JPH0157548B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0157548B2
JPH0157548B2 JP50168179A JP50168179A JPH0157548B2 JP H0157548 B2 JPH0157548 B2 JP H0157548B2 JP 50168179 A JP50168179 A JP 50168179A JP 50168179 A JP50168179 A JP 50168179A JP H0157548 B2 JPH0157548 B2 JP H0157548B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
pixels
block
gray level
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP50168179A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55500733A (ja
Inventor
Suu Yangu Chai
Herumusu Otsutoo Sootaa
Waresu Edowaado Shaabon
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AT&T Corp
Original Assignee
AT&T Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AT&T Technologies Inc filed Critical AT&T Technologies Inc
Priority claimed from PCT/US1979/000693 external-priority patent/WO1980000645A1/en
Publication of JPS55500733A publication Critical patent/JPS55500733A/ja
Publication of JPH0157548B2 publication Critical patent/JPH0157548B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)

Description

請求の範囲 1 画像領域(画素102)を走査して各画素の
反射光の強さを示す入力電気信号を発生する走査
手段12と、該入力電気信号を位置に依存しない
スレシヨルド信号と比較して白黒の画素の詳細2
進信号109を発生する第1の手段24とを含む
画像からの反射光の強度情報をデイジタル的に符
号化する装置において、 前記画像領域を各々複数の画素からなる複数の
画素ブロツク104に分割し、各ブロツクの画素
に対応しているサンプル点からなるマトリツクス
からの前記サンプル点についての位置依存性をも
つ所定の参照スレシヨルド信号と前記入力電気信
号とを比較して灰色スケールの2進信号108を
発生する第2の手段31、 前記第2の手段により発生された灰色スケール
の2進符号から前記第1の手段により発生された
詳細2進信号を減算して修正灰色スケール2進信
号を発生する手段36、および 前記修正された灰色スケール2進信号における
黒の画素の数Nを前記複数の画素のブロツクごと
に計数して各ブロツク灰色レベル情報を近似的に
表わす符号を発生する手段42、 とを含むことを特徴とする画像からの光強度情報
のデイジタル的符号化装置。
2 請求の範囲第1項に記載の装置において、該
複数の画素のブロツクの各々はy個の画素を含む
x列とx個の画素を含むy行からなることを特徴
とする画像からの光強度情報のデイジタル的符号
化装置。
3 請求の範囲第1項に記載の装置において、該
位置に依存した参照スレシヨルド信号はオーダー
ド・デイザ・マトリクスから発生されることを特
徴とする画像からの光強度情報のデイジタル的符
号化装置。
4 画像領域(画素102)を走査して発生され
た各画素の反射光の強さを示す入力電気信号を位
置に依存しないスレシヨルド信号と比較すること
により白黒の画素の詳細2進信号109を発生す
るとともに、前記画像領域を各々が複数の画素か
らなる複数の画素ブロツク104に分割し、各ブ
ロツクの画素に対応している各サンプル点からな
るマトリツクスからの前記サンプル点についての
位置依存性をもつ所定の参照スレシヨルド信号と
前記入力電気信号を比較して灰色スケールの2進
信号108を発生し、次いで当該灰色スケールの
2進信号から前記詳細2進信号を減算して修正灰
色スケール2進信号を発生し、当該修正された灰
色スケール2進信号における黒の画素の数Nを前
記複数の画素ブロツクごとに計数して各ブロツク
の灰色レベルの情報を近似的に表わす符号を発生
することによりデイジタル的に符号化された画像
の光強度情報を再生する装置において、 該詳細2進信号および該灰色レベルの情報を近
似的に表わす符号を受信する手段61、 該受信された詳細2進信号から各画素の詳細値
を再生する手段62、および 該受信された複数の画素ブロツクの灰色レベル
の情報を近似的に表わす符号から各画素の灰色レ
ベルの値を再生する手段68,168、 とを含むことを特徴とする画像からの符号化され
た光強度情報の再生装置。
5 請求の範囲第4項に記載の装置において、該
灰色レベル再生手段は、 1つの画素ブロツク内の画素の灰色レベルの符
号を予め選択された当該画素ブロツクに隣接する
画素ブロツクの灰色レベルの符号から外挿して当
該画素の灰色レベルの値を発生し、これによつて
前記画素ブロツク間での急激な階調の変化が生ず
ることを防止する外挿手段70を含むことを特徴
とする画像からの符号化された光強度情報の再生
装置。
6 請求の範囲第4項に記載の装置において、画
素の再生がラインごとに行なわれることを特徴と
する画像からの符号化された光強度情報の再生装
置。
7 請求の範囲第6項に記載の装置において、該
灰色レベル再生手段は、現在のラインの現在の画
素の灰色レベルの値を再生するために、現在の画
素と同じラインにある当該現在の画素の前の画
素、当該前の画素に対応する該現在のラインの前
のラインにある画素、該現在の画素に対応する該
