JPH01502288A - 内燃機関およびそれに類似した機械のピストン - Google Patents
内燃機関およびそれに類似した機械のピストンInfo
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
内燃機関およびそれに類似した機械のピストン本発明は、往復動式内燃機関また
は外燃機関およびコンプレッサのシリンダ中を摺動するピストン、すなわち、各
シリンダ機械に関するものであり、本発明は、好ましくは2ストロークまたは4
ストロークの往復動式内燃機関のピストンに関するものであるが、他の機械にも
応用可能である。本発明は、特に円筒形のスカート中に、コネクティングロッド
の部分的に球形の頭部をボールジヨイントのように収容する部分的に球面なベア
リング面を有する上記の機械類のピストンに関する。後述する理由により、上記
のベアリング面および/またはロッドの頭部は、構造上、部分的に厳密に球形と
はならない場合もあるが、表現を簡単にするため、本明細書では、「球形」とい
う表現を正確に球形である場合と、はぼ球形である場合との両方に用いることに
する。
上記のようなピストンは、例えばフランス国特許第965.449号、第1.5
47.151号およびイギリス国特許第293.506号に開示されている。こ
れらの公知のピストンにおいては、ピストンおよびロッドの金属で形成された2
つの部分的球形の要素は、少なくとも、例えば、ロッド中を縦に延びた通路を介
して供給される加圧されたオイルによりこれら2つの部分的球形の要素間に維持
されている潤滑油の薄い膜が無いと仮定すると、お互いに接触して変位すること
になる(これに関しては、フランス国特許第965.449号およびイギリス国
特許第293.506号を参照のこと)。
本発明の目的は、シリンダ中のピストンで定められる可変容積のチャンバ中に周
期的に発生する最大圧力がピストンに加える大゛きな力に耐えることができるよ
うな関節接合をピストンとロッドと間に実現することにある。
以下の記載で、「上」および「下」という表現を用いる場合には、ピストンは軸
が垂直となるように向けられ、ロッドはピストンの下に位置するように配置され
ているものとする。この仮定は、単に表現を簡単にすることを意図したものであ
って、実際に内燃機関またはコンプレッサにおいて、ピストンがこのように配置
されていることを意味するものではない。
本発明の第1の観点により提供される上記定義のタイプのピストンの特徴は、上
記頭部表面と反対側で一口した内部空洞部を有し、この内部空洞部の側面の少な
くとも一部は回転円筒形のベアリング面によって規定されており、ロッドの部分
的に球形の頭部によって規定される上記ピストンの空洞部内の空間には、ピスト
ンの運転圧力および運転温度で、はとんど非圧縮性で且つ粘性のある糊状または
塑性変形可能な流体が充填されており、上記の円筒形ベアリング面の直径はロッ
ドの部分的に球形の頭部の直径より僅かに大きくなっていて、ピストンの運転圧
力および運転温度において前記流体が前記空間の外へ漏れ出ない程度に、前記円
筒形ベアリング面とロッドの部分的に球形の頭部との間の動作間隙が小さくなっ
ている点にある。
前記円筒形ベアリング面の母線は、ピストンのスカートの母線と平行であり、こ
の円筒形ベアリング面は、このピストンのスカートと同軸であることが好ましい
。
前記流体が漏出するのを防止するためには、ロッドの部分的に球形な頭部と前記
流体との間に、流体の漏れない薄い金属の殻状部材を挿入し、この殻状部材を局
部的に前記円筒形ベア 1Jソングに向かって圧力液めすることにより保持し、
この円筒形ベアリング面に向かって圧力液めされた殻状部材の部分が、所定の限
度を超えた力が加わった時には、円筒形ベアリング面の軸方向に変位できるよう
に組み合わされているのが好ましい。
本発明の第2の観点によって提供されるピストンは、往復動式の内燃機関または
外燃機関およびコンプレッサ、すなわち、シリンダのピストンの頭部表面近傍の
作動ガスが高圧且つ高温となる機械、特に、2ストロークまたは4ストロークの
往復動式の内燃機関に用いられるピストンであって、コネクティングロッドの部
分的に球形をなす頭部がボールジヨイントのようにシリンダ中に収容されたピス
トンにおいて、外側が円筒形のスカート中に、前記頭部表面と反対側が開口し且
つ側面の少なくとも一部が回転円筒形のベアリング面で規定された空洞部を有し
、前記円筒ベアリング面は好ましくはピストンと同軸であり、前記空洞部内には
流体を漏らさない薄い金属の殻状部材が設置され、この殻状部材の円筒形をした
下部は、ピストンの回転円筒形のベアリング面に対して圧力液めされており、こ
の殻状部材のほぼ半球形をした上部にはロッドの頭部が支持されており、この殻
状部材のほぼ半球形の部分の外面によって、ピストンの空洞中には、ピストンの
運転温度および運転圧力で非圧縮性且つ粘性のある糊状または塑性変形可能な流
体が充填される空間が規定され、ロッドの部分的に球形の頭部の外径は、ピスト
ンの円筒形ベアリング面の直径より僅かに小さくなっていて、殻状部材の円筒形
部分が、前述の如く圧力液めされ、ピストンの運転温度および運転圧力下で前記
