JPH0159373B2 - - Google Patents

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JPH0159373B2
JPH0159373B2 JP19503987A JP19503987A JPH0159373B2 JP H0159373 B2 JPH0159373 B2 JP H0159373B2 JP 19503987 A JP19503987 A JP 19503987A JP 19503987 A JP19503987 A JP 19503987A JP H0159373 B2 JPH0159373 B2 JP H0159373B2
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JP
Japan
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shaft
winding
fabric
transmission
split
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JP19503987A
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Toshihiko Okada
Satoshi Suzuki
Toshifumi Yagi
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Gunze Ltd
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Gunze Ltd
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Publication date
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Priority to US07/186,636 priority patent/US4879886A/en
Priority to DE3844608A priority patent/DE3844608C2/de
Priority to DE3814584A priority patent/DE3814584A1/de
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、メリヤス丸編機によつて編成された
筒状の丸編生地を、ロール状に巻取るための巻取
装置に関する。
(従来の技術) メリヤス丸編機においては、これによつて編成
された筒状の丸編生地を、下釜中心を通つて編機
下方に送出し、編機下方にこれと同調回転するよ
うに装備された巻取装置における巻取軸上に、ロ
ール状に巻き取るものであり、例えば、特開昭59
−88955号公報で提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、従来の技術においては、生地送りロ
ールの駆動手段は、ラチエツト機構とギヤ咬合に
よるものであり、構造が複雑でかつ定トルクを伝
達するには不向であつた。
また、巻取軸の駆動は、スプロケツトホイール
とチエンによる巻掛で行なつており、構造が複雑
で、しかも、メリヤス生地は伸縮性に富んでいる
ため、チエン巻掛伝動では巻取りに融通性がな
く、巻上げ径の増大による巻上げ張力の低下に対
応できないという問題がある。
本発明は、上述のような実状に鑑み案出された
もので、生地送りロールを定トルクで駆動できか
つ巻取軸を融通性のある伝動手段により、生地の
円滑な巻取りが行ないうる巻取装置を得ることを
目的としている。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明では次の技
術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、メリヤス丸編機1の編成
手段の下方に、この編成手段とともに同調して縦
軸心廻りに回転しかつ停止する左右一対の支持フ
レーム10を有し、この支持フレーム10間に水
平軸心廻りに回転しかつ生地を送り出す複数本の
生地送りローラ13及び該ローラ13から垂下送
出される生地6をロール状に巻き取る左右一対か
らなる巻取軸11を備えた生地巻取装置7におい
て、前記生地送りローラ13には、磁力利用の定
トルク動力伝達手段71を介して動力が伝達せら
れ、巻取軸11には、ベルト伝動手段33を介し
て動力が伝達されるようにせられたことを特徴と
するものである。
(作用) メリヤス丸編機1から垂下状に送出された筒状
