JPH01500168A - 角膜切開術用装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 角膜切開術用装置 本発明は本明細書の請求の範囲第１項の導入部分に記載した如き角膜切開術用装 置に関するものである。

この型式の装置は例示的なものとしてはいわゆる眼のラジアル角膜切開術で使用 される。この型式の装置スリニバサンとボージル・ブラレン両氏が発表した論文 「角膜のエフシマー・レーザー手術」で知られていに対応する光に対し透過性の ある領域を有する視野開口又はマスクが備えである。例示的なものとして１９３ ｎｍのレーザー波長を有するエフシマー・レーザー等適当な波長を呈するレーザ ー又は例示的なものとしてＩＲ範囲の他の波長を有するレーザーを採用すると、 組織がレーザー光によって除去される。この様にしてラジアル角膜切開術で要求 される如き角膜内に「切り口」を作ることが出来る。

本発明の一部分として、前記先行技術の装置には多数の欠点のあることが認識さ れている。

人体上での眼の手術中に眼の運動を全体的に無くすことは出来ない。本発明の要 素は随意的及び不随意的眼球運動と頭の運動がやっかいなだけでなく、脈動又は 呼吸に起因する体の運動でさえも数１００＜ｍ迄の幅になるに違いない切り口の 制御不能な拡開をもたらし得るとする認識にある。ここで、典型的なエフシマー ・レーザは約２５シヨツト／秒の繰返し率を有すること及びラジアル角膜切開術 の切り口作成には約１００秒かかることを考慮すべきである。従って、切り口が 眼球運動によって広げられるだけでなく、ショツト数、ショット効率及び切り口 深さの相互関係も乱される。

本発明の目的は作成された切り口が眼球運動に起因して広がらない角膜切開術用 装置を提供することにある。

本明細書の請求の範囲第１項の導入部分に記載の装置、即ち適当なレーザー、例 えばエフシマー・レーザー又はＩＲ範囲にあるレーザーからの光線によりマスク を通じて角膜が照らされる装置で処理を続行することによって本発明の目的に対 する１つの解決策が成功することは印象的なことである。本明細書の請求の範囲 における特徴の部分に説明された諸特徴によって、脈動、呼吸又は頭の運動等に より典型的に発生する僅かの眼球運動の影響を無くしショット数、ショット効率 及び切り口深さの固定相関関係を以って切り口の明確に定められたものを作成す ることが可能である。

発明的要素は眼球に堅固に取付けられる即ち眼に対して相対的に固定されるホル ダーによって開口マスクが保持されることにある。手術用レーザー光線は開口マ スクを通る手術光線に対して透過性のある領域だけでなく、周わりの領域も照射 する。従って、深さが非制御様式では変更されずショツト数、ショット効率及び 切り口深さの間に所定の相関関係を有する切り口が作成されるような様式でレー ザーショットの間及び２回のショットの間に眼球運動中一定の強度を以って角膜 と同じ領域が常時照らされる。

本発明による装置は開口マスク内のショットの方向と長手方向に一致するよう向 けである横断面を有するビーム径路又は光線に対して透過性のある開口マスクの 領域を走査するビーム径路を有することが出来る。

然し乍ら、いずれにせよ、光学的測定がなされる場合は、例示的にドイツ特許出 願Ｐ３５　２３３４０．０．Ｐ３５　２３　３４１．９及びＰ３５２３　３４２ ．７（そのクレーム１１及び１２）に説明された如き測定方法が有利である。

本明細書の請求の範囲第１１項に記載の手術用レーザーのビーム径路を作成する ことにより、各々角膜のマスク上のレーザー光線が所定視野の高程度の深さを以 って照射されるので角膜の曲率に起因する作成済み切り口の広がることが無く且 つそれによるぼんやりした照射がないことが連成される。

切り口領域を「局部的に」　（請求の範囲第１２項）照射すること又は多数の「 ショット」によって切り口領域を走査することが出来る。

残りの部分については、前掲の特許出願は本明細書の請求の範囲第１１項及び同 第１２項にて待ｆＦ請求された請求の範囲第１項の目的の好適実施態様の詳細部 分を参照する。

勿論、本発明の全体的な技術思想の範囲内で実際上任意の所望の様式にて眼球に ホルダーを付着又は固定することが出来る。例示として、溶解性接着剤の被膜に よりホルダーを付着することが出来る。然し乍ら、開ロマスク付きホルダーを真 空圧によって眼球に固定するようにした請求の範囲第２項に記載の実施態様を使 用することが特に有利であり且つ簡単である。

本明細書での請求の範囲第３項及び第４項はこの「堅固」な付着を真空圧により どのように実現可能であるかの可能な２つの方法を特許請求している。

例示的なものとして、ホルダーの接触面内の環状溝を眼球に備え、環状溝と眼球 により定められた空間内に真空を作成することが可能である（請求の範囲第３項 ）。

一方では、ホルダーと開口マスクの間、他方では眼球との間の特に強力な付右は 、開口マスク、ホルダーの内壁及び眼球により定められた空間内に真空が発生さ れる本明細書の請求の範囲第４項に記載の解決方法から得られる。この実施態様 においては、眼球運動が比較的大きい場合でも開口マスクは「滑」らない。