の流体が上記空間外に漏れ出ることを防いでいることを特徴としている。
好ましくは、前記の流体は、フッ素重合体で構成され、さらに詳細には、PTF
E (ポリテトラフルオロエチレン)またはテフロン■で構成される。しかしな
がら、他の材料であっても、ピストンの運転温度および運転圧力で化学的にも物
理的にも安定で、圧力をかけることにより可能な限り完全に前記の空間を満たす
ことができる程度に変形可能で(前記殻状部材が存在する場合でも)あり、しか
も、ロッドの部分的に球形の頭部または殻状部材と前記の円筒形ベアリング面と
の間の運転間隙から運転中に前記の流体が漏れない程度に粘性が高ければ使用可
能である。特に、高粘性を有する、例えば粘性ダンパ(または粘性ショックアブ
ソーバ)に使用されている、タイプのオイルが使用可能である。流体の前記定義
は、特に低粘性または中程度の粘性を有するオイルを除外したものであるという
ことが理解されるであろう。
このようにして、ピストンに対するロッドの相対的な位置に関係なく、後者にか
かる力は、前記の可塑性を有する変形可能な流体が形成するクッションを通して
、ロッドの部分球形頭部に均一に伝わり、また、この流体は所定の場所から漏れ
出ないようになっている。殻状部材(殻状部材がある好ましい態様において)は
、円筒形ベアリング面の軸線と平行な方向に可動であるので、この殻状部材は、
実際には殻状部材表面に垂直な方向の圧縮のみを受けるので、殻状部材が折れた
りまたは孔が開く危険はなく、殻状部材の軸方向の往復運動によって隙間は自動
的にシールされる。
前述のフランス国特許第1.547,151号では、PTFEのようなプラスチ
ック材料の層を、ピストンの部分的に球形の取付は部分とコネクティングロッド
の部分的に球形の頭部との間に直接配置することが提案されている。しかし、こ
の発明では、本発明の場合とは反対の側に、全く異なった目的のために設けられ
ることに注意されたい。PTFEのような合成樹脂をボールジヨイントの雄部材
および雌部材の両方に配すること、例えば、車両のステアリング機構(アメリカ
合衆国特許343,342.513号を参照)の互いに接して動く2つの要素の
両方を合成樹脂で構成することもまた公知であることにも注意されたい。
本発明に従うと金属の殻状部材は、ブロンズ、特にベリリュームブロンズ、また
は限界潤滑における優れた摩擦係数および高い延性を有する金属または合金であ
り、その厚さは、一般に、ロッドの部分的に球形の頭部の直径の1〜3%である
ことが好ましい。
前述の本発明の第2の観点によって提供されるピストンの場合には、殻状部材は
、そのほぼ半球形部分が、ロッド頭部の中心の上方を通る好ましくはピストンの
軸に垂直な平面上かまたは上部がこの平面で定められる、閉じた環状の線または
帯に沿って接触してロッドの球形頭部を支えるようになっていることがを利であ
る。加圧された潤滑油を供給するための一方向の手段は、上流側でチェックバル
ブを通してロッド中に設けられたオイル流路に通じており、前記の接触線または
接触帯の上方に、部分的に球形の頭部表面と金属の殻状部材の半球形部の内側表
面とで決められた位置に形成されたオイル隙間に開口している。
潤滑油の圧力は、前記のチェックバルブの上流側においては、少なくともエンジ
ンの運転サイクルの一部の間は、前記のオイル隙間の主圧力よりも高い。部分球
形頭部と殻状部材との間の空間は、前記接触線または接触帯の下側で、前記オイ
ル隙間の主圧力よりも低い低圧力域に通じている。
これにより、金属の殻状部材を、前記殻状部材内面に対して自由に枢軸旋回する
ことが可能でなければならないロッドの部分的に球形の頭部表面に加圧された潤
滑油を供給する手段に、組み入れることができる。前記のオイル隙間および潤滑
油供給方法の各種実施例は、後で詳しく説明する。
金属の殻状部材を備えている上記の場合には、ロッドの部分的に球形の頭部また
は金属の殻状部材のロッド頭部と対向する側には、公知の方法または前述の方法
で導入された潤滑油が、この金属の殻状部材とロッド頭部との間に供給されるよ
うに、溝またはオイル流路が設けられていることが好ましい。強調すべきことは
、これらのオイル流路は、PTFEまたは、PTFEと同様な物質または流体と
接触していない表面に設けられているので、これらの物質または流体で詰まる危
険がないということである。
前記の殻状部材がない場合にも、加圧された潤滑油は、ロッド頭部により一部が
定められる環状の空間に供給され、後述するように、随伴によって、ロッド頭部
に潤滑油膜が形成されることを促進する。
以下、本発明を添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。
第1図は、本発明の第1の実施例に従ったピストンとそれに対応するコネクティ
ングロッドとのアッセンブリの軸方向断面の一部を表した図である。
第2図は、ロッドの部分的に球形の頭部を第1図の矢印Fの方向から見たところ
を表した図である。
第3図は、ピストンとロッドとの間でボールジヨイントを形成する部品の詳細を
、組み立てる前の状態で表した図である。
第4図〜第7図は、本発明の利点を示した比較図である。
第8図は、本発明の第2の実施例によるピストンとそれに対応するコネクティン
