JPH0145275Y2 - - Google Patents

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JPH0145275Y2
JPH0145275Y2 JP19309481U JP19309481U JPH0145275Y2 JP H0145275 Y2 JPH0145275 Y2 JP H0145275Y2 JP 19309481 U JP19309481 U JP 19309481U JP 19309481 U JP19309481 U JP 19309481U JP H0145275 Y2 JPH0145275 Y2 JP H0145275Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はパルス幅変調形インバータ(以下
PWMインバータと称する)によつて誘導電動機
を駆動するものに係り、誘導電動機の加減速中パ
ルスモードの切換に伴い生じる耳障な運転音変化
を除去するようにしたインバータのゲート信号発
生回路の改良に関する。
直流電源より可変電圧・可変周波数の交流電力
を得るインバータにおいて、誘導電動機(以下単
に電動機という)の速度制御用等に出力周波数の
1サイクル間のパルス幅を調整して所望の基本波
電圧波形を発生せしめるPWMインバータが多く
用いられている。このパルス幅制御による出力電
圧の大きさを調整する方式においては出力電圧が
矩形波状の波形になるため、一般に必要な基本波
電圧のほかその高次の高調波成分の電圧が含まれ
るものとなる。このためPWMインバータを用い
る電動機駆動システムでは低次高調波成分の少な
い正弦波変調方式が好んで採用され、三相の線間
電圧をバランスさせかつ上下対称波形を得るため
に、通常インバータ周波数の1サイクル間を3の
倍数でかつ奇数となるようパルスモードすなわち
1サイクル間のオンオフ回数を選定するものとな
つている。これを第1図aを参照して説明する。
第1図aは9パルスモードにおける変調動作例
を示すものであつて、VU,VV,VWはそれぞれ電
気角120゜の位相を有する正弦波状のレベル信号、
VTは三角波状の搬送波信号である。すなわち、
レベル信号VU,VV,VWと電気角0゜〜360゜したが
つてインバータ周期1サイクル間にパルスモード
の数に等しいチヨツピング周期TCHをもつ9回繰
返しの搬送波信号VTとの交点で、各主制御素子
のゲートに加えるオンオフ信号が変調器出力信号
として発生される。ここに、U相の変調器出力信
号つまりゲート入力信号UGは、レベル信号VU
搬送波信号VTの比較より(VU>VT)のときオン
信号(Hレベル)を、(VU<VT)のときにオフ信
号(Lレベル)を与えられるものとして示され
る。なおV相およびW相のゲート入力信号として
は、前述した如く搬送波をインバータ周期1サイ
クル間3の倍数で分割しているため、それぞれU
相と電気角120゜位相がずれているだけで例示のゲ
ート入力信号UGと全く同じ波形が与えられる。
したがつてインバータの主制御素子をトリガーし
て得られるインバータ出力電圧が三相線間ともバ
ランスしたものとなる。
さらにかかるものを、始動から最高速度まです
なわちインバータ周波数を零から最高周波数まで
変化させて電動機を運転するときに電動機電流の
ピークを転流可能なある一定値に抑えるよう波形
改善を行うため、通常運転周波数の増加につれて
パルスモードを変化させることにより最高のチヨ
ツピング周波数を一定になるようそのパルスモー
ドが選定されるものとしている。
第1図bはチヨツピング周波数変化を示すもの
であり、横軸にインバータ周波数INVを、縦軸に
チヨツピング周波数CHを示し、<>内にパルスモ
ードの数を示している。また一点鎖線は最高チヨ
ツピング周波数が一定となつていることを示す。
しかしながら、かくの如きパルスモード切換にお
いてはチヨツピング周波数CHの大きな変化を伴
うことから、電動機印加電圧の高調波成分の大き
な変化をきたして電動機運転中の騒音のレベルと
周波数変化を生じ、不愉快な音色変化が発生され
るものとなる。例えばインバータ周波数INVの50
Hzのときに15パルスモードから21パルスモードに
変化させると、チヨツピング周波数CHをそれら
のインバータ周波数倍の750Hzから1050Hzへと300
Hzの変化を与えることになり、特に始動から最高
運転周波数への加速の場合電動機は加速につれパ
ルスモードが切換るごとに運転音が変化して甚だ
耳障である。
なお、前述した如き不愉快な音色変化の発生を
避けるにはチヨツピング周波数CHを一定として
任意のパルスモードで運転する方法を採用すれば
よいが、その場合第1図aに示す如きレベル信号
VU,VV,VWと搬送波信号VTとの同期が生ぜず、
三相間の線間電圧はアンバランスになりかつ上下
も非対称な波形を生じて電動機効率が同期方式の
