JPH0140740B2 - - Google Patents

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JPH0140740B2
JPH0140740B2 JP59259677A JP25967784A JPH0140740B2 JP H0140740 B2 JPH0140740 B2 JP H0140740B2 JP 59259677 A JP59259677 A JP 59259677A JP 25967784 A JP25967784 A JP 25967784A JP H0140740 B2 JPH0140740 B2 JP H0140740B2
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JP
Japan
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screw
threaded member
male threaded
sun gear
gear
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JP59259677A
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JPS61137720A (ja
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Toshio Shiina
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Meiki Seisakusho KK
Original Assignee
Meiki Seisakusho KK
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Publication date
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Publication of JPH0140740B2 publication Critical patent/JPH0140740B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/47Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
    • B29C45/50Axially movable screw
    • B29C45/5008Drive means therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) この発明は射出成形機におけるスクリユ駆動装
置に関するものである。
(背景技術) 従来より、プラスチツクなどの材料に対する成
形機として、加熱シリンダと、加熱シリンダ内部
に挿入、配置されたスクリユとを有し、その加熱
シリンダ内に供給された材料をスクリユの回転に
よつて可塑化する一方、スクリユを軸方向に前進
させて可塑化された材料を加熱シリンダ先端のノ
ズルから金型内に射出する射出成形機が広く用い
られている。
この射出成形機においては、従来、スクリユを
駆動する駆動装置が、スクリユを回転駆動する駆
動手段と、スクリユを軸方向に前進、後退させる
駆動手段とをそれぞれ独立して備え、それら二つ
の駆動手段により、スクリユをそれぞれ独立して
回転駆動、または軸方向に駆動するようにされて
いる。
ところで、かかるスクリユ駆動装置において
は、成形条件、射出条件を最適に保ちつつ加工の
サイクルタイムを可及的に短くする必要性等か
ら、スクリユの回転および前進、後退の開始、停
止のタイミングや、回転および前進、後退速度等
の制御が行われるが、従来の駆動装置において
は、スクリユを回転または前進、後退駆動する手
段がそれぞれ別個に設けられているために、その
制御系も2系統となつて制御装置が複雑、高価と
なり、また駆動手段が二つ必要となるところか
ら、駆動装置自体も大型化する等の不具合があつ
た。
一方、これに対して、近年、特開昭59−2827号
