JPH0156518B2 - - Google Patents

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JPH0156518B2
JPH0156518B2 JP54500279A JP50027979A JPH0156518B2 JP H0156518 B2 JPH0156518 B2 JP H0156518B2 JP 54500279 A JP54500279 A JP 54500279A JP 50027979 A JP50027979 A JP 50027979A JP H0156518 B2 JPH0156518 B2 JP H0156518B2
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Japan
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voltage
lamp
circuit
current
transistor
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JPS56500195A (ja
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Furanshisu Henrii Gaahaado
Jerarudo Aren Fuerupaa
Aran Eichi Neruson
Hawaado Handoraa
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DEETAPAWAA Inc
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Priority claimed from US05/973,613 external-priority patent/US4266165A/en
Priority claimed from US05/973,617 external-priority patent/US4238710A/en
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Publication of JPH0156518B2 publication Critical patent/JPH0156518B2/ja
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    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
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    • H05B41/14Circuit arrangements
    • H05B41/26Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc
    • H05B41/28Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B41/00Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
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    • H05B41/14Circuit arrangements
    • H05B41/26Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc
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    • H05B41/288Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters with semiconductor devices and specially adapted for lamps without preheating electrodes, e.g. for high-intensity discharge lamps, high-pressure mercury or sodium lamps or low-pressure sodium lamps
    • H05B41/2885Static converters especially adapted therefor; Control thereof
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

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  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Description

請求の範囲 1 ガス放電ランプを付勢するための回路であつ
て、 前記ガス放電ランプの電極と並列組合わせに接
続され、磁気エネルギを蓄えるための電磁手段
と、 電源を前記並列組合わせに接続して前記ランプ
を介して第1の方向に電流を供給するスイツチ手
段と、 前記並列組合わせを流れる電流に応答して前記
スイツチ手段を制御して、前記スイツチ手段がオ
ン状態のときに電流が前記電源から前記ランプを
介して一方方向に流れかつ前記スイツチ手段がオ
フ状態のときに電流が前記電磁手段から前記ラン
プを介して逆方向に流れるようにする制御手段と
を備え、 前記制御手段は、前記並列組合わせを流れる電
流を検知する電流検知装置を含み、 前記制御手段は、前記電源から前記並列組合わ
せに流れる電流が予め定められた値まで増大した
ときはいつでも予め定められた長さの時間にわた
つて前記電源の前記並列組合わせへの接続を遮断
するように前記スイツチ手段を駆動するように構
成され、 前記制御手段は、前記予め定められた電流の値
に達したことに応答して前記スイツチ手段をオフ
状態にトリガし、固定された長さの時間が経過し
たときに前記スイツチ手段をオン状態に復帰させ
るように構成され、 前記制御手段は、前記制御手段がトリガされる
前記予め定められた電流値を変化させて前記ラン
プからの光の強度を変化させる手段を含む、ガス
放電ランプ付勢回路。
2 前記制御手段はワンシヨツトマルチバイブレ
ータを含み、前記マルチバイブレータの不安定状
態は前記固定された長さの時間を決定し、かつ前
記マルチバイブレータは、第2の電流が前記予め
定められた値に到達することによつてその不安定
状態にトリガされるように構成された、請求の範
囲第1項記載の回路。
3 前記検知装置は、前記スイツチ手段と直列に
接続された抵抗を含み、かつ前記光強度変化手段
は、調整可能な基準電圧源を含み、かつ前記制御
手段は、前記抵抗にかかる電圧を調整された基準
電圧と比較して抵抗の電圧が基準電圧に達したと
きに前記マルチバイブレータをトリガするコンパ
レータを含む、請求の範囲第2項記載の回路。
4 前記スイツチ手段を横切つて接続されて、前
記ランプが除去されまたは衰えかつ開回路になれ
ば、過電圧に対して前記スイツチ手段を保護する
保護手段をさらに備える、請求の範囲第1項、第
2項または第3項のいずれかに記載の回路。
5 前記保護手段の温度を検知しかつ前記制御手
段へ作動的に結合されて、前記保護手段が予め定
められた温度を越えるとき前記スイツチ手段を開
放状態に維持するための温度検知手段をさらに備
えた、請求の範囲第4項記載の回路。
6 前記電磁手段は、自動変圧器を含み、前記自
動変圧器の巻線の少なくとも一部分は前記ランプ
電極と並列に接続され、かつ前記自動変圧器は前
記電源から前記ランプへ逓昇または逓降電圧を供
給する、請求の範囲第1項ないし第5項のいずれ
かに記載の回路。
7 前記電磁手段は、変圧器を含み、前記変圧器
の1次巻線の少なくとも一部は前記ランプ電極と
並列に接続され、かつ前記変圧器の2次巻線は前
記制御手段に電力を供給する、請求の範囲第1項
ないし第6項のいずれかに記載の回路。
8 前記制御手段はさらに、周囲の照度の関数と
して前記予め定められた電流値を変化させるため
の手段をさらに含む、請求の範囲第1項ないし第
4項のいずれかに記載の回路。
9 前記並列組合わせは、前記電磁手段と並列
の、いくつかの直列接続されたガス放電ランプを
含み、かつ前記ランプを点弧するように前記回路
によつて前記ランプに供給される必要な電圧が各
ランプに順番に有効に与えられ、これによつて前
記必要な電圧が、前記ガス放電ランプの1つを点
弧するために前記回路に必要とされる電圧以上に
増大されないようにする回路素子が設けられた、
請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載
の回路。
10 前記ガス放電ランプの点弧の間に前記ラン
プの内部の電圧の傾きを増大させるための外部コ
ンダクタ手段をさらに備えた、請求の範囲第1項
ないし第7項のいずれかに記載の回路。
11 前記電磁手段、前記スイツチ手段および前
記抵抗は、前記電源の2つの端子を横切つて直列
に接続され、前記スイツチ手段は前記抵抗と前記
電磁手段との間に接続されており、かつ前記外部
コンダクタ手段は、前記ランプに隣接して配置さ
れかつ前記2つのランプ電極の間のギヤツプに対
して平行に延びている開始補助コンダクタを備
え、前記開始補助コンダクタは前記電源の端子の
一方に接続される、請求の範囲第3項または第1
0項記載の回路。
12 前記ランプの一方の電極は、前記スイツチ
手段が接続される前記自動変圧器の巻線の一端に
接続される。請求の範囲第6項または第11項記
載の回路。
13 前記ランプを介して前記2つの方向に流れ
る電流の持続時間の間の差を検知するように接続
され、かつ前記差に比例して前記電源の出力を変
化させるように接続される対称補正手段をさらに
備える、請求の範囲第1項ないし第4項にいずれ
かに記載の回路。
14 前記電源は、前記電源の前記出力を発生す
るための電力発振器手段を含み、かつ前記電力発
振器手段は、一定かつ排他的抵抗性の入力インピ
ーダンスを、前記発振器手段の周波数よりも低い
周波数に維持する、請求の範囲第13項記載の回
路。
15 前記スイツチング手段における電圧を検知
する電圧検知手段と、前記検知手段に応答して電
圧を前記電力発振器手段に印加して前記検知され
た電圧が予め定められた電圧を越えるときに前記
発振器手段を止めるしきい値手段とを含む運転停
止保護手段をさらに備える、請求の範囲第13項
記載の回路。
16 前記電源の出力の変化に応答して前記並列
組合わせに流れる電流の前記予め定められた値を
変化させるための調整手段をさらに備え、前記調
整手段は、前記電源の出力の変動とは無関係に前
記ランプを流れる電流を実質的に一定に維持す
る、請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4
項、第13項、第14項または第15項のいずれ
かに記載の回路。
17 前記予め定められた値を予め定められた最
大値に制限するための電圧制限手段をさらに備え
る、請求の範囲第16項記載の回路。
18 前記電源は、整流される交流電源を含み、
前記交流電源の周期は前記予め定められた長さの
時間よりも長く、かつ前記制御手段は、前記整流
された交流電源の電圧に従つて、前記スイツチ手
段が駆動される前記並列組合わせに流れる電流の
予め定められた値を変化させるように構成され
る、請求の範囲第1項ないし第7項のいずれかに
記載の回路。
19 前記制御手段は、前記抵抗にかかる電圧に
おける上昇のみならず前記整流された交流電源の
出力にも応答して、前記マルチバイブレータを前
記可変時間出力状態にトリガする電圧応答手段を
含む、請求の範囲第13項または第18項記載の
回路。
20 前記電圧応答手段は、前記電圧の上昇と前
記整流された交流電源出力とを比較し、かつ前記
電圧の上昇が前記整流された交流電源出力の予め
定められる分数に達するとき前記固定時間出力状
態に前記ワンシヨツトマルチバイブレータをトリ
ガするように構成される、請求の範囲第19項記
載の回路。
21 前記回路における整流された交流電圧が零
に達するのを禁止するエネルギ蓄積手段をさらに
備えた、請求の範囲第20項記載の回路。
22 前記エネルギ蓄積手段は、コンデンサを含
み、前記コンデンサは前記コンデンサの電圧が前
記整流された交流電源の電圧を越えるとき前記ラ
ンプに電流を与えるように接続され、 前記交流電源から前記コンデンサを充電する手
段をさらに含む、請求の範囲第21項記載の回
路。
23 前記ランプと直列に接続されて前記ランプ
上に高電圧点弧パルスを誘導する手段をさらに備
える、請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか
に記載の回路。
24 前記高電圧手段のインピーダンスが、前記
ランプの点弧時に、前記スイツチ手段、前記制御
手段および前記ランプの動作に影響を与えること
を防止する手段をさらに備える、請求の範囲第2
3項記載の回路。
25 前記ランプを介して流れる電流に関わりな
く、前記スイツチ手段および前記制御手段を作動
して、増大したランプ抵抗が前記電源から消費さ
れる電力の増大を引き起こすことを防止する手段
をさらに備えた、請求の範囲第1項、第2項、第
3項、第4項、第23項または第24項のいずれ
かに記載の回路。
26 前記スイツチ作動手段は有効に、前記電磁
手段を流れる電流に排他的に応答する、請求の範
囲第25項記載の回路。
発明の背景および概要 発明の分野 この発明は螢光ランプ、水銀ランプ、ナトリウ
ムランプ、またはメタルハライドランプのような
ガス放電ランプを作動するための装置に関するも
のである。
(A) ランプ強度の変化 1 先行技術の背景 通常の重くて高価な直列のバラスト装置(これ
はこの装置におけるインダクタに相当する)に対
する必要性を除去するガス放電ランプ用の制御回
路が知られている。そのような回路においては、
スイツチングエレメントが設けられて、周期的に
ランプを流れる電流の方向を切換えて電極の劣化
または消耗を減少させ、かつ充分に高い周波数の
切換えを確実にしてバラストの大きさに対する要
求を減少させる。そのような回路は一般に電流の
各方向ごとに2個のスイツチングエレメントを必
要とする。
ランプの電流反転を生じるため1個のスイツチ
ングエレメントのみを用いた同じ形式の回路を構
成する試みもなされている。たとえば、D.B.
Wijsboomに与えられたアメリカ合衆国特許第
3906302号は、そのような構成に向けられており
かつインダクタをランプと並列に併用し、このラ
ンプはスイツチング装置と直列である。そのよう
なスイツチング装置は一般に20kHzのような比較
的高周波で作動される。この先行技術装置の重大
なる欠点は、その制御回路がランプの強度を変化
させるために設けられていないということであ
る。
2 発明の概要 この欠点は、ガス放電ランプおよびインダクタ
またはチヨークコイルが互いに並列に接続される
本願発明において除去される。一方側は電源に接
続されかつ他方側はトランジスタスイツチのコレ
クタに接続される。トランジスタのエミツタは抵
抗の一方端に接続され、かつ抵抗の他方端は接地
へ接続される。トランジスタのベースは単安定ま
たはワンシヨツトマルチバイブレータの出力に接
続される。ワンシヨツトマルチバイブレータへの
入力はコンパレータ増幅器の出力へ接続される。
マルチバイブレータは次のような方法で作動す
る、すなわち、マルチバイブレータへの入力がハ
イであるとき、マルチバイブレータはトリガされ
かつその出力が予め定められる量の時間ローへ進
み、そのあとその出力はハイの状態に戻る。コン
パレータ増幅器への2個の入力は、一方の入力が
トランジスタのエミツタへ接続されかつ他方の入
力が選択的に可変な基準電圧源へ接続されるよう
な態様で接続される。回路コンポーネントおよび
マルチバイブレータの時間遅延は、トランジスタ
のベースに比較的高速のスイツチング、約20ない
し40kHzのスイツチングを与えるような態様で選
ばれる。
ガス放電ランプを流れる交流は直流成分を有し
ていない。その結果、ランプの通常の寿命は電極
の寿命を最大にさせることによつて増大される。
なぜならばランプ電流の直流成分は2個の電極の
一方の過剰なカソードの過熱を生じかつその電極
の寿命を小さくするからである。
この発明の重要な特徴は、ランプの強度がコン
パレータ増幅器の入力で基準電圧を変化させるこ
とによつて変えられることができるということで
ある。一実施例において、この機能が基準電圧と
コンパレータ増幅器への入力との間に接続される
ポテンシヨメータによつて与えられる。他の実施
例において、光導電抵抗がコンパレータ増幅器に
対して電圧分割入力回路において用いられて周囲
の光強度に応答してガス放電ランプの強度を自動
的に変化させる。
この発明の他の展望が、回路の点弧電圧の増大
を伴うことなくちようど1個のガス放電ランプを
用いる代わりに、多数のランプを用いるという特
徴である。たとえば2個のランプの場合、そのよ
うなランプを逐次点弧するために、コンデンサが
ランプの一方に並列に接続される。このキヤパシ
タンスは一方のランプを短絡してしまう働きを
し、他方、第1のランプは点弧される。第1のラ
ンプが点弧されたあと、コイルによつて供給され
る点弧電圧のすべてが第2のランプに現われ、か
つその点弧電圧のすべてによつて第2のランプが
点弧する。第2のランプが点弧されたあと、コン
デンサは比較的高いインピーダンスを有し、かつ
それゆえに回路から効果的に離れる。
この発明の他の特徴は、トランジスタコレクタ
および接地に接続されるツエナーダイオード、金
属酸化物バリスタ、または類似の装置を用いるこ
とである。このバリスタはバリスタのブレークダ
ウン電圧の大きさを超える任意の過渡電圧を短絡
させてしまうことによつて回路における電力の過
渡的なサージからトランジスタを保護する。
この発明のさらに他の実施例において、基準電
圧をコンパレータ増幅器の入力へ供給するのに適
しているのみならずワンシヨツトマルチバイブレ
ータおよびコンパレータ増幅器へ電力を与えるの
に適した低電圧電源が、1次巻線としてガス放電
ランプに並列に接続されたチヨークコイルを有す
る逓降変圧器によつて供給される。この発明のこ
の展望にしたがつて、ダイオードが2次巻線およ
びコンデンサの間に接続される。2次巻線の低い
側およびコンデンサの他方側は接地へ接続され
る。このダイオードの極性は、コンデンサへ供給
される電圧が、トランジスタがターンオフされる
ときの期間の間インダクタに生じる過渡的な電圧
に独立なものである。
この後者の実施例のさらに他の特徴によれば、
ガス放電管の電極は点弧に先立ち予熱され、それ
によつてガス放電管の使用寿命を延長する。これ
は、ランプの電極の一方をチヨーク巻線の高い側
の少数部分に接続することによつて達成される。
他方電極はチヨーク巻線の低い側の少数部分に接
続される。これによつて、ランプが点弧されるち
ようど前に小電流が両方の電極に流れ、電極がラ
ンプの点弧後に達成される温度に近い温度まで暖
められることが確実にされる。
(B) 高力率ランプ回路 1 先行技術の背景 先行技術のランプ制御回路は直流電源、すなわ
