JP3054254U - ウェストニッパー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案はウェストニッパーに関し、女性の被
着者が胴部に装着することにより胴部を引締めて体型を
補正するとともにバストが下がって形が崩れなくバスト
・アップをはかろうとするものである。 【解決手段】 ニッパー本体１の前身３の上縁部にアン
ダー・バスト９，９間をつなぐ胸開口縁部８を形成し、
この胸開口縁部の左右の上縁には正面略三角形ないし正
面略三日月状のバスト支持片１２，１２を連設し、該バ
スト支持片の頂部に左右の肩紐１４，１４が吊り上げ可
能に取付けられる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はウェストニッパーに関し、女性の被着者が胴部に装着して引締めるこ とによって体型を補正するとともにバストが下がって形が崩れが生じないように してバスト・アップをはかろうとする。

【０００２】

【従来の技術】

従来、女性用の下着の１つとして被着者の胴部に捲き付けることにより体型を 整えるようにするものに図７および図８に示すようなウェストニッパーがある。 すなわち、通気性や伸縮性を有する布により全体形状が横長のニッパー本体ａ を形成し、該ニッパー本体ａの左右の側端には適宜の係止部品ｂを係脱可能に装 着したものがある。またこの係止部品ｂは、例えば雄雌のホック、または雄雌の スナップ、ボタンとボタン孔、雄の係止鉤群とこの係止鉤群が係脱可能に係止さ れる雌のループ群とからなる雄雌の面ファスナーとから形成される。 そして被着者は胴部にニッパー本体ａを巻付けてニッパー本体ａの左右の側端 に装着された係止部品ｂを係止することによりニッパー本体ａにて胴部を締め付 けて体型を整えるようにする。 またバストを保形するためにはニッパー本体ａと別個にブラジャーを装着して いた。このブラジャーは従来、ブラジャーのカップ部の下側一面に鍔体もしくは カップ部の下縁に沿ってワイヤー等の保形体を設けたものがある。そしてこのブ ラジャーは、前記鍔体やワイヤー等の保形体によってバストの付け根部分を強く 上方へ上げるようにしてバスト・アップをはかるものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら図７および図８に示す上記従来のウェストニッパーは、ニッパー 本体ａを胴部に着用した場合に、ニッパー本体ａを胴部に巻付けて贅肉を締め付 けて体型を整えるために使用されるのにとどまる。そしてバストの保形のために はブラジャーをニッパー本体ａとは別個にバストに装着する必要があるが、従来 のブラジャーはカップ部の下縁に沿って設けた鍔体やワイヤー等の保形体により バストを全体的にアップするものであるので、バスト・アップの度合いを強くす ると、鍔体等の保形体に接するバストの付け根部分を傷めるとともにバストが横 方向に広がり、かえって形が崩れるために体型を整えるのに具合が悪いものであ った。 そこで本考案者は、ウェストニッパーによって被着者の胴部の体型を整えるば かりではなく、ウェストニッパー自体の上縁の左右にバスト支持片を付着するこ とにより、このバスト支持片によりバストを包み込んでバストを外側へ広げるこ となく内側へ寄せるとともに痛みを感ぜずに爽快にバスト・アップが行えるウェ ストニッパーを提供しようとする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記課題に鑑みなされたものであり、その請求項１は、ニッパー本体 の前身の上縁部に２つのアンダー・バスト間をつないで胸開口縁部を形成し、該 胸開口縁部の左右の上縁にはアンダー・バストからバストの略外側を覆う正面略 三角形ないしは正面略三日月状をなすバスト支持片が連設され、該バスト支持片 の脇立片部の上方に位置する頂部にはニッパー本体の後身に一端が取付けられる 左右の肩紐の他端が吊り上げ可能に取付けられるという手段を採用した。