グロッドとのアッセンブリの軸方向断面を軸で分割して表した図である。
第9図は、本発明の第3の実施例に従ったピストンとそれに対応するコネクティ
ングロッドとのアッセンブリの軸方向断面の一部を表した図である。
第10図は、本発明の第4の実施例に従ったピストンとそれに対応するコネクテ
ィングロッドとのアッセンブリの軸方向断面の一部を表した図である。
第11図および第12図は、2種類の異なった方法の潤滑手段をそれぞれ表した
図である。
第13図および第14図は、第12図に示した実施例に変更を加えた第1の例で
あり、それぞれ軸方向断面図とロッド頭部の平面図を示している。
第15図は、第12図に示した実施例に変更を加えた第2の例を示している。
参照番号1で示されている本発明の第1の実施例によるピストン(第1図および
第2図)は、シリンダ2中で摺動するよう構成されている。作動ガスは、このシ
リンダ2中でピストン1の頭部表面10近傍にある。
外形が円筒形のスカート3(もちろん、ピストンリングのための溝またはその他
類似のものを省いて「円筒形」という意味である)の内部に設けられたピストン
1は、ボールジヨイントの如くコネクティングロッド6の部分的に球形の頭部5
を収容する部分的に球形のベアリング面4を有している。
本発明に従うと、このピストンは、少なくとも一部が回転円筒形のベアリング面
8となっている内側の空洞部7(第3図を参照)を有し、この回転円筒形のベア
リング面8は、前記のスカート3と(必須ではないが)同軸であることが好まし
い(共通の軸をx−Xで示す)。円筒形ベアリング面の直径りは一ロッド頭部5
の直径dより僅かに大きい。空洞7は、第1図の下方の側の端部、すなわち頭部
表面10と反対側の端部で開口している。この空洞7の上部(第1図および第3
図によると)では、薄い金属の殻状部材9は、前記の頭部表面10とは反対方向
、すなわち、第1図および第′3図の下側方向を向いた凹面を有し、円筒形ベア
リング面8に向かって圧力液めされて、一定位置に保持され、また、上記ベアリ
ング面4は殻状部材9のほぼ半球形の面の内面9aによって構成されている。ま
た、空洞7中の殻状部材9の半球形面の外面9bで定められる空間12には、ピ
ストン1の運転温度および運転圧力下で事実上非圧縮性で且つ粘性のある、糊状
または可塑性の流体13が満たされている。
前述のように、この流体または物質13は、ポリテトラフルオロエチレンまたは
同等のペーストが有利である。
ベアリング面8が回転円筒形であり、ロッド頭部5が部分的に球形であること並
びにベアリング面8の直径が上記の大きさDであることによって得られる利点に
ついては、第4図〜第7図を比較することによって理解できよう。第4図〜第7
図では、金属の殻状部材9は、図面を簡単にするため、また、後述(第9図)の
殻状部材9を無くした実施例を考慮して省略しである。
実際に、円筒形ベアリング面8の直径が小さ過ぎる場合(第4図)には、頭部5
と円筒形ベアリング面8の端との間は金属同士で接し、流体または物質13によ
る液圧は存在しない。
円筒形ベアリング面8の直径が大き過ぎる場合(第5図)には、第5図の矢印で
示されるように、物質13が側方から漏れる。
空間7の開口部の直径が正しくても、ベアリング面の側面が円筒形でない場合(
第6図)には、摩耗、偏変形(弾性的または非弾性的)または偏膨張が原因で生
じる隙間が吸収されず、第5図で示したような側方からの漏れが最終的に起こる
。
空間7が、本発明に従って形成されている場合(第7図)には、隙間は自動的に
吸収(シール)される。
好ましい実施例に従うと、金属の殻状部材9は、ブロンズ、特にベリリニームブ
ロンズ、または限界潤滑における優れた摩擦係数および高い延性を有する金属ま
たは合金製である。それぞれロッド6と頭部5を貫通する流路14および15と
して図示された、加圧された潤滑油を頭部5の外面と殻状部材9の内面9aとの
間に供給する常套手段が、設けられていることが理解される。
部分的に球形の頭部(第2図)または殻状部材9(第3図)の内面9a°には、
溝またはオイル導路16が設けられていることが好ましい。
前記の特徴を有するピストンは以下のようにして製作することができる。すなわ
ち、ベアリング面4中にコネクティングロッド6の頭部5が挿入し、次いで、こ
の頭部5の位置を固定する。この固定は、少なくとも4ストロ一ク内燃機関のピ
ストンでは、例えば第1図の上方向に向かって弾性的に付勢する固定リング17
によって行うことができる。この固定リング17は、外側からピストンに向かっ
て弾性付勢するリング18によって支持されている。2ストロ一ク内燃機関のピ
ストンの場合には、エンジンの運転サイクル中に、ピストンに対して力は常に同
方向から働くので、リング17.18のような支持手段は省略することができる
。
運転時には、ピストン1の上部表面に作動ガスの圧力により生じた力は、物質1
3が構成するクッションにより、頭部5上へ均一に分配される。
第1図および第8図に図示されるように、金属の殻状部材9は、ピストン10円
筒形ベアリング面8中に圧力液めされて所定の位置に維持されている。この殻状
部材に所定の限度を超える力がかかると、殻状部材は上記円筒形ベアリング面の
軸X−Xと平行な方向に移動できるようになっている。