ち蓄電池または整流されろ波された交流電源から
典型的には作動する。後者の場合、必要とされる
ろ波は力率を低くするので、ある種の応用におい
ては受入れることができない回路を作り出す。
2 発明の概要 この問題は、コンパレータ増幅器への2個の入
力が、一方の入力がトランジスタのエミツタへ接
続されかつ他方入力が交流電源へ接続されるよう
な態様で接続される第2形式のこの発明において
解決される。回路コンポーネントおよびマルチバ
イブレータの時間遅延は、トランジスタのベース
に比較的高速のスイツチング、約20ないし40kHz
のスイツチングを与えるような態様で選ばれる。
この発明の第2の形式の重要な特徴は、ランプ
の電流が交流線間電圧に関して精密に変化され、
そのため回路の力率が高いということである。
第2の形式のこの発明のさらに他の展望は、ダ
イオードを介してコンデンサを充電するランプバ
ラストの2次巻線を用いることである。このコン
デンサはダイオードによつて整流された交流電源
ラインから分離される。交流電源電圧が0ボルト
を交差するとき、すなわち、整流された交流電圧
がその0点近くにあるとき、分離ダイオードは順
バイアスされることになり、かつコンデンサの電
荷は整流された交流電圧が0になるのを禁止す
る。ガス放電ランプは電源電圧0で抵抗値が増大
するので、0になるのを禁止するために用いられ
るコンデンサはこの高抵抗負荷特性を避け、かつ
したがつてソリツドステートスイツチング装置を
保護する。
この第2の形式の発明における一実施例におい
て、ワンシヨツトマルチバイブレータおよびコン
パレータ増幅器に電力を与えるのに適した低電圧
電源は、その1次巻線としてガス放電ランプと並
列に接続されるチヨークコイルを有する第2の逓
降変圧器によつて供給される。
(C) スタータ補助回路 1 先行技術の背景 先行技術回路に伴うもう1つの問題は、回路が
まず駆動されるときにランプを点弧するのに必要
とされる電流反転の間のフライバツク電圧がガス
をイオン化するためにランプの充分に強い電圧の
傾きを発生するのに充分なくらい大きくなければ
ならないということであつた。これによつて、大
きな電圧が点弧の間装置に損傷を与えうるスイツ
チング装置に現われ、それによつて制御回路の実
現性を制限する。
さらに他の問題は、最適なランプ電圧のみがラ
ンプへ供給されるということを確実にする目的で
回路へ供給される電圧を減少させる必要がたびた
びあるということであつた。そのような供給電圧
の減少は電流反転の間ランプの点弧を開始させる
ためランプにおける電圧の傾きを減少させるとい
うことがわかつている。それゆえに、逓降自動変
圧器を導入して、回路のフライバツク電圧がラン
プの充分な電圧の傾きを与えるために増大されな
ければならない。フライバツク電圧のこのような
増大は回路におけるコンポーネントの摩耗を増大
しかつその結果信頼性の損失を増大する。
2 発明の概要 これらの問題点は、ガス放電ランプの一方の電
極が逓降自動変圧器のタツプ付き出力へ接続され
るこの発明の第3の形式において解決される。自
動変圧器の一端は整流された電源へ接続されかつ
他方端はトランジスタスイツチのコレクタへ直接
接続されかつガス放電ランプの他方電極へ接続さ
れる。トランジスタのエミツタは抵抗の一端へ接
続されかつ抵抗の他端はAC電源戻りへ接続され
る。トランジスタのベースは単安定またはワンシ
ヨツトマルチバイブレータの出力へ接続される。
ワンシヨツトマルチバイブレータへの入力はコン
パレータ増幅器の出力へ接続される。コンパレー
タ増幅器への2個の入力は、一方の入力がトラン
ジスタのエミツタへ接続されかつ他方入力が変化
されまたは制御されることができる電圧源へ接続
されるような態様で接続される。スタータ補助コ
ンダクタがランプに隣接して設けられかつ電源戻
りへ接続される。回路の動作は上述したものと同
じである。
第3の形式のこの発明の重要な特徴は、点弧の
間のランプの電圧の傾きが自動変圧器の逓降比に
関係することなく最大にされるということであ
り、他方ランプ点弧のために必要とされるフライ
バツク電圧が減少されることができるということ
である。これはトランジスタにかかるフライバツ
ク電圧を減少させかつそれゆえに回路の信頼性を
高め、任意の所望の逓降比で自動変圧器を用いる
ことができる。
(D) 対称ランプ電圧調整 1 先行技術の背景 先行技術において遭遇するさらに他の問題は、
消費される与えられた量の電力に対するランプの
照度がスイツチング装置がランプから対称電圧波
形を与えるように作動する場合のみ最大にされる
ということであつた。典型的には、ランプへ供給
される電圧の大きさはランプへ供給される電圧波
形の形状を決定する。その結果、一般に、対称な
電圧波形を与えるために回路を介してランプへ供
給されなければならない特定の電圧がある。出願
人は経験的に、ランプの電力効率が、対称な電圧
波形がランプへ供給されるときのみ最大にされる
ということ、および1個のスイツチングエレメン
トを有する制御回路へ接続される高強度の水銀ラ
ンプに対して、暖められるときは約130ボルト
DC、または冷たいときは20ボルトDCの、ランプ
へ供給される電圧が対称な波形を生じるというこ
とを見出した。ランプにおける対称な電圧波形を
確実にする固定電源電圧を与えることによつてラ
ンプの効率を最大にするという問題は妥協され
る。その理由は、もしも制御回路が、暖められた
あとランプの対称な電圧波形に対して必要な130
ボルトDCの値を与えるように設計されれば、初
期ターンオン後にランプを暖めるのに必要とされ
る時間は極めて長くなるように延長されるであろ
うし、かつ初期ターンオン後、ランプはその正常
な動作モードに決して到達しないということを可
能にすることさえできるからである。
他の問題は、制御回路がランプの対称な電圧波
形を確実にするように必要な電圧を印加するよう
に設計されていても必要な電圧がランプ特性の変
化によつてランプの寿命の間に変化するかもしれ
ず、かつ精度トレランスの変動によつてランプに
よつて異なるということである。さらに、ランプ
特性の変化によつて、電源に対して提示された負
荷インピーダンスの変化を生じ、それは電源の電
圧出力の変化を引き起こし、さらにランプの対称
な電圧波形を確実にするために必要とされる必要
な電圧を供給しようとする仕事を複雑にさせる。
さらに、電源入力インピーダンスが無効であれば
電源自体の電力損失が生じる。結局、電源がラン
プの対称な電圧波形に対応するためランプへ必要
な電圧を与えるように設計されていても電源へ電
力を供給する電力ラインにおける電圧変動によつ
て電源は所望の必要な電圧からその電圧出力を変
化させる。
2 発明の概要 前述の問題点はこの発明の第4番目の形式にお
いて解決され、その第4番目の形式においては、
制御回路へ供給される電圧がトランジスタのオン
時間をそのオフ時間に等しくさせる値に維持され
るようにその電圧を制御するため電力発振器およ
び対称検出器を含む電源電圧フイードバツク制御
ループは、ランプへ供給される対称な電圧波形を
生じ、ランプの効率を最大にする。電力線間電圧
の変動によつて生じるランプ強度の変動を防止す
るために、この発明は基準電圧フイードバツク制
御ループを用いてコンパレータ増幅器の1出力へ
供給される基準電圧を制御し、前記コンパレータ
増幅器は電力線間電圧の変動によつてランプ強度
の変動を最小にし、他方、所望の態様でランプ強
度を変化させる目的でユーザによつて基準電圧の
制御された変化を許容することができる。電源電
圧制御フイードバツクループおよび基準電圧制御
フイードバツクループは電圧調整器において組合
わせられ、その電圧調整器はランプ制御回路と60
ヘルツの交流を与える定電流源との間に接続され
る。電圧調整器は非無効な60ヘルツの電源へ入力
インピーダンスを与えることによつてランプおよ
びその関連の装置による電力の効率的な使用にお
ける改良をさらに与え、それは電源電圧フイード
バツク制御ループの電力発振器によつて高められ
る特徴である。運転停止回路が設けられて、回路
におけるある成分を保護する目的で過電圧状態が
生じる前に電圧調整器を1次的に運転停止させ
る。
この発明の第4番目の形式の利点は以下のよう
な点において、即、明らかである。すなわち、電
源電圧フイードバツク制御ループは、ランプのた
めの電圧調整器および制御回路のコンポーネント
のパラメータにおける何の変化も必要とすること
なく、ランプ特性がランプの寿命の間に変化して
もかつ異なる特性を有する異なるランプが代用さ
れても、ランプへ供給される対称な電圧波形を常
に保証する。このように、ランプの与えられた照
度に対する電力の効率的な使用が最大にされる。
なぜならばランプへ供給される電圧波形は対称で
あるように抑御されるからでありかつ電圧調整器
が平均的な入力インピーダンスを非無効である電
力線へ与え、それによつて実質的に電圧調整器に
おける無効電圧損失を実質的に除去するからであ
る。
(E) 容量性放電点弧回路および定電力調整 1 先行技術の背景 ランプを点弧する問題は高強度の高圧ガス放電
ランプが用いられるとき特に鋭くなる。なぜなら
ばそのようなランプは非常に高い点弧電圧が必要
だからである。
高電圧を与えてランプを点弧する問題に対する
一解決方法は、容量性放電装置へ接続される逓昇
電圧変圧器を用いることであり、この容量性放電
装置は制御回路のフライバツク電圧が大きいとい
うことを必要とすることなくランプをイオン化す
るため短い時間期間の間に充分な電圧を与える。
しかしながら、これはさらに他の問題を作り出
す。なぜならば逓昇変圧器はランプと直列に接続
されなければならず、かつランプ回路が正常な動
作を受けたあと、変圧器の大きな巻線比によつて
意義ある電流が1次巻線に流れその結果電力損失
を招く。この付加的な問題はランプが点弧された
あと1次巻線を開くことによつて緩和される。し
かしながら、これはさらに他の問題を作り出す。
なぜならば逓昇変圧器の2次巻線は、今、ランプ
制御回路において第2のインダクタとして働くか
らであり、フライバツクの間ランプを流れる電流
を妨げかつさらにスイツチング装置にかかるフラ
イバツク電圧を増大させ、これはスイツチング装
置を損傷させる。
先行技術におけるもう1つの問題は高圧ナトリ
ウムランプがランプ制御回路とともに用いられる
とき、その抵抗はランプの寿命の間増大するとい
うことが周知であり、それは回路の電力消費を増
大させ、かつランプ回路の効率を減少させる。
2 発明の概要 これらの問題はこの発明の第5番目の形式にお
いて解決され、その発明はランプに直列に接続さ
れた2次巻線と容量性放電回路によつて駆動され
る1次巻線とを有する逓昇パルス変圧器の新規な
特徴を含み、その組み合わせは非常に高い点弧電
圧をランプへ与えるが、ランプが点弧されかつラ
ンプ回路がその正常モードで作動している後に2
次巻線のインダクタンスがランプ回路の動作に影
響を与えるのを防止する付加的な手段を含む。こ
の特徴は配向された極性を有する逓昇変圧器の2
次巻線に接続された整流ダイオードによつて与え
られそのため、それはスイツチング装置によつて
ランプ制御回路の電圧がフライバツクするとき交
流経路を与える。この発明はさらに、容量性放電
装置が充分に充電されるようになるのを許容する
ために電力がまず与えられたあとランプ制御回路
のマルチバイブレータの動作を遅延させるための
手段を含む。
この発明はまた実効ランプ抵抗に独立な実効ラ
ンプ制御回路に独立なランプ制御回路によつて電
力が消費されるようにする新規な特徴を含む。こ
れは、ランプに直列接続された1次巻線とランプ
電流に比例するが極性は逆である電圧を与えるよ
うに逆極性に巻回された2次巻線を有するもう1
つの変圧器を与えることによつて達成される。こ
の逆極性電圧はコンパレータ増幅器の一方入力へ
与えられる。その結果、コンパレータ増幅器は誘
導性装置の1次巻線を介して流れる電流によつて
発生された電圧降下のみを検出する。このよう
に、ランプ電流はコンパレータの増幅器の動作に
影響を与えず、かつしたがつてコンパレータ増幅
器はランプに対する実際の電流に独立にランプ回
路を流れる電流を制御することができる。これは
実効ランプ抵抗に独立な回路の電力消費を与え
る。
【図面の簡単な説明】
この発明は以下の添付図面を参照して詳細に説
明される。
第1図は制御装置の全体の機能の理解を容易に
するため簡略化された態様で示されたガス放電ラ
ンプのための制御回路の好ましい実施例を示す。
第2図は第1図の回路の修正した態様を示し、そ
の修正は周囲の照度の変動に応答してランプの強
度を自動的に制御する修正を与える。第3図は第
1図に示された制御回路の特徴である、3A,3
B,3Cおよび3Dの符号がつけられた4個の波
形プロツトを示す。第3A図は時間の関数として
ガス放電ランプを流れる電流のプロツトであり、
第3B図は時間の関数としてチヨークまたはイン
ダクタを流れる電流のプロツトであり、第3C図
は時間の関数としてトランジスタのコレクタ電流
のプロツトでありかつ第3D図は時間の関数とし
てガス放電ランプにかかる電圧のプロツトであ
る。これらのプロツトの全てにおいて、時間は水
平軸上にプロツトされかつ電圧または電流が垂直
軸上にプロツトされる。第4図は1個の制御回路
が直列に接続された1対のガス放電ランプを制御
するのに有効であるこの発明の他の修正した態様
を示す。第5図はこの発明のさらに他の修正した
態様を示し、チヨークまたはインダクタ巻線は逓
降変圧器の1次巻線として用いられ、この変圧器
はコンパレータ増幅器の入力へ基準電圧を供給す
るのみならず、ワンシヨツトマルチバイブレータ
およびコンパレータ増幅器のための電力を供給す
る。第5図はまたランプの点弧に先立ち予熱電流
源としてガス放電ランプの電極へ電流を供給する
ため自動変圧器として1次コイルを使用すること
を示している。第6図は、(a)最適なランプ作動電
圧に線間電圧を一致させるためランプへの逓降電
圧供給および(b)バリスタ素子の温度を検知しかつ
バリスタおよびトランジスタが回路における過渡
的な電力サージの破壊的影響から保護するため差
動増幅器への2入力間に接続されるサーミスタを
備えた詳細な回路の略図解を示す。第7図はコン
パレータ回路用の基準電圧が整流した放流電力を
回路に供給するブリツジの出力から直接抽出され
るこの発明の他の修正例を示す。第8図は第7図
に示された制御回路の特徴である8Aおよび8B
の符号のつけられた2つの波形のプロツトを示
す。第8A図は瞬時電流レベルおよび平均電流レ
ベルの両方を示す全波整流器からランプ回路によ
つて抽出された電流のプロツトである。第8B図
は電力線から全波整流器によつて引き出された瞬
時および平均の両方の電流のプロツトである。第
9図は、コンデンサがランプバラストの2次巻線
によつて充電されかつランプが高抵抗特性を示さ
ないように整流ブリツジの出力がゼロ点に到達す
るのを禁止するために用いられる第7図の回路の
修正例を示す。第10図は第6図の回路に類似す
るが、その回路において第9図の概略回路に図解
された付加的な特徴を実現する詳細な回路図であ
る。第11図は11A,11Bおよび11Cの符
号のついた3個の波形のプロツトを示しており、
これらは第10図に示された制御回路の特徴であ
る。第11A図はその回路へ供給された線間電圧
のプロツトである。第11B図は整流ブリツジの
出力の電圧のプロツトでありかつ第11C図は第
10図の回路によつて電力線から引き出された電
流のプロツトである。第12図は、(a)線間電圧を
最適なランプ作動電圧に一致させるためランプへ
の逓降電圧供給および(b)ガス放電ランプに隣接す
る開始補助を与える詳細な回路略図解を示す。第
13図はガス放電ランプの接続およびスタータ補
助の接続がランプへ供給される開始電圧を最大に
するこの発明の好ましい実施例を示す。第14図
は始動の間ガス放電ランプにおけるガスの累積的
なイオン化の概略図である。第15図は対称調整
電源電圧フイードバツク制御ループを含むこの発
明の一実施例の概略図である。第16図はそれぞ
れ第3B図および第3D図の波形に類似するチヨ
ーク電流およびランプ電圧波形の時間領域のプロ
ツトを示し、かつ第15図の対称調整されたフイ
ードバツク制御ループの導入の影響を比較によつ
て示している。第16A図は第3B図のプロツト
に対応するものであり、ポテンシヨメータ23の
「X」を設定するためのチヨーク電流の時間領域
プロツトである。第16B図はポテンシヨメータ
23の設定している「X」に対応するチヨーク電
流の時間領域プロツトであるが、対称調整されて
いる。第16C図は第3B図のプロツトに対応す
るポテンシヨメータ23の設定している「Y」の
ためのチヨーク電流の時間領域プロツトである。
第16D図はポテンシヨメータ23の設定してい
る「Y」に対応するチヨーク電流の時間領域プロ
ツトであるが、対称調整されている。第16E図
は第16B図の対称調整されたチヨーク電流波形
に対応する対称調整されたランプ電圧波形の時間
領域プロツトである。第16F図は第16D図の
対称調整されたチヨーク電流波形に対応する対称
調整されたランプ電圧波形の時間領域プロツトで
ある。第17図は第15図の対称調整された制御
ループを含みかつさらに選択電流調整制御ループ
および保護運転停止回路を含むこの発明のもう1
つの実施例の概略図である。第18図は第17図
に示される回路に用いられる擬分周器の概略図で
ある。第19図はこの発明の電流変換器および電
力発振器の概略図である。第20図は第19図に
示される回路における種々の電圧および電流波形
の時間領域プロツトを含む。第20A図は第19
図の電流変換器への入力で入力電流INの波形の時
間領域プロツトである。第20B図は第19図の
電流変換器のダイオードブリツジの戻り端子の電
圧VCの時間領域プロツトである。第20C図は
第19図のダイオードブリツジの出力の整流され
た電圧VDの時間領域プロツトである。第20D
図は第19図のダイオードブリツジの全電流出力
のプロツトである。第20E図は第19図のダイ
オードブリツジにかかる入力電圧の時間領域プロ
ツトである。第21図は第19図の電力発振器の
電圧および電流波形の時間領域プロツトを含む。
第21A図は第20A図のプロツトに類似する
が、かなり拡大された時間スケールを有する入力
電流INの時間領域プロツトである。第21B図は
第19図の発振器トランジスタにかかるコレクタ
電圧の時間領域プロツトである。第21C図は第
19図の電力発振器における20kHz電圧である
V720、第19図のダイオードブリツジの出力の60
ヘルツの出力電圧であるV620、および60ヘルツの
出力電圧に重畳された20kHzのリツプル電圧を含
む第19図のダイオードブリツジの出力での全電
圧であるVDの重畳されたプロツトを含む。第2
1D図は第19図のコンパレータ増幅器への負の
入力の電圧VA、および第19図のコンパレータ
増幅器への正のフイードバツクの電圧VBの時間
領域プロツトである。第21E図は第19図のダ
イオードブリツジ出力のスナツプ(snubbing)
コンデンサを流れる電流I620、および第19図の
インダクタを流れる電流I615の時間領域プロツト
である。第21F図は第19図の電力発振器トラ
ンジスタを流れる電流の時間領域プロツトであ
る。第21G図は第19図の電力発振器の出力ダ
