JPH01500363A - ロータリ式内燃機関 - Google Patents

ロータリ式内燃機関

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JPH01500363A JP62503553A JP50355387A JPH01500363A JP H01500363 A JPH01500363 A JP H01500363A JP 62503553 A JP62503553 A JP 62503553A JP 50355387 A JP50355387 A JP 50355387A JP H01500363 A JPH01500363 A JP H01500363A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ヒ朋 □ 本発明はロータリ内燃機関に関し、特に、ベーンロータが回転して出力を得るよ うに構成した内燃機関(エンジン)に関する。
青員茨五 従来のロータリ式内燃機関は往復運動する複数のピストンから構成されていて、 各ピストンが出力軸に関して半径方向に往復運動するようになっていた。これら の各ピストンは、直列形内燃機関の往復動ピストンと同様に作動する。エンジン サイクルの圧縮、点火および膨張部分は、すべてピストンシリンダ内で行なわれ る。
他の形式のロータリ式内燃機関は偏心して取付けられたロータを用いていて、ロ ータ回転の異なるサイクルにおいて圧縮、点火および膨張を行なうようになって いる。この形式のエンジンはトルクを大きくすることができる利点がある反面、 エンジンの膨張および排気サイクルが比較的短いため、燃焼ガスから回収可能な 動力の幾分かが失われてしまうという欠点がある。
光貝■3玉 本発明は、従来のロータリ式内燃機関に比べ優れた特徴およびこれ迄に得ること のできなかった他の利点を与えるものである。
本発明のエンジンは、膨張室を形成すべ(半径方向に突出することのできるベー ンを用いており、点火された空気−燃料の混合気を膨張室内で膨張させてエンジ ンを駆動するように構成されている0本発明のエンジンを用いると比較的大きな トルクを得ることができる。なぜならば、膨張するガスの力が作用するときのモ ーメントアームを、はぼエンジンの半径と同じ長さにとることができるからであ る。従って本発明のエンジンはモーメントアームを最大にとることができかつト ルクを大きくすることができる。
偏心して取付けられたロータを備えている従来のロータリ式内燃機関とは異なり 、本発明のロータリ式内燃機関は比較的長い膨張サイクルを有するので、膨張す るガスから最大限の出力を発生させることができる0本発明のエンジンは圧縮を 行なうサイクルがエンジンの別の部分で行なわれるため、シャフトのほぼA回転 に等しいサイクルを用いている。
これらの利点および他の利点は、本発明によるロータリ式内燃機関により達成さ れる0本発明の内燃機関すなわちエンジンは、静止ハウジングと、燃焼用の混合 気を供給するための手段とを有しており、ハウジング内にはシャフトが回転自在 に支持されている。また本発明のエンジンはシャフトと共に回転できる圧縮部を 有している。該圧縮部はシャフトに取付けられた第1のロータを存しており、該 第1のロータは複数のシリンダと複数のピストンとを備えていて、各ピストンは 各シリンダ内で往復運動して混合気を圧縮するようになっている。また本発明の エンジンは、シャフトと共に回転できる点火および膨張部を有している。この点 火および膨張部は、シャフトに取付けられた第2のロータと、該第2のロータか ら突出することができるように構成された複数の中空ベーンとを備えている。第 2のロータは複数の点火室を備えていて、各点火室は、シリンダの1つから圧縮 された混合気を受入れることができるように連結されている。また第2のロータ のまわりには複数の膨張室が形成されていて、各膨張室は、点火室の1つから点 火された混合気を受入れることができるように連結されておりベーンによって互 に分離されている。
凹血立旦皇星脱ユ 第1図は、本発明によるロークリ式内燃機関の側断面図である。
第2図は、第1図の2−2線に沿って断面した端面図である。
第3図は、第1図の3−3線に沿って断面した端面図である。
第4図は、第1図の4−4線に沿って断面した端面図である。
第5図は、第1図の5−5線に沿って断面した端面図である。
第6図は、第5図の6−6線方向から見た部分的断面図である。
第7図は、第5図の方向とは反対の方向から見たベーンロータの端面図であり、 第1図の7−7線に沿って部分的に断面したところを示すものである。
第8図は、第1図の8−8線に沿って断面した端面図である。
