JPH0138411Y2 - - Google Patents
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- JPH0138411Y2 JPH0138411Y2 JP1983204905U JP20490583U JPH0138411Y2 JP H0138411 Y2 JPH0138411 Y2 JP H0138411Y2 JP 1983204905 U JP1983204905 U JP 1983204905U JP 20490583 U JP20490583 U JP 20490583U JP H0138411 Y2 JPH0138411 Y2 JP H0138411Y2
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- JP
- Japan
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- switch
- flame
- valve
- fire
- simmering
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- Expired
Links
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 5
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 4
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 2
- 241000251468 Actinopterygii Species 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
- Multiple-Way Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔技術分野〕
本考案はガスこんろ等のガス器具に関する。
従来にあつては、例えばガスこんろは前面に設
けられた回転式の調節つまみによつてガスバーナ
ーの炎の大小を調節するようになつている。この
ため、炎を小さくするときに調節つまみを回しす
ぎて炎を消してしまつたり、又ガスバーナーの上
には鍋などがのつているので炎が見えず、調節つ
まみを回すには鍋等の下をのぞき込みながら行な
わねばならず使い勝手が悪かつた。
けられた回転式の調節つまみによつてガスバーナ
ーの炎の大小を調節するようになつている。この
ため、炎を小さくするときに調節つまみを回しす
ぎて炎を消してしまつたり、又ガスバーナーの上
には鍋などがのつているので炎が見えず、調節つ
まみを回すには鍋等の下をのぞき込みながら行な
わねばならず使い勝手が悪かつた。
本考案は叙上の技術的背景に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは炎の大小を押
込式の炎切換スイツチによつてピアノタツチで切
換え操作するようにして着火、消火及び炎の大小
の切換えが簡単に行なえて使い勝手がよく、しか
もガス流路がメインバルブと切換バルブとによつ
て二重に閉塞されるようになつていて安全性が高
く、更には、立ち消えすることなく大火からとろ
火へスムーズに移行できるようにしたガス器具を
提供するにある。
のであり、その目的とするところは炎の大小を押
込式の炎切換スイツチによつてピアノタツチで切
換え操作するようにして着火、消火及び炎の大小
の切換えが簡単に行なえて使い勝手がよく、しか
もガス流路がメインバルブと切換バルブとによつ
て二重に閉塞されるようになつていて安全性が高
く、更には、立ち消えすることなく大火からとろ
火へスムーズに移行できるようにしたガス器具を
提供するにある。
本考案のガス器具は、開閉動作によつてガス流
量を切換えるための複数個の切換バルブをガス流
路内に並列に設け、ガス流路を開閉するためのメ
インバルブを上記切換バルブと直列に設け、上記
切換バルブを開閉操作するための押込式の複数個
の炎切換スイツチとメインバルブを開閉操作でき
る押込式の着火スイツチと全ての切換バルブ及び
