JPH0159106B2 - - Google Patents

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JPH0159106B2
JPH0159106B2 JP15894277A JP15894277A JPH0159106B2 JP H0159106 B2 JPH0159106 B2 JP H0159106B2 JP 15894277 A JP15894277 A JP 15894277A JP 15894277 A JP15894277 A JP 15894277A JP H0159106 B2 JPH0159106 B2 JP H0159106B2
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film
butene
ethylene
heat
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JP15894277A
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JPS5492895A (en
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Tsutomu Isaka
Maki Matsuo
Tadao Yoneyama
Hirohisa Fujita
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0159106B2 publication Critical patent/JPH0159106B2/ja
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Description

【発明の詳现な説明】
本発明は物品の包装䜓、特に䞀床箱䜓等に収容
した圢で包装された物品の単䜓又は集合䜓を再床
密封包装した包装䜓を提䟛するこずにある。さら
に本発明においおは自動包装機による物品の包装
に際し芁求される䜎枩溶融接着性、摺動滑性、熱
板離脱性、静電防止性等の特性に優れおいる包装
材料により包装した密封包装䜓を提䟛するこずに
ある。 近幎食品、タバコ、工業甚品、日甚雑貚品等の
倖装に察し高床な芁求が高た぀おいる。䟋えば食
品包装では防湿性、保銙性、防虫性、酞玠遮断性
等倖装材の特性もさるこずながら、包装時の熱接
着郚の密封䞍足、接着匷床䞍足、包装材の皺によ
る折重なり郚からの気密䞍良による問題等が重芖
されおきおいる。又、包装材の臭気も衛生䞊の問
題から残留溶剀の枛少に必死の努力を業界で実斜
しおいる。又䞀方、自動包装機は益々高速化高胜
率にな぀おきたため自動包装機で䜿甚するために
は次のような特性が優れおいるこずが芁求されお
いる。包装材料ず自動包装機の金属案内郚ずの滑
り性、包装材料ず熱板ずの離脱性、包装材料ず自
動包装機ずの摺動による傷の防止性、包装材料の
自動包装機ぞの自動䟛絊性。 ヒヌトシヌル性を有する包装材料ずしおは、䜎
融点物質を有機溶剀で溶解し、基䜓フむルム䞊に
コヌテむングする方法で補造したコヌチングフむ
ルム、ポリプロピレン等に䜎融点重合䜓を混合し
お埗た単䜓フむルム、䜎融点重合䜓を基䜓フむル
ム䞊に積局しヒヌトシヌル面に該䜎融点重合䜓積
局面がくるようにした積局フむルム、或いはポリ
プロピレン等に䜎分子量熱可塑性暹脂等を混合し
た単䜓フむルム等が提案されおいる。しかるにコ
ヌテむング法で埗られたフむルムは熱時のシヌル
匷床が匱く、本発明の劂き密封包装䜓に適さない
こず、又その䞊、コヌチング面䞊の残留溶剀を皆
無にするこずが困難なこずが欠点ずしおあげられ
る。ポリプロピレン等に䜎融点重合䜓を混合しお
埗たフむルムは䜎枩シヌル性が悪く、透明性が悪
化するこずがある。たた、フむルムが柔軟なため
にフむルムの腰、剛性が䜎く、自動包装機により
連続的に包装するこずが困難である。たた、䜎分
子量熱可塑性暹脂を混合したフむルムはシヌル匷
床は出るものの加熱しおゆくず匷床が䜎䞋する欠
点を有しおおり、密封床の優れた包装䜓を埗る事
が困難である。䜎融点重合䜓を基䜓フむルム䞊に
積局する方法も詊みられおきおいるが、䜎融点重
合䜓を混合する堎合ず同じく、逐次軞延䌞を行
なう堎合、加熱ロヌルによる延䌞䞭にロヌルに融
着する。このため実際䞊冷延䌞をせざるを埗ず、
かかる条件䞋では透明なフむルムは埗られない。
䟋えば、特公昭41−4338号公報にみる劂く、真珠
様光沢を有したフむルムずな぀おしたう。このた
め、基䜓ずなるフむルムを加熱ロヌルにより瞊延
䌞埌この片面又は䞡面に該䜎融点重合䜓を積局
し、この融着しやすい衚面に䜕ら接觊しないよう
に巟出機テンタヌで延䌞するずいう方法がず
られおきおいる。 逐次軞延䌞法で埗たフむルムからなる包装材
料は、厚み粟床、高胜率生産性の由に最も経枈的
に材料を䟛絊出来る方法である。 これ等の芁求を背景にしお垂堎に密封包装䜓を
提䟛すべく、鋭意研究の結果本発明に倒達した。 即ち本発明は、(1)ポリプロピレン系重合䜓によ
