JPH0143363Y2 - - Google Patents

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JPH0143363Y2
JPH0143363Y2 JP1981131251U JP13125181U JPH0143363Y2 JP H0143363 Y2 JPH0143363 Y2 JP H0143363Y2 JP 1981131251 U JP1981131251 U JP 1981131251U JP 13125181 U JP13125181 U JP 13125181U JP H0143363 Y2 JPH0143363 Y2 JP H0143363Y2
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shaped
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JP1981131251U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はブラジヤーとして、その上半身の上下
屈伸、左右側転等の激しい運動に際会しても、カ
ツプ部がずれないように改善し、かつ着用感その
他においても欠陥を生じない新製品の提供に関す
る。
一般のブラジヤーにおいても要望される処であ
るが、特にスポーツ用ブラジヤーとしては運動に
当つてカツプ部がずれないようにすることが強く
要求されるのであり、そのためカツプ部のずれが
生じないようにした各種のスポーツ用ブラジヤー
が開発されている。その代表的な1例として挙げ
るならば、例えば実公昭48−33533号に見られる
ようなものである。即ちカツプ部の下半縁を胴密
着帯に対して遊離開口させると共に、このカツプ
部と胴密着帯との間に密着帯の背面において弾性
ネツト地を介入させ、ネツト地をカツプ部の自由
な下半縁と密着体とに縫着したものであり、この
タイプのものでは上半身における上下方向の屈伸
運動に対しては有利であるが、上半身を右に向け
あるいは左に向ける等の側転運動やひねり運動に
対しては効果に乏しく、脇身部分の伸びと共にカ
ツプ部が側方に引つ張られ、カツプ部が乳房上に
安定して着座できず、カツプ部の側方ずれや着崩
れを生じる原因となつており、その他のものにお
いてもかかる問題の生じるものが多く、尚改善の
要望される処である。
本考案はこのような問題点を解決するためにな
されたものであつて、その特徴とする処は、カツ
プ部の下部端縁と伸縮性テープから成るブラジヤ
ー下辺との間に、多方向に伸縮可能な生地による
略帯状の自在伸縮部を一体に縫着介入してブラジ
ヤー正面部を形成し、同ブラジヤー正面部の各カ
ツプ部外側辺を含む両外側より背面に回る一対の
脇身帯を同じく多方向に伸縮可能な生地により形
成すると共に、両脇身帯の背面構造は略V字状に
カツトされたV字状部とし、前記カツプ部に一端
を連結した肩紐を延長して前記V字状部のV字形
一側に重合縫着することにより、両脇身帯に背面
中央部分に深く弯入するV字状カツト部を形成
し、前記脇身帯におけるブラジヤー正面部の前記
両側と接する部分に上部は短かく、下部は脇身帯
の長手方向下辺の略中央程度の位置にまで延びる
大略台形の、かつ脇身帯より低伸縮性の当て布が
添接付設される点にある。
以下図示の実施例について本考案を詳述する
と、第1図は本考案ブラジヤー実施例の正面を主
として図示した斜面図であり、本考案のブラジヤ
ー1は、図示のように左右一対のかつ一連に形成
されるカツプ部2,2と、ブラジヤー1の正面か
ら背面に回る下辺を構成しかつ伸縮性テープによ
つて独立状に形成されるブラジヤー下辺5と、前
記左右のカツプ部2,2の各下部端縁2a,2a
にその上辺が一体に縫着され、その下辺は前記ブ
ラジヤー下辺5のカツプ部2,2と平行する正面
部分に一体に縫着され、かつ多方向(上下左右方
向更には斜め方向等)に伸縮可能な生地によつて
裁断形成された自在伸縮部3によつてブラジヤー
正面部が構成され、このブラジヤー正面部の左右
外側(両カツプ部2,2の外側辺を含む)に、各
一端がそれぞれ縫着されて脇部と背面に回る図例
では左右一対の脇身帯4,4とによつてブラジヤ
ー1を形成するものである。このさい本考案では
前記脇身帯4,4を自在伸縮部3と同様の、多方
向に伸縮可能な生地によつて裁断形成すると共
に、両脇身帯4,4の形状は第2図のブラジヤー
背面図、また第3図のブラジヤー側面図において
示す形状を例示しているが、両脇身帯4の各背面
中央に至る他端には、互いに対応するフツクその
他による係脱可能な係合部8,9が接合端として