イオードを流れる電流の時間領域プロツトであ
る。第22図は第19図の電流変換器を含むこの
発明の電圧調整器の概略図である。第23図は第
15図の対称調整制御ループ、第17図の電流調
整器制御ループ、第17図に示されたものに類似
する保護運転停止回路、および第22図の電圧調
整器を含むこの発明の好ましい実施例の全体的な
概略的ブロツク図である。第24図は第23図の
回路の詳細な概略的レイアウトである。第25図
は第23図および第24図の運転停止保護回路の
ブロツク図である。第26図は第1図のそれに類
似するが、ランプに直列に接続された2次巻線お
よび容量性放電装置へ接続される1次巻線を有す
る逓昇変圧器を含むランプ制御回路の概略図であ
り、前記2次巻線のインダクタンスはランプ制御
回路の正常な動作を妨げる。第27図は、ランプ
に直列に接続される2次巻線と比較放電装置に接
続される1次巻線を有する逓昇変圧器を含みかつ
さらにランプ制御回路の正常な動作を2次巻線の
インダクタンスが妨げるのを防止する手段を含む
この発明の一実施例の簡略化された概略図であ
る。第28図はランプに直列に接続される巻線の
一方を有する変圧器が実効ランプ抵抗に独立にラ
ンプ制御回路の電流消費の調整を容易にするこの
発明のもう1つの実施例の概略図である。第29
図は第27図および第28図の特徴を含むこの発
明の制御回路の好ましい実施例の全体的な詳細概
略図である。
好ましい実施例の説明 (A) ランプ強度の変化 第1図に示された回路を参照して、ガス放電ラ
ンプ11、典型的には低圧水銀螢光ランプは、2
個の電極12および13を有し、その電極13は
NPNトランジスタ14として示される電子スイ
ツチへ接続されており、そのトランジスタ14の
コレクタは電極13へ接続され、かつエミツタは
抵抗15へ接続される。抵抗15の他端は接地へ
接続される。ガス放電管12の他の電極は直流電
源へ接続される。この電源は通常整流された交流
電源であるが、この図においては簡略化のため蓄
電池16として示されており、その蓄電池16の
正端子はオン―オフスイツチ19を介して電極1
2へ接続され、かつその負端子は接地へ接続され
る。チヨークまたはインダクタ17がガス放電ラ
ンプ12および13の電極と並列に接続される。
NPNトランジスタスイツチ14のベースはワ
ンシヨツトマルチバイブレータ18の出力へ接続
される。単安定マルチバイブレータは次のような
方法で作動する。すなわち、マルチバイブレータ
への入力がローであるときその出力がハイであ
り、かつその入力がハイであるとき単安定マルチ
バイブレータがトリガされるのでその出力は予め
定められた有限長さの時間ロー状態へ進み、しか
るのちマルチバイブレータの出力がハイ状態へ戻
る。マルチバイブレータの入力はコンパレータ増
幅器20の出力へ接続される。コンパレータ増幅
器の正の入力はコンダクタ21を介してNPNト
ランジスタ14のエミツタへ接続され、かつコン
パレータ増幅器の負入力はコンダクタ22を介し
てポテンシヨメータ23へ接続される。ポテンシ
ヨメータ23は直流電源24の正側へ接続され、
かつ直流電源24の負側は接地へ接続される。
第1図の回路の動作は次のとおりである。スイ
ツチ19がまず閉成されると、電流がスイツチ1
9およびインダクタ17を通過する。ガス放電ラ
ンプ11が高電圧によつて点弧されるまで、ラン
プは非導通のままであるので、何の電流もガス放
電ランプ11を通過しない。インダクタを流れる
電流はNPNトランジスタスイツチ14を介して
かつ抵抗15を介して接地へ至る。インダクタ1
7を流れる電流は、それが抵抗15にかかる電圧
降下がコンダクタ22の電圧を越えるレベルに到
達するまで、時間の関数として上昇する。コンダ
クタ22の電圧はポテンシヨメータ23によつて
決定される。抵抗15にかかる電圧降下がコンダ
クタ22の電圧を越えるとき、コンパレータ増幅
器20はその入力間の正の差を検出しかつコンパ
レータ増幅器20の出力はロー状態からハイ状態
へ変化する。コンパレータ増幅器20のハイ出力
に応答して、ワンシヨツトマルチバイブレータ1
8がトリガされかつ予め定められる短い長さの時
間の間ロー出力を与える。このように、トランジ
スタスイツチ14は、トランジスタのベースがマ
ルチバイブレータ18からローレベルの信号を受
けた短い時間期間ターンオフされる。チヨーク1
7の磁界は崩壊し、ガス放電ランプ11の電極1
2および13に電位を生じる。この電位はランプ
を点弧するのに充分なものでありかつランプは電
流を導通し始める。
上述の短い予め定められた長さの時間後、ワン
シヨツトマルチバイブレータ出力はその通常のハ
イレベルの状態へ戻り、それによつてトランジス
タスイツチ14をオンに戻す。この瞬間に、電流
は電源16からガス放電ランプ11の電極12お
よび13を介して、チヨーク17によつて前に供
給された電流と反対方向に流れ始める。チヨーク
17の磁界もまた、チヨーク17を流れる電流が
加わり始めるのと同じように加わり始める。この
結果トランジスタ14のコレクタ電流が上昇しか
つ抵抗15を流れる電流が等しく上昇する。この
電流の上昇によつて、抵抗15にかかる電圧降下
が、コンダクタ21が再びコンダクタ22の電圧
を越えるまで、上昇する。また、コンパレータ増
幅器20はこの状態に達するときハイ出力を与
え、それによつてマルチバイブレータ18の出力
は限られた時間期間ロー状態へ進み、それによつ
てトランジスタ14のコレクタ電流をターンオフ
する。チヨーク17の磁界はこの時壊れ、それに
よつて電流が、トランジスタ14がオンになつた
とき電流が進行する方向と反対方向にガス放電ラ
ンプ11の電極12および13間を流れる。この
状態はマルチバイブレータ出力が自動的にハイ状
態へ復帰するまで続く。
この説明からわかるように、定常状態の条件に
達するまでトランジスタ14が連続的にオンおよ
びオフに切り換えられるのでこの工程が反復し続
ける。1またはそれ以上の動作サイクルがランプ
をイオン化するために必要とされかつそれを点弧
させる。
バリスタまたは高電圧ツエナーダイオード27
がNPNトランジスタのコレクタと接地との間に
接続され、かつその端子間の開回路を生じるラン
プ失敗、または電源スイツチ19を閉成したとき
ランプを不注意にプラグしない場合に破壊的なブ
レークダウンからトランジスタ14を保護する働
きをする。ランプ自体が欠陥でありかつ開回路を
生じるとき、またはランプが除去されるとき、イ
ンダクタ17の磁界の崩壊によつて発生されたト
ランジスタ14のコレクタの電圧上昇はバリスタ
のブレークダウン電圧に制限され、その値はトラ
ンジスタスイツチ14のコレクタ―ベース接合の
安全限界内にあるように選ばれる。
この発明の重要な特徴は、ランプ電極が制御回
路の動作期間に比べて長い時間期間にわたり暖め
られるまでバリスタ27がランプの点弧を防止す
る付加的な機能を果たすということである。この
ように、この発明の制御回路は、バリスタがない
と、典型的にはフライバツクモードでランプにか
かる1000ボルトのオーダで供給する。ランプフイ
ラメントに与えられるそのような高電圧は、フイ
ラメントが冷たいとき、電極が温度変化の非常に
早い速さを受けるので極めて有害である。バリス
タは、それが500〜600ボルトを越える電圧に対し
てブレークダウンするように選ばれている。これ
らのより低い電圧では、ランプ11はカソードが
加熱されたあとまで点弧しなない。典型的には、
3/4秒〜1秒の時間遅延が、500〜600ボルトを供
給するときランプが点弧するのに充分にカソード
を加熱するのに必要とされる時間量である。
第3A図、第3B図、第3C図および第3D図
はガス放電ランプへの入力電力の2個の異なるレ
ベルに対する回路の定常状態応答特性のプロツト
である。
第3A図は時間の関数としてガス放電ランプを
流れる電流の1サイクルのプロツトである。電流
は垂直軸上にプロツトされかつ時間は水平軸上に
プロツトされる。電流は繰返しサイクルでランプ
を介して交流するということが理解されよう。第
3A図の「A」で示される領域において、トラン
ジスタスイツチ14はオフ状態にありかつインダ
クタ17の崩壊磁界はガス放電ランプを流れる電
流を強化する。領域Aは時間TOと時間TAとの間
の時間期間をカバーする。この時間期間はマルチ
バイブレータ18の非安定期間に等しい。第3A
図の「B」で示される領域において、トランジス
タスイツチ14がオンである。時間TAと時間TB
との間に領域Bがあり、そのあとサイクルが繰返
される。
第3B図において、領域Aのランプ電流の大き
さは領域Bの電流の大きさにほぼ等しいように示
されている。上述の理由のため、ランプを流れる
正味の直流電流がないので、領域AおよびBの曲
線の下のそれぞれの領域は等しい。したがつて、
第3A図に示す回路作動モードにおいては、時間
期間AおよびBの持続期間はほぼ等しい。領域A
およびBにおいて近似的に等しい電流の流れを有
する第3A図に示された動作モードが有利であ
る。なぜならばそれはランプの効率を最大にしか
つまたスイツチトランジスタ14のための電流取
扱条件を最小にするからである。この動作モード
は与えられたランプに対して電源16の直流電力
出力の非常に狭い範囲で達成される。以下に説明
する第6図の回路は異なる最適の電圧を有する複
数個のランプへ任意の直流電圧を一致させるため
の手段を提供する。
第3B図は時間の関数としてチヨークまたはイ
ンダクタ17を流れる電流のプロツトである。チ
ヨークを流れる電流は垂直軸にプロツトされ、時
間は水平軸にプロツトされる。第3B図の「A」
で示される領域において、時間TOでトランジス
タがターンオフされかつチヨークを流れる電流は
時間TAまで時間の関数として減衰する。時間TA
で、トランジスタはターンオンする。第3B図の
「B」で示される領域におけるチヨークを流れる
電流は時間TBまで増大し、その時間にトランジ
スタがターンオフされかつサイクルが繰返され
る。回路の作用はこのように領域Aでプロツトさ
れた性質と領域Bでプロツトされた性質との間を
交互に代わる。
第3C図は時間の関数としてプロツトされたト
ランジスタのコレクタ電流のプロツトである。コ
レクタ電流の大きさは垂直軸上にプロツトされか
つ時間は水平軸上にプロツトされる。第3C図の
Aで示された領域において、トランジスタがオフ
しかつそれゆえにコレクタ電流は時間TOから時
間TAの領域Aの端部までゼロのままである。第
3C図のBで示された領域において、時間TA
トランジスタはターンオンされかつ時間TBまで
オンのままであり、その時間TBは領域Bの端部
を規定する。この時間の間、コレクタ電流は連続
的に増加する。時間TBでトランジスタが再びタ
ーンオフされかつそのプロセスが繰返される。こ
のように、コレクタ電流は時間について周期的で
ある。プロツトによつて示された電流レベルは第
1図の抵抗15の抵抗値によつて分割された第1
図のコンダクタ22の電圧に等しい。
第3D図は時間の関数としてのガス放電ランプ
の電圧のプロツトである。それは形状において、
回路の動作周波数、すなわちトランジスタスイツ
チ14がオンおよびオフに切り換えられる周波数
で第3A図に示されるランプ電流と同一である。
この周波数は、その期間がランプのイオン化時間
に比べて短いように選ばれる。典型的な動作範囲
は20〜40kHzである。この高周波で、ランプは電
気的に抵抗であるように現われる。抵抗を流れる
電流はそれにかかる電圧に直線的に比例している
ので、ランプ電圧および電流波形は形状において
同一である。
この高周波動作は、第1図において17として
示されるチヨークの重さが60Hz交流電源を用いる
通常の螢光ランプ回路において知られている典型
的なチヨークの重さ以下にかなり減少されるとい
う重要な利点を有する。特定の例によれば、20k
Hzで使用するのに適したチヨークは4〜5オンス
のオーダの重さであり、それに対して60Hzで使用
する対応するチヨークは4または5ポンドの重さ
である。
この発明の重要な特徴はポテンシヨメータ23
が与えるランプ強度にわたり選択的に可変し得る
制御である。ランプへの電力入力(およびその結
果生じるランプ強度)はほぼランプ電流の平均大
きに比例し、それは第3A図にプロツトされてい
る。このプロツトはトランジスタがターンオフす
るとき(これはたとえば時間TBで生じる)の期
間の間電流反転を示す。
第1図のポテンシヨメータ23の特定の設定
「X」を想定すると、第1図のコンダクタ22の
電圧はポテンシヨメータ23の他の設定「Y」の
コンダクタの電圧よりも低い。ランプ強度の異な
るレベルを生じる可変抵抗の2個の設定間の、第
3A図、第3B図、第3C図および第3D図にお
ける波形の対応する変化がこれらの図面に示され
ている。各図面において、左の波形は「設定X」
で示されており、かつ各図面の右の波形は「設定
Y」で示されている。
この制御がポテンシヨメータ23で達成される
態様は次のとおりである。
ピークランプ電流は常に、トランジスタがター
ンオフ(時間TOおよびTBに対応する)すれば生
じる。これは、第1図において15で示される抵
抗を通過するチヨーク電流およびランプ電流の総
和が、第1図の22で示されるコンダクタの電圧
に等しい、この抵抗にかかる電圧降下を生じると
きはいつでも生じる。上述したように、この発生
により、第1図のコンパレータ増幅器20は正出
力をマルチバイブレータへ与え、これによつ順次
マルチバイブレータがトランジスタをターンオフ
する。
第1図の抵抗15を通過する電流はトランジス
タのコレクタ電流である。この電流は第3C図に
おいて領域Bのランプ電流およびチヨーク電流の
総和としてプロツトされる。
ピークコレクタ電流レベルは第1図の抵抗15
の抵抗値によつて除算される第1図のコンダクタ
22の電圧に等しい。コンダクタ22の電圧が増
大されまたは減少されるとき、コレクタ電流ピー
クレベルはそれぞれ増大または減少する。時間
TOおよび時間TAの間の電流の遅延時間は常に同
じであるので、コレクタ電流の最小値もまたそれ
ぞれ増大または減少する。このように、コレクタ
電流の全体の波形はそれぞれ上または下へシフト
され、その2個の例示的な波形が2個の異なるポ
テンシヨメータ設定「X」および「Y」のために
プロツトされる。チヨーク電流およびランプ電流
の波形はまたそれぞれ、図示のように上または下
へシフトされる。この効果は、トランジスタを流
れるコレクタ電流がチヨーク電流およびランプ電
流の総和であるという事実、およびランプ電流が
チヨーク電流に比例するという事実の結果であ
る。
このように、ランプ電流に比例するランプ強度
はコンダクタ22の電圧に比例するということが
わかる。第1図のポテンシヨメータ23の抵抗を
変化させることによつて、ランプ11へ供給され
る電流が変化する。
ガス放電ランプの有効寿命は、連続する動作の
間ランプを流れる電流の正味の直流成分がほぼゼ
ロであるのでこの発明において増大される。これ
は、その端子にかかるゼロの直流電圧降下を維持
する特性を有する並列なインダクタンスによつて
達成される。このゼロの直流電圧もまたランプに
維持されるので、ランプに流れる直流電流もまた
ゼロである。回路は特に低強度、低圧水銀螢光ラ
ンプとともに用いるのに適しているけれども、高
圧水銀ランプ、高圧もしくは低圧ナトリウムラン
プ、およびメタルハライドランプのような種々の
他の形式のガス放電ランプを制御するのに等しく
充分に用いることができる。
第2図はランプの強度を自動的に制御するのに
有効なこの発明の修正された形式を示し、それに
よつてランプ11の照度は周囲の照度に逆比例し
て自動的に制御される。この回路は第1図の回路
に類似しかつ同様な参照数字を第2図およびそれ
に続く図面の類似のコンポーネントにつける。第
1図のポテンシヨメータ23に代わつて、感光抵
抗25または同様な光抵抗性素子が電圧源24と
差動増幅器20との間で抵抗26に直列に接続さ
れる。
代替的に、かつそれによつて遮断される赤外線
の量に比例する電気抵抗を変化させることができ
る赤外線検知装置(図示せず)が光抵抗器25に
代わつて用いられてそのようなセンサの近辺に人
間がいることを検出して、人間がランプに隣接す
る領域へ移動するときランプ11の照度を生じる
ことができる。
第4図は、2個のガス放電ランプ28および2
9が第1図の回路に類似する回路において互いに
直列に接続されるこの発明の他の修正例を示す。
ここにおいて、ランプ28および29は同様な容
量のものでありかつ典型的には低圧水銀螢光ラン
プは各々22ワツトである。ランプ28の電極30
はランプ29の電極31へ直接接続される。コン
デンサ33はランプ29の電極31および32に
接続される。
ランプ28および29が消勢されるとき、それ
らは比較的高い抵抗を提示する。したがつて、コ
ンデンサ33はまず、回路の動作周波数、たとえ
ば毎秒20000サイクルでランプ29に短絡する。
それゆえに、開始するとき、インダクタ17から
の電圧がまずコンデンサ33を介してかつランプ
28に印加されてそれを点弧する。ランプ28が
点弧されたあと、その抵抗はかなり降下しかつイ
ンダクタ17の電圧のほとんどが今ランプ29に
現われ、それによつてランプ29が同様に点弧す
る。ランプ29の抵抗はコンデンサ33の抵抗に
比べて比較的小さいので、後者は正常な動作の間
回路に本質的に何の影響も与えない。
上述の構成はトランジスタスイツチ14のブレ
ークダウン電圧要求を最小にし、それによつて比
較的小さくて高価でないトランジスタが用いられ
るのを可能にする。
第5図は、ガス放電ランプ35、典型的には約
22ワツトの低圧水銀螢光ランプが設けられるこの
発明のさらに他の修正された実施例を示す。電極
38および40は加熱形である。電力は直流電圧
源16から抽出される。
インダクタ37が電源16を介してトランジス
タ14および抵抗15と直列に接続される。ラン
プ35の電極38および40はインダクタ37の
巻線の部分41および42へタツプ接続されてラ
ンプの点弧に先立ちそのような電極を予熱する。
インダクタ37はまた変圧器の1次巻線として
働きかつそれに関連の逓降2次巻線43および鉄
心39を有する。巻線43はコンデンサ45でダ
イオード44と回路に接続される。ダイオード4
4はまたライン46を介してコンパレータ増幅器
20およびマルチバイブレータ18の電力入力端
子へ接続される。それはまた基準電圧をポテンシ
ヨメータ23へ供給するために用いられる。
インダクタ37の巻線の部分41および42は
電極38および40がランプが点弧される前に加
熱されることになるのを可能にする。この構成は
電極寿命を最大にしかつランプ動作の開始時の温
度の他の状態の過渡の上昇により電極38および
40への損傷を防止する。巻線43の極性は好ま
しくはコンデンサ45がトランジスタ14が導通
しているときのみ充電されるような極性である。
この構成は、コンデンサ45の特定の電圧がトラ
ンジスタ14がカツトオフされるときインダクタ
37によつて発生される可変フライバツク電圧に
独立であるということを確実にする。
第6図はこの発明の全体の動作の理解を容易に
するように上述した簡略化された回路から削除さ
れた多数の回路エレメントを示す詳細な回路略図
解を示す。さらに、この図面はこの発明の数個の
重要な付加的な特徴を示す。