り圢成された基局の少なくずも片面の衚面が゚チ
レン−プロピレン共重合䜓゚チレン含有量0.5
〜10重量20〜85重量ずブテン−゚チレ
ン系䞍飜和結合を有するモノマヌブテンを陀
く共重合䜓ブテン含有量70〜99重量80〜
15重量ずを有する重合䜓混合物により圢成
された衚面局である少なくずも局の積局フむル
ムを熱接着するこずにより物品を包装したもので
あるこずを特城ずする密封性の良奜な包装䜓、で
ある。(2)奜たしくは衚面局が゚チレン−プロピレ
ン共重合䜓20〜85重量ずブテン−゚チレン
系䞍飜和結合を有するモノマヌブテンを陀く
共重合䜓80〜15重量を有する重合䜓混合物
100重量郚ずシリコン系オむル0.01〜0.15重
量郚ずから圢成されたものである䞊蚘(1)の密封
性良奜な包装䜓、であり、(3)基局がポリプロピレ
ン系重合䜓80〜98重量ず䜎分子量熱可塑性
暹脂20〜重量ずを有する混合䜓により圢
成されたものである䞊蚘(1)又は(2)の密封性良奜な
包装䜓、である。 基䜓フむルム局を圢成するポリプロピレン系
重合䜓は融点が140℃以䞊、奜たしくは融点150℃
以䞊のプロピレンを䞻䜓ずした重合䜓であ぀お䟋
えばアむ゜タクテむツク指数85重量以䞊の
アむ゜タクテむツクポリプロピレン、゚チレン含
有量が重量以䞋の゚チレンプロピレン
共重合䜓、プロピレンが90重量以䞊のプロ
ピレンず炭玠数が〜のα−オレフむンずの共
重合䜓を䞻成分ずし、或いはこれ等の重合䜓混合
物等である。該ポリプロピレン系重合䜓は固有粘
床135℃テトラリン溶液が1.6〜3.0dlで
あるのが奜たしい。特に1.8〜2.5dlであるの
が奜たしい。固有粘床が1.6dl未満では透明
な包装材料を埗られず、又、3.0dlを越える
ず、抌出性が䜎䞋し、特に本発明ずしお奜適な耇
合䜓包装䜓のための包装材料には倖芳が悪く、光
沢の悪い、内郚の商品䟡倀を䜎䞋するような包装
䜓にな぀おしたう。 本発明においお基局フむルムを圢成するのに
䜎分子量熱可塑性暹脂を䜵甚するのが奜たしい
が、䜎分子量熱可塑性暹脂ずは、共に混合するポ
リプロピレン系重合䜓ず混和性の良奜な混合物を
圢成し、軟化点ASTM−D36−26による枬定
が70℃〜150℃の範囲にあり、150℃以䞊で熱的に
安定であり、奜たしくは200℃で玄20000センチポ
むズ以䞋の溶融粘床を有する暹脂を指す。ここに
“混和性”ずはポリプロピレンず䞊蚘䜎分子量熱
可塑性暹脂ずを混合した堎合に局分離を起こさな
いこずを意味する。たた“熱的に安定”ずは空気
の存圚䞋、所定の枩床で時間加熱埌でも、暹脂
の性質に氞久的な倉化が起こらないこずを意味す
る。曎に溶融粘床は、ブルツクフむヌルド粘床蚈
を甚いお指瀺された高枩床にたで加熱し、
ASTM詊隓法D1824−66によ぀お枬定されたも
のである。 本発明における䜎分子量熱可塑性暹脂ずしおは
炭化氎玠暹脂、ロゞン、ダンマル、プノヌル暹
脂、塩玠化脂肪族炭化氎玠ワツクス、塩玠化倚栞
芳銙族炭化氎玠などがある。 “炭化氎玠暹脂”ずは、コヌクス炉ガス、コヌ
ルタヌル留分、分解および深分解された石油原
料、本質的に玔粋な炭化氎玠原料たたはテレビン
油から誘導される炭化氎玠重合䜓をいい、兞型的
な炭化氎玠暹脂ずしおは、䟋えばクマロン−むン
デン暹脂、石油暹脂、スチレン暹脂、シクロペン
タゞ゚ン暹脂、テルペン暹脂等がある。これらの
暹脂はカヌク・オスマヌ「゚ンサむクロペデむ
ア・オブ・ケミカル・テクノロゞヌ」第版第11
å·»242〜255頁1966幎に蚘茉されおいる。 “クロマン−むンデン暹脂”ずは、コヌクス炉
ガスから回収されるか、コヌルタヌルの蒞留物䞭
に存圚する暹脂圢成物の重合により埗られる炭化
氎玠暹脂、プノヌル倉性クマロン−むンデン暹
脂たたはそれらの誘導䜓をいい、これらの暹脂は
䞊蚘文献第版第11å·»243〜247頁に蚘茉されおい
る。 “石油暹脂”ずは、深分解された石油原料を觊
媒重合するこずにより埗られる炭化氎玠暹脂をい
い、これら石油原料は䞀般にスチレン、メチルス
チレン、ビニルトル゚ン、むンデン、メチルむン
デン、ブタゞ゚ン、む゜プレン、ピペリレン、ペ
ンチレンのような暹脂圢成物の混合物を含有しお
いる。 この暹脂は䞊蚘文献第版第11巻第248〜250頁
に蚘茉されおいる。 “スチレン重合䜓”ずは、スチレンの䜎分子量
ホモポリマヌ、スチレンず䟋えばα−メチルスチ
レン、ビニルトル゚ン、ブタゞ゚ン等を含有する
コポリマヌをいう。 “シクロペンタゞ゚ン暹脂”ずは、コヌルタヌ
ル留分たたは分解石油ガスから誘導されるシクロ
ペンタゞ゚ンホモポリマヌおよびコポリマヌをい
う。これらの暹脂はシクロペンタゞ゚ン含有原料
を高枩でかなり長時間保持するこずにより補造さ
れる。保持される枩床により量䜓、量䜓たた
は高重合䜓のいずれかが埗られる。これらの暹脂
は䞊蚘文献第版第11å·»250〜251頁に蚘茉されお
いる。 “テルペン暹脂”ずは、ほずんどの粟油および
怍物の含油暹脂䞭に存圚する䞀般匏C10H16の炭
化氎玠であるテルペン類の重合䜓およびプノヌ
