JPH01501983A - フィルタ付き電気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 フィルタ付き電気装置およびそれを製作する方法この発明は、電気コネクタに関 し、より詳細には、電磁的干渉および無線周波的干渉に抗して保護を施すための フィルタ付き電気コネクタおよびフィルタ装置に関する。

電気回路は、しばしば、同システムに入る電磁的干渉（ＥＭＩ　）および無線周 波的干渉（ＲＦＩ）により発生される破裂から保護されねばならない。

ＥＭＩ／ＲＦＩのエネルギに抗して電子機器を保護することに加えて、静電気の 放電（Ｅ　Ｓ　Ｄ）および電磁的パルス（ＥＭＰ）に起因する電力のサージ（動 揺）から、同機器を保護する必要もある。ＥＳＤおよびＥＭＰにより発生される 高電圧は、電圧感応集積回路等を破損する可能性がある。

今日の電子回路は、しばしば、高密度で多接点の電気コネクタを使用することを 必要とする。例えばＥＭＩおよびＲＦＩを抑制するために、フィルタを施す能力 のあるコネクタを用意することが望ましい多くの用例が存在する。しかし、同コ ネクタの便宜性と融通性を保持するためには、前記フィルタを施す能力が、前記 各コネクタおよびそれらのフィルタを施されない相対部品との間での完全な交換 可能性を許容する方法で、各コネクタ内に併有されるのが望ましい。特に、どの フィルタ付きコネクタも、多くの用例において、前記フィルタを施されないコネ クタとほぼ同一の寸法を保持すべきであり、且つ同一の接点構造を有するべきで あり、その結果、いずれもが適宜の嵌合コネクタへ接続されることができるよう になる。その上、コネクタ中の成るラインのみにフィルタを施すことと、各用例 が選択された異なるラインのみがフィルタを施されることを必要とする多数の用 例において、同一の基本的コネクタを使用することとが時に望ましい。

コネクタの内部構造を変えることなく、望ましくなＬ２干渉に抗して保護を行な うための１つの手段は、シールドを使用することによる。同シールドは、幾つか の形態を取ることができる。しかし、適切な保護のためには、同シールドの連続 性に破断がないことが本質的に重要である。

干渉に抗する他の保護手段は、フィルタ・スリーブおよび平坦なフィルタ部材の 使用を含む内部フィルタ構造を使用することを含んでいる。これらの方法の両方 は、一般に、前記スリーブまたは他のフィルタ装置を収容するために前記コネク タ内に追加のスペースを必要とする。さらに、このタイプのコネクタは、しばし ば、同コネクタの製造中に多数の集約労働の工程を含む。これらのコネクタは、 自動機器により容易に製造可能なものではない。

多くの例において、既に存在するフィルタ無しのコネクタへフィルタを設けるた めに、「付属」装置である外部フィルタ装置を用いるのが望ましい。これは特に 、同一の基本的コネクタが多数の異なる用途に使用されることができるときに、 各用途が当該コネクタ中の異なるラインにフィルタを施すことを必要とする場合 に望ましいことである。

また、フィルタを設けられた装置が、コスト的にさらに有利な方法で製造される ことを可能にするようなロボット装置等による、組立ラインの自動化に向く方法 を見出すことも望ましい。

本発明によると、電気コネクタのような電気製品へ固定されることができる電気 的構成体が用意され、同電気的構成体は、前記製品の回路経路に係合可能であっ て、それらの回路経路にフィルタを施すことができる。同電気的構成体は絶縁性 ハウジング部材を具備し、このハウジング部材は、これ６中に固定される複数の 接点部材を有するとともに、自らの第１面に沿う複数のフィルタ受容開口を備え ている。前記接点部材は、第１および第２接点部分を有し、前記第１接点部分は 、前記製品の前記回路経路の対応する接点部分と係合することができる。前記第 ２接点部分は、前記ハウジング部材のフィルタ受容開口の底部表面に沿って露出 される。複数の第３接点部分が、前記第２接点部分とペアを形成され且つ同第２ 接点部分から離間されるとともに、前記ハウジング部材の底部開口表面に沿って 露出される。さらに、前記構成体は、前記第３接点部分から外側へ突出する母線 手段を具備し、同母謀手段は、前記電気製品のアース手段により係合されるよう に適合されている。

