JPH01500895A - 感圧記録材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はノーカーボン複写紙用紙及びその複数セットに関する。

発明の背景 ノーカーボン複写紙セットはＣＢ”シートとして知られる上葉紙と“ＣＦ”　シ ートとして知られる下葉紙と更に必要に応じて“ＣＦＢ”シートと言う一枚又は 複数枚の中葉紙からなる。ＣＢレシート下面、ＣＦＢシートの上下両面及びＣＦ レシート上面に設けられた塗料には互いに接触すると発色像を呈する物質が含ま れる。

ＣＢレシート上面をタイプ等による加圧により像を形成させると、反応物質が複 写紙セットの中の一つのシートの下面から次のシートの上面に移行して必要数の 発色コピー紙が得られる。通常圧力破裂壁内に含有される単離小滴としてシート に担持された染料先駆物質即ち発色剤溶液が加圧により前記壁が破裂することに より一つのシートの下面より次のシートの上面に移動してそこで呈色剤と反応し 像を形成するようになっている。このことは良く知られているので詳述を省く。

ＣＢレシート面塗料の顔料 本発明は高級製品に於けるＣＢレシート外観と印刷性に改良を加える含顔料塗料 の出現がめられることに起因してなされたものである。

本発明 本発明による記録材料は上面に印刷可能の顔料塗料を有し、下面に圧力破裂壁に 包含された発色剤溶液の単離小滴を有する紙シートからなり、該顔料塗料が顔料 用の結合材と合成反応性サイズ剤及び／又は塗料構造安定剤を含み、前記サイズ 剤がアルキル・ケテン・ダイマ、アルケニル、無水コハク酸、ポリウレタン又は 他の合成反応性サイズ剤であり、更に前記塗料構造安定剤ががカルボクシφメチ ル・セルローズ、大豆又は他のタンパク質、アルヂネート又は他の親水性ポリマ ーであることを特徴とする。

上記塗料成分の相対的使用量はサイズ剤については望ましくは０．５−１０部（ より望ましくは０．５がら１乃至５部）、塗料構造安定剤については０．５−５ 部、顔料は６０−９５部、結合材は５−３０部、好ましくは１０−３０部、更に 好ましくは１６−２２部であり、サイズ剤不在で前記安定剤を用いる場合の顔料 については７５−８２部（多くとも８５部まで）で、結合材は１５−２２部であ る。

上記塗料混合物は用途は別にして新規なもので本発明の要部を構成する。

上記結合剤は顔料を印刷可能塗料に保持するために用いられるが、充分な量で用 いるには該結合剤は４０重量％で水にテストした際、顔料と混合しうる流動調成 剤になり塗布可能の分散液を生じるような物質でなければならない。結合剤は通 常ラテックス・バインダーであり、適当な例として澱粉類のエーテル誘導体が挙 げられる。

補助結合剤も用いることができる。

ここに言うサイズ剤とは、ラテックス型又は他のエツジ・パッディング（紙の縁 のり付け）用接着剤を制約し、記録紙セットを組分けできるような作用を有する ものである。

本発明に於ける塗料構造安定剤とは、製品ＣＢレシートベンツセン（Ｂｅｎｄｔ ｓｅｎ）気孔率を少なくとも２５−／ｇｉｎ、以上に保つ親水性ポリマーである 。この気孔率はＣＢ塗料を施す前はおよそ３０ｒｄ／ｓｉｎ、以上で、ＣＢ塗料 の経済効率を良くする。これら安定剤は顔料塗料が乾燥中固まって不浸透層にな らないようにこれをゲル化する作用を有し、水中２５重量％以上でテストした場 合、顔料と非混合のゲル状調成剤を形成し塗布可能な分散液を維持する。

本発明が記録紙の外観と印刷性を改良することを目的とすることから、顔料塗料 は顕著な呈色特徴を有していないことが望ましい。この特性があると、紙の切断 、シート化等の工程で紙に縁部の発色よごれの原因となる。

エッヂ・パッディング 複写紙のよく知られた用い方としてこれを幾枚にも重ねて各セットにすることで ある。即ちＣＢレシート必要に応じ一枚又は二枚以上のＣＦＢ及びＣＦレシート 重ね合せてセットにし、積重ねたものである。エッヂ・パッディング接着剤とし て知られるものを積重ねた複写紙セットの一側面に塗布するが、この場合ＣＢレ シートＣＦＢも含め）の下面塗布面又はＣＦレシートＣＦＢも含め）の上面塗布 面又は相方に他の非塗布面（ＣＢレシート上面とＣＦレシート下面）より多く吸 着され、従ってＣＢレシート隣接するＣＦレシート間結合は弱く、単に吹き分け ることにより各セットは互いに分離でき、この場合各セット中のシートは互いに 別れてしまうことはない。