第1図に示した実施例に従うと、殻状部材9は、半球形部分が延長されて、ピス
トン10円筒形ベアリング面8と接する円筒形スカート11となり、頭部5と円
筒形ベアリング面8との間は他の固定手段を用いずに圧力液めのみによって取付
けられている。この圧力液めは、殻状部材9の厚さく静的な)および/または殻
状部材9の外径および前記の直径りとdとの差を適当に選択することにより決め
られる。殻状部材9の厚さは、一般に頭部5の直径の1%〜3%の間である。
第8図の実施例に従うと、殻状部材9の半球形部分には、ピストンlのスカート
3の基部きこのスカートにネジのような適当な手段で固定されたリング22との
間に保持される大きく張り出したスカート20がつながっている。殻状部材9が
、軸x−xと平行な方向に動くことが可能となるように、ピストン1のスカート
3の基部は表面21が丸く成形され、殻状部材90寸法は、特にスカート200
寸法において、流体または物質13の体積を考慮した上で、静的な状態では、間
隙23が、丸い表面21と殻状部材90対向する部分9cとの間に形成されるよ
うに決められている。この間隙が存在することによって、9Cの部分は、殻状部
材9がピストン1の円筒形ベアリング面8に対して軸方向に動いた時に、張力を
受けずに変形可能となる。
第9図の実施例it、第1図、第2図および第8図の実施例と較べ、コネクティ
ングロッド6の部分的に球形の頭部5とピストン1の円筒形ベアリング面8との
間の殻状部材9が省略されているところが異なる。言い換えれば、可塑性の物質
13は、頭部5に直接接触し、物質13の粘性の特性を考慮して、単に頭部5と
円筒形ベアリング面8との間隔を選択する(または結局同じことであるが、直径
りおよびdの差を選ぶ)ことのみで空間7から漏れないように構成されている。
部分的に球形の頭部5の直径断面積とピストン1の断面積(軸X−Xに垂直な方
向で測定した)との比は、0.5以上であることが好ましく、物質13および頭
部5上に運転中に生じる圧力応力を限定するので有利である。第1図および第8
図はこのように図示されていないが、この特徴は、殻状部材9がある場合にも同
様に有利である。
第9図の実施例では、第1図、第2図および第8図において参照番号16で示し
たオイル導路を設けていない。その理由は、上記オイル導路が物質13で詰まり
、物質13が漏れ易くなるためである。この実施例の場合には、コネクティング
ロッド6中に設けられた流路14を介してコネクティングロッド50頭部を貫通
する通路に加圧下の潤滑オイルが供給される。この通路は部分的に球形の頭部5
0表面の中心Cを通る軸x−xに垂直な「赤道」面P(第9図)の下側に常に開
口する流路15aと連通しており、この流路15aは、前記の面Pの下側でリン
グ17aで限定された現状のオイル溜まり25の上に開口している。リング17
aは、第1図のリング17と同様であるが、流路14および15aからオイル溜
まり25に流れ込んだ潤滑油を排出する排出孔26が設けられている。このよう
なオイルの循環により、ロッド頭部5とピストン1とが強力に冷却され、また、
ロッド頭部5には随伴作用による潤滑油膜が維持される。
何れの場合でも、円筒形ベアリング面8の高さは、ピストン1に対するロッド6
の頭部5の軸方向の移動に適応するのに十分な長さでなければならない。この軸
方向移動は、熱膨張の差(熱膨張係数の差による)、および/または物質13の
圧縮性、および/または製造公差、および/または摩耗現象に対応して定してい
る。明確な利点があるにもかかわらず、この物質には、ある欠点がある。特に、
殻状部材9(殻状部材9がある場合)の微小または極微小の変形に対して、PT
FEの形成するクッションの側は、追随しないことが起こりがちである。さらに
、変形の横方向の緩和時間は比較的長い。
PTFEの上記欠点を克服するため、PTFEに代えて、粘性ダンパに用いられ
るシリコンオイルのような高粘性の液体を用いることが好ましい場合もある。こ
の場合には、運転中に周期的な変形を受ける殻状部材9とともに用いることが好
ましい。
第10図にこの場合を図示する。第10図では、空間12には、気泡を生じさせ
ないために底部(充填部の)がら孔27を通して注入された高粘性を有するオイ
ル13が充填され、孔27は、充填後密栓または尖ったねじ28で閉じられる。
充填中、空気は空間12の(充填部の)上部のパージ孔31から抜け、充填後パ
ージ孔31は密栓または尖ったねじ32で閉じられる。空間12は、赤道面Pの
直下の円筒部29(丸溝ではない)が境界となっている。実際には、赤道面Pま
で粘性液体13が形成するクッションの厚さを確保して、前記面Pまで前記のク
ッションの液圧を連続させる必要がある。環状の封止要素30は、ピストン1に
設けられた溝に配置される。この溝は、液圧によって殻状部材9が動くことによ
って円筒形ベアリング面8から離れ、それによって粘性液体13が漏れることが
ないように、円筒形ベアリング面8上の前記円筒部29の下側で、前記の赤道面
Pにできるだけ近づけて形成される。高粘性オイル13の圧縮性が無視できるよ
うにし且つこのオイルが、本明細書の初めに記した一般的な定義である、運転温