複数のフィルタ部材が、各開口内に配置され、且つ第２およびＷ、３接点部分の 各ペアへ電気的に連結される。

前記本発明の電気的構成体は、前記第１接点部分を前記電気製品の各回路経路へ 電気的に係合さ、せるとともに、前記母線手段を当該構成体の前記ハウジング部 材である前記製品用のアース手段へ電気的に係合させることにより、連係する電 気製品へ接続される。好ましい実施例において、前記電気的構成体のハウジング 部材は、前記電気製品の外表面へ固定される。

本発明の目的は、電気コネクタまたは他の電気製品に対して、外的に取り付けら れることが可能な電気的フィルタ手段を提供することにある。

本発明の他の目的は、現存するフィルタ無しのコネクタへ付着されることができ るフィルタ装置を提供することにある。

本発明のその他の目的は、自動的組立て手法に適する外的フィルタ装置を提供す ることにある。

本発明の他の目的は、連続ストリップ（帯状材料）で製造されることができるフ ィルタ装置を提供することである。

本発明の他の目的は、現存する旧型のコネクタを改装するために使用されること ができるフィルタ装置を製造する方法を提供することである。

さらに、本発明の目的は、コネクタにフィルタを施すための装置であって、同フ ィルタ装置が選択された回路経路上に包含されることができる当該フィルタ装置 を提供することである。

本発明それ自体、ならびに他の目的およびそれの付随する利点は、添付図面に関 連する以下の詳細な説明を参照することにより、最も良く理解されるであろう。

図面において、 第１図は、本発明の電気装置の斜視図である。

第２図は、部品が分解されている第１図の２−２線に沿って取られた断面図であ る。

第゛３図は、本発明による装置を作るための連続的なプロセスの全工程を示して いる。

第４図は、本発明の装置を取り付けられた電気コネクタ組立体の組立て後の斜視 図である。

第５図は、第３図のコネクタ組立体の分解斜視図である。

第６図は、接点部材の代替実施例のストリップの平面図である。

第７図は、ｊｉ６図の接点部材を有する装置の代替実施例を示す破断斜視図であ る。

第８図は、２つの電気コネクタ間の相互接続システム内に使用された第７図の装 置を示している。

第９図は、組立て済みの第８図の電気コネクタの斜視図である。

ｍ１０図は、電気コネクタへ取り付けられた本発明の装置の他の代替実施例を示 す斜視図である。

第１０Ａ図は、第１Ｏ図の装置の断面図である。

第１１図は、印刷回路基板へ取り付けられた前記装置のさらに他の代替実施例を 示している。

第１１Ａ図は、第１１図の装置の断面図である。

以下、第１．２および３図を参照すると、フィルタ装置１０が、電気製品の選択 された回路経路へフィルタを施すために、同電気製品に対して使用されるように 構成されている。装置もしくはコンポーネントｌＯは、複数の接点部材１２と、 絶縁ハウジング部材４０と、フィルタ部材５４とから構成されている。接点部材 １２は、第１および第２接点部分１番および２４のそれぞれを有している。第１ 接点部分１４は、電気製品の対応する接点部分と係合することができる。複数の 第１接点部分１４は、前記ハウジング部材４０内に固定される。

絶縁性ハウジング部材４０は、その第１表面４２に沿う複数のフィルタ受容開口 ４８を備えている。複数の第２接点部分２４は、各開口４８の底部表面５０に沿 って露出されている。複数の第３接点部分３０が、第２接点部分２４とペアにさ れ、且つ符号２Ｂの個所でそれらから離間されている。第３接点部分３０も、各 フィルタ受容開口４８の底部表面５０に沿って露出されている。母線手段３番が ハウジング部材４０内に固定され、当該母線手段３４は、前記第３接点部分３０ から外側へ突出し、且つ電気製品上のアース手段により係合されるように構成さ れている。複数のフィルタ部材５４が、ハウジング部材４０の各フィルタ受容開 口４８内に配置され、且つ第２接点部分２４および第３接点部分３０の各ペアへ 電気的に連結される。