公報において、ねじ送り機構の雌ねじ部材にスク
リユを相対回転可能且つ軸心方向に移動不能な状
態で連結させると共に、スクリユとねじ送り機構
の雄ねじ部材とに駆動手段の回転駆動力をそれぞ
れクラツチを介して選択的に伝達せしめ得るよう
に成した構造の駆動装置が提案されている。
このような駆動装置によれば、ねじ送り機構の
雄ねじ部材に回転力を伝達する伝達経路上に設け
られたクラツチと、スクリユに回転力を伝達する
伝達経路上に設けられたクラツチとを選択的に作
動させることにより、一つの駆動手段でスクリユ
の回転駆動と前進、後退駆動とを選択的に行わせ
ることができるのであり、それ故、スクリユの運
動に対する制御系統を1系統と為して、制御装
置、ひいてはスクリユ駆動装置を安価に構成する
と共に、スクリユ駆動装置自体の小型化を図るこ
とが可能になるのである。
しかしながら、かかる公報に開示のスクリユ駆
動装置においては、上述のように、スクリユの運
動に対する制御系統の簡略化並びにスクリユ駆動
装置の小型化を図ることが可能にはなるものの、
駆動手段からスクリユへの動力の伝達の断接およ
び駆動手段から雄ねじ部材への動力の伝達の断接
が、何れも、クラツチの断接作用に基づいて行な
われるようになつていることから、それらクラツ
チの断接操作に際して駆動手段を一々停止させる
必要があり、そのために、射出成形サイクルが不
要に長くなる場合があるといつた問題があつた。
すなわち、可塑化工程から射出工程への移行時
や、射出工程から可塑化工程への移行時等におい
て、回転作動状態から前進、後退作動状態へ、或
いは前進、後退作動状態から回転作動状態へ、ス
クリユの作動状態を速やかに切り換えるような場
合において、駆動手段の駆動状態下でクラツチの
断接作動を行なうと、クラツチ断接時の衝撃が大
きいため、その衝撃音が騒音の原因になつたり、
そのとき発生する振動によつて、金型にインサー
トしたインサート部材がずれたり、金型の締付ボ
ルトが緩んだり、原料供給装置を備えた成形機に
あつては、その供給量がバラツイたり、更には成
形機自体の水平度や垂直度が狂つたりする等とい
つた種々の不具合が生じるのであり、それ故、ク
ラツチの断接時においては、たとえ射出成形サイ
クルが多少長くなつても、駆動手段を一々停止さ
せることが必要となつていたのである。
(解決課題) 本発明は、このような事情を背景として為され
たものであり、その解決すべき課題とするところ
は、スクリユの回転駆動と前進、後退駆動とを一
つの駆動手段で行なうことを可能となして、スク
リユの運動に対する制御系統の簡略化を図ると共
に、スクリユ駆動装置自体の小型化を図り得るよ
うにしたスクリユ駆動装置であつて、しかも駆動
手段を停止させることなくスクリユの作動状態を
速やかに切り換え得るようにして、射出成形サイ
クルを短縮化し得るようにしたスクリユ駆動装置
を提供することにある。
(解決手段) そして、かかる課題を解決するために、本発明
にあつては、(a)スクリユに対する相対回転が可能
で且つ該スクリユに対する軸方向への相対移動が
不能な状態で、該スクリユと同心的に設けられた
雄ねじ部材と、(b)回転可能に且つ軸方向への移動
が不能に設けられるとともに、前記雄ねじ部材の
雄ねじ部に螺合された雌ねじ部材と、(c)該雌ねじ
部材の回転を阻止し、前記雄ねじ部材が正転また
は逆転させられるとき、該雌ねじ部材のねじ送り
作用で前記雄ねじ部材を前進または後退させる第
一ブレーキ手段と、(d)前記スクリユおよび雄ねじ
部材と同心的に設けられた回転駆動軸と、(e)該回
転駆動軸を回転駆動する駆動手段と、(f)サンギヤ
と、該サンギヤの外周側に配置された内歯ギヤ
と、それらサンギヤおよび内歯ギヤに噛み合うと
ともに、サンギヤおよび内歯ギヤの軸心と同一の
軸心回りに回転可能なキヤリヤによつて支持され
たプラネタリギヤとを有し、且つ該サンギヤ、内
歯ギヤおよびキヤリヤのそれぞれが前記回転駆動
軸、スクリユおよび雄ねじ部材の何れか1つに相
対回転不能に連結されて、それら三者間の運動伝
達をなすプラネタリギヤ機構と、(g)前記サンギ
ヤ、内歯ギヤおよびキヤリヤのうち、前記スクリ
ユに固定されたものの回転を阻止することによ