ＣＢ上面顔料塗料はエッヂ・パッディングと不溶性であると考えられ、複写紙セ ット内の塗料と同じようにエッヂ・パッディング接着剤を吸着してしまうことに なる。

この問題も本発明によりサイズ剤を用いない場合に於て決解できる。サイズ剤の 用途は周知であり、しかも顔料についても同様であり、更に紙に顔料を保持する のに結合剤を用いることも周知であるので、顔料をサイジングする理由がない。

顔料もサイズ剤と不溶性であると考えられてきたので、この両者の結合により効 果が生ずることは以外である。

顔料の高塗布量 エッヂ・パッディングの問題と離れて、複写紙の外観と印刷特性の向上に顔料の 塗布量を増加させることが望ましいことが判明した。ＣＢ塗料は通常発色剤をカ プセル化された脆弱なものに含有するので、ＣＢレシート上面を塗布した後に施 されるものである。この塗布に当って紙を駆動ロールに掛け、高速で回転させる ので、空気が紙とロール内に同伴されるのを防ぐには紙自体空気が逃げるに充分 な浸透性を有しなければならない。そうでない場合、紙はロール面に形成される 空気層の上をさまよう状態になり製造工程のコントロールを失い、製品のばらつ きの原因になる。これを防ぐために塗布装置の速度を下げれば文字通り製産効率 を下げることになるので好ましくない。又、理論的には空気を排除するために紙 に対するテンションを増すことは可能であるが、実際には紙製品のカールとか、 亀裂とかの損傷を招くことになる。

従来の印刷紙に於て、顔料は非常に強固なもので、紙表面を平滑にする。この種 の紙は従って気孔率が低い。

しかし、本発明に於て、結合剤の量を実際には紙を非浸透性にしてしまう程度ま で用いても、所望の結合度と同時に紙の浸透性を維持できることが判明した。こ の結合剤の使用量の増加による逆効果は本発明の塗料構造安定剤を用いることに より防ぐことができ、ＣＢ塗料の良好な塗布が可能になる。紙塗料に前記構造安 定剤を含有させると塗料を比較的多孔性にする作用が生じ、これは塗料が乾燥す る際、前記安定剤が水分が除去される前に塗料セットを又はゲル化させ、この状 態を少なくとも１部乾燥を通して保持し、塗料を比較的高にし且つ多孔性に保つ ことになる。この多孔性は結合剤を多量（塗料を目くらにする程度）に用いても 維持できることが判明した。

本発明を限定するものではないが、上記の利点は塗料の早期セツティング又はゲ ル化により極小気孔が発生するためで、これはＣＦレシートはＣＦＢシートのＣ Ｆ面に用いる呈色剤クレー塗料にみられるような塗料の多数の極小亀裂によるも のではない。

顔　料 顔料は一般に紙塗料用顔料で、特に無機又は鉱物性粒子状物質である。炭酸カル シウムは特に経済的且つ適当な物質で白色度、純度更に印刷特性に於て優れてい る。

チャイナ・クレー（カオリン）等のクレーを補充できるが、この種のクレーを多 量に用いる場合は配合に於て当業者に明らかな通り、流動特性と塗布の安定性に 鑑み、特にその配合に注意を要する。チャイナ・クレー以外の適当な顔料として 燃焼クレー、二酸化チタニウム、微粉シリカ、タルク等が挙げられる。特に炭酸 カルシウムとチャイナ・クレー、特に■焼りレーの混合物が好ましい。

炭酸カルシウムは白色度と明度、更に高印刷鮮明度に有用であるが、表面に粗さ が現われるのとインキ特性が良くない欠点がある。一方、クレー又はタルクは表 面仕上がりが良いのと粗さがなく、インキ特性も優れているが、白色度に難点が ある。粉砕方解石（炭酸カルシウム）は粉砕石灰石又はチオークに比べて白色度 等に於て好ましいが、粒子が小さいことから結合剤を多量に要するので高純度に かかわらず望ましくない。

顔料自体は呈色特性はなく、従って、多くのＣＦ塗料の活性成分として用いるの はさけるべきである。カオリンは文献では呈色剤として述べられていが、実際に はそれ自体適当でなく又使用されていないし、紙塗料としては実質的には非呈色 性である。結合剤を多量に用いると原料のわずかに残る呈色能力をも減少或は根 絶してしまう。

