JPH0144269Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0144269Y2 JPH0144269Y2 JP8040584U JP8040584U JPH0144269Y2 JP H0144269 Y2 JPH0144269 Y2 JP H0144269Y2 JP 8040584 U JP8040584 U JP 8040584U JP 8040584 U JP8040584 U JP 8040584U JP H0144269 Y2 JPH0144269 Y2 JP H0144269Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- machine frame
- plate
- swing plate
- clearance
- blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010008 shearing Methods 0.000 claims description 10
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Cutting Devices (AREA)
- Shearing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
a 産業上の利用分野
本考案はシヤリングマシンに関わり、更に詳細
には揺動式シヤリングマシンの上下刃間のクリア
ランスの調整設定を安定して行う機構を備えたシ
ヤリングマシンに関するものである。
には揺動式シヤリングマシンの上下刃間のクリア
ランスの調整設定を安定して行う機構を備えたシ
ヤリングマシンに関するものである。
b 従来技術
揺動式のシヤリングマシンの場合は、ラムの揺
動中心の位置や駆動流体圧シリンダの加圧位置と
方向、切断が行われる位置などによつて実切断時
には上刃が固定下刃に接近するような外力が働く
ように構成してある。
動中心の位置や駆動流体圧シリンダの加圧位置と
方向、切断が行われる位置などによつて実切断時
には上刃が固定下刃に接近するような外力が働く
ように構成してある。
また切断する板材などの厚さによつて上下刃間
のクリアランスを変更できるようにクリアランス
調整機構が設けてある。
のクリアランスを変更できるようにクリアランス
調整機構が設けてある。
さらに上記したクリアランス調整機構には必ず
遊隙(がたつき、あそび)があり、ラムを上昇復
帰させる戻し機構は、クリアランスを大きくする
方向に力が働く構造になつている。
遊隙(がたつき、あそび)があり、ラムを上昇復
帰させる戻し機構は、クリアランスを大きくする
方向に力が働く構造になつている。
c 考案が解決しようとする問題点
上記のような従来の揺動式のシヤリングマシン
では、実切断と空切断とで遊隙の影響が顕著に現
われる傾向があり、極端な場合には上下刃が干渉
する場合もあつたのである。
では、実切断と空切断とで遊隙の影響が顕著に現
われる傾向があり、極端な場合には上下刃が干渉
する場合もあつたのである。
d 問題を解決するために手段
前述のごとき従来の問題に鑑みて、この考案
は、機枠に取付けたテーブルの後端に備えた下刃
と協働してワークの剪断を行なう上刃を前側に備
えた揺動板の後部側を、前記機枠の後部側に偏心
軸装置を介して上下に回動自在に枢支して設け、
前記揺動板を下方向へ駆動するための流体圧シリ
ンダ及び揺動板を上昇復帰するための弾機を、揺
動板と機枠との間に設け、前記揺動板の枢支部の
間隙を前側へ寄せるべく揺動板を前方向へ押圧付
勢する付勢機構を前記機枠に設けてなるものであ
る。
は、機枠に取付けたテーブルの後端に備えた下刃
と協働してワークの剪断を行なう上刃を前側に備
えた揺動板の後部側を、前記機枠の後部側に偏心
軸装置を介して上下に回動自在に枢支して設け、
前記揺動板を下方向へ駆動するための流体圧シリ
ンダ及び揺動板を上昇復帰するための弾機を、揺
動板と機枠との間に設け、前記揺動板の枢支部の
間隙を前側へ寄せるべく揺動板を前方向へ押圧付
勢する付勢機構を前記機枠に設けてなるものであ
る。
e 作用
前記構成において、流体圧シリンダを作動する
ことにより、揺動板は、弾機に抗して下方向へ回
動されるので、下刃と上刃とによつてワークの剪
断が行なわれることとなる。上述のごとく、流体
圧シリンダを作動して揺動板を下方向へ回動せし
めるとき、分力により揺動板が枢支部の遊隙分だ
け前方向(下刃の方向)へ移動される傾向にあ
る。しかし前記構成においては、付勢機構の作用
によつて揺動板が予め前方向へ付勢されており、
前記枢支部の遊隙(間隙)は予め前側へ片寄せて
あるので、換言すれば枢支部の後側の遊隙が零に
なつているので、揺動板が前側へ移動されること
がなく、上刃と下刃とのクリアランス調整後に、
上刃が下刃に干渉するようなことがないものであ
る。
ことにより、揺動板は、弾機に抗して下方向へ回
動されるので、下刃と上刃とによつてワークの剪
断が行なわれることとなる。上述のごとく、流体
圧シリンダを作動して揺動板を下方向へ回動せし
めるとき、分力により揺動板が枢支部の遊隙分だ