第9図は、第7図のベーンロータの側面図である。
Iを するための の礒 図面を参照すると、第1図には本発明によるロータリ式内燃機関(エンジン)が 示しである。このエンジンは円筒状のハウジング1内に収容されており、ハウジ ングの両端には、ボルト52により環状の端キャンプ2.3が取付けられている 。各端キャップ2.3の内側には、ベアリングハウジング4.5が配置されてい る。ベアリングハウジング4は前方の端キャップ3に隣接して配置されており、 ベアリングハウジング5は後方の端キャップ2に隣接して配置されている。
互に密接して配置された1対のスラストベアリング12.13が、エンジンの前 後端において各ベアリングハウジング4.5内に設けられている。ベアリングハ ウジング4.5の内側において、各対のスラストベアリング12.13の一方に 隣接して、ロータシャフト18と共に回転できるように取付けられた回転する端 プレート6.7が配置されている。各端プレート6.7には、ロータシャフト1 8を通すための中央開口が設けられている0回転する端プレート6は後方のベア リングハウジング5および後方のベアリング12に隣接して配置されており、他 方の端プレート7は前方のベアリングハウジング4および前方のベアリング13 に隣接して配置されている。かくして、後方のベアリング12の対は後方のベア リングハウジング5および後方の端プレート6によって保持され、また、前方の ベアリング13の対は前方のベアリングハウジング4および前方の端プレート7 によって保持されている。
エンジンをロータシャフト18上で所定位置に保持しておくために、ロータシャ フト18の両端部には、ロックナツトとワンシャナツトとの組合せ体14.15 が設けられている。一方のロックナツトとワッシャナツトとの組合せ体14は、 ロータシャフト18の前端部に配置されており、他方のロックナツトとワッシャ ナツトとの組合せ体15は、ロータシャフト18の後端部に配置されている。回 転する端プレート6.7と該端プレート6.7にそれぞれ隣接するベアリングハ ウジング4.5との間には、間隙が設けられている。各ベアリングハウジング4 .5およびこれに隣接する端キャップ2.3を貫通して通孔22が形成されてお り、前記間隙内に蓄圧された燃焼圧力を、これらの通孔22を通して抜くことが できる。
本発明のエンジンすなわちロータリ式内燃機関は、圧縮部40と、点火および膨 張部41とから構成されている。圧縮部40は、端プレート6.7のほぼ中間に おいてロータシャフト18に取付けられた回転するバルブボートプレート24に よって、点火および膨張部41から分離されている。バルブボートプレート24 の外径はハウジング1の内径よりも小さく、従ってバルブボートプレート24の 周囲には環状の回転しないスペーサ23が設けられている。従って、エンジンの 圧縮部40は、回転する前方の端ブレート7と回転するバルブボートプレート2 4との間に配置されており、エンジンの点火および膨張部41は、回転するバル ブボートプレート24と回転する後方の端プレート6との間に配置されている。
第1図および第2図に、エンジンの圧縮部40が示されている。
第1図に示すように、前方の端プレート7とバルブボートプレート24との間に おいてハウジングlに隣接して、偏心したシリンダライナ8が配置されている。
このシリンダライナ8はハウジング1に固定されており、従って回転しないよう になっている。第2図に示すように、シリンダライナ8は、ハウジング1の内側 に近接した側のシリンダライナ8内に間隙が形成されるように、ロータシャフト 18に関して偏心して配置されている。偏心したシリンダライナ8内には円筒状 のロータ19が配置されており、該ロータ19はロータシャフト18と共に回転 できるように取付けられている。シリンダライナ8が偏心位置に取付けられてい るため、シリンダライナ8の内側とロータ19の外側との間には外方の圧縮室4 2が形成される。このように、ロータ19に関してシリンダライナ8が偏心して 配置されているため、外方の圧縮室42の容積は、第2図で見てエンジンの底部 における比較的大きな室が形成される状態から、エンジンの頂部におけるように 殆んど室が形成されない状態まで変化する。
ロータ19内には、ロータシャフト18に関して半径方向に延在している3つの 円筒状ピストン43が設けられている。各ピストン43は、ロータ19内で半径 方向に延在しているピストンシリンダ44内で往復運動できるように取付けられ ている。各ピストン43には、該ピストンの中央部分を貫通してロータシャフト 18に関して半径方向に延在している通路49が設けられている。