【０００５】 また本考案の請求項２は、請求項１において前記バスト支持片にはバストを包 み込むように肩紐に吊り上げられる外側辺部に向かう細巾ストレッチ体をアンダ ー・バストからバストの膨らみに沿って弧を描くように所望本数掛け渡して四点 千鳥状に取付けるという手段を採用した。

【０００６】 また本考案の請求項３は、請求項１において前記バスト支持片に取付けられる 細巾ストレッチ体のニッパー本体に対する下側の取付位置は最も内側寄りにおい てバスト支持片の横巾の２／３ないし３／４を占めるように外側から内側寄りに 形成されるという手段を採用した。

【０００７】 また本考案の請求項４は、請求項１において前記ニッパー本体の前身は略中央 に適宜係止部品を介して左右に開閉可能に設けられるという手段を採用した。

【０００８】 また本考案の請求項５は、請求項１、または請求項２、請求項３の何れかにお いて前記バスト支持片は外面が装飾布により表装されるという手段を採用した。

【０００９】 また本考案の請求項６は、請求項１または請求項２の何れかにおいて前記肩紐 は伸縮性を有する材料により形成されるという手段を採用した。

【００１０】 また本考案の請求項７は、請求項１、または請求項２、請求項６の何れかにお いて前記肩紐はニッパー本体に対して適宜係止具を用いて着脱可能に取付けられ るという手段を採用した。

【００１１】

【考案の実施の形態】

以下、図面に従って本考案の実施の形態の具体例を説明する。 図１ないし図６は本考案の一実施例を示し、１はニッパー本体であり、このニ ッパー本体１は展開時の全体形状が図３に示すように横長の左右対称形状に形成 される。またこのニッパー本体１は、略中央に適宜係止部品２を介して左右に開 閉可能に設けられる前身３と、該前身３に左右の側端が連設される後身４とによ り形成され、装用時の全体形状は図１に示すように略円筒状をなす。

【００１２】 前記前身３は非伸縮布により形成され、前記係止部品２を対向する一縁に設け た縦長の前部構成片部５，５と、該前部構成片部５，５に連設される２枚の脇片 部６，６と、前部構成片部５，５および脇片部６，６の表面に取付けられる装飾 布７，７とから形成される。 この前身３を形成する前記非伸縮布は、通気性と発汗性とを有する布片が使用 されることによりムレを防止するものが使用され、合成繊維のほか、木綿、麻等 の天然繊維、さらには合成繊維と天然繊維とからなる半合成繊維が使用される。

【００１３】 ８は前身３の上縁部に２つのアンダー・バスト９，９間をつないで左右の外側 に脇立上片部１０，１０が形成される正面略Ｕ字形ないし図には示さないが正面 略Ｖ字形をなす胸開口縁部であり、この胸開口縁部８からは被着者が必要に応じ てバストに装用されるブラジャーが臨まれる。

【００１４】 また前記後身４は伸縮布により形成され、前身３よりも幅広をなし被着者の左 右の肩甲骨を覆うように前身３よりも幅広をなし、背面Ｕ字形ないしは背面Ｖ字 形のくり部４ａが上縁に形成される。 この後身４を形成する前記伸縮布は、例えば伸縮性を有するポリアミド繊維、 テトロン繊維等により形成される伸縮性を有する布片に図３に示すようにスパン デックスにて編成される例えば台形の合成布１１が裏打ちされて縫着されること により被着者の胴部、脇部、ウェスト部、背部を引締めて被着者の贅肉を補整し 体型を整えるようにする。

【００１５】 前身３の前部構成片部５，５と脇片部６，６との連設個所、この脇片部６，６ と後身４の連設個所には幅方向に可撓性を発揮するとともに剛性を有する芯部材 が内装されることにより被着者はニッパー本体１を着用して前屈または後屈する 等の運動をする場合に、ニッパー本体１の上縁または下縁が丸まったり、ニッパ ー本体１の表面に皺や型崩れが生ずるのを防止して保形性を保証する。この芯部 材としては、例えば金属線または合成樹脂性の線材を二重螺旋に捲回してから偏 平に潰して加工されるコイルボーンという金属または合成樹脂等の線材が使用さ れる。