第6図の回路は端子50および51へ接続され
る標準の120ボルト交流ラインから作動するよう
に設計される。これらの端子はそれぞれオン―オ
フスイツチ19および電流制限抵抗52を介し
て、ダイオード54,55,56および57から
成る全波ダイオードブリツジ整流器53に接続さ
れる。この整流器の直流出力は波形平滑コンデン
サ58に接続される。負のブリツジ端子は接地接
続されかつ正のブリツジ端子は、磁気コア60お
よび2次巻線61を有する自動変圧器巻線59の
一端へ接続される。
図において、巻線59は電圧減少自動変圧器と
して働きランプ電極の一方はそれぞれの中間タツ
プ65および66へ接続されかつ他方のランプ電
極は巻線の端部に設けられるタツプ67および6
8へ接続される。自動変圧器の目的は直流電源を
ランプの最適な電圧特性に一致させることであ
る。たとえば、ダイオードブリツジ53の出力は
120ボルトAC入力で約168ボルトDCである。22ワ
ツトの螢光ランプに対する最適な電圧は、しかし
ながら、典型的には55ボルトだけである。したが
つて、自動変圧器巻線は、逓降巻数比が168対55
であるように選ばれる。もしも最適なランプ作動
電圧が直流電源電圧よりも大きければ逓昇自動変
圧器は同じ態様で逓昇された電圧を供給するため
有利に用いられるということが理解されよう。
NPNスイツチトランジスタ14のコレクタは
自動変圧器巻線59の端部端子68へ接続され
る。そのエミツタは1対のダイオード69および
70ならびに抵抗15を介して接地へ接続され
る。コンデンサ71が直列接続されたダイオード
69および70に並列である。コンデンサ71
は、コンデンサ71ならびにダイオード69およ
び70の組合わせがトランジスタのエミツタを逆
バイアスするように定常状態の動作の間に充電さ
れる。
集積回路75、ダイオード76、抵抗77およ
びコンデンサ78はワンシヨツトマルチバイブレ
ータ18を構成する。このワンシヨツトマルチバ
イブレータのための電源は第5図の回路を参照し
て上述したように2次巻線61、ダイオード44
およびコンデンサ45によつて与えられる。
トランジスタスイツチ14のベースは並列接続
された抵抗80およびダイオード81を介してワ
ンシヨツトマルチバイブレータ18の出力へ接続
される。抵抗80はベース電流制限抵抗として働
きかつ分路ダイオード81はこの抵抗を短絡しか
つトランジスタがターンオフされるときトランジ
スタ14に蓄積された電荷のための低インピーダ
ンス経路を与える働きをする。ベースはまたダイ
オード82を介して接地へ接続される。
コンパレータ増幅器20はトランジスタ85を
含み、そのエミツタはダイオード70および抵抗
15の接続点へ、抵抗86およびコンデンサ87
から成るRCフイルタを介して接続される。その
ベースはポテンシヨメータ23へ接続されかつそ
のコレクタは抵抗88を介してワンシヨツトマル
チバイブレータ18の入力へ接続される。
ポテンシヨメータ23は抵抗90ならびにダイ
オード91,92,93,94および95を直列
回路で接続される。抵抗90はポテンシヨメータ
23の感度を減少させる。ダイオード91ないし
94は、オンオフスイツチ19がまず閉じられる
とき過渡現象に対する回路を保護しかつダイオー
ド95はコンパレータトランジスタ20のベース
―エミツタ降下を補償する。第4図の実施例にお
けるように、ポテンシヨメータ23のための基準
電圧は2次巻線61の出力によつて与えられる。
抵抗86およびコンデンサ87から成るRCフイ
ルタは電圧または電流の過渡現象がコンパレータ
トランジスタ20に影響を与えかつ思いがけずワ
ンシヨツトマルチバイブレータ18をトリガする
のを防止する働きをする。
ダイオードブリツジ53の正端子を2次巻線6
1によつて与えられた電源へ直接接続する抵抗性
経路が抵抗器100によつて与えられる。この抵
抗はオンオフスイツチ19が最初に閉じられると
き始動電力を与えるように電流ブリーダ抵抗とし
て働く。
コンデンサ105および抵抗106はバリスタ
27と並列で、トランジスタがターンオフされて
いるとき誘導性自動変圧器からトランジスタ14
を保護するためのスナツバ(snubber)保護回路
として機能する。
第6図の回路の他の重要な特徴は、ワンシヨツ
トマルチバイブレータ18の入力と電源供給コン
デンサ45の正側との間に電気的に接続されるサ
ーミスタ110を含むことである。サーミスタは
点線で示されるようにバリスタ27へ機械的かつ
熱的に取付けられる。バリスタは、回路の過渡的
なサージによつてバリスタが過熱し始めるとき、
サーミスタが非常に導電性になりかつワンシヨツ
トマルチバイブレータの入力をハイに保持する働
きをし、それによつてトランジスタ14がオフ状
態に維持するように選ばれた負の温度係数を有す
る。このように、第6図に示す回路はバリスタ2
7が冷却する機会を有するような時間まで効果的
に運転停止されたままである。したがつて、サー
ミスタ48はバリスタ27の過熱を防止するとい
うことがわかる。
第6図にしたがつて構成された120ボルトのAC
電源からの22ワツトの螢光ランプの動作のための
典型的な回路は次のような回路コンポーネントを
含んだ。
トランジスタ14……MJE13004(モトローラ) 抵抗15……2.2オーム ポテンシヨメータ23……200オーム バリスタ27……V27S20(ゼネラルエレクトリ
ツク) 抵抗52……1.5オーム ダイオード54―57……IN4003 コンデンサ58……100マイクロフアラツド 巻線59……263+6+150+6ターン コア60……フエロキシキユーブ376U250―
3C8および376B250―3C8 巻線61……41ターン ダイオード69,70,76,81,82,9
1―95……IN4148 コンデンサ71……10マイクロフアラツド 集積回路75……NE555V 抵抗77……10キロオーム コンデンサ78……0.0033マイクロフアラツド 抵抗80……200オーム トランジスタ85……2N3904 抵抗86……22オーム コンデンサ87……0.1マイクロフアラツド 抵抗90……1.3キロオーム 抵抗100……20キロオーム コンデンサ105……560ピコフアラツド 抵抗106……220オーム サーミスタ110……4C5002(ウエスタンサー
ミスタ) (B) 高力率ランプ回路 第6図の回路は、全ランプ回路の力率が問題で
はない環境において用いられる。このように、全
波整流器ブリツジ53に接続され、他方本質的に
DC信号レベルを回路へ与えるために用いられる
波形平滑コンデンサ58は、それにもかかわらず
実質的に回路の力率を減少させるということが当
業者によつて理解されよう。これは、コンデンサ
58のインピーダンスによつて生じた端子50,
51の電流および電圧間の位相差の結果である。
そのような力率の減少がある環境では許されな
い。
この発明の第2の形式(その一実施例が第7図
に示される)はこの力率の問題に対する解決を与
える。回路はなおも60サイクルの交流電源から作
動し、しかしこの発明の第2の形式では、力率は
1に近い。これは、コンパレータ20のため基準
信号レベルを与えるポテンシヨメータ23を抵抗
101を介して、ダイオードブリツジ53から整
流されたAC電圧へ接続することによつて達成さ
れる。したがつて、第7図の回路は、コンパレー
タ/増幅器20のための基準電圧が第6図の場合
のように、固定されたDCレベルよりもむしろ変
化するAC電圧からポテンシヨメータ23を介し
て抽出されるということを除いて、第6図の回路
と動作において類似する。この変化する基準レベ
ルは、第3図の波形にしたがつて、変化するトラ
ンジスタスイツチ電流(第3C図)を与え、この
電流は60Hz入力のAC信号レベルにしたがつてプ
ログラムされ、または変動する。この変動は第8
A図に示されかつブリツジ53に引出されて生じ
た線間電流が第8B図に示され、すなわちその電
流は第8A図の整流されないものと等価である。
第8A図および第8B図からわかるように、コン
パレータ20は変動するしきい値電圧が設けら
れ、このしきい値電圧は抵抗15を流れる電流レ
ベルを強制して60サイクル電源からの印加された
電圧と精密に同相である1サイクルにおいて循環
的に変化する。第8A図および第8B図の各々に
おいて、平均電流13および15は、それぞれ
に、抵抗15ならびに入力電子端子50および5
1のために示される。この平均電流13,15は
印加された電圧と正確に同相である。なぜならば
第8A図および第8B図の個々の20―40キロヘル
ツピーク17および19はそれぞれ印加された電
圧に比例するようにプログラムされていたからで
ある。
平均電流15は印加電圧と同相であるので、第
7図の回路の力率は本質的に1である。このよう
に、第7図の回路を用いることによつて、第6図
の大きな波形平滑コンデンサ58が回路から除去
されることができ、かつコンパレータ20のしき
い値電圧はポテンシヨメータ23を抵抗101を
介して入力整流された線間電源へ接続することに
よつて60サイクルACライン電圧に追従するよう
に作られることができる。
ここに説明した構成はこのランプ回路の力率を
改善するので、それはほとんどの環境において標
準ACライン電源へ印加される。しかしながら、
それは第6図の回路において現れていない付加的
な問題を発生する。特に、ランプ35の抵抗は端
子50,51の印加AC線間電圧が0ボルトを交
差するたび毎に非常に高くなるということがわか
つた。
ライン電圧の各0を交差する点で経験されたラ
ンプ35の比較的高い抵抗は次のように説明でき
る。ガス放電ランプ35がその期間がランプのイ
オン化時間定数に比べて小さい周波数用の抵抗と
して特徴づけられる。これは20―40kHzのバラス
ト発振周波数に対しては真実であるが、電力ライ
ン周波数60Hzに対してはそうではない。したがつ
て、22ワツトのサークライン螢光ランプのイオン
化時間定数は、たとえば、0.4ミリ秒である。し
たがつて、ランプの実効抵抗は60Hzのランインイ
クルの間変化する。この抵抗は0軸交差直後に最
大でありかつサイクルが進むにしたがつて減少
し、次の0軸交差の約60度の電気角度前に最小値
に到達する。
ランプ35のこの高い抵抗によつて、バラスト
回路の発振周波数は減少する。したがつて、発振
の正常な周波数は可聴範囲以上であるように選ば
れ、その周波数は各線間電圧の0軸交差後周期的
に可聴範囲へ降下し、それはランプの近くにいる
人を悩ますことになる。さらに、かつより重要な
ことは、AC線間電圧の各0軸交差後、極めて高
い電圧がトランジスタ14がターンオフするとき
トランジスタ14のコレクタに現れる。前に説明
したように、もしもランプ35が回路から除去さ
れれば、トランジスタ14のコレクタはバラスト
17の極めて高いフライバツク電圧にさらされ
る。この同じ影響は、印加された線間電圧の各0
交差後に生じる。なぜならばランプ35の実効抵
抗は非常に高いからである。トランジスタ14の
コレクタの繰返し印加される高電圧はトランジス
タ14に損傷を与える。保護クランプ装置が用い
られても、この装置自体も過熱する。
第9図の簡略化された回路は回路の力率を実質
的に低下させることなくこの抵抗値の問題に対す
る解決を与える。第9図の回路は、第7図を参照
して説明したコンパレータ/増幅器20への60Hz
入力を併用するということを除いて、第6図のそ
れと動作において類似する。さらに、2次巻線1
07がインダクタ17へ加えられ、この巻線はダ
イオード109およびコンデンサ111の直列組
合わせに接続される。さらに、ダイオード109
とコンデンサ111との間の接続はダイオード1
13によつてブリツジ53から出力ライン115
へ接続される。さらに、一連のインダクタンス1
17および分路コンデンサ119の態様にあるフ
イルタ回路が全波整流ブリツジ53のライン入力
端子50,51の間に加えられる。
コンデンサ111は比較的大きく、端子50,
51のAC電力線間電圧の0軸交差の間ランプ電
圧を維持するのに十分な容量を有する。2次巻線
107によつて規定される巻数比は好ましくは1
よりも小さいので、コンデンサ111の電圧はラ
イン115のライン電圧のピーク値よりも低い値
に維持される。
この回路は次のように作動する。2次巻線10
7、コンデンサ111、およびダイオード109
は正のDC電源を形成し、ライン115の整流さ
れた電圧によつて周期的に充電される。このDC
電源はライン115のAC線間電圧がそれらのコ
ンデンサ111が充電される電圧以下に降下する
とき、巻線59への供給電力へ接続されるだけで
ある。この時、コンデンサ111はダイオード1
13を流れる電流をランプ35のインダクタ17
へ供給する。ダイオードブリツジ53は、この同
じ時間期間の間AC電力ラインからランプ35お
よびインダクタ17を遮断する。なぜならばブリ
ツジ53内のダイオード51―57は逆バイアス
されるからである。このように、ライン電流は0
に降下する。
コンデンサ111はライン115の線間電圧が
コンデンサ111の電圧レベルに到達するとき次
の半サイクルのその点までバラスト電流を供給し
続ける。この時、ダイオード113は逆バイアス
されることになり、かつAC電力ライン115は
電力をランプ35およびインダクタ17へ供給す
る。
インダクタ117およびコンデンサ119は60
Hz力率を実質的に生じることなく第8B図の20―
40kHz変化をフイルタするように選択される。
第10図は第9図の回路に類似する回路の詳細
な概略図であり、かつ第6図の回路エレメントを
含んでいる。
第9図の回路のための波形が第11A図、第1
1B図、および第11C図に示されており、第1
1A図は端子50および51の印加ACライン電
圧であり、0交差点の場所を示しており、第11
B図は、電圧が各0交差場所でコンデンサ113
によつてレベル121で保持または支持されると
いうことを除き、その電圧は第11A図の電圧の
整流された等価物であるということを示す、第8
図のライン115の電圧である。これは、もちろ
んランプ35で0点を禁止するので、ランプ35
の実効抵抗はトランジスタ14で過剰な電圧を発
生するレベルまで増大しない。同様に、ランプ抵
抗35がバラスト回路の周波数が可聴範囲に低下
するのを禁止するレベルに電圧が維持される。
第11C図はACライン接続点50および51
で全体の回路によつて引出されたライン電流を示
す。この電流はインダクタ117およびコンデン
サ119によつてろ波されるので、低周波数成分
のみが残る。第11C図から、コンデンサ111
がバラスト電流を支持する時間期間の間何の電流
も引出されないということがわかる。さらに、第
11C図は小電流パルス123を示し、このパル
ス123はAC線間電圧のピークで生じかつ変圧
器107の出力がコンデンサ111の電圧を越え
る時にコンデンサ111を充電する際に用いられ
る付加的な電流を反映する。
第11C図の電流波形は完全な正弦波ではない
ということがわかり、それにもかかわらずそれは
第11A図の電圧波形と同相でありかつ十分に平
滑で均一であるので、力率はなおも1に近い。第
11図の回路はしたがつて小さなバラストを用い
た高力率ランプ回路を提供しかつランプのために
プラグラムされた電流レベルを与え、20―40kHz
速さの各電流ピークはポテンシヨメータ23によ
つて決定されるライン電圧の予め定められた部分
にあるレベルに到達するようにプログラムされ
る。その同じ時に、スイツチングトランジスタ1
4の過剰な電圧および全体の回路の周波数の減少
は、整流された電圧の0点を禁止するようにライ
ン電圧レベルを支持するコンデンサ111の使用
を通じて除去される。
(C) スタータ補助回路 第12図は第6図の回路に類似する回路を示す
が、さらにスタータ補助装置210を含む。
第12図の回路において、トランジスタ14を
オフに切換えることによつて生じた、電極20
0,201にかかるフライバツク電圧はスイツチ
19がまず閉成されるときランプを点灯するほど
十分に高くなければならない。トランジスタ14
がまずターンオフされるとき(第2A図の時間
TBに対応する。)に回路に生じる電圧はフライバ
ツク電圧として示される。ランプの点弧はランプ
35の2個の電極200,201間のフライバツ
ク電圧が十分に高く、かつ電極200,201間
の距離が十分に小さくそのためランプ35に生じ
る電圧の傾きはランプ35の内側のガスをイオン
化させるのに十分な大きさを有するということを
必要とする。用語「電圧の傾き」は単位距離当た
りの電圧降下であるということが理解される。ガ
ス放電ランプに用いられるガスに対して、ガスの
イオン化が達成されることができないしきい値電
圧の傾きがあるということが周知である。
ランプの点弧時の電極201近くの電圧の傾き
は電極200,201間の距離によつて除算され
る2個の電極200,201にかかるフライバツ
ク電圧に比例する。典型的に必要とされる大きな
フライバツク電圧はトランジスタ14に有害な影
響を与え、かつそれゆえに第12図の回路の信頼
性に有害な影響を与える。それは、バリスタ2
7、サーミスタ110、およびコンデンサ105
の使用を促す第12図の回路の信頼性に対して関
心がある。
上述したように、商業的に入手可能なガス放電
ランプはある最適な供給電圧で最も効率的に作動
するということが周知である。ライン電圧をこの
最適なランプ電圧に一一致させる目的で、自動変
圧器が第2図に示されるように用いられてもよ
い。自動変圧器59は、全巻線の巻数の総数によ
つて分割されたタツプ66および67の間の自動
変圧器59の巻線における巻数に比例する逓降比
を有する。
自動変圧器59の導入によつて電極200,2
01の間のフライバツク電圧の減少が生じた。そ
れゆえに、スイツチ19が最初に閉じられるとき
ランプを点弧するのに十分なランプ35のしきい
値電圧の傾きを与える目的で、フライバツク電圧
が増大されなければならない。フライバツク電圧
のこの増大はバリスタ27のブレークダウン電圧
を増大させることによつて達成される。さもなく
ば、スイツチ19が閉じられるとき、ランプ35
は点弧しない。しかしながら、フライバツク電圧
のこの増大は、トランジスタ14に対する害を増
大する傾向となり、かつ第12図の回路の信頼性
を減少させる。
この発明の第3の形式において、これらの困難
性は第12図に示すようにスタータ補助回路21
0を接地231へ接続することによつて、かつス
タータ補助210をランプ35に隣接して設ける
ことによつて克服される。スタータ補助回路21
0は好ましくはランプ35に並列にかつランプ3
5の1インチ以内に設けられる細長い導体に過ぎ
ない。たとえば、それはランプ35の外側に設け
られた金属の薄いストリツプであつてもよい。
始動補助装置210は、トランジスタ14が最
初に開けられて回路にフライバツク電圧を発生す
るとき電極201の近くに電圧の傾きを増大させ
る働きをする。このフライバツク電圧は回路の最
大電圧であるので、それはランプを点弧するため
に用いられる。スタータ補助コンダクタ210が
ない場合、フライバツク電圧によつてランプに作
られた電圧の傾きは電極200および201の間
の距離に逆比例する。しかしながら、スタータ補
助コンダクタ210は接地231へ接続されかつ
ランプ35に隣接して保持されるとき、それは電
極201と始動補助コンダクタ210との間に電