生地6は、生地送りローラ13により扁平化され
て送り出され、巻取軸11にロール状に巻取られ
る。この送りローラ13は、磁力利用の定トルク
動力伝達手段71を介して回転せしめられるた
め、生地張力が一定になる。また、巻取軸11は
ベルト伝動手段33を介して駆動されるため、生
地6の巻上げ径の増大による張力低下をベルト張
力の増大により吸収し、生地6を円滑に巻取るこ
とができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図を参照すると、メリヤス生地の丸編機1
が示されており、糸条2の送り出し手段3と、上
釜4および下釜5等よりなる編成手段と、を備え
ており、筒状のメリヤス生地6を編成して下方に
垂れ下り状に順次送るようにされている。
丸編機1の下方、すなわち、編成手段の下方に
は編成手段とともに同調して縦軸心回りに回転す
るとともに停止する巻取装置7が装備されてい
る。
巻取装置7は水平面上で回転自在なリングギヤ
8を内蔵した巻取ベース9と、リングギヤ8に上
端側が固着されて下方に延びた左右一対の支持フ
レーム10と、支持フレーム10の下部において
水平方向に架設されて軸心回りに回転する巻取軸
11とを有しており、リングギヤ8内に挿通され
た筒状生地6を巻取軸11に巻取るようにされて
いる。
すなわち、巻取装置7はそのリングギヤ8が丸
編機1の編成手段と同調して回転されるとともに
停止されることによつて左右一対の支持フレーム
10が回転、停止され、しかも、支持フレーム1
0に軸支されている巻取軸11はこの軸心回りに
回転して順次筒状に編成されて下方に垂れ下つた
生地6を捩ることなくロール巻状に巻取るように
されている。
なお、巻取ベース9は3本の支脚12によつて
支持されており、3本の支脚12間よりロール巻
状に巻取られた生地を巻取位置から外方へ搬出可
能としている。
巻取装置7は支持フレーム10の上部側に、生
地送りローラ13を有し、該送りローラ13の下
方で支持フレーム10間に、前記巻取軸11が軸
架されている。
この巻取軸11は、左右一対の分割軸体11A
及び11Bからなり、両外端部が第2図に示され
ているように、回転力伝達可能なスライドベアリ
ング14、軸受ボツクス15等を介して左右の支
持フレーム10の下端に支承されている。軸受ボ
ツクス15内には、前記スライドベアリング14
を内嵌しかつキー16により係合させた伝動スリ
ーブ17が、2個のラジアルベアリング18及び
スラストベアリング19を介して回転自在に嵌装
されている。そして、左右の伝動スリーブ17の
対向内端には、フランジ20が設けられて前記ス
ラストベアリング19に当接せられると共に、フ
ランジ20の対向端面にはそれぞれ巻取軸駆動用
のスプロケツト21が固着されており、伝動チエ
ン22が巻掛けられている。
両分割軸体11A,11Bの各外端部には、引
抜き手段のフツク部材(図示省略)が係合される
係合フランジ23を備えた筒体24がボルト25
により固着されている。
26は巻取連動軸で、前記生地送りローラ13
の後部側端直下に位置しかつ左右支持フレーム1
0間に軸受27を介して水平軸心廻りに回転自在
に軸架されており、左右支持フレーム10の近傍
に前記スプロケツト21に対応して左右連動用の
スプロケツト28が固着され、前記伝動チエン2
2が巻掛けられている。また、巻取連動軸26の
一端は、右側の支持フレーム10を貫通して突出
せられ、軸端26Aにプーリー29が固着されて
いる。そして、このプーリー29には、前記巻取
軸11の分割軸体11B真上に位置して右側の支
持フレーム10に取付けられた減速機30の出力
軸に楔着されている駆動用プーリー31から駆動
ベルト32を介して動力が伝達されるようになつ
ている。したがつて前記巻取軸11は、これらプ
ーリー29,31及びベルト32等からなるベル
ト伝動手段33を介して駆動され、ベルト32の
伸縮とその張力の制御により、融通性のある動力
伝達が可能であり、特に、生地6Aの巻上げ径の
増大による張力低下を、ベルト32の張力増大
(後述のテンシヨンプーリーによる)により吸収
し、円滑な巻取りを行なうことができる。なお、
34はアイドラープーリー、35はテンシヨンプ
ーリーで、このテンシヨンプーリー35は、上端
が右側の支持フレーム10に水平軸36により揺
動可能に取付けられた揺動アーム37の下端に枢
着されている。また、この水平軸36の他端は、
右側の支持フレーム10を貫通して左側の支持フ
レーム10側に延出され、軸端36Aには駆動ア
ーム38が揺動アーム37と平行に吊下固着され
ている。そして、この駆動アーム38は、前記巻
取連動軸26に上端がベアリング39を介して揺