実際上、例示として本明細書の請求の範囲第５項に記載の膜ポンプを採用して真 空を発生することが出来る。

然し乍ら、いずれにせよ、各個々の事例に適合させることが出来且つ充分に「堅 固な」付着と眼又は機械的部品上の圧力の間の適合が達成されるよう（請求の範 囲第６項）ポンプの真空力等は調節可能でおることが有利である。

その上、例示的なものとして特定の切りロバターン、ラジアル切り口又はドツト ・シーケンスを作成可能な各開口マスクに対して特別のホルダーを手元に保存し ておく必要がないよう開口マスクを交換出来ることが（請求の範囲第９項）ホル ダーのこうした様式による構成時には有利でおる。例示的なものとしてマスク挿 入体は締付はリングにより締付けることが出来る。

請求の範囲第４項に記載の如きホルダーの実ｉ態様の場合、ホルダーにリング形 接触面を備え、真空圧が開口マスクを堅固に付着させる際ホルダー内に簡単に設 置させれば充分である。その上、前述の実施態様では真空圧発生前に角膜に対す る「切りロバターン」の相対的調節を容易に行なうことが出来る。

医学的に要求されるパターンに対応する手術用レーザー光線に対する透過性及び 非透過性領域を有する開口マスクは各種材料で作成可能である。例示的なものと して、エフシマー・レーザーが採用される場合は、マスクを水晶ガラスで作成す ることが出来、その場合、レーザー光線に対して非透過性の領域には反射被膜が 備えられる。

然し乍ら、本明細書の請求の範囲第７項に記載の如く光線が手術用レーザーに対 して透過性があれば、その領域内でマスク材料のブリーチを開口マスクに備える ことが特に有利である。開口マスクの前述の形成は切り口を作成すべき領域内で のマスク材料による反射若しくは吸収によつレーザー・ビームが弱められない利 点を有している。請求の範囲第４項に記載のホルダーの構造に関連して、マスク 、ホルダー及び眼球により定められた空間内に維持されている真空に起因して空 気が連続的にマスク内のブリーチを通じて吸入されるという高い利点がある。こ の空気の流れはレーザ光線の吸収に起因して温かくなり得るマスクを冷却する。

更に、空気の流れは切り目領域からの光削減により発生した気体性生成物を除去 出来る。

然し乍ら、いずれにせよ手術用光線に対して非透過性の領域内でのレーザー光線 に対する良好な反射特性を有する材料で開口マスクを作成することが有利である 。例示的なものどして、マスクは薄い板金で作成可能であり、例示的なものとし て、２９３１ｕｌ＋　（請求の範囲第８項）の波長を有するＵｖ手術用レーザー に対してはアルミニウムが特に適している。

処理中の手術を観察出来るようにするため、更に、開口マスク内に付加的な窓セ グメントを設け、この窓を通じて角膜を観察し特に切り口を観察することが出来 ることが好ましいく請求の範囲第１０項）。

本明細書での請求の範囲第１３項には角膜の頂点からのマスクの好適な距離が記 載しておる。マスクと角膜の間のこの距離の場合、マスクから角膜迄の直接的な 温度伝達がなく、更に、光削減により自由にされた気体性生成物を引き出すこと が出来る。

角膜の全体的な領域内で作動可能にするため、本明細書の請求の範囲第１４項に 記載の如くホルダーは角膜を包囲している眼球の部分上に存在することが好まし い。

更に、開口マスク。ホルダ及び眼球（請求の範囲第１５項）により定められた空 間内における「熱的シールド」、流れ妨害素子等といった付加的な素子を設ける ことも出来る。

本明細書の残りの部分に図示されていない詳細な内容全ての説明がなされる添付 図面を参照しながら好適実ｍ態様を適用すれば本発明が以後一層明らかとなろう 。

第１図は本発明の第１実施態様の横断面図。

第２図は本発明の第２実ｉ＝様の横断面図。

図面において、１は角膜２を包囲している眼球４の部分３上に存在しているホル ダーを表わす。ホルダーにはリング形接触面５が備えてあり、その上に開口マス ク６が存在し、このマスクは例示的にはアルミニウムの薄板で作成しである。開 口マスク６内にはブリーチアが存在し、当該ブリーチは角膜２内の所望の切りロ バターンにて配列しである。例示的にはブリーチアはラジアル・スリット及び／ 又はドツト・シーケンスにすることが出来る。

第１図に図解された好適実ｍ態様においては、眼球４の部分３上のホルダー１の 接触面８に環状溝９が存在している。これはポンプに接続してあり、このポンプ は表わされていないが、ホース１０を介して真空が溝９及び眼球４により定めら れた空間内に維持されるような様式で接続され、これにより開口マスク６付きホ ルダー１はそれが眼の運動に追随するような様式で眼球に対し押し付けられる。

