JPH01500520A - 抗腫瘍アルカロイド - Google Patents

抗腫瘍アルカロイド

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JPH01500520A
JPH01500520A JP62504402A JP50440287A JPH01500520A JP H01500520 A JPH01500520 A JP H01500520A JP 62504402 A JP62504402 A JP 62504402A JP 50440287 A JP50440287 A JP 50440287A JP H01500520 A JPH01500520 A JP H01500520A
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ヒガ,タツオ
サカイ,リユウイチ
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ハーバー・ブランチ・オーシヤノグラフイツク・インステイテユーション・インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 抗腫瘍アルカロイド 発明の分野 この発明は、有用な抗腫瘍活性を有する新規環状有機化合物に関する。より詳細 には、この発明は、海洋生物すなわち海綿ハブロスク1/リダ(Haplosc lerida)目由来の新規環状アルカロイド抗腫瘍組成物、およびその使用方 法に関する。
発明の背景 種々の腫瘍関連疾病が人類を冒している。腫晶学および抗腫瘍手段に対してかな りの研究がなされてきている。腫瘍は、様々な哺乳動物に共通のものであり、哺 乳動物における腫瘍の防止、生長の制御および減退は人類にとって重要である。
腫瘍という語は、元の組織または宿主の身体の秩序にどって全体として不整合な 新しい組織生長の異常な塊をいう。
腫瘍は、種々の形態のガンおよびその結果もたらせられるガン性悪態症を含む様 々な障害および状態によって哺乳動物および人類を冒かしている。ガン性悪態症 は、腫瘍による哺乳動物の羅患に伴なう徴候性の不快さである。これらの徴候に は5例えば体重減少によって立証される羅患咄乳動物の弱化状態が含まれる。ガ ンの重大さはよく知られている0例えば、ガンは、ヒトの死因どして、心臓病お よび血管系疾病に次ぐものである。
腫瘍学、8よび化学療法を含む抗腫瘍手法に対してかなりの研究および投資がな されてきている。腫瘍の生長を阻害し、緩和しまたは制御することを助けるある 種の方法および化学組成物が開発されているが、新規な方法および抗腫瘍化学組 成物が必要である。
海洋生物および特に海綿は、多様な化学的および生物学的に興味のある分子の潜 在的な供給源である。海綿から誘導されたそのような分子のいくつがが、ショイ アー・ピー9914編、Marine Natural ProductsCh emical and BioJo 1cal Pers ectives;  AcademicPress;−=、 、 −E−り、 1978−1983;  Vol、 I−V; 7 t −フナ−参ディー・ジェイ、 Natural ヒ田国」上」μ皿月11984、551−598.ウニムラ拳ディー、タカハシ 会ケイ、ヤマモトーティー、カタヤマ・シー、タナヵ骨ジェイ、オフムラ・ワイ 、ヒラタ争ワイ、J、 Am、 Chew。
江c、 11185.107.47913−4798に記載されている。これら 文献の全開示内容は、ここに引用しておく。
海洋生物(すなわち、カリブ尾索類(caribbeantunicate)  )から誘導され、β−カルポリン系を含有する他の興味のある組成物が、ケイ− エル・ラインハート、Jr、ジェイ舎コバヤシ、ジー・シー−ハーバ−、アール −ジー拳ヒユーズ、 Jrl ニス・ニー拳Chemical 5ociet  、 106.1524 (1984); ジェイーコバヤシ、ジー会シー争ハー バ−、ジェイ・ギルモアおよびケイ−エル・ラインハート、 Jr、 f5.1 526に記載されている。
さて、海綿ハリクロナ(Haliclona)属の抽出物から誘導されたある種 の環状アルカロイド組成物が、有用な抗腫瘍活性を有することが見い出された。
色艶立IJ したがって、この発明の目的は、抗腫瘍剤として有用な新規組成物および該新規 抗腫瘍組成物を製造するための方法を提供することである。