顔料の粒子の大きさは重要である。粒子が細かい程、顔料は明度に効果がより大 であり、同時に塗料が強固であればある程（従って気孔率を低下させる）、サイ ジングが困難になる。サイジングに関して言えば、バランスが重要であり、１乃 至１０ミクロン好ましくは２乃至５ミクロンの範囲の粒子が好ましい。この範囲 の粒子は例えば、マルバーン（Ｍａ　１　ｖｅ　ｒｎ）３６００Ｅ型のし一ザー 測定器で測定できる。凡ての方向に於て同じ大きさの粒子、例えば炭酸カルシウ ムの如きの粒子は、実際の大きさに近似している。塗料用クレーの如き平坦又は 長く延びた粒子については、測定値は公稍的に止どまる。

レーザー利用測定器は粒子の水中懸濁液にレーザー光線を当てその光線の回折か ら生ずる干渉パターンを測定することにより粒子の大きさをめるものである。こ のパターンをコンピューター操作により粒子の大ききさを算定する。顔料の使用 量については先に述べた通りであるが、サイズ剤を用いない場合の適量範囲は、 ７６−８０重量％で、その内好ましくは７５−８８％はＣａＣ０ｔで１２−２５ ％はチャイナ・クレー又はタルクである。

１０％程度までのわずかな量ならば、ＴｉＯ２等の白色化助剤を用いても良い。

結　合　剤 上述の範囲で紙コーテイング技術に慣用の結合剤を用いることができる。特にス チレン・ブタジェン・ラテックス（通常カルポジ化されたもので水中の分散性と 安定性を与える）又はスチレン・アクリル・ラテックス等の合成ゴム・ラテック スが挙げられる。更に前述の通りで、それ程広く用いられてないが、澱粉質のエ ーテル誘導体等も用いることができる。

サイズ剤とはアルキル・ケテン・ダイマー又はアルケニル無水コハク酸の内アル キル又はアルケニル基がＣ。

以上、一般的にＣＩ２以上、適当にはＣｐｓ　Ｃｐｓ、製品の加工性、印刷特性 から上限Ｃ２４までの中性反応性サイズ剤を言う。ここで中性サイズ剤とは塗料 の中性ｐＨで例えばブレード、ロール又は押出スロット塗布方法に於て少量でも 流動特性を向上する効果があるものを言う。他のポリウレタン等の合成サイズ剤 も用いることができる。使用量は上述の通り、塗料の１乃至５乾式重量％、好ま しくは１乃至２％程度である。

サイズ剤の適性はエッヂ・パッディングの場合の如き塗料の揮水性を通常言うが 、この揮水性とはコート紙の表面に落ちる水滴が呈する接触角として表わされ、 サイズ剤としては好ましくはこの角度が７０＠、特に９０″又は１００’である 。この接触角の測定には例えばロレントゲンφアノドーウエットレ（Ｌｏｒｅｎ ｔｇｅｎ＆　Ｗｅｔｔｒｅ）Ｎｏ、２８表面湿潤性テスター等を用いて、既知の 容積の小滴の高さと接触巾の測定に基づくもので、その測定方法は次の通りであ る。

１）水滴（最初の直径４ｒａｍｓ容積約３．３ミクロリットル）を試験紙片に置 く。

１１）方眼区画図面を用いて投影像上で紙片の水滴の高さくｈ）と接触巾（Ｗ） を測定する。

１１１）接触角は次式よりめる θ−２ｔａｎ’　（２ｈ／ｗ） 上記接触角は紙が水を徐々に吸着するので、水滴を紙片に置いてから２秒後に測 定するものである。

塗料構造安定剤 この安定剤の適当な例として塗布技術分野に於て圧水制御剤として用いられるカ ルボキシメチルセルローズが挙げられる。他の例では大豆蛋白などの蛋白質とナ トリウムアルジネートとなのアルジネート類である。これらの構造安定剤の特徴 は一定の少量で所望の多孔性塗料構造を付与することである。使用量は材料の種 類より異なるが、いずれにしても塗料の粘度を不当に増加させたり他の流動特性 を変化させるような大きな量は好ましくない。適切な使用量の範囲は次の通りで ある。

カーボキシメチル セルローズ高分子量　０．５−１．５％中分子量　１　−２　％ 低分子量　２　−３　％ ナトリウムアルジネート　０．７−１．５％大豆蛋白　１．５−４　％ 他の成分 公知の他の成分、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又はアンモニウム等 をｐＨ調節に用いることかができる。又、光学的輝度付与剤、顔料の分散剤、滑 剤（例えばステアリン酸カルシウム）、消泡剤等も用いることができる。