前のラインにある画素のそれぞれの灰色レベルの
値を蓄積する手段と、当該蓄積された灰色レベル
の値の平均値および該現在の画素を含む画素ブロ
ツクの平均値を求めて現在の画素を再生するため
に使用する手段178、 とを含むことを特徴とする画像からの符号化され
た光強度情報の再生装置。
8 請求の範囲第5項に記載の装置において、 該複数の画素のブロツクの各々はy個の画素を
含むx例とx個の画素を含むy行からなることを
特徴とする画像からの符号化された光強度情報の
再生装置。
9 請求の範囲第8項に記載の装置において、該
外挿手段は、 現在の画素ブロツクと垂直方向に列をなす隣接
した画素ブロツクの列であり現在の画素を含む現
在の列と列をなすものの灰色レベルの値を蓄積す
る手段、 該現在の画素ブロツクの灰色レベルの値と当該
現在の画素ブロツクの左となりに隣接した画素ブ
ロツクの灰色レベルの値の差より水平方向の差を
発生する手段73、 該水平方向の差に(1/x)の所定の倍数を乗
ずることにより該現在の画素を含む該現在の列の
水平方向の増分値を発生する手段74、 該左どなりに隣接したブロツクの灰色レベルの
値に該水平方向の差を加算して該現在の列に対す
る水平にグラジユエーシヨンを付けた灰色レベル
の値を発生する手段75、 該現在の列の水平にグラジユエーシヨンを付け
た灰色レベルの値と当該現在の列と垂直方向に列
をなす対応する列の水平にグラジユエーシヨンを
付けた灰色レベルの値との差により垂直方向の差
を発生する手段82、 該水平方向の差に(1/y)の所定の倍数を乗
じて現在の画素の垂直方向の増分値を発生する手
段83、および 該垂直方向の増分値を該垂直方向に列をなす画
素ブロツクの該対応する列の水平にグラジユエー
シヨンを付けた灰色レベル値に加算して該現在の
画素について再生された灰色レベルの値を発生す
る手段84、 とを含むことを特徴とする画像からの符号化され
た光強度情報の再生装置。
発明の背景 1 発明の分野 本発明はフアクシミリ伝送方式、特に、元画像
から連続階調情報を能率良く符号化し、元画像の
許容できる写しが再生できるようにする符号化方
式に関する。
2 従来技術の記述 フアクシミリ伝送は高価な伝送方式である。画
像は大量の視覚情報から成る。通常のフアクシミ
リ伝送方式では、画像は代表的には画素(pels)
のマトリクスに分解される。画素は充分小さい大
きさになつているので、各画素(pel)が走査さ
れたときに、これがひとつの光の強さのレベルを
持つものとして許容できるコピーが得られる。か
なりの量の視覚情報は失なわれるが、人間の知覚
特性から、それでも許容できるコピーが再生でき
るのである。このような視覚情報の量であつて
も、伝送装置のコストと伝送に長時間を要するた
めに、過去においては、フアクシミリは経済的に
実現可能でなかつたことがある。伝送される情報
量を増加すれば、通常よりよい画像品質が得られ
る。しかし、より大量の情報を伝送するために
は、それだけ伝送時間が長くなる。
視覚的に許容できる画像を発生し、しかも伝送
される視覚情報をさらに減少するために、画素の
マトリクスとしての画像を走査する手法に関連し
て用いる多数の情報圧縮技術が設計されている。
ある手法によれば、画像情報は単に白黒の画像に
することができる。これによつて1ビツト/画素
(bit/pel)の伝送速度が得られる。
画像が2階調であるときには、すなわち、白い
紙の上に黒で書いた画像の場合には、1ビツト/
画素以下の伝送速度を実現する圧縮手法が開発さ
れている。これは白の背景の比率が高く、黒の画
素はかなり規則的にまとまつており、階調は2階
調しかないことを利用できるからである。
しかし、連続階調の灰色スケールの再生は写真
などの場合に必要であるが、画素は多数の異なる
光の強さのレベルを持つから、白でも黒でもない
大量の視覚情報が意味を持つことになる。
1ビツト/画素の伝送速度を実現する連続階調
画像のためには二つのデイジタル的な手法が開発
されている。この二つの手法は伝送される視覚情
報を減少させているが、それでも元画像の適切な
近似的再生を可能にするものである。これらの二
つの手法では、すべての画素を黒あるいは白の信
号に符号化する。しかし、前述した2階調画像に
対する圧縮技法によつてはこれらの手法のビツト
速度を有利に減少することはできない。これは発
生された白黒の画素のランダムさが増大している
ためである。
連続階調の画像を符号化する従来技術の手法の
ひとつは“デイザ処理”である。これで入力の電
気的信号は異る光の強さに対応する異る電圧値を
割当てられた2次元のデイザマトリクスからの位
置に依存したスレシヨルド値と比較されてから、
黒あるいは白の画素として伝送される。対応する
デイザスシヨルドを越えた入力信号は黒の画素と
して伝送され、他は白として伝送されるから、1
ビツト/画素の伝送速度となる。類似した画素の
グループをまとめて近似する辞書を作り、これを
符号として送ることにすれば、さらに圧縮度を高
めることもできる。この場合の問題は比較のため
の参照データとしてかなりの記憶容量を必要とす
ることである。
ヤングの米国特許3294896で示されている中間
調のあるすなわち連続階調情報を符号化する他の
手法は、典型的な画像においては輪郭を示す白黒
の詳細は灰色の影の部分より重要な情報を含んで
いるという見方によつている。従つて、灰色の情
報の位置はあまり正確でなくてもよく、またその
量も輪郭を表わす情報より少なくてよいことにな
る。
ヤングの方法では、入力の電気的画像信号は異
る白と黒のスレシヨルドと比較される。この二つ
のスレシヨルドの間にはある幅が存在する。この
範囲の信号は画像の灰色の領域を示すものである
が、周期的にこの範囲の中でレベルを変化するス
レシヨルドと比較され、灰色の領域の信号はこれ
によつて黒あるいは白の画素として伝送される。
従つて、すべての画像情報は1ビツト/画素(黒
あるいは白)の速度で伝送される。
もし記憶用あるいは画像再生の目的で、通常の
電話線を通して大量に連続階調画像を経済的に伝
送しようとすれば、上述した手法で実現されるよ
りもつと大幅な連続階調画像に対する帯域圧縮が
必要となる。
発明の要約 本件発明の目的は連続階調画像を2階調表現に
利用できるデイジタル信号に符号化する装置およ