り、前記回転駆動軸の駆動力を前記雄ねじ部材に
伝達させ、以て該スクリユを該雄ねじ部材ととも
に前進、後退させる第二ブレーキ手段と、(h)前記
サンギヤ、内歯ギヤおよびキヤリヤのうち、前記
雄ねじ部材に固定されたものの回転を阻止するこ
とにより、前記回転駆動軸の駆動力を前記スクリ
ユに伝達させ、以て該スクリユを回転させる第三
ブレーキ手段とを含むように、スクリユ駆動装置
を構成したのである。
(作用および効果) このようなスクリユ駆動装置においては、駆動
手段からの回転駆動力は、第二ブレーキ手段およ
び第三ブレーキ手段の択一的な制動作動により、
雄ねじ部材およびスクリユに択一的に伝達され
る。そして、回転駆動力がスクリユに伝達されれ
ば、スクリユが回転駆動されて、加熱シリンダ内
に供給された材料が可塑化され、また雄ねじ部材
に回転駆動力が伝達されれば、第一ブレーキ手段
の制動作動によつて雄ねじ部材が雌ねじ部材に相
対回転させられることに基づいてスクリユが前
進、後退させられ、可塑化された材料の射出、続
く加工サイクルのための準備等が行われる。
このように、本発明の駆動装置においては、第
一ブレーキ手段、第二ブレーキ手段および第三ブ
レーキ手段の選択的な制動作動に基づいて、スク
リユの回転および前進、後退駆動が一つの駆動手
段によつて行われ得るのであり、従つてスクリユ
の運動に対する制御系統が1系統で足りることと
なつて、制御装置、ひいてはスクリユ駆動装置が
安価になると共に、駆動装置自体の小型化が可能
になるのである。
しかも、本発明においては、駆動手段から雄ね
じ部材およびスクリユへの回転駆動力の伝達の断
接が、何れも、ブレーキ手段で行なわれることか
ら、たとえ駆動手段の駆動状態下でその回転駆動
力の伝達の断接を行なうようにしても、その回転
駆動力の断接の際の衝撃がブレーキ手段の制動作
動に基づいて良好に緩和されるのであり、従つ
て、駆動手段を駆動状態に保持したままで、これ
ら雄ねじ部材およびスクリユへの回転駆動力の伝
達の断接を行つて、射出成形サイクルを短縮し、
以て成形効率を向上させることが可能となるので
ある。
また、本発明に従う駆動装置によれば、スクリ
ユの前進、後退駆動時において、第二ブレーキ手
段の制動力に基づいてスクリユの回転を確実に阻
止できるため、可塑化された材料の射出時におい
て、スクリユが溝内に存在する材料の抵抗によつ
て回転させられるようなことを良好に回避できる
のであり、それ故、射出量の精度が高いといつた
利点もあるのである。
(実施例) 次に、本発明の実施例を、図面に基づいて詳し
く説明する。
添付図は、横型の射出成形機の射出装置の要部
を示したものである。図において、10はフレー
ムで、前壁38と後壁40とを有し、その前壁3
8に、加熱シリンダ12が、その軸心を水平に向
けた状態で固設されている。加熱シリンダ12の
内部には、スクリユ14が回転可能且つ軸方向に
移動可能に配設され、このスクリユー14の回転
によつて、ホツパ16から加熱シリンダ12内部
に供給された材料が可塑化され、また軸方向への
移動によつて可塑化された材料が加熱シリンダ1
2のノズル18から金型成形キヤビテイ内に射出
されるようになつている。なお、13は、型締装
置の固定盤である。
一方、スクリユ14の後方には、雄ねじ部材と
しての雄ねじ軸26がスクリユ14と同心的に配
設されている。雄ねじ軸26の後端部には、雄ね
じ部としてのボールねじ28が設けられ、このボ
ールねじ28がフランジ付円筒形状の雌ねじ部材
30に、ボール32を介して螺合されている。雌
ねじ部材30は、フレーム10の後壁40に、ベ
アリングを介して回転可能かつ軸方向に移動不能
に取り付けられている。この雌ねじ部材30のフ
ランジ34と後壁40との間には、制動部材とコ
イルとを備えた電磁ブレーキ(第一ブレーキ)3
6が配設され、この第一ブレーキ36によつて雌
ねじ部材30が回転を阻止され、あるいは一定の
制動力を受けつつ回転させられるようになつてい
る。
前記フレーム10の内部には、函体状を成すハ
ウジング42が、ガイドロツド44に沿つて水平
方向(図中左右方向)に移動可能に配設されてい
る。このハウジング42には、回転駆動軸46が