この発明の付加的な目的および利点は、一部において以下の記載に説明されてお り、および一部においてその記載から明らかであろうし、またこの発明の実施に よって理解され得る。この発明の目的および利点は、添付の請求の範囲に特に指 摘した組成物、プロセス、方法および組合ぜにより実現され、達成される。
この発明に従って上記目的を達成するために、ここで具体化され充分に記載され ているように、この発明は、一般式(I) (ココテ、X’ 、X2.X3、X” 、X’ 8よUX’は水素、ハロゲン、 ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アシロキシまたは低級モノもしくはジアルキ ルアミノ基、Rは水素、低級アルキルまたは低級アシル基、R2は水素、ヒドロ キシ、低級アルコキシまたは低級アシロキシ基)の組成物を包含する。
この発明の他の態様において、式■の組成物における二重結合が部分的にまたは 完全に還元されている。
この発明のさらなる態様において、組成物は、式1の組成物の、もしくは少なく とも1つの二重結合が還元されている式Iの組成物の鉱酸もしくは有機a塩であ る。
この発明の好ましい態様において、組成物は実質的に純粋である。この発明のさ らなる好ましい態様において、R’ 、R” 、Xl、X2.X3 、X4 、 X”、およびx6は水素またはヒドロキシである。
この発明のさらに好ましい態様において、この発明は、式(II) の組成物を包含する。
ここで具体化され充分に記載されているように、この発明はまた、活性成分とし て、式IまたはIIの1種または2種の組成物、少なくとも1つの二重結合が還 元されている式1の組成物、または式1の組成物もしくは少なくとも1つの二重 結合が還元されている式1の組成物の酸塩の効果的抗腫瘍量、および非毒性の薬 理学的に許容できるキャリアもしくは稀釈剤を含む抗腫瘍組成物を包含する。
ここで具体化され充分に記載されているように、この発明は、また、式Iおよび IIの組成物およびそれらの還元誘導体もしくは酸塩誘導体を製造する方法を包 含する。当該方法は、海綿ハリクロナ属を収集する工程、該海綿を少なくとも1 種の好適な有機溶媒と接触させて式1もしくはIIの組成物またはそれらの還元 誘導体もしくは酸塩誘導体を包含する抽出物を得る工程、および該抽出物から式 1もしくはIIの組成物または上記誘導体を単離する工程を具備する。
この発明の好ましい態様において、上記好適な溶媒は、アセトン、メチルエチル ケトン、酢酸エチル、メタノール、エタノール、およびメチルイソブチルケトン よりなる群の中から還ばれる。
ここで具体化され充分に記載されているように、この発明は、さらに、腫瘍を式 1もしくIIの組成物またはそれらの還元誘導体もしくは酸塩誘導体の1種また はそれ以上の効果的抗腫瘍量と接触させることを包含する、宿主における腫瘍の 阻害方法およびガン性悪態症の治療方法を包含する。
上記一般的記載および以下の詳細な記載は共に、単に例示的および説明的なもの であり、請求の範囲に記載された発明を限定することを意図するものでないこと を理解すべきである。
の ましい熊 の・細な】−男 さて、この発明の好ましい態様につき詳しく説明する。その実施例は、以下の実 施例の項に説11されている。
この発明に従い、ここに具体化され充分に記載されているように、上記目的を達 成するために、この発明は、一般式(1) (ココテ、x 、X 、X 、X 、X5およびx6は水素、ハロゲン、ヒドロ キシ、低級アルコキシ、低級アシロキシまたは低級モノもしくはジアルキルアミ ノ基、Ri は水素、低級アルキルまたは低級アシル基、R2は水素、ヒドロキ シ、低級アルコキシまたは低級アシロキシ基)の組成物を包含する。
この発明の他の態様において、式Iの組成物における二重結合が部分的にまたは 完全に還元されている。
この発明のさらなる態様において、組成物は、式Iの組成物もしくは少なくとも 1つの二重結合が還元されている式Iの組成物の鉱酸(例えば、HC又。
R2SO4、H3PO4,HNO3等)塩もしくは有機S塩である。
この発明のより好ましい態様において、この発明は、式(II) の組成物を包含する。
この発明に従い、活性成分として上に記載し式■またはIIで定義される組成物 およびそれらの還元誘導体および酸誘導体の1種またはそれ以上の効果的抗腫瘍 量を、非毒性の薬理学的に許容できるキャリアーもしくは稀釈剤とともに含む抗 腫瘍組成物が提供される。
