JPH0143140Y2

JPH0143140Y2 -

Info

Publication number: JPH0143140Y2
Application number: JP17638385U
Authority: JP
Priority date: 1985-11-15
Filing date: 1985-11-15
Publication date: 1989-12-14
Also published as: JPS6283523U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）この考案は粉塵や各種塵埃の処理を行う集塵機
に関するものである。

（従来技術）従来、各種工場、作業場などから生ずる粉塵、
粉炭、乾塵、煤煙中の固形物、煙草の煙、繊維塵
埃などが各種塵埃は衛生上たいへん有害なものが
あり、これらは空気と共に急速に排除し、有害物
質などは集塵装置などを通して処理し、直接大気
中に飛散せしめないようにしなくてはならない。
しかるに従来これら粉塵など塵埃類を集塵処理す
る装置として知られているフイルタによる乾性濾
過は、各種知られており、濾過効率はかなりよい
としてもフイルタの各層の面に無数の微小なる孔
や細隙があり、これに塵埃が通る時に孔につまつ
てフイルタに付着するもので、即ち抵抗が大とな
るので、短期間で取替えなくてはならない欠点が
あり、適切なものがなかつた。

（技術的課題）そこでこの考案は、工場などで作業上生ずる粉
塵、ガス、熱気、煤煙や各種塵埃などを効率的完
全に除去集塵でき、かつ保守管理も容易で経済的
な集塵機を提供するにある。

（技術的手段）この考案は上記の技術的課題を解決するために
なされたもので、この考案の集塵機を以下図面実
施例について詳しく説明すると、先ず１は、下部
が水槽２で、上、下部に吸込、排気口３，４を有
するチヤンバで、該チヤンバ１の一側壁内面に
は、多数の斜下向きの噴射ノズル７が多段式に設
けられている。なお６は各噴射ノズル７配管のヘ
ツダ、また５はチヤンバ１の台である。次に８
は、上記噴射ノズル７群直下の排気口４上方に設
けられた約45度の先下り傾斜の斜壁板で、該斜壁
板８の先端には複数の寸断切欠部９ａを有する堰
板８が設けられている。以上は本願考案者が先に
提案した空気清浄装置である。そこでこの考案で
は、上記空気清浄装置の水槽２底部に一端が連通
された排水管１０の他端が集合濾過装置Ａの第１
濾過器１１ａの容器１２ａに連通されている。ま
た該容器１２ａの側壁下端部の下端通孔１６を通
じて該容器１２ａは中間室１３に通じ、さらに該
中間室１３は上部通孔１８を通じて集合濾過装置
Ａの次の第２濾過器１１ｂ、さらに該第２濾過器
１１ｂの容器１２ｂは下端通孔１７を通じて次の
貯水室１４に夫々連通している。そして上記の各
濾過器１１ａ，１１ｂには、夫々容器１２ａ，１
２ｂ内周面の内鍔２２に上端部を架承して上方か
ら嵌脱、着脱自在の濾過篭２０ａ，２０ｂが夫々
収納されている。即ちこの考案は前記空気清浄装
置の水槽２に、着脱自在の濾過器１１ａ，１１ｂ
……などでなる集合濾過装置Ａを順次多段濾過式
に連結してなるものである。なお各濾過篭１６の
メツシユ（網目）は当然第１濾過器１１ａのもの
から順次細かくなるようにしてある。なお図中１
９はドレン抜き、２１は取つ手、２３は蓋、２４
はボールタツプ位置、そして２５は循環吸口であ
る。

（実施例の作用）今先ず給水ポンプを稼動して各噴射ノズル７か
ら夫々斜下向き方向に水を噴射させる。そしてフ
アンによつて汚染された空気をチヤンバ１上部の
吸込口３から吸込み、下部の排気口４から排出す
る。

しかしてこの際、チヤンバ１内を上方から下方
へ流れる汚染空気には、空気の流れに対して斜下
向き平行流に各噴射ノズル７から水が噴射され、
水との接触によつて空気流混在の粉塵、各種塵埃
などは比重を増し下方の水槽２内へ沈降する。そ
して上記水との接触で清浄化された空気は斜壁板
８の先端部を迂回して排気口１４から排出され
る。また水槽２内に溜つた水は、順次集合濾過装
置Ａの濾過器１１ａ，１１ｂと自動的に移送され
多段濾過されて排出される。また各濾過器１１
ａ，１１ｂ，……の濾過篭１６は適宜引上げられ
て粉塵、塵埃などの混在物は廃棄処理される。

（効果）この考案は、叙上のように工場などの汚染空気
を清浄化できると共に汚染空気中に混在せる粉
塵、粉炭、乾塵、煤煙中の固形物、煙草の煙、繊
維塵埃など各種塵埃、ガスなどを効率良く完全に
除去集塵できる卓抜した効果がある。またフイル
タなどを使用するものと違つて長期間目づまりや
故障の心配がなく安定的かつ経済的であるなどの
優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示すものであつて、
第１図は全体の縦断面図、第２図は集合濾過装置
の横断平面図、第３図は斜壁板の斜視図である。１……チヤンバ、２……水槽、３……吸込口、
４……排気口、５……台、６……ヘツダ、７……
噴射ノズル、８……斜壁板、９……堰板、９ａ…
…寸断切欠部、１０……排水管、１１ａ，１１ｂ
……濾過器、１２ａ，１２ｂ……容器、１３……
中間室、１４……貯水室、１５……流入口、１
６，１７……下端通孔、１８……上部通孔、１９
……ドレン抜き、、２０ａ，２０ｂ……濾過篭、
２１……取つ手、２２……内鍔、２３……蓋、２
４……ボールタツプ位置、２５……循環吸口、Ａ
……集合濾過装置。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

下部が水槽２で上、下部に空気の吸込、排気口
３，４を有するチヤンバ１の一側壁内面に多数の
斜下向き噴射ノズル７を多段式に設け、該噴射ノ
ズル７群直下の排気口４上方に、先端に複数の寸
断切欠部９ａを有する堰板９が設けられた先下り
傾斜の斜壁板８を設けてなる空気清浄装置におい
て、該空気清浄装置の水槽２に、着脱自在の濾過
篭２０ａ，２０ｂを有する複数の濾過器１１ａ，
１１ｂ，……などでなる集合濾過装置Ａを順次多
段濾過式に連結してなる集塵機。