スクリユ14および雄ねじ軸26と同心位置にお
いて回転可能に取り付けられる一方、その上面に
おいてサーボモータ48が固設され、それらが、
プーリ50,52およびタイミングベルト54を
介して連結されている。回転駆動軸46は円筒形
状を成しており、その中空部を前記雄ねじ軸26
が貫通してその先端をハウジング42の内部に位
置させている。
ハウジング42の内部には、リングギヤ56が
配設されている。リングギヤ56は互いに反対方
向に延び出す軸部62と円筒部80とを有し、そ
の軸部62がハウジング42に回転可能に支持さ
れた状態で前記スクリユ14の後端部に、相対回
転及び軸方向への相対移動が不能な状態で連結さ
れている。また円筒部80の底部には軸受ケース
60が固設され、この軸受ケース60およびベア
リングを介して、リングギヤ56が雄ねじ軸26
の前端部に相対回転可能かつ軸方向への相対移動
不能に連結されている。円筒部80の先端部には
内歯58が形成されており、そしてこの内歯58
に対向するようにして、前記回転駆動軸46に
は、サンギヤ64が固設されている。
これら内歯58とサンギヤ64との間には、複
数個のプラネタリギヤ66が配設され、それらが
互いに噛み合わされている。各プラネタリギヤ6
6は、それぞれ一つずつの回転軸72において、
雄ねじ軸26に一体に形成されたキヤリヤ68に
より互いに連結され、回転軸72の回りを自転し
つつサンギヤ64の回りを公転させられるように
なつている。各プラネタリギヤ66の回転軸72
は、キヤリヤ68とは反対側に配設された円板部
材74にも連結されており、この円板部材74が
電磁ブレーキ(第三ブレーキ)76により制動さ
れることによつて、各プラネタリギヤ66の公
転、つまりキヤリヤ68の回転が阻止されるよう
になつている。また、前記リングギヤ56とハウ
ジング42との間には、リングギヤ56の回転を
阻止する電磁ブレーキ(第二ブレーキ)78が設
けられており、これら第二ブレーキ78、第三ブ
レーキ76を択一的に作用させることによつて、
回転駆動軸46の回転駆動力が、リングギヤ56
または雄ねじ軸26に択一的に伝達されるように
なつている。
次に、本発明の作用を説明する。
先ず、スクリユ14が移動ストロークの前進端
位置にある状態から可塑化作動を行なう場合に
は、第二ブレーキ78を解放状態(非制動状態)、
第三ブレーキ76を作用状態(制動状態)とし
て、リングギヤ56を回転可能、キヤリヤ68を
回転不能とし、更に第一ブレーキ36を、雌ねじ
部材30が一定の制動力の下にスリツプしつつ回
転し得る状態(これを半作用状態とする)に設定
する。この状態でサーボモータ48を正回転させ
ると、その回転駆動力はタイミングベルト54を
介して回転駆動軸46に伝達され、サンギヤ64
がその回転駆動力の下に回転させられる。サンギ
ヤ64に伝えられた回転駆動力は、プラネタリギ
ヤ66に伝えられるが、このプラネタリギヤ66
は第三ブレーキ76の作用によつて位置(サンギ
ヤ64回りの位置)が固定とされているため、サ
ンギヤ64の回転駆動力は、このプラネタリギヤ
66の回転軸72の回りの自転作用に基づいてリ
ングギヤ56にそのまま伝えられる。
これにより、リングギヤ56、更にはスクリユ
14が回転させられ、ホツパ16から加熱シリン
ダ12内に供給された材料が可塑化される。この
可塑化工程においては、スクリユ14の溝を伝つ
て加熱シリンダ12の先端部の空間82内に送ら
れた材料によつて、スクリユ14に一定の反力
(背圧)が作用する。この背圧は雄ねじ軸26に
も伝えられるため、この雄ねじ軸26と雌ねじ部
材30との間に両者を相対回転させようとする力
が生じる。ところが、雄ねじ軸26は第三ブレー
キ76によつて回転を阻止された状態にあるた
め、この力は雌ねじ部材30に対する回転力とし
て作用する。そして、その回転力が一定値以上に
なると、雌ねじ部材30が第一ブレーキ36によ
る制動を受けつつ回転を開始し、雄ねじ軸26、
ハウジング42およびスクリユ14の後退を許容
する。
これにより、前記空間82の容積が増大し、そ
の増大した空間内に、スクリユ14にて新たに送
り込まれてくる材料が漸次貯えられる。そして、
その量が予め定められた一定量(射出量)となつ