抗腫瘍組成物が使用される条件が異なるので、効果量は異なるが、活性に要求さ れる最小投与量は、一般に、105腫瘍細胞に対してo、oiないし100マイ クログラムである。この発明の組成物は、肺ガンA349、回盲腺ガンHCT− 8およびヒト胸部ガン細胞MDAMHのようなヒト肺、結腸および哺乳動物腫瘍 を含むがこれらに限定されない様々な範囲の腫瘍を防止するのに活性である。非 毒性の薬理学的に許容できるキャリアーもしくは稀釈剤の有用な例には次のもの が含まれるが、これらに限定されるものではない:エタノール、ジメチルスルホ キシドおよびグリセリ ン 。
この発明に従い、腫瘍を、式1またはIIの組成物およびそれらの還元もしくは 酸誘導体の1種またはそれ以上の抗腫瘍量と接触させることを包含する、宿主に おける腫瘍を阻害する方法が提供される。腫瘍の阻害に対するこの発明の組成物 の効果は、宿主における腫瘍の制御およびガン性悪態症の治療におけるそれらの 有用性を示すものである。
この発明に従い、式IもしくはIIの組成物およびそれらの還元もしくは酸塩誘 導体を製造する方法は、海綿ハリクロナ属を収集する工程、該海綿を少なくとも 1種の好適な有機溶媒と接触させて、式IもしくはIIの組成物またはそれらの 還元もしくは酸塩誘導体を包含する有機抽出物を得る工程、および式1またはI Iの化合物を単離する工程を具備する。
式IもしくはTIの組成物およびそれらの還元もしくは酸塩誘導体を製造するた めのこの発明の方法の好ましい態様の詳細な記載および説1月は、次の通りであ る。海綿ハリクロ丈属を沖縄のマンザモ沖水深30メートルの処でスキューバに より採取する。この海綿を第1の溶媒としてのアセトンと接触させ、そこに約4 8時間浸漬して抽出物を得、これを濃縮して水性懸濁液(水は海綿の自然水分か ら由来する)を得る。ついで、この水性懸濁液を、第2の溶媒としての酢酸エチ ルで抽出して、式1もしくはIIの組成物またはそれらの還元もしくは酸塩誘導 体を包含する抽出物を得る。酢酸エチル抽出物を法発により濃縮して固体有機残 渣を得る0次に、この残渣をクロマトグラフィーにかけて純粋な固体生成物を得 る。
アセトンおよび酢酸エチルはそれぞれ第1および第2の抽出溶媒として現在のと ころ好ましいものであるが、他の好適な溶媒で置き換えてもよい。好適な溶媒は 、式1もしくはifのいずれか1つの化合物またはそれらの還元もしくは酸塩誘 導体を海綿の他の成分から抽出できるものでなければならない、アセ)・ンまた は酢酸エチルのいずれかと置き換え得る好適な第1および第2の溶媒には次のも のが含まれるが、それらに限定されるものではない:メチルエチルケトン、アセ トン、メタノール、エタノール、メチルイソブチルク゛トン、メチレンクロリド 、クロロホルム、エーテル、およびテトラヒドロフラン。
この発明の方法に従って、いずれの好適な分別および単離技術をも用いることが できる。好適な分別技術には、当業者に知られているシリカゲル、セフアープ7 クスLH−20、アンモニア処理シリカゲル、RP−18,RP−8およびリク ロソルブ(!、1chrosorb) N H2カラムを含む好適なカラムを有 する高圧液体クロマトグラフィー(HP L C)のような種々のクロマトグラ フィー技術が含まれる。上記カラムは、当業者に知られているように、ヘプタン 、酢酸エチル、メチレンクロリド、メタノール、イソプロピルアルコニル、並び にそれらの種々の組合せおよび比率のような適当な溶出剤で溶出される。この発 明の組成物を単離するためには、向流クロマトグラフィー技術もまた有用である 。
支亙」 さて、この発明を実施例により説明する。これら実施例は、この発明の範囲を限 定することを意図するものではない、上記詳細な説明および一般的な説明と併せ て、これら実施例は、この発明のさらなる理解を提供し、この発明の組成物を製 造するための方法を概説するものである。
以下の実施例は、上述のこの発明の目的を達成するだめのこの発明の組成物、プ ロセスおよび方法の好ましい態様を代表するものである。調製方法が示されてい ない実施例中の出発物質および試薬は、化学品供給会社のような当業者に知られ ている供給元から市販されているものである。
犬」1例−一ユニΣ】 この発明の抗腫瘍環状アルカロイドは、以下の手法に従って、海綿ハリクロナ属 から製造した。