メインバルブを閉塞させるための押込式の消火ス
イツチとを具備し、上記炎切換スイツチを、大火
スイツチ、中火スイツチ、小火スイツチ及び、と
ろ火スイツチとで構成し、押込み動作されている
小火スイツチからのみとろ火スイツチの押込み動
作を可能とする連動機構を具備せしめたものであ
つて、これによつて上記目的を達成することがで
きた。
量を切換えるための複数個の切換バルブをガス流
路内に並列に設け、ガス流路を開閉するためのメ
インバルブを上記切換バルブと直列に設け、上記
切換バルブを開閉操作するための押込式の複数個
の炎切換スイツチとメインバルブを開閉操作でき
る押込式の着火スイツチと全ての切換バルブ及び
メインバルブを閉塞させるための押込式の消火ス
イツチとを具備し、上記炎切換スイツチを、大火
スイツチ、中火スイツチ、小火スイツチ及び、と
ろ火スイツチとで構成し、押込み動作されている
小火スイツチからのみとろ火スイツチの押込み動
作を可能とする連動機構を具備せしめたものであ
つて、これによつて上記目的を達成することがで
きた。
以下、本考案の実施例を添付図により詳述す
る。尚、実施例としてガスこんろの場合について
説明するが、その他のガス器具であつてもよいの
はもちろんである。
る。尚、実施例としてガスこんろの場合について
説明するが、その他のガス器具であつてもよいの
はもちろんである。
第1図及び第2図はガスこんろAの正面及び平
面を示し、上面の左右には夫々ガスバーナー1が
設けられ、正面中央には魚焼き用などのグリル2
が設けられている。このガスこんろAは、押動式
(いわゆるピアノタツチ)のスイツチによつて操
作されるものであり、右のスイツチイ群は右のガ
スバーナー1を操作するものであり、左のスイツ
チロ群は左のガスバーナー1を操作するものであ
り、いずれも着火スイツチ3、大火スイツチ4、
中火スイツチ5、小火スイツチ6、とろ火スイツ
チ7及び消火スイツチ8よりなつており、大火ス
イツチ4、中火スイツチ5、小火スイツチ6及び
とろ火スイツチ7によつて炎切換スイツチが構成
されている。又、9,10はグリル2の点火用及
び消火用のスイツチ、12はグリル2の扉11を
開くためのスイツチである。
面を示し、上面の左右には夫々ガスバーナー1が
設けられ、正面中央には魚焼き用などのグリル2
が設けられている。このガスこんろAは、押動式
(いわゆるピアノタツチ)のスイツチによつて操
作されるものであり、右のスイツチイ群は右のガ
スバーナー1を操作するものであり、左のスイツ
チロ群は左のガスバーナー1を操作するものであ
り、いずれも着火スイツチ3、大火スイツチ4、
中火スイツチ5、小火スイツチ6、とろ火スイツ
チ7及び消火スイツチ8よりなつており、大火ス
イツチ4、中火スイツチ5、小火スイツチ6及び
とろ火スイツチ7によつて炎切換スイツチが構成
されている。又、9,10はグリル2の点火用及
び消火用のスイツチ、12はグリル2の扉11を
開くためのスイツチである。
本考案はガスバーナー1用の部分に実施されて
いる。しかして、始めに着火スイツチ3を一杯に
奥まで押込むとメインバルブ13が開くと共にパ
イロツトバーナー(図示せず)用のパイロツトバ
ルブ14も開き、連続放電する着火装置(図示せ
ず)によつてパイロツトバーナーに点火される。
又、着火スイツチ3の押し込み動作に連動して大
火スイツチ4も投入され、大火のバルブ15が開
いてガスバーナー1が大火の状態でパイロツトバ
ーナーにより点火される。この後、着火スイツチ
3を押し込んでいた指を離すと、着火スイツチ3
及び大火スイツチ4は少し下がつて投入状態のま
ま止まり、メインバルブ13及び大火のバルブ1
5は開いたままパイロツトバルブ14のみ閉じて
パイロツトバーナーが消火し、大火の状態でガス
バーナー1を使用できる。次に、中火スイツチ5
又は小火スイツチ6を押し込むと、着火スイツチ
3は投入状態を維持されるが、大火スイツチ4は
元に戻り、中火のバルブ16又は小火のバルブ1
7が開いてガスバーナー1の炎は中火又は小火と
なる。このようにして大火と中火と小火とは、
夫々大火スイツチ4と中火スイツチ5と小火スイ
ツチ6とにより交互に自由に切換えられる。しか
し、大火又は中火から直接にとろ火へ切換えると