フィルタ部材５４は、例えばチップ形キャパシタ、レジスタ、ユニポーラもしく はバイポーラ拳ダイオード等の、表面取付けが行なわれる構成要素である。第１ 接点部分１番は接続手段１８をさらに有し、接続手段１８は、下記で説明される ように、第１接点部分１４を電気製品の対応する接点部材へ電気的に接続するた めの開口２０を自らの内に有している。

第３図に示されているように、電気装置１０は、当該技術において既知の銅、ま たは燐青銅（ｐｈｏｓｂｒｏｎｚｅ）のような適宜の平坦な金属材料のストリッ プ（帯状材料）において、複数のリード・フレーム６０を打ち抜いて形成するこ とにより、連続的な形態に作られるのが好ましい。ストリップ５８は、最初に第 １および第２担持ストリップ６２．８８を形成するために打ち抜かれ、担持スト リップ６２．８６は、フレームＡ内に示されているように、担持ストリップ６２ ．６ｆｉ間に延在する複数の本質的に平行な交差バ一部材もしくは接点手段７０ ををしている。交差バ一部材７０は、前記組立て済みの装置において、部材区域 １４．２４および３０と接触するようになる。担持ストリップ６２．６６は、ス トリップ５８を製造および組立て工程において整列させるために使用される開口 ６４および６８を自らの内に有している。もし望まれれば、交差バ一部材７０は 所望の接点領域上にメッキを施されてもよい。

次に、複数のハウジング部材４０が、前記打ち抜いて形成された複数の部材の一 部の周囲にインサート成形を行なわれ、各ハウジングは、所望数の交差バ一部材 を包囲する。

複数のフィルタ受容開口４８も形成され、各開口４８がハウジング４０内で各交 差バ一部材７０と連係される。好ましい実施例において、ハウジング部材４０は 、ストリップ５８上に配置され且つ成形され、その際、担持ストリップ６Ｂが切 断された装置１０の母線バー３４となるようになる。前記ハウジングを成形する ために使用される材料は、蒸気流ロウ付は技術に関係する温度に耐えるようなも のであるのが好ましい。

１つの好ましい材料は、ｐｈＮｌｉｐｓ　Ｐｅｔｒｏｌｅｕｍ　Ｃｏ、と言う会 社からＲｙｔｏｎ　Ｒと言う商標で入手可能な、ポリフェニレン・サルファイド （Ｐｏｌｙｐｈｅｎｙｌｅｎｅ　５ｕｌｆｉｄｅ）である。他の適切な材料は当 該技術において知られている。

フレームＤ内に示されているように、複数の交差バ一部材７６が完全に開口４８ を横切って延在している。フレームＣおよびＤ内に示されている製造の次の段階 においては、交差バ一部材７０の一部が符号７４の個所で除去されて、装置ｌＯ の前記３つの接点部分１４．２４および３０を形成する。したがって、下に重な っている絶縁性ハウジング材料の一部も除去される。担持ストリップ６２は、同 時にまたは次の工程で除去されてもよい。交差バ一部材７０は、もし望まれれば インサート成形の前に分離されてもよく、また隣接する複数のハウジング部材４ ０間の交差バ一部材７０は、このときに切断されてもよく、あるいは個々の装置 １０が前記ストリップから切断されるときに切断されてもよいことを理解すべき である。次に、第１接点部分１４は、折り曲げて形成される。

最後に、フィルタ部材５４が取り付けられるとともに、好ましくはそれらの各開 口内にロウ付けされる。

第３図のフレームＦ内に示されているように、フィルタを施される装置ＩＯは、 担持ストリップ６６へ取り付けられたままで、前記ストリップ上で完全に形成さ れることができる。前記フィルタ装置のストリップは、装置ｌＯが電気製品へ組 付けられる用意ができるまで、リール（図示せず）上へ巻かれることが可能であ る。個々の装置１０は、必要により、符号５９の個所で前記ストリップから切断 されることができる。第３図に示されているように、担持ストリップ６６は母線 バー３４になる。