度および運転圧力において事実上非圧縮性となるようにするためには、空間12
を例えば2Wm程度にすることが必要である。
次に、殻状部材9を用いて、殻状部材9とロッド頭部5との間に潤滑油膜を維持
する手段を説明する。
本発明に従うと、第11図に示すように、殻状部材9は、はぼ半球形の部分9a
、9bが、コネクティングロッドの頭部5の中心Cよりも上(プレアンブル中で
説明した定義による)の、好ましくは、ピストン1の軸X−Xに垂直な、面Qに
位置する閉じた環状の接触線33でコネクティングロッド60部分的に球形の頭
部5に接するように形成されることで前記の手段を構成する。変更を加えた例と
しては、殻状部材9は、接触線33および/または面Qで上部が決定される環状
の帯34に沿って頭部5と接触する。加圧された潤滑油を供給するだめの一方向
の手段は、に設けられたオイル流路14に通じており、前記の接触線33(また
は接触帯34)の上方で、部分的に球形の頭部5の一部と金属の殻状部材9の一
部とで決められた位置に形成されたオイル隙間36に開口している。このアッセ
ンブリは、チェックバルブ35の上流側における潤滑油の圧力が、少なくとも作
動ガスの圧縮−膨張サイクルの一部の間は、オイル隙間36の主圧力を超えるよ
うに構成されている。最終的には、ロッド頭部5と殻状部材9との間で接触線3
3または接触帯34の下側の空間37は、低圧の、すなわちオイル隙間36の主
圧力の最大値より低い圧力の、排出部38に通ビる。第9図のリングに類似した
リング17aが、頭部5をピストン1の内側に維持するために設けられている場
合には、空間37を排出部38と連結するために、リング17aを貫通した排出
孔またはリング17aの廻りに形成されたオイル流路26が少なくとも1個はな
ければならない。もし、空間37が液体を漏らさない構造であるならば、潤滑油
はオイル隙間36から流出しなくなってしまう。
第13図および第14図に示すように、オイル隙間36は実質的に殻状部材9と
ロッド頭部5の間で、両者の接触線33または接触帯34の上側に位置し、網目
状に配された溝に構成されていることが好ましい。これらの溝は、39のように
、殻状部材9のロッド頭部5と対向する表面の少なくとも1つに設けられ、一方
向の潤滑油供給手段の出油口すなわちチェックバルブ35の下流側とつながって
いる。図面を簡単にするために、第11図には、殻状部材9とロッド頭部5との
間の空間と接触線33と接触帯34シか表していない。後者は、第14図にも表
しである。溝39およびその他の溝の幅は、殻状部材9の厚さとほぼ等しいこと
が好ましい。一般的には、溝39は、との交点を通り、接触線33または接触帯
34に通じる経線方向の溝である。平面Pを「赤道j面と称したように、「経線
」という語は、ロッド頭部5を地球儀に例え、極線がコネクティングロッド6の
軸を構成し、第13図に示すようにロッド6がピストン1の軸上に位置するとき
は、極線はピストン1の軸x−xと一致する。
第14図および第15図に示すように、加圧された潤滑油を供給する一方向の手
段の出油口は、ロッド頭部5の部分球形表面とピストン10軸x−Xとの交点に
、ロッド6とピストン1との相対的な角位置に関係なく位置し、溝39は、この
交点を通り、接触線33または接触帯34の上限につながっている。
経線方向の溝39に加えて、少なくとも1本の他の溝40が、ロッド頭部5上で
、接触線33または接触帯34の上側または接触帯34の上限にあるピストンl
の軸x−xに垂直な経線方向の面に設けられている。さらに少なくとも1本の他
の溝41が、頭部5上で、接触線33または接触帯34の下側または接触帯34
の下限にあるピストン1の軸X−xに垂直な面に設けられている。これらの溝と
は別に、溝42が経線方向の面の接触帯34の下側に設けられていてもよい。変
更を加えた例として、溝39.40および41が、殻状部材9の内面9b上にあ
ってもよい。この場合のこれらの溝の位置は、少なくともロッド6がピストン1
と一直線上にあるときは、これらの溝がウッド頭部5上の設けられた場合の好ま
しい位置と、同じ位置にあることが好ましい。
第11図に示した配置に従うと、殻状部材9の厚さおよび殻状部材9の材料の剛
性はピストン1にかかる合力が最大のときに殻状部材9のほぼ半球形の上部9a
、9bが弾性変形によりロッド頭部5の球形部の外側に固着し、オイル隙間36
に溜まっているオイルが、前記の排出部38に近接した油膜を形成する間、前記
の接触線33または接触帯34を通って排出される程度に十分小さくなければな
らず、また、ピストンlにかかる合力が最小となったときには、殻状部材9が初
期の形状を回復し、オイル隙間36の主圧力が、チェックバルブ35を通して一
方向のオイル供給手段により供給される油圧よりも低くなる程度に十分大きくな
ければならない。
ピストンの往復運動の間に、殻状部材9のほぼ半球形の部分は、以下のようにし
てダイアフラムポンプの機能を果たす。すなわち、このポンプの吸入行程は、オ
イル隙間36の拡大で実現され、排出行程は、殻状部材90弾性変形によるオイ
ル隙間36の縮小で実現される。
この場合、殻状部材9は、以下の如く形成されていることが好ましい。
(a) 静止状態での殻状部材の上部形状がほぼ半球形である場合には、殻状部