び当該符号化されたデイジタル信号の再生装置の
提供を目的とする。かかる目的を達成するため、
本件発明では再生されるべき画像のサンプルされ
た部分すなわち画素の電圧の形を持つ種々の光の
強度を表わす入力電気信号は、別個の詳細および
灰色スケール・ネツトワークでデイジタル的に符
号化されて高分解能(個々の画素の)黒の詳細と
低分解能の(画素のブロツクの)灰色スケールの
情報に分離される。
詳細ネツトワーク26では入力の電気的信号は
所定のスレシヨルドのレベルと比較されて黒ある
いは白の画素の2進信号を生ずる。詳細回路の比
較器からのこの2進信号は次に2階調のグラヒツ
ク・イメージについて利用できる任意の周知の能
率的な圧縮手法によつて圧縮される。
灰色スケールのネツトワーク30では、原画像
の画素は符号化のために、たとえば、8×8の画
素の2次元的なブロツクに適当に分割される。任
意のブロツク中の画素に対応する入力の電気的信
号は位置によつて決まるスレシヨルドレベルを持
ち灰色スケールの2進信号を生ずる。各ブロツク
中で入力の電気的信号の中でその位置に依存する
スレシヨルドのレベルを越える画素の数が計数さ
れ、特定の分割された画素のブロツクの灰色さの
度分が判定される。計数値“N”は特定のブロツ
クの明るさ、つまり平均の灰色の度合を表わす。
この例では各ブロツクの中に64個の画素があるか
ら、計数値は0から64あるいは65の間にあり、こ
れはブロツクの灰色の値を表わすものとなる。
計数値“N”はさらに帯域圧縮するために8レ
ベルの灰色で近似される。これは視覚的に許容で
きると考えられている。各画素のブロツクは3ビ
ツトで表わすことができる。図示の実施例では、
3ビツトの2進符号を使うから、符号化された灰
色スケールの情報については、3/64すなわち約
0.05ビツト/画素の伝送ビツト速度が得られる。
しかし、全体の伝送ビツト周波数は符号化された
灰色スケールの情報と圧縮された詳細情報(周知
の方式のひとつでは、圧縮された詳細情報に0.05
ビツト/画素を要する)の和である。
本発明の他の特徴は灰色スケールと詳細情報の
間でより大きいコントラストが得られ、さらに、
文書の縁と境界の情報を強調することができる。
これは黒の詳細信号が特定の画素のブロツクで検
出されたときには、灰色スケールの情報の背景を
もつと明るくすることによつて実現される。
図示の装置では、詳細な2進信号中の発生され
た黒の画素は灰色スケールの2進信号中の対応す
る黒の画素から減算され、従つて詳細な黒の画素
に対応する灰色スケールの2進信号は白の画素と
なる。これによつて灰色スケールのネツトワーク
中の位置によつて決まる参照スレシヨルド・レベ
ルを越える画素の数が変わり、このため特定の画
素のブロツクを形成する画面中の領域の灰色の背
景が明るい色になる。この詳細な黒の減算は詳細
2進情報である「印刷」が灰色の背景ではなく、
白の背景を持つことを前提としている。従つて、
もし原画像の特定のブロツクが白の背景の上に黒
の印刷でだけ形成されていれば、そのブロツクに
おける修正された灰色のスケールの2進信号から
発生される計数値は、全体が白のブロツクを示す
ことになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従うデイジタル符号器のブロ
ツク図; 第2図はサンプルされるべき元の連続階調画像
領域の画素のマトリクス、画素の灰色スケール符
号化のための2次元ブロツクへのグループ化およ
び画素に対応する画像の小部分の光の強さをサン
プルするのに使用されるパルスを含むクロツク線
を示す図; 第3図は各サンプル点で与えられるスレシヨル
ド値を含むデイザ・マトリクスを示す図; 第4図は灰色スケールの2進信号のサンプル、
詳細2進信号の対応する同期サンプルおよび結果
として得られた修正灰色スケール2進信号を表わ
す図; 第5図は灰色レベル符号化回路の詳細図; 第6図は黒の画素の計数値の灰色レベル符号の
表; 第7図は2レベルデイスプレイのための符号化
された詳細および灰色スケール情報を再生する受
信ネツトワークのブロツク図; 第8図は各画素の灰色レベルの値を再生するた
めに受信器において使用することができる灰色レ
ベル復号器の図; 第9図は第8図の灰色レベル復号器および第1
0図の灰色レベル復号器の画素を記述するための
ブロツクと画素の列を示す参照図; 第10図は別の灰色レベル復号器のブロツク図
である。
詳細な説明 第1図に示したのは連続階調のフアクシミリ情
報を能率良く符号化するための本発明のデイジタ
ル符号器の一実施例10のブロツク図を示してい
る。符号器10は論理回路14およびクロツク1
6によつて制御されるフアクシミリ走査器12、
高分解能詳細符号化ネツトワーク20、低分解能
灰色スケール符号化ネツトワーク30、符号化さ
れた詳細および灰色スケール情報を蓄積したり、
伝送したりするために組合せる多重化装置から成
る。
走査器には通常の走査器であり、これはラスタ
方式によつて連続階調画像をライン(走査線)ご
とに走査し、走査線に沿つた画素の光の強さを表
わすサンプル入力電気信号を発生する。第2図に
示すように、原画像の画面100は離散的な画素
102のマトリクスとして取扱かわれる。走査器
には第1の走査線103の第1の画素から走査を
開始して左から右へ走査する。第1の走査線10
3の最後の画素がサンプルされた後で、走査器は
次の線103に移り、その線の画素を左から右に
サンプルして画面100の全体を走査する。
制御論理回路14はサンプルされる各画素ごと
にひとつのパルスを走査器12に与える。これは
次の画素をサンプルするために必要な距離を走査
器12が移動するのに要する時間に対応し、走査
器がある走査線から次の走査線へ移るのに要する
時間を計算に入れている。クロツク線106で図
示されるように、各パルス107は画像の画面1
00の各素102の位置と時間的に対応してい
る。図示の実施例においては、線101で示すよ
うに各走査線ごとに1600画素がサンプルされ、イ
ンチ当り200画素、インチ当り200走査線となつて
いる。制御論理回路14は適切な制御信号によつ
て全体の符号化動作の同期をとると同時に入力の
電気的アナログ信号の発生全体を決定する。走査
は画像処理では共通の動作であるから、これ以上