装置１０を作るプロセスは自動化に向いている。なぜなら、ストリップ５８は、 打ち抜いて形成され、リール（図示せず）上に巻付けられ、そして後で本発明に よる電気装置１０として形成されるからである。ハウジング部材４０の長さ、お よびその中の接点部材１２の数は、成形のときに決定され、またストリップ５８ は、複数の異なる長さのハウジング部材４０を形成することができるように打ち 抜かれる。一般に、その成形機械は、選択された数の交差バ一部材７０を割出す ようにプログラムを与えられることが可能である。ハウジング部材４０が形成さ れてしまったとき、前記ストリップは、所望形態の前記装置を打ち抜いて形成す るために、打ち抜きステージジンへ移動される。前記フィルタ部材５４の挿入に は、摘んで配置するロボット・システムが向いている。

輪郭の明確な開口４８が整列されることができ、その結果、前記ロボットはフィ ルタ部材５４を前記第２および第３接点部分２４および３０の間で選択された位 置に置くことができる。

第４および５図は、電気コネクタ８０に使用した装置ｌＯを示し、電気コネクタ ８０は、自らを貫通する複数の開口８４を有する絶縁ハウジング部材８２と、各 開口８４内に配置される複数の電気端子部材８６と、導電性アース用殻手段９０ とから構成されている。端子部材８６は、ハウジング部材８２の後方へ突出する 端子支柱区域８８を有している。好ましい実施例による装置１０は、はぼ四角形 のハウジング部材４０を有し、このハウジング部材４０は複数のフィルタ部材５ ４を有し、同フィルタ部材５４は好ましくは、複数のフィルタ受容開口４８から ほぼ外側へ突出する。複数の第１接点部分１４は直角に折り曲げられ、その結実 装置１０は、当該第１接点部分１４の各々が各端子支柱８Ｂに係合される状態で 、電気コネクタへ取り付けられることが可能である。母線バー３４は、前記／％ ウジングの反対側から突出し、且つ前記コネクタ８０のアース平面と係合される ように構成されている。図示の実施例において、フィルタ装置ｌＯは、母線バー ３４がアース殻手段９０ヘロウ付けにより電気的に接続されることができるよう に、前記コネクタ・ハウジング８２の表面へ取り付けられる。

接点部材１２の第１区域における複数の開口２０は、コネクタ８０の各端子支柱 区域８８に係合し、且つそれヘロウ付けされる。この電気コネクタは、この装置 を用いても良いタイプのコネクタの単なる代表例であることを理解すべきである 。

さらに、他のピン形もしくはソケット形端子が使用されてもよいことを理解すべ きである。

第４および５図に開示されているコネクタ８０は、２列の端子部材を有している 。それゆえ、本発明による２つの電気装置ＩＯを使用することが必要であり、こ の場合コネクタ・ハウジング８２の各側に１つの装置が取り付けられ、その際、 各装置１０の第１接点部分１４が、前記端子支柱８８の１列のみと電気的に接続 され、且つ各母線バー３４が各アース殻９０ヘロウ付けされる。

第６および７図は、装置１１０用のリード・フレームを形成するための打ち抜か れた金属ストリップの代替実施例１５８を示している。この実施例において、第 １接点部分１１４になる交差バ一部材１７０の一部は、第７図で最も良く見られ ることができるように、絶縁されたワイヤを受容するための拡大部１２３を有す る細孔１２２と、当該絶縁されたワイヤに突き刺すためのより狭い部分１２５と を備えている。

組立て後の装置において、細孔１２２は、端子支柱８８を受容する開口１２０と ハウジング１４０との間で！１１Ａ部分１１４内に位置される。担持ストリップ １６２は母線バー１３４を形成するように切断され、母線バー１３４は第３接点 部分１１０から突出する。他の点では、装置１１０は装置ｌＯと同一の方法で形 成され、且つ先に説明したものと同様の方法でコネクタへ取り付けられる。

第８〜９図は電気コネクタ組立体３００を示し、この電気コネクタ組立体３００ において、フィルタ装置１１０は、第１コネクタ１８０のうちの選択されたライ ンを第２コネクタ２８０のラインへ相互に接続させるための相互接続手段として 使用されている。コネクタ組立体３００は、第１および第２の絶縁性殻部材８０ １　、３０２と第１コネクタ１８０と、第１コネクタ１８０へ固定されたフィル タ装置１１０と、第２コネクタ２８０とで構成されている。前記第１コネクタ１ ８０のうちの選択された端子支柱１９２は、フィルタ装置１１０を介して前記′ Ｍ２コネクタのライン２９２へ相互に接続される。第１コネクタ１８０は、第４ および５図に示され且つ先に説明されたコネクタ８０と同一の全体構造を有して いる。コネクタ８０および１８０間の差異は、フィルタ装Ｋ１１ｏが第６図のリ ード・フレームの実施例を含み、この実施例において、前記第１接点区域１１４ が第７図で最も良く見られるような前記ワイヤ終端形成用細孔１２０を備えてい ることである。