動自在に吊下されかつ下端に生地押えロール40
が枢着されているロール支持アーム41と、スプ
リング42により連動連結されている。したがつ
て、巻取り生地6Aの巻上げ径の増大に追従して
駆動アーム38及び揺動アーム37が、第5図に
矢印イで示す方向に引張られ、駆動ベルト32の
張力が増大し、生地の張力低下を防止することが
できる。
43はテークアツプ用スプロケツトで、前記伝
動チエン22に係合されている。
前記減速機30の入力軸44には、自在軸接手
45、中間軸46、自在軸接手47を介して伝動
軸48が連結されており、この伝動軸48は右側
の支持フレーム10の外側面に軸受49,50を
介して垂直に取付けられ、上端に伝動スプロケツ
ト51が楔着されている。
この伝動スプロケツト51は、前記巻取ベース
9の下面に吊下ブラケツト52及び支持リング5
3を介して取付けられている環状チエン54に、
内側に位置して係合せられており、支持フレーム
10の回動によつて伝動スプロケツト51が、固
定された環状チエン54により回転せしめられ
る。
なお、前記リングギヤ8は、リングギヤ本体8
Aと、この本体8A内周端部の上下に位置しかつ
懸架された2つのリング8B,8Cとから成り、
リングギヤ本体8Aが巻取ベース9に軸受55を
介して回転自在に支承され、巻取ベース9に軸支
された駆動軸56下端に楔着されているピニオン
57に噛合され、このピニオン57により駆動さ
れるようになつている。
前記生地送りローラ13は、3本のローラ13
A,13B,13Cからなり、中央のローラ13
Bは左右支持フレーム10間に軸架され、前後の
ローラ13A,13Cは前後方向に摺動し位置調
整可能なスライドブロツク58を介して軸架さ
れ、中央のローラ13Bを駆動することによつ
て、生地を介して前後のローラ13A,13Cが
回転するようになつている。そして、中央のロー
ラ13Bは、左側の支持フレーム10から外方に
延出した軸部59に、外周にリングスプロケツト
60が固着されている一方向クラツチ61(巻取
り方向にのみ動力を伝達するクラツチ)を備えて
おり、リングスプロケツト60には伝動チエン6
2が巻掛けられている。この伝動チエン62は、
左側支持フレーム10にローラ13B真下に位置
し軸受63を介して回転自在に軸支された水平軸
64に楔着されているスプロケツト65に巻掛け
られている。水平軸64の他端には減速歯車66
が楔着され、この歯車66と噛合するピニオン6
7及び中間歯車68は支持フレーム10に軸受6
9を介して軸支された中間歯車軸70に楔着さ
れ、中間歯車70は磁力利用の定トルク動力伝達
手段71を構成する従動側リング72に固着され
た伝動歯車73に噛合せられている。
定トルク動力伝達手段71は、第6図、第7図
に示されているように、支持フレーム10に軸受
74を介して貫通状に軸支された水平伝動軸75
と、この軸75の内側端に楔着された原動側リン
グ76と、該リング76の内周面に設けられた多
数の永久磁石77と、水平伝動軸75に軸受78
を介して回転自在に支承された前記従動側リング
72と、この従動側リング72の小径部外周面に
設けられた多数の永久磁石79とにより構成され
ている。そして、原動側リング76の内周面に設
けられた永久磁石77は、周方向に所定の間隔を
有して並設されており、該磁石77のそれぞれは
N極を径方向内側とし、S極を径方向外側として
配列されている。また、従動側リング72に設け
た永久磁石79は、周方向に所定の間隔を有して
前記永久磁石77と同数並設されており、該磁石
79のそれぞれはN極を径方向外側とし、S極を
径方向内側として配列されている。
原動側リング76の永久磁石77に対して従動
側リング72の永久磁石79が非接触状態として
径方向内外において同極(本例ではN極であるが
S極であつてもよい)が相対し、かつ、周方向に
位相がずらされて套嵌されている。
したがつて、原動側リング76を第7図の矢示
A方向に回転させると、該リング76の磁石77
と従動側リング72の磁石79とが磁極を同極と
して径方向内外で相対し、かつ、位相が周方向に
ずらされていることから、磁力反発が起り、これ
によつて、従動側リング72が矢示A方向に図示
の間隔を保持した状態で回転され、ここに、伝動
歯車73、伝動チエン62等を介して送りローラ
13Bに、定トルクが伝達されて生地送り方向に
回転され、該ローラ13により生地6を巻取軸1
1へと送り出すことになる。
なお、所定以上の負荷が生じると、永久磁石7
7,79間ではスリツプが発生して負荷を逃げる
ことができる。
また、永久磁石77,79の面積(軸方向のオ
ーバラツプL面積)は、原動側または従動側リン
グ76,72を軸方向に移動させることによつて
