JPH0140294Y2 - - Google Patents

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JPH0140294Y2
JPH0140294Y2 JP823184U JP823184U JPH0140294Y2 JP H0140294 Y2 JPH0140294 Y2 JP H0140294Y2 JP 823184 U JP823184 U JP 823184U JP 823184 U JP823184 U JP 823184U JP H0140294 Y2 JPH0140294 Y2 JP H0140294Y2
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circular knitting
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cylinder
knitting
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JP823184U
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <技術分野> 本考案は丸編機用モータに関する。
<先行技術> 従来丸編機の駆動は丸編機本体とは別箇に設け
たモータからの駆動力を伝達機構又は反転機構を
具備した伝達機構(以下伝達機構と総称する)を
介して、丸編機の円筒形編成シリンダに伝達する
ことによつて行われている。
前記モータおよび伝達機構は円筒形シリンダの
外側に設けられ、且つ丸編機、特に靴下丸編機に
おいては、目的とする製品を得るために複雑な減
速回転を必要とするために嵩高な伝達機構等を設
置せざるを得なかつた。そのために従来の丸編機
は編成に必要とする編成シリンダに比し相当の大
きさにならざるを得ず、これは丸編機1台当りの
据付面積を大きくするという欠点を有する。
又従来の丸編機の伝達機構から編成シリンダへ
の駆動力の伝達には歯車機構が用いられているの
で騒音の発生があり、多数台の丸編機が稼動され
る通常の編立工場ではその騒音は相当に高くな
り、労務管理上にも好ましくないという欠点を有
する。
一方、本考案の考案者によつて昭和54年12月19
日に出願された「柄編丸編機」(特願昭58−
237960)においては、前記編成シリンダに機械的
伝動手段を介して連結されたモータと、該モータ
にその回転運動を制御する信号を逐次追加して電
動機を作動する制御装置から成る駆動機構を具備
した丸編機が示されている。この丸編機を用いれ
ば従来公知の丸編機の前述の機械的な伝達機構等
を省くことができるが、依然としてモータは編成
シリンダの外側にあるので丸編機の嵩の大幅な減
少は達成できない。又モータと編成シリンダの間
に機械的伝動手段、すなわち歯車機構が設けられ
ているので騒音の減少には役に立たない。
<考案の目的> 本考案は丸編機の嵩を相対的に小型にし、且つ
騒音の発生を大幅に減少することができる丸編機
用モータを簡単な構造で提供することを目的とす
る。
<考案の構成> 本考案の目的は、回転子とその外周に配設され
た回定子からなり、丸編機を駆動する丸編機用モ
ータにおいて、前記回転子の中心に少くとも直径
10mmの中空貫通孔を設け、且つ前記丸編機の円筒
形編成シリンダに前記回転子を同軸に連結したこ
とを特徴とする丸編機用モータによつて達成され
る。
前記中空貫通孔は編上り編地を通過させるため
に設けられる。すなわち公知のように、丸編機で
は編成シリンダの上端部で編成された円筒形の編
地は編成シリンダの内側を通つて編成シリンダと
一体の回動を行いながら下方に引出される。前記
モータの回転子の中空貫通孔は編成シリンダより
下がつてくる編地をさらにモータを通して下方に
引出すために設けられる。したがつて中空貫通孔
の大きさはその丸編機で編成される編地の種類に
応じて任意に定めればよい。例えば、丸編地とし
ては最も小径な編成紐の場合にも、編成品を重力
或いはエアーで下方へ平滑に引出すために、中空
貫通孔は直径10mmを必要とし、靴下の場合には直
径50〜60mmを必要とする。
なおモータの冷却のために回転子の中に冷却用
のオイル又は水を流すためのパイプ孔が設けられ
たモータが知られている。しかしこのモータの孔
はあくまで冷却用のオイル又は水を流すための直
径数mm程度のパイプ孔であつて、そのモータを用
いて駆動された機械又は装置によつて作られた製
