JPH0143759Y2 - - Google Patents

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JPH0143759Y2
JPH0143759Y2 JP1981031608U JP3160881U JPH0143759Y2 JP H0143759 Y2 JPH0143759 Y2 JP H0143759Y2 JP 1981031608 U JP1981031608 U JP 1981031608U JP 3160881 U JP3160881 U JP 3160881U JP H0143759 Y2 JPH0143759 Y2 JP H0143759Y2
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white noise
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はテレビゲーム機に用いられるロケツト
発進音発生装置に関し、特にD型フリツプフロツ
プを用いた櫛型フイルタおよびローパスフイルタ
を利用したロケツト発進音発生装置に関する。
〔従来の技術〕
テレビゲームは、マイクロコンピユータを用い
てブラウン管にゲーム媒体を表示し、その操縦の
巧拙によりゲームを楽しむものであるが、ゲーム
媒体がロケツトやミサイルであるときには、その
飛行中に効果音を発生させるのが望ましい。
一般に、レコーデイングやコマーシヤル、さら
にはドラマ等では、種々の効果音を発生させるた
めに、フエイズシフタやフランジヤ等の効果音発
生装置が用いられている。フエイズシフタは移送
回路を数段直列に接続し、これらの入出力信号を
もとの音と混合してある周波数の音を打ち消すも
のである。また、フランジヤは、入力信号を周波
数特性が平坦な遅延素子を介して出力信号と混合
し、この遅延素子の遅延時間の2倍の周期の周波
数とこの周波数の3倍、5倍、7倍、…の周波数
が打ち消されるもので、前述のフエイズシフタと
同様に櫛型フイルタを構成する。これらの櫛型フ
イルタは打ち消される周波数のポイントが異な
り、これが効果音の音色の違いになり、効果音の
対象によつて選択使用されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述したこれまでの効果音発生
装置はいずれも業務用に開発されたもので、構造
が複雑で価格も高いものである。しかも、これら
によりロケツト発進音を得ようとしても、効果音
としては未だかなりの違和感があるのが実情であ
る。
〔考案の目的〕
本考案はこのような事情を考慮してなされたも
ので、構成が簡単でコストも安く、そして実際の
ロケツト発進音に近い効果音を発生することがで
きる装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するにあたり、ロケツ
ト発進音は、ロケツト燃料であるケロシンや液体
水素を燃焼させたときの音であり、この音が白色
ノイズに近いこと、さらにこの音がロケツトの燃
焼室である円筒で共鳴することに着目し、可変周
波数発生回路と、ホワイトノイズ発生手段と、共
鳴円筒の周波数特性を与えるために少なくとも2
段に直列接続されたD型フリツプフロツプ回路及
び混合手段と、出力波の高周波領域に所定スロー
プの減衰を与えるためのフイルタ手段とを用いる
ようにしている。そして、ホワイトノイズ発生手
段からのホワイトノイズを、可変周波数発生回路
と少なくとも2段のD型フリツプフロツプ回路、
並びに混合手段によつて得られる櫛型フイルタ作
用により変調し、得られた出力波の高周波領域を
フイルタ手段で減衰させてドプラー効果を与える
ようにしてある。
〔作用〕
直列に接続した少なくとも2段のD型フリツプ
フロツプ回路からのホワイトノイズ出力を複数個
加算混合して得られる出力は、ホワイトノイズを
櫛型フイルタを通したものと同じような波形とな
り、この出力波形の高周波領域にはさらに所定ス
ロープの減衰が与えらる。これにより、共鳴円筒
を通り、しかもドプラー効果を伴つたロケツト発
進音に極めて酷似した効果音が得られるようにな
る。
以下、本考案について、添付図面に示した望ま
しい一実施例に基づいて説明する。
〔実施例〕
本考案の一実施例を示す第1図において、ホワ
イトノイズ発生回路1はロケツト燃料の燃焼音に
近いホワイトノイズを発生し、このホワイトノイ
ズは初段のD型フリツプフロツプ(以下、「D型
FF1」という)のD端子に入力される。このD
型FF1には次段のD型FF2が直列接続されてい
る。これらのD型FF1,D型FF2のクロツク端
子Cには、可変周波数発生回路2から周波数信号
が与えられ、その周波数に応じてD型FF1,D
型FF2による遅延時間を変えることができる。
なお、この可変周波数発生回路2はタイマー用
ICとして知られるNE555(商品名)を用いた電圧
制御の周波数発生回路で構成されるが、この構成
は良く知られているので説明は省略する。
前記D型FF1の出力端にはさらに抵抗R1が
接続され、またD型FF2の出力端には抵抗R2