第２コネクタ２８０は絶縁性ハウジング部材２８２を備え、この絶縁性ハウジン グ部材２８２は、自らを貫通する複数の通路２８４を有し、当該通路２８４内に は複数の端子部材（図示せず）が配置される。同端子部材は、ハウジング部材２ ８２の後方へ突出する導電性ワイヤ部材２９４からの一端部の終端を形成する。

前記第１接点部分のうちの選択された絶縁性変位細孔１２２内でワイヤ部材２９ ４の他端部の終端を形成することにより、第１および第２コネクタ１８０　、２ ８０の選択されたラインが相互に接続されることが可能である。前記各ワイヤ２ ９４が前記コネクタ１８０の所望のラインで終端を形成された後、第１および第 ２コネクタＩＦＩＯ、２８０が殻部材３０１゜３０２内に収容される。第８図に 示されている代表的な実施例において、殻部材３０１および３０２は、コネクタ ２８０と嵌合することになる単位構造的プラグ３０５を受容するように形作られ ている。第１および第２殻部材３０１　、３０２は、当該各般部材中に成形され た留め要素３１１により互いに固定される。ねじジヤツキ３０６が、コネクタ３ ００を補完的コネクタ（図示せず）へ取り付けるために使用される。第９図は、 前記２つのコネクタと、コネクタ組立体３００の後部３０８内へ挿入されたケー ブル３０７へ接続された単位構造的プラグ８０５とを含む完成済みのコンパクト なパッケージを示している。コネクタ組立体３００は、比較的コンパクトなパッ ケージを構成し、且つ既存のコネクタにフィルタを施すため、および両方のコネ クタの嵌合形態を維持したままで当該２つのコネクタ間の相互接続にフィルタを 施すための手段を用意する。

第１ＯおよびＩＯＡ図は他のコネクタ３８０を示し、この例においては、単位構 造的ジャックが、それの後部に取り付けられた本発明のフィルタ装置の代替実施 例２１０を育している。この実施例において、複数の第１接点区域２１４は、コ ネクタ３８０の対応する複数の端子部材（図示せず）に当たるようにバネにより 付勢されている。当該端子部材は、コネクタ・ハウジング３８２中の各通路３８ ４内に位置する。端子通路３８４内の複数の接点区域２１４の間隔が密接である ため、自らの中にフィルタ部材２５４を有している隣接する複数の開口２４８は 、ハウジング部材２４０内で互いに違いに配置されている。フィルタ装置２１０ の接地はアース脚部材９８を介して達成され、アース脚部材９８は、第１０Ａ図 の断面図で最も良く見ることができるように、装置２１０の下端部から突出し、 且つ回路基板９９上の回路導体と係合する。この変更例において、ハウジング部 材２４０の複数の側部は、前記単位構造的ジヤツキの後部上へ噛み付き状態に嵌 合するように拡張されている。第１１およびＩＩＡ図は、回路基板１０１へ直接 取り付けるように本発明に従って作られたフィルタ装置３１０を示し、このフィ ルタ装置３１０においては、その複数の第１接点区域３１２が前記回路基板１０ １における複数の開口１０３に係合し、開口１０３は回路経路１０５へ電気的に 接続され、この回路経路１０５には他の電気コネクタが係合されることが可能で ある。複数のフィルタ部材３５４は、スペースが限定されるため、互い違いに配 置された複数の開口３４８内に位置されている。この装置における母線バーも、 第１１図に示されているように、リード体１０７を介してアースへ接続される。