の説明は行なわない。
図示の実施例においては、発生される入力の電
気的アナログ信号は最大の光の強さ、すなわち白
を示す0の電圧振幅から、最小の光の強さ、すな
わち黒を示す最大の電圧振幅の範囲にわたつてい
る。
第2図はまた画素の適当な8×8の配列、すな
わちブロツク104への分割を示している。画素
はこのようにして分割されて低分解能の画面が形
成され、これから灰色スケール符号化ネツトワー
ク30によつて灰色レベルの符号が発生される。
発生された灰色レベルの符号は画素102の特定
のブロツク104によつて形成された全体の画面
上の領域の灰色レベルを表わしている。ブロツク
104は行111上に形成され、各行には200ブ
ロツクがある。ブロツクの各行111は画素の走
査線103を8本含む。各行111において、ブ
ロツク104は0から199のアドレスを有し、灰
色スケール符号化ネツトワーク30によつて、線
105で示されるように左から右へ順次に処理さ
れる。ブロツクの符号化された灰色スケールの情
報はまたこの順序で送信され符号化される。背景
の灰色スケールの符号化のために8×8の画素の
ブロツク以外の他の配列の大きさを用いてもよい
ことは明らかである。
第1図に戻つて、高分解能詳細符号化ネツトワ
ーク20は通常のエツジ・ピーキング回路22、
比較器24、固定直流レベル電源25および詳細
符号化ネツトワーク26を含んでいる。灰色スケ
ール符号化ネツトワーク30は比較器31、デイ
ザ発生器32、減算回路36、灰色レベル符号化
ネツトワーク38を含んでいる。
動作に当つては、入力の電気的信号は、高分解
能詳細符号化ネツトワーク20および灰色スケー
ル符号化ネツトワーク30に同時に送られて符号
化が行なわれる。
高分解能詳細符号化ネツトワーク20において
は、入力の電気的信号はエツジ・ピーキング回路
によつて、変形されて元の画像のエツジあるいは
輪郭が強調される。すなわち、画像の画素の内エ
ツジおよび輪郭を表わす電気的アナログ信号は強
調されて(このような信号はアナログ信号のレベ
ルの急激な変化として現われる)その値が適切に
大きくされ、これによつてそれが検出されて黒の
画素として符号化されることを保障する。修正さ
れた信号は次に比較器24によつて固定の位置に
はよらない電源25からのスレシヨルド・レベル
と比較されて、黒の詳細情報が抽出される。こう
して詳細2進信号109が発生される。この固定
スレシヨルド・レベルを越える入力の電気的信号
の画素は黒の画素として発生され、残りの画素は
白の画素となる。詳細2進信号の黒と白の画素の
列は次に詳細符号化ネツトワーク26において、
2階調画像について利用できる任意の従来の符号
化方式によつて圧縮される。図示の実施例におい
ては、A.J.Frankの1973年7月11日のIEEE国際
通信会議の「2レベル高分解能画像の高忠実符号
化」および本出願の出願人に譲渡されている米国
特許4103287(1978年7月25日)に述べられている
2次元符号化方式が使用されている。詳細2進信
号を符号化するためにこの方法を使用すると、約
0.05ビツト/画素の伝送ビツト周波数の詳細符号
を得ることができる。
これと同時に入力の電気的信号は灰色スケール
符号化ネツトワーク30の比較器31に与えられ
る。比較器31は入力の電気的信号をデイザ発生
器32からの位置に依存したデイザ参照スレシヨ
ルド値と比較し、灰色スケールの2進信号108
を発生する。それに割当てられた参照スレシヨル
ド値を越える入力信号の画素は黒となり、それに
割当てられたスレシヨルドに等しいか、それ以下
の画素は灰色スケール2進信号において白とな
る。
デイザ発生器32は、オーダード・デイザ・マ
トリクスからデイジタル形式で蓄積された位置に
依存した所定の参照スレシヨルド値を有する読み
出し専用メモリー(ROM)33とデイジタル・
アナログ(D/A)変換器34とから成つてい
る。ROM33は制御論理14の制御によつて、
比較のたへに各画素102に割当てられた所定の
位置に依存するスレシヨルド値を適切な時点で発
生する。デイザ・スレシヨルド値は入力信号はア
ナログであるから、比較器31で比較する前にア
ナログ形式に変換される。入力信号をアナログで
はなくデイジタルにしてもよく、このときには
D/A変換器の必要がなくなることは明らかであ
る。
前述したようにオーダード・デイザ・マトリク
スは2次元の配列であり、ここでは電圧振幅の形
態で異るスレシヨルド値を持つサンプル点の8×
8の配列である。デイザ・マトリクスの各サンプ
ル点は原画像の画面上の領域100における各ブ
ロツク104の特定の画素102に割当てられて
いる。マトリクス中のサンプル点の平均スレシヨ
ルド値は典型的には黒の電圧振幅と白の電圧振幅
の中央になつている。各ブロツク104に同一の
デイザ・マトリクスを使用すれば便利である。
使用することができるオーダード・デイザ・マ
トリクスを第3図に示している。0から63の振幅
値を有する明るさのレベルの範囲を表わすスレシ
ヨルド値がそれぞれの割当てられたサンプル点に
示されており、画素102のブロツク104の上
に重ねて示してある。デイザ参照スレシヨルド値
は通常は再生された画像で全体の画像の品質に充
分な主観的評価が得られるように通常使用される
が、図示の符号器10では灰色の度合を近似する
のに使用される。スレシヨルドのオーダード・デ
イザ・マトリクスを使用することによつて、当面
の間、個々の画素の分解能を維持することができ
る。これは後述のように詳細2進信号の減算のた
めに望ましいことである。位置によつて変化する
スレシヨルド値を持つ他のマトリクスを使用する
こともできる。
図示の符号器10において、灰色スケール回路
比較器31によつて発生される灰色スケールの2
進信号108は符号化の前に変形される。比較器
24によつて発生される詳細2進信号109と灰
色スケールの2進信号108は減算回路36に与
えられる。詳細2進信号109の黒の画素は灰色
スケール2進信号108の対応する黒の画素から
減算され、これによつて詳細の黒の画素に対応す
る灰色スケール2進信号108の黒の画素は白の
画素となる。すなわち特定のブロツクに黒の詳細
情報があるときにはいつでも、その存在によつ
て、デイザ参照スレシヨルド値を越えたはずの画