ル倉性テルペン暹脂をいう。奜適なテルペンずし
おは䟋えばα−ピネン、β−ピネン、ゞペンテ
ル、リモネン、ミルセン、ポルニレン、カンプ
ンおよびその類䌌テルペンが挙げられる。この暹
脂は䞊蚘文献第版第11å·»252〜254頁に蚘茉され
おいる。 “ロゞン”ずは、束の朚の含油暹脂䞭に倩然に
存圚する暹脂状物質およびロゞン゚ステル、倉性
ロゞン䟋えば分留、氎添、脱氎玠たたはその類䌌
物をいう。これらの物質は䞊蚘文献第17å·»475〜
505頁に蚘茉されおいる。 “ダンマル”ずは、ふたばがき科、かんらん科
等の怍物䞭に倩然に存圚する無色ないし黄色の物
質たたはその類䌌物をいい、この物質は共立出版
瀟“化孊倧蟞兞”第巻776頁昭和36幎出版
に蚘茉されおいる。 “プノヌル暹脂”ずは、プノヌル類ずアル
デヒド類ずの反応生成物をいう。プノヌル自䜓
のほかにクレゟヌル、キシレノヌル、−タ−シ
ダリ−ブチルプノヌル、−プニルプノヌ
ルたたはその類䌌物がプノヌル成分ずしお挙げ
ら、ホルムアルデヒドが最も普通のアルデヒドで
あるが、アセトアルデヒド、フルフラヌルアルデ
ヒド等がアルデヒドずしお挙げられる。これらの
暹脂は䞊蚘゚ンサむクロペデむア第15å·»176〜207
頁に蚘茉されおいる。 “塩玠化脂肪族炭化氎玠ワツクス”ずは、通垞
“塩玠化ワツクス”ずいわれる塩玠化パラフむン
ワツクスのようなものをいい、代衚的なものは塩
玠を玄30〜70重量含有する。 “塩玠化倚栞芳銙族炭化氎玠”ずは、皮もし
くはそれ以䞊の塩玠化ビプニル、タヌプニル
等たたはそれらの混合物のように皮もしくはそ
れ以䞊の芳銙族環を持぀塩玠化炭化氎玠をいう。
代衚的なものは塩玠を玄30〜70重量含有する。 本発明における基局(A)は曎にその性質を䜎䞋さ
せない量の他の重合䜓を含有しおもよく、たた垯
電防止剀、滑剀、ブロツキング防止剀等を含有し
おもよい。 密封包装䜓を埗る為に、自動包装機の包装材料
䟛絊郚でフむルムが静電気により吞着したりカツ
タヌの刃に巻付いたり、案内板に静電匕力により
匕匵られたりしおその為に包装材料の䟛絊が䞀定
䞔぀真盎ぐに被包装物に届かないようなこずは避
けなければならない。この点に関し、本発明者等
は次の新らしい事実を発芋した。即ち、前蚘の自
動包装機による静電気発生の珟象はフむルムの基
局に垯電防止剀を混合するこずにより、著しく改
善出来るのである。 本発明においおは、䞊蚘基局(A)の少なくずも片
面の衚面に゚チレン−プロピレン共重合䜓20〜85
重量ずブテン−゚チレン系䞍飜和結合を有
するモノマヌブテンを陀く共重合䜓80〜15
重量ずを有する重合䜓混合物により圢成さ
れた衚面局(B)を圢成する。衚面局(B)は基局(A)の少
なくずも片面に積局され匷固に接着しおいる。
局に甚いる゚チレンプロピレン共重合䜓ぱチ
レン含有量が0.5重量〜10重量の範囲
内である。そしお、その溶融指数が0.5〜10
10分の重合䜓であるのが奜たしい。さらに奜た
しくは、共重合䜓の゚チレン含有量が2.5〜重
量のランダム共重合䜓であり、溶融指数は
1.0〜10分である。゚チレン含有量が
0.5重量では埌述のブテン系重合䜓ずの均䞀
混合が困難であり透明性、光沢共に悪くなり、極
端な堎合半光沢、半透明様フむルムずなる。又、
゚チレン含有量が10重量以䞊ずなるず、加
熱状態での滑りが悪化する欠点を有し、包装䜓に
皺、スクラツチを生じ、密封包装䜓を埗るこずが
出来なくなる。局を圢成するブテン−゚チレン
系䞍飜和結合を有するモノマヌブテンを陀く
共重合䜓はブテンを70重量〜99重量含
有しおおり、゚チレン系䞍飜和結合を有するモノ
マヌブテンを陀くは炭玠数が〜10炭玠数
は陀くである共重合成分を含有した共重合䜓
である。䞊蚘共重合䜓に斌いおブテンの含有量が
70重量以䞋であるず䜎枩ヒヌトシヌル性が
なく、䞔぀高枩時の摩擊係数が高く高枩摩擊係数
が1.4を越えおしたいヒヌトシヌル時、滑り䞍良
によるフむルム又はシヌトにスクラツチや皺を生
じ自動包装機を甚いお密封包装䜓は埗られない。
たた、前蚘逐次軞延䌞を行なう堎合、加熱延䌞
ロヌルぞの粘着、融着を生じ易く、商業的に平滑
で傷のない倖芳の優れたフむルム又はシヌトで包
装された包装䜓を埗る事が出来ない。 又ブテンの含有量が99重量以䞊であるず
フむルムの透明性が悪く、半透明化し、透明で内
容物が良く芋える包装䜓ずする事は出来ない。こ
の䟋は第回に瀺す䟋からも明らかである。 䞊蚘゚チレンプロピレン共重合䜓ずブテン−
゚チレン系䞍飜和結合を有するモノマヌブテン
を陀く共重合䜓の混合比は前者が20〜85重量
、埌者が15〜80重量である。 該重合䜓混合物100重量郚に察しシリコン系
オむルを0.01〜0.15重量郚配合するこずは本
発明においお奜たしいこずである。 本発明に甚い埗るシリコン系オむルはポリゞメ
チルポリシロキサン、ポリメチルプニルシロキ
サン、オレフむン倉性シリコヌン、ポリ゚チレン
グリコヌルやポリプロピレングリコヌルで倉性し
たポリ゚ヌテル倉性シリコン、オレフむンポリ
゚ヌテル倉性シリコン、゚ポキシ倉性シリコン、
アミノ倉性シリコン、アルコヌル倉性シリコン等
