JPH0159029B2 - - Google Patents

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JPH0159029B2
JPH0159029B2 JP11726281A JP11726281A JPH0159029B2 JP H0159029 B2 JPH0159029 B2 JP H0159029B2 JP 11726281 A JP11726281 A JP 11726281A JP 11726281 A JP11726281 A JP 11726281A JP H0159029 B2 JPH0159029 B2 JP H0159029B2
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JP
Japan
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paint
coating
paste
parts
curing agent
Prior art date
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Expired
Application number
JP11726281A
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English (en)
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JPS5817866A (ja
Inventor
Tadamitsu Nakahama
Tetsuya Nakada
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は塗装方法、殊に鉄系部品のような金属
部品と有機材料部品に別々に塗装を行なう場合の
カラーマツチング容易な塗装方法に関する。
近年、自動車等においては、その軽量化のため
に、サンルーフ、フエンダー、ノーズパネル、バ
ンパー等に有機材料が使用される傾向にある。こ
れら有機材料部品は、最終的には、鉄系材料又は
他の金属材料で製作される車体に組付けられるた
め、車体の塗装にマツチした色彩で塗装せねばな
らない。一般に、車体等の金属部品には、塗膜形
成樹脂と顔料の混合物に硬化剤を添加して形成し
た高温硬化性の塗料を用い、塗布後に該部品を加
熱して塗料被膜を硬化させる塗装方法が採用され
ている。しかし、有機材料部品は、塗料被膜を硬
化させるためのこの加熱処理に耐えることができ
ないので、塗料は、金属部品に用いられているも
のとは異なるものを調整して用いている。すなわ
ち、塗膜形成樹脂と硬化剤とを、低温硬化性塗料
の形成にとつて望ましいものから選定し、これに
カラーマツチングのできる顔料を加えるのである
が、塗膜形成樹脂自体の色が、金属部品用の塗料
の場合と異ること、顔料の調整及び分散度の差に
よる色変りが大きいことなどの理由から、カラー
マツチングはきわめて困難であつた。
そこで本願出願人は、この従来の塗装方法にお
ける問題を解決するため、先の出願、特願昭55−
90919号において、塗料形成樹脂と顔料を含む塗
料ペーストを用意し、同一の塗料ペーストから、
一部にはメラミン樹脂系硬化剤を添加して高温硬
化型塗料を形成し、他の一部にはイソシアネート
系硬化剤を添加して低温硬化型塗料を形成し、高
温硬化型塗料を金属部品に塗布して加熱硬化さ
せ、低温硬化型塗料を有機材料部品に塗布して乾
燥させることにより塗膜を形成するカラーマツチ
ング容易な塗装方法を提案した。
この方法によれば、従来の塗装方法による塗膜
に比べて、すぐれたカラーマツチングを示すこと
が認められたが、上記高温硬化型塗料による塗膜
は、光沢、塗膜物性等の膜性能において上記低温
硬化型塗料による塗膜より劣り、この点でカラー
マツチングに多少問題があつた。
そこで本発明は、特願昭55−90919号の塗装方
法におけるこのような問題を解決したカラーマツ
チング容易な塗装方法を提供することを目的とす
るものである。
本発明によるカラーマツチング容易な塗装方法
は、従来塗料形成樹脂と顔料とを混合して形成し
ていた塗料ペーストに、更に少量のメラミン樹脂
系硬化剤を予め混入させて新たな塗料ペーストを
準備するようにしたことを特徴とするものであ
る。塗膜を形成するには、従来と同様、このよう
に準備された塗料ペーストの一部を取り出してこ