この様にして、模式的にのみ表わしである手術用レーザーのビーム１１は眼が動 く場合でも常時角膜の同じ領域に対しブリーチアを照らすだけでなくブリーチア を包囲している開口マスク６の部分を照す。この様にしてショット数、ショット 効率、除去済み組織又は切り口深さの間の相関関係を固定しておる「明確に定め られた」切り口が効果的に生ずる。

第２図に示された実施態様にはホルダー１内に環状溝が無く、むしろホルダー１ ．角膜２及び開口マスク６で定められた空間１２が無くなされ、この目的のため 空間１２は図示されていないポンプにホース１０を通じて接続されている。この 実施態様には眼球に対するマスク付きホルダーの付着が第１図による実ｔＭ態様 の「環状吸収」の場合より強力であるという利点がある。更に、ブリーチアを通 じて空間１２内へ流れかつホース１０を通じてポンプに至る空気の流れはマスク 材料を冷却し、光削減で生じた気体性生成物を除去する。更に、ホルダー１の壁 と壁は環状溝が必要とされないことから第１図の実施態様の場合より薄くするこ とができる。以上本発明の全体的な技術思想の範囲を限定する意図を伴わずに本 発明につきその実施態様を適用して説明した。当然、開口マスクを角膜に対して 相対的に付着する各種子くの改変例が本発明の全体的な技術思想の範囲内で可能 でおる。

例示的なものとして、眼に対する付着と眼上における圧力の間の良好な適合性を 達成するためポンプの排気力を調節することができる。更に、第２図に示された 実施態様におけるホルダー内に簡単に設置される開口マスクはばねリングによっ て付加的に締付けが可能である。

Ｆｉｇ、７ Ｆｉｇ、２ 国際調査報告 ＡＮＮＥＸ　τＯ−ｆｆ　ＺＮＴ！：ＲＮＡτｌ０ＮＡＬ　５ＥＡＲＣＨＲＥＰ ＯＲＴ　ＯＮ

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. （１）ビーム（１１）を角膜（２）上に投射でき、ビーム径路内で開口マスク（ ６）が配設され、角膜の照射領域を定める手術用レーザーによる角膜の角膜切開 術用装置であって、前記開口マスク（６）がホルダー（１）により保持され、当 該ホルダーが眼球（４）に堅固に付着され、手術用レーザーのビーム（１１）が 手術用レーザーの光線とマスク（６）の周りの領域に対し透過性のある領域（７ ）の少なくとも一部分を照射するようにした角膜切開術用装置。
2. （２）前記ホルダー（１）と開口マスク（６）が真空圧によって眼球に対し保持 されるようにした請求の範囲第１項に記載の装置。
3. （３）前記ホルダー（１）に眼球（４）とのその接触面（８）の領域内における 環状溝（９）が備えられ、排気装置が前記環状溝（９）内に真空を発生するよう にした請求の範囲第２項に記載の装置。
4. （４）前記ホルダー（１），開口マスク（６）及び角膜（２）により定められた 空間（１２）内に真空を発生する排気装置が備えてある請求の範囲第２項に記載 の装置。
5. （５）前記排気装置が膜ポンプであるようにした請求の範囲第１項乃至第４項各 項記載の装置。
6. （６）ポンプの排気力が調節可能になっている請求の範囲第２項乃至第５項各項 記載の装置。
7. （７）前記レーザービーム（１１）に対して透過性があると考えられる個所で領 域内のマスク材料内のプリーチ（７）が前記開口マスク（６）に備えてある請求 の範囲第１項乃至第６項各項記載の装置。
8. （８）前記開口マスクがアルミニウム製であるようにした請求の範囲第７項記載 の装置。
9. （９）前記開口マスク（６）が前記ホルダー（１）内で交換可能になっている請 求の範囲第１項乃至第８項各項記載の装置。
10. （１０）窓セグメントが前記開口マスク（６）内に付加的に設けられ、これが手 術中における角膜の観察を可能にするようにした請求第１項乃至第９項各項記載 の装置。
11. （１１）２個の集光用光学素子が前記開口マスクの照射ビームの径路内に配列さ れ、付加的な開口マスクを間に配列してある入れ子式の配列を形成するようにし た請求の範囲第１項乃至第１０項各項記載の装置。
12. （１２）光学的回転素子が集光光学素子の間に配列され、これが眼球に付着され た開口マスク上のレーザー光線を回転させるようにした請求の範囲第１０項に記 載の装置。
13. （１３）前記マスク（６）から角膜（２）の頂点までの距離が１ｍｍ乃至２ｍｍ であるようにした請求の範囲第１項及び第２項記載の装置。
14. （１４）前記ホルダー（１）が角膜（２）を包囲する眼（４）の部分（３）上に 存在する請求の範囲第１項乃至第１３項各項記載の装置。
15. （１５）前記角膜（２），ホルダー（１）及び開口マスク（６）により定められ た空間（１２）内に付加的なシールド素子が備えてある請求の範囲第１項乃至第 １４項各項記載の装置。