素の数が減算され、画素のそのブロツク104か
ら成る画面上の灰色のスケールの背景を明るい色
にする。
減算回路36は詳細2進信号109の反転され
たものと灰色スケール2進信号108との論理積
を与える。
第4図は灰色スケールの2進信号108のサン
プルとそれが対応する同期した詳細2進信号10
9によつてどのように変形され、変形された灰色
スケールの2進信号110を生ずるのを示す例で
ある。第4図の信号では黒の画素は“1”で表わ
され、白の画素は0で表わされている。詳細2進
信号109と灰色スケールの信号108に黒の画
素があると、変形された灰色スケールの2進信号
110の対応する画素は白になる。画素102の
線103とクロツク線106がサンプル信号との
比較のために示されている。
黒と白の画素の列から成る変形された灰色スケ
ールの2進信号110は次に第5図に詳しく示し
た灰色レベル符号化回路38に送られる。灰色レ
ベル符号化回路38はANDゲート40、6ビツ
トの2進カウンタ42、200×6のビツトのラン
ダム・アクセス・メモリー(RAM)44、マル
チプレクサ46、64×3ビツトのリード・オンリ
ー・メモリー(ROM)48、200×38ビツトの
ランダム・アクセス・メモリー(RAM)50か
ら成る。
動作に際しては、変形された灰色スケールの2
進信号110と適切なサンプリング・クロツク信
号がANDゲート40に加えられて、各々の黒の
画素について、カウンタ42に対してオンのパル
スを与える。走査器には画素102をラインご
と、ブロツクごとにサンプルする。従つて、各走
査線103について、ブロツク104の8個の画
素が計数され、次に次のブロツク104の画素が
カウンタ42に与えられる。符号化回路38はブ
ロツク104を行ごとに計数する。
特定のブロツク104の8個の画素について現
在の走査線103の画素の数をカウンタ42が計
数すると、制御論理14からの制御信号によつて
RAM44が付勢されて、累積された計数値をそ
のブロツク104について指定されたメモリー・
アドレスに蓄積する。ブロツク104は第2図の
線105に従つてアドレスされる。もちろん
RAM44は適切な通常のアドレス発生器によつ
て制御されており、累計された計数値が適切な時
点で適切なアドレスに記憶されることを保障す
る。
第1の走査線103の画素102がすべて計数
されてしまうと、第1の線の計数値がすべて第1
の行200個のブロツクの各々について蓄積される
ことになる。次に、第2の線103について変形
された灰色スケールの2進信号110がカウンタ
42にゲートを通して入れられる。現在のブロツ
ク104の第2の線の最初の画素の計数をはじめ
る前に、そのブロツク104について前の線で記
録された計数値がマルチプレクサ46を経由して
カウンタ42に入れられる。そのブロツク104
について第2の線の画素が加えられてしまうと、
新らしい累積された計数値がRAM44の適切な
アドレスに入れられる。カウンタ42はRAM4
4とマルチプレクサ46と共同動作し、線ごとに
画素102のブロツク104の計数値の累算を継
続し、最後に行全体についての計数値が発生され
RAM44に一時的に蓄積されることになる。
ブロツクの次の行の第1の線の計数中に、もつ
と詳しく言えば、画素のブロツクの第1の線が計
数されている間に、現在のブロツクと同一のアド
レスを持つ前の行のブロツクの累積された計数値
が線45に出力され、計数値を受信すべく付勢さ
れているROM48に送られる。ブロツクの最後
の行が計数された後で、制御論理14からの制御
信号によつて符号化回路38がさらに1本の走査
線103を走らせるように動作し、最後の行11
1の累積された総計数値をROM48に送る。
前述したように、各ブロツクの64個の画素の任
意のものが白であつたり黒であつたりするから、
灰色のスケールには65個のレベルが存在し得る。
しかしデイザ参照スレシヨルドすなわち63は、詳
細符号化ネツトワーク30に使用する固定スレシ
ヨルド・レベルに等しいから、0から63の計数値
だけが生じ得る。従つて、その灰色スケールの2
進信号でその特定の画素が黒であれば、これが減
算回路36で処理されたときには白となる。もし
黒の画素が存在しなければ、計数値は0となる。
黒の画素の総数はリード45に出力され、各々
の適切な時点でROM48の特定のアドレスメモ
リーをアドレスし、黒の画素の特定の計数値に割
当てられた特定の3ビツトの灰色スケールのコー
ドを発生する。第6図の表はこの割当てを示して
いる。もし特定のブロツクに0から7個の黒の画
素があれば、符号1が送られ、以下同様になつて
いる。背景の灰色としては8レベルで充分である
から、8レベルの符号だけが割当てられている。
3ビツトの灰色レベルの符号によつて、この実
施例においては低分解能の灰色スケールの情報に
3/64すなわち約0.05ビツト/画素の伝送ビツト周
波数を実現する。詳細情報と灰色スケール情報は
別々に符号化されることになる。
ROM48が各々の黒画素の総数ごとに3ビツ
トの灰色レベルの符号を発生した後で、発生され
た符号はRAM50の適切な記憶アドレスに記憶
され、これは適切な時点で制御論理14によつて
付勢されることになる。RAM50は制御論理1
4によつて呼び出されたときに記憶された符号を
発生して、これを順次に伝送することになる。
マルチプレクサ46は制御論理14からの信号
によつて制御され、各ブロツク104の各々の第
1の線の計数の前に初期値として0を入れるよう
に動作する。これ以外の時点ではマルチプレクサ
46は現在のブロツク104の前の線の累積され
た計数値をカウンタ42に挿入するように動作す
る。
符号化された詳細情報と灰色スケールの情報は
別個のチヤネルを通つて記憶装置あるいは受信器
に直接送られてもよいし、あるいはマルチプレク
サ18によつて多重化されてもよい。図示の実施
例においては、符号化された情報は行ごとに伝送
される。各行111ごとに、符号化された詳細情
報はまずマルチプレクサ18を通して画素の対応
する8本の走査線103について伝送され、この
あとで、ブロツク104の行111について
RAM50からの符号化された灰色スケールの情
報が送られる。灰色レベルの符号をはじめに送る
ことにしても良いことは明らかである。