ものより悪化したものとなつてしまう。
本考案は上述したような点に鑑みて、運転音に
おいて音色変化がなく、なおかつ三相間の線間電
圧をバランスさせ上下対称の波形を発生させる簡
単な回路構成からなるインバータのゲート信号発
生回路を提供するものである。
まず、本考案によるゲート信号の発生動作を、
7パルスモード例を示す第2図を参照して説明す
る。
第2図において、任意に定めたチヨツピング周
波数CHより決まる搬送波信号VTは、例えばVV
の零点Pからチヨツピング周波数CHによつて定
まる傾斜でカウントされる。ここで、チヨツピン
グ周波数CHはパワースイツチング素子の最大駆
動周波数まで可能であり、その素子の限界から搬
送波信号VTの傾斜および上下限値は定まる。そ
して、予め定められた限界値の点Qに達すると、
カウンタは後述の如く逆カウントされる。さら
に、カウント値が限界値もしくは前に述べたよう
にレベル信号VU,VV,VWが一致する点、したが
つて点Sに達すると逆カウンタする。
すなわち、搬送波信号VTは予め定められた傾
斜で、予め定められた限界値もしくはレベル信号
VU,VV,VWが一致する点で、傾斜が反転する波
形となる。
また、そのときのゲート入力信号UGは、第1
図aと同様にしてVUとVTとの論理信号で得られ、
第2図下部に示されるものとなる。さらに、この
ゲート入力信号VG以外のものも同様に作成し得
る。
よつて、これらのゲート入力信号の作成から、
後述する如く、インバータ出力の線間電圧を得る
ものとすれば第3図に示される線間電圧VUVの如
くなる。また、他の線間電圧もこの線間電圧VUV
に等しく位相が120゜づつシフトされたものにな
る。
つぎに、本考案の技術思想について第3図〜第
5図を参照して説明する。ここに、第3図および
第4図は搬送波信号とPWM線間電圧の波形を示
すものであり、第5図はパルス位置関係を表わす
ものである。
しかして、本考案の思想は、第1図aに示され
るレベル信号VU,VV,VWは120゜位相が遅れた波
形が順に現われること、この120゜間では60゜対称
の波形であることに着目し、搬送波に同様の性質
をもたせることを主眼するものであつて、その搬
送波は前記レベル信号と零点を一致させかつレベ
ル信号内の2個の信号間(VUとVV,VVとVW
VWとVU)が一致する60゜ごとの時点で傾斜を逆転
させることにある。
すなわち、レベル信号VU,VV,VWとこれに関
係する新規な搬送波VT′は前述の思想に基づくも
のによれば第3図のように表示されるものであ
り、それによる線間電圧VUVが例示の如くパルス
T1,T2,T3,T4,T′3,T′2,T′1の7個から形
成されるものとなる。ここに、この線間電圧VUV
の波形の拡大したものを第4図に示している。な
おパルス符号においてダツシユを付したものはダ
ツシユの付かないパルス符号のものと90゜対称で
あることを示す。
かかるものは、本考案が有する特長の一つであ
る3の倍数でないパルスモードをもつことを示す
例であつて、ここに形成されるパルスをつぎに検
討を加えてみることにする。さて、パルスT3
3個のパルスT3A,T3B,T3Cの合成であり、パル
スT4は2個のパルスT4A,T4Bの合成であり、パ
ルスT3′は3個のパルスT3A′,T3B′,T3C′の合成
であることがわかる。さらには、これらのパルス
間は幾何学的につぎの関係にあることがわかる。
T1=T3C=T3C′=T1′ T2=T4A=T4B=T2′ T3A=T3B=T3B′=T3A′ また60゜区間のパルス群θ1,θ2,θ3,θ4としてみ
るに、パルス群θ1をパルスT1,T2,T3Aの群と
し、パルス群θ2をパルスT3C,T4A,T3B′の群と
し、パルス群θ3をパルスT3C′,T4B,T3Bの群と
し、パルス群θ4をパルスT1′,T2′,T3A′の群とす
ることにより、パルス群θ1に対してパルス群θ2
60゜位相が遅れたものであり、パルス群θ1とパル
ス群θ4、パルス群θ2とパルス群θ3はそれぞれ90゜対
称であることがわかる。したがつて、これらのパ
ルス位置の関係は第5図に示されるようにあるパ
ルスが必らず4個所にある位相関係で生じること
になる。ただし、α,θはそれぞれ角度である。
そしてこのような4個のパルスをフーリエ級数展
開すると2倍、3倍の高調波が存在しないことは
明確である。
さらにかくの如き要件に従い搬送波VT′を作製
すれば、 (1) チヨツピング周波数は任意に選択可能とな
り、その故PWMインバータによる駆動音とし
て音色変化が現われない。
(2) パルスモードとしては従来3の倍数でかつ奇
数であることが必要であつたが、奇数モードを
すべて使用できる。
(3) 電動機効率を低減することなく駆動できる。
などの利点を有する電動機駆動装置を実現するこ
とができる。
第6図は本考案の一実施例の要部構成を示すも
ので、1,1′,1″はインバータ周波数INVに等