各通路49は、ピストン43の側面(ロータ19の回転方向の側面)を通るよう に形成されたボート28を介して、シリンダライナ8とロータ19との間に形成 される室42と連通している0通路49の半径方向内方の端部は、吸気バルブ1 7のヘッド48によって閉鎖される。吸気バルブ17は、ピストン43の中央部 内に配置されていて、ピストン43と同一軸線状に延在している。
各ピストン43は、ロータ19に形成されたピストンシリンダ44内で半径方向 に移動することができる。また、各吸気バルブ17は、それぞれのピストン43 内で移動することができる。各ピストン43は、シリンダライナ8の内周面と係 合している1対のボールベアリング16(第1図、第2図)を介してシリンダラ イナ8の内周面と接触している。シリンダライナ8が偏心して配置されているた め、ピストン43はロータ19の回転に応じて、ピストンシリンダ44内で往復 運動する。ピストン43が第2図で見てエンジンの底部に向って移動するとき、 各ピストン43は遠心力によって半径方向に押し出され、またピストン43が第 2図で見てエンジンの頂部に向って移動するとき、ピストン43とシリンダライ ナ8との保合によって各ピストン43は半径方向内方に押し込まれる。各ピスト ン43が半径方向外方の位置にあるとき、ロータシャフト18に隣接している側 のピストンシリンダ44内には、内方の圧縮室45が形成される。ピストン43 が半径方向内方の位置に向って押し込まれるとき、ピストン43は圧縮室45の 中に進入していき、ピストン43とピストンシリンダ44との間に圧縮室45が 存在しなくなるまで進入し続ける。
シリンダライナ8の内周面には溝46が設けられており、この溝46はシリンダ ライナ8の内周面の一部に形成されている。このlI46は、ロータ19がシリ ンダライナ8内で回転するときに、各吸気バルブ17のステム47と係合するよ うになっている。1つの吸気バルブ17のステム47が溝46と係合するとき、 吸気バルブ17はピストン43に関して半径方向外方に移動され、これにより吸 気バルブ17のヘッド48によって開口部が閉じられる。これに対し、吸気バル ブ17のステム47が、溝46が形成されていないシリンダライナ8の内周面部 分に沿って移動するときには、吸気バルブ17がピストン43に関して半径方向 内方に押し込まれ、これにより吸気バルブ17が開放されて空気−燃料の混合気 が内方の圧縮室45内に流入することができるようになる。
空気−燃料の混合気は、ハウジングlの外側に取付けられたキャブレタ35によ って、外方の圧縮室42内に供給される。キャプレタ35から供給された空気− 燃料の混合気は、ロータ19とシリンダライナ18との間で外方の圧縮室42に 連通している吸気ボート32に導入される。この空気−燃料の混合気は、ピスト ン43に設けた通路49を通って各々の内方の圧縮室45内に流入する。このと き空気−燃料の混合気は、ロータ19が回転する方向におけるピストン43の側 面に設けられたボートすなわち回転するスーパーチャージング(過給)ボート2 8を通って、通路49内に流入する。ロータ19が回転することによりすべての ピストン43が外方の圧縮室42を通って回転するため、外方の圧縮室42内の 空気−燃料の混合気がボート28内に強制吸入されるときにスーパーチャージン グ効果が生じる。吸気バルブ17のステム47がシリンダライナ8の内周面と接 触していて、吸気バルブ17が半径方法内方に押し込まれている限り、空気−燃 料の混合気が各ピストン43の通路43を通って内方の圧縮室45内に流入する 。吸気バルブ17のステム47がシリンダライナ8の溝46と係合すると、吸気 バルブ17が閉じられるために内方の圧縮室45内への空気−燃料の混合気の流 入が停止される。
各ピストン43が吸気ボート32を通過するとき、シリンダライナ8が偏心して 配置されているためにビスI・ン43が半径方向外方に移動し、かつ、この部分 にはシリンダライナ8の内周面に溝46が形成されていないために吸気バルブ1 7は開がれている。
空気−燃料の混合気はボート28内に強制的に押し込まれ、更に通路49を通り 、膨張しつつある内方の圧縮室45内に流入する。
ピストン43が第2図で見てエンジンの底部に到達すると、ピストン43は半径 方向外方に向って移動することを止めて半径方向内方に向って移動し始め、内方 の圧縮室45は膨張を止めて収縮し始め、かつ、シリンダライナ8の内周面には 溝46が存在するようになるために、吸気バルブ17が閉じられ、空気−燃料の 混合気はもはや内方の圧縮室45に流入することも流出することもできなくなる 。ロータ19が第2図で見てエンジンの頂部に向って回転し続けるとき、ピスト ン43が半径方向内方に押し込まれ、内方の圧縮室45を収縮させ、これにより 、空気−燃料の混合気は内方の圧縮室45内で圧縮される。
