JPH0144178Y2 - - Google Patents

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JPH0144178Y2
JPH0144178Y2 JP1984037600U JP3760084U JPH0144178Y2 JP H0144178 Y2 JPH0144178 Y2 JP H0144178Y2 JP 1984037600 U JP1984037600 U JP 1984037600U JP 3760084 U JP3760084 U JP 3760084U JP H0144178 Y2 JPH0144178 Y2 JP H0144178Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は管材の一部を拡管する際に用いられ
る拡管用治具に関する。
〔従来技術〕
構造材として使用される管材においては、その
一部が拡管されることがある。例えば、互いに異
なる材質の金属からなる2つの管を結合する場合
には、それらの管を確実かつ強固に溶接すること
が困難であるため、通常は各管の端部を嵌め合わ
せた後、その嵌め合わせ部の一部を拡管するよう
にしており、これによつて2つの管を結合してい
る。
ところが、このように管材を拡管した場合に
は、拡管部分に微細なひびや割れ等の欠陥が発生
することがある。このような欠陥は、たとえ製作
工程において化学成分や引張り強さ等の機械的性
質を検査しても明確にならない。そこで、そのよ
うな場合には、管材に欠陥が発生するのを未然に
防止するために、製作工程の各箇所から数本のサ
ンプルを抜き取つて拡管し、その拡管部分を目視
検査したり、X線検査するようにしている。
ところで、このような拡管に用いられる従来の
拡管用治具としては、油圧シリンダ形拡管用治具
がある。この油圧シリンダ形拡管用治具は、数十
本の管材を同時にかつ連続的に拡管する構成にな
つており、機械系、制御系が複雑な大型のものと
なつている。このため、従来の拡管用治具におい
ては管材の製作ラインから離れた場所に設置せざ
るを得ないという問題があつた。また、拡管用治
具が製作ラインから離れた場所に設置されている
ため、多数のサンプルを運搬するのに多大な労力
を要し、しかも場合によつては拡管部分の欠陥発
生を防止する処置がおくれて大量の欠陥不良品を
出すおそれがあつた。そこで従来から、拡管用治
具の小型化が要望されていた。さらに、拡管治具
のうちクリンプダイと呼ばれる拡管部の爪の形状
が特異であるため、その製作に技術を要するとと
もに加工時間がかかり、必然的に高価になつてし
まうとともに、爪の形状が完全には一定でないこ
とや拡管する材料の肉厚の円周方向におけるばら
つき等により拡管部の拡径寸法にばらつきが生じ
たり、拡管部の有効内径が縮径するなどの間題も
あつた。
〔考案の目的〕
この考案は、上記要望に応えるためになされた
もので、小型化をなし得るとともに製作コストを
低減することができ、さらに拡管部の各部の寸法
を均一とすることができる拡管用治具を提供する
ことを目的とする。
〔考案の構成〕
この考案は、上記の目的を達成するために、ク
リンプダイの押圧部を半径方向へ移動させるため
のデーパ部を有するロツドを、そのロツドの後端
側に設けた梃子機構によつて移動させるように
し、さらに、クリンプダイを、その先端部に、内
周面に前記テーパ部が摺接する管内面変形防止用
ダイ部と、内周面から外周面までを貫通する貫通
孔を有する拡管用ダイ部とを周方向に交互に形成
してなし、前記押圧部を、直径が前記拡管用ダイ
部の肉厚より大きく設定され、かつ前記孔にその
軸線方向へ移動可能に設けたボールとした点をそ
の構成上の特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例について添付した第1
図ないし第10図を参照して説明する。
第1図ないし第8図はこの考案の第1実施例を
示し、第1図は全体構成を示す側面図、第2図は
第1図の矢視図である。これらの図において、
符号1は筒状になされた保持具である。この保持
具1の先端部には、案内筒2がその軸線を保持具
1の軸線と一致させた状態でナツト3によつて固
定されている。案内筒2の先端部には、クリンプ
ダイ4がその軸線を案内筒2の軸線と一致させて
螺合固定されている。
クリンプダイ4は、第3図および第4図に示す