塗　布　量 塗布量は２−２０ｇ／ｒｒ？、好ましくは３−１５ｇ／ばである。−平方メート ル当りの繊維を少なくした紙質を用いて塗料のコスト増を補ってもよい。

気　孔　率 高速高品質（良好ロール、良好アスペクト）ＣＢ塗布に於て、最終製品のＢｅｎ ｄｔｓｅｎ気孔率は２５−／ｓｉｎ、以上、好ましくは３０　ｒｄ　／　ｌｌ１ ｎ、で適切範囲は３５−５０　ｍ１２　／　ａｋｉｎ、以上、下限４００　／　 ４５０　ｍ／ｓｉｎ、であり、適切範囲は約６００−９００ｍ／ａ＋ｉｎ、で、 最高例えば１５００ｍ／ｓｉｎ、も可能である。

上塗り塗料混合物の固形分 通常２５−７５％、或いは３０−７０％、好ましくは５０−６５％の固形分が含 まれる。この範囲以下の場合塗料の含水量が多（、乾燥要件がきびしく、強いて は装置の速度を制限する結果になり、一方上記範囲以上になると粘度／流動特性 に問題が生ずる。

好ましい条件内容 本発明の要旨は概ね上述の通りである。エッチ・パッディングに関して言えば、 ＣＢレシート上面塗料は無機又は鉱物性顔料、ラテックス型結合剤、サイズ剤か らなり、塗布量は２−２０　ｇ　／　ｒｒｒである。このサイズ剤はアルキル・ ケラン・ダイマー、アルケニル無水コノ１り酸又は他の中性サイズ剤で接触角９ ０°以上のものである。

各成分の量比は重量で顔料６０−９５部、結合剤５−３０部、好ましくは１６− ２２部及びサイズ剤０．５−１０部である。

エッヂ・パッディングに対する考慮の必要がない場合は、本発明はＣＢ塗料に加 え、７５−８２部の顔料、１５−２２部のラテックス型結合剤、０．５−５構造 安定剤、（いずれも重量部）からなる上面塗料を有する複写紙セット用ＣＢシー トを提供し、この場合最終製品シートのベンツセン（Ｂｅｎｄｔｓｅｎ）の気孔 率は２５−／５ｈｉｎ、以上である。

以下に実施例につき詳述する。実施例１及び２はサイズ剤の不在の下で塗料構造 安定剤を用いる例を示す。

実　施　例　１ 塗料材料は下記の成分からなり、水中の固形分は４８゜２％、最終ｐＨは９．５ であった。

塗料構造安定剤　０．８ 水酸化ナトリウム（第１バツチ）０．２炭酸カルシウム顔料　６０．１ チヤイナ・クレー顔料　２０．０ ラテックス結合剤　１６．０ 光学的輝度付与剤　０．８ 水酸化ナトリウム（残部）０．１ 混合方法 ・高速混合タンクに水を入れる ・乾燥塗料構造安定剤を加え高速で１５分間攪拌する・Ｎａ０Ｈ（４０％の固形 分）の第１バツチを加える・ｐＨをチェックし、残りのＮａＯＨを用いて約１０ ゜０に調整する。

・攪拌速度を落し、結合剤を加え、更に１０分間攪拌する。

・光学的輝度付与剤を加える 伊最終ｐＨをＮａＯＨを用いて９．５に調整する材　料 １）塗料構造安定剤は中分子量カルボキシメチルセルローズである。

１１）炭酸カルシウム顔料は粉砕方解石でこれはコスト安の高白色物質で好まし い。その平均粒子の大きさは２゜８ミクロン。

１１１）チャイナ・クレーは細かい白色で、平均粒子大は３．３ミクロン。白色 顔料として作用し、一方、塗料接着性、印刷特性等の一般の特性も維持できるも の、炭酸カルシウムにより付与された輝度をそこなわないものである。

ｉｖ）結合剤は従来のカルボキシ他スチレンブタジェン合成ラテックス塗料全体 に接着性を与える。

上記の塗料混合物を均量４８ｔｒ／ｒｄの標準紙にブレード計量器を用いて塗布 し、塗布量３−７　ｇ　／　ｒｒｒのＣＢレシート商標Ｉｄｅｍ）を保った。塗 布紙をカレンダー掛けし、その気孔率を測定した。