形成されているが、前記係合部8,9の構造は図
例以外でも同効であると共に、また係合部を設け
ることなく、両脇身帯4,4の各接合端を縫着し
て一連とすることもできる。更に本考案において
は前例の如く、前記両脇身帯4,4の接合端を有
する他端を、何れも上方に向つて突出する略V字
状にカツトされたV字状部4a,4aとし、カツ
プ部2,2に各一端を連結した肩紐7,7の各他
端を延長して、前記V字状部4a,4aの互いに
対向するV字状一側に沿つて重合縫着し、図例で
は両脇身帯4,4は係合部8,9による接合端に
達するようにすることにより、相並ぶ両脇身帯
4,4の背面中央部分に深く弯入するV字状カツ
ト部Bを形成すると共に、前記脇身帯4,4にお
けるブラジヤー正面部の両カツプ部2,2の外側
辺を含む両外側と縫合される部分に、それぞれ当
て布6,6を添接付設するのである。前記当て布
6は第1図および第3図に例示されるように、脇
身帯4の表面に添接してカツプ部2の外側辺およ
び自在伸縮部3の両側部と一体にかつ脇身帯4と
共に縫合され、上部はカツプ部2の縁取りテープ
10と接合し、また下部は伸縮性テープによるブ
ラジヤー下辺5と接合されている。この当て布6
はその使用生地としては、脇身帯4よりも伸縮性
の低い伸縮性生地を用いることが全体的に見てよ
り効果的で好ましく、このさい同当て布6の形状
は図示のように大略台形とし、上部は短かく、下
部は脇身帯4の長手方向下辺の略中央程度の位置
にまで延びるようにされ、またカツプ部2および
自在伸縮部3との縫合側辺と反対側の側辺は、上
部方向から下部方向に大略斜め方向にカツトされ
た形状とされているが、この形状自体は図例のみ
に限定されるものでない。これにより当て布6の
添接付設部分は二重構造となり、脇身帯4の他の
部分に比し伸縮性は低下することになる。
上記した実施例において、カツプ部2はその使
用生地、裁断形状及び縫合構造について何れも自
由であり、ブラジヤー下辺5を形成する伸縮性テ
ープは、一方向及び二方向等に伸縮可能ならば同
効であり、例えば一方向に伸縮するスパンテープ
を始めとして採用可能である。また刺繍等をあし
らつた伸縮テープ状生地も包含される。本考案に
おける自在伸縮部3及び脇身帯4に用いる多方向
に伸縮可能な生地としては、例えばナイロンとス
パンデツクスから編成されたメツシユ状のフイツ
シユネツト生地を始めとして、特殊なトリコツト
編機で編成したツーウエイトリコツト生地等を挙
げることができ、要するに比較的弱い力で多方向
に伸縮することが可能な伸縮性生地であれば、特
に制限はない。また当て布6の使用生地としては
通常のパワーネツト生地等を挙げることができる
が、これらは各1例に止まることはいうまでもな
い。
上記した構造を持つ本考案のブラジヤーによれ
ば、スポーツ用ブラジヤーとして、上半身の上下
方向屈伸や左右方向の側転やひねり等の、各方向
の激しい運動に対してカツプ部2,2がずれたり
することを、確実に防止する点において優れる。
即ちブラジヤー1の正面より背面に亘るブラジ
ヤー下辺5は伸縮性テープによつて形成されてい
るので、同下辺5は胸部及び脇部、背面の全長に
亘つて密着し、ブラジヤー1の全体を同下辺5に
より安定確実に保持すると共に、この下辺5によ
りそれぞれ下部を拘束された自在伸縮部3及び脇
身帯4は、多方向伸縮可能な生地であることと相
まつて上方及び左右、斜めの各方向に亘つて自在
に伸縮し、カツプ部2,2が上下方向や左右方向
に移動しようとする動きを充分に吸収し、両カツ
プ部2,2を求心的に下部及び両側より好適に維
持し、乳房よりのずれを防止し、安定確実に乳房
の動きを包容して一体的に即応し、着崩れ等を生
じることがないのである。このさい本考案におい
ては、両カツプ部2,2の下部端縁に連なる自在
伸縮部3は、その全長に亘つて別生地の介入なく
略帯状に亘るとともに、自在伸縮部3は脇身帯
4,4に連続するため、これら伸縮部3及び脇身
帯4,4の全体が、自己の伸縮性によつて胸部正
面及び背面の全長に亘つて弾性復原的に弾接密着
し、これによりブラジヤー1の全体を常に正しい
着用状態に保持し、全体の側方移動を阻止するの
である。更に激しい運動によつて従来のものでは
その肩紐7がしばしば肩部より外れ易いのである
が、本考案においては、脇身帯4,4の背面中央
に回る接合端において、それぞれ上向き突出状の
V字状部4a,4aとして、肩紐7,7の連結に
当り、各肩紐7,7の連結端を延長して、両V字
状部4a,4aにおける互いに向い合うV形一側
に重合して重合縫着し、両脇身帯4,4の背面中
央部分を深く弯入したV字状カツト部Bとするこ
とにより、従来のU字状カツト形状、即ち帯状の
脇身帯の両端に肩紐他端を直角状もしくは緩やか