ように、全体が円筒状になされており、その先端
部が軸線方向に沿つて8分割されている。これに
よつて、クリンプダイ4の先端部には、管内面変
形防止用ダイ部5と拡管用ダイ部6とが交互に4
本宛形成されている。
管内面変形防止用ダイ部5は、管材P(第5図
ないし第8図参照)を拡管する際に、管材Pの拡
管すべき部分以外の部分が変形するのを防止する
ためのものであつて、その先端部には拡管時に管
材Pの内周に当接する肉厚部7が形成されてい
る。
一方、拡管用ダイ部6の先端部には、内周面か
ら外周面までを貫通するテーパ孔(貫通孔)8が
形成されている。このテーパ孔8は、外周面側が
内周面側よりも小径になつている。そして、テー
パ孔8には、鋼球9がテーパ孔8の軸線方向へ移
動自在に装着されている。この鋼球9は、その直
径が拡管用ダイ部6の先端部の肉厚より大きく、
かつテーパ孔8の外周面側の直径より若干小さく
設定されている。したがつて、鋼球9は内周側の
端部を拡管用ダイ部6の内周面に一致させると、
外周面の一部が拡管用ダイ部6の外周面から突出
するが、全体については外周面から脱出し得ない
ようになつている。
また、前記保持具1の後端部には、円筒部材1
0がその軸線を保持具1の軸線と一致させるとと
もに、その一端部を保持具1内に挿入した状態で
ナツト11によつて固定されている。円筒部材1
0の内周先端部には、ブツシユ12が嵌合固定さ
れている。このブツシユ12には、ロツド13が
摺動自在に挿通されている。
このロツド13の先端部は、保持具1および案
内筒2を貫通してクリンプダイ4の中途部まで梃
在せしめられており、その先端部には基端側から
先端側へ向かうにしたがつて漸次大径となるテー
パ軸(テーパ部)14が螺合固定されている。こ
のテーパ軸14は、第5図ないし第8図に示すよ
うに、鋼球9および管内面変形防止用ダイ部5に
摺接してそれらをクリンプダイ4の半径方向へ移
動させるためのものであつて、第5図および第7
図の矢印C方向に移動せしめられると、鋼球9を
外周側へ移動させて管材Pの拡管を行わせるとと
もに、管内面変形防止用ダイ部5を管材Pの内周
に当接させて、管材Pの拡管部以外の変形を防止
するようになつている。なお、この実施例におい
ては、テーパ軸14が拡管用ダイ部6にも摺接し
てそれを管材Pの内周に当接させるようになつて
おり、これによつて管材Pの変形をより一層防止
し得るようになつている。
一方、ロツド13の後端部は、第1図および第
2図に示すように、円筒部材10から突出せしめ
られており、そこにはL字状をなす梃子15の一
端部が回動自在に設けられている。この梃子15
の他端部はロツド13の軸線とほぼ平行に梃在せ
しめられており、そこには把持筒16が移動可能
に嵌合されている。また、梃子15の中途部、つ
まり梃子15の屈曲部にはリンク17の一端部が
回動自在に設けられており、リンク17の他端部
は円筒部材10に回動自在に設けられている。し
たがつて、梃子15を第1図の矢印A方向に回動
させると、テーパ軸14がロツド13を介して第
5図および第7図の矢印C方向へ移動し、梃子1
5を矢印B方向に移動させるとテーパ軸14が矢
印D方向へ移動するようになつている。
しかして、上記構成の拡管用治具によつて管材
Pを拡散する場合には、まずクリプダイ4部分を
管材P内に挿入する。次に、梃子15を矢印A方
向に回動させる。するとテーパ軸14が矢印C方
向に移動し、鋼球9をクリンプダイ4の外周側へ
移動させて管材Pの拡管が行われる。この時、管
内面変形防止用ダイ部5の肉厚部7はテーパ軸1
4の外周面と、管材Pの内周面とに密接し、管材
Pの円周方向で、鋼球9により押し出された拡管
部の間に位置する管材Pの円周部分の縮径変形を
防止する。なお、拡管完了後管材Pを抜き取る場
合には、梃子15を矢印B方向へ回動させ、テー
パ軸14を元の位置に復帰させる。その後、管材
Pを抜き取る。
ここで、この考案に係る拡管用治具において
は、鋼球(押圧部)9をクリンプダイの半径方向
へ移動させるためのテーパ軸(テーパ部)14を
有するロツド13を、そのロツド13の後端側に
設けた梃子機構によつて移動させるようにしてい
るから、複雑な制御系およびテーパ軸14を移動
させるための駆動系等を設置する必要がない。し
たがつて、拡管用治具全体を小型化することがで
きる。
また、クリンプダイ18に装着する鋼球9に精
度の高い市販のボールを適用することができ、こ