圧縮された空気−燃料の混合気は、ボート27 (第1図〜第3図)を通って、 内方の圧縮室45から点火および膨張部41へと移動する。ボート27は3つあ り、内方の各圧縮室45に1つのボート27が設けられている。第1図に示すよ うに、ボート27は、ロータ19の一側および回転するバルブボートプレート2 4を通って延在している。バルブボートプレート24は、エンジンの圧縮部40 をエンジンの点火及び膨張部41がら分詞している。
エンジンの点火および膨張部41はベーンロータ2oを備えている。このベーン ロータ20は、ロータシャフト1Bに回転できるように取付けられており、バル ブボートプレート24と後方の端プレート6との間に配置されている。ベーンロ ータ20は、該ベーンロータ20を包囲しているベーン偏心シリンダライナ9内 で回転する。第4図に示すように、シリンダライナ9はロータシャフト18のま わりで偏心して取付けられており、従って、ベーンロータ20の外側とシリンダ ライナ9の内側との間には、容積寸法の変化する膨張室50が形成される。
各ボート27からの圧縮された空気−燃料の混合気は、ベーンロータ20に設け られた半径方向に延在している3つの通路51のうちの1つの中に流入する。ベ ーンロータ20に設けた各通路51は、ピストンロータ19に設けたピストンシ リンダ44の1つと平行に配置されている。各通路51の半径方向外方の端部に は、ベーンロータ20の外周面に小さな凹部として形成された小さな点火室29 が設けられている。これらの各通路51内には、ベーンバルブおよびばね組立体 21が配置されている。各々のベーンバルブおよびばね組立体21は、通路51 の半径方向外方の端部に螺着された環状のバルブシート53と、該バルブシート 53の中心部を通って延在しているステム57を備えているベーンバルブ54と 、通路510半径方向内方部に配置されていて、バルブ54を閉じるべくバルブ シート53に対してバルブヘッド56を押し付けるように該バルブヘッド56と 係合しているばね55とから構成されている。ばね55の作用によりベーンバル ブ54が閉鎖しているときには、空気−燃料の混合気が通路51を通って半径方 向外方に流れることが防止される。各バルブ54のステム57はベーンロータ2 0の外周面を超えて突出しており、バルブ54が、シリンダライナ9に取付けら れた点火プラグ58に隣接するエンジンの頂部に到達するときに、シリンダライ ナ9の内周面と係合するようになっている。バルブステム57がシリンダライナ 9の内周面と係合すると、ばね55の押圧力に抗してバルブ54が開放され、こ れにより、ボート27がら流入した空気−燃料の混合気が通路51を通って点火 室29内に流入する。
このことは、第4図に示すように、点火室29がエンジンの頂部に到達したとき に行なわれる。このように点火室29が点火プラグ58の位置に到達すると、点 火プラグ58が点火される。
点火室29内で空気−燃料の混合気が点火された後、ベーンロータ20は第4図 で見て時計回り方向に回転する。これにより、空気−燃料の混合気は、3つの軽 量な中空のベーン1oの1つの直後にある膨張室50内に流入する。各ベーン1 0は、ベーンロータ20に設けられた各キャビティ59内で半径方向にスライド して出入りできるように取付けられている。また、各ベーン10は、シリンダラ イナ9の内周面とベーン10の端部とが常時係合するように取付けられている。
かくして、ベーン1oの後方でベーンロータ20とシリンダライナ9との間には 膨張室50が形成され、点火後に燃焼混合気が膨張してベーン10を押し、エン ジンを駆動する。
第4図に示すように、各膨張室50内で発生されるトルクは、ベーン10の面に 作用する力と、この力が及ぼされているときのモーメントアームとの積に等しく なる。このモーメントアームは第4図において番号39で示すように、ロータシ ャフト18の中心からベーン10の露出面に至る距離である。このモーメントア ームはモータすなわちエンジン自体の半径にほぼ等しいため、本発明のエンジン は従来の同サイズのロータリ式エンジンよりも大きなトルクを発生することがで きる。従来のロータリ式エンジンにおいては、モーメントアームの長さは、往復 運動するピストンのストロークの長さに過ぎない。ベーン10を用いることによ って、本発明のエンジンは同容積でより大きなトルクを発生することが可能とな る。