処、適当値を示した。３個のロール塗布ヘッドを用い８００ｒｎ／ｓｉｎ、でＣ Ｂ塗布した。固形分は約２４％で、その成分は次の通りであった。

７０％カプセル　従来のコアセルベージジン法による黒色発色剤を含有するゼラ チン ・ベースのカプセル ２０％スチルト材　セルローズフロック、非固化澱粉又は他の混合物 １０％結合剤　とうもろこし澱粉 塗布紙を乾燥して、乾式的４．５ｇ１ｒｄの塗布量を得た。

塗布中の湿潤が原因で生じるロールを除去又は減少させるためスチームシャワー を用いた。得られたＣＢレシート印刷特性は優れており、外観も手ざわりの点も 良好で実施例１と何様下記の成分からなる。塗布材料を水を加えて３３０８　ｋ ｇ調成した。

成　分　乾式重量（ｋｇ）　乾式重量の分散剤　約その％ （Ｄｉｓｐｅｘ　Ｎ　４０）、　３．６　０．２水中４０％ 炭酸カルシウム顔料　１２７５　６４．５（Ｈｙｄｒｏｃａｒｂ　７０） 水酸化ナトリウム、　２．４　・０．１２水中３０％ 焼成カオリン　３００　１５．２ （チャイナ・クレー） 顔料（Ａｌｐｈａｔｅｘ） カルボキシメチル　２４　１．　２ セルローズ 構造安定剤 Ｒｅｖｉｎｅｘ　ｅ８　ＦＩＯ３６０１８，２ラテツクス、 水中５０％ ステアリン酸　１０　０．５ カルシウム ＣＮ０ｐＣＯｔｅ　Ｃ１０４）　％ 水中５０％ 上記塗料を光学的輝度付与剤を含む従来のＣＢベース紙（商標Ｌｅｕｃｏｐｈｏ ｒ　ＬＮ）に塗布し、気孔率をチェックした後、上記同様のＣＢレシート得られ た。

印刷特性の良好なＣＢ塗布作業上問題のないものであった。

実施例３及び４ 実施例１及び２に従って塗料を調成し、この場合、アルキル・ケテン・ダイマー ・サイズ剤（Ａｑｕａｐｅ１３６０Ｘ３商標名）２重量部と２４ｋｇ　（最終塗 布接触角１１０”になる程度の量）を用いた。印刷特性良好な、しかも１００％ ファンニングによるエッヂ・バット可能な塗布紙が得られた。

実施例５及びに の実施例に於ては構造安定剤とサイズ剤の相方を用いた場合を示し、水で全体が ３６３０部、固形分５５％になるよう下記の成分からなる塗料を調成した。

成　分　実施例５　実施例６ 湿式　乾式　％　湿式　乾式　％ 炭酸　１２７５　１２７５　６３．８　１２５９　１２５９　６３カルシウム （Ｈｙｄｒｏｃａｒｂ　７０） 焼成カオリン　３００　８００　１５　３００　３００　１５（Ａｌｐｈａｔｅ ｘ） 分散剤　９．１　Ｌ６　’０．１ｇ　９．１　３．６０．１８（Ｄｉｓｐｅｘ　 Ｎ　４０） 構造安定剤　２４　２４　１．２　２４　２４　１．２（ＣＭＣ中分子量） サイズ剤　３２２．５　２４　１．２　３２２．５　２４　１．２（Ａｑｕａｐ ｅｌ　３６０　ｘ　Ｂ） ラテックス　７２０　３８０１８　−　−　−結合剤（Ｒｅｖｌｅｗ　９ｇＦＩ Ｏ） ラテックス　−　−−７２０３６０１８結合剤（ＤＯＷ　６２０） ステアリン酸　２０　１０　０．５　２０　１０　０．５カルシウム （Ｎｏｐｃｏｔｅ　Ｃ１４） 塗料の調成、塗布方法は実施例２と２に同じ。測定気孔率（Ｂｅｎｄｔｓｅｎ） は次の通りである。

ＣＢ塗布前　４０．２　約４０ ＣＢ塗布後　３５．４　約３５ 特性測定結果も実施例１及び２と同様良好であった。

実　施　例　７ この実施例に於ても構造安定剤とサイズ剤を同時に用いた場合を示し、実際は６ つの実施例（後述の通り各サンプルに対し二つの異なる塗布量を用いて）を含む ものである。組成物は実施例１の方法で調成、塗布した。用いた炭酸カルシウム の平均粒子は４ミクロンで実施例１のＩｄｅｍベース紙の粗面に３及び６　ｇ　 ／　ｒｒｒの均量で塗炭酸カルシウム　１００ 結合剤　２２　トータル 構造安定剤　１　５５％固形分 サイズ剤　２．５　ｐＨ９，５ 輝度付与剤　１ 塗料２ 炭酸カルシウム　７５ チャイナ・クレー　２５　トータル 結合剤　２０　５０％固形分 構造安定剤　１　ｐＨ９，５ サイズ剤　２．５ 輝度付与剤　１ 塗料３ 炭酸カルシウム　５０ チャイナ・クレー　５０　トータル 結合剤　２０　４７％固形分 構造安定剤　１　ｐＨ９，５ サイズ剤　３．７ 輝度付与剤　１ ６対の塗料サンプルはいずれも満足な気孔率を示し、ＣＢレシート性能に関し、 非塗布紙と比較した物理特性テストを行った結果は次の通りである。