旧0[」 マンザミンAの′漬 1985年4月に、沖縄のマンザモ沖水深30メートルの処で、海綿ハリクロナ 属の試料(湿潤重量s s Og)を採取した。この海綿を、アセトン1リツト ル中に48時間浸漬することによって抽出した。濃縮後、水性懸濁液を酢酸エチ ル(EtOAc)で抽出してEtOAc可溶残渣(固体)2.3gを得た0次に 、この残渣の一部(1,7g)を、シリカゲル(2:3 へブタン−EtOAc )、セフ7−ゾツクスLH−20(1:l メチレンクロリド−メタノール)、 アンモニア処理シリカゲル(25:35:1 ヘプタン−EtOAc −インプ ロパツール)、リクロソルブNH?、HPLCカラム(5ニア:0.1へブタン −EtOAc−インプロパツール)および最後にピリジンで処理したシリカゲル (2:1 メチレンクロリド−EtOAc)のカラムを順次用いてクロマトグラ フ処理して固体125 m gを得た。メタノールから再結晶させて純粋マンザ ミンへ−塩酩塩100mgを無色結晶として得た。融点〉240℃(分解) *  [a ] ”o’ + 50°(c O,2B 、 CHCfL3 )I R (K B r ) 3280.3150.3050.3000.2920゜28 00、2780.2B30.25θ0.1817.1555.1488.144 8゜!418.1385.1,370. H2S、 1270.1230.11 80.1142゜1.110.1095.1065.1025.970.950 . [10,8sO,820゜780、740.725.700.670.65 0.および623c+++。
’HNMR(cDe、q)δ++、7ecxH,幅広)、 Io、62(IH, @広)、 8.34(IH,d、 J=5.2 Hz)、 8.08(18,d 。
J−7,9Hz)、7.85(IH,d、J=5−! Hz)、7.83(18 ,d。
J=7.FJ Hz)、7.52(IH,t、J−7,9Hz)、7.23(I H,t。
J=7.9 Hz)、6.25(IH,s)、6.29(IH,m)、5.57 (2H。
m)、 5.39(IH,t、 J−9,9Hz)、 4.94(IH,幅広) 。
4.03(IH,幅広)、 3−72(IH,幅広、 J−6Hz)、および3 .27(IH,g*) 。
+3c NMR(CDC又31090) δ144.0゜142.8. 141 .7. 141.6. 137.9. 135.5. 133.6. 133. 2゜129.7. 128.4. 127.2. 124.8. 121.5.  121.3. 119.6゜11L2. 1!3.2. 78.4. 71. 5. 70.8. 57.5. 53.9゜53.8. 49.6 47.5.  45.Q、41.5. 3B、5. 33.9. 2B、8゜2B、8.2B 、7.25.3.24.9.24.7.および21.IUV(MeOH) 入w ax 213.219.238.280.290゜346、 357. ■n HREINS mHz 548.3510 (C:H,6H,N+0は548. 3515)ErMS mHz 548 (4)、530 (100)、438  (+9)、40B (66)。
379 (2B)、311 (55)、396 (27)、253 (23)、 1[12(4B)、 138 (27)、およびH(3B)。
−2−“の マンザミンAは、接触還元において、それぞれ、l、2または3モル出量の水素 を用いることによってジヒドロ、テトラヒドロまたはへキサヒドロマンザミンA に容易に還元される。マンザミンAの試料および少量のPd/C,Pt/Cまた はラニーNiのような触f13[ヲエタノールまたはメタノールのような好適な 溶媒中で混合する。この混合物を水素化装置において水素の存在下に攪拌する0 反応が遅過ぎる場合、痕跡量のHCuのような酸の添加により媒体を弱酸性とす ることによって促進さける。完全に還元してヘキサヒドロマンザミンAを作るこ とを望むなら、還元は、高められた圧力の水素下に、バール(Parr)水素化 装置のような装置を用いておこなわれる。
−3−の マンザミンAは塩基性化合物であるから、その酸塩は、マンザミンAをHCR1 H乙S04のような無機酸またはシュウ酸のような有機耐と水性エタノールまた はメタノール中において混合することによって容易に製造される。X線分析によ って示されるように、マンザミンー塩酸塩は以下の構造を有する。