シリンダライナ9が偏心して配置されているため、ベーン1゜の後側の膨張室5 0の容積は、ベーンロータ2oが回転してベーン10が第4図に見てエンジンの 底部に向って移動するにつれて増大していく。混合気が完全に膨張した後は、排 気ポート36.37.38から排出される。第5図及び第6図に示すように、後 方の端プレート6に半径方向に延在する溝を形成することによって、回転する排 気ポート36が形成される。ベーンロータ2oが回転を続け、シリンダライナ9 が偏心していることにより膨張室50の容積が縮小し始めると、回転する排気ポ ート36によって、膨張室50と円周方向に延在している排気ポート37とが連 通ずるようになる。第7図に示すように、排気ポート37は、シリンダライナ9 の一側面に設けられた円周方向に延在する溝として形成されている。排気ポート 36によって膨張室50と排気ポート37とが連通されると、排気ガスが膨張室 50から排気ポート37に流入する。排気ポート37は、エンジンの一例すなわ ち膨張室50の容積が縮小する側に設けられていて、膨張室50内の排気ガスが 空になるまで排気が続けられる。排気ポート37は半径方向に延在している排気 ポート38(第4図、第7図、第8図)を連通している。該排気ポート38はシ リンダライナ9を貫通していて、排気ガスを大気中に放出できるようになってい る。
各ベーンlOがそれぞれのキャビティ59内へ引込められるときの摩擦を小さく するため、各キャビティ59も排気ポート36によって排気される。このため、 第4図に示すように、各排気ポート36はその内端部が各キャビティ59に連通 している。排気ポート36が排気ポート37と連通ずる位置にベーンロータ20 が到達すると、キャビティ59もこの排気システムと連通ずるようになる。膨張 室50からこれらの排気ポート36.37.38を通って流出する排気ガスの圧 力が低下すると、ガスがキャビティ59から引き出され、排気サイクル中にベー ンlOはそのキャビティ59内に引き込まれる作用を受ける。
中空のベーン10はまた、後方のベアリングハウジング5と係合しているトラン チョン(truncheon) l1Jl立体により駆動されるように支持され ている。トランチョン組立体のトランチョン(ロフト)61は各ベーン10に取 付けられておりかつ後方の端プレート6に形成した半径方向に延在するスロット 34(第1図、第5図)の中へ後方に突出している。スロット34は、ベーンロ ータ20が回転するときに各ベーン10が半径方向に動き得るようにするため、 半径方向に拡大されている。トランチッンすなわちロフト61の端部にはベアリ ング11が取付けられており、該ベアリング11は、後方のベアリングハウジン グ5の内面に形成された偏心軌道33(第1図、第8図)と係合している。ロー タシャフト18と共にベーンロータ20が回転するとき、ベアリング11は軌道 33内で回転して、ベーン10を支持している。軌道33は、ベーンロータ20 が回転するときに各ベーンlOが半径方向に出入りして、各ベーン10の外端部 がシリンダライナ9の内周面と常時接触することができるように偏心している。
エンジンのサイズの増大を最小限にしつつその出力を増大させるため、2つの圧 縮部を設け、点火および膨張部の両側に圧縮部を1つずつ配置するように構成し てもよい。このように構成した2つの圧縮部は、同じロータシャフトに取付ける ことができる。
各圧縮部は、前述のような複数のシリンダで構成することができる。また、点火 および膨張部に設けられるベーン10の幅ば、多量の空気−燃料の混合気を受入 れることができるように広くしてもよい。
図示の実施例では、圧縮部が3つのシリンダを備えており、従って点火および膨 張部も3つのベーンを備えている例が示しである。しかしながら、これらのシリ ンダおよびベーンの数は他の数にすることができ、もしもエンジンを大型化して も差支えないならば6シリンダおよび6ベーン型のエンジンにすることもできる 。
Qフ αつ 国際調査報告

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.静止したハウジングと、 燃焼用の混合気を供給する手段と、 前記ハウジング内で回転自在に支持されたシャフトと、該シャフトと共に回転す ることができる圧縮部とを有しており、該圧縮部は前記シャフトに取付けられた 第1のロータを備えていて、該第1のロータは複数のシリンダと複数のピストン とを有しており、各ピストンは各シリンダ内で往復運動して前記混合気を圧縮し 、 前記シャフトと共に回転する点火および膨張部を更に有しており、該点火および 膨張部は前記シャフトに取付けられた第2のロータと該第2のロータから突出す ることができるように構成された複数の中空のベーンとを備えており、前記第2 のロータは複数の点火室を備えていて、各点火室は前記シリンダの1つから圧縮 された混合気を受入れることができるように連結されており、前記第2のロータ のまわりには複数の膨張室が形成されていて、各膨張室は前記ベーンによって互 に分離されておりかつ前記点火室の1つから点火された混合気を受入れることが できるように連結されていることを特徴とするロータリ式内燃機関。