調整可能である。
更に、第15図には磁力利用の定トルク動力伝
達手段71の他の実施例が示されている。
すなわち、第15図において、伝動軸75に磁
性材料よりなるデイスク(原動側リング76に相
当する)76を嵌合固定し、このデイスク76を
挟んで永久磁石77,79を有する従動側デイス
ク72の一対を軸受78でそれぞれ回転自在に設
け、対の従動側デイスク72で接続具72Aで一
緒に回転するように取付けたものである。
この第15図の実施例でも、デイスク76を回
転させると磁力線がそれを妨げようとし、この回
転を妨げようとする力は磁極の位置関係で決ま
り、ここに、無段階的にトルク調整ができる。
前記水平伝動軸75の外端には、傘歯車80が
楔着され、この傘歯車80に噛合された傘歯車8
1は、左側支持フレーム10の外側に軸受82,
83を介して垂直にかつ回転自在に軸支された伝
動軸84の下端に楔着されている。また、この伝
動軸84の上端には、前記環状チエン54に係合
する伝動スプロケツト85が楔着されている。し
たがつて、定トルク動力伝達手段71には、リン
グギヤ8の回転に伴なつて環状チエン54周面を
転動する伝動スプロケツト85の回転動力が、伝
動軸84、傘歯車81,82及び水平伝動軸75
を介して伝達される。そして、定トルク動力伝達
手段71を経た動力は、減速歯車群73,68,
67,66を介し、スプロケツト65、伝動チエ
ン62、リングスプロケツト60及び一方向クラ
ツチ61を経て生地送りローラ13のうちの中間
ローラ13Bの軸部59に伝達され、前述のよう
に、生地送りローラ13が定トルクで回転せしめ
られる。
このように、巻取軸11と生地送りローラ13
は、別個の駆動系路を経て動力が伝達される。
なお、86,87は手動ハンドルで、生地送り
ローラ13Bの両軸端に楔着されており、生地の
タルミをなくす場合に使用される。
前記両分割軸体11A,11Bの対向端部に
は、係合手段88を内蔵する先端軸部89,90
が、ボルト91,92により連結され、この先端
軸部89,90の対向端面が同心的に衝合される
ようになつている。
前記係合手段88は、次のように構成されてい
る。すなわち、一方の分割軸体11Aの先端軸部
89内には、先端に向つて縮径されたテーパー状
の係合物93が形成され、他方の分割軸体11B
先端軸部90内には、対向端面寄りに、4個1組
の係合部材94をピン95により放射方向にピン
95回りに回動自在に取付けている係合部材取付
台96が、ボルト97により、前記係合部材94
の先端係合部分94Aを先端軸部90端面から突
出させた状態で固着されている。前記係合部材取
付台96は、第12図に示されているように、中
央に摺動ロツド98の摺動孔99が設けられ、そ
の外側に側面からみて略V形の取付ブラケツト1
00が4個所に等角度で取成され、各ブラケツト
100間に係合部材94の基部が嵌入されると共
に前記ピン95により枢着されている。そして、
摺動ロツド98の先端には、先端に向つて拡径さ
れたテーパーを備えた係合部材押圧体101が形
成され、この押圧体101が係合部材94を、前
記係合部93に押圧して係合状態を保持するよう
になつている。なお、係合部93及び係合部材押
圧体101のテーパー角度は同一とされ、これら
に対応して接触する係合部材94の先端係合部分
94Aも、内外共に同一テーパー角度をもつた係
合面を備えている。前記摺動ロツド98は、他端
98Aが分割軸体11Bの外端部に設けた係合フ
ランジ23よりも、摺動量Sと同じかわずかに多
く突出されている。また、分割軸体11B内の摺
動ガイド102と、摺動ロツド98にピン103
により固着されたばね受金104との間には、コ
イルばね105が嵌装されて、常時摺動ロツド9
8が外端部方向に付勢され、係合部93に係合部
材94を押圧して係合状態が保持されるようにな
つている。
なお、係合部材94の先端係合部分94Aの外
側面には、拡縮ばね嵌着凹部106が形成され、
コイルばねを環状に形成した拡縮ばね107が嵌
着され、係合部材94を前記押圧体101に常時
圧着せしめるように付勢されている。
前記摺動ガイド102は環状で、前記分割軸体
11B内端部に位置し、前記先端軸部90の連結
用のボルト92により共に固着されている。
前記分割軸体11A,11Bの先端軸部89,
90には、それぞれ周壁に方形状の貫通孔10
8,109が設けられ、針布110,111がこ
の貫通孔108,109から出退自在に嵌装され
ている。この針布110,111は、第11図に
示されているように、側面からみて略フオーク状
とされた基体112,113に、多数の針11
4,115が植設されたもので、基体112,1