が接続されている。これらの抵抗R1,R2の他
端は共に接続された後、反転アンプ3の入力端に
接続されている。したがつて、D型FF1の出力
とD型FF2の出力とは抵抗R1,R2の接続点
で加算混合された後、反転アンプ3に入力される
ようになる。このように、D型FF1の出力とD
型FF2の出力とを加算混合することによつて、
櫛型フイルタを通したときと同様の出力を得るこ
とができる。
また、反転アンプ3の帰還路には抵抗ROおよ
びコンデンサCOが並設され、前記抵抗R1およ
びR2とともにアクテイブローパスフイルタを構
成している。この反転アンプ3の出力信号はバツ
フアアンプ4を介してスピーカ5に入力されてい
る。
次にこれらの構成を有するロケツト発進音発生
装置の作用を第3図および第4図を参照して説明
する。
まず、ホワイトノイズ発生回路よりの全周波数
域(可聴域のみ)にわたるパルスは、D型FF1
およびD型FF2により、可変周波数発生回路2
の周波数に応じて遅延される。ここでD型FF2
の入出力信号すなわち遅延前後の信号は抵抗R1
およびR2ならびに反転アンプ3によつて加算さ
れるため、この反転アンプ3の入力信号は第3図
に示すように櫛型の周波数特性を有することにな
る。
この信号はさらに抵抗RO、コンデンサCOの帰
還のかかつた反転アンプ3により所定周波数より
6dB/Octのスロープで高周波数成分がカツトさ
れ第4図aに示す周波数特性となる。
ここで可変周波数発生回路の出力周波数を低く
するとD型FF2によつて遅延される時間が長く
なり第4図bに示すように櫛型フイルタのノツチ
部分が多くなり、低い「グオー」という音が発生
する。逆に前記可変周波数発生回路2の周波数を
高くするとD型FF2によつて遅延される時間が
短くなり櫛型フイルタのノツチ部分が少なくなる
こととなり、高い「ギヤー」という音が発生す
る。
このようにして前記可変周波数発生回路2の周
波数の制御によつて高い「ギヤー」から低い「グ
オー」の間の効果音が得られるのである。ここ
で、前記アンプ3の出力信号はバツフアアンプ4
によつて電流増幅されスピーカ5を駆動すること
は言うまでもない。
このようにして発生される効果音はロケツト発
進音に非常に近いものとなるが、第2図に示すよ
うに遅延素子としてのD型FFを増加させ、この
それぞれのD型FFの入出力信号を加算混合する
ことによつてさらに効果音の効果を高めることが
可能である。
このような構成は、櫛型フイルタを構成するた
めの遅延素子として安価なD型フリツプフロツプ
回路を用いたために可能となるものであり、フラ
ンジヤのように遅延回路としてBBD等の高価で
制御回路が複雑な素子を用いるものでは実用上構
成できないものである。
〔考案の効果〕
以上説明したように、少なくとも2段に直列接
続したD型フリツプフロツプ回路と、これらのD
型フリツプフロツプ回路の各出力を加算混合する
混合手段とを用いて櫛型フイルタと同様の伝送特
性を得、さらに加算混合した出力の高周波成分を
所定のスロープで減衰させることによつて、ドプ
ラー効果を伴つた効果音を得るようにしている。
したがつて、ホワイトノイズを主要な成分とした
ロケツト発進音に極めて酷似した効果音を得るこ
とができるようになる。また、D型フリツプフロ
ツプ回路のクロツク端子に供給する信号の周波数
は可変周波数発生回路により可変であるから、ホ
ワイトノイズの周波数分布を変えて原音に近いロ
ケツト発進音を簡単に作ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すロケツト発進
音発生装置の回路結線図である。第2図は本考案
の他の実施例の回路結線図である。第3図は櫛型
フイルタの周波数特性図である。第4図は上記実
施例に基づく周波数特性図であつて遅延時間が短
い場合aならびに遅延時間が長い場合bをそれぞ
れ示すものである。 1……ホワイトノイズ発生回路、2……可変周
波数発生回路、3……反転アンプ、DFF1,
DFF2……D型フリツプフロツプ回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 少なくとも2段に直列接続されたD型フリツ
    プフロツプ回路と、初段のD型フリツプフロツ
    プ回路のD端子にホワイトノイズを供給するホ
    ワイトノイズ発生手段と、周波数が可変である
    信号波を前記各々のD型フリツプフロツプ回路
    のクロツク端子に供給する可変周波数発生回路
    と、これらのD型フリツプフロツプ回路からの
    出力の複数を混合する混合手段と、この混手段
    よりの出力の高周波成分を所定スロープで減衰
    させるフイルタ手段とからなることを特徴とす
    るロケツト発進音発生装置。 (2) 前記フイルタ手段がアクテイブローパスフイ
    ルタであることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のロケツト発進音発生装置。
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