本装置に対して使用された前記電気コネクタは、単なる代表例であることを理解 すべきである。さらに、この装置を使用してもよいコネクタのフレームおよび形 状およびタイプは、多数であることも理解すべきである。外部に取り付けられる フィルタ装置で電気コネクタにフィルタを施すことにより、前記種々な開口から のフィルタ部材を排除することによって、選択的にラインにフィルタを施すこと が可能となる。このことは、同一の基本的なコネクタが、種々な形態で、および コスト的に有効な要領で容易にフィルタを施されることを可能にする。フィルタ を設けられる装置をこの方法に従って作ることにより、当該フィルタ装置は、摘 み及び配置ロボットのような自動機器を備えるコスト的に有効な製造方法に向く ことになる。リード・フレームの技術およびインサート成形は、前記装置の取扱 、ならびに時間およびに労働を最少にする連続的な自動化された製造プロセスに 向く。前記装置は、ピンとアースの間で前記回路と並列になるように構成された 小さいフィルタ付きキャパシタ、過渡電流抑制ダイオード、レジスタ、または他 の構成要素を使用する。任意の１つのコネクタのために使用される当該構成要素 は同一である必要がなく、また異なる能力を持つフィルタ装置を選択された位置 に設置することにより、選択された周波数を制御することが可能である。本発明 のフィルタ装置は、低い周波数範囲、好ましくは５００メガヘルツを越えない範 囲内でフィルタを施すように構成される。