たとき、すなわち、スクリユ14が移動ストロー
クの後退端に達したところで、第二ブレーキ78
が作用状態に、第三ブレーキ76が解放状態に、
また第一ブレーキ36が完全作用状態、つまり雌
ねじ部材30の回転を完全に阻止する状態にそれ
ぞれ切り換えられる。
このとき、可塑化工程から射出工程への移行が
速やかなことが要求される場合においては、サー
ボモータ50が回転駆動状態に保持された状態で
各ブレーキ78,76,36の制御状態が切り換
えられることとなるが、各ブレーキ78,76,
36の制動力は漸次増大乃至は減少するため、そ
れらの制御状態の切換えに伴う衝撃は小さく抑制
される。
なお、スクリユ14の後退端への到達は、リミ
ツトスイツチ等の検知手段にて検知される。そし
て、各ブレーキ36,76,78は、その検知手
段からの信号によつて、制御状態が自動的に切り
換えられる。
第二ブレーキ78が作用させられた状態、つま
りリングギヤ56の回転が阻止された状態の下に
おいて、サンギヤ64が回転させられると、プラ
ネタリギヤ66が回転軸72の回りを自転しつつ
サンギヤ64の回りを公転させられる。すなわ
ち、キヤリヤ68およびこれと一体の雄ねじ軸2
6が回転させられるのである。
このとき、雌ねじ部材30は回転不能状態にあ
るから、雄ねじ軸26が回転させられれば、この
雄ねじ軸26および雌ねじ部材30間に形成され
たボールスクリユ機構にて雄ねじ軸26が前方に
押し出される。これに伴つてスクリユ14が前進
させられ、加熱シリンダ12の先端部空間82に
貯えられた可塑化された材料をノズル18から金
型の成形キヤビテイ内に射出する。
スクリユ14が移動ストロークの前進端位置ま
で前進させられて、材料の射出が完了すると、再
び第一ブレーキ36が半作用状態、第二ブレーキ
78が解放状態、第三ブレーキ76が作用状態に
切り換えられて前述した材料の可塑化工程が行わ
れる。
かかるブレーキ36,78,76の切換時にお
いても、前記可塑化工程から射出工程への切換時
の場合と同様に、射出工程から可塑化工程への移
行が速やかに行なわれる場合には、サーボモータ
48が回転駆動状態に維持されることとなるが、
この場合においても、前述の場合と同様に、各ブ
レーキ78,76,36の制動力は漸次増大乃至
は減少させられることとなるため、それらの制御
状態の切換えに伴う衝撃は小さく抑制されること
となる。
なお、このような射出装置においては、通常、
材料の可塑化が終つた段階でスクリユ14を僅か
に後退させて背圧を弱め、可塑化された材料がノ
ズル18から漏れ出ることを阻止するサツクバツ
クが行われることとなるが、このサツクバツク
は、サーボモータ48が逆転させられる一方、第
一、第二ブレーキ36,78が作用状態(完全作
用状態)に切り換えられると共に、第三ブレーキ
76が解放状態に切り換えられることによつて行
なわれることとなる。そして、この場合において
も、通常、サーボモータ48が停止されることな
く、各ブレーキ36,78,76の制御状態が切
り換えられることとなるが、この場合において
も、それらの制御状態の切換えに伴う衝撃は小さ
く抑制されることとなる。
以上の説明から明らかなように、本例のスクリ
ユ駆動装置においては、スクリユ14の回転およ
び前進、後退運動が単一のサーボモータ48にて
行われ得るため、装置が小型化、簡素化されると
ともに、制御系統も1系統で良いこととなつて、
制御が容易かつ簡素となり、装置全体のコストも
低減するのである。
また、本例の駆動装置においては、前述のよう
に、サーボモータ48の駆動状態でブレーキ3
6,76,78の制御状態を切り換えてスクリユ
14の作動状態を切り換えるようにしても、スク
リユ14の作動状態の切換えの際の衝撃がブレー
キ36,76,78の制動作用によつて良好に緩
和されるため、スクリユ14の作動状態の切換え
に際して、サーボモータ48を一々停止させる必
要がないのであり、それ故、スクリユ14の作動
状態を速やかに切り換えるような場合において、
射出成形サイクルを短縮できるのである。
さらに、本例の駆動装置においては、可塑化さ
れた材料を金型の成形キヤビテイ内に射出する射