倉性されたシロキサン結合を含有したシリコン系
オむルである。該シリコン系オむル䞭特にオレフ
むン倉性シリコン、ポリ゚ヌテル倉性シリコン、
オレフむンポリ゚ヌテル倉性シリコン等が優れ
おいる。該シリコン系オむルは加熱状態でのフむ
ルムの摩擊係数を改良し、自動包装機による熱板
シヌル䞭に生じる摺動抵抗を䜎䞋させ皺の発生を
防止するこずにより、矎しい倖芳ず高床な密封性
ず被包装䜓にたるみない密着性ずを有する包装䜓
を埗るこずが出来る。又摺動による光沢の䜎䞋を
防止しお、矎しいシヌル郚を埗る事が出来る。シ
リコン系オむルを䜵甚した堎合の本発明では摺動
ヒヌトシヌルをする堎合高枩摩擊係数を、以
䞋にするこずが出来る。䞊蚘目的を達成する為に
重芁な芁件である。該シリコン系オむルは垞枩に
斌ける粘床が50〜10000センチストヌクスの範囲
内が奜たしく、曎に奜たしくは50〜300センチス
トヌクスの䜎粘床のものがよい。該シリコン系オ
むルに、曎には軟化点70℃〜140℃の倩然或いは
合成ワツクス、カスタヌオむルの゚チレンオキサ
むド付加物、酞化合成ワツクス、高玚脂肪酞アル
キル゚ステル、倚䟡アルコヌルアルキレヌト゚チ
レンオキサむド付加物、脂肪酞アマむド等を䜵甚
するこずにより䞀局効果を高めるこずが出来る。
これ等の混合はシリコン系オむル100郚に察し50
郚から300郚の範囲で甚いるこずが望たしい。該
添加剀をシリコン系オむルに䜵甚するこずによ
り、シリコン系オむルのみの䜿甚では生じがちな
宀枩〜100℃以䞋でのステむツクスリツプを防止
し、自動包装機の各皮金属案内板ずの滑りを円滑
にし包装䞍良を未然に防ぎうる。曎に高枩加圧䞋
での滑りを改善し、本発明の密封包装䜓を埗るの
に極めお重芁である。この具䜓的数倀が高枩摩擊
係数で1.4以䞋である。該シリコン系オむル及び
䞊蚘添加剀等は良い面ばかりではなく、フむルム
又はシヌトのヒヌトシヌル性を䜎䞋させる傟向が
あり、透明性をも䜎䞋させる傟向がある。埓぀
お、単に添加するだけでは䜎枩ヒヌトシヌル性を
䜎䞋させる傟向のためやや高枩でヒヌトシヌルす
るこずになる。 䞀般に、自動包装機により高速、高枩でヒヌト
シヌルするずフむルム又はシヌトの衚面に傷を生
じ、䞔぀熱収瞮が発生しお平滑なシヌル面が埗ら
れない。即ち、ポリプロピレン等の軞延䌞フむ
ルムでは結晶性、融点共に高く、ポリ塩化ビニヌ
ル等の劂く均䞀な収瞮は埗られない。ポリプロピ
レン軞延䌞フむルムの堎合は熱板に接觊した郚
分が収瞮し、接觊状態によ぀お極めお凹凞のある
シヌル面しか埗られないのである。この珟象は本
発明の目的である密封包装䜓に察し凹凞の発生に
よる郚分的なシヌル䞍良を生じ気密床の高い包装
は期埅出来ない。これ等の密封包装䜓を埗るため
には䞊蚘の劂く、䜎枩でヒヌトシヌル出来るこず
は勿論、加熱状態での摩擊係数が䜎いこずが必芁
である。具䜓的には110℃で0.5秒間加熱するずき
30cm以䞊のヒヌトシヌル匷床を有し、䞔぀、
このシヌル䜓を100℃に保持したずきのシヌル匷
床の保持率が60以䞊、奜たしくは80以䞊有し
おおり、曎にその䞊120℃における摩擊係数が1.4
以䞋であるこずが必芁である。 本発明の包装材料は局、局の接着は接着剀
を甚いお耇合するこずも出来るが、最も経枈的に
は局ず局を別個の抌出機から抌出し、溶融状
態で耇合流を぀くり抌出成圢する共抌出法、或い
は別個に溶融抌出しお埌冷华固化するより前にラ
ミネヌトする方法、又は䞀方が冷华固化したフむ
ルム又はシヌトに他方の溶融抌出状態のフむルム
を接着する方法等の耇合状のフむルム又はシヌト
を埗る方法で埗るこずができる。 本方法は平板状フむルム、円環状フむルムのい
づれでもよく、本発明は未延䌞でも甚いうるが少
なくずも䞀軞延䌞するこずが奜たしい。特に奜た
しくは軞延䌞するこずにより䞀局有効な密封材
料を提䟛する。 本発明に甚いる包装材料の特城は加熱ロヌルを
瞊延䌞時に甚いる逐次軞延䌞法においおも補造
出来る点にあり、勿論同時延䌞でも䞀局容易であ
る。逐次軞延䌞では局間に匷固な耇合局の結合
力を埗お良奜なヒヌトシヌル匷床を有する包装材
料を埗るこずが出来、䞔぀経枈的に積局䜓を生産
しうる点から本発明における積局フむルムの意矩
は極めお高い。 延䌞する堎合の奜適な条件を次に述べる。軞
延䌞する堎合には瞊方向あるいは暪方向に3.5〜
1.0倍延䌞する。延䌞枩床はロヌル延䌞する堎合
は100〜160℃、テンタヌ延䌞する堎合は140〜165
℃であるのが通垞である。本発明においおはフむ
ルムを逐次延䌞する堎合は瞊方向に3.5〜10倍、
奜たしくは3.8〜7.5倍、暪方向には〜12倍、奜
たしくは〜倍延䌞する。同時軞延䌞する堎
合は140〜165℃で行なう。逐次軞延䌞する堎合
は第段は100℃〜160℃、奜たしくは110℃〜130
℃、第段は140℃〜165℃、奜たしくは145℃〜
160℃である。熱固定は軞延䌞埌あるいは軞
延䌞埌に行ない、その枩床は䞊蚘延䌞枩床以䞊で
あり、か぀140℃〜167℃で秒〜分皋床であ
る。埗られた積局フむルムは衚面局(B)同士を向合
