサリバンドは非常に多数
の部品から成り、多くの材料を要しそして価格的
にも高くなる。そしてかゝるアクセサリバンドは
特別の硬質ヘルメツトの特定の下部ふち輪郭にの
み適合することが出来、そしてバンドは相対的に
長い管を通して引通しされなければならず、すな
わちアクセサリあるいは防護用メガネからは分離
されなければならない。

硬質ヘルメツトへアクセサリを取付けるための
プラスチツク製クリツプが開示されている。夫々
のクリツプは剛性を有する変形しない部分と反対
に弾性的な把持部分とから成り、該弾性的な把持
部分は硬質ヘルメツトに組合された複数の異つた
形状をした下部円周ふち部分を受入れそして把持
係合するための特別の形状の連続して曲がつた溝
穴を有する。前記硬質ヘルメツトに弾性ストラツ
プ、バンドあるいはコードを有する防護メガネの
ような追加して用いられる防護用アクセサリが取
付けられる。前記プラスチツククリツプは下部ふ
ち部の後半分部分に沿つて一定間隔をおいて置か
れ、そしてアクセサリバンドを受入れ且つ保持す
る案内路、通路すなわち開口部を有し、前記開口
部にアクセサリすなわち防護メガネの反対側の側
面に連結される連続バンドが挿入されそして硬質
ヘルメツトに保持される。

次に、バンドの受入れ保持開口部は狭い側方入
口部を正常時は弾性的に閉じ併し側面入口部を開
くことが可能であるか、あるいは正常時は開いて
おり併し側方入口部を掛金によつて閉じているか
のいずれかである。

正常時には開きそして掛金を掛けられる入口部
は、バンドを挿入し且つ動かすために開かれそし
てその中にバンドを保持するために閉ぢられてス
ナツプ止めされるように作られたバンド受入れ保
持開口部に連続する頭部、捕捉部分および弾力的
な掛金アーム部分を含む掛金手段から成る。

また特別な形状そして曲線を描いている溝穴は
外方にじようご状に拡がつた下部円周ふちすなわ
ちフランジ状壁部分を受入れるように作られて居
り、該円周ふちのフランジ状壁部分の切断面形状
は、一般的にＵ形状、部分的にＵ形状、半円形状
あるいは部分的円形状、外側に厚くなつた下部端
縁部分を有する部分的円形状であつて該端縁部が
上へ持上つた上部表面を有する形状、下方に延び
る内側ビードを有しそして外側下方へ曲がつた端
縁部へ下方へ傾斜した部分的な円形状、そして部
分的に円形で外側下方に曲がつた端縁部部分に下
方へ曲がつている形状の何れかである。

本発明のクリツプとクリツプを用いてアクセサ
リが取付固定された安全硬質ヘルメツトを示す添
付図面を参照して以下本発明を説明する。

本発明の第１発明であるクリツプの構造を説明
するに先立ち、本発明のクリツプが用いられる態
様を先に説明する。

第１図および第２図に眼と頭部の保護を組合せ
たユニツト１０を示す。このユニツト１０は通常
安全硬質ヘルメツト１２と、例えば弾性バンド
（コードでもよい）２２を具備した防護用メガネ
２０である防護用アクセサリと、安全硬質ヘルメ
ツト１２に防護用アクセサリを取付けて保持する
複数の保持用クリツプとの組合せから成る。

安全硬質ヘルメツト１２はクラウン１２ａと、
クラウンに連結されたひさし（つば部分ともい
う）１２ｂと、クリツプ３０を取付けることの出
来る第３図から第７図に示した断面形状のいずれ
かを具備した壁部分を有する下部ふち部（フラン
ジ、端縁部あるいは樋部ともいう）１２ｃとを有
する。

防護用メガネ２０は眼を保護する型式のもので
あれば、その型式は問わない。

防護用メガネの両側面に取付けたバンド２２は
通常の弾性的に伸縮可能なバンド等であればよ
い。このバンド２２がその長さを調節することが
できる可撓性の弾性バンドであると好ましい。

弾性バンドの弾性は、第１図に示すようにヘル
メツトのクラウン１２ａ上での防護メガネの支架
位置Ｒからひさし１２ｂを越えてヘルメツトの使
用者の両眼のまわりの顔面域である可視位置Ｖへ
と、防護メガネを移動出来るように作られる。ま
た長さを調節可能なバンド２２の断面形状は任意
に選定でき、且つ中実のバンドでも管状のバンド
でもよい。