本発明のフィルタ装置、およびそれの付随的利点は、前記の説明から理解される と考られる。その部品の形状、構造、および配置に関する種々な変更は、本発明 の精神もしくは範囲から離れることなく、あるいはその材料の利点を犠牲にする ことなく、なし得ることが明らかであろう。ここに記載された形態は、本発明の 単なる好ましい、もしくは例示的な実施例に過ぎない。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．電気製品へ固定されるとともに、同電気製品の回路経路へ電気的に係合する ことができ、且つ前記回路経路にフィルタを施すための電気的構成体（１０）で ありて、ハウジング手段（４０）内に固定され、且つフィルタ手段（５４）と電 気的に係合する複数の接続部材（１２）を具備する構成体（１０）において、 接点部材（１２）は第１および第２接点部分（１４，２４）を有し、前記第１接 点部分（１４）は、前記製品の回路経路の対応する接点区域と係合可能であり、 ハウジング手段（４０）は、これの正面に沿う複数のフィルタ受容開口（４８） を備え、前記第２接点部分（２４）は、各開口（４８）の底部表面（５０）に沿 って露出され、複数の第３接点部分（３０）が、第２接点部分（２４）とのペア を形成され、且つ同第２接点部分から離間され、第３接点部分（３０）は、各底 部開口表面に沿って露出され、母線手段（３４）が、ハウジング手段（４０）内 に固定されるとともに、前記第３接点部分（３０）から突出し、母線手段（３４ ）はアース手段により係合されるように適合されており、 フィルタ手段（５４）は、各開口（４８）内に配置され、且つ第２および第３接 点部分（２４，３０）の各ペアヘ電気的に連結され、そして、 接続手段（２０）が、第１接点部分（１４）を前記電気製品の端子支柱へ電気的 に接続し、それにより、第１接点部分（１４）が前記電気製品の各端子支柱と係 合され、且つ母線手段（３４）が前記アース手段へ係合されるとき、フィルタ手 段（５４）が、前記電気製品のためにフィルタを施すことによる保護を行なうこ とを特徴とする電気的構成体（１０）。 ２．前記第１接点部分（１４）が、前記ハウジング手段（４０）の一側から外側 へ突出していることを特徴とする請求項１記載の電気的構成体（１０）。 ３．電気製品へ固定されるとともに、同電気製品の回路経路へ電気的に係合する ことができ、且つ前記回路径路にフィルタを施すための電気的構成体（１０）で あって、ハウジング手段（４０）を具備し、同ハウジング手段（４０）が、これ の正面に沿って延在するフィルタ受容開口手段を有している構成体（１０）にお いて、 複数の接点部材（１２）が、前記ハウジング手段（４０）の一側に沿って同ハウ ジング手段（４０）へ固定され、同接点部材は、第１および第２接点部分（１４ ，２４）を有し、前記第１接点部分（１４）は、前記ハウジング手段（４０）の 第１側から外側へ突出し、且つ前記電気製品の回路経路の対応する接点区域と電 気的に係合可能であり、前記第２接点部分（２４）は、前記フィルタ受容開口手 段（４８）内へ突出し、且つ同フィルタ受容開口手段（４８）の底部に沿って露 出され、 複数の第３接点部分（３０）が、第２接点部分（２４）とのペアを形成され、且 つ同第２接点部分から離間され、第３接点部分（３０）は前記フィルタ受容開口 手段（４８）内へ突出し、且つ同フィルタ受容開口手段（４８）の底部に沿って 露出され、 母線手段（３４）が前記ハジング手段（４０）内に固定され、且つ前記第３接点 部分（３０）から突出し、当該母線手段（３４）は、アース手段により係合され るように適合されており、 フィルタ手段（５４）が、前記フィルタ開口手段（４８）内に配置され、且つ連 係する第２および第３接点部分（２４，３０）の選択されたペアヘ電気的に連結 され、そして、接続手段（２０）が、第１接点部分（１４）を電気製品の接点区 域へ電気的に接続し、それにより、前記第１接点部分（１４）が前記電気製品の 各回路経路と係合され、且つ前記母線手段（３４）が前記アース手段へ係合され るとき、前記フィルタ手段（５４）が、前記電気製品のためのフィルタを施す保 護を行なうことを特徴とする電気的構成体（１０）。 ４．前記フィルタ手段（５４）が、前記第２および第３接点部分（２４，３０） の前記選択されたペアへ表面取付けが行なわれることを特徴とする請求項１また は３記載の電気的構成体（１０）。 ５．前記フィルタ開口受容手段が、複数の別々のフィルタ受容開口（５０）を構 え、各々が、自らの中に、連係する第２および第３接点区域（２４，３０）の１ つのペアを有していることを特徴とする請求項３記載の電気的構成体（１０）。 ６．前記母線手段（３４）が、前記ハウジング手段（４０）の第２側に沿って、 同ハウジング手段（４０）へ固定され、且つ同ハウジング手段（４０）から外側 へ突出し、前記第２側は、前記第１側から反対に面していることを特徴とする請 求項２または３記載の電気的構成体（１０）。 ７．前記電気的構成体の前記第１接点部分（１４）の各々が、前記電気製品の接 点部材を受容するための開口（２０）を自らの内に備えていることを特徴とする 請求項１または３記載の電気的構成体。 ８．