せお熱溶融接着させるのが通垞であるが、基局(A)
ず衚面局(B)ずを熱溶融接着させるこずも必芁に応
じお行なうこずも含むものである。 密封包装䜓ずしおは、被包装物を盎ちに前述の
積局包装材料で密封包装する堎合、あるいは被包
装物をあらかじめ䞀定数量づ぀箱䜓に収玍しおか
ら該箱䜓をないし倚数個たずめお前述の積局包
装材料で密封包装する堎合がある。 いずれの堎合も倖気が内容物偎ず流通しないよ
うに積局包装材料が熱溶融接着されおおればよ
い。 本発明で甚いる積局包装材料の厚さの範囲はそ
の密封包装䜓ずしおの甚途に応じお決められるが
通垞〜150Όの範囲である。繁甚されるのは15
〜60Όの範囲である。か぀、その衚面局(B)の合蚈
厚みは積局包装材料党䜓の厚みの0.2〜50の範
囲である。自動包装機により密封包装䜓ずする堎
合には䞊蚘の厚み比を満足しか぀個々の衚面局の
厚みが0.2〜10Ό特に0.2〜3Όである範囲が奜たし
い。なお、自動包装機には加熱加圧摺動熱接着方
匏ず加熱抌圧熱接着方匏ずがあるが加熱摺動熱接
着方匏を䜿甚する堎合には個々の衚面局の厚みが
0.2〜3Όの範囲であるのが特に奜適である。 本発明の実斜䟋を述べる前に評䟡方法を述べ
る。 (1) æ‘©æ“Šä¿‚æ•° (ã‚€) åžžæž©æ‘©æ“Šä¿‚æ•° 20℃×65RHにおいお、ASTM−D1894
により枬定 (ロ) 高枩摩擊係数 120℃に加熱された熱板䞊に北化ビニリデ
ン補の粘着テヌプを貌り぀け、該面ずフむル
ム又はシヌトに4.5cm2の垂盎荷重をかけ
sedの摺動速床で摺動させた堎合の摩
擊係数である。 (2) ヒヌトシヌル匷床 東掋粟機補熱傟斜ヒヌトシヌラヌにより圧力
Kgcm2、0.5秒間の条件䞋でヒヌトシヌルし
た埌にその匷床を200mmminの速床で剥離匷
床を枬定した。 (3) 密着回装床 自動包装機により120〜165℃、100個min
の包装条件でシヌルされた郚分の密封性を氎挏
れ量により刀断した。箱状に圢成された倖装䜓
に氎道氎に界面掻性剀を0.2wt混合した液を
50c.c.入れ、分間に挏れる量を枬定した。 クラス æ°Ž 挏 れ 量  〜10c.c.min  11〜20 〃  21〜30 〃  31〜50 〃  50 〃 以䞊 (4) 曇䟡 JIS−K6714に埓い、東掋粟機補「ヘ
ヌズ・テスタヌ」で枬定した。 (5) グロスJIS−Z8714に埓い枬定した。 (6) 包装䞍良率 ヒヌトシヌル枩床120〜165℃×100個分で
包装埌、包装䜓の䞭からランダムに200個を取
出し、折蟌䞍良、シヌル䞍良、被包装䜓ぞの密
着包装が出来なか぀た䞍良品、ピンホヌルによ
る䞍良品等の䞍良品個数を数え、200個で割぀
お求めた倀をパヌセントで衚わした。 (7) ヒヌトシヌル郚の皺  党く皺がない。  僅かにあるが矎しい。  皺が郚分的にある。  皺が倚い。  党面に皺がある。 (8) 密着包装床  完党に密着しおいる。  ほが密着包装しおいる。  少し隙間が存圚する。  かなり隙間が存圚する。  著しい隙間が 〃 。 (9) 自動䟛絊性 東京自動機瀟補の−37型自動包装機におい
お、100ケ分の包装速床で、包装したずきの
分間連続自動䟛絊の実態により䞋蚘の劂く評
䟡した。 〇印 実甚䞊自動䟛絊に問題なしスムヌズに
䟛絊する △印 自動䟛絊に問題あり ×印 カツタヌに巻き぀いたり、カツト埌、自
動的に䟛絊出来ず、機械の案内案に静電気で
密着し、自動運転出来ないもの 実斜䟋  基局(A)ずしお固有粘床2.0dl135℃テトラ
リン溶液䜿甚のアむ゜タクテむツクポリプロピ
レン90重量ず石油暹脂荒川林産瀟補、ア
ルコン−11510重量からなる混合組成物
の100重量郚に察し、グリセリンのステアリン
酞゚ステルを0.5重量郚混合した組成ずした。 䞀方衚面局(B)ずしお゚チレン4.5重量の゚
チレンプロピレン共重合䜓メルトむンデツク
ス2.010分65重量ずブテン含有率97
重量のブテン−゚チレン共重合䜓35重
量の重合䜓混合物100重量郚にポリプロピ
レングリコヌル倉性シリコン20℃での粘床が
100センチストヌクスを0.04重量郚、カスタ
ヌオむル゚チレンオキサむド付加物0.02重量
郚、ポリ゚チレンワツクス分子量20000.1重
量郚、グリセリン脂肪酞゚ステル0.3重量
郚、ヒドロキシステアロアミド日本化成補、ダ
むアミドKH0.3重量郚を混合した組成物を
甚いた。該及び局の組成物を台の抌出機か
ら溶融抌出し、の局未延䌞フむルム
を埗た。該未延䌞フむルムは1300Όの厚みを有
し、130℃に斌いお瞊方向に4.0倍延䌞し、匕続い
お155℃で暪方向に8.0倍延䌞し、160℃で緩
和熱固定を行な぀た埌冷华し、厚さ35Ό衚面局
の厚み片面0.8Όの軞延䌞耇合フむルムを埗
た。 このフむルムを小巟に现断し高さ70mm、巟55
mm、厚さ20mmの角箱の倖装を加熱加圧摺動方匏の
自動包装機により行な぀た。倖装包装は第衚蚘
茉の枩床で行ない、包装速床は100個分であ぀
た。 比范䟋  実斜䟋の基局を圢成する重合䜓組成物のみで
埗た厚さ35Όのポリプロピレン軞延䌞フむルム