圧の傾きを与える。この電圧の傾きはスタータ補
助コンダクタ210がない場合に作られる電圧の
傾きよりもはるかに大きい。なぜならば電極20
1とスタータ補助コンダクタ210との間の距離
は電極201と電極200との間の距離よりもは
るかに小さいからである。
スイツチ19を閉じると、トランジスタ14が
まず閉成されかつ次いで開いてこの明細書の前の
方で説明した態様でフライバツク電圧を生じる。
端子68と接地231との間のフライバツク電圧
は電極201とスタータ補助コンダクタ210と
の間の大きな電圧の傾きを生じる。もちろん、他
の電圧の傾きが電極200とスタータ補助コンダ
クタ210との間に現れるが、しかし電極200
のフライバツク電圧は逓降変圧器59によつて減
少されるので、電極201の近辺の電圧の傾きは
より大きい。
好ましくは、電極201に現われる最大電圧の
傾きは電極201に近辺のガスをイオン化するの
にちようど充分である。しかしながら、この最大
電圧の傾きは電極201の周りの限られた付近に
拘束されるので、イオン化はこの限られた領域の
みにおいて生じる。しかしながら、回路の後続す
る動作の間に、イオン化した近辺は第14図に最
もよく示されるように、累積的に広がる。第3図
を参照すると、トランジスタ14が開かれて第3
A図の時間TOでフライバツク電圧を生じたと想
定すると、トランジスタは再び時間TAで閉じか
つフライバツク電圧が消える。トランジスタが再
び時間TBで開きかつフライバツク電圧が再び現
れる。時間TOの第1のフライバツク電圧によつ
て作られたイオン化ガスは時間TAおよび時間TB
の間、すなわちフライバツク電圧間の期間総合的
に脱イオン化しないが、しかし実質的に電極20
1の近辺に残り、それはROで示される輪郭づけ
られた領域として第6図に示されている。TB
次のフライバツク電圧の間に、領域ROでイオン
化されたガスは実質的にコンダクタとして働く。
それゆえに、大きな電圧の傾きが時間TBでフラ
イバツク電圧によつて作られかつ全体の領域RO
とスタータ補助コンダクタ210との間に現れ
る。この大きな電圧の傾きはさらにイオン化を生
じるのに充分なものであり、かつこれによつてイ
オン化の領域がより小さな領域ROからより大き
な領域RBまで拡大する。また、サイクルが繰返
され、かつ今度はフライバツク電圧の傾きが拡大
された領域RBの導通しているイオン化ガスとス
タータ補助コンダクタ210との間に現われ、そ
れによつてイオン化されたガスの領域がさらに、
それが領域RDを包囲するまで拡大する。
継続するサイクルを通じて、イオン化されたガ
スの領域が累積的に拡大し、より小さな領域RO
において始まり、そして領域RB,RD,RFに至り、
かつ最終的に領域RHを包囲し、その領域RHは第
2電極200を含みかつ電極200および201
の間の導通しているイオン化ガス電流経路を確立
し、その時にランプ35の点弧が完了するという
ことがわかる。ランプを点弧するのに必要な端子
68のフライバツク電圧は回路の信頼性を増大す
るために比較的小さいということもまたわかる。
第12図の回路において、自動変圧器59上の
タツプ65,66,67および68の場所は任意
であり、かつ電極200,201は、点弧後ラン
プ35の動作に影響を与えることなく適当な逓降
比を与える自動変圧器59の任意の部分に接続さ
れてもよい。たとえば、ランプ35は自動変圧器
の上半分に接続されてもよく、またはランプは自
動変圧器59の中間部分に接続されてもよい。し
かしながら、上で指摘したように、自動変圧器5
9は電極200,201の間のフライバツク電圧
の減少を生じる。電極201とスタータ補助コン
ダクタ210との間の始動電圧の傾きを発生す
る、電極201および接地231の間のフライバ
ツク電圧の同様な減少は、逓降自動変圧器59に
よつて第12図の回路に現れる。自動変圧器59
によつて電極201とコンダクタ210との間の
電圧の何らかの減少を除去するのが望ましく、そ
のため電極201近くの電圧の傾きはトランジス
タ14がまず開いてランプ35を点弧するように
フライバツク電圧を作り出すときに最大にされ
る。
第13図の回路は自動変圧器59によつて電極
201とコンダクタ210との間の電圧の傾きの
何らかの減少を除去する。第13図の回路の動作
は、電極201とコンダクタ210との間のフラ
イバツク電圧によつて生じた電極201の対応す
る電圧の傾きが自動変圧器59の逓降比の選択に
関係することなく点弧するために必要とされるし
きい値レベルに維持されるということを除き、第
12図の動作と同様である。第13図の電極20
1は自動変圧器59へトランジスタ14を接続す
る端子68へ直接に接続され、他方、他の電極2
00は中間タツプ66のような自動変圧器59上
の中間タツプへ接続される。そのような直接接続
によつて、スタータ補助回路210と電極201
との間のフライバツク電圧が逓降自動変圧器59
によつて減少されるのを防止される。
電極201が第13図に示すようにトランジス
タ14のコレクタへ接続されなければかつスター
タ補助コンダクタ210が用いられなければ、点
弧時にランプ35の内側の最大電圧の傾きは、自
動変圧器59によつて減少されかつ電極201,
200の間の比較的大きな距離によつて分割され
る端子68および接地231に現れるフライバツ
ク電圧にほぼ比例する。スタータ補助コンダクタ
210の導入によつてはるかに小さなフライバツ
ク電圧が用いられるのが可能となり、しかしなが
ら、そのフライバツク電圧によつて、電極201
とスタータ補助コンダクタ210との間の十分に
大きな電圧の傾きが、スイツチ19が最初に閉成
されるときランプの点弧およびランプ35のガス
のイオン化を達成することができる。さらに、ラ
ンプへ自動変圧器を正しく接続することによつ
て、第13図に示すように、逓降比の自動変圧器
がこの電圧の傾きに影響を与えることなく用いら
れる。ランプ35へ供給される電圧を増大させる
ための逓昇自動変圧器が第13図の逓降自動変圧
器59にかわつて用いられてもよいということが
認識されるべきである。
(D) 対称的なランプ電圧調整 上述した制御回路は特に低強度の、低圧水銀螢
光ランプとともに用いるのに適している。しかし
ながら、高圧水銀ランプ、高圧または低圧ナトリ
ウムランプ、およびメタルハライドランプなどの
ような種々の他の形式のガス放電ランプを制御す
るために用いられるとき重大な問題が生じる。そ
のようなランプの効率は第3D図のランプ電圧波
形が対称であるときのみ最大にされるということ
がわかつた。
第3D図を参図して、もしもTOおよびTAの間
の時間期間がTAおよびTBの間の時間期間に等し
ければ、第3D図に示されるランプへ供給される
電圧波形は一般に対称形を有するということが認
識されるべきである。TOおよびTAの間の時間期
間はワンシヨツトマルチバイブレータ18の時間
遅延によつて決定されその間にそれはそのハイ出
力状態へ切変わる前にそのロー状態のままである
ということもすでにわかつている。TAおよびTB
の間の時間期間は電圧源16から制御回路へ供給
された電圧の関数である。このように、対称な電
圧波形がランプ11へ供給されるべきであれば、
電圧源16は、第3D図に示される時間TAおよ
びTBの間の時間期間をマルチバイブレータ18
のロー出力状態によつて規定されるTOおよびTA
の間の固定された時間期間に等しくさせる大きさ
を有する電圧を供給しなければならない。第1図
のランプ11は高い強度の水銀ガス放電ランプで
ありかつ第1図に示された簡略化された回路に類
似する制御回路が用いられれば、130ボルトに等
しい源16によつて供給された電圧によつて対称
的な電圧波形がランプ11へ供給され、そのラン
プ11において時間TOおよびTAの間の時間期間
がTAおよびTBの間の時間期間に等しくかつその
ランプ電圧変形は第3D図に示されるようなもの
であるということがわかつた。
第1図のランプ11に対称な電圧を与えるため
の明らかな技術は130ボルトDCの出力電圧を与え
る電圧源16を選択することであるのが明らかで
あろう。しかしながら、第3D図に示したよう
に、ランプへ供給された電圧波形の対称または非
対称は電圧源16によつて供給された電圧の大き
さの関数のみならず、基準電圧としてポテンシヨ
メータ23によつてコンパレータ20へ供給され
た電圧の関数でもある。このように、電圧源16
からの電圧がポテンシヨメータ23の一方の設
定、たとえば第3D図の設定「Y」に対してラン
プ11に対称な電圧波形を与えても、ポテンシヨ
メータ23を、第3D図の設定「X」のような他
方の設定に変化することはランプ電圧波形を変え
るので波形はもはや対称ではない。それゆえに、
この簡略化された技術を用いて、対称的な電圧波
形がポテンシヨメータ23の設定が変化するのを
許容されるべきであれば維持されることができな
い。
ランプ11が高強度の水銀放電ランプであると
きはさらに他の問題に遭遇する。電圧源16がラ
ンプ11に対称な電圧波形を与える制御回路を生
じるのに必要な130ボルトを供給すれば、スイツ
チ19が最初に閉じられかつランプ11が冷却さ
れるとき、ランプ11の水銀蒸気が非常に急速に
イオン化し、その目的でインダクタ17を流れる
電流が充分に増大される前にマルチバイブレータ
18が状態を変化させてトランジスタ14を早ま
つてターンオフする。その結果、ランプ11の暖
まり期間が延長され、かつランプ11および関連
の制御回路が正常動作モードに到達しないという
ことでも可能となる。これは、高圧水銀ランプの
対称な波形に対応する電圧、すなわち、対称電圧
VSが、ランプが暖められるとき130ボルトである
が、ランプが冷却するときは20ボルトに過ぎない
という事実の結果である。このように、ランプ温
度がスイツチ19が閉じられている全時間の間変
化するとき対称電圧が変化する。それゆえに、電
圧源16からの単供給電圧がランプ内に対称な電
圧波形を必ずしも与えない。さらに、電圧源16
によつて供給された電圧の大きさが暖められたと
きのランプの対称電圧を等しくするように選ばれ
ても、ランプ特性はランプの寿命の間変化し、ま
たはランプ自体が他のランプと交換されれば電圧
源16によつて供給された電圧はもはや必要な対
称電圧ではない。
他方、トランジスタ14のオン時間を一定値に
保持することによつて、たとえば、等しい固定の
「オン」および「オフ」時間期間を有する双安定
マルチバイブレータを用いることによつて対称が
課せられれば、第1図に関して上述した態様でラ
ンプ照度を変化させまたは選択するのがもはやで
きなくなる。
第15図は前述の問題を解決するこの発明の一
実施例の簡略化された概略図である。電圧調整器
300が、インダクタ17に並列に接続されるガ
ス放電ランプ11へ電圧を供給する。ランプ11
およびインダクタ17の並列組合わせはトランジ
スタ14および接地を介して接続される抵抗15
に直列に接続され、かつ電圧調整器戻り端子33
0へ接続される。コンパレータ増幅器20および
単安定マルチバイブレータ18が第1図および第
3図に関して上述したと同じ態様でトランジスタ
14と抵抗15との間に接続される。コンパレー
タ20はポテンシヨメータ23に接続された基準
電圧源24から基準信号を受ける。この発明は対
称検出器355の新規な特徴を含んでおり、この
検出器355の入力360はトランジスタ14の
コレクタへ接続され、かつその出力365は増幅
器370および安定化回路375を介して電圧調
整器300のフイードバツク基準入力380へ接
続される。対称検出器355、増幅器370、安
定化回路375、およびフイードバツク基準入力
380は供給電圧フイードバツク制御ループを形
成し、このループはランプ11での供給電圧を対
称電圧VSに維持する。対称検出器は、トランジ
スタ14のオン時間(第3図のTAおよびTBの間
隔に対応する)と、トランジスタ14のオフ時間
(第3図のTOおよびTAの時間期間に対応する)と
の間の差に比例してその出力365にDC電圧を
発生する回路である。それゆえに、一実施例にお
いては、対称検出器355の出力365はトラン
ジスタ14のオン時間がそのオフ時間を超えれば
正であり、対称検出器355の出力365がトラ
ンジスタ14のオン時間がそのオフ時間よりも小
さければ負である。安定化回路375は発振に対
して安定性を達成するためフイードバツクループ
に含まれる。それは抵抗385およびコンデンサ
390を含む簡単なローパスフイルタであつても
よい。
フイードバツクループの動作は電圧調整器30
0の出力電圧V1が対称電圧VXにありまたはその
電圧VXの近くにあるように制御し、それによつ
てトランジスタ14のオンおよびオフ時間が等し
くなり、それはランプ11への対称的な電圧波形
に対応する。フイードバツクループの動作の説明
は、ランプ11へ電圧調整器300によつて供給
された電圧V1が必要な対称電圧VSよりも大きく、
それによつてオン時間がトランジスタ14のオフ
時間よりも短くなるという想定で始まる。これに
よつて、対称検出器355の出力365が負であ
る。対称検出器のこの負出力は増幅器370によ
つて増幅されかつその結果生じた電圧は負のフイ
ードバツクとして電圧調整器300のフイードバ
ツク基準入力380へ印加される。電圧調整器3
00は電圧調整器300の出力301の電圧V1
を減少させることによつてこの負のフイードバツ
クに応答する。非常に高いループ利得のため、ラ
ンプ11へ供給された電圧は、それがほぼVS
等しくなるまで対称検出器355からフイードバ
ツクによつて減少され、その時に対称検出器35
5の出力が0に達する。この点で、対称電圧波形
がランプ11へ印加される。対称電圧VSはラン
プ11の温度変化によつてまたはランプ11のエ
ージングによつて変化する一方、対称検出器35
5によつて、ランプへ供給された電圧はVSの変
動にかかわらず対称電圧VSにまたはその近くに
維持されるということが明白であるべきである。
安定化回路375は増幅器370によつて与えら
れたフイードバツク信号の急速な変化を妨げ、し
たがつて供給電圧フイードバツク制御ループの安
定性を増大させる。
第15図の対称調整ループの効果は第16図の
チヨーク17を流れる電流の時間領域のプロツト
を参照して最もよくわかる。第16A図および第
16C図は第1図に示された回路のような制御回
路の対称調整がない場合のチヨーク電流の時間領
域プロツトである。第16A図および第16C図
のプロツトは第1図のポテンシヨメータ23の2
個の設定「X」および「Y」に対するものであ
り、かつこれらのプロツトは第3B図の2個の時
間領域プロツトに対応するように見られる。対称
調整を回路へ導入する効果が第16B図および第
16D図に示される。第16B図は第1図のポテ
ンシヨメータ23の設定「X」に対応する第15
図の回路におけるポテンシヨメータ23の設定
「X」に対する対称調整されたチヨーク電流の時
間領域プロツトであり、かつ第16D図は第1図
のポテンシヨメータ23の設定「Y」に対応する
第15図の回路のポテンシヨメータ23の設定
「Y」に対して対称調整されたチヨーク電流の時
間領域プロツトである。
第16A図のグラフに続きかつ第1図の回路の
説明を参照して、ポテンシヨメータ23が「X」
の設定を有せば、第1図の制御回路によつて、第
16A図に示されたチヨーク電流の時間領域波形
はピーク値IXを有する。TOからTAまでの時間期
間の間に、チヨーク電流はチヨーク17のフライ
バツク電圧が減少するにしたがつて減少する。
TOおよびTAの間の時間期間はマルチバイブレー
タ18の無安定状態の期間によつて決定される固
定期間である。時間TAで、トランジスタ14は
ターンオンし、チヨーク電流は時間TBで、それ
がそのピーク値IXに達するまで増大する。この
時、ポテンシヨメータ23の設定「X」によつて
回路がフライバツクする。電圧源16からの供給
電圧が充分な大きさのものであれば、チヨーク電
流は非常に急速に増え、そのためチヨーク電流が
そのピーク値まで増大するのに必要とされるTA
からTBまでの時間期間は、トランジスタ14が
ターンオンされたあと、マルチバイブレータ18
の無安定状態のTOからTAまでの期間に関して全
く短い。それゆえに、対称調整がない場合、TA
およびTBの間のチヨーク電流波形の充電部分は
時間TOおよびTAの間のチヨーク電流のフライバ
ツク部分よりもはるかに短いということがわか
る。これはそのオフ時間よりもはるかに短いトラ
ンジスタ14のオン時間に相当する。
第15図の対称調整されたフイードバツク制御
ループがランプ制御回路へ導入されれば、第15
図に示されるように、制御回路へ供給された電圧
V1は対称制御ループによつて減少される。その
結果、トランジスタ14が時間TAでターンオン
された後、チヨーク17の電流がポテンシヨメー
タ23の設定「X」によつて決定されるその最大
ピーク値IXへ増大するのに非常に大きな時間長さ
が必要とされる。トランジスタのオン時間は、第
16B図に示されるように、供給電圧の減少の結
果増大される。第16B図のチヨーク電流波形の
正の部分の先端の傾斜は第16A図の対応部分よ
りもはるかに緩やかであるということに注目され
たい。これは、チヨークに印加された供給電圧
V1の減少の直接の結果である。第15図の対称
調整フイードバツク制御ループは第15図の電圧
調整器300から供給電圧V1を減少し、時間TB
を時間TB1へ正確に増大し、そのため(TB1−TA
=(TA−TO)となる。その結果、第16E図の対
応する対称調整された電圧波形が正確に対称的に
なる。
第1図のポテンシヨメータ23の設定は設定
「X」からより高い設定「Y」まで変化されれば、
チヨーク17に流れるピーク電流はIXからIYまで
増大する。チヨーク電流はTOからTAまでの時間
期間の間値IYYに減少する(第16C図に図解さ
れる)。トランジスタ14が時間TAでターンオン
されるとき、チヨーク電流はIYYからポテンシヨ
メータ23の設定「Y」によつて決定されるその
最大ピーク値IYまで増大する。対称調整のない場
合の電圧源16によつて与えられた電圧があまり
大きくなければ、第16C図の期間TAないしTB
に対応する長い時間期間がチヨーク17の電流が
IYYからIYまで増大するのに必要とされる。それゆ
えに、第16C図のチヨーク電流波形の増加部分
は時間期間TOないしTAによつて規定される第1
6C図のチヨーク電流波形の減少部分よりもはる
かに長い時間期間TAないしTBの間続く。
第15図の対称調整制御ループが第15図に示
される制御回路へ導入され、他方ポテンシヨメー
タ23が「Y」の設定を有せば、第15図の対称
制御ループによつて、ランプ回路へ供給された電
圧V1が増大する。その結果、インダクタ17を
流れる電流がIYYからIYまで増大するのにより短い
時間期間が必要とされる。この電流増加は第16
D図に示すように、時間TAおよび時間TB1の間に
生じる。時間TAおよびTBの間にある第16D図
のチヨーク電流波形の正の部分の先端の傾斜は第
16C図の対応する部分よりもはるかに険しいと
いうことに注目されたい。これは、チヨーク17
に印加された電圧V1の増加に対応する。ポテン
シヨメータ23の増大された設定「Y」で、対称
調整制御ループの導入によつて、ランプ電圧がポ
テンシヨメータ23の設定「Y」によつて決定さ
れるそのピーク値に達する時間は第16C図の時