ガスバーナー1の炎が消えてしまうおそれがある
ので、とろ火スイツチ7を押し込むには一旦小火
スイツチ6を押して小火にした上で行なわなけれ
ば押せないようになつている。最後に、消火スイ
ツチ8を押し込めば、着火スイツチ3も含めて全
てのスイツチ4,5,6,7が元に戻り、メイン
バルブ13と切換用各バルブ15,16,17,
18とが閉じてガスは二重に封止される。
いる。しかして、始めに着火スイツチ3を一杯に
奥まで押込むとメインバルブ13が開くと共にパ
イロツトバーナー(図示せず)用のパイロツトバ
ルブ14も開き、連続放電する着火装置(図示せ
ず)によつてパイロツトバーナーに点火される。
又、着火スイツチ3の押し込み動作に連動して大
火スイツチ4も投入され、大火のバルブ15が開
いてガスバーナー1が大火の状態でパイロツトバ
ーナーにより点火される。この後、着火スイツチ
3を押し込んでいた指を離すと、着火スイツチ3
及び大火スイツチ4は少し下がつて投入状態のま
ま止まり、メインバルブ13及び大火のバルブ1
5は開いたままパイロツトバルブ14のみ閉じて
パイロツトバーナーが消火し、大火の状態でガス
バーナー1を使用できる。次に、中火スイツチ5
又は小火スイツチ6を押し込むと、着火スイツチ
3は投入状態を維持されるが、大火スイツチ4は
元に戻り、中火のバルブ16又は小火のバルブ1
7が開いてガスバーナー1の炎は中火又は小火と
なる。このようにして大火と中火と小火とは、
夫々大火スイツチ4と中火スイツチ5と小火スイ
ツチ6とにより交互に自由に切換えられる。しか
し、大火又は中火から直接にとろ火へ切換えると
ガスバーナー1の炎が消えてしまうおそれがある
ので、とろ火スイツチ7を押し込むには一旦小火
スイツチ6を押して小火にした上で行なわなけれ
ば押せないようになつている。最後に、消火スイ
ツチ8を押し込めば、着火スイツチ3も含めて全
てのスイツチ4,5,6,7が元に戻り、メイン
バルブ13と切換用各バルブ15,16,17,
18とが閉じてガスは二重に封止される。
以上のような動作を行なわせるための具体的構
成を説明する。これは、第3図に示すように、大
別してスイツチ配列部19とスイツチ切換機構部
20とバルブ装置21とガスバーナー1より構成
されている。スイツチ配列部19は着火スイツチ
3と大火スイツチ4と中火スイツチ5と小火スイ
ツチ6ととろ火スイツチ7と消火スイツチ8とが
回転支持軸22によつて回動自在に支持されてい
て、ガスこんろA前面に一列に露呈しており、ピ
アノの鍵盤よろしく指先で下方へ押し下げられる
ようになつている。
成を説明する。これは、第3図に示すように、大
別してスイツチ配列部19とスイツチ切換機構部
20とバルブ装置21とガスバーナー1より構成
されている。スイツチ配列部19は着火スイツチ
3と大火スイツチ4と中火スイツチ5と小火スイ
ツチ6ととろ火スイツチ7と消火スイツチ8とが
回転支持軸22によつて回動自在に支持されてい
て、ガスこんろA前面に一列に露呈しており、ピ
アノの鍵盤よろしく指先で下方へ押し下げられる
ようになつている。
次に、スイツチ切換機構部20は第5図のよう
な構成部品よりなつており、後板23の両側端の
かしめ爪24を側板25の後かしめ孔26に挿入
し、前板27の両側端のかしめ爪28を側板25
の前かしめ29に挿入し、両かしめ爪24,28
を拡げて側板25に固定し、前後板27,23を
縦にして対向させ、前後板27,23間において
側板25のカム板受孔30にカム板31の両端を
挿入し、カム板31を左右にスライド自在に支持
すると共に右端のフオーク状部32に外挿させた
スプリング33によつてカム板31を左方へ付勢
してある。尚、側板25の34は回転支持軸22
を挿着させるための孔であり、後板23の35は
取付用の孔である。36,37,38,39,4
0,41は各スイツチ3,4,5,6,7,8に
よつて押動されるスライドバーであり、各スライ
ドバー36,37,38,39,40,41はカ
ム板31の上を通過するように前後板27,23
のバー挿通孔42,43に前後スライド自在に保
持されており、前板29よりも前方へ突出させら
れた各スライドバー36,37,38,39,4
0,41の前端部には夫々係合孔44が穿孔され