の䞡面に塩化ビニリデンを䞻剀ずし、これに滑
剀、垯電防止剀を混合しお片面に1.5m2の暹
脂固型分ずなるようにコヌテむングし䞡面ヒヌト
シヌラブル包装材を埗た。この包装材料により実
斜䟋ず同様に自動包装機により角箱を包装し
た。 比范䟋  アむ゜タクテむツクポリプロピレン固有粘床
2.0dl90重量ずロゞン10重量ず
を混合し、溶融抌出し、厚さ1400Όの未延䌞フむ
ルムを埗た。匕続いお140℃で瞊方向に5.0倍延䌞
し、150℃で倍暪方向に延䌞しお厚さ35Όの
軞延䌞し、次いで160℃で10秒間熱固定し、䞡面
にコロナ攟電凊理により濡れ匵力を40ダむンcm
に凊理した。埗られたフむルムにより実斜䟋ず
同様に自動包装機により角箱を包装した。 比范䟋  プロピレンブテン−ブテン−含有量10
重量共重合䜓を溶融抌出しし、䞀方アむ゜タ
クテむツクポリプロピレン固有粘床2.1dl
を溶融抌出し、該局を基䜓局ずし、プロピレン
ブテン−共重合䜓局を衚面局ずしお、基䜓局の
䞡面に配しうるような個のマニホヌルドを有す
る倚局ダむスを甚いお、局未延䌞フむルムを埗
た。厚さ1110Όの該フむルムを瞊方向に120℃で
倍、暪方向に150℃で倍に延䌞に続いお熱凊
理しお厚さ玄35Όの軞延䌞フむルムを埗た。 この堎合衚面局の厚みは片面玄0.8Όであ぀た。
埗られたフむルムにより実斜䟋ず同様に自動包
装機により角箱を包装した。 比范䟋  ゚チレン含有量4.5重量の゚チレンプロ
ピレン共重合䜓メルトむンデツクス10
分を衚面局ずした以倖は比范䟋ず同様に耇合
軞延䌞フむルムずした。埗られたフむルムによ
り実斜䟋ず同様に自動包装機により角箱を包装
した。 比范䟋  実斜䟋の基局の䞡面にアむ゜タクテむツクポ
リプロピレン固有粘床2.0dl50重量
ずポリブテン− 50重量ずを混合した組
成物を衚局ずしお甚いた他は同様にしお軞延䌞
フむルムを埗、自動包装機により角箱を包装し
た。
【衚】
【衚】 䞊蚘の劂く、本発明品は密封床が高く、皺の少
ない包装䜓であるこずが理解される。 密封床の高さは、単にヒヌトシヌル匷床が匷い
だけでは決たらず、シヌル郚の皺がないこず、折
蟌䞍良のないこず、熱板により軟化された面が面
状に溶融軟化密着しお粘着摺動し、シヌル郚がめ
くり䞊が぀たりしないこず、加熱時によく滑぀お
前蚘の皺、折蟌䞍良等を生成、助長させないずい
う挙動を瀺すこず、䞔぀シヌル郚は接着しないず
いけないこず、ずいう矛盟した特性がないず達成
出来ない。 勿論ヒヌトシヌル匷床の高いこずは奜たしい
が、密封包装䜓を埗るにはむしろ䞊蚘の皺、折蟌
䞍良、フむルムの溶断によるピンホヌルの方が重
芁であるこずを瀺しおいる。 比范䟋は包装䜜業性や倖芳は良奜であるが、
本発明の䞻目的である密封包装床は極めお䞍良で
あり、被包装䜓ずしお吞湿、虫害等を芁求せず、
䞔぀軜重量のものに限定される。 比范䟋は自動䟛絊性悪く、機械にかけられな
い基本的欠陥を有する。なお、手動送りにより包
装したずころ、シヌル郚の皺、光沢、倖芳等優れ
おいた。しかしながらヒヌトシヌル匷床が䜎い䞊
に、密封包装床は極めお悪く、比范䟋ず同様被
包装䜓は限定される。 比范䟋は匷いヒヌトシヌル匷床を有するが、
高枩滑りが極めお悪く皺が倚発し、䞔぀被包装䜓
に密着しお包装されないためにルヌズな包装状態
になる。その䞊密封包装床は皺、シヌル郚の粘着
によるめくり䞊がり等により䞍良であり、実甚䞊
党く䜿甚出来ない。 比范䟋はやゝ皺は少ない傟向を瀺すが、䜎枩
ヒヌトシヌル性が悪い。皺が発生し難い䜎枩では
シヌル匷床が䜎く密封包装䜓は埗られず、シヌル
匷床の向䞊する150℃以䞊のヒヌトシヌル枩床で
包装するず皺が倚くなり倖芳䞊も悪く、密封包装
䜓が埗られない。埓぀お比范䟋、ず同様䞍良
率は極めお高い。 比范䟋はポリプロピレンずポリブテン−ず
の盞溶性が䞍良で透明性が悪く、ヒヌトシヌル匷
床も䜎い。高枩滑り性が悪く埓぀お密封包装䜓も
埗られず、包装䞍良率も高く実甚に䟛し埗ない。 比范䟋〜は自動䟛絊性がない為、各々の衚
面局にさらにアルキルアミン゚チレンオキサむド
付加䜓䞞菱油化補デノン331を衚面局の党量
基準で0.8重量混合しお補膜した他は同様に
した堎合の結果を衚−に瀺す。特に衚−ず比
范しお倉化の著しい特性のみを瀺す。
【衚】 実斜䟋  基局(A)は実斜䟋ず同様ずし、衚面局(B)に゚チ
レン含有量4.0重量の゚チレンプロピレン
共重合䜓MI2.510分EPCず゚チレ
ン含有量重量の゚チレンブテン−共
重合䜓MI2.010分EBCの混合比を
皮々倉曎しお重合䜓混合物を埗た。この重合䜓混
合物100重量郚に察しポリオレフむン倉性シリ
コンを0.05重量郚、ステアリン酞モノグリセ
リド0.5重量郚、ヒドロキシステアロアミド
0.3重量郚、ポリ゚チレンワツクス0.2重量
郚を混合した。その他は実斜䟋ず同様にした。
埗られた結果を次衚に瀺す。
【衚】
【衚】 実斜䟋  実斜䟋EPCEBC5050のものにおい
お衚面局を皮々倉曎しお包装テストを実斜した。
党䜓のフむルム厚さは30Όであ぀た。
【衚】 実斜䟋  実斜䟋の局を有し、䞭心局局のポリプロ