【００１６】 前記係止部品２は、図１に示すようにスライダーの摺動により係脱可能になる 雄雌のファスナーのほか、雄雌のホック、雄雌のスナップ、ボタンとボタン孔等 が使用される。

【００１７】 １２は胸開口縁部８の左右の上縁に前記脇立片部１０，１０に沿って連設され るバスト支持片であり、このバスト支持片１２，１２は伸縮性を有する布により アンダー・バスト９，９からバストの略外側を覆うように正面略三角形ないしは 正面略三日月状に形成される。そして、このバスト支持片１２，１２は後記肩紐 １４，１４によってニッパー本体１とともに上方への附勢力が加えられるように 吊り下げられる。７ａはバスト支持片１２，１２の外面に表装される装飾布であ り、図１ではバスト支持片１２，１２を理解し易くするために右側のバスト支持 片１２の外面のみを装飾布７ａにより表装するようにしている。

【００１８】 １３はバスト支持片１２，１２を包み込むように肩紐１４，１４に吊り上げら れる外側辺部１２ａ，１２ａに向かう１０ｍｍ巾程度の細巾ストレッチ体であり 、この細巾ストレッチ体１３，１３はアンダー・バスト９，９からバストの膨ら みに沿って弧を描くように斜め方向に交互にジグザグ状に縫い付ける四点千鳥状 に縫着する等して取付ける（図４参照）。このように細巾ストレッチ体１３を四 点千鳥状に縫着して取付けるようにしたのは、この細巾ストレッチ体１３は図５ に示すように巾方向Ｘには伸長せずに長さ方向Ｙにのみ伸長（もしくは収縮）す ることにより、バスト支持片１２は胸開口縁部８の横方向へ伸び過ぎることなく 図１の矢印に示す上方への上げ力が全体的に働くことにより、バスト・アップが はかれる。 すなわち、図５に示すように、細巾ストレッチ体１３自身は伸縮するが、細巾 ストレッチ体１３をバスト支持片１２，１２に取付ける縫付け糸１５は伸長しな いため、細巾ストレッチ体１３の巾方向Ｘである縫い付け点ａ，ｂ間、ｂ，ｃ間 、ｃ，ｄ間、ｄ，ａ間…は伸長しないが、細巾ストレッチ体１３の長さ方向Ｙで ある縫い付け糸１５の縫い付け点ａ，ｃ間、ｂ，ｄ間、ｃ，ａ間、ｄ，ｂ間…は それぞれ図５の矢印の方向に伸長することになる。 そして、バスト支持片１２，１２に取付けられる細巾ストレッチ体１３のニッ パー本体１に対する下側の取付位置は、最も内側寄りにおいてバスト支持片１２ ，１２の横巾の２／３ないし３／４を占めるように外側から内側寄りに取付ける ようにすると、バストの上方への上げと内側への寄せがバランス良く行なえる。 また細巾ストレッチ体１３は伸縮性を有する素材であれば特に限定されるもの ではなく、例えばファンデーションにおいては一般的に用いられているポリウレ タンを主成分とする合成繊維としてのスパンデックス等が用いられる。またこの 細巾ストレッチ体１３は、その巾や数については図示するものに限定されるもの ではない。

【００１９】 １６はニッパー本体１の前身３の上縁の前記胸開口縁部８に沿って、また後身 ４の上縁から前身３の左右の脇部に位置する脇立片部１０，１０を介してバスト 支持片１２，１２の外側辺部１２ａ、１２ａと内側辺部１２ｂ，１２ｂに、さら にはニッパー本体１の下縁１ａのそれぞれ裏側に装着されることにより伸縮性を 発揮するストレッチ体であり、このストレッチ体１６は前記細巾ストレッチ体１ ３と同様に伸縮性を有する素材であれば特に限定されるものではなく、例えばポ リウレタンを主成分とする合成繊維であるスパンデックス等が用いられる。