け前方向(下刃の方向)へ移動される傾向にあ
る。しかし前記構成においては、付勢機構の作用
によつて揺動板が予め前方向へ付勢されており、
前記枢支部の遊隙(間隙)は予め前側へ片寄せて
あるので、換言すれば枢支部の後側の遊隙が零に
なつているので、揺動板が前側へ移動されること
がなく、上刃と下刃とのクリアランス調整後に、
上刃が下刃に干渉するようなことがないものであ
る。
f 実施例
第1図に例示したのは本考案の実施対象機であ
つて、上刃が揺動して昇降する型式の従来のシヤ
リングマシン1の長手方向の中央断面図である。
つて、上刃が揺動して昇降する型式の従来のシヤ
リングマシン1の長手方向の中央断面図である。
下刃3は機枠5の前方に設けたテーブル7の後
端(第1図で右方向端)に固定してあり、機枠5
のギヤツプ部9にまで入り込んでテーブル7上に
配置された板材などのワークWが上方の板押え装
置11で固定されている。
端(第1図で右方向端)に固定してあり、機枠5
のギヤツプ部9にまで入り込んでテーブル7上に
配置された板材などのワークWが上方の板押え装
置11で固定されている。
機枠5の後端(第1図の右端)中程の高さ位置
には総括的なクリアランス調整機構13の偏心軸
装置15が設けてあり、この偏心軸装置15のま
わりを揺動するラム17が設けてある。
には総括的なクリアランス調整機構13の偏心軸
装置15が設けてあり、この偏心軸装置15のま
わりを揺動するラム17が設けてある。
第1図のラム17は機枠5の内側に設けた2枚
の揺動板19とこれを連結する梁部板21、上刃
ホルダ23などからなり、上刃ホルダ23の前面
肩部に上刃25が取りつけてある。
の揺動板19とこれを連結する梁部板21、上刃
ホルダ23などからなり、上刃ホルダ23の前面
肩部に上刃25が取りつけてある。
また前記した上刃ホルダ23の上端を斜めに下
圧する流体圧シリンダ27が揺動自在に機枠5に
取りつけてあり、ラム17を上昇復帰させる弾機
29が機枠5の後部上方に設けてある。
圧する流体圧シリンダ27が揺動自在に機枠5に
取りつけてあり、ラム17を上昇復帰させる弾機
29が機枠5の後部上方に設けてある。
上記した従来の揺動式シヤリングマシン1は、
上刃25が流体圧シリンダ27に駆動されて斜め
左の方向に回動するために、切断下降中にはクリ
アランスが小さくなる傾向が現れる。
上刃25が流体圧シリンダ27に駆動されて斜め
左の方向に回動するために、切断下降中にはクリ
アランスが小さくなる傾向が現れる。
しかし弾機29に引かれて揺動復帰するときは
弾機29の設置方向から、逆にクリアランスが大
きくなるような軌跡をたどる傾向が発生していた
のである。
弾機29の設置方向から、逆にクリアランスが大
きくなるような軌跡をたどる傾向が発生していた
のである。
第2図、第3図、第4図には本考案の実施例を
示した。
示した。
すなわち揺動板19にはトラニオン状の軸31
が設けてあり、機枠5には偏心玉軸受33が設け
てあつて、この偏心玉軸受33がセクター板35
の下端に固着してある。
が設けてあり、機枠5には偏心玉軸受33が設け
てあつて、この偏心玉軸受33がセクター板35
の下端に固着してある。
さらに、偏心玉軸受33は機枠5の板厚の中で
揺動自在にホルダ37に保持されている。
揺動自在にホルダ37に保持されている。
前記したセクター板35の上端はギヤー39で
調整ハンドル41に取りつけたピニオンギヤー4
3と噛み合つているから、調整ハンドル41を回
動することで偏心玉軸受33を回動することがで
きる。
調整ハンドル41に取りつけたピニオンギヤー4
3と噛み合つているから、調整ハンドル41を回
動することで偏心玉軸受33を回動することがで
きる。
第2図Aと第2図Bとは機枠5の長手方向の両
側板を対向して離れた状態のままに示したもの
で、両ピニオンギヤー43,43は調整ハンドル
41の回動軸45の両端付近が機枠5と交わる部
分にキー47で固着してある。
側板を対向して離れた状態のままに示したもの
で、両ピニオンギヤー43,43は調整ハンドル
41の回動軸45の両端付近が機枠5と交わる部
分にキー47で固着してある。
第3図に示した角パイプは機枠5の両側板を連
結する連結梁部材49の1つであつて、第1図に
示した弾機29も別の連結梁部材49に1端を支
承されているのである。
結する連結梁部材49の1つであつて、第1図に
示した弾機29も別の連結梁部材49に1端を支
承されているのである。
前記した回動軸45が揺動板19を貫く位置に
は、貫通窓51が設けてある。
は、貫通窓51が設けてある。
また第3図にもつても明らかなように、機枠5
の両側板にはホルダ37のボルトが揺動中案内さ
れる円弧長穴が複数設けてあるのである。
の両側板にはホルダ37のボルトが揺動中案内さ
れる円弧長穴が複数設けてあるのである。
第3図、第4図に示すように偏心玉軸受33の
後方(第3図の右側)には、多数の皿ばね55に
付勢されてクリアランス調整機構13内の遊隙を
埋めて揺動体19全体を固定下刃3に向かつて付
勢する付勢機構57が設けてある。
後方(第3図の右側)には、多数の皿ばね55に
付勢されてクリアランス調整機構13内の遊隙を
埋めて揺動体19全体を固定下刃3に向かつて付
勢する付勢機構57が設けてある。