ていて各々のスイツチ3,4,5,6,7,8の
下端に突設された係合ピン45が挿入され、スイ
ツチ3,4,5,6,7,8の押し込み又は復帰
動作によつてスライドバー36,37,38,3
9,40,41が前後へスライドするようになつ
ており、各スライドバー36,37,38,3
9,40,41はばね48によつて前方へ復帰付
勢されている。更に、中火用のスライドバー38
と小火用のスライドバー39ととろ火用のスライ
ドバー40と消火用のスライドバー41とは共用
部品であつて、第7図に示すように略中央部にお
いて下方へカム爪46が突設されている。そして
後板23より後方へ突出させられた中火用のスラ
イドバー38と小火用のスライドバー39ととろ
火用のスライドバー40の後端はバルブ装置21
の中火のバルブ16と小火のバルブ17ととろ火
のバルブ18の夫々の軸47の先端と対向してい
る。又、大火用のスライドバー37の略中央部に
は、第8図に示すように下方へカム爪49が突設
され、それよりもやや後方において上方へ連動爪
50が突設されており、後板23よりも後方へ突
出させられたスライドバー37の後端は大火のバ
ルブ15の軸47の先端と対向させられている。
着火用のスライドバー36は、第9図a,b,c
及び第10図に示すように、下方へカム爪51が
突設され、また左方(大火のスライドバー側)へ
略水平に連動片52が延出されていて大火用のス
ライドバー37の上面にて連動爪50の前面と対
向しており、更に上方にはパイロツトバルブ14
を操作するための着火操作バー53が一体に設け
られていてこの着火操作バー53は後板23の通
孔54にスライド自在に挿通させられおり、スラ
イドバー36の後端及び着火操作バー53の後端
は夫々メインバルブ13とパイロツトバルブ14
の夫々の軸47の先端に対向させられている。第
6図に示すように、カム板31には、右から左へ
順に図示のような形状のカム穴55,56,5
7,58,59,60が打ち抜かれており、55
は着火用のカム穴、56は大火用のカム穴、57
は中火用のカム穴、58は小火用のカム穴、59
はとろ火用のカム穴、60は消火用のカム穴であ
り、各カム穴55,56,57,58,59,6
0内には対応するスライドバー36,37,3
8,39,40,41のカム爪51,49,4
6,46,46,46が挿入されている。カム板
31の前縁からは下方へ当て止め片61が垂下さ
れており、当て止め片61には組立て時にカム爪
46,49,51を通過させてカム穴55,5
6,57,58,59,60内へ挿入させるため
の切欠き部62が設けられているが、ばね48の
動作力によつてカム爪46,49,51が切欠き
部62を通つて外れることのないよう通常の動作
時にはカム板31は切欠き部62とカム爪46,
49,51とが重なる位置までは動かないように
なつている。着火用のカム穴55の右縁には第1
傾斜辺63と第1係止辺64が形成されており、
大火用のカム穴56の右縁には第2傾斜辺65と
第2係止辺66と第2係止解除斜辺67が形成さ
れており、中火用のカム穴57の右縁には第3傾
斜辺68と第3係止辺69と第3係止解除斜辺7
0が形成されており、小火用のカム穴58の右縁
には第4傾斜辺71と第4係止辺72と第4係止
解除斜辺73が形成されており、とろ火用のカム
穴59の右縁には押し込みロツク辺74と第5傾
斜辺75と第5係止辺76が形成されており、消
火用のカム穴60の右縁には第6係止解除斜辺7
7が形成されている。ここで、第6図aに示す各
カム穴55,56,57,58,59,60内の
寸法a,b,c,d,e,p,Q,R及び第8
図、第9図bに示す大火用と着火用の各々のスラ
イドバー37,36の寸法m,n,fとの間には {a<b<c<d<e P<Q P<R m−n>P R−t>P+(m−n)} の関係がある。
な構成部品よりなつており、後板23の両側端の
かしめ爪24を側板25の後かしめ孔26に挿入
し、前板27の両側端のかしめ爪28を側板25
の前かしめ29に挿入し、両かしめ爪24,28
を拡げて側板25に固定し、前後板27,23を
縦にして対向させ、前後板27,23間において
側板25のカム板受孔30にカム板31の両端を
挿入し、カム板31を左右にスライド自在に支持