第１図および第２図に示すように、弾性バンド
２２は、硬質ヘルメツト１２の後方の下部ふち部
１２ｃに取付けたクリツプ３０の開口部と間隔を
おいて配置された他のクリツプ３０の開口部を通
つて延びている。防護メガネが支架位置Ｒにある
時は、バンド２２は複数のクリツプ３０を通つて
延び、両側の後部ふち部１２ｃの外側を越えて下
方へ延びて防護メガネに達する。防護メガネを可
視位置Ｖに持上げるに際し、バンド２２はふち部
１２ｃの両側面から離れて下方へ防護用メガネ２
０を移動する。

前記複数のクリツプ３０はザイテル
（ZYTEL、デユポン社の商標名）のような弾性
ナイロン樹脂原料あるいはそれと同様な材料を用
いた射出成形品であると好ましい。しかし前記ク
リツプを他のプラスチツク、強化プラスチツクあ
るいは通常の弾性的な金属で作つてもよい。

バンド保持用クリツプ３０は一対の凹部３６，
３８によつて中断された実質的に半円形の凹表面
３４を有する実質的に剛体の静止部分３２を具備
し、クリツプ３０使用時にはこの凹表面３４が硬
質ヘルメツト１２の下部ふち部１２ｃの壁の凸形
状の表面に係合する。

前記中断した半円形凹表面３４と引込んでいる
表面３６，３８はまた一般的に弓形あるいは半円
形の曲線の結合するふち部を受入れる曲線を描い
た溝穴４０の片側側面を規定し、弓形あるいは半
円形の曲線を描いた前記溝穴に多様な形状を有す
る硬質ヘルメツトのふち部が挿入されそして締め
付けるように係合する。

より硬くて剛体状の部分３２とは反対側に間隔
を置いて一般的にＳ字形状をした弾性的な把持部
分４２があり、該把持部分４２は結合用半円形ふ
ち部受入れ溝穴４０の周囲を弧状の軌道を描いて
いる。前記Ｓ形状の弾性把持部分４２の内側把持
湾曲部分は入口を溝穴４０に結合する一般的に半
円形の凸状表面を有しそして部分３２の相対して
中断している凹状表面３４から間隔をおいてい
る。凸形表面４４はまだ凹んだ表面と肩部４６を
含む中間切欠部によつて中断され、該中間切欠部
から凸状表面４４は反対側に曲がつた狭い部分を
廻りそして凹形状表面３４に関連する溝穴４０の
閉鎖端部を廻るＳ形状把持部分の外側湾曲の内側
表面に連続する。中断された凸状表面４４と肩部
表面４６を含む弾性把持部分４２は硬質ヘルメツ
トの下部ふち部の壁部の一般的に外側に凹状にな
つた表面および肩部表面に対して係合し把持する
ように作られている。

静止部分３２の先の方へ細くなつている端部と
部分４２の内部ループの凸部表面４４には、拡げ
ることが出来る溝路４０の内側に狭くなつた曲線
部分から部分３２と部分４２の自由端部へ外向き
傾斜すなわち拡がつている１個の拡大入口を具備
したふち部受入溝穴が設けられていることが第３
図において見ることが出来る。

図面に示されているように、入口に隣接した表
面３４と表面４４間の溝穴４０のせばまれている
部分の最初の拡がらない巾はその溝穴の中に挿入
することが出来る下部ふち部の壁厚よりも実質的
に薄い。かくして厚いふち部を挿入することが弾
性的なＳ形状の把持部分４２をより剛性の高い部
分３２に対して曲げ且つ引離す、すなわち外方向
に揺動させる。材料の変形および弾性の結果とし
て、十分な値の相対するスプリング力すなわち弾
性力が相対する部分３２，４２の表面３４と表面
４４の間に把持された硬質ヘルメツトのふち部を
保持するために生れる。

出入口、すなわち側面通路を開閉するために、
クリツプ３０に掛金手段が設けられていると好ま
しい。前記側面通路を通つて防護メガネのバンド
あるいはコードが挿入され、あるいはクリツプ内
のコード受入れ開口部から取出される。