れにメラミン樹脂系硬化剤を添加して金属部品用
の高温硬化型塗料を形成するとともに、上記塗料
ペーストから別途取り出してこれにイソシアネー
ト系硬化剤を添加して有機材料系部品用の低温硬
化型塗料を形成して行なう。
本発明のカラーマツチング塗装方法によれば、
上述のように塗料ペースト中に予め所定量のメラ
ミン樹脂系硬化剤を混入したので、従来は不十分
であつた塗料形成樹脂とメラミン樹脂系硬化剤の
混合が十分なものとなり、高温硬化型塗料による
塗膜の膜性能が向上するので、この高温硬化型塗
料による塗膜と低温硬化型塗料による塗膜とのカ
ラーマツチングが良好なものとなる。
以下、本発明の実施例を図について説明する
と、金属部品は、板金工程1から化成処理工程2
を経てシーラー及び中塗工程3に送られ、ここか
ら上塗工程4及び焼付工程5を通つて塗装被膜が
形成される。有機材料部品は、成形工程6からプ
ライマー及びシーラー塗布工程7及び前処理工程
8を経て、上塗工程9及び焼付工程10により塗
装被膜が形成される。塗料タンク11は、塗膜形
成樹脂および顔料の混合物に少量のメラミン樹脂
系硬化剤を予め混入して形成した塗料ペーストを
収容している。第1の硬化剤タンク12は、メラ
ミン樹脂系の硬化剤を、また第2の硬化剤タンク
13は、イソシアネート系硬化剤をそれぞれ収容
している。
塗料タンク11は、第1および第2の多液自動
計量機14および15の両者に接続され、第1の
硬化剤タンク12は第1の計量機14に、第2の
硬化剤タンク13は第2の計量機15にそれぞれ
接続されている。第1および第2の多液自動計量
機14および15は、塗料タンク11からの塗料
ペーストを計量し、第1の計量機14はこの塗料
ペーストに第1の硬化剤タンク12からの硬化剤
を添加して高温硬化型の塗料を形成して、これを
上塗工程4にある金属部品に吹付け、第2の計量
機15は塗料ペーストに第2の硬化剤タンク13
からの硬化剤を添加して低温硬化型の塗料を形成
して、これを上塗工程9にある有機材料部品に吹
付ける。金属部品の塗膜の乾燥焼付は約140℃の
温度で行ない、有機材料部品の塗膜の乾燥焼付け
は約120℃の温度で行なう。塗料ペーストの塗膜
形成樹脂としては、数平均分子量1500ないし2000
の油変性アルキツド樹脂を用いればよい。この場
合、被塗物に塗布される時点でのアルキツド樹脂
とメラミン樹脂の比は、従来から行なわれている
ように、70対30とし、アルキツド樹脂とイソシア
ネートとは等量を混合すればよい。
実施例(%表示はすべて重量%) (1) レツド塗料 塗料ペーストの構成 塗膜形成樹脂……分子量2000の油変性アルキ
ツド樹脂 顔料……キナクリドン系赤顔料71%とアゾ系
オレンジ顔料29% 高温用硬化剤……ブチル化メラミン樹脂 焼付条件……140℃で20分 低温用硬化剤……HMDIプレポリマー 焼付条件……120℃で20分 被塗物……ガラス繊維入R−RIM製フエン
ダー (2) ブルー塗料 塗膜形成樹脂……分子量2000の油変性アルキ
ツド樹脂 顔料……シアニン系ブルー顔料27.5% シアニン系グリーン顔料12.5% 無機系白顔料60% 高温用硬化剤……ブチル化メラミン樹脂 焼付条件……140℃で20分 低温用硬化剤……HMDIプレポリマー 焼付条件……120℃で20分 被塗物……ガラス繊維入R−RIM製フエン
ダー (3) ホワイト塗料 塗膜形成樹脂……分子量2000油変性アルキツ
ド樹脂 顔料……無機系白顔料98% 無機系黒顔料0.5% シアニン系ブルー顔料0.5% 無機系黄顔料0.2% 高温用硬化剤……ブチル化メラミン樹脂 焼付条件……140℃で20分 低温用硬化剤……HMDIプレポリマー 焼付条件……120℃で20分 被装物……ガラス繊維入R−RIM製フエン
ダー 以上の条件で、塗料ペースト中のブチル化メラ
ミン樹脂の量を0部から15部まで変えて塗膜を形
成し、それぞれの塗膜について光沢、塗膜物性
(耐シンナー性)について試験を行なつた。なお、
光沢についての試験は、鏡面反射率を測定するこ
とによつて行なつた。
この試験の結果を第2および3図のグラフに示
した。なお、これらのグラフにおいて、□印でプ
ロツトした線はレツド塗料を、△印でプロツトし
た線はブルー塗料を、〇印でプロツトした線はホ
ワイト塗料をそれぞれ示す。
塗膜の光沢(反射率)は、第2図から明らかな
ように、塗料ペースト中のメラミン樹脂系硬化剤
の量が約2.5部以上となると、上昇し始め、その
後上記量が約10部程度になるまで上昇する。上記