この の化 の−瘍 実施例のマンザミンA(1)に相当する式1およびIIの組成物の抗腫瘍効果を 説明するために、以下のアッセイ方法を用いた。
P388マウス白血病細胞アッセイ 組夏五豆1j 10%ウマ血清、4 m Mグルタミンおよび20pg/ m lゲンタマイシ ンを含むダルベツコMEM培地中で、P388マウス白面病細胞を生育させる。
細胞を、10%COZ中でインキュベートし、1週間に2回線代培養する。
1児 1、24穴プレートまたはチューブの各ウェルに化合物を加え、溶媒を蒸発乾固 させる。
2、 各ウェルまたはチューブに2m文(1,2!10 ’ )の細胞を加え、 混合する。
3、10%C02,中237℃で48時間インキュベートする。
4、 倒立顕微鏡でプレートを読み、1+から4+まで次のように活性に点数を 付ける:ND(検出不可)、>90%、1+、75−90%;2+、5o−74 %、3+、25−49%;4+、<25%(対照生長に対して)、各チューブに ついて細胞をカウントし、結果を対照の%として報告する。
ヒト腫瘍細胞系アッセイ 組且亙立差」 HCT−8ヒト結腸腫瘍細胞はRPM11640培地(ギブコ)中で生育させる 。A349ヒト肺ガン細胞はダルベツコ培地(バイオロゴス社)中で培養する0 MDAMBはヒト胸部ガン細胞である。全ての培地はlO%仔牛血清を添加し、 50 g g / mlゲンタマイシンを含む。全てのヒト腫瘍細胞系は5%C 02゜において37℃でインキュベートし、1週間に1回線代培養する。
1丑 1、24穴プレートの各ウェルに1 ml (5000MDAMB)の細胞を接 種する。
2. Co2インキュベーター中で48時間インキュベートする。
3、 各ウェルに化合物を加え、さらに120時間インキュベートする。
4、 培地を捨て、メチレンブルー(HCT−8)またはクリスタルバイオレッ ト(A549およびMDAMB)で着色する。
5、 藁処理ウェルの細胞密度を対照(薬添加せず)のそれと次のように比較す る:ND(検出不可)、>90%;1+、75−9Q%;2+、50−74%; 3+、25−49%; 4 + 、 < 25%(対照生長に対して)。
陽性対照−ビンブラスチンまたはビンクリスチン水溶液。
ビンブラスチンまたはビンクリスチン対照の最終濃度(2μ文/アッセイを使用 ) 5mg/m又 2μ、又 5 糾g/m文1mg/mu2μ、jl1gg/+コ on0.1 mg/m1 2g文 0.) gg/m文0.05mg/mu 2 gn 0.05 JLg/mlに記アッセイの結果を表1にまとめる。
エ マンザミンAの“ 瘍アーセイV マンザミンAHC丁−8片1 M[lAMB P3月0.5g1m文 4+ 4 + 4+ −0,1g/ml ND ND ND −0,07g/mJ1 −  − − [50表1は、マンザミンAがヒトガン細胞に対しては少なくとも0. 5gg/rnlの濃度で、マウス白血病細胞に対しては少なくとも0.07μg  / m lの濃度で良好な抗腫瘍活性を有することを示している。
上記インビトロ試験から、この発明の組成物が、腫瘍を阻害または破壊するのに 効果的であり、したがってこの発明の目的を満足してガン性悪態症のような宿主 におけるその種の腫瘍によって引き起こされまたはそれに関連する疾病を制御す るのに有効であることが明らかである。
この発明の範囲は、上記記載、実施例および示唆された使用により限定されるも のではなく、この発明の精神から逸脱することなく変更が可能である0例えば、 他の溶媒を使用することができ、またハロゲン化誘導体のような実施例1の組成 物の誘導体が上記した好ましい態様と同様の抗腫瘍活性を有し得ることに注意さ れたい。さらに、ここに記載した組成物は、例えば鎮痛用途のような他の有用な 用途を持ち得る。この発明の組成物の適用は、当業者に現在または予見的に知ら れているようないずれの好適な治療方法および技術により達成できる。かくして 、本発明は、この発明の変更および変形を、それらが添付の請求の範囲およびそ の均等物の範囲に入るならば、カバー・するものであることが意図されている。
国際調査報告 lalmwlss−A6@&aMllNI PCT/lJs 87101566