すると共に右端のフオーク状部32に外挿させた
スプリング33によつてカム板31を左方へ付勢
してある。尚、側板25の34は回転支持軸22
を挿着させるための孔であり、後板23の35は
取付用の孔である。36,37,38,39,4
0,41は各スイツチ3,4,5,6,7,8に
よつて押動されるスライドバーであり、各スライ
ドバー36,37,38,39,40,41はカ
ム板31の上を通過するように前後板27,23
のバー挿通孔42,43に前後スライド自在に保
持されており、前板29よりも前方へ突出させら
れた各スライドバー36,37,38,39,4
0,41の前端部には夫々係合孔44が穿孔され
ていて各々のスイツチ3,4,5,6,7,8の
下端に突設された係合ピン45が挿入され、スイ
ツチ3,4,5,6,7,8の押し込み又は復帰
動作によつてスライドバー36,37,38,3
9,40,41が前後へスライドするようになつ
ており、各スライドバー36,37,38,3
9,40,41はばね48によつて前方へ復帰付
勢されている。更に、中火用のスライドバー38
と小火用のスライドバー39ととろ火用のスライ
ドバー40と消火用のスライドバー41とは共用
部品であつて、第7図に示すように略中央部にお
いて下方へカム爪46が突設されている。そして
後板23より後方へ突出させられた中火用のスラ
イドバー38と小火用のスライドバー39ととろ
火用のスライドバー40の後端はバルブ装置21
の中火のバルブ16と小火のバルブ17ととろ火
のバルブ18の夫々の軸47の先端と対向してい
る。又、大火用のスライドバー37の略中央部に
は、第8図に示すように下方へカム爪49が突設
され、それよりもやや後方において上方へ連動爪
50が突設されており、後板23よりも後方へ突
出させられたスライドバー37の後端は大火のバ
ルブ15の軸47の先端と対向させられている。
着火用のスライドバー36は、第9図a,b,c
及び第10図に示すように、下方へカム爪51が
突設され、また左方(大火のスライドバー側)へ
略水平に連動片52が延出されていて大火用のス
ライドバー37の上面にて連動爪50の前面と対
向しており、更に上方にはパイロツトバルブ14
を操作するための着火操作バー53が一体に設け
られていてこの着火操作バー53は後板23の通
孔54にスライド自在に挿通させられおり、スラ
イドバー36の後端及び着火操作バー53の後端
は夫々メインバルブ13とパイロツトバルブ14
の夫々の軸47の先端に対向させられている。第
6図に示すように、カム板31には、右から左へ
順に図示のような形状のカム穴55,56,5
7,58,59,60が打ち抜かれており、55
は着火用のカム穴、56は大火用のカム穴、57
は中火用のカム穴、58は小火用のカム穴、59
はとろ火用のカム穴、60は消火用のカム穴であ
り、各カム穴55,56,57,58,59,6
0内には対応するスライドバー36,37,3
8,39,40,41のカム爪51,49,4
6,46,46,46が挿入されている。カム板
31の前縁からは下方へ当て止め片61が垂下さ
れており、当て止め片61には組立て時にカム爪
46,49,51を通過させてカム穴55,5
6,57,58,59,60内へ挿入させるため
の切欠き部62が設けられているが、ばね48の
動作力によつてカム爪46,49,51が切欠き
部62を通つて外れることのないよう通常の動作
時にはカム板31は切欠き部62とカム爪46,
49,51とが重なる位置までは動かないように
なつている。着火用のカム穴55の右縁には第1
傾斜辺63と第1係止辺64が形成されており、
大火用のカム穴56の右縁には第2傾斜辺65と
第2係止辺66と第2係止解除斜辺67が形成さ
れており、中火用のカム穴57の右縁には第3傾
斜辺68と第3係止辺69と第3係止解除斜辺7
0が形成されており、小火用のカム穴58の右縁
には第4傾斜辺71と第4係止辺72と第4係止
解除斜辺73が形成されており、とろ火用のカム
穴59の右縁には押し込みロツク辺74と第5傾
斜辺75と第5係止辺76が形成されており、消
火用のカム穴60の右縁には第6係止解除斜辺7
7が形成されている。ここで、第6図aに示す各