ａ）粗面度 低い値（空気流量の）は平滑度の良好を表す。

ベース紙　２２０　ｒｄ　／　ｗｉｎ。

３　ｇ　／　ｒｒ？サンプル　１７０　ｒｄ２／　ｗｉｎ。

６　ｇ　／　ｒｒｒサンプル　１４０　ｒｄ／　ｍｉｎ。

ｂ）接触角 ベース紙　１１ｇ’ 塗料１，１対のサンプル共　１１７゜ 塗料２，１対のサンプル共　１１６” 塗料３，１対のサンプル共　１１１ｅ しずれも１１Ｏ＠以上で満足値であり、塗布量に影響されない。

Ｃ）コツプ法吸水試験 低い値の方が良好である。

ベース紙　１９．　Ｏｒ／ｒｒ？／ｗｉｎ。

他のサンプル　１５．５−１７．Ｏｇ／ゴ／蕩ｉｎ。

ｄ）白色度／輝度　。

Ａ、エルレフｔ　（Ｅｌ　ｒｅｐｈｏ）法フィルター９．１０及び１１を使用し て計算した値であり、輝度はフィルター１１の値から得られる。

輝　度　明　度　ａ　ｂ ベース紙　１ｉ７．３　９８．９６　１５．８５　−８．８１各塗料８８．５　 ９［１，２４１８，１６−９，２９〜８９．１　〜１８．４２　〜９．８３注： ＋ａ−より赤色　＋ｂ−より黄色 −ａ−より緑色　−す−より青色 Ｂ、　ｖクベス（Ｍａｃｂｅｔｈ　ＩＣ）法測定結果はＵ、Ｖ、値を含めたもの 。リフレクタンス４４０ｎｍに於て顕著な改良がみられる。

サンプル　塗布量　リフレフ　Ｌ　ａ　ｂｇ　／　ｍ　タンス　Ｄ８５　Ｄ６５ 　Ｄ６５４４０ｎ■ ベース紙　−８８，９５９５，５４−０，０５０４２サンプル１　３　９１．１ ９　９５．１５　０．２４　−０．６７サンプル２　Ｂ　９２．６４　９５．５ ０　０４９　−０．７４サンプル３　３　９１．４３　９５．３１　０．１９　 −０．６５サンプル４　Ｂ　９２．１４　９５．６１　０．３２　−０．５２サ ンプル５　３　９１．０３　９５．８５　０．２０　０．２７サンプル６　６　 ９１．３０　９５．７８　０．２９　０．１１ｅ）ＩＧＴ印刷適性試験 スプリングＡ　（３５Ｋｇｆ）はミディアム油を用いて試験の結果、塗料１及び 塗料２はベース紙より改良された値を示し、塗料３はベース紙とほぼ同じ値で、 いずれも満足な値であった。

印刷試験に於て、製産用黒色複写フオーミニレーションをＣＢ塗布した塗料１， ２及び３の塗布紙をＭｕｌｌｅｒ−ＭａｒｔｉｎＬオフセット印刷機で黒インキ （商標名１ｒｌａｍ　Ｔ１１３９２）を用い、速度６７０ｒｐ　ｍ　（２５０ｍ ／ｗｉｎ、）で印刷した処、いずれの塗布紙もダスト発生が少なく、インキ密度 ／強度特性に優れ、ずれが少なく、ＩＧＴ値も低く、良好であった。

塗布紙のエッヂ・パッディング試験結果も、本発明塗布紙は良好であった。ＣＢ 、２枚のＣＦＢ及びＣＦレシートラテックス型接着剤を縁のり付けした複写紙セ ットを吹き分け（ファンニング）１００％で各セットに分離できた。各セット内 のシート間の結合度は任意に弱過ぎる、僅かに弱い、適当、多少強い、強過ぎる と５段階に分けて試験した結果、ベース紙に比べ本発明塗布紙はわずか弱いが上 面塗料の関係で問題なく、特にＣＢ−ＣＦ結合は良好であった。