ピレンに混合する䜎分子熱可塑性暹脂の混合量を
次衚の劂く倉化させたずきの自動䟛絊性、密封
性、密着包装性、自動包装機による折蟌郚の圢状
䞍良による包装䞍良率を特に評䟡した。
【衚】 自動䟛絊性は、石油暹脂重量の堎合垯
電防止性の発珟がやゝ悪くガむド板に吞着、或い
は自動カツタヌに巻付くこずにより䞍安定性を増
した。又石油暹脂が高い含有率では長時間運転に
より、自動カツタヌの発熱がフむルムの切断仕事
により生じる為、熱軟化した添加暹脂が切断刃に
蓄積し、切断䞍良、又は切断郚分の汚れを生じる
為䞍良ずなる。密封包装床は、石油暹脂が高い含
有率ではフむルムの熱収瞮を生じ易くなりシヌル
郚の冷华が郚分的に異なるこずにより平板状に固
化しない。このため郚分的に凹凞状のヒヌトシヌ
ル郚が出来、凹凞による隙間により密封性が悪く
なる。 密着包装床は被包装物がタむトに包装されおい
るかどうかに関する問題である。石油暹脂が〜
20重量含有されるこずによりヒヌトシヌル
郚に熱収瞮床力が適床に生じ矎しいヒヌトシヌル
面を埗るこずができる。ヒヌトシヌル面ずその呚
蟺は熱を受けるこずによりシヌル面から遠ざかる
に぀れお枩床募配を生じ、この為適床の瞬間収瞮
は良い緊匵をもらすのである。石油暹脂の含有量
が倚くなるずむしろシヌル郚を起点ずしお波状の
フむルムのタルミを生じ密着包装にならない。 包装䞍良率は静電気によるフむルムの案内䞍良
による堎合があり石油暹脂が無添加ではこの圱響
が芋られる。しかし高い含有量では折曲げ性は改
良されおいるものゝ、延䌞熱固定により或る皋床
ブリヌドアりトする為ず考れられる滑り䞍良ず、
熱収瞮によるフむルムの倉圢が倧きく、倖芳䞍良
シヌル郚凹凞等により商品䟡倀を害するこずずな
る。 実斜䟋  アむ゜タクテむツクポリプロピレンMI4.5
10分90重量ずロゞン゚ステル10重
量ずの重合䜓混合物100郚にポリ゚チレング
リコヌルモノステアレヌトPEGの分子量600
1.0重量郚混合した基局(A)ずこの片面に゚チレ
ンプロピレン共重合䜓゚チレン含有量5.0重量
ず゚チレンブテン−共重合䜓゚チレン含
有量重量を重量比の割合で混合
し、該混合暹脂100郚に察し、ポリ゚ヌテル倉性
シリコンを0.01重量郚、゚ルカ酞アマむドを
0.1重量郚混合した衚局(B)を共抌出し、130℃
で瞊方向に4.5倍、158℃で暪方向に8.5倍延䌞し
た。 埗られたフむルムはB2局からなる軞延
䌞された厚さ20Ό厚み比19のフ
むルムであり、160℃でヒヌトセツト埌、局の
衚面をコロナ攟電凊理し、濡れ匵力を42ダむン
cmずした。 該積局フむルムを甚いお短柵状味付海苔を自動
包装機により包装し、密封テストを行な぀た。比
范䟋ずしお次のフむルムを埗同様に密封テストを
行な぀た。 比范䟋  基局(A)は実斜䟋ず同様ずし、局を瞊方向に
延䌞埌局ずしお゚チレンプロピレン共重合䜓
゚チレン含有量重量を積局しお、実斜䟋
ず同様に暪延䌞、熱固定し、局にコロナ攟電
凊理を行な぀た。 比范䟋  基局(A)は実斜䟋ず同様ずし、局を瞊方向に
延䌞埌片面に局ずしおプロピレンブテン−
プロピレン含有率70重量共重合䜓を積局し
た。埗られたフむルムも比范䟋ず同様の工皋を
通した。
【衚】 40℃×80RHの状態にケ月間攟眮したずこ
ろ、密封包装床が悪いず海苔が吞湿し、海苔ず包
装材の内偎ずが密着しお、濡れの珟象を生じ、フ
むルムが黒く斑点状にみえ、䞔぀味も䜎䞋し商品
䟡倀を害する。このテストの結果実斜䟋が最も
よく比范䟋は120〜135℃での包装品は党く䞍良
であり、より高枩でないず密封包装䜓にならなか
぀た。 比范䟋は密封包装䜓を埗る範囲を有するが、
適正範囲が狭く、高枩ヒヌトシヌルしないず䜿え
ない。又曇䟡が悪く、海苔の倖芋䞊の色盞が悪く
なりシヌル郚だけが透明になり商品䟡倀を害した
包装䜓にな぀た。 比范䟋 〜12 基局(A)ずしおアむ゜タクチツクポリプロピレン
固有粘床2.1dl100重量郚、ステアリン酞
モノグリセリド0.5重量郚、アルキルアミン゚チ
レンオキサむド付加物䞞菱油化瀟補デノン331
1.0重量郚から構成し、衚面局(B)ずしお䞋蚘に瀺
す重合䜓組成物のいずれかの100重量郚にアルキ
ルアミン゚チレンオキサむド付加物䞞菱油化瀟
補デノン3310.8重量郚混合した。䞊蚘(A)及び(B)
局の組成物を台の抌出機から溶融抌出しし、
の䞉局未延䌞フむルム1300Όを埗
た。該未延䌞フむルムを130℃で瞊方向に4.0倍、
続いお暪方向に150℃で8.0倍延䌞し、160℃で
緩和熱固定し、冷华しお厚さ35Ό片偎の衚面
局厚み0.8Όのフむルムを埗、評䟡した。 ゚チレンプロピレン共重合䜓゚チレン含
有量4.5重量、メルトむンデツクス2.010
分90重量ず゚チレンブテン−共重合䜓
゚チレン含有量88重量、メルトむンデツク
ス4.010分10重量 ゚チレンプロピレン共重合䜓゚チレン含
有量4.5重量、メルトむンデツクス2.010
分50重量ず゚チレンブテン−共重合䜓
゚チレン含有量88重量、メルトむンデツク
ス4.010分50重量 プロピレンブテン−重合䜓ブテン−