13のフオーク部に架設されたピン116,11
7が、出退作動用のカム118,119が斜溝1
20,121内に嵌入されている。そして、分割
軸体11B内のカム119は、前記摺動ロツド9
8の中途に連設されており、摺動ロツド98の摺
動すなわち、係合部材94の拡開係合状態におい
て針115が突出し、係合部材94の縮閉離脱状
態において針115が退入するようになつてい
る。
また、他方の分割軸体11A内のカム118
は、分割軸体11A内に、前記先端軸部89と共
にボルト91により固着された環状の摺動ガイド
122に案内されて軸方向に摺動する摺動ロツド
123の内端に固着されている。この摺動ロツド
123は、その外端が、前記分割軸体11Aの外
端に取付けられた係合フランジ23よりも外方
に、摺動ロツド123の摺動量Sよりも長く突出
され、該ロツド123にピン124により固着さ
れたばね受金125と前記摺動ガイド122の間
に嵌装されたコイルばね126により、常時外端
方向に付勢されている。したがつて、針布110
の針114は、常時突出状態が保持されており、
摺動ロツド123を内方に押動することにより、
退入するようになつている。
本実施例によれば、巻取軸11が巻取状態のと
きは、第9図に示されているように、分割軸体1
1Aと11Bは互に係合手段により接続され、両
軸体11A,11Bの外周面から針布110,1
11の針114,115が突出している。そこ
で、丸編機1によつて編成され、丸編機1下方に
送出されてきた筒状の丸編生地6の巻始端を、前
記巻取軸11の針布110,111に止着し、巻
取軸11を編機1と同調回転させて巻取る。巻取
生地6Aが満巻状態になると、図外のカツターに
より巻取生地6Aの終端を切断し、引抜き手段
(図外)のフツク部材を分割軸体11A,11B
の外端に設けた係合フランジ23に係合させる。
このとき、図外の押動体により左右の摺動ロツド
98,123の外端を対向内方に、それぞれコイ
ルばね105,126の弾発力に抗して押し込む
ので、針布110,111がカム118,119
の作動によつて、分割軸体11A,11Bの外周
面から退入し、巻取生地6Aの巻始端の止着状態
を解除し(第12図に示す状態)、同時に、摺動
ロツド98の内端の係合部材押圧体101が分割
軸体11A内に更に進入するため、係合部材94
は押圧が解除されて、拡縮ばね107により軸心
に向かつてピン95を中心に回動し、係合部93
から離脱して、両者の係合状態が解除される。こ
のような動作は、瞬間的に行なわれ、続いてフツ
ク部材が分割軸体11A,11Bをそれぞれ外方
に引き抜き、分割軸体11A,11Bの両対向端
が巻取生地6A端から離れた位置で、巻取生地6
Aが下方に準備された台車等(図示省略)上に落
下し取出される。これと同時に両分割軸体11
A,11Bが対向内方に押し込まれるので、係合
部材94及びその押圧体101が係合部93内に
臨入し、両分割軸体11A,11Bの対向端が衝
合する。
そこで、両係合フランジ23からフツク部材が
離脱すると両摺動ロツド98,123は、コイル
ばね105,126の弾発力によつて各外方に押
動される。したがつて、係合部材94はその押圧
体101によつて係合部93に押圧係合されて係
合連結状態となり、他方、針布110,111は
カム118,119の作動により両分割軸体11
A,11Bの外周面から外方に突出し、巻取操作
可能な状態になる。続いて、丸編生地6を巻取る
場合は、上述の操作を繰り返せばよい。
本発明の実施例によれば、分割軸体11A,1
1Bの係合、離脱動作と同様に、これに連動して
針布110,111の分割軸体11A,11B外
周面からの出退動作を行なうことができ、構造が
簡単でしかも作動が迅速、確実であり、巻取能率
の向上が図れる。
上記実施例において、分割軸体11A,11B
は先端軸部89,90を接続しているが、これは
一体的に構成してもよく、また、係合手段88も
他の方式たとえば係合部93をテーパーに代えて
段差状係合部としてこれにカギ形フツクからなる
係合部材を引掛けるようにすることができ、さら
に、分割軸体11A,11Bの駆動手段も公知の
他の手段を適宜採用することができる。
また、分割軸体11A,11Bの引抜き手段
は、公知の手段、例えば分割軸体11A,11B
を直接ねじ機構等により軸方向に摺動させるよう
にすることができ、さらに摺動ロツド98,12
3の押動手段も公知の押動手段たとえば流体圧利
用または電磁作用応用の手段等を採用することが
できる。
さらに、巻取軸11の分割軸体11A,11B
は、中実体とし、その対向衝合端部が、第13〜
14図に示されているように、軸心に対して斜め
(鋭角)に交叉する平面で切断してなる傾斜状の