実　施　例　８ この複数混合の実施例は先ず実施例８−ｃに示す如く、前記実施例と同様に塗料 組成物即ちフオーミュレーションを調成し、これとの相違について次に示す。

実施例８−２　カオリンクレーの代りにタルク（商標名　Ｍｉｓｔｒｏｎ　Ｖａ ｐｏｕｒ　３Ｐ）を顔料として用 いた。

実施例８−５　ラテックスの代りにヒドロオクシカルキルエーテル澱粉（商標名 ５ｏｌｆａｒｅｘ　Ａ３５）を結 合剤として用いた。

実施例８−７　Ａｑｕａｐｅｌの代りに変成ポリウレタン（商標名　Ｃｙｃ　１ 　ｏｐ ａｌＡ）をサイズ剤として用い た。

実施例８−８−１ＯＣ構造安定剤を用いない。

実施例８−１１　ＣｍＣの代りに大豆蛋白質（商標名　Ｐｒｏｃｏｔｅ　４４０ ）　を 構造安定剤として用いた。

下記成分は顔料、結合剤、他の成分の順で記したが、これは添加順序と異なる。

材　料　成　分　％（ｗ／ｖ） Ｈｙｄｒｏｃａｒｂ　７０　炭酸カルシウム顔料　６３．９ＡＩｐｈａｔｅ！　 焼成カオリンクレー顔料　１５．０Ｄｏｖｑ　８２０　スチレンブタジェン　１ ８．０ラテックス結合剤 Ａｑｕａｐｅｌ　３８０　ｘ　アルキルケテンダイマー　１．２サイズ剤 Ｐｉｎｆｉｘ　Ｓ　カルボキシメチル　１．２セルローズ 構造安定剤 Ｎｏｐｃｏｔｅ　ＣｌＯ４ステアリン酸　０．５カルシウム滑剤 Ｄｉｓｐｅｘ　Ｎ４０　ポリアクリル酸　０．１８ナトリウム分散剤 水酸化ナトリウム　０．０４ Ｌｅｕｃｏｐｈｏｒ　ＬＮ　輝度付与剤　−固形分−５５２６ 上記のフォーミュレーションを実施例１と同様にベース紙に、塗布速度４００　 ｍ／ｍ１ｎ、で塗布して、各物性を測定した処、下記の結果が出た。

実施例８の試験結果 実施例塗料粘層ＣＢ前気孔率ＣＢ後気孔率接　触　角粗　面　積（ｃ　ｐ　ｓ） 　（ｎｆｆｌ／ｗｉｎ、）　（＋ｎ２／ｗｉｎ、）　（２秒後’　）　（Ｂｅｎ ｄｔｓｅｎ）８−ｃ　５２０　３１．５　２５．０　７７．６　１１９．０８− ２　５０５　３８．３　１３．０　７９．０　１００．０８−５　８００　２５ ．２　２６．０　１０８．９　１２５．０８−７　５２５　２７．３　２６．５ 　７９．１　１３２．０８−１０　１９５　５５．２　６０．４　８９．８　１ ５０．０８−１１　１０２　２５．０　２３．０　９５．８　１４６．０上記以 外試験としてエッヂ・パッディング試験も行ったが、シート間の結合度はわずか 低いも、ノーマルであり、ＣＢ−ＣＦＢ及びＣＦＢ−ＣＦの吹き分は性能も１０ ０％であった。印刷適性試験結果もＢｏｎｓｆｉｅｌｄ　Ｃｏｎ５ｔａｔ　Ｂｌ ａｃｋ　４０８６２で知られるインキを用いて行ったが良好であった。インキ密 度も良好（但し構造安定剤を用いない場合は多少薄くなる）、パイリングもダス ティングも全体で問題なく、エーテル澱粉結合剤の使用の場合、特に低い値を示 した。