間TBから第16D図の時間TB2まで減少する。対
称調整制御ループによつて、電圧調整器300か
らランプ制御回路へ供給された電圧V1は正確に
増大されるので、TAおよびTBによつて規定され
る期間はTOおよびTAによつて規定される期間に
等しい。その結果、トランジスタ14のオン時間
は、第16F図に示すように、そのオフ時間に等
しくかつランプ電圧波形が対称になる。
第17図は第15図に示された回路に類似する
回路であるが、さらに、基準電圧フイードバツク
制御ループおよび、ランプが回路から除去される
場合にトランジスタ14を保護するための保護回
路を備えている。基準電圧制御ループは供給電圧
の変化によつてランプ強度の変動を最小にし、か
つ分周器回路400を含み、この回路400の入
力405の一方は電圧調整器300の出力301
へ接続されかつその他方入力410は可変基準電
圧源415へ接続される。出力420は電圧制限
器425へ接地され、この制限器は、順次、コン
パレータ20の一方入力へ接続される。分周回路
400の出力420の電圧VLは基準電圧源41
5の基準電圧VRとそれぞれ分周器400の入力
410および405へ接続される電圧調整器30
1の出力電圧V1との間の差に比例する。
分周器400は差動増幅器を含むものとして第
18図に詳細に示されており、その差動増幅器の
負入力435は抵抗440を介して入力405へ
接続されかつまた抵抗445を介して入力410
へ接続される。差動増幅器430の正入力450
は接地325へ接続される。フイードバツク抵抗
455は入力電圧VRおよびV1ならびに出力電圧
VLの基準化を与える。
基準電圧フイードバツク制御ループ(第17
図)の動作は次のとおりである。可変基準電圧源
415はコンパレータ20の基準入力で電圧V2
を選択するように変化されるので、ランプ11は
第1図、第2図および第3図に関して上述したよ
うに、ユーザによつて望まれる照度を発生する電
圧調整器300の出力電圧V1が減少されれば、
分周器400の出力電圧VLが増大される。この
理由は、入力410および405の間の電圧差が
V1の減少により増大されたからである。VLのこ
の結果的に生じた増大によつて、コンパレータ2
0への基準入力で電圧V2における対応する増大
を生じる。第1図、第2図および第3図に関して
上述したように、V2の増大によつて、ランプ1
1へ流れる電流の対応する増大が生じる。抵抗4
40,445、および455(第18図)は、
V2の変化が正確にV1の変化を正確に補償してラ
ンプ11へ供給された電力をほぼ一定値に維持す
るように選ばれる。調整器300の出力電圧V1
はまた、基準電圧VRがユーザによつて選ばれた
後増大する。この場合、分周回路400によつて
検知された入力405および410の電圧間の差
はより小さく、それはVLの減少およびコンパレ
ータ20の入力のV2の対応する減少を生じる。
この結果、第1図、第2図および第3図に関して
上述した態様でランプ11へ供給された電流の減
少を生じる。
電圧制限器425は過剰な電流がランプ11を
流れるのを防止する。すでに指摘したように、高
強度の水銀ランプがランプ11として用いられれ
ば、ランプへ最初に印加された電圧によつて、そ
れが急速にイオン化し、それによつて非常に大き
な電流がランプがなおも冷たいままランプを流
れ、それはランプ11に損傷を与える。そのよう
な場合を避けるために、電圧制限器425は分周
器400の出力420から供給された電圧VL
コンパレータ20の基準入力へクリツプする。ラ
ンプ11を流れる電流はコンパレータ20の基準
入力へ供給された電圧V2によつて制御されると
いうことがすでにわかつている。このように、制
限器425は過剰電流がV2の値を制限すること
によつてランプ11へ流れるのを防止する。電圧
制限器425は、たとえば、分周器400の出力
420と接地との間に接続されるツエナーダイオ
ード425Aであつてもよい。電圧制限器425
はこのように出力420の電圧VLをダイオード
425Aのブレークダウン電圧に等しい最大値に
クリツプする。
ガス放電ランプ11が暖められた状態にありか
つ電力遮断によつて瞬間的に消されるとき、それ
を再スタートするのに必要な電圧は非常に大き
い。それゆえに、インダクタ17からのフライバ
ツク電圧によつて、トランジスタ14のコレクタ
電圧はトランジスタ14のブレークダウン電圧速
さが超過されるまで上昇し、トランジスタに損傷
を与える。この態様でトランジスタ14に損傷を
与えるのを防止するために、保護回路が設けら
れ、この回路はトランジスタ14のコレクタとコ
ンパレータ増幅器470の入力465との間に接
続される金属酸化物バリスタ27を含む。コンパ
レータ増幅器470のもう1つの入力475は基
準電圧源480へ接続され、かつコンパレータ増
幅器470の出力485は無安定マルチバイブレ
ータ495の入力490へ接続される。マルチバ
イブレータ495の出力500は電圧調整器30
0の運転停止端子505へ接続される。インダク
タ17のフライバツク電圧がバリスタ27のブレ
ークダウン電圧を超えれば、バリスタ27によつ
て電流が抵抗461を流れ、かつしたがつて電圧
がコンパレータ470の正入力485に現われ
る。基準電圧源480の電圧はバリスタ27のブ
レークダウンで生じる入力465の電圧よりも小
さくなるように選ばれる。それゆえに、コンパレ
ータ増幅器470はその正入力465およびその
負入力475の間の正の差を検知し、かつそれゆ
えにその増幅器470によつて正の信号がその出
力485に現われかつワンシヨツトマルチバイブ
レータ495の入力490に現われる。これによ
つて、マルチバイブレータ495は状態を変化さ
せて負の信号を発生し予め定められた長さの時間
その出力500に現われる。この負の信号は電圧
調整器の運転停止入力505へ導通され、それに
よつて電圧調整器300がターンオフするのでそ
の出力電圧V1が0へ進む。マルチバイブレータ
495の固定時間期間が終るとき、マルチバイブ
レータ495はその安定出力状態まで変化し、か
つしたがつて電圧調整器300が再び電力をラン
プ11へ供給する。たとえば、ランプ11が遮断
されまたは点弧しなければ、このサイクルが繰返
される。バリスタ27のブレークダウン電圧は好
ましくはトランジスタ14のブレークダウンより
も小さくなるように選択され、したがつてトラン
ジスタ14に対する損傷を防止する。
ランプ11を点弧するのに必要とされる電圧は
ランプが冷たいときよりもランプが暖かいときの
方がはるかに大きいのでこの保護回路が必要であ
る。それゆえに、ランプがターンオフされれば、
通常再点弧する前にランプが冷却するのを許容す
る必要がある。したがつて、マルチバイブレータ
495の無安定状態の接続期間によつて設定され
る固定された時間期間の間、(その時間期間の間
に電圧調整器300が運転停止される)、ランプ
11が冷めるのが許容される。このように、調整
器300が再度ターンオンを許容されるとき、ラ
ンプ11が点弧しかつインダクタ17のフライバ
ツク電圧がバリスタ27またはトランジスタ14
のいずれかのブレークダウン電圧に達する前に導
通し始める。他方、ランプ11が熱すぎたりまた
は接続されなければ、保護回路の運転停止サイク
ルが繰返し起る。
第17図の電圧調整器300は第19図のブロ
ツク図の態様で示されたAC電流変換器を含む。
電力が変換器の入力600,605への60ヘルツ
の電流源から電流変換器へ供給される。ダイオー
ドブリツジ610が、入力610A,610Bへ
接続された定電流源からの60ヘルツの交流を整流
して出力610C,610Dに整流された60ヘル
ツの電流を発生する。次の説明からわかるよう
に、第19図に示される電流変換器は電力を負荷
665へ調整し、他方、純抵抗入力インピーダン
スを入力端子600,605の60ヘルツ交流電流
へ与える。
第19図の電流変換器は、チヨーク615、コ
ンデンサ620、トランジスタ625、コンパレ
ータ増幅器630および電力増幅器635からな
る電力発振器を含む。チヨーク615のインダク
タンスおよびコンデンサ620のキヤパシタンス
は好ましくは、電力発振器が約20キロヘルツの周
波数でトランジスタを切換えるように発振するよ
うに選ばれる。
正弦波の60ヘルツの整流された電流がダイオー
ドブリツジ610の出力端子610C,610D
で発生される。電流が出力端子610Dから流
れ、コンデンサ620を充電し、かつインダクタ
615を流れる。トランジスタ625がオンであ
れば、電流がインダクタ615から接地640へ
流れ、それは接地645および抵抗650を介し
て615Cへ戻る。他方、トランジスタ620が
オフであれば、電流はダイオード655を流れか
つコンデンサ660および負荷665の間で分割
される。電流は接地670から接地645へ戻
り、抵抗650を介してかつダイオードブリツジ
端子610Cへ戻る。負荷665を介してダイオ
ードブリツジ端子610Dから流れる電流の割合
はトランジスタ625のデユーテイサイクルによ
つて決定される。したがつて、電流変換器はトラ
ンジスタ625のデユーテイサイクルを制御する
ことによつて負荷665へ供給された電流の量を
制御する。
トランジスタ625のベース電圧は、トランジ
スタ625のベースへ接続される反転増幅器63
5を介してコンパレータ増幅器630によつて制
御される。コンパレータ増幅器630の負入力6
75は電圧分割抵抗680,685を介して出力
端子610Dへ接続される。コンパレータ増幅器
630への正の入力690はコンパレータ増幅器
の出力695から電圧分割抵抗700,705を
介して正のフイードバツクを受ける。コンパレー
タ増幅器630はVPで示される飽和出力電圧を
有する。負入力675の電圧VAが正入力608
の電圧VBを超えれば、コンパレータ増幅器63
0は、入力690への正のフイードバツクによつ
てその最大の負出力−VPへ飽和する。したがつ
て、出力695の電圧は−VPに等しくなる。他
方、負入力675の電圧VAが正のフイードバツ
ク入力695の電圧VBよりも小さければ、コン
パレータ増幅器630は最大の正出力へ飽和する
のでその出力695の電圧は+VPである。コン
パレータ増幅器630の出力電圧±VPが増幅器
635によつて反転され増幅され、かつトランジ
スタ625のベースへ印加される。正の入力69
0へ印加された正のフイードバツク電圧は抵抗7
00,705によつて分割されてVP(R705
(R700+R705))になる。コンパレータ630は、
負入力675の電圧VAがVP(R705/(R700÷
R705))に等しいときはいつでも、その最も正お
よび最も負の出力電圧+VPおよび−VPの間で切
換わる。電力発振器が20キロヘルツの周波数でト
ランジスタ625をスイツチングすることによつ
て発振すべきであれば、その出力端子695のコ
ンパレータ増幅器630の出力は同じ周波数で+
VPおよび−VP間を上下に切換わらなければなら
ない。これは、順次、負の入力端子675の電圧
が+VP(R705/(R700+R705))と−VP(R705
(R700+R705))との間で20キロヘルツの周波数で
発振しなければならない。それゆえに、1回の発
振期間にわたつて平均化された負の入力端子67
5の電圧は0でなければならないということがわ
かる。このことから、入力端子600,605に
かかる60ヘルツの電流源へ与えられた入力インピ
ーダンスは純粋に抵抗であることが言えこれは次
のとおり示される。
端子610Dおよび610Cの間のダイオード
ブリツジ615を介して流れる電流はINとして規
定される。抵抗680,685の値は好ましくは
抵抗650または負荷665の抵抗の値よりもは
るかに大きい。さらに、コンデンサ620は好ま
しくは、それが端子610Dから流れる60ヘルツ
の整流された電流へ非常に高いインピーダンスを
与えるように選ばれる。それゆえに、端子610
Cの電圧VCは次のように規定されることがわか
る。
VC=−R650IN 20キロヘルツの発振サイクルにわたつて平均さ
れた負の入力端子675へ供給された電圧は零で
なければならず、かつそれゆえに接続点715の
電圧V715は発振期間にわたつて平均されるとき零
でなければならないということがすでにわかつて
いる。出力端子610Dの電圧がVDとして規定
されれば、 VD=R650IN((R680/R685)+1)であることが
上述のことから容易に示される。
入力端子600,605間の入力電圧をVN
あると規定して、 VN=VD−VCであることがわかる。
このことから次の式が得られる。
VN=INR650((R680/R685)+1) 端子600,605間の抵抗値としてVN対IN
の比を認識して、第8図の電流変換器は純粋な抵
抗入力インピーダンスを、入力端子600,60
5へ接続される60ヘルツの電流源へ与え、かつこ
の抵抗値が抵抗650,680および685の抵
抗値によつて決定されるということがわかる。こ
の特徴は電圧調整器300において特に有利であ
る。なぜならばインダクタまたはコンデンサのよ
うなリアクタンス成分が電圧に関して電流の位相
を変化させ、電力の無効使用を生じると常に典型
的に現われる無効電力損失の発生を実質的に除去
するからである。
前述の説明から、第8図の電流変換器を併用す
る電圧調整器300によつて消費される電力は
ENIN=I2 NR650((R680/R685)+1)であるという
ことが容易に示される。
このことから、電流変換器によつて消費される
電力は負荷665の抵抗値に独立であり、かつし
たがつて第19図の電流変換器は消費された電力
を調整しかつ負荷抵抗変動による変化を防止する
ということがわかる。
第20図はダイオードブリツジ610近くの電
流変換器における種々の点の種々の電流および電
圧波形を示す。入力端子600,605へ供給さ
れる入力電流INが60ヘルツの正弦波として第20
A図に示される。第20B図において、端子61
0Cの電圧(これは−INXR650に等しいというこ
とがわかつている)は負極性の整流された60ヘル
ツの正弦波としてプロツトされる。上述したよう
にVDはINR650((R680/R685)+1)に等しく、か
つVDは正極性の60ヘルツの正弦波として第20
C図にプロツトされる。端子610Dから端子6
10Cへ流れる電流はINの関数でありかつ正極性
の60ヘルツの整流された正弦波として第20D図
にプロツトされる。第20E図はそれが入力60
0,605に現われるときのVNのプロツトであ
る。第20E図のプロツトの波形は第20A図の
プロツトの波形と同相であるということが重要で
ある。なぜならば入力電圧および入力電流は互い
に同相であるからである。この同相関係は、入力
端子600,605で60ヘルツの入力電流へ第1
9図の電流変換器によつて与えられた入力インピ
ーダンスが純粋に抵抗性であるという事実の結果
である。これは電流変換器によつて電力の最大効
率的使用を確実にしかつ無効電力損失を防止す
る。
第19図の電流変換器の電力発振器の動作の説
明は、端子610Dから流れる電流IDと、正の入
力端子690の正のフイードバツク電圧VBより
も大きなコンパレータ630への負の入力675
の電圧VAとで始まる。コンパレータ630はそ
の入力での負の差を検知しかつその出力695で
負の出力電圧−VPを発生する。増幅器635は
VP出力電圧を正の電圧に反転しかつこの正の電
圧がトランジスタ625のベースへ印加される。
トランジスタ625はターンオンしかつ電流を接
地640へ流すことによつてそのベースで正の電
圧に応答する。したがつて、電流INはトランジス
タ625を介して接地へ流れる。この電流は接地
645を介して抵抗650を介して戻り端子61
0Cへ戻る。コンデンサ620のキヤパシタンス
は好ましくは高インピーダンスを60ヘルツ電流へ
作動するように選択されるが、INの60ヘルツのリ
ツプルに対してある平滑化を与える。したがつ
て、60ヘルツのINは本質的にコンデンサ620を
流れない。トランジスタ625はターンオンした
ので、電流INは負荷665の抵抗をバイパスする
ように許容され、かつ抵抗650を介して直接に
かつ戻り端子610Cへ戻るより低い抵抗経路を
提供される。その結果、インダクタ615を流れ
る電流が増大し、それによつてコンデンサ620
はインダクタ615を介して放電しインダクタ6
15を介して引出された増大された電流に寄与す
る。その結果、抵抗720にかかる電位がコンデ
ンサ620が放電するにしたがつて減少しかつ負
になる。同様に、コンパレータ630に対する負
の入力675の電圧が減少し負になる。入力67
5の負の電圧は、それがフイードバツク抵抗70
0を介して正の端子690へ供給される負電圧、
−VP(R705/(R700+R705))に等しくなるまで大
きさが増大し続ける。コンパレータ630はその
2個の入力675,690の電圧が等しくなると
すぐに、それはその最も正の入力電圧+VPへ切
換わる。正の出力電圧VPが増幅器635によつ
て反転されかつ増幅され、かつトランジスタ62
5のベースへ印加される。結果的に生じた負の電
圧によつてトランジスタ625がターンオフし、
それによつてインダクタ615を流れる電流がコ
ンデンサ660と負荷665との間に分割される
のを強制する。
この点で、端子610Dからインダクタ615
を介して流れる電流はより高い抵抗で今提示さ
れ、かつそれはそれゆえにインダクタ615のイ
ンダクタンスによつて制御される速さである時間
期間にわたり減少し始める。電流のこの減少の結
果、コンデンサ620はもはや放電せず、代わつ
て端子610Dから流れる電流によつて充電され
始める。その結果、コンデンサ620にかかる電
圧が増加し始める。これによつて、抵抗720の
電圧が増加しかつ端子610Dの電圧VDが増加
する。コンパレータ630の負の入力675の電
圧VAが増加し始め、かつそれが正のフイードバ
ツク端子690の電圧VBに等しくなるまで増加
し続ける。負の入力675の電圧が正のフイード
バツク入力690の電圧に等しくなるように増加
すると同時に、コンパレータ630は状態を変化
させるのでその出力は−VPへ飽和し、かつ全体
のサイクルの繰返しが起こる。コンパレータ63
0は約20キロヘルツの周波数で+VPおよび−VP
の間でその出力を切換え、これはコンデンサ62
0のキヤパシタンスとインダクタ615のインダ
クタンスによつて制御される周波数である。発振
の周波数(好ましくは20kHzの近く)もまた端子
610Dから流れる60ヘルツの入力電流INに比例
する。このように、電力発振器は、60ヘルツの電
流INがその最小値の近くにあるとき20kHzよりも
わずかに小さい周波数で上述の態様で発振し、か
つINがそのピーク値に到達するとき20kHzよりも
幾分大きな周波数で発振する。このように、電力
発振器の発振周波数は60ヘルツのライン周波数サ
イクルによつてわずかに変調される。
第21A図は時間スケールが非常に拡大される
ので60ヘルツの正弦波が直線であるように現われ
るということを除き、第20A図と同じプロツト
である。第21B図はトランジスタ625にかか
る電圧を示す。トランジスタ電圧の波形は電力発
振器の周波数に対応する20キロヘルツの周波数を
有するほぼ方形波である。第21C図は3個のプ
ロツトを示す。第21C図のV720の符号のついた