【００２０】 ニッパー本体１および前記バスト支持片１２，１２を吊り上げるための左右の 前記肩紐１４，１４は、一端１４ａ，１４ａがバスト支持片１２，１２の左右の 脇立片部１０，１０の上方に位置する頂部１２ｃ，１２ｃに取付けられ、肩紐１ ４，１４の他端１４ｂ，１４ｂはニッパー本体１の後身４にニッパー本体１を吊 り上げ可能に取付けられる。肩紐１４，１４の一端１４ａ，１４ａおよび他端１ ４ｂ，１４ｂをニッパー本体１の前身３と後身４とに取付けるのには、肩紐１４ ，１４を縫着することにより固定されてもよいが、適宜係止具を使用してニッパ ー本体１に着脱可能に取付けるようにしてもよい。この際、肩紐１４，１４をニ ッパー本体１に着脱可能に取付けるための係止具は、例えば図６に示すようにニ ッパー本体１の前身３と後身４とに設けるループ状の取付部１７が挿入される取 付孔１８ａと、肩紐１４，１４の両端１４ａ，１４ａ；１４ｂ，１４ｂに設けた ループ状の係止部１４ｃ，１４ｃ；１４ｃ，１４ｃが挿入可能に一端が開放され た肩紐挿入孔１８ｂを並設した係止具本体１８のほか、例えばスナップ、ボタン とボタン孔等があげられる。 また肩紐１４，１４は伸縮性を有する材料により形成されるのがニッパー本体 １およびバスト支持片１２，１２を上方へ附勢するために好適であるが、これに 限ることなく肩紐１４，１４を非伸縮性を有する材料により形成した場合には肩 紐１４，１４に装着される尾錠具１９，１９により肩紐１４，１４の長さを長短 調整することによりニッパー本体１等を吊り上げるようにしてもよい。

【００２１】 本考案の一実施例は以上の構成からなり、被着者がニッパー本体１を着用する のには、ニッパー本体１の前身３の略中央に設けたファスナー等の適宜係止部品 ２の係合を解き前身３を中央において左右に開閉して胴部にニッパー本体１を巻 付けて着用するとともに左右の肩紐１４，１４を肩にかけることによりニッパー 本体１を着用する。このようにして被着者にニッパー本体１が装着されると、ニ ッパー本体１の前身３の上縁から前身３の左右の脇部に位置する脇立片部１０， １０を介してバスト支持片１２，１２の外側辺部１２ａ，１２ａと内側辺部１２ ｂ，１２ｂに、さらにはニッパー本体１の下縁のそれぞれ裏面にスパンデックス 等のストレッチ体１６が裏面に装着されて伸縮性を発揮するので、ニッパー本体 １はこのストレッチ体１６の伸縮力により引締められるためニッパー本体１の上 縁または下縁がめくれ上がったり、ずれ下がる等の不都合はない。

【００２２】 そしてニッパー本体１は前身３が非伸縮布により前部構成片部５，５と、脇片 部６，６とにより形成されるので、贅肉がついたり、胃が膨らむ等して体型が崩 れ易い被着者の前部の体型を整えることができる。そして非伸縮布により形成さ れる前身３に対して後身４はポリアミド繊維、テトロン繊維等の伸縮布により形 成され、裏面にはスパンデックスにて編成される合成布１１等が裏うちされてい るので、被着者の胴部、脇腹、ウェスト部、背部の贅肉を引き締めることにより 体型を整えることができる。