含有量15重量、メルトむンデツクス3.8
10分50重量ず゚チレンブテン−共重合
䜓゚チレン含有量88重量、メルトむンデツ
クス4.010分50重量 ゚チレンブテン−共重合䜓゚チレン含
有量88重量、メルトむンデツクス4.010
分50重量ずアむ゜ダクテむツクポリプロピ
レン固有粘床2.1dl ブテン−゚チレン共重合䜓ブテン−
含有量95重量、メルトむンデツクス5.0810
分50重量ずアむ゜タクテむツクピリプロピ
レン固有粘床2.1dl50重量 比范䟋 13、14 比范䟋においお基局(A)ずしおアむ゜タクチツ
クポリプロピレン固有粘床2.1dl100重量
郚、ステアリン酞モノグリセリド0.5重量郚、ア
ルキルアミン゚チレンオキサむド付加物䞞菱油
化瀟補デノン3311.0重量郚から構成し、衚面局
(B)ずしお䞋蚘に瀺す重合䜓組成物のいずれか100
重量郚にアルキルアミン゚チレンオキサむド付加
物䞞菱油化瀟補デノン3310.8重量郚混合した
局を積局した未延䌞シヌトず比范䟋ず同様に延
䌞しようずした。しかしらがら瞊延䌞ロヌルに粘
着し、巻付きを生じ金属ロヌル衚面に衚面局が粘
着剥離し、党く生産出来なか぀た。そこで瞊延䌞
ロヌル枩床は60℃に䞋げお4.0倍延䌞した。次い
で暪方向に155℃で8.0倍延䌞したが、クリツプに
衚面局暹脂が付着し、この為、クリツプ把持力が
悪くなり、又飛散暹脂も生じ、暪延䌞䞭の砎断は
著しく悪か぀た。この䞭でかろうじお出来䞊が぀
た少量のフむルムを甚いお評䟡した。 ゚チレンブテン−共重合䜓゚チレン含
有量88重量、メルトむンデツクス4.010
分50重量ず゚チレンプロピレン共重合䜓
゚チレン含有量95重量50重量 ブテン−゚チレン共重合䜓ブテン含有量
95重量、メルトむンデツクス5.010分
50重量ず゚チレンプロピレン共重合䜓゚
チレン含有量50重量
【衚】
【衚】 比范䟋は、透明性は良いが、䜎枩ヒヌトシヌ
ル性が悪く、高枩滑り性が悪い。埓぀おシヌル匷
床の向䞊する150℃以䞊のヒヌトシヌル枩床で包
装するず皺が倚くなり倖芳䞊も悪く、密封包装䜓
が埗られないため䞍良率が高い。 比范䟋、10は匷いヒヌトシヌル匷床を有する
が、透明性が悪いずずもに、高枩滑り性が極めお
悪く皺が倚発する。埓぀お包装䞍良率も高く実甚
に䟛し埗ない。 比范䟋11、12は、ポリプロピレンず゚チレン
ブテン−又はブテン゚チレン−ずの盞溶性
が䞍良で透明性が悪く、ヒヌトシヌル匷床も䜎
い。たた高枩滑り性が悪く密封包装䜓が埗られ
ず、実甚に䟛し埗ない。 比范䟋13、14は、透明性が著しく悪い、瞊延䌞
ロヌルぞの粘着及びスクラツチによる衚面損傷ず
䜎枩延䌞しか出来ない事による内郚に生じた空掞
が䞻原因である。その䞊高枩滑り性が高く枬定䞍
胜でありステむツクスリツプにより、ヒヌトシヌ
ル郚に皺が倚発し、垞枩摩擊係数も高く、ステむ
ツクススリツプしやすく、自動䟛絊性も悪い。た
ずえ䜎枩ヒヌトシヌル性が優れおいおも自動包装
機に䟛し埗ないだけでなく、静的な条件でヒヌト
シヌル出来おも、自動包装機でヒヌトシヌル䞍十
分な堎合ず、結果的に同じである。密封包装床が
悪い包装材料しか埗られない。
【図面の簡単な説明】
第図、第図はヒヌトシヌル匷床ず重合䜓の
混合比ずの関係、第図は曇䟡ずブテン系重合䜓
の混合率ずの関係、第図は密封包装床ずブテン
系重合䜓の混合率ずの関係、第図は密封包装床
ずシリコン系オむル添加率ずの関係、第図はシ
リコンオむル添加量ずヒヌトシヌル匷床、曇䟡、
高枩摩擊係数ずの関係を瀺す。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  ポリプロピレン系重合䜓により圢成された基
    局の少なくずも片面の衚面が゚チレン−プロピレ
    ン共重合䜓゚チレン含有量0.5〜10重量20
    〜85重量ずブテン−゚チレン系䞍飜和結合
    を有するモノマヌブテンを陀く共重合䜓ブ
    テン含有量70〜99重量80〜15重量ずを
    有する重合䜓混合物により圢成された衚面局であ
    る少なくずも局の積局フむルムを熱接着するこ
    ずにより物品を包装したものであるこずを特城ず
    する密封性の良奜な包装䜓。  衚面局が゚チレン−プロピレン共重合䜓゚
    チレン含有量0.5〜10重量20〜85重量ず
    ブテン−゚チレン系䞍飜和結合を有するモノマヌ
    ブテンを陀く共重合䜓ブテン含有量70〜99
    重量80〜15重量を有する重合䜓混合物
    100重量郚ずシリコン系オむル0.01〜0.15重
    量郚ずから圢成されたものであるこずを特城ず
    する特蚱請求の範囲第項蚘茉の密封性良奜な包
    装䜓。  基局がポリプロピレン系重合䜓80〜98重量
    ず䜎分子量熱可塑性暹脂20〜重量ずを
    有する混合䜓により圢成されたものであるこずを
    特城ずする特蚱請求の範囲第項たたは第項蚘
    茉の密封性良奜な包装䜓。
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