れにより拡管に伴う拡管部の各部の径を均一とす
ることができるとともに、製作コストを低減する
ことができ、さらに、管内面変形防止用ダイ部5
による拡管部の有効内径の縮径を防止することが
できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案の拡管用治具に
よれば、クリンプダイの押圧部を半径方向へ移動
させるためのテーパ部を有するロツドを、そのロ
ツドの後端側に設けた梃子機構によつて移動させ
るようにし、さらに、クリンプダイを、その先端
部に、内周面に前記テーパ部が摺接する管内面変
形防止用ダイ部と、内周面から外周面までを貫通
する貫通孔を有する拡管用ダイ部とを周方向に交
互に形成してなし、前記押圧部を、直径が前記拡
管用ダイ部の肉厚より大きく設定され、かつ前記
孔にその軸線方向へ移動可能に設けたボールとし
ているから、複雑な制御系およびテーパ部を移動
させるための駆動系等を設置する必要がなく、治
具全体を小型化することができ、しかも、クリン
プダイに装着する鋼球に精度の高い市販のボール
を適用することができ、これにより拡管に伴う拡
管部の各部の径を均一とすることができるととも
に、製作コストを低減することができ、さらに、
管内面変形防止用ダイ部による拡管部の有効内径
の縮径を防止することができる等の優れた効果を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図はこの考案の第1実施例を
示し、第1図は一部切欠き側面図、第2図はクリ
ンプダイおよびテーパ軸を省略して示す第1図の
矢視図、第3図はクリンプダイを示す縦断側面
図、第4図は第3図の−線に沿う矢視断面
図、第5図はクリンプダイ部分を管材に挿入した
状態で示す縦断側面図、第6図は第5図の−
線に沿う拡大矢視断面図、第7図は拡管時におけ
る第5図と同様の図、第8図は第7図の−線
に沿う拡大矢視断面図である。 1……保持具、4……クリンプダイ、5……管
内面変形防止用ダイ部、6……拡管用ダイ部、8
……テーパ孔(貫通孔)、9……鋼球、13……
ロツド、14……テーパ軸(テーパ部)、15…
…梃子、17……リンク、P……管材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状をなす保持具と、先端部に半径方向へ移動
    可能な押圧部を有し、軸線を前記保持具の軸線と
    一致させて保持具の先端部に設けられた筒状のク
    リンプダイと、先端部に前記押圧部を前記クリン
    プダイの半径方向へ移動させるテーパ部を有し、
    前記保持具に摺動自在に設けられたロツドと、こ
    のロツドの前記保持具から突出する後端部に回動
    自在に設けられた梃子と、一端部が前記保持具の
    後端部に回動自在に設けられ、他端部が前記梃子
    の中途部に回動自在に設けられたリンクとを備え
    てなり、前記クリンプダイは、その先端部に、内
    周面に前記テーパ部が摺接する管内面変形防止用
    ダイ部と、内周面から外周面までを貫通する貫通
    孔を有する拡管用ダイ部とが周方向に交互に形成
    されており、前記押圧部は、直径が前記拡管用ダ
    イ部の肉厚より大きく設定され、かつ前記孔にそ
    の軸線方向へ移動可能に設けられた鋼球とされた
    ことを特徴とする拡管用治具。
JP3760084U 1984-03-16 1984-03-16 拡管用治具 Granted JPS60151635U (ja)

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JP3760084U JPS60151635U (ja) 1984-03-16 1984-03-16 拡管用治具

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JP3760084U JPS60151635U (ja) 1984-03-16 1984-03-16 拡管用治具

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JPS60151635U JPS60151635U (ja) 1985-10-08
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