Ｓ形状の把持部分４２の外側ループの端部分と
より剛性のある部分３２の中間部分とに接続し且
つ連結している中間掛金保持部分４８によつて前
記掛金手段は支えられる。補促部分５０と結合用
掛金受入れくぼみ部５２が掛金保持部分４８から
突出している。

その一端においてより剛性の高い部分３２の相
対する端部部分に全体として連結された弓状に細
長く曲線を描いて延びた弾性のある掛金アーム部
分５４は掛金保持部分４８から間隔を取つて配置
される。弾性のある掛金アーム部分５４は前記剛
性の高い部分３２から延び、そしてバンドあるい
はコードを受入れかつ保持している開口部５６の
片側面を廻つて、前記開口部５６の側面通路に隣
接した掛金アーム部分５４の反対側の自由端部に
おいて内側に突出する掛金頭部部分５８に延びて
いる。

第３図に示されたようなクリツプ３０の拡大図
において掛金頭部部分５８は当初の開いたまゝの
すなわち未だ掛金を掛けられていない位置におい
て相対的に近接して示されそしてもし必要あれば
側面通路を閉鎖するために捕捉部分５０と係合す
ることが出来る。厚さの厚いバンドまたはコード
が捕捉部分５０および掛金頭部５８の間に挿入さ
れると、前記バンドは側面通路を開くために外方
向に前記頭部および掛金アーム５４に力を加えそ
して前記バンドが大きくなつている開口部５６に
入ると直ちに当初の位置に掛金アーム等を戻すよ
うな反対方向の弾性力を生み出す。前記バンドは
開口部５６内に保持されそして突出している掛金
頭部５８によつて開口部からバンドが逃出するこ
とが防がれる。

しかしながらバンドが開口部から逃出する可能
性を防ぐために、掛金頭部５８が捕捉部分５０を
乗越えそしてくぼみ部５２に入つて第４図から第
７図に示された掛金を掛けられた位置にスナツプ
止めされる迄、親指と他の指間でクリツプを人力
でしぼることによつて圧力が曲がつている弾性ア
ーム部分５４に与えられる。

掛金された位置で前記アームを曲げることによ
つて発生した反対方向の弾性力が掛金頭部５８の
内側傾斜表面を捕捉部分５０の類似した内側傾斜
表面と係合させて維持する。また捕捉部分５０が
掛金頭部５８と掛金アーム５４間のくぼみ部に入
りそして固定されるようになる。

掛金の外しは親指または他の指を部分３２にあ
てそしてＳ形状部分４２の外側ループ部分と掛金
頭部５８間の隙間に他の指または親指を力を入れ
て挿入することによつて達成される。このように
反対の力を与えることすなわち引張ることによつ
て、掛金頭部５８を捕捉部分５０を越えて当初の
掛金を掛けていない位置へと乗越えさせる。

かくして防護用メガネ、シールド部材、防毒面
あるいは他のアクセサリのバンドあるいはコード
は夫々のクリツプ３０の開口部５６を通つて引通
される必要はなくそしてアクセサリのバンドはア
クセサリをバンドから引離すことなしにたやすく
挿入することおよび取外すことが出来る。

第４図から第７図に、アクセサリバンド取付お
よび保持用万能クリツプ３０が示され、該クリツ
プは商業的に利用可能な安全ヘルメツトすなわち
硬質ヘルメツトに代表的に見られる多種類の断面
形を有する下部ふち部あるいはフランジ部分に取
付けられる。

第４図において、硬質ヘルメツトは一般的に半
円形あるいはＵ形状の壁部分６２と上方に曲がつ
た外側端縁部分６４を具備した下部ふち部すなわ
ちフランジ６０を有する。前記外側端縁部分６４
はまた第１図に示されるようにヘルメツトのひさ
しまたはつばへ向けて前方へ傾斜する雨水用樋を
形成する。

第４図に示された一般的に垂直位置において、
半円形のフランジ６０は実質的に溝穴４０の全長
すなわち深部に延びる。しかしながら、クリツプ
３０は第４図に示された垂直位置からクリツプを
外側方向へ旋回することによつて、あるいは第３
図に示された水平位置からクリツプを内側方向へ
旋回することによつて異つた角度に位置決めして
も良い。第４図に示された垂直位置より他の位置
においては、溝穴４０の中に延びるフランジ６０
の長さは少くなりそしてそれに応じて変る。