【００２３】 しかしながら、本実施例のニッパー本体１は前身３の上縁部に２つのアンダー ・バスト９，９間をつないで左右の外側に脇立片部１０，１０を有する胸開口縁 部８を形成し、この胸開口縁部８の左右の上縁にはアンダー・バスト９，９から バストの略外側を覆う図１に示すように正面略三角形ないし正面略三日月状をな し伸縮布にて形成されたバスト支持片１２，１２が連設されているので、このバ スト支持片１２，１２によりバストは包み込まれる。この際、バストにブラジャ ーを装用している場合には、ブラジャー毎バストはバスト支持片１２，１２に包 み込まれ、バストの谷間とブラジャーの対向する内側はバスト支持片１２，１２ の間から臨まれる。

【００２４】 そして、このバスト支持片１２，１２には該バスト支持片１２，１２の外側辺 部１２ａ，１２ａに向かう１０ｍｍ巾程度の細巾ストレッチ体１３がバストを包 み込むようにアンダー・バスト９，９からバストの膨らみに沿って弧を描くよう に斜め方向に交互にジグザグ状の四点千鳥状に縫着する等して取付けられている ので、この細巾ストレッチ体１３は巾方向Ｘには伸長せずに長さ方向Ｙにのみ伸 長（もしくは収縮）する（図１、図３、図４、図５参照）。この結果、バスト支 持片１２は胸開口縁部８の横方向へ伸び過ぎることなく図１の矢印に示す上方へ の上げ力が全体的に働き、バスト・アップがはかれる。すなわち、図５に示すよ うに、細巾ストレッチ体１３自身は伸縮するが、細巾ストレッチ体１３をバスト 支持片１２，１２に取付けるための縫付け糸１５は伸長しないため、細巾ストレ ッチ体１３の巾方向Ｘである縫い付け点ａ，ｂ間、ｂ，ｃ間、ｃ，ｄ間、ｄ，ａ 間…は伸長しないが、細巾ストレッチ体１３の長さ方向Ｙである縫い付け糸１５ の縫付け点ａ，ｃ間、ｂ，ｄ間、ｃ，ａ間…はそれぞれ矢印の方向に伸長するこ とになる。こうしてバスト・アップの度合いを肩紐１４，１４を短く調整する等 して強くしてもバストの付け根部分を鍔体等の保形体により支持するのとは異な りバストの付け根部分を傷めることはないとともに細巾ストレッチ体１３の伸縮 力をもって全体的にバスト・アップがはかれる。 そして、バスト支持片１２，１２へ取付ける細巾ストレッチ体１３を複数設け ると、バストを上方へ上げる力が分散するので、均等にバランスよく、掌で優し く持ち上げるようにバスト・アップがはかれる。 また、バスト支持片１２に取付けられる細巾ストレッチ体１３のニッパー本体 １に対する下側の取付位置は最も内側寄りにおいてバスト支持片１２の横巾の２ ／３ないし３／４を占めるように外側から内側寄りに取付けられているので、バ ストの上方への上げと内側への寄せがバランス良く行なえバストは外側には広が らずに体型が整えられる。

【００２５】 また、バスト支持片１２，１２は肩に掛け回される肩紐１４，１４によりニッ パー本体１と一緒に上方へ吊り上げられるので、この肩紐１４による吊り上げ力 と協同してバスト支持片１２，１２自体の伸縮性によりバスト・アップが確実に 行われる。この際、肩紐１４，１４が正面略三角形ないし正面三日月状をなすバ スト支持片１２，１２の２つの挟辺となる外側辺部１２ａと内側辺部１２ｃとの 上方に位置する頂部１２ｃ，１２ｃをバランス良くしかも包み込むように吊り上 げる。 また肩紐１４，１４は例えば図６に示すような係止具本体１８のほか、雄雌の スナップ、ボタンとボタン孔等の係止具によりその一端１４ａと他端１４ｂとが ニッパー本体１に着脱可能に取付けられるので、必要な場合にニッパー本体１か ら肩紐１４，１４を取り外してニッパー本体１のみを単独に使用することもでき る。