プロツトは時間の関数として抵抗720にかかる
電圧のプロツトである。これは明らかに、トラン
ジスタが時間TOでターンオンされるとき、コン
デンサ620を介して放電する電流によつて抵抗
720にかかる電圧V720が減少しかつコンパレー
タ630が時間T1で切換わるまでより負になる
ということを示す。時間T1で、トランジスタが
ターンオフし、かつコンデンサ620が充電し始
め、それによつて抵抗720にかかる電圧V720
それが正になるまで増大する。第21C図におい
て明らかなようにコンパレータ630がその負の
出力状態に切換わるまで電圧V720が増大する。前
述したように、コンデンサ620のキヤパシタン
スは好ましくは、コンデンサにかかる電圧の変動
が最小であるように選択され、かつコンデンサは
十分でないインピーダンスを20キロヘルツの発振
電流へ提供する。したがつて、第21C図におい
て、V620の符号のついた、コンデンサにかかる電
圧のプロツトは直線として現われる。第21C図
の他のプロツトはVDの符号がつけられており、
それは出力610Dの電圧である。VDはコンデ
ンサにかかる電圧V620と抵抗にかかる電圧V720
の和であり、かつ第21C図において2個のプロ
ツトV720およびV620上に重ね合わされる。
第21D図のプロツトはコンパレータ630へ
の負の入力の電圧VAとコンパレータ630の正
の端子690の電圧VBとを示す。VBは−VP
(R705/(R700+R705))および+VP(R705
(R700+R705))の間で交互に切換わる。VAはこ
れらの同じ2個の制御の間で発振する。第21D
図は明らかにコンパレータ630がVA=VBのと
きのみ状態を変化させるということを示してお
り、これはVBの上部および下部ピーク電圧で交
互に生じる。すなわち、VAはVBの上限および下
限に拘束されるということが明らかである。電圧
V720の正および負のピーク値は第21C図でプロ
ツトされており、±VP(R705/(R700+R705))
((R680+R685)/R685)へ拘束される。
このように、電力発振器の発振の大きさはコン
パレータ630の最大電圧出力VPによつて制御
される。その結果生じた電流波形が第21E図に
示される。第21E図においてI620として符号の
つけられたプロツトはコンデンサ620を流れる
電流として規定される。すでに議論したように、
コンデンサ620は非常に高いインピーダンスを
60ヘルツの入力電流INへ与えるが、非常に低いイ
ンピーダンスを20キロヘルツの発振電流で与え
る。それゆえに、コンデンサ620にかかる電流
I620は零に関して20キロヘルツの周波数で発振す
る。チヨーク615を流れる電流I615は出力端子
610Dを流れる入力電流INとコンデンサ620
を流れる電流I620との間の差に等しい。それゆえ
に、第21E図のI615のプロツトは第21E図の
I620のプロツトを第21A図の電流INのプロツト
から減算することによつて抽出される。第21E
図はインダクタ615への電流I615が常に正であ
り、I615の20キロヘルツの発振によつてコンデン
サ620を介して流れる電流I620が約零の電流を
発振させる。
第21F図はトランジスタ625を流れる電流
のプロツトであり、かつトランジスタ625がタ
ーンオンされる時間の間、すなわち時間TOおよ
びT1の間に、トランジスタ625を流れる電流
は第21E図でプロツトされたインダクタ615
を介して電流I615にしたがう。ダイオード655
を流れる電流は第21G図でプロツトされかつダ
イオード655を流れる電流はインダクタ615
を介して電流I615にしたがい、他方トランジスタ
625はターンオフされるということがわかる。
ダイオード655を流れる電流は負荷665とコ
ンデンサ660との間で分割される。関係式ENIN
=I2 NR450((R480/R485)+1)が上述したように
確立され、入力電力を規定するので、かつインダ
クタ415、トランジスタ425およびダイオー
ド455の損失が小さくて比較的一定であるとい
うことが示されることができるので、出力電力が
一定でかつ出力電流I1および電圧V1がR685の抵抗
を制御することによつて制御されることになる。
事実、R685の抵抗は第19図の電流変換器の出力
電流または電圧を制御するように設計されたフイ
ードバツク制御ループにおいて変化される。その
ような概念が第22図に示される。
第22図において、抵抗685は電界効果トラ
ンジスタ740によつて置換される。第22図の
典型的な実施例において、トランジスタ740は
Nチヤネル電界効果トランジスタである。フイー
ドバツク制御ループは差動増幅器745からな
り、この増幅器745の負の入力750は第19
図の電流変換器の出力755へ接続される。増幅
器745の正の入力760は基準電圧VSへ接続
される。増幅器745の出力770は電界効果ト
ランジスタ740のゲートへ接続される。第19
図の電流変換器はこのフイードバクループと共に
第15図の電圧調整器300を含む。増幅器74
5を含むフイードバツクループは供給電圧フイー
ドバツク制御ループとして働きかつ第22図の電
圧調整器の出力で出力電圧V1を制御する。
フイードバツクループの動作は次のとおりであ
る。もしもV1がVSを超過すれば、増幅器745
はその入力750,760間の負の差を検知しか
つVSおよびV1間の差に比例してその出力770
に負の電圧を発生する。この負の電圧は電界効果
トランジスタ740のゲートへ印加され、それに
よつてトランジスタ740の抵抗が増加する。こ
れは第19図のR685の抵抗の増加に等しい。R685
に逆比例するI615のピーク値が減少される。同様
に、出力電圧V1がVSよりも小さければ、増幅器
745はその入力間の正の差を検知しかつ正の電
圧を電界効果トランジスタ740のゲートへ印加
し、それによつて電界効果トランジスタ740の
抵抗の減少を生じる。これによつて負荷465へ
加えられた電力が続いて増大する。この電力は
1/R685の比にしたがつて変化するということが
すでにわかつている。電界効果トランジスタ74
0の抵抗の変動はR685の抵抗の変動と等価であ
る。このように、出力電力かつ必然的に負荷66
5へ供給された電圧V1が供給電圧フイードバツ
ク制御ループの電界効果トランジスタの740の
抵抗を制御することによつて容易に制御されると
いうことがわかる。
第24図に示される高周波対称調整されたラン
プ制御回路は前述の図面を含むように作られ、か
つ第23図はその回路の簡略化したブロツク図で
ある。本質的に、第23図の回路は第22図の電
圧調整器が第17図の電圧調整器300として用
いられる第17図のブロツク図に示される回路を
含む。このように、第23図の回路は第15図お
よび第22図に示された回路の組合わせであり、
かつさらに電解コンデンサ600を保護する過電
圧検出器800と、第22図のブロツク図におけ
る回路の種々のコンポーネントのエロクトロニク
スを作動するための6ボルトのDC電源805と
を含む。
第23図において、供給電圧フイードバツク制
御ループは対称検出器355を含み、この検出器
355の入力355aはトランジスタ14のコレ
クタに接続されかつその出力355bは電界効果
トランジスタ740のゲートへ接続される。上述
したように、第19図および第22図に関して、
電界効果トランジスタ740は第19図の抵抗6
85を置換して出力電圧V1の値にわたつて可変
制御を与える。V1の値は(R680+R685)/R685
比によつて制御されるということが思い出されよ
う。R685の値はトランジスタ740の抵抗を変化
させることによつて制御される。
対称検出器155の詳細は第13図を参照する
ことによつて最もよくわかる。第13図は、対称
検出器155が増幅器回路610を含み、その回
路610の入力610aがトランジスタ14のコ
レクタへ接続されているということを示す。増幅
器回路610の出力610aが抵抗615を介し
て抵抗ならびにコンデンサ対620,625およ
び630,635へ接続される。コンデンサ抵抗
対620,625および630,635は共に接
地640と増幅器645への正の入力との間に接
続される。増幅器645の出力はコンデンサ65
0で電界効果トランジスタ540のゲートへ接続
される。
増幅器回路810はトランジスタ14がオフで
あるときはいつでもその出力810bでプラス6
ボルトの出力電圧を発生し、かつトランジスタ1
4がオンであるときはいつでもその出力810b
にマイナス6ボルトの出力電圧を発生する。出力
810bから流れる電流はコンデンサ825,8
35を、出力810bの電圧の極性に基づき正ま
たは負の電圧へ充電する。コンデンサ825,8
35の大きさおよび極性はトランジスタ14のオ
フ時間とそのオン時間との間の差によつて決定さ
れることになる。このように、トランジスタ14
のオン時間がそのオフ時間よりも大きければ、コ
ンデンサ825,835にかかる電圧は負であ
る。なぜならば負の電荷がコンデンサ825,8
35の非接地プレートで蓄積されるからである。
他方、トランジスタ14のオフ時間がそのオン時
間を超せば、正味の正電荷がコンデンサ825,
835の非接地プレートで蓄積され、かつ正の電
圧がこれらのコンデンサに現われる。コンデンサ
826,835に現われる電圧は増幅器845に
よつて増幅されかつ基準化される。増幅器845
の出力は電界効果トランジスタ740のゲートへ
コンデンサ850で印加される。トランジスタ1
4のオフ時間がそのオン時間を超えれば、増幅器
845の出力は正であり、かつその出力によつて
コンデンサ850にかかる電圧がより高い正の値
まで増大するということがわかる。第24図の実
施例のトランジスタ740は好ましくはPチヤネ
ル電界効果トランジスタである。それゆえに、ト
ランジスタ740のゲートへ印加される。コンデ
ンサ850にかかるより一層正の電圧によつてト
ランジスタ740の抵抗が増大する。上述したよ
うに、電圧調整器300の出力電圧V1はトラン
ジスタ740の抵抗によつて制御され、かつそれ
ゆえにV1が減少する。トランジスタ14のオン
時間は増大し始め、それによつてコンデンサ82
5,835にかかる正の電圧が対応的に減少し、
かつ増幅器845の正の出力電圧が対応的に減少
する。このように、コンデンサ850が充電され
る速さはトランジスタ14のオン時間がそのオフ
時間にほぼ等しくなるまでゆるやかに減少する。
この点で、コンデンサ825,835に蓄積され
る正味の電荷はほとんど零である。したがつて、
増幅器845はもはやコンデンサ850にかかる
電圧を増大させずかつそれゆえにトランジスタ7
40のゲートへ印加される電圧が一定となる。こ
れはトランジスタ700を安定化させかつ電圧調
整器300の出力電圧V1を安定化させる。この
点で、V1はランプの対称電圧であるVSに等しい。
逆に、トランジスタ14のオン時間がそのオフ
時間よりも大きければ負電圧がコンデンサ82
5,835に現われはじめ、それによつて増幅器
845からの出力が負となる。このように、増幅
器845はコンデンサ850にかかる電圧を減少
させ始め、かつトランジスタ745の抵抗が充分
に増大されてそれによつて電圧調整器300の出
力電圧V1が減少するまで減少し続け、トランジ
スタ14のオン時間が応じて増大する。フイード
バツクループはオン時間がトランジスタ14のオ
フ時間に等しくなるように増大されるとすぐに安
定化される。この点で、コンデンサ825,83
5にかかる正味の電圧がゼロとなり、かつその結
果増幅器845はもはやコンデンサ850の電荷
を減少させない。このように、トランジスタ74
0のゲートの電圧かつトランジスタ700の対応
する抵抗が、ランプの対称電圧VSに等しい出力
電圧V1の安定化された値に対応して安定化され
る。
運転停止回路が第24図において詳細な概略図
で示されかつコンパレータ回路900、基準電圧
源901、バリスタ902、増幅回路635へ接
続されるマルチバイブレータ回路903を含み、
かつ第17図に関して上述した運転停止回路とは
いくぶん異なる。第19図および第22図に関し
て説明したように、コンパレータ630の出力は
増幅回路635によつて条件づけられてトランジ
スタ625を制御する。第17図に関して上述し
たように、運転停止回路は電圧調整器300の出
力を運転停止させるように動作する。第24図の
運転停止回路は第25図において簡略化されたブ
ロツク図で示される。バリスタ902はトランジ
スタ14のコレクタとマルチバイブレータ回路9
03への入力との間に接続される。マルチバイブ
レータ回路903の出力は増幅器635へ接続さ
れる。マルチバイブレータ回路903へのもう1
つの入力はコンパレータ900の出力によつて制
御される。コンパレータ増幅器900の一方入力
は電圧調整器300の出力755へ接続される。
コンパレータ増幅器900の他方入力は基準電圧
源901へ接続される。第14図に示される運転
停止回路は、電圧調整器300の出力電圧V1
基準電圧源901によつて規定される大きさ越え
ればまたはトランジスタ14のコレクタ電圧がバ
リスタ902のブレークダウン電圧を越えれば予
め定められる長さの期間、電圧調整器300の出
力755で出力電圧V1を無効にする。運転停止
回路の動作は次のとおりである。コンパレータ増
幅器900はその2個の入力間の電圧差に比例す
る電圧出力を発生する。電圧調整器300の出力
電圧V1は基準電圧源901によつて規定される
大きさを越えれば、コンパレータ増幅器900は
マルチバイブレータ回路903の入力へ正の電圧
を出力する。マルチバイブレータ回路903は増
幅器635へ出力信号を発生するように状態を変
化させることによつて応答し、それによつて増幅
器635は、トランジスタ625をオンに保持す
る目的でトランジスタ625のベースの電圧を正
の値へ保持する。予め定められた長さの時間が終
わるとき、マルチバイブレータはその元の状態へ
戻り、そのため増幅器635はもはやトランジス
タ625をそのオン状態に保持しない。トランジ
スタ625がそのオン状態に保持されている間、
インダクタ615を流れる電流の全てはトランジ
スタ625を介して接地へ戻され、それによつて
電圧調整器300の出力電圧V1がゼロへ降下す
る。このように、出力電圧はマルチバイブレータ
回路903の無安定状態によつて規定される予め
定められる時間長さの間無効にされる。同様に、
トランジスタ14のコレクタ電圧がバリスタ90
2のブレークダウン電圧を越えれば、バリスタ9
02がブレークダウンしてそれによつてこの電圧
がマルチバイブレータ回路903への入力に現わ
れる。また、マルチバイブレータ回路903はそ
の無安定状態へ切り換わりかつその回路903に
よつて出力電圧V1が同じ態様で予め定められる
長さの時間ゼロである。コンパレータ増幅器90
0は、出力電圧V1がコンデンサ660の容量を
越えるのを防止し、それによつてコンデンサ66
0を保護する。コンデンサ660は好ましくは電
圧調整器300の出力電圧V1を平滑にする大き
な電解コンデンサであるのでこのことは重要な特
徴である。バリスタ902はトランジスタ14の
コレクタ電圧がトランジスタのブレークダウン電
圧を越えるのを防止する。好ましくは、バリスタ
902に対するブレークダウン電圧はトランジス
タ14に対するブレークダウン電圧よりも小さ
い。この特徴は有益である。なぜならばもしもラ
ンプ11が瞬間的に遮断され次いで再接続された
ならば、暖かいランプ11の再点弧電圧はトラン
ジスタ14のブレークダウン電圧を越えるからで
ある。第25図の運転停止回路によつて電圧調整
器300は、コレクタ電圧がトランジスタ14に
損傷を与えることができる前にターンオフする。
それはマルチバイブレータ回路903によつて規
定される予め定められる長さの時間電圧調整器3
00をオフに閉じこめ、その時間期間の間にラン
プ11が冷却する機会を有する。ランプ11が充
分に冷却されるとき、その再点弧電圧はトランジ
スタ14のブレークダウン電圧よりも小さく、か
つ電圧調整器300は次いでターンオンする。運
転停止回路は数回繰返し、他方ランプ11は充分
に冷却する機会を有する。
第24図はこの発明の現に好ましい実施例を示
し、この発明は対称調整された電圧源を与える多
数の異なる方法で実現されることが認識されるべ
きである。たとえば、第24図の実施例において
は、電界効果トランジスタ740はPチヤネル
FETであるが、それに反して、対称検出器35
5の出力は反転されれば、トランジスタ740は
NチヤネルFETであつてもよい。
E 容量性放電点弧回路および定電力調整 第1図の制御回路は、低強度の、低圧水銀螢光
ランプとともに用いるのに特に適している。しか
しながら、高圧水銀ランプ、高圧または低圧ナト
リウムランプ、およびメタルハライドランプなど
のような種々の他の形式のガス放電ランプを制御
するために用いられるときは重要な問題が持ち上
がる。
第1図のランプ制御回路に伴なう1つの問題
は、TOからTAまでの回路のフライバツクモード
の間第3D図に示されたランプ電圧がスイツチ1
9がまず閉じられるときにランプ11を点弧する
のに充分な大きさのものでなければ、回路が最初
に駆動されるときランプを点弧するのに充分に高
い電圧を備えるための他の手段が設けられなけれ
ばならない。400ワツトの高圧ナトリウムランプ
のような典型的な高強度の放電ランプは、ランプ
を点弧するためにランプに約2500ボルトを必要と
する。一解決方法は60ヘルツで作動しかつ非常に
大きくて重いインダクタを用いる必要がある先行
技術の螢光ランプバラストを期待することによつ
て見い出されるかも知れない。これらの先行技術
のバラスト回路においては、螢光ランプを点弧す
るための共通な技術は逓昇変圧器の2次巻線をラ
ンプに直列に接続しかつ1次巻線を容量性放電装
置に接続することである。そのような方法は、2
次巻線の付加的なインダクタンスがバラストにす
でに現われるインダクタンスと比べて小さいの
で、これらの先行技術の重いバラスト回路に無意
味な問題を提示する。さらに、これらの先行技術
の60ヘルツのバラスト回路はこの発明の20kkzの
ランプ回路と同様にフライバツクしない。この発
明の後の部分に見られるように、この発明のラン
プ制御回路のフライバツクサイクルは、逓昇変圧
器が導入されると特殊な問題を作り出す。
第26図は第1図に示されるような制御回路に
類似するがしかし先行技術のランプバラスト回路
とともに用いられるものに類似する高電圧点弧回
路を用いるランプ制御回路の2500ボルトの点弧電
圧を与える回路を示す。高電圧点弧回路は1次巻
線951および2次巻線952を有する逓昇変圧
器950を含む。2次巻線952はガス放電ラン
プ11に直列接続され、他方1次巻線951はパ
ルス電圧源953へ接続され、それは、たとえば
容量性放電装置であつてもよい。第26図の制御
回路949はマルチバイブレータ18、コンパレ
ータ増幅器20、ポテンシヨメータ23、および
基準電圧源24を含む第1図の制御コンポーネン
トを備えている。
パルス変圧器950はランプ11へ2500ボルト
を与えるのに充分な逓昇比を有する。このよう
に、ランプ11を点弧するのが望まれるとき、容
量性放電装置953は高電圧パルスを1次巻線9
51へ与え、それはパルス変圧器950によつて