材9は、所望の形状を付与するダイスによるプレス加工で形成されることが好ま
しい。この場合、ロッド頭部5を完全な球形(もちろん、ロッド6と接続する下
部を除いて)とすることができる。
この方法の欠点は、オイル隙間36がピストン1に対して固定されており、ロッ
ド6に対して固定されている出油口からこのオイル隙間にオイルを供給する溝が
必要なことである。
(b) 静止状態での殻状部材の上部形状が半球形である場合には、ロッド頭部
5は、出油口の廻りにオイル隙間36が形成されるように機械加工されることが
好ましい。この機械加工は、例えば、ディジタル制御加工機で行うが、部材を回
転することで実現される。この場合は、(a)で述べた溝を省くことができる。
第12図〜第15図に示した第2の配置に従うと、加圧さ、れたオイルを供給す
る一方向の手段は、コネクティングロッド6とロッド頭部5とのアッセンブリに
組み込まれたピストンポンプで形成され、このポンプは吸入バルブ43を通して
オイルを吸引し、前記のチェックバルブ35を通してオイルを排出する。
この構成の利点は、前記のポンプが、吸入バルブ43とチェックバルブ35との
間に位置し、ロッド頭部5中の穴46の中で軸方向に摺動可能なピストンとなる
ように上部45が構成されているコネクティングロッドの胴部6により定められ
た可変容積の空間44で構成されていることにある。ロッドの胴部6とロッド頭
部5との間には、ばねが挿入されている。
このばねの圧縮可能な長さは、2個のバルブ35.430間の前記の空間44に
中に入ったオイルの圧力が、作動ガスの圧縮−膨張サイクルの少なくとも一部の
間に、前記オイル隙間36にかかっている圧力を超えるのに十分である。このば
ねの長さは、その圧縮率が、ばねを構成している材料の弾性変形限界および疲労
限界を超えない長さである。このばねのばね定数は、ピストン1に対してかかる
合力が最も大きいときに、ロッド頭部5のベアリング面とロッド6胴部が互いに
接触する程度に小さく、ピストンに対してかかる合力が最小であるときにばねが
伸びることができる程度に大きい。
第14図に図示されている最も簡単な実施例に従うと、問題の特表千1−502
288 (7)
ばねは単なるコイルスプリング47である。ロッド頭部5がロッド6から離れる
行程は機械的な手段(不図示)で制限する。
第13図〜第15図に示されているより精巧な実施例に従うと、前記のバネは、
金属の棒で形成され、この金属はチタニウムであることが好ましい。
第13図の実施例に従うと、この金属の棒は、参照番号48で示されているが、
中空でコネクティングロッド6の胴部の端部45を取り囲んでいる。この端部4
5は、隣接するロッド6の胴部に比較して、円筒形に細くされ、中空棒48の軸
方向の一端部を支える環状の肩部49を形成する。
第13図の変形例に従うと、この金属の棒は、ここでは参照番号50で示されて
いるが、ロッド6中の流路14の延長である流路51を別にすれば、中実である
。
何れの実施例を採用しても、棒48または50の収縮率はおよそ0.25%であ
り、断面積はピストン1の断面積の約3%が好ましい。
46または50のような金属棒は、通常変形しないと考えられるが、断面積が、
加わる圧縮応力に対して、十分に小さく、しかしながら棒を構成している金属の
弾性圧縮の領域内に留まる程度に大きければ、バネと同様の挙動を示す。第12
図のスプリング47に対する金属棒の利点は、全体の大きさが縮小されることお
よび有害な空間が減少することにある。鉄鋼でなくチタニウムを選択することは
、チタニウムのヤング率(11,3x 10’bars)が、鉄鋼のヤング率(
22X 105bars)のほぼ2分の1であることから正当化できる。与えら
れた応力に対して、棒46または50の圧縮行程は、鉄鋼の棒の2倍であり、与
えられた圧縮行程に対してチタニウムの棒の長さは、鉄鋼の棒の2分の1である
。
りr8
り’gr /4
国際調査報告
国際調査報告
FR8800097
SA 21127
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.往復動式内燃機関または外燃機関またはコンプレッサ、すなわち、各シリン ダ(2)中でピストン(1)の頭部表面(10)近傍の作動ガスが、高圧且つ高 温となる機械、好ましくは2ストロークまたは4ストロークの往復動式内燃機関 に用いられるシリンダ中を摺動ずるピストンであって、このピストン(1)が、 外側が円筒形のスカート(3)中に、コネクティングロッド(6)の部分的に球 形の頭部(5)をボールジョイント状に収容する部分的に球形のベアリング面( 4)を有しているものにおいて、前記頭部表面(10)と反対側に向かって開口 し且つ側面の少なくとも一部に回転円筒形のベアリング面(8)が規定された空 洞部(7)を有し、ロッド(6)の上記の部分的に球形の頭部(5)によってこ の空洞部(7)内に形成される空間(12)が、ピストンの運転圧力および運転 温度で実質的に非圧縮性で且つ粘性を有する糊状または可塑性の流体(13)で 充填されており、上記円筒形ベアリング面(8)の直径(D)が、ロッド(6) の上記部分的に球形の頭部(5)の直径(d)より僅かに大きくなっていて、ピ ストンの運転圧力および運転温度下で、上記円筒形ベアリング面(8)と上記の 部分的に球形の頭部(6)との間の動作隙間から上記流体(13)が上記空間の 外へ漏出しないようになっていることを特徴とするピストン。 