メラミン樹脂系硬化剤の量を10部以上としても光
沢は一定である。
一方、塗膜物性(耐シンナー性)は塗料ペース
ト中のメラミン樹脂系硬化剤の量が約0部から10
部までの間はほぼ硬化剤の量に比例して向上し、
10部以上となると一定になる。
従つて、塗料ペースト中に予め混入されるメラ
ミン樹脂系硬化剤の量は、少なくとも約2.5部以
上であることが必要であり、5部以上であること
が望ましい。
なお、上記したように塗料ペースト中にメラミ
ン樹脂系硬化剤が予め混入してある、この塗料ペ
ーストにイソシアネート系硬化剤を混入して形成
された低温硬化型塗料による塗膜の塗膜物性(耐
シンナー性)は、第4図に示すグラフの通りとな
る。なお、このグラフにおけるイソシアネート系
硬化剤の量は、アルキツドとメラミンが3部:7
部で行なわれるので、塗料ペースト中のアルキツ
ド樹脂の残量に対応する量となつている。
この第4図に示すグラフから解かるように、メ
ラミン樹脂系硬化剤の量が増加するにつれて、塗
膜物性が多少降下する。従つて、塗料ペースト中
に予め混入されるメラミン樹脂系硬化剤の量は、
実用に影響しない範囲すなわち約12部以下である
ことが望ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の塗装方法の一例を示す工程
図、第2および3図は、本発明の塗装方法によつ
て形成された高温焼付塗膜の光沢および塗膜物性
を示すグラフ、第4図は、本発明の塗装方法によ
つて形成された低温焼付塗膜の塗膜物性を示すグ
ラフである。 4,9……上塗工程、11……塗料タンク、1
2,13……硬化剤タンク、14,15……多液
自動計量機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 最終的に一つに組み立てられる金属部品と有
    機材料系部品を別々に塗装しカラーマツチングで
    きるようにした塗装方法において、塗膜形成樹脂
    と顔料と少量のメラミン樹脂系硬化剤とを予め混
    合して塗料ペーストを準備し、この準備した塗料
    ペーストの一部を取り出し、これにメラミン樹脂
    系硬化剤を添加して高温硬化型塗料を形成し、こ
    の塗料を前記金属部品に塗布したのち加熱硬化さ
    せて塗膜を形成するとともに、前記塗料ペースト
    から別途取り出した材料にイソシアネート系硬化
    剤を添加して低温硬化型塗料を形成し、この塗料
    を前記有機材料系部品に塗布したのち乾燥させて
    塗膜を形成することを特徴とするカラーマツチン
    グ容易な塗装方法。 2 前記塗料ペーストに予め混入されるメラミン
    樹脂系硬化剤の量が、形成される高温硬化型塗料
    の5ないし12パーセント程度であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の塗装方法。 3 前記塗料ペースト中の塗膜形成樹脂が、数平
    均分子量1500ないし2000の油変性アルキツド樹脂
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の塗装方法。 4 前記金属部品と有機材料部品とを、並行して
    ほぼ同時に塗装することを特徴とする特許請求の
    範囲第1ないし3項のいずれか1項記載の塗装方
    法。
JP11726281A 1981-07-27 1981-07-27 カラ−マツチング塗装方法 Granted JPS5817866A (ja)

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JPS5817866A JPS5817866A (ja) 1983-02-02
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JPH0372979A (ja) * 1989-08-11 1991-03-28 Nippon Paint Co Ltd ハイソリッドメタリック塗膜の補修方法
JP4800465B2 (ja) * 2000-05-25 2011-10-26 関西ペイント株式会社 自動車車体の塗装法

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JPS5817866A (ja) 1983-02-02

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