フアクシミリ伝送方式の受信端で原画像を再生
するためには、第7図の受信ネツトワーク60の
ブロツク図で示すように各画素について詳細およ
び灰色スケールの符号が再生される。再生の後
で、各画素に割当てられた再生された詳細および
灰色レベルの値は重ね合されて、再現のための
各々の画素の電気的値を再生することになる。再
現は図示の実施例では2階調で行なわれる。
図示の受信ネツトワーク60は符号化された情
報および他の通常の同期信号を受信して、符号化
された情報を別個の詳細および灰色スケールの復
号ネツトワークに送る受信・分離回路61を含ん
でいる。詳細復号ネツトワークは詳細復号器62
と遅延回路63を含んでいる。符号化された詳細
情報は通常の詳細復号器62で復号されるが、こ
れは選択された詳細符号器に対応するものであ
る。次に黒と白の画素の再生された詳細の流れは
遅延回路63を通して送られ、再生された灰色ス
ケールの画素の流れとORゲート64について組
合される。
灰色スケールの復号ネツトワークは灰色レベル
の復号器68、デイジタル比較器65およびデイ
ザ・スレシヨルド発生器65から成つている。
図示の符号器10において、画素の各ブロツク
104には灰色レベルの符号が割当てられた。し
かし、もし画素を符号から直接再生しようとすれ
ば画素のブロツク104の間には階調すなわち灰
色レベルの急激な変化が生ずることがある。従つ
て本発明の他の特徴に従えば、画素の各ブロツク
104は水平および垂直の両方向で少くともいく
つかの隣接したブロツクと比較され、ブロツクか
らブロツクに変化するときに画素の灰色のレベル
がゆつくりと変化するようにして矩形のパターン
の効果を除いている。水平と垂直の変形だけを行
なえばよいことは明らかであろう。
第8図は各画素について再生された灰色レベル
の値を発生するための灰色レベル復号器68の説
明図である。第8図の灰色レベル復号器68は、
水平フイルタ70、2個の1600×6ビツトのラン
ダム・アクセス・メモリー77および78、マル
チプレクサ79および垂直フイルタから成る。水
平フイルタ70はデイジタル減算回路73、遅延
回路71、増分乗算器74、デイジタル加算器7
5、それにラツチ72および76から成る。垂直
フイルタ80は減算回路82、増分乗算器83、
デイジタル加算器84それにラツチ85および8
1から成る。
図示の実施例においては、ブロツク104の灰
色レベルの符号は行ごとに、各行111の一番左
のブロツクから順次に送られるようになつている
ことを想起されたい。さらに各ブロツクは8個の
画素から成る8列を持ち、8個の画素から成る8
本の走査線を持つ。一つの行111には200個の
ブロツク104があるから、各行には1600個の対
応する画素の列がある。ある行111の各列は次
の行の対応する列と影を付けて示した列119お
よび116のようにそれぞれそろえられる。
動作に際しては、水平フイルタ70はその行1
11の各々のそのときのブロツクの灰色レベルの
符号を同じ行の前のブロツクの灰色レベルのコー
ドと比較して、そのブロツクについて各列に水平
にグラジユエーシヨンを付けた灰色レベルの値を
発生する。次に垂直フイルタ80がそのときの行
の各列の水平にグラジユエーシヨンの付いた灰色
レベルの値を対応するすぐ上の列の値と比較し
(すぐ上の列の値はブロツクの前の行の灰色レベ
ルの符号から求まつている。)、これを垂直に内挿
してブロツクの現在の列について特定の列の各画
素の再生された灰色レベルの値を発生する。
フイルタ70および80の実際の動作の例を示
すために、第9図の112で示される現在のブロ
ツク中の画素102について再生された灰色レベ
ルの値が発生されているものとしよう。水平フイ
ルタ70がまず現在のブロツク112について灰
色レベルの符号を受信する。この符号は減算回路
73に入れられ、同じ行の113で表わされる前
のブロツクの灰色レベルの符号を減算し、デイジ
タルの6ビツトの正あるいは負の水平の差を発生
する。
水平の差については次に乗算器74によつて8
回乗算が行なわれる。まず水平の差は1/8で乗ぜ
られて、最初の水平の増分値を生ずる。この最初
の水平の増分値は次に前のブロツク113の灰色
レベルの符号に加算され、前のブロツク113に
最も近い現在のブロツク112の画素の第1の列
116に対する水平にグラジユエーシヨンを付け
た灰色レベルの符号が発生される。この値はラツ
チ76に適切な時点でストローブされ、その列に
指定された例えば、RAM77中のアドレスに蓄
積される。
画素の第2の列117についての水平にグラジ
ユエーシヨンの付いた灰色レベルの値を発生する
ために、差は2/8倍にされて先のブロツク113
の灰色レベルの符号に加算される新らしい水平レ
ベルの値を発生する。これは現在のブロツク11
2の各列について水平にグラジユエーシヨンの付
いた灰色レベルが発生されてしまうまで続けられ
る。8番目の列118、すなわち現在のブロツク
112の一番右の列については、現在のブロツク
112の灰色レベルの符号(6ビツトの形式)が
割当てられる。つまり水平の差を8/8倍して、8
番目の列の水平の増分値とするのである。
現在のブロツク112は次に、次のブロツク1
15についての水平にグラジユエーシヨンを付け
た灰色レベルの値を発生するときには、次のレベ
ルにとつての前のブロツクとなる。このプロセス
はその行の各列について水平にグラジユエーシヨ
ンの付いた灰色レベルの値が発生され1600個の6
ビツトの値が得られてRAM77に蓄積されるま
で続く。1次元のフイルタで充分であるときに
は、特定の画素の列の8個の画素にはすべて水平
にグラジユエーシヨンを付けた値を割当てればよ
いことは明らかである。
このときRAM77および78の情報が共にマ
ルチプレクサ79を通して垂直フイルタ80に与
えられることに注意されたい。マルチプレクサ7
9は垂直フイルタ80の入力をスイツチし、従つ
ていわゆる現在の行の値がリード86に供給され
る。これはRAM77および78が水平にグラジ
ユエーシヨンを付けた灰色レベルの値のひとつお
きの行111の値を入れているからである。特定
の行111を蓄積しておくように割当てられた
RAMはそのブロツクの行のグラジユエーシヨン
を付けた灰色レベルの値の発生の間だけこれを蓄
積するように付勢される。