  2. 2.前記第2のロータは偏心して取付けられているライナの中に取付けられてお り、第2のロータを取囲んでいる前記膨張室の容積は、前記シャフトと共に第2 のロータが回転するときに変化することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の ロータリ式内燃機関。
  3. 3.前記ベーンは、前記膨張室の容積が大きくなるサイクル中に、前記第2のロ ータに関して半径方向外方に動くことができ、かつ、前記膨張室の容積が小さく なるサイクル中に、前記第2のロータ内に引っ込むことができることを特徴とす る請求の範囲第2項に記載のロータリ式内燃機関。
  4. 4.前記第1のロータのまわりには圧縮室が形成されており、前記第1のロータ は偏心して取付けられたライナの中に取付けられていて、前記第1のロータを取 囲んでいる前記圧縮室の容積は、前記シャフトと共に第1のロータが回転すると きに変化することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のロータリ式内燃機関。
  5. 5.前記第1のロータにはスーパーチャージングポートが設けられていて、混合 気は該ポートを通って前記圧縮室から前記シリンダに導入されることを特徴とす る請求の範囲第4項に記載のロータリ式内燃機関。
  6. 6.前記シリンダが前記シャフトに関して半径方向に延在していることを特徴と する請求の範囲第1項に記載のロータリ式内燃機関。
  7. 7.前記膨張室から燃焼した混合気を排気するための手段を更に有していること を特徴とする請求の範囲第1項に記載のロータリ式内燃機関。
  8. 8.前記点火および膨張部は複数のバルブ手段を更に備えており、各バルブ手段 は前記シリンダの1つおよび前記点火室の1つと関連していて、前記シリンダが 混合気を圧縮しているときには閉鎖され、混合気を圧縮した後は開放されて混合 気を点火室に導入することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のロータリ式内 燃機関。
  9. 9.前記点火室が、前記第2のロータの周囲に設けた凹所であることを特徴とす る請求の範囲第1項に記載のロータリ式内燃機関。
  10. 10.ロータリ式内燃機関において、 静止したハウジングと、 空気−燃料の混合気を供給するためのキャブレタと、前記ハウジング内で回転自 在に支持されたシャフトと、該シャフトと共に回転することができる圧縮部とを 有しており、該圧縮部は前記シャフトに取付けられた第1のロータを備えており 、この第1のロータは前記シャフトに関して半径方向に延在している複数のシリ ンダと複数のピストンとを備えており、各ピストンは各シリンダ内で往復運動し て前記空気−燃料の混合気を圧縮し、前記圧縮部は更に、前記ハウジング内で前 記第1のロータのまわりに偏心して取付けられた第1のライナを備えており、該 第1のライナと前記第1のロータとの間に圧縮室が形成されていて、該圧縮室の 容積は、前記ライナが偏心して取付けられているために前記第1のロータのまわ りで変化することができ、 前記シャフトと共に回転することができる点火および膨張部を更に有しており、 該点火および膨張部は、前記シャフトに取付けられた第2のロータと該第2のロ ータから突出することができるように構成された複数の中空のベーンとを備えて おり、前記点火および膨張部は更に、前記ハウジング内で前記第2のロータに関 して偏心して取付けられた第2のライナを備えており、前記第2のロータは複数 の点火室がを備えていて、各点火室は前記シリンダの1つから圧縮された混合気 を受入れることができるように連結されており、前記第2のロータのまわりで前 記第2のライナの中には複数の膨張室が形成されていて、各膨張室は前記ベーン によって互に分離されておりかつ前記点火室の1つから点火された空気−燃料の 混合気を受入れることができるように連結されており、前記膨張室の容積は、前 記第2のライナが偏心して取付けられているために前記第2のロータのまわりで 変化し、前記膨張室内で膨張する空気−燃料の混合気によって前記ベーンが回転 されかつ前記内燃機関が駆動され、更に、燃焼した空気−燃料の混合気を排気す るための手段を備えていることを特徴とするロータリ式内燃機関。
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