また、部分的に円形すなわち半円形形状より短
いフランジの壁部にクリツプ３０を取付けること
が可能である。例えば、クリツプ３０は全円の1/
８すなわち45゜、あるいは半円形フランジ４０の1/
４に相当する湾曲長を有する外側方向に曲線を描
いたフランジの壁部間に取付けられそしてフラン
ジ力を加える状態で把持されることが出来る。

さらに、壁は均一な厚さである必要なく、また
壁の両面の円弧の中心が一点に一致する必要はな
い。前記フランジすなわちふち部は曲線を描いた
複数部分間を延びている直線底部部分があつても
良くすなわち上方に曲がつた端縁部分は第４図に
示されるような曲線の代りに短く且つ直線であつ
てもよい。

異つた形状の他の下部ふち部フランジ７０にク
リツプ３０を取付けている状態を第５図に示す。
外側方向にじようご状の形状をしたフランジ７０
は外側方向且つ下方向に延びて曲がつた壁部分７
２を有し、該壁部分７２の長さは全円弧の約1/8
すなわち約45゜の長さであり且つ上方に起きたす
なわち上部表面に向けて上方に延びている内側肩
部を具備した厚い外側端縁部分７４に延びる凹部
表面を含んでいる。前記フランジ７０の内側凸部
表面は部分３２の中断された凹形表面３４によつ
て把持状態に係合され、一方フランジの長さの短
い凹部表面と、上方に起きた表面および肩部はＳ
形状の把持部分４２の内側ループの中断された凸
形表面４４と肩部４６によつて弾性的に係合され
る。

異つた形状であつて且つクリツプ３０が取付け
られる他のフランジ８０が第６図に示される。フ
ランジ８０はクリツプ３０の部分３２と部分４２
間でで把持された約1/8すなわち45゜に相当する湾
曲部分を有する壁部分８２を具備し、そしてフラ
ンジ８０は傾斜した部分８２へ向けて外側に延び
て居り、傾斜した部分８２はクリツプ３０の外側
に長いすなわち深い凹部、すなわち中間凹部３８
の中に突出している下側に曲がつた外端縁部分８
４に向けて外側且つ下向きに延びている。またク
リツプ３０の内側の短いすなわち浅い凹部、すな
わち内側凹部３６の中に突出する内側に短いビー
ド部分８６が1/8の湾曲した部分８２の外側に凸
出した表面から下方に延びている。

最后に第７図にさらに他の形状を有するフラン
ジ９０にクリツプ３０が取付けられている状況を
示す。下部フランジすなわちふち部９０はフラン
ジ８０の1/8すなわち45゜の湾曲部に僅かに短いか
あるいは大体同じ湾曲部を有する類似して外方向
に曲がつた部分９２を有する。該部分９２は外側
反対方向に曲がつた部分９４であるところへ下向
きに延び、そして部分９４はクリツプ３０の凹所
３８の中へ突出している下部外側下方に曲がつた
端縁部分９６へ下向きに延びる。

本発明の代表的なクリツプ３０は適切なプラス
チツク原料を射出成型することによつて長さ約１
インチ（2.54cm）、巾約１インチ（2.54cm）、そし
て厚さ約5/16インチ（約7.87mm）の大きさで希望
する形状に作られることが好ましい。併しながら
前記クリツプ３０は押出し成型によつて成形され
そして公知の方法で希望する厚さすなわち長さに
切断されてもよい。またクリツプは長さにおいて
長くても短くてもよい。

多様な形状の硬質ヘルメツトのふち部の角度を
とつて間隔を設けた位置にクリツプ３０をはめる
ことは、フランジすなわちふち部の外側端縁部に
溝穴４０の入口を一直線に揃へ、そしてクリツプ
に力を加えてフランジとの弾性的な摩擦把持係合
に押込むことによつて簡単に実施することが出来
る。

通常ではヘルメツトのふち部の後部部分に沿つ
て間隔を取つて３個のクリツプが配置されゝば充
分である。併しもし希望しあるいは要望するなら
ばクリツプの数を追加して与えてもよい。

防御用メガネあるいはその他のアクセサリは硬
質ヘルメツト頭部１２ａに置かれてそしてバンド
２２は後方に引伸ばされそして補促部分５０およ
び掛金頭部５８間の側面通路を通つて夫々のクリ
ツプ３０の開口部５６の中へ挿入される。