な傾斜状に連結するタイプのものに比し、肩紐
7,7の連結部分をV字状カツト部Bの中央に急
傾斜状に集束させることにより、肩紐7が肩より
ずり落ちることを効果的に抑止するのであり、こ
のさいV字状カツト部Bとすることは、U字状カ
ツトタイプに比し、背部、特に第2図におけるA
部に掛る力が強くなることが予想されるのである
が、本考案ではこのV字状カツト部Bを支える両
脇身帯4,4の背面構造を、上方に向つて突出す
るV字状部4a,4aとして支持面を拡大するこ
とにより、多方向伸縮可能な生地採用と相まつて
充分に吸収可能とし、好適な肩紐保持が得られ、
肩紐7,7の外方拡がりを抑えることができるの
である。更に本考案においては、自在伸縮部3お
よび両脇身帯4,4によつて両カツプ部2,2の
両外側辺と下部とを保持するに際し、特に両脇身
帯4,4の各一端をカツプ部2,2の両外側辺を
含むカツプ部2,2の各外側と縫着する部分にお
いて、当て布6,6を添接付設することにより、
当て布6を低伸縮性のものとすることと相まつ
て、乳房が脇へ移動しないようにサイドサポート
し、更にサイドアツプする効果が生じるのであ
る。即ちこの当て布6の存在によつて激しい運動
に対し、乳房とカツプ部2との相互移動を阻止
し、乳房の変動に対してカツプ部2を安定化し、
乳房のずれを生じにくいようにし、当て布6がカ
ツプ部2の外側辺と一体化することにより、通常
の着用時におけるカツプ部2のサイドアツプ作用
を生じさせ、カツプ部のつぶれを抑止して好適な
バストシルエツトの表現を可能とするのであり、
保形性の付与という点において、単なる多方向伸
縮性の脇身帯のみを用いたに止まらない優れた効
果を発揮できるのである。また本考案によればそ
のブラジヤー構造として、カツプ部2,2を除く
主体部分は自在伸縮部3、脇身帯4,4およびブ
ラジヤー下辺5、当て布6のみによつて構成され
るため、複雑多岐な裁断片やその縫合構造の必要
がなく、きわめて簡単化されかつ製作容易である
ことも大きな利点であり、スポーツ用ブラジヤー
としてはいうまでもなく、一般用ブラジヤーとし
ても、窮屈感を生じない円滑で軽快な着用感が得
られ、他物の介入のない自在伸縮部3および両脇
身帯4,4により、個人差を持つ上半身体型によ
くフイツトできるとともに、両カツプ部の上下左
右におけるずり上がりやずり落ち、ずれを生じな
いブラジヤーとして利用価値大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ブラジヤー実施例の正面側斜面
図、第2図は同背面図、第3図は同側面図であ
る。 1……ブラジヤー、2……カツプ部、3……自
在伸縮部、4……脇身帯、5……ブラジヤー下
辺、6……当て布、7……肩紐、8,9……係合
部、B……V字状カツト部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カツプ部の下部端縁と伸縮性テープから成るブ
    ラジヤー下辺との間に、多方向に伸縮可能な生地
    による略帯状の自在伸縮部を一体に縫着介入して
    ブラジヤー正面部を形成し、同ブラジヤー正面部
    の各カツプ部外側辺を含む両外側より背面に回る
    一対の脇身帯を同じく多方向に伸縮可能な生地に
    より形成すると共に、両脇身帯の背面構造は略V
    字状にカツトされたV字状部とし、前記カツプ部
    に一端を連結した肩紐を延長して前記V字状部の
    V字形一側に重合縫着することにより、両脇身帯
    に背面中央部分に深く弯入するV字状カツト部を
    形成し、前記脇身帯におけるブラジヤー正面部の
    前記両側と接する部分に上部は短かく、下部は脇
    身帯の長手方向下辺の略中央程度の位置にまで延
    びる大略台形の、かつ脇身帯より低伸縮性の当て
    布が添接付設されることを特徴とするブラジヤ
    ー。
JP13125181U 1981-09-02 1981-09-02 ブラジヤ− Granted JPS5838704U (ja)

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JP4546599B2 (ja) * 2000-01-24 2010-09-15 グンゼ株式会社 ブラジャ−
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JP6233825B1 (ja) * 2017-05-18 2017-11-22 株式会社カドリールニシダ 運動追随性ブラジャー

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