すなわち機枠5の対向する長手方向の両側板に
植設した支台59に調整ねじ61で取りつけた軸
棒63は、多数の皿ばね55を介してプツシング
シユー65を左方向に強く付勢しているのであ
る。
植設した支台59に調整ねじ61で取りつけた軸
棒63は、多数の皿ばね55を介してプツシング
シユー65を左方向に強く付勢しているのであ
る。
以下詳記した本考案の実施例装置は、クリアラ
ンス調整機構内に存在する遊隙を埋めて、揺動板
全体や上刃を常時固定下刃に付勢し続けるから、
駆動手段などの外力によつてクリアランスが変動
することが全くない効果を得たのである。
ンス調整機構内に存在する遊隙を埋めて、揺動板
全体や上刃を常時固定下刃に付勢し続けるから、
駆動手段などの外力によつてクリアランスが変動
することが全くない効果を得たのである。
g 考案の効果
以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に、この考案においては、付勢機構57によつて
揺動板19を前方向へ付勢して、機枠5に対する
揺動板19の枢支部の間隙を予め前側へ片寄せて
あるので、換言すれば、枢支部の後側の間隙が零
になつているので、揺動板19が前側へ移動しよ
うがないものであり、、上刃25と下刃3とのク
リアランス調整後に、揺動板19が前方向へ移動
して上刃25が下刃3に干渉するようなことがな
いものである。
に、この考案においては、付勢機構57によつて
揺動板19を前方向へ付勢して、機枠5に対する
揺動板19の枢支部の間隙を予め前側へ片寄せて
あるので、換言すれば、枢支部の後側の間隙が零
になつているので、揺動板19が前側へ移動しよ
うがないものであり、、上刃25と下刃3とのク
リアランス調整後に、揺動板19が前方向へ移動
して上刃25が下刃3に干渉するようなことがな
いものである。
なお本考案の技術思想を逸脱することなく、設
計変更が容易であることも明らかである。
計変更が容易であることも明らかである。
第1図は一般的な揺動式シヤリングマシンの説
明図、第2図は長手方向の対向機枠部分における
クリアランス調整機構の説明図、第3図は第2図
の−矢視図、第4図は第3図の−矢視図
である。 図面の主要部を表わす符号の説明、1……シヤ
リングマシン、13……クリアランス調整機構、
15……偏心軸装置、19……揺動板、33……
偏心玉軸受、44……皿ばね、57……付勢機
構、65……プツシングシユー。
明図、第2図は長手方向の対向機枠部分における
クリアランス調整機構の説明図、第3図は第2図
の−矢視図、第4図は第3図の−矢視図
である。 図面の主要部を表わす符号の説明、1……シヤ
リングマシン、13……クリアランス調整機構、
15……偏心軸装置、19……揺動板、33……
偏心玉軸受、44……皿ばね、57……付勢機
構、65……プツシングシユー。
Claims (1)
- 機枠5に取付けたテーブル7の後端に備えた下
刃3と協働してワークWの剪断を行なう上刃25
を前側に備えた揺動板19の後部側を、前記機枠
5の後部側に偏心軸装置15を介して上下に回動
自在に枢支して設け、前記揺動板19を下方向へ
駆動するための流体圧シリンダ27及び揺動板1
9を上昇復帰するための弾機29を、揺動板19
と機枠5との間に設け、前記揺動板19の枢支部
の間隙を前側へ寄せるべく揺動板19を前方向へ
押圧付勢する付勢機構57を前記機枠5に設けて
なることを特徴とするシヤリングマシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8040584U JPS60194415U (ja) | 1984-06-01 | 1984-06-01 | シヤリングマシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8040584U JPS60194415U (ja) | 1984-06-01 | 1984-06-01 | シヤリングマシン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60194415U JPS60194415U (ja) | 1985-12-25 |
JPH0144269Y2 true JPH0144269Y2 (ja) | 1989-12-21 |
Family
ID=30626225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8040584U Granted JPS60194415U (ja) | 1984-06-01 | 1984-06-01 | シヤリングマシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60194415U (ja) |
-
1984
- 1984-06-01 JP JP8040584U patent/JPS60194415U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60194415U (ja) | 1985-12-25 |
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