2.前記円筒形ベアリング面(8)の母線が、ピストン(1)の外側が円筒形の スカート(3)の母線と平行であり、前記円筒形ベアリング面(8)が前記スカ ート(3)と同軸であることを特徴とする請求項1に記載のピストン。 3.ロッド6の上記部分的に球形の頭部(5)と前記流体(13)との間に配置 された薄い金属の殻状部材(9)を有し、この殻状部材(9)が前記円筒形ベア リング面(8)中に圧力嵌めされて所定位置を維持していて、所定の限界を超え た力が加えられた場合には、前記円筒形ベアリング面(8)中に圧力嵌めされた 殻状部材(9)部が円筒形ベアリング(8)の軸線に平行な方向へ移動可能にな っていることを特徴とする請求項1または2に記載のピストン。 4.往復動式の内燃機関または外燃機関またはコンプレッサ、すなわち、各シリ ンダ(2)中でピストン(1)の頭部表面(10)近傍の作動ガスが高圧且つ高 温となる機械、好ましくは2ストロークまたは4ストロークの往復動式内燃機関 のシリンダ中で摺動ずるピストンであって、コネクティングロッド(6)の部分 的に球形の頭部(5)をボールジョイント状に収容しているようなピストンにお いて、 外側が円筒形のスカート(3)中に、前記頭部表面(10)と反対側で開口し且 つ側面の少なくとも一部にピストン(1)と好ましくは同軸である回転円筒形の ベアリング面(8)が形成されている空洞部(7)を有し、この空洞部(7)中 にはぼ半球形状の流体を漏らさない薄い金属の殻状部材(9)が設けられ、この 殻状部材(9)の円筒形の下部(11)はピストン(1)の回転円筒形のベアリ ング面(8)中に圧力嵌めされ、その上部はロッドの頭部(5)を支えており、 この金属殻状部材(9)のほぼ半球形の部分の外面(9b)によってピストン( 1)の上記空洞部(7)中に空間(12)が規定され、この空間(12)中には ピストン(1)の運転温度および運転圧力下で非圧縮性で且つ粘性を有する糊状 または可塑性の流体が充填されており、ロッド(6)の部分的に球形の頭部(5 )の外径(d)は、殻状部材(9)の円筒形部分(11)が上記圧力嵌めされ且 つピストン(1)の運転温度および運転圧力下で前記の流体が前記の空間(12 )外に漏出するのを防止できるように、ピストン(1)の円筒形ベアリング面( 8)の直径(D)より僅かに小さくなっていることを特徴とするピストン。 5.殻状部材(9)がブロンズ、特にベリリウムブロンズまたは限界潤滑におけ る優れた摩擦係数および延性の高い金属または合金で作られていることを特徴と する請求項3または4に記載のピストン。 6.導入された潤滑油が上記金属の殻状部材(9)とロッド頭部(5)との間に 供給されるように、ロッド(6)の部分的に球形の頭部(5)または金属の殻状 部材(9)のロッド頭部(5)と対向する表面(9a)に溝またはオイル流路( 16)が設けられていることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の ピストン。 7.殻状部材(9)が、ピストン(1)の円筒形ベアリング面(8)中に、他の 固定手段を用いすに、圧力嵌めのみでピストン(1)中に固定されていることを 特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載のピストン。 8.殻状部材(9)が、ピストン(1)のスカート(3)の基部に保持される大 きく張り出したスカート(20)と連続した半球形部分を有し、ピストン(1) のスカート(3)の基部と殻状部材(9)の前記スカート(3)の基部に対向す る部分(9c)との間に、静止状態で間隙遊びが存在するように全体が組み立て られていることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載のピストン。 9.殻状部材(9)の厚さが、ロッド(6)の部分的に球形の頭部(5)の直径 (d)の1%〜3%であることを特徴とする請求項3〜8のいずれか1項に記載 のピストン。 10.前記流体(13)がフッ素重合体特にポリフルオロエチレンであることを 特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のピストン。 11.前記流体(13)が、例えば粘性ダンパに用いられる高粘性型オイルであ ることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のピストン。 12,部分球形頭部(5)の直径断面積とピストン(1)の断面積との比が0. 5以上であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のピストン 。 13.