カム穴55,56,57,58,59,60内の
寸法a,b,c,d,e,p,Q,R及び第8
図、第9図bに示す大火用と着火用の各々のスラ
イドバー37,36の寸法m,n,fとの間には {a<b<c<d<e P<Q P<R m−n>P R−t>P+(m−n)} の関係がある。
しかして始め(非使用時)には、各スライドバ
ー36,37,38,39,40,41のカム爪
46,49,51は第4図に示すようにカム穴5
5,56,57,58,59,60の右前隅に位
置している。これより、着火スイツチ3を指で押
し込むと、連動爪50と連動片52との間には遊
びがあるために(m−n>0)まず着火用のスラ
イドバー36のみが単独で移動して(第11図参
照)メインバルブ13を押し開き、連動片52が
連動爪50に当たる(第12図参照)。更に、着
火スイツチ3を押し込むと連動片52に押されて
大火用のスライドバー37も共に移動し、着火操
作バー55がパイロツトバルブ14を押し開くと
共に着火装置のスイツチを押して連続放電によつ
てパイロツトバーナーに着火させ、同時に大火用
のスライドバー37が大火のバルブ15を押し開
いてパイロツトバーナーによつてガスバーナー1
に大火が点火される(第13図参照)。この後、
着火スイツチ3を離すと両スライドバー36,3
7は前方へ戻り、着火用のスライドバー36はカ
ム爪51が第1係止辺64に当つて止まつてメイ
ンバルブ13を開状態に維持し、大火用のスライ
ドバー37はカム爪49が第2係止辺66に当つ
て止まつてガスバーナー1の炎を大火に維持す
る。このとき、パイロツトバルブ14は閉じてパ
イロツトバーナーは消えており、又連動片52と
連動爪50との間にはm−nだけ距離があいてい
る。次に、中火スイツチ5を押すと中火用のスラ
イドバー38が後方へ移動し、カム爪46が第3
傾斜辺68を押してカム板31を左へbだけ移動
させるので、大火用のカム爪49が幅bの第2係
止辺66から外れて元に戻ると同時に中火のバル
ブ16が中火用のスライドバー38に押されて開
き、炎が大火から中火に切換わる。更に中火スイ
ツチ5を押し込むと、中火用のカム爪46が第3
係止解除斜辺70を押してカム板31を第2係止
辺66の幅bよりも大きい距離c(c>b)だけ
動かすので大火用のスライドバー37は確実に復
帰されるが、第1係止辺64の幅dはカム板31
の移動距離c(c<d)よりも大きいのでメイン
バルブ13は開状態に保たれている。このように
大火の状態又は中火の状態にセツトされている場
合にはとろ火用のカム爪46はカム穴59の押し
込みロツク辺74に係合しており、とろ火スイツ
チ7を押し込めず、大火又は中火からとろ火へは
炎を切換えられないようになつている。次に、大
火スイツチ4又は小火スイツチ6を押し込んだ場
合にも、上記と同様に動作して炎が中火から大火
又は小火に切換わる。但し、小火用のカム穴58
の第4係止辺72の幅aは短く形成されていて押
し込みロツク辺74の幅aと同じになつている
(押し込みロツク辺の幅よりも短くてもよい)の
で、カム爪46が第4係止辺72に係合して小火
にセツトされている場合にはカム板31は充分右
方へ戻つておらず、とろ火用のカム爪46は押し
込みロツク辺74から外れてロツク解除されてお
り、従つて小火の状態よりとろ火スイツチ7を押
し込むと第5傾斜辺75がカム爪46に押されて
カム板31がbだけ移動し、小火のカム爪46が
第4係止辺72から外れてスライドバー39が戻
り、とろ火のバルブ18がとろ火用のスライドバ
ー40に押し開かれて炎が小火からとろ火に切換
わる。尚、とろ火用のカム穴59には係止解除斜
辺は設けられていないが、小火ととろ火ではいず
れもガス流量が小さく、小火のバルブ17ととろ
火のバルブ18が同時に開いていても安全上問題
ないためである。又、とろ火の状態より大火スイ
ツチ4又は中火スイツチ5を押すととろ火用のス
ライドバー40が復帰してそのカム爪46が押し
込みロツク辺74と再び係合する。最後に、消火
スイツチ8を押すと第6係止解除斜辺77が消火
用のスライドバー41のカム爪46に押されてカ
ム板31がe(e>d)だけ左へ移動し、着火用
のスライドバー36も第1係止辺64から外れて
第11図のように元に戻り、すべてのバルブ1