品を通すために設けられたものではない。
前記中空貫通孔を具備した回転子の編成シリン
ダへの取付けは例えば両者にフランジを設けてフ
ランジ同志をボルト連結する等、任意の方法によ
つて行われる。
<実施例> 以下本考案の一実施例を示す添附図面を参照し
て本考案を詳述する。
第1図は本考案による丸編機用モータの構成を
モデル的に示す一部切欠斜視図である。総括的に
1で示された本考案によるモータは回転子11と
固定子12とから成り、回転子の中心に直径Dの
中空貫通孔13が設けられていることを特徴とす
る。モータであるので回転磁界を与える巻線、電
気導入用のブラシ等モータに必須の部材が設けら
れているが、これらは公知の構造であるのでここ
ではその詳細な説明を省略する。
第2図には本考案による丸編機用モータを前述
の本考案の考案者が昭和53年12月19日に出願した
柄編丸編機(特願昭58−237960)に用いた場合の
実施例を示す。第2図の実施例に基づいての本願
による丸編機用モータの構成、作用および効果を
以下により詳細に説明する。
第2図に示す実施例において、編成シリンダ2
の下端部に本考案によるモータ1の回転子11が
同軸に連結されている。連結は図示してないフラ
ンジを編成シリンダ2の下端部と回転子11の上
端部にそれぞれ設け、それぞれのフランジをボル
トで連結することによつて行う。ただしその他の
方法、例えば編成シリンダ2の下端部の端面と回
転子11の上端部の端面を金属用接着剤で接着す
る等の他の方法を用いてもよい。回転子11の外
周には固定子12が配置される。上端部に編成シ
リンダ2が連結された回転子11の下端部は軸受
31を介して丸編機の機台3に載置される。そし
て、固定子12は機台側の図示されてない固定部
に取付けられている。したがつて、第2図では第
1制御装置からの制御電流のラインが回転子11
と固定子12の双方へ略示的に図示されている
が、DCモータであれば、回転子12に巻かれた
コイル(図示なし)にのみ制御電流を供給し、
AC誘導モータであれば、固定子12に巻かれた
コイル(図示なし)にのみ制御電流を供給してモ
ータの回転子11を制御回転し、回転子11に同
軸直結した編成シリンダ2に編成用の回転を付与
する。
一方編成シリンダ2の外周には公知の構成で複
数の縦溝が設けられ、それぞれの縦溝の中には編
針21と編針の上下動を行うジヤツク22が設け
られている。ジヤツク22の上下動は公知の針上
下動手段43を介して第2制御装置42によつて
行われる。この第2制御装置42は第2図では近
年丸編機で広く用いられ出したいわゆるコンピユ
ータ柄出し装置として電源40に連結して示した
が、第2制御装置が従来公知のピンドラムを用い
た機械的柄出し装置であつてもよい。
第2図に示した実施例においては、回転子1
1、すなわち編成シリンダ2の回転は前述の本考
案の考案者がさきに出願した柄編丸編機に用いら
れる第1制御装置44によつて行われる。したが
つてこの場合には編成シリンダの回転は前記第1
制御装置44に設けられた予め編成シリンダの回
転手順を記憶した記憶装置からの指令によつて行
われることにより、前記記憶内容を変更すること
によつて編成シリンダの回転手順を自由に設定し
且つこれを変更することができる。なお第1制御
装置は電源40に連結されている。
本考案による丸編機用モータを具備した丸編機
を作動する際には、第2図に示した複数の糸パツ
ケージ23(第2図では2個のみ示す)から糸ガ
イド24および25を経て編成シリンダ2にそれ
ぞれ供給された複数本の糸26は、第2制御装置
42からの指示に基づいて針上下動手段43およ
びジヤツク22を介して上下動し、且つ第1制御
装置43によつて所定の回転をしている編成シリ
ンダ上の編針によつて所定の柄を有する編地27
に編成される。編成された編地27は、シリンダ
2頂部外周の編成位置からシリンダ2内に垂下さ
れて、シリンダ2と共に回動運動しながら編成シ
リンダ2の内側を通つて丸編機の下方へ重力ある
いは図示していない引出し手段によつて引出され
る。この場合モータ1の回転子11の中央には直
径Dの中央貫通孔13が設けられているので編地
27は自由に下方へ通過することができる。この
直径Dの値は第2図に示した靴下用柄編機の場合
には55mmに設定される。この直径Dの値は編成シ
リンダ2の内径に一致させることがより好まし
い。しかし多様な直径を有する丸編機の編成シリ
ンダの個々の内径に合せた直径Dを有する中央貫
通孔13を設けたモータ1を用意するのはモータ
の製造上経済的ではなく、したがつて編成された