【００２６】

【考案の効果】

以上のように本考案はニッパー本体の前身の上縁部に２つのアンダー・バスト 間をつないで左右の外側に脇立上片部を有する胸開口縁部を形成し、該胸開口縁 部の左右の上縁には伸縮性を有する布によりアンダー・バストからバストの略外 側を覆う正面略三角形ないし正面三日月状をなすバスト支持片が連設され、しか もこのバスト支持片の脇立片部の上方に位置する頂部にはニッパー本体の後身に 一端が取付けられる左右の肩紐の他端が吊り上げ可能に取付けられているので、 ニッパー本体によって被着者の胴部の体型を整えるばかりではなく、バスト支持 片によりバストは包み込まれるため、バストは外側に広がることなく内側へ寄せ られるとともに痛みを感ずることなく爽快にバスト・アップが行なえる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のウェストニッパーの一実施例を示す斜
視図である。

【図２】同じくウェストニッパーの正面図である。

【図３】同じく前身を開いたウェストニッパーの正面図
である。

【図４】同じく本実施例で使用する細帯ストレッチ体を
示す拡大正面図である。

【図５】同じく細帯ストレッチ体の伸長状態を示す拡大
正面図である。

【図６】同じく本実施例で使用する肩紐を係止具本体を
用いて係止する状態を示す拡大斜視図である。

【図７】従来のウェストニッパーを示す斜視図である。

【図８】同じく展開状態を示す裏面図である。

【符号の説明】

１ ニッパー本体 ２ 係止部品 ３ 前身 ４ 後身 ７ 装飾布 ８ 胸開口縁部 ９ アンダー・バスト １２ バスト支持片 １３ 細巾ストレッチ体 １４ 肩紐 １５ 縫付け糸 １８ 係止具本体 １９ 尾錠具 Ｘ 巾方向 Ｙ 長さ方向

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ニッパー本体の前身の上縁部に２つのア
   ンダー・バスト間をつないで胸開口縁部を形成し、該胸
   開口縁部の左右の上縁にはアンダー・バストからバスト
   の略外側を覆う正面略三角形ないしは正面略三日月状を
   なすバスト支持片が連設され、該バスト支持片の脇立片
   部の上方に位置する頂部にはニッパー本体の後身に一端
   が取付けられる左右の肩紐の他端が吊り上げ可能に取付
   けられることを特徴とするウェストニッパー。
2. 【請求項２】 前記バスト支持片にはバストを包み込む
   ように肩紐に吊り上げられる外側辺部に向かう細巾スト
   レッチ体をアンダー・バストからバストの膨らみに沿っ
   て弧を描くように所望本数掛け渡して四点千鳥状に取付
   けたことを特徴とする請求項１に記載のウェストニッパ
   ー。
3. 【請求項３】 前記バスト支持片に取付けられる細巾ス
   トレッチ体のニッパー本体に対する下側の取付位置は最
   も内側寄りにおいてバスト支持片の横巾の２／３ないし
   ３／４を占めるように外側から内側寄りに形成されるこ
   とを特徴とする請求項１に記載のウェストニッパー。
4. 【請求項４】 前記ニッパー本体の前身は略中央に適宜
   係止部品を介して左右に開閉可能に設けられたことを特
   徴とする請求項１に記載のウェストニッパー。
5. 【請求項５】 前記バスト支持片は装飾布により外面が
   表装されることを特徴とする請求項１、または請求項
   ２、請求項３の何れかに記載のウェストニッパー。
6. 【請求項６】 前記肩紐は伸縮性を有する材料により形
   成されることを特徴とする請求項１または請求項２の何
   れかに記載のウェストニッパー。
7. 【請求項７】 前記肩紐はニッパー本体に対して適宜係
   止具を用いて着脱可能に取付けられることを特徴とする
   請求項１、または請求項２、請求項６の何れかに記載の
   ウェストニッパー。