請求項3または4に記載されるか、これらと請求項5〜12のいずれか1 項とを紺み合わせて得られるピストンであって、前記殻状部材のほぼ半球形部分 が、ロッド頭部(5)の中心(C)の上側で好ましくはピストン(1)の軸(X −X)に垂直な平面(Q)上の閉じた環状の接触線(33)または前記平面(Q )で上部を限定される接触帯(34)でロッド(6)の部分的に球形の頭部(5 )に接するように殻状部材(9)が構成され、ロッド(6)中に設けられている オイル流路(14)に、チェックバルブ(35)を介して、上流側で連通した加 圧された潤滑油を供給する一方向手段が、前記接触線(33)または接触帯(3 4)の上側でロッド頭部(5)表面と殻状部材(9)とで定められるオイル隙間 (36)に開口し、滑滑油の油圧が、チェックバルブ(35)の上流側では、少 なくとも作動ガスの圧縮−膨張サイクルの一部の間に、前記オイル隙間(36) の主圧力を超え、ロッド頭部(5)と殻状部材(9)との間では、前記接触線( 33)または接触帯(34)の下側の空間(37)が、前記オイル隙間(36) の主圧力の最大値よりも低い低圧の排出部(38)と連通するようになっている ことを特徴とするピストン。 14.前記オイル隙間(36)が、接触線(33)または接触帯(34)の上側 に位置し、殻状部材(9)とロッド頭部(5)との間の空間と殻状部材(9)お よびロッド頭部(5)の互いに対向する表面の少なくとも一方に設けられた網目 状の溝(39,40,41,42)とによって実質的に構成され、前記溝の幅が 、殻状部材(9)の厚さと同じであり、これらの網目状の溝(39,40,41 ,42)が、一方向の潤滑油供給手段と連通していることを特徴とする請求項1 3に記載のピストン。 15.加圧された滑滑油を供給する一方向の手段の前記出油口がロット頭部(5 )の部分的に球形の表面とピストン(1)の軸(X−X)との交点に位置し、少 なくとも前記溝(39)の何本かは、前記交点を通り且つ接触線(33)または 接触帯(34)に通じる経線方向の溝であることを特徴とする請求項14に記載 のピストン。 16.前記溝の少なくとも1本(40)が、好ましくはロッド頭部(5)表面上 で、少なくともロッド(6)がピストンと同軸に位置する場合に、ピストン(1 )の軸(X−X)に垂直な平面で且つ前記接触線(33)または接触帯(34) の上側および/または下側に設けられていることを特徴とする請求項14または 15に記載のピストン。 17.前記の溝の少なくとも複数(41,42)が、好ましくはロッド頭部(5 )表面上で、前記接触線(33)または接触帯(34)の下側で、好ましくは経 線方向の平面に設けられていることを特徴とする請求項14〜16のいずれか1 項に記載のピストン。 18.殻状部材(9)の厚さおよび殻状部材を構成する材料の剛性が、殻状部材 (9)のほぼ半球形の上部(9a,9b)が、ピストン(1)の受ける合力が最 大となったときには、ロッド頭部(5)の部分的に球形の外形は弾性変形により 完全に固着し且つオイル隙間(36)に溜まっているオイルは油膜を形成するこ とにより前記接触線(33)または接触帯(34)を通って前記排出部の方へ排 出される程度に小さく、ピストン(1)の受ける合力が最小となったときに、殻 状部材(9)が初期の形状に回復し且つオイル隙間(36)の主圧力が一方向の オイル供給手段により供給されるオイルの圧力よりも低くなる程度に大きいこと を特徴とする請求項13〜17のいずれか1項に記載のピストン。 19.加圧されたオイルを供給する一方向の手段が、吸入バルブ(43)を通し てオイルを吸入し、チェックバルブ(35)を通してオイルを排出するピストン ボンブで構成されていることを特徴とする請求項13〜17のいずれか1項に記 載のピストン。 20.前記ボンブが、前記吸入バルブ(43)と前記チェックバルブ(35)と の間に位置し、ロッド頭部(5)中の穴(46)の中で軸方向に摺動可能なピス トンとなるように上部(45)が構成されているコネクティングロッド本体胴部 により定められた可変容積の空間(44)で構成され、バネ(47)がロッドの 前記胴部と前記の部分的に球形のロッド頭部(5)との間に挿入されていること を特徴とする請求項19に記載のピストン。 21.バネ(47)の圧縮行程が、2個のバルブ(35,43)の間に前記空間 (44)に溜まったオイルの圧力が、少なくとも作動ガスの圧縮−膨張サイクル の一部の間では、前記オイル隙間(36)の主圧力を超える程度の長さであり、 このバネ(47)の長さは、バネの圧縮度がバネを構成している材料の弾性変形 限界および疲労限界を超えない程度の長さであり、ばね定数は、ピストン(1) に対してかかる合力が最も大きいときに、ロッド頭部(5)のベアリング面とロ ッド(6)胴部が互いに接触する程度に小さく、ピストン(1)に対してかかる 合力が最小であるときにバネが伸びることができる程度に大きいことを特徴とす る請求項20に記載のピストン。 22.前記バネが金属の棒(48,50)で形成されていることを特徴とする請 求項21に記載のピストン。 23.棒(48,50)の材料が、チタニウムであることを特徴とする請求項2 2に記載のピストン。 24.棒(48,50)の収縮率が、0.25%であることを特徴とする請求項 23に記載のピストン。 25.棒(48,50)の断面積が、ピストン(1)の断面積の約3%であるこ とを特徴とする請求項23または24に記載のピストン。
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