実　施　例　９ 実施例８−ｃに従って、塗料フォーミュレーションを調成した。この場合、Ａｑ ｕａｐｅｌ　３６０Ｘの代りにナショナル・スターチ・アンド・ケミカル・カン パニー社（Ｎａｔｉｏｎａｌ　５ｔａｒｃｈ　＆　Ｃｈｅｍｉｃａｌ　Ｃｏ、） 製のＦｉｂｒａｎ　７１　３．６重量部（アルケニル無水コハク酸サイズ剤）を 用いた以外は成分、塗布方法も同じである。得られた塗料は満足なもので、特に 接触角が１０４”と示されエッヂ・パッディングに最適であった。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〔１〕上面に印刷可能の顔料塗料を有し、下面に圧力破裂壁に包含された発色剤 溶液の単離小滴を有する紙シートからなり、該顔料塗料が顔料用の結合剤と合成 反応性サイズ剤及び／又は塗料構造安定剤からなることを特徴とする記録材料。 〔２〕前記サイズ剤がアルキルケテンダイマー、アルケニル無水コハク酸又は他 の中性反応性サイズ剤であることを特徴とする請求の範囲第１項記載の記録材料 。 〔３〕前記サイズ剤がポリウレタンサイズ剤であることを特徴とする請求の範囲 第１項記載の記録材料。 〔４〕サイズ剤を含み且つ塗布紙の表面上の水滴が異なる接触角で表わされる顔 料の輝き水性が９０°以上好ましくは１００°以上であることを特徴とする請求 の範囲第１項から第３項のいずれか１項記載の記録材料。 〔５〕前記構造安定剤がカルボキシメチルセルローズ、大豆又は他の蛋白質、ア ルジネート又は他の親水性ポリマーであることを特徴とする請求の範囲第１項か ら第４項のいずれか１項記載の記録材料。 〔６〕前記結合剤が合成ゴムラテックス結合剤、スチレンブタジェン又はスチレ ンアクリルラテックスであることを特徴とする請求の範囲第１項から第５項のい ずれか１項記載の記録材料。 〔７〕前記結合剤がヒドロキシアルキルエーテル澱粉誘導体であることを特徴と する請求の範囲第１項から第５項のいずれか１項記載の記録材料。 〔８〕前記顔料が６０−９５重量部、前記結合剤が１０−３０重量部、前記サイ ズ剤（用いる場合）が０．５−１０重量部及び前記構造安定剤（用いる場合）が ０．５−５重量部であることを特徴とする請求の範囲第１項から第７項のいずれ か１項記載の記録材料。 〔９〕前記顔料、結合剤及びサイズ剤のそれぞれの量が６０−９５部、１６−２ ２部及び０．５−１０部であることを特徴とする請求の範囲第８項記載の記録材 料。 〔１０〕前記顔料、結合剤及び構造安定剤のそれぞれの量が７５−８５部、１２ −２２部及び０．５−５部であることを特徴とする請求の範囲第８項記載の記録 材料。 〔１１〕１−５部のサイズ剤を用いることを特徴とする請求の範囲第１０項記載 の記録材料。 〔１２〕上面塗料の塗布量が２−２０ｇ／ｍ２或いは３−１５ｇ／ｍ２であるこ とを特徴とする請求の範囲第１項から第１１項のいずれか１項記載の記録材料。 〔１３〕前記顔料が無機又は鉱物性粒状物質、又は炭酸カルシウムからなること を特徴とする請求の範囲第１項から第１２項のいずれか１項記載の記録材料。 〔１４〕前記顔料の粒子の大きさが１−１０ミクロン或いは２−５ミクロンであ ることを特徴とする請求の範囲第１項から第１３項のいずれか１項記載の記録材 料。 〔１５〕前記サイズ剤がアルキル又はアルケニル基がＣ８以上、或いはＣ１２以 上、最大Ｃ２４を有するアルキルケテンダイマー又はアルケニル無水コハク酸で あることを特徴とする請求の範囲第１項から第１４項のいずれか１項記載の記録 材料。 〔１６〕前記記録材料からなるＣＢシート、ＣＦシート及び一枚或いは複数枚の ＣＦＢシートから構成され且つ各シート間の縁のり付用エッヂ・パッディング接 着剤を有する複写紙セット。 〔１７〕紙シートに塗料の２５−７５％、或いは５０−６５％の固形分を含む水 性溶媒中に前記上面塗料の成分からなる塗料を塗布し、Ｂｅｎｄｔｓｅｎ気孔率 ３０ｍｌ／ｍｉｎ．以上になるように乾燥し、下面に４００−４５０ｍ／ｍｉｎ ．以上の速度で発色剤塗料を塗布することからなる請求の範囲第１項記載の記録 材料の製造方法。 〔１８〕請求項第２から第１５項のいずれか１項又は数項に記載の記録材料の請 求の範囲第１７項記載の方法。 〔１９〕請求の範囲第１項から第１５項記載の記録材料で且つ請求の範囲第１７ 及び第１８項記載の製造法による記録材料をＣＢシートとＣＦシート或いは１枚 又は複数枚のＣＦＢシートを組合せてなる複写紙セット積重ね、この積重ねたセ ットの一側面にエッヂ・パッディング接着剤を施すことを特徴とする複数複写紙 セットの製造方法。