しい三相の正弦波信号を与えるためのレベル信号
発生器、2,2′,2″は比較器、3,3′,3″は
反転素子、4は所要のチヨツピング周波数に対す
るクロツク信号CLKをアツプおよびダウンの状
態でカウントするカウンタ、5はデイジタルアナ
ログ変換器、6は図示しないインバータ電圧信号
発生器からインバータ電圧によつて定まる上限値
(U)と下限値(D)を得ることによつてカウン
タ4出力を比較しかつそれらが一致するたびにパ
ルスを送出して所要のインバータ電圧に対する搬
送波のレベルを決定するデイジタル比較器、7は
レベル信号発生器1,1′,1″の出力間の一致を
検出しパルス出力(レベル信号の60゜ごとに出力
される)を発生する信号一致検出器、8はオア素
子、9はフリツプフロツプ素子である。ここで比
較器2,2′,2″は直接的にあるいは反転素子
3,3′,3″を介して主制御素子(図示せず)へ
のゲート入力信号UG,(−UG),VG,(−VG),
WG,(−WG)をそれぞれ信号送出する如く作用
する。またオア素子8が搬送波として必要なレベ
ル(上限値、下限値)に達し信号一致検出器7出
力によりパルス発生し、フリツプフロツプ素子9
よりカウンタ4のアツプ動作またはダウン動作を
決定するものとなる。
かかる回路構成のものは、スタート時に一例の
レベル信号VUの零点信号よりカウンタ4に初期
レベルがセツトされ、カウンタ4がアツプまたは
ダウン(いずれの決定でもよい)の動作を行うも
のとなり、このカウンタ4出力はデイジタルアナ
ログ変換器5を介して比較器2,2′,2″にそれ
ぞれ与えられる。またカウンタ4出力がデイジタ
ル比較器6の入力ともなつて搬送波の振幅を定め
る上下限値と比較されて一致するたびにカウンタ
4のアツプダウン状態を反転させることになる。
そしてこのカウンタ4のアツプダウン動作はイン
バータ周波数INVに等しい三相正弦波のうち二相
が一致するごとに発生されるパルス出力によつて
逆転される。したがつて、かくの如きカウンタ4
のアツプダウン動作から第3図〜第5図に示した
如き本考案の格別な要件を満足する搬送波を得る
ことができるものとなる。
以上説明したように本考案によれば、運転性能
を損うことなく運転音に音色変化を生じない簡便
な装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術を説明するためのもので、a
は9パルスモードの変調動作例を示す波形図およ
びbはチヨツピング周波数変化を示す特性図であ
る。第2図は本考案によるゲート信号の発生動作
を説明するため示した7パルスモード例の波形
図、第3図、第4図および第5図は本考案の技術
思想の説明のため示した波形図およびパルス位置
関係を表わす図、第6図は本考案の一実施例を示
すブロツク図である。 VU,VV,VW……レベル信号、VT,VT′……搬
送波、VUV……線間電圧、T1,T2,T3,T4
T1′,T2′,T3′……パルス、1,1′,1″……レ
ベル信号発生器、2,2′,2″……比較器、4…
…カウンタ、6……デイジタル比較器、7……信
号一致検出器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 誘導電動機の可変速駆動を行うパルス幅変調形
    インバータにおいて、インバータ周波数に等しい
    周波数の三相正弦波信号を与えるレベル信号発生
    器と、該三相正弦波信号の内いずれか二相のレベ
    ルが一致するたびにパルス信号を発生する信号一
    致検出器と、前記三相正弦波信号の内いずれか一
    相が零クロスする時点から動作を開始するアツプ
    ダウンカウンタと、該アツプダウンカウンタの出
    力値があらかじめ設定した上(下)限値と比較し
    て一致するたびにパルス信号を発生する比較器と
    を備えるとともに、前記三相正弦波の二相レベル
    が一致するたびに得られる第1のパルス信号とア
    ツプダウンカウンタが上(下)限値に達するたび
    に得られる第2のパルス信号の両方の信号でアツ
    プダウンカウンタの加減算のカウントの方向を反
    転させる構成をなし、該アツプダウンカウンタの
    出力値とレベル信号発生器の出力値との交点によ
    りインバータ主制御素子のオンオフ信号を得るよ
    うにしたことを特徴とするインバータのゲート信
    号発生回路。
JP19309481U 1981-12-28 1981-12-28 インバ−タのゲ−ト信号発生回路 Granted JPS58100495U (ja)

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JPS58100495U JPS58100495U (ja) 1983-07-08
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