現在のブロツク112を含む現在の行111の
水平にグラジユエーシヨンを付けた値はRAM7
7に蓄積されているから、RAM78はすでにブ
ロツクの前の行111の水平グラジユエーシヨン
を付けた灰色レベルの値を蓄積していることは明
らかである。
ブロツク112の各画素の再生された灰色レベ
ルの値を発生するために、垂直フイルタ80はブ
ロツク112中の各列の水平にグラジユエーシヨ
ンを付けた灰色レベルの値をすぐ上のブロツクに
おける対応する列の値と順番に比較する。まず前
の行のブロツク114のすぐ上の119で示され
る列の水平グラジユエーシヨンを付けた灰色レベ
ルの値は現在のブロツク112の116で示され
る第1の水平にグラジユエーシヨンを付けた灰色
レベルの値から減算されて、正あるいは負の垂直
の差が発生される。この垂直の差は次に1/8の倍
数によつて乗算器83で掛算され、垂直の増分値
を生ずる。垂直の増分値はすぐ上の列119の水
平にグラジユエーシヨンを付けた灰色レベルの値
に加算され、現在の列の画素のひとつの再生され
た灰色レベルの値を発生する。
乗算の値が1/8であるときには120で示され
るすぐ上の画素列119に隣接した画素の再生さ
れた灰色レベルの値が得られ、これで現在のブロ
ツク112の第1の線が発生される。乗算の値が
2/8であるときには、列116について現在のブ
ロツク112の第2の線の121で示される画素
の再生された灰色レベルの値が発生され、以下同
様にくりかえされる。次に、次の列117がすぐ
上の対応する列の値から外挿される。これはブロ
ツク112の各画素について再生された灰色レベ
ルの値が推定されるまでくりかえされる。
実際の動作においては、しかし、ブロツクの各
列111の画素の再生された灰色レベルの値は1
ラインずつ発生される。現在の走査線の画素の灰
色レベルの値を発生するために、現在の走査線を
含む現在の行の各列の水平にグラジユエーシヨン
を付けた灰色レベルの値は、次々に前の行のすぐ
上の各々の対応する列の水平にグラジユエーシヨ
ンを付けた灰色レベルの値と比較され、そのとき
のラインの画素だけが発生される。
まず二つの行の第1の列の一番左が比較され、
現在の列の第1の画素(ブロツクの現在の行の第
1のラインの第1の画素)が発生される。次に、
二つの行の第2の列が比較されて第2の現在の列
の第1の画素(ブロツクの現在の行の第1のライ
ンの第2の画素)が発生され、以下同様にして、
再生された灰色レベルの値が現在の行の第1のラ
インの各画素のすべてについて発生されることに
なる。次に二つの行の列が再び次々にブロツクの
現在の行の第2のラインについて比較され、再生
された灰色レベルの値を発生することになる。こ
れは画素のすべての8本のラインが発生されるま
で継続される。
画像の領域100の左と上の縁に沿つたブロツ
ク104については、同じ行の前のブロツクが存
在しなかつたり、上の列が存在しなかつたりす
る。水平フイルタ70および垂直フイルタ80の
ラツチ72および81はそれぞれ適切な時点で0
の入力値を提供する。ラツチ72は任意の行の第
1のブロツクの水平フイルタ動作の間にリセツト
されて、減算回路73および加算回路75で計算
に使用するために0の値を与える。その他の時
は、ラツチ72は6ビツトの形式で前のブロツク
の上位のビツトの2進の灰色レベルのコードをス
トローブする。ブロツクの第1の行の画素の灰色
レベルの値の再生の間に減算回路82および加算
回路84にケーブル84を通して0の値をフイー
ドするために、ラツチ81はリセツトされる。従
つて列の第1の行は0と比較される。このため画
素の二つのエツジ部は明るくなるが、害はない。
上述のことから明らかなように、第8図の灰色
レベルの復号器68は隣接したブロツクの灰色レ
ベルの符号もしくはそれを変形した値を用いてブ
ロツク104の灰色レベルの符号の直線外挿され
た値を生ずる。
この代りに使用することができる灰色レベルの
復号器168は第10図に示されている。
第10図の灰色レベル復号器168において、
2次元の非線形デイジタルフイルタは第1のデイ
ジタル加算器、第2のデイジタル加算器171、
割算器173、1600×7ビツトのランダム・アク
セス・メモリー175、第3のデイジタル加算器
178、割算回路174およびラツチ169,1
72,176および177から成つている。
第9図および第10図を参照すれば、灰色スケ
ール復号器168において、122で示される現
在の画素の再生された灰色レベルの値は次の4つ
の値から計算される。(a)画素122を含むブロツ
クについてのAで示される灰色レベルの符号;(b)
同一のあるいは現在の走査線についての123で
示される前の画素のBで示される計算された値;
(c)前の走査線の124で示される前の画素につい
てのCで示される計算された値;(d)前の走査線上
の125で示される現在の画素のDで示される計
算された値。
動作に当つては、現在の画素122を含むブロ
ツク115の灰色レベルの符号が、計算されてラ
ツチ169を通して割算器173からリード18
0を経由して送られた前の画素123についての
計算された値Bと共に、7ビツトの値の上位のビ
ツトとして第1のデイジタル加算器170に与え
られる。この結果として得られるデイジタルの和
(A+B)は次に第2のデイジタル加算器171
に送られて、第3の加算器178から与えられた
前の走査線の前の画素124と現在の画素125
の計算された値のデイジタル和(C+D)と加算
される。
第2の加算器171において四つの値の和がと
られた後で、結果として得られた和はラツチ17
2を通して割算器173にストローブされ、現在
の画素122について計算された値(7ビツトの
形式を持つ)を発生する。画素122の値はこの
とき同じライン上の前の画素の計算された灰色レ
ベルの値Bとして同じラインの次の画素126の
値を計算するために加算器170に戻される。画
素122のこの値はまたRAM175の適切なア
ドレスに蓄積されて、次のラインの画素の灰色レ
ベルの値を計算するのに使用される。現在の画素
122の計算された値は前のラインの対応する画
素125の計算された値と同一のアドレスに記憶
されているから、RAM175は画素125の計
算された値を出力して画素126を計算する際の