2次巻線952にかかる約2500ボルトまで逓昇さ
れる。この2500ボルトはランプ11に現われ、か
つこの電圧によつてランプ11の内側のガスがイ
オン化し始める。容量性放電装置953からの第
1の電圧パルスが完全にランプを点弧するには不
充分であれば、ランプのイオン化が完成しかつラ
ンプ11が導通し始めるまでこのプロセスが繰返
される。この点で、制御回路の残りのものは第1
図、第2図および第3図に関して上述したように
機能し始める。
不幸にも、第26図の制御回路は、ランプ11
が点弧されたあと、ランプ11を流れる電流によ
つて、変圧器950の大きな逓昇比に対応する大
きな大きさを有する1次巻線951を介して電流
が誘起される。その結果、重要な電力損失が変圧
器950を通じて生じる。これは、意義あること
には、第26図の制御回路の効率を減少させる。
この問題に対する一解決は、電流が1次巻線95
1を流れるのを防止するように開かれるスイツチ
954を設けることである。しかしながら、スイ
ツチ954が開かれたあと、2次巻線952がイ
ンダクタ17に加えてランプ11と直列な大きな
インダクタとして働く。
この点で、先行技術の60ヘルツのランプバラス
ト回路に用いられる始動回路を第1図の高周波ス
イツチング回路に応用すれば望ましくないという
ことが明らかである。第1図の高周波スイツチン
グ回路の1つの意義のある特徴は、回路が20キロ
ヘルツの周波数でフライバツクすることであり、
かつその結果インダクタ17のインダクタンスは
先行技術の60ヘルツのランプバラスト回路に典型
的に用いられる大きなインダクタと比較して非常
に小さい。先行技術のランプバラスト回路は典型
的には大きなインダクタを有するので、点弧回路
の逓昇変圧器の2次巻線の導入は回路のインダク
タンスの重要な増加を表わさなかつたし、かつそ
れゆえに高電圧点弧回路を先行技術のバラスト回
路へ導入しても意義あることにはこれらの回路の
動作を変えなかつた。対比において、第26図の
20キロヘルツのランプ制御回路へ2次巻線952
を加えれば、インダクタ17が比較的小さいので
回路のインダクタンスの意義ある増加を示す。さ
らに、先行技術の60ヘルツバラスト回路と異な
り、第1図の20キロヘルツ制御回路は各20キロヘ
ルツのサイクルをフライバツクする。これは、ラ
ンプ11と直列に逓昇変圧器950を導入する際
に特別な問題を作り出し、それらは第26図の20
キロヘルツ制御回路に固有であり、かつ先行技術
の60ヘルツバラスト回路では遭遇しなかつた。第
26図の20キロヘルツ制御回路のフライバツクサ
イクルの間に、トランジスタ14がターンオフす
ると、インダクタ17のフライバツク電圧はラン
プ11の電流の方向の反転を生じなければならな
い。2次巻線952の磁界はこのフライバツクサ
イクルの間ランプ11を介して流れる電流を妨
げ、それによつてランプ11を介して流れる電流
に対するインピーダンスを増大させ、したがつて
第26図の制御回路の効率を減少させる。さら
に、2次巻線950のインダクタンスは第26図
の制御回路の全インダクタンスの意義のある増大
を表わし、それはトランジスタ14およびバリス
タ27にかかるフライバツク電圧の意義ある増大
に対応する。フライバツク電圧のこの増加によつ
てバリスタ27は第26図の回路のフライバツク
サイクルの間より多くの電流を接地へ流れ、第2
6図のこの回路の効率におけるさらに損失を表わ
す。このように、先行技術の60ヘルツバラスト回
路に用いられる高電圧点弧回路を第26図に示さ
れるような第1図の20キロヘルツランプ制御回路
へ導入することは、20キロヘルツランプ制御回路
の効率を意義深く下げることが明らかである。
第27図の回路は前述の問題が解決されるこの
発明の一実施例を示す。第27図の制御回路は第
1図のランプ制御回路に類似するランプ制御回路
を含み、かつさらにパルス変圧器950を含み、
この変圧器950の1次巻線951は容量性放電
装置のようなパルス電圧源953に接続されかつ
2次巻線952はランプ11に直列に接続され
る。さらに、回路な2次巻線952に接続される
整流ダイオード955と制御回路956とを含
む。
ダイオード955は任意の整流手段であつても
よく、かつ、トランジスタ14がターンオフされ
てダイオード955を流れかつ2次巻線952を
バイパスしかつフライバツクサイクルの間2次巻
線952において流れる電流のための交互の経路
を与えるときインダクタ17からランプ11へ電
流が流れるのを許容するようにその極性が設けら
れる。ダイオード955は2次巻線952を介し
て実質的に一定な電流を維持するので巻線952
は回路の充電サイクルの間何の実質的なインピー
ダンスまたはエネルギ損失も提示しない。この特
徴は実質的に2次巻線952のインダクタンスが
ランプ11が点弧されたあとのその正常な動作モ
ードの間にランプ制御回路の動作に影響を与える
のを防止する。
制御回路956はパルス電圧源953の動作を
制御する。制御回路956はその入力の一方がト
ランジスタ14のコレクタ電圧を検知し、他方そ
の他方入力956bが制御回路949からトラン
ジスタ14のベースへの出力を検知する。
第27図の回路の動作は次のとおりである。回
路がまず付勢されかつランプ11が点弧されるべ
きとき、大きなフライバツク電圧が第1図、第2
図および第3図に関して上述したようにトランジ
スタ14に現われる。入力956aおよび制御回
路956は、ランプ11がこの大きなコレクタ電
圧を検知することによつてオフであることを検知
し、このことは電圧源953がランプを点弧する
ように付勢されなければならないということを意
味する。パルス変圧器956からの大きな点弧電
圧がトランジスタ14に大きなコレクタ電圧を印
加するのを防止する目的で、制御回路956はト
ランジスタ14がターンオンしたあとでのみパル
ス電圧源953を駆動する。トランジスタ14が
オンであるとき、これはトランジスタ14のベー
スへの制御回路949の出力電圧を検知すること
によつて制御回路956の入力956bで検知さ
れる。この時、制御回路956によつてパルス化
された電圧源953は1次巻線951に電圧を印
加しその電圧は2次巻線952に2500ボルトの点
弧電圧を生じるのに充分な大きさのものである。
この点弧電圧によつてランプ11のガスがイオン
化し始める。もしもこのイオン化が完全でなけれ
ば、ランプ制御回路の次のサイクルの間に制御回
路956は再びランプが入力956aで検知され
たトランジスタ14の高いコレクタ電圧によつて
なおも非導通であるということを検知する。再
び、入力956bによつて検知されたトランジス
タ14のベース電圧はトランジスタ14がオンで
あるということを示すとすぐに、制御回路956
はパルス化電圧源953を再駆動し、それによつ
てパルス変圧器956がパルス化電圧源953に
よつて決定される期間2500ボルトの点弧パルスを
発生する。ランプ11が駆動回路949のみでラ
ンプ11の正常な駆動を許容するのに充分にイオ
ン化されるまでこのサイクルが繰返し起こる。
この回路は、ランプ11が点弧されたあと2次
巻線952のインダクタンスがランプ制御回路の
動作に影響を与えないという利点を有する。ラン
プ11が点弧されるときの第27図の回路の動作
は次のとおりである。すなわち、ランプ11の点
弧後、第27図の制御回路は第1図および第2図
に関して上述したと同じような正常動作モードを
受け、かつ2次巻線952は、制御回路956が
1次巻線951を開いて効率的にそれを回路から
とるとき、効率的にインダクタとなる。第27図
の制御回路の20キロヘルツサイクルの充電部分の
間に、トランジスタ14がオンであるとき、電流
が電源16から流れかつインダクタ17とランプ
11との間で分割される。電流の部分はインダク
タ17およびトランジスタ14を介して接地へ流
れ、他方、残りの電流はランプ11、2次巻線9
52およびトランジスタ14を介して接地へ流れ
る。この充電サイクルの間に、トランジスタ14
を流れる電流はインダクタ17および2次巻線9
52の磁界が増大するにしたがつて増大する。第
27図の制御回路の20キロヘルツサイクルのフラ
イバツク部分の間に、トランジスタ14がオフで
あるとき、インダクタ17を流れる電流はダイオ
ード955およびランプ11を流れ、それによつ
て完全に2次巻線952をバイパスする。その結
果、2次巻線952の磁界はフライバツクサイク
ルの間ランプ11を流れる電流を妨げる。さら
に、ダイオード955は2次巻線952に流れる
電流を分路させ、それによつてこの電流が第27
図の制御回路の動作に影響するのを防止する。そ
の結果、2次巻線952を流れる電流はフライバ
ツクサイクルの間減少しないということに意義が
ある。それゆえに、トランジスタ14が再びター
ンオンするとき、電源16から供給されランプ1
1を流れる電流は2次巻線952を流れる電流を
意義深く変化させるために要求されない。その結
果、2次巻線の電流は見事に一定のままでありか
つ2次巻線952は20キロヘルツサイクルの充電
部分の間ランプ11を流れる電流に対する有効な
インピーダンスを提示しない。それゆえに、2次
巻線952は電源16から有効な電力を吸収しな
い。
分路ダイオード955は2次巻線952のイン
ダクタンスが20キロヘルツサイクルの充電部分の
間かまたはフライバツク部分の間に第27図の制
御回路の動作に影響を与えるのを防止するという
ことが明らかである。さらに、ダイオード955
はフライバツクサイクルの間に2次巻線952の
電流を分路するので、2次巻線952のインダク
タンスはトランジスタ14にかかるフライバツク
電圧に寄与しない。そのかわりに、インダクタ1
7のみが、たとえ第27図の回路が非常に高い逓
昇比を有するランプ11と直列にパルス変圧器9
50を含んでも、第1図の回路におけるように、
トランジスタ14のコレクタにかかるフライバツ
ク電圧に寄与する。この発明はこのように、ラン
プ制御回路におけるフライバツク電圧を増大させ
ないランプ11に高点弧電圧を発生するソースを
含む。
第1図の制御回路に固有の他の問題は、回路に
よつて消費される電力がガス放電ランプ11の実
効抵抗に依存するということである。もしも制御
回路が高周波で発振すれば、ランプ11は抵抗と
して特徴づけられるということが周知である。高
圧水銀ランプのため、この等価抵抗はランプの寿
命にわたり比較的一定である。高圧ナトリウムラ
ンプが第1図の回路のランプ11として用いられ
るときに問題が持ち上がる。高圧ナトリウムラン
プの抵抗はランプの寿命にわたり増大する。たと
えば、第1図のランプ11が高圧ナトリウムラン
プであれば、かつ第1図のポテンシヨメータ23
が第1図の制御回路が400ワツトの電力をランプ
11へ与えるように最初に調整されれば、新しい
ときにランプにかかる電圧降下は約95ボルトであ
ろう。しかしながら、ランプの寿命の間に、この
電圧は135ボルトへ増大することができる。この
理由は、ランプ制御回路はランプ抵抗が増大して
もランプおよびチヨーク並列組み合わせによつて
一定電流を維持するからである。たとえば、ラン
プ抵抗が増大するとき、第1図の制御回路は第3
D図でプロツトされるランプ電圧を増大させ、そ
のため第3C図においてプロツトされる抵抗15
を流れる電流は変化しない。この電圧増加は消費
される電力の増加に対応し、かつランプ制御回路
を作動するコストにおける意義ある増加に対応す
る。
第28図は前述の問題が解決されるこの発明の
他の実施例を示す。第28図の電流調整回路は第
1図のランプ制御回路に類似するランプ制御回路
においてランプ11と直列に接続される他の変圧
器960を含む。第28図の回路において、消費
された電力はランプ11の等価抵抗に独立であ
る。それゆえに、第28図のランプ11が高圧ナ
トリウムランプであれば、ランプ制御回路によつ
て消費される電力は、ランプ11の等価抵抗がた
とえ意義深く増大しても、一定のままである。
変圧器960はランプに直列に接続された1次
巻線961を有する。変圧器960の2次巻線9
62は1次巻線961に関して逆極性を与えるよ
うに巻回されており、そのためトランジスタ14
がオンの間に電圧源16からランプ11を介して
流れる電流は2次巻線962に負の電圧および逆
電流を発生する。分離ダイオード963および9
64は2次巻線962の非接地側に設けられる。
2次巻線962の負の電圧によつて負電圧が抵
抗965に現われ、これはランプ11を流れる電
流にのみ比例する。抵抗966および967が抵
抗965にかかる電圧のため総和接続点968を
形成するように接続される。第1図、および第3
図に関して上述したように、抵抗15にかかる電
圧はランプ11およびインダクタ17の双方を流
れる電流の関数である。この電圧は総和接続点抵
抗966を介して総和接続点968へ印加され
る。抵抗965にかかる負の電圧は総和接続点抵
抗967を介して総和接続点968へ印加され
る。抵抗15,965,966,967の抵抗値
は好ましくは、ランプ11を流れる電流によつて
抵抗15にかかる電圧への寄与が抵抗965にか
かる負の電圧によつて総和接続点968で正確に
ゼロにされるように選ばれる。その結果、コンパ
レータ20の負の入力20aへ印加される総和接
続点968の電圧はインダクタ17を流れる電流
のみの関数であり、かつランプ11を流れる電流
に独立である。その結果、コンパレータ増幅器2
0はランプ11の等価抵抗の変化に独立にマルチ
バイブレータ18およびトランジスタ14を制御
する。
このように、第28図の制御回路はランプ抵抗
が増加するにしたがつてランプ11へ印加される
電圧を増加しない。それゆえに、第28図の回路
によつて消費される電力は第1図の回路によつて
消費される電力と同じようにランプ抵抗に伴い増
加しない。
第29図の詳細な概略図に示されるランプ制御
回路は第1図、第27図および第28図に関して
上述した特徴の組み合わせを含む。このように、
第29図の回路は、ガス放電ランプ11、スイツ
チングトランジスタ14、抵抗15、マルチバイ
ブレータ18、およびコンパレータ20を含む基
本的なランプ制御回路を有する。しかしながら、
第1図のインダクタ17はそれぞれ1次巻線97
1、および2次巻線972を有する変圧器970
によつて置換される。変圧器970は電圧源19
からランプ11の最適な作動電圧へ電圧を変圧す
る。ランプ11、トランジスタ14、抵抗15、
マルチバイブレータ18、コンパレータ20、ポ
テンシヨメータ23、および変圧器970を含む
基本的なランプ回路は第1図のランプ制御回路に
関して上述した態様で作動する。
第27図の高点弧電圧回路は、放電コンデンサ
953a,953bへ接続されかつ制御装置95
6へ接続される1次巻線を有するパルス変圧器9
50として第29図の回路に含まれる。ダイオー
ド955は第29図の回路において2次巻線95
2に接続されかつ2次巻線952のインダクタン
スが、第27図のパルス変圧器回路に関して上述
したと同じ態様で基本的なランプ制御回路の動作
に影響を与えるのを防止する。制御装置956は
好ましくはシリコン制御整流器である。シリコン
制御整流器のゲートはマルチバイブレータ回路1
8へ接続される。マルチバイブレータ回路18が
トランジスタ14をターンオンするとき、それに
よつて同時にシリコン制御整流器956のゲート
の電圧がシリコン制御整流器956をターンオン
する。これは放電コンデンサ953a,953
b、およびパルス変圧器950の1次巻線951
の間に回路を完成する。第27図に関して上述し
たように、これは2次巻線952に2500ボルトの
点弧電圧を発生し、それはランプ11を駆動す
る。ランプの点弧後、S.C.R.956がトランジス
タ14がターンオンするたび毎に点弧し続けて
も、トランジスタ14の20kHzスイツチング周波
数は有効な電圧がコンデンサ953a,953b
に加わるのを防止し、そのためそれらはもはや回
路において何の影響も有しない。
第28図に関して上述した電流調整回路もまた
第29図の回路に現われており、かつ変圧器96
0を含み、その1次巻線961はランプ11に直
列接続されており、かつその2次巻線は逆極性に
巻回されかつ分離ダイオード963を介して抵抗
965へ接続されている。総和接続点968は総
和抵抗966を介して抵抗15にかかる電圧と総
和抵抗967を介して抵抗965にかかる電圧と
を総和しかつその合成電圧をコンパレータ20の
入力20aへ与える。この電流調整回路は第28
図の電流調整回路に関して上述したと同じ態様で
作動する。
第29図の回路はまたマルチバイブレータ回路
18の運転停止入力18aへ接続される遅延回路
980を含む。遅延回路980は、放電コンデン
サ953a,953bがランプ11を点弧するの
に充分な電圧まで充電されるのに充分な時間を有
するのを許容するために、電力が電圧源19から
まず印加されるとすぐに、遅延回路980は信号
を運転停止入力18aへ与えることによつてマル
チバイブレータ回路18を運転停止する。予め定
められる長さの時間後に、遅延回路980はもは
やマルチバイブレータ回路18を運転停止せず、
かつ第29図のランプ制御回路が作動し始める。
金属酸化物バリスタ27は第1図に関して説明し
たと同じ態様でコレクタトランジスタ14へ接続
される。しかしながら、第2の運転停止回路99
0が設けられ、この回路990は、バリスタ27
がブレークダウンするのに充分なトランジスタ1
4にかかる高い電圧を検知するときはいつでも予
め定められる長さの時間の間マルチバイブレータ
回路18を運転停止する。バリスタ27のロー側
は保護運転停止回路990の入力へ接続される。
第2の運転停止回路990の出力はマルチバイブ
レータ回路18の運転停止入力18aへ接続され
る。第2の運転停止回路990は無安定マルチバ
イブレータ991を含む。バリスタ27のブレー
クダウンによつてマルチバイブレータ991は状
態を変化させかつ信号を運転停止回路入力18へ
出し、それはマルチバイブレータ991の無安定
状態の持続期間によつて決定される予め定められ
る長さの時間マルチバイブレータ回路18を運転
停止に保持する。
この構成は、もしもイオン化が再充電するのに
充分な時間コンデンサ953aおよび953bを
許容することによつて、第1のパルス5に充分で
なければランプを始動するために繰返しパルスが
発生されるのを許容する。また、コンデンサ95
3a,953bが再充電されたあと、S.C.R.56
が再び点弧してランプに高電圧パルスを生じる。
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US05/940,435 US4230971A (en) 1978-09-07 1978-09-07 Variable intensity control apparatus for operating a gas discharge lamp
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EP0016756A1 (en) 1980-10-15
EP0016756A4 (en) 1980-10-15
DE2862469D1 (en) 1985-08-08
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