編製品を通過させるに支障のない直径さえあれば
必ずしも編成シリンダの内径に合せる必要はな
い。但し、丸編製品としては最小径である編成紐
の編成時にも製品を重力又はエアーで平滑に引出
すためには、直径Dは10mmが必要であり、従つて
本発明を実施するためには、この直径Dは少なく
とも10mmが必要である。
本考案による丸編機用モータは前述のよう構成
されているので、丸編機の減速機構等を省き、直
接モータで編成シリンダを回転することができる
ので丸編機の構造を簡単且つ嵩の小さい小型のも
のにすることができる。この事は機構が簡単にな
つて故障の発生原因が少くなり、保守管理が容易
になると共に丸編機の据付面積を少くすることが
できることを意味する。又編成シリンダはモータ
の回転子と同軸直結されて回転伝達され、従来の
如きモータからシリンダへの回転伝達用の歯車機
構が完全に省略出来たので、歯車機構の正転、逆
転に伴う騒音が完全に除去出来、操業時の騒音を
大幅に下げることができる。
本考案の丸編機用モータを柄編丸編機を例とす
る第2図の実施例を基にして説明したが本考案に
よる丸編機用モータは柄編丸編機だけに限定して
用いられるものではない。すなわち通常の平編地
等編成シリンダに近接して設けたカム装置だけを
用い一定速度で編成シリンダを回転させることに
よつて行う通常の丸編機に対しても用いることが
できる。この場合においても編成シリンダの外側
に配置したモータ、伝達機構および編成シリンダ
の回転用の歯車機構を省くことができるので、丸
編機の構造を簡単かつ小型にし、さらに騒音を低
くすることができる。
なお本考案の丸編機用モータを用いれば伝達機
構等の複雑な機構を省くことができるので、丸編
機自体を安価につくることができる。
<考案の効果> 本考案による丸編機用モータを用いることによ
り嵩を相対的に小型にし、且つ騒音の発生を大幅
に減少した丸編機を得ることができる。前記丸編
機はその構造が簡単であるので保守管理が容易で
あると共に丸編機自体を安価に作ることができる
ので、設備費面および操業コスト両面にわたつて
経済的丸編機が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による丸編機用モータの構成を
モデル的に示す一部切欠斜視図である。第2図は
本考案による丸編機用モータを柄編丸編機に用い
た場合の一実施例を示す一部断面正面図である。 1……モータ、2……編成シリンダ、11……
回転子、12……固定子、13……中央貫通孔、
26……糸、27……編地、D……孔の直径。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転子とその外周に配設された固定子からな
    り、丸編機を駆動する丸編機用モータにおいて、 前記回転子の中心に少くとも直径10mmの中空貫
    通孔を設け、且つ前記丸編機の円筒形編成シリン
    ダに前記回転子を同軸に連結したことを特徴とす
    る丸編機用モータ。
JP823184U 1984-01-26 1984-01-26 丸編機用モ−タ Granted JPS60124247U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP823184U JPS60124247U (ja) 1984-01-26 1984-01-26 丸編機用モ−タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP823184U JPS60124247U (ja) 1984-01-26 1984-01-26 丸編機用モ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60124247U JPS60124247U (ja) 1985-08-21
JPH0140294Y2 true JPH0140294Y2 (ja) 1989-12-01

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ID=30487325

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JP823184U Granted JPS60124247U (ja) 1984-01-26 1984-01-26 丸編機用モ−タ

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