値Cとして使用し、その後で画素122について
の計算された値を記憶するように動作する。
次に各画素についての計算された値は再び割算
器174によつて割算され、6ビツトの形式で再
生された灰色レベルの値を生じ、さらに次の処理
に使用する。これは各画素の灰色レベルの値をそ
れに対応する6ビツトのデイザ参照スレシヨルド
と比較するのに望ましい。
画像の左はしと上部の縁の画素については、再
生された灰色レベルの値は、隣接した画素が存在
しないので、その値を0として求められる。文書
のふちの部分の情報が重要であることはあまりな
いので、これによつて生ずる誤差は許容できるも
のである。ラツチ169,176および177は
適切な時点で0の値をストローブして読み取る。
各走査線の各々の第1の画素の処理の間に、ラツ
チ169は加算器170に0の値をストローブし
て取入れる。ラツチ176は原画像の第1の走査
線の全体の処理間および各走査線の第1の画素の
処理の間加算器178に対して0の値をストロー
ブしてよみ取る。ラツチ177は原画像の第1の
走査線全体の処理の間に加算器178に0をスト
ローブして読み取る。
第7図に戻つて、灰色レベルの復号器68ある
いは168からの画素についての再生された灰色
レベルの値(6ビツトの形式を持つ)はデイジタ
ル比較器65において、位置に依存して割当てら
れたデイザスレシヨルド発生器66からの参照ス
レシヨルド値と比較されて特定の画素が黒あるい
は白のいずれによつて再生されるべきかを示す2
進信号を発生する。このデイザ化された再生後の
灰色スケールの2進信号は次に復号された詳細2
進信号と共にORゲート64を通して送信され、
重ね合されて、通常の2階調の画像再生装置に送
られる。
再生された灰色スケールの値と再生された詳細
情報は受信ネツトワーク60にある遅延回路63
によつて適切な画素を表わすべく同期される。
JP50168179A 1979-09-06 1979-09-06 Expired JPH0157548B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/US1979/000693 WO1980000645A1 (en) 1978-09-19 1979-09-06 Digital encoder for facsimile transmission

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55500733A JPS55500733A (ja) 1980-10-02
JPH0157548B2 true JPH0157548B2 (ja) 1989-12-06

Family

ID=22147693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50168179A Expired JPH0157548B2 (ja) 1979-09-06 1979-09-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0157548B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55500733A (ja) 1980-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4266249A (en) Digital encoder for facsimile transmission
US4084196A (en) Electronic half-tone generating means for facsimile reproduction system
US4633296A (en) Omission and subsequent estimation of zero sequency coefficients of transformed digitized images to facilitate data compression
CA2133558C (en) Method and apparatus for halftoning and inverse halftoning and the transmission of such images
US4668995A (en) System for reproducing mixed images
US5363213A (en) Unquantized resolution conversion of bitmap images using error diffusion
EP0272763B1 (en) Image display apparatus
JP4100782B2 (ja) 誤差拡散値の処理方法
JPS6198069A (ja) 画像処理装置
JPS5932026B2 (ja) 被走査像の再生方法
GB2141898A (en) Unscreening stored digital halftone images
JPS5932025B2 (ja) 粗走査グレイ・レベル絵素の再生方法
EP0571167A3 (en) High addressability image generator using pseudo interpolation of video and screen data
JPH0354506B2 (ja)
NL9100234A (nl) Codeerschakeling voor transformatiecodering van een beeldsignaal en decodeerschakeling voor het decoderen daarvan.
JPH0775397B2 (ja) 画像処理装置
JPH0157548B2 (ja)
JPS5821979B2 (ja) 画像信号の網点処理方式
JPH0129349B2 (ja)
JPH0620232B2 (ja) 画像処理装置
JPS5970078A (ja) 画像処理方法
JPH0354505B2 (ja)
JPH0758945A (ja) 画像読取装置
Cawkell Image processing and page presentation: part 2
JPH0117309B2 (ja)