生地クランプ面127,128とすることができ
る。この場合、生地払い出し部材129が、前記
巻取連動軸26に回転自在に套嵌されており、ば
ね(図示省略)によつて巻取中の生地6に押し当
てられている。したがつて、生地の切断によつ
て、生地払い出し部材129は、ばねにより第1
3図の位置へと移行され、垂れ下り状の生地6を
分割軸体11A,11Bの軸方向に対して交叉さ
せ、この交叉状態で分割軸体11A,11Bが互
いに巻取位置へと移動し、第14図で示すよう
に、生地クランプ面127,128によつて生地
6の巻き始め端を両側から挟みつけることができ
る。この生地挟みつけ状態で再び丸編機1と共に
巻取装置7を回転させ、かつ巻取軸11を回転さ
せることにより、生地が順次巻取軸11にロール
状に巻き取られる。
また、前記一方向クラツチ61は、原動側リン
グ76内に設け、従動側リング72に生地送り方
向の一方向にのみ動力を伝達するように構成する
ことができる。
本発明にかかる実施例巻取装置は、上述のよう
に、巻取軸11が分割軸体11A,11Bにより
形成されると共に両分割軸体11A,11Bの対
向端部に係合、離脱可能な係合手段88を具備し
ているので、両分割軸体11A,11Bを軸線方
向外方に離反せしめる力は係合手段88によつて
均衡が保たれ、支持フレームに異常なモーメント
を生起せしめることがなく、装置の簡略化及び安
全性を確保することができ、装置の寿命を長く
し、安定した運転を行なうことが可能である。
(発明の効果) 本発明にかかるメリヤス丸編機の生地巻取装置
は、前述のように、生地送りローラ13には磁力
利用の定トルク動力伝達手段71を介して動力が
伝達せられるので、生地送りローラ13による編
立て生地張力を一定にすることができると共に、
動力の伝達が無接触で、高速かつ連続が可能であ
り、しかも異常負荷も確実に吸収することがで
き、さらに張力ムラが小さくなり機械の高速化に
有利である。
また、巻取軸11にはベルト伝動手段33を介
して動力が伝達されるので、融通性のある動力伝
達が可能であり、生地6の巻上げ径の増大に伴な
う巻上げ張力の低下を、ベルトの張力を増大させ
ることにより防止することができ、生地の円滑な
巻取りが可能である。しかも、構造が簡単である
から経済的に得られると共に、故障が少なく保
守、点検等の維持管理も容易である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
メリヤス丸編機の立面正面図、第2図は第1図の
部の拡大断面図、第3図は第1図の部の拡大
断面図、第4図は第2図の−矢視図、第5図
は第3図の−矢視図、第6図は定トルク動力
伝達手段の詳細断面図、第7図は第6図の−
線断面図、第8図はテンシヨンプーリーとその駆
動系を示す正面図、第9図は巻取軸の要部縦断面
図、第10図は第9図の−線断面図、第11
図は第9図のXI−XI線断面図、第12図は巻取軸
分割軸体の引抜状態を示す要部縦断面図、第13
図及び第14図は巻取軸の他の実施例における生
地巻始め端のクランプ前後を示す作動状態の概略
平面図である。また、第15図は磁力利用の定ト
ルク伝達手段の他の実施例を示す断面図である。 1……メリヤス丸編機、6……生地、7……生
地巻取装置、11……巻取軸、13……生地送り
ローラ、33……ベルト伝動手段、71……定ト
ルク動力伝達手段、72……従動側リング、76
……原動側リング、77,79……永久磁石。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 メリヤス丸編機1の編成手段の下方に、この
    編成手段とともに同調して縦軸心廻りに回転しか
    つ停止する左右一対の支持フレーム10を有し、
    この支持フレーム10間に水平軸心廻りに回転し
    かつ生地を送り出す複数本の生地送りローラ13
    及び該ローラ13から垂下送出される生地6をロ
    ール状に巻き取る左右一対からなる巻取軸11を
    備えた生地巻取装置7において、前記生地送りロ
    ーラ13には、磁力利用の定トルク動力伝達手段
    71を介して動力が伝達せられ、巻取軸11に
    は、ベルト伝動手段33を介して動力が伝達され
    るようにせられたことを特徴とするメリヤス丸編
    機の生地巻取装置。
JP62195039A 1987-05-01 1987-08-04 Cloth take-up apparatus of circular knitting machine Granted JPS6440647A (en)

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