その后に、掛金手段は開いたまゝに置かれてい
てもよいし、あるいは好ましくは開口部５６とク
リツプ３０からバンドが逃出する如何なる可能性
をも防ぐために掛金を掛けて閉められる。

使用時に、複数の開口部５６を連続して通過し
ている係合するアクセサリバンド２２の弾性力の
僅かな量がより抵抗の強い剛性の高い部分３２を
一般的に引張りそしてフランジすなわちふち部の
内側凸表面と摩擦把持および接触係合する。した
がつて摩擦把持係合およびクリツプとふち部との
絡合効果がクリツプとふち部との間の相対的移動
を止める。

いくつかの例において、夫々のクリツプ３０内
の溝穴４０と硬質ヘルメツトの下部ふち部はたつ
た１個の曲率半径を具備した真の半円形状であつ
ても良いしあるいはなくても良い。したがつて溝
穴４０および下部ふち部を参照してこれ迄に用い
られた「一般的に半円形」といわれる語は真の半
円形と半円形の変形例と約180゜に延びる曲率半径
の１個またはそれ以上の個数の曲率半径を具備し
た曲がつた溝穴およびふち部そして約180゜迄延び
る曲線を有する下部ふち部を受入れることが出来
る溝穴を含むものとして意味される。さらにいく
つかの応用例に対して曲がつた溝穴４０は180゜に
延びる必要はなく、しかし入口から180゜迄どこか
へ延びればよくそして180゜よりも対応して短く、
クリツプ３０における溝穴の環状深さと等しいか
浅い下部ふち部を受入れればよい。

本発明は多くの変形例が可能であるので、本発
明はこれより前に開示した特定の実施例に限定さ
れず、そして添附した特許請求の範囲に関連した
全ての変形例および同等例を含む。