出時において、第二ブレーキ78の作動に基づい
てスクリユ14の回転が確実に阻止されるため、
スクリユ溝内の材料の抵抗によつてスクリユ14
が回転させられるようなことがないのであり、そ
れ故、射出量の精度が良く維持され得るのであ
る。
以上、本発明の一実施例を詳述したが、本発明
はその他の態様で実施することも可能である。
例えば、プラネタリギヤ機構のサンギヤ64、
プラネタリギヤ66、リングギヤ56と回転駆動
軸46、スクリユ14、雄ねじ軸26との組合せ
は各種の組み合わせが可能である。
また、本発明は各種のスクリユ式射出成形機の
駆動装置に適用し得るなど、その趣旨を逸脱しな
い範囲において当業者の知識に基づき様々な変形
を加えた形態で実施可能である。
【図面の簡単な説明】
添付図は本発明の一実施例であるスクリユ駆動
装置を含む射出装置を示す要部断面図である。 12:加熱シリンダ、14:スクリユ、26:
雄ねじ軸、28:ボールねじ、30:雌ねじ部
材、36:第一ブレーキ、46:回転駆動軸、4
8:サーボモータ、56:リングギヤ、64:サ
ンギヤ、66:プラネタリギヤ、68:キヤリ
ヤ、76:第三ブレーキ、78:第二ブレーキ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 射出成形機の加熱シリンダ内に挿入、配置さ
    れるスクリユを回転もしくは前進、後退駆動する
    駆動装置にして、 前記スクリユに対する相対回転が可能で且つ該
    スクリユに対する軸方向への相対移動が不能な状
    態で該スクリユと同心的に設けられた雄ねじ部材
    と、 回転可能に且つ軸方向への移動が不能に設けら
    れるとともに、前記雄ねじ部材の雄ねじ部に螺合
    された雌ねじ部材と、 該雌ねじ部材の回転を阻止し、前記雄ねじ部材
    が正転または逆転させられるとき、該雌ねじ部材
    のねじ送り作用で、前記雄ねじ部材を前進または
    後退させる第一ブレーキ手段と、 前記スクリユおよび雄ねじ部材と同心的に設け
    られた回転駆動軸と、 該回転駆動軸を回転駆動する駆動手段と、 サンギヤと、該サンギヤの外周側に配置された
    内歯ギヤと、それらサンギヤおよび内歯ギヤに噛
    み合うとともに、サンギヤおよび内歯ギヤの軸心
    と同一の軸心回りに回転可能なキヤリヤによつて
    支持されたプラネタリギヤとを有し、且つ該サン
    ギヤ、内歯ギヤおよびキヤリヤのそれぞれが前記
    回転駆動軸、スクリユおよび雄ねじ部材の何れか
    1つに相対回転不能に連結されて、それら三者間
    の運動伝達をなすプラネタリギヤ機構と、 前記サンギヤ、内歯ギヤおよびキヤリヤのう
    ち、前記スクリユに固定されたものの回転を阻止
    することにより、前記回転駆動軸の駆動力を前記
    雄ねじ部材に伝達させ、以て該スクリユを該雄ね
    じ部材とともに前進、後退させる第二ブレーキ手
    段と、 前記サンギヤ、内歯ギヤおよびキヤリヤのう
    ち、前記雄ねじ部材に固定されたものの回転を阻
    止することにより、前記回転駆動軸の駆動力を前
    記スクリユに伝達させ、以て該スクリユを回転さ
    せる第三ブレーキ手段と、 を含むことを特徴とする射出成形機におけるスク
    リユ駆動装置。
JP25967784A 1984-12-08 1984-12-08 射出成形機におけるスクリユ駆動装置 Granted JPS61137720A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS592827A (ja) * 1982-06-30 1984-01-09 Nissei Plastics Ind Co 電動式射出成形機における力の保持方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS592827A (ja) * 1982-06-30 1984-01-09 Nissei Plastics Ind Co 電動式射出成形機における力の保持方法

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