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.一般式式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここで、X1、X2、X3、X4、X5およびX6は水素、ハロゲン、ヒドロ キシ、低級アルコキシ、低級アシロキシまたは低級モノもしくはジアルキルアミ ノ基、R1は水素、低級アルキルまたは低級アシル基、およびR2は水素、ヒド ロキシ、低級アルコキシまたは低級アシロキシ基)で示される組成物。
  2. 2.該組成物における少なくとも1つの二重結合が還元されている請求の範囲第 1項記載の組成物。
  3. 3.該組成物における全ての二重結合が還元されている請求の範囲第1項記載の 組成物。
  4. 4.請求の範囲第1項記載の組成物の鉱酸もしくは有機酸塩。
  5. 5.請求の範囲第2項記載の組成物の鉱酸もしくは有機酸塩。
  6. 6.鉱酸がHCl、H2SO4、H3PO4およびHNO3よりなる群の中から 選ばれる請求の範囲第4項記載の鉱酸塩。
  7. 7.鉱酸がHCl、H2SO4、H3PO4およびHNO3よりなる群の中から 選ばれる請求の範囲第5項記載の鉱酸塩。
  8. 8.R1、R2、X1、X2、X3、X4、X5、およびX6が水素またはヒド ロキシである請求の範囲第1項記載の組成物。
  9. 9.式 ▲数式、化学式、表等があります▼で示される請求の範囲第1項記載の組成物。
  10. 10.該組成物が実質的に純粋である請求の範囲第1項記載の組成物。
  11. 11.該組成物が実質的に純粋である請求の範囲第2項記載の組成物。
  12. 12.活性成分として効果的抗腫瘍量の請求の範囲第1項記載の組成物の1種ま たはそれ以上、および非毒性の薬理学的に許容できるキャリアーもしくは稀釈剤 を包含する抗腫瘍組成物。
  13. 13.活性成分として効果的抗腫瘍量の請求の範囲第2項記載の組成物の1種ま たはそれ以上、および非毒性の薬理学的に許容できるキャリアーもしくは稀釈剤 を包含する抗腫瘍組成物。
  14. 14.活性成分として効果的抗腫瘍量の請求の範囲第4項記載の組成物の1種ま たはそれ以上、および非毒性の薬理学的に許容できるキャリアーもしくは稀釈剤 を包含する抗腫瘍組成物。
  15. 15.活性成分として効果的抗腫瘍量の請求の範囲第9項記載の組成物の1種ま たはそれ以上、および非毒性の薬理学的に許容できるキャリアーもしくは稀釈剤 を包含する抗腫瘍組成物。
  16. 16.腫瘍を、効果的抗腫瘍量の請求の範囲第1項記載の組成物の1種またはそ れ以上と接触させることを特徴とする、宿主における腫瘍の阻害方法。
  17. 17.腫瘍を、効果的抗腫瘍量の請求の範囲第2項記載の組成物の1種またはそ れ以上と接触させることを特徴とする、宿主における腫瘍の阻害方法。
  18. 18.腫瘍を、効果的抗腫瘍量の請求の範囲第5項記載の組成物の1種またはそ れ以上と接触させることを特徴とする、宿主における腫瘍の阻害方法。
  19. 19.腫瘍を、効果的抗腫瘍量の請求の範囲第9項記載の組成物の1種またほそ れ以上と接触させることを特徴とする、宿主における腫瘍の阻害方法。
  20. 20.宿主が哺乳類宿主である請求の範囲第16項記載の腫瘍の阻害方法。
  21. 21.腫瘍を、効果的抗腫瘍量の請求の範囲第2項記載の組成物の1種またはそ れ以上と接触させることを特徴とする、哺乳類宿主における腫瘍の阻害方法。
  22. 22.海綿ハリクロナsp.を収集する工程、該海綿を好適な有機溶媒と接触さ せる工程、 該海綿および溶媒混合物の抽出物を得る工程、および 該抽出物から請求の範囲第1項記載の組成物を単離する工程 を具備することを特徴とする請求の範囲第1項記載の組成物の製造方法。
  23. 23.宿主において腫瘍の存在により引き起されるガン性悪態症を治療するため の治療方法であって、該腫瘍細胞を、効果的抗腫瘍量の請求の範囲第1項記載の 組成物と接触させることを特徴とする方法。
  24. 24.宿主において腫瘍の存在により引き起されるガン性悪態症を治療するため の治療方法であって、該腫瘍細胞を、効果的抗腫瘍量の請求の範囲第2項記載の 組成物と接触させることを特徴とする方法。
  25. 25.宿主において腫瘍の存在により引き起されるガン性悪態症を治療するため の治療方法であって、該腫瘍細胞を、効果的抗腫瘍量の請求の範囲第9項記載の 組成物と接触させることを特徴とする方法。
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