【図面の簡単な説明】

第１図は防護用メガネを具備した安全ヘルメツ
トに防護用メガネをメガネバンドを用いて安全ヘ
ルメツトにメガネ使用状態およびメガネ不使用状
態すなわち支架位置に組合わせた状態を示す側面
図であり、前記メガネバンドは本発明により安全
ヘルメツトのふち部に取付けるような構造をして
取付けられた複数の保持用クリツプを用いて安全
ヘルメツトに取付けられかつ保持される。第２図
は第１図の安全ヘルメツトに防護用メガネバンド
およびクリツプを組合せた状態の底面図である。
第３図は一点鎖線で示された安全ヘルメツトのリ
ムにもう１つの水平および利用可能な位置へ時計
と反対方向に90゜回転された本発明の保持用クリ
ツプの一例の拡大側面図を示す。第４図は安全ヘ
ルメツトの外方に延び且つ上方に曲がつた下部ふ
ち部の一般的に半円形をした壁部に取付けられた
クリツプを示す断面部分側面図である。第５図は
他の安全ヘルメツトの外側且つ下方にじようご状
に張り出た下部ふち部の上方に持上げられた表面
および肩部を具備した比較的に厚い外側端縁部分
を含む部分的に円形状の壁部に取付けられた本発
明のクリツプを示す断面部分側面図である。第６
図はさらに他の安全ヘルメツトの外側且つ下方に
じようご状に張り出した下部ふち部の外側下方に
曲がつた端縁部と内側下方に突出したビード部分
を具備した部分的に円形状に曲がり且つ下方に傾
斜した形状の壁部に取付けられたクリツプを示す
断面部分側面図である。第７図はさらに他の安全
ヘルメツトの外方且つ下方にじようご状に張り出
した下部ふち部の外側下方に曲がつた下部端縁部
を含む部分的に円形状の壁部に取付けられたクリ
ツプを示す断面部分側面図である。 １０……ユニツト、１２……硬質ヘルメツト、
１２ａ……クラウン部分、１２ｂ……ひさし部
分、１２ｃ……下部ふち部、２０……防護用メガ
ネ、２２……バンド、３０……クリツプ、３２…
…剛体部分、３４……内側に凹んだ表面、３６，
３８……引込んでいる表面（凹部）、４０……溝
穴、４２……把持部分、４４……凸状表面、４６
……肩部表面、４８……掛金保持部分、５０……
捕捉部分、５２……受入れくぼみ部、５４……掛
金アーム部分、５６……開口部、５８……掛金頭
部、６０，７０，８０，９０……下部ふち部（下
部フランジ）、６２，７２……壁部分、６４……
外側端縁部分、７４……厚さが増えた端縁部分、
８２……傾斜部、８４……下側に曲がつた外側端
縁部分、８６……ビード部分、９２……外側に曲
がつた部分、９４……反対側に曲がつた部分、９
６……下部の外側下方に曲がつた端縁部分。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 硬質ヘルメツト１２の下部ふち部１２ｃの壁
   に着脱自由に固定でき、且つアクセサリバンド２
   ２を保持することができるクリツプ３０におい
   て、該クリツプ３０が実質的に剛体の静止部分３
   ２と、該静止部分３２と溝穴４０を挾んで対向し
   て配置された弾力的に移動可能な把持部分４２
   と、前記静止部分３２の前記把持部分４２の反対
   側に先端が閉鎖された開口部５６を挾んで対向し
   て配置された掛金アーム部分５４から成り、前記
   静止部分３２の前記把持部分４２側の形状の少く
   とも一部分が、用いられる硬質ヘルメツト１２の
   下部ふち部１２ｃの外側表面に係合可能な形状に
   作られ、前記把持部分４２の前記静止部分３２側
   の形状の少くとも一部分が、用いられる硬質ヘル
   メツト１２の下部ふち部１２ｃの内側表面に係合
   可能な形状を有し、且つ前記溝穴４０に挿入され
   ることになる硬質ヘルメツト１２の下部ふち部１
   ２ｃに弾力的な把持力を与えることができるよう
   に作られ、前記開口部５６がアクセサリバンド２
   ２を収容して保持できるように、開口部５６に面
   した前記静止部分３２と前記掛金アーム部分５４
   の表面の形状が作られている硬質ヘルメツトへの
   アクセサリ取付用弾力性クリツプ。 ２ 前記静止部分３２が下部ふち部１２ｃの壁の
   凸形状表面部分と摩擦係合するように作られた凹
   形状表面３４を有する特許請求の範囲第１項記載
   の弾力性クリツプ。 ３ 弾力的に移動可能な把持部分４２が前記下部
   ふち部の壁の対向する凹形状表面部分と係合する
   ように作られた凸形状表面４４を有する特許請求
   の範囲第１項記載の弾力性クリツプ。 ４ 弾力的に移動可能な把持部分４２が静止部分
   ３２に連結した外側部分と、前記外側部分から溝
   穴への入口に隣接した入口端部部分に延びる内側
   部分とを有する特許請求の範囲第１項記載の弾力
   性クリツプ。 ５ 前記溝穴４０が、入口から静止部分３２の凹
   形状表面３４と移動可能な把持部分との間を閉鎖
   端部迄、180゜に到る迄の何れかの位置へ曲がりな
   がら延ばされて居り、それによつて曲線を描いた
   溝穴４０が、約180゜あるいはそれ以下に至る迄の
   何れかの位置へ延びるような彎曲を有する形状を
   具備した下部ふち部１２ｃを受入れるように作ら