前記電気的構成体の第１接点部分（１４）が、電気コネクタ（１８０）の回 路経路へ電気的に係合される導体手段（２９４）を受容するように構成され、こ の場合、前記電気コネクタのうちの選択された回路経路は、他の電気コネクタ（ ２８０）のうちの選択された回路経路へ相互に接続されることができ、それによ り、前記２つの電気コネクタ（１８０，２８０）の嵌合形態を維持しながら、当 該相互接続された経路のためにフィルタを施すことが可能であることを特徴とす る請求項１または３記載の電気的構成体（１０）。 ９．電気製品の回路経路にフィルタを施すための請求項１または３による電気的 構成体（１０）のストリップにおいて、第１および第２の長尺で、本質的に平行 な担持ストリップ部材（６２，６６）が、複数の本質的に平行な交差バー部材（ ７０）を有し、当該交差バー部材（７０）は、前記各担持ストリップ（６２，６ ６）間で横断方向に延在するとともに、複数のリード・フレーム（６０）を設定 し、各リード・フレーム（６０）は、前記構成体（１０）の複数の接点部分、お よび同接点部分間の前記担持ストリップ（６２，６６）に加工されるべき一群の 前記交差バー部材（７０）を備え、前記交差バー部材（７０）は、第１、中間お よび第２区域を有し、絶縁性ハウジング手段（４０）が、前記リード・フレーム （６０）の前記交差バー部材（７０）の各々の前記中間区域上へ成形され、当該 各ハウジング手段（４０）は、前記交差バー部材の中間区域が当該ハウジング手 段（４０）の複数の主要側部間に延在するとともに、前記交差バー部材の第１お よび第２区域が、同ハウジング手段（４０）の複数の主要側部から外側へ突出す るように、形成され、前記交差バー部材の第１区域は、前記ハウジング手段から 実質的に外側へ突出して、後で前記構成体を前記第１担持ストリップ（６０）か ら切断する際には、前記構成体の第１接点部分（１４）を形成し、前記交差バー 部材（７０）の前記第２区域は、前記第２担持ストリップ（６６）が前記ハウジ ング手段（４０）の前記第２主要側部のほぼ近くに位置するよう、前記第２担持 ストリップ（６６）の方へ僅かな距離だけ突出し、フィルタ受容開口手段（４８ ）が前記ハウジング手段（４０）の各々の中に配置され、その際、前記交差バー 部材の中間区域が、前記開口手段（４８）の底部を横切うて延在し、前記中間区 域は、切断されたとき、フィルタ手段（５４）との電気的係合のために、第２お よび第３接点部分（２４，３０）のペアを設定し、そして、 フィルタ手段（５４）は、前記第２および第３接点部分（２４，３０）の選択さ れたペアと電気的に係合する状態で、前記フィルタ受容閉口手段（４８）内に配 置され、前記第３接点部分（３０）は、前記交差バーの前記第２区域まで延在す るとともに、それゆえ前記第２担持ストリップ（６８）まで延在し、前記第２担 持ストリップ（６６）は、前記構成体のストリップ（５８）から、前記構成体（ １０）およびそれに連係する第２担持ストリップ区域を切断する際、前記ハウジ ング手段の外側に共通の母線手段を形成することを特徴とする電気的構成体（１ ０）のストリップ。 １０．第１電気コネクタ（１８０）の回路を、第２電気コネクタ（２８０）の選 択された回路経路へ電気的に相互接続させ且つフィルタを施すと同時に、両方の コネクタの嵌合形態を維持するためのフィルタ付きアダプタ（１１０）であって 、前記第１および第２コネクタ（１８０，２８０）が第１および第２端子を自ら の内に有している前記アダプタ（１１０）において、当該アダプタ（１１０）は 、 ハウジング手段（１４０）を具備し、ハウジング手段（１４０）は、これの正面 に沿って延在するフィルタ受容開口手段を有し、 前記アダプタ（１１０）は、前記ハウジング手段の一側に沿って同ハウジング手 段へ固定される複数の接点部材を具備し、同接点部材は第１および第２接点部分 を有し、前記第１接点部分（１１４）は、前記ハウジング手段（１４０）から外 側へ突出し、且つ前記第１電気コネクタ（１８０）の対応する端子部材と電気的 に係合することができ、前記第２接点部分は、前記フィルタ受容開口手段内へ突 出し、且つ同フィルタ受容開口手段の底部に沿って露出され、前記アダブク（１ １０）は、前記第２接点部分とペアを形成され且つ同第２接点部分から離間され る複数の第３接点部分を具備し、同第３接点部分は、前記フィルタ受容開口手段 内へ突出し、且つ同フィルタ受容開口手段の底部に沿って露出され、 前記アダブク（１１０）は、前記ハウジング手段内に固定され且つ前記第３接点 部分から突出する母線手段（１３４）を具備し、当該母線手段は、前記第１電気 コネクタ（１８０）のアース手段により係合されるように構成されており、前記 アダブク（１１０）はフィルタ手段を具備し、同フィルタ手段は、前記フィルタ 受容開口手段内に配置され、且つ連係する第２および第３接点部分のうちの選択 されたペアと電気的に連結され、 前記アダプタ（１１０）は、当該アダプタの前記第１接点部分を前記第１電気コ ネクタ（１８０）の端子部材へ電気的に接続するための第１接続手段と、 当該アダプタの前記第１接点部分（１１４）を前記第２電気コネクタ（２８０） の端子部材へ電気的に接続するための第２接続手段とを具備し、それゆえ、 前記アダブク（１１０）が前記第１コネクタ（１８０）の外表面へ取り付けられ 、且つ前記アダプタ（１１０）の前記第１接点部分（１１４）が前記第１電気コ ネクタの各端子部材へ電気的に接続されたときには、選択された第１接点部分（ １１４）が前記第２電気コネクタの端子部材へ電気的に接続されることができ、 それにより前記第１および第２コネクタ（１８０，２８０）の選択された回路経 路に電気的相互接続およびフィルタを施すことを特徴とするフィルタ付きアダプ タ（１１０）。