   れている特許請求の範囲第１項記載の弾力性クリ
   ツプ。 ６ 前記溝穴４０が、溝穴の入口と溝穴の閉鎖端
   部との間に位置している静止部分３２の凹形状表
   面３４に中間凹部３８と中間表面を有する形状に
   作られ、それによつて溝穴４０が中間凹部３８に
   挿入可能な下方へ曲がつた端縁部分へ外方向且つ
   下方向に延びている曲部を含んでいる形状を具備
   した下部ふち部１２ｃを受入れることができる特
   許請求の範囲第５項記載の弾力性クリツプ。 ７ 前記溝穴４０が溝穴の入口と中間凹部３８の
   間に位置する静止部分３２の凹形状表面３４にお
   いて内側凹部３６と引込んだ表面とを有し；それ
   によつて溝穴４０が、中間凹部３８へ挿入可能な
   下方向に向いた端縁部分に向けて外方向下方向に
   延びている曲部と、該曲部から突出して内側凹部
   ３６へ挿入可能なビート部８６とを有する形状の
   下部ふち部１２ｂを受入れることができる特許請
   求の範囲第６項記載の弾力性クリツプ。 ８ 前記溝穴４０が溝穴の入口と閉鎖端部との間
   に位置する弾力的把持部分４２の凸形状表面４４
   に肩部４６を有する切欠部を有し、それによつて
   溝穴４０が、切欠部の中に挿入可能であり且つ凸
   状表面において肩部と係合可能な起上つた表面と
   内側壁部を有する厚さをました外側端部部分に下
   方向に且つ外方向に延びている曲部を有する形状
   の下部ふち部１２ｃを受入れることができる特許
   請求の範囲第１項記載の弾力性クリツプ。 ９ 前記開口部５６が、アクセサリバンド２２を
   アクセサリから外して前記バンド２２をクリツプ
   ３０に引通すことなしに、前記アクセサリバンド
   ２２がそれを通つて開口部５６を出し入れされ得
   るような側面入口を有する特許請求の範囲第１項
   記載の弾力性クリツプ。 １０ 前記開口部５６から前記側面入口を閉鎖す
   るために、開口部５６の側面入口に隣接し、且つ
   開口部５６からアクセサリバンド２２の逃出を防
   ぎ開口部５６からバンド２２を出入れするのに開
   口可能な掛金手段（50、58）を含む特許請求の範
   囲第８項記載の弾力性クリツプ。 １１ 前記静止部分３２の相対向する端部部分か
   ら前記開口部５６の部分を廻つて側面入口に隣接
   した自由端部へ延びている弾力的な掛金アーム部
   分５４と、前記側面入口に隣接した掛金アーム部
   分５４の自由端部から内側に突出している表面を
   有する掛金頭部部分５８と、前記開口部５６の相
   対向する側面上に延びている実質的に剛体である
   静止部分３２の中間位置から側面入口へ突出して
   いる捕捉部分５０とを前記掛金手段が含み；それ
   によつて弾力的アーム部分５４に力を加えること
   がアーム部分５４を曲げさせ、掛金頭部部分５８
   を捕捉部分５０を越えて向う側に乗越えさせて側
   面入口を閉鎖する掛金位置にスナツプ止めさせ、
   そして掛金頭部部分５８に対して反対方向の力を
   与えることが掛金頭部部分５８を側面入口を開く
   掛金されていない位置に捕捉部分５０を越えて手
   前側に乗越えさせる特許請求の範囲第１０項記載
   の弾力性クリツプ。 １２ 下部ふち部１２ｃに延びるクラウン部分１
   ２ａと、使用しない静置位置として前記クラウン
   部分１２ａに係合可能なアクセサリ２０と、硬質
   ハツト１２の下部ふち部１２ｃに連結するために
   前記アクセサリ２０に取付けられそしてアクセサ
   リから後方へ延びているアクセサリバンド２２と
   を具備した安全硬質ヘルメツト１２を含む保護具
   ユニツト１０において、前記保護具ユニツト１０
   が、前記アクセサリバンド２２を下部ふち部１２
   ｃに取付け且つ保持するために、下部ふち部１２
   ｃに沿つて角度をとつて間隔をおいて配置され且
   つ下部ふち部１２ｃに取付けられた複数のクリツ
   プ３０を含み、該クリツプ３０が実質的に剛体の
   静止部分３２と、該静止部分３２と溝穴４０を挾
   んで対向して配置された弾力的に移動可能な把持
   部分４２と、前記静止部分３２の前記把持部分４
   ６の反対側に先端が閉鎖された開口部５６を挾ん
   で対向して配置された掛金アーム部分５４から成
   り、前記静止部分３２の前記把持部分４２側の形
   状の少くとも一部分が、用いられる硬質ヘルメツ
   ト１２の下部ふち部１２ｃの外側表面に係合可能
   な形状に作られ、前記把持部分４２の前記静止部
   分３２側の形状の少くとも一部分が、用いられる
   硬質ヘルメツト１２の下部ふち部１２ｃの内側表
   面に係合可能な形状を有し、且つ前記溝穴４０に
   挿入されることになる硬質ヘルメツト１２の下部
   ふち部１２ｃに弾力的な把持力を与えることがで
   きるように作られ、前記開口部５６がアクセサリ
   バンド２２を収容して保持できるように、開口部
   ５６に面した前記静止部分３２と前記掛金アーム
   部分５４の表面の形状が作られている安全硬質ヘ
   ルメツトを含む保護具ユニツト。