3,14,15,16,17,18が閉じられる
ことになる。
ー36,37,38,39,40,41のカム爪
46,49,51は第4図に示すようにカム穴5
5,56,57,58,59,60の右前隅に位
置している。これより、着火スイツチ3を指で押
し込むと、連動爪50と連動片52との間には遊
びがあるために(m−n>0)まず着火用のスラ
イドバー36のみが単独で移動して(第11図参
照)メインバルブ13を押し開き、連動片52が
連動爪50に当たる(第12図参照)。更に、着
火スイツチ3を押し込むと連動片52に押されて
大火用のスライドバー37も共に移動し、着火操
作バー55がパイロツトバルブ14を押し開くと
共に着火装置のスイツチを押して連続放電によつ
てパイロツトバーナーに着火させ、同時に大火用
のスライドバー37が大火のバルブ15を押し開
いてパイロツトバーナーによつてガスバーナー1
に大火が点火される(第13図参照)。この後、
着火スイツチ3を離すと両スライドバー36,3
7は前方へ戻り、着火用のスライドバー36はカ
ム爪51が第1係止辺64に当つて止まつてメイ
ンバルブ13を開状態に維持し、大火用のスライ
ドバー37はカム爪49が第2係止辺66に当つ
て止まつてガスバーナー1の炎を大火に維持す
る。このとき、パイロツトバルブ14は閉じてパ
イロツトバーナーは消えており、又連動片52と
連動爪50との間にはm−nだけ距離があいてい
る。次に、中火スイツチ5を押すと中火用のスラ
イドバー38が後方へ移動し、カム爪46が第3
傾斜辺68を押してカム板31を左へbだけ移動
させるので、大火用のカム爪49が幅bの第2係
止辺66から外れて元に戻ると同時に中火のバル
ブ16が中火用のスライドバー38に押されて開
き、炎が大火から中火に切換わる。更に中火スイ
ツチ5を押し込むと、中火用のカム爪46が第3
係止解除斜辺70を押してカム板31を第2係止
辺66の幅bよりも大きい距離c(c>b)だけ
動かすので大火用のスライドバー37は確実に復
帰されるが、第1係止辺64の幅dはカム板31
の移動距離c(c<d)よりも大きいのでメイン
バルブ13は開状態に保たれている。このように
大火の状態又は中火の状態にセツトされている場
合にはとろ火用のカム爪46はカム穴59の押し
込みロツク辺74に係合しており、とろ火スイツ
チ7を押し込めず、大火又は中火からとろ火へは
炎を切換えられないようになつている。次に、大
火スイツチ4又は小火スイツチ6を押し込んだ場
合にも、上記と同様に動作して炎が中火から大火
又は小火に切換わる。但し、小火用のカム穴58
の第4係止辺72の幅aは短く形成されていて押
し込みロツク辺74の幅aと同じになつている
(押し込みロツク辺の幅よりも短くてもよい)の
で、カム爪46が第4係止辺72に係合して小火
にセツトされている場合にはカム板31は充分右
方へ戻つておらず、とろ火用のカム爪46は押し
込みロツク辺74から外れてロツク解除されてお
り、従つて小火の状態よりとろ火スイツチ7を押
し込むと第5傾斜辺75がカム爪46に押されて
カム板31がbだけ移動し、小火のカム爪46が
第4係止辺72から外れてスライドバー39が戻
り、とろ火のバルブ18がとろ火用のスライドバ
ー40に押し開かれて炎が小火からとろ火に切換
わる。尚、とろ火用のカム穴59には係止解除斜
辺は設けられていないが、小火ととろ火ではいず
れもガス流量が小さく、小火のバルブ17ととろ
火のバルブ18が同時に開いていても安全上問題
ないためである。又、とろ火の状態より大火スイ
ツチ4又は中火スイツチ5を押すととろ火用のス
ライドバー40が復帰してそのカム爪46が押し
込みロツク辺74と再び係合する。最後に、消火
スイツチ8を押すと第6係止解除斜辺77が消火
用のスライドバー41のカム爪46に押されてカ
ム板31がe(e>d)だけ左へ移動し、着火用
のスライドバー36も第1係止辺64から外れて
第11図のように元に戻り、すべてのバルブ1
3,14,15,16,17,18が閉じられる
ことになる。
次に、バルブ装置21は第15図乃至第23図
に示されている。バルブ装置21はケーシング本
体78と蓋体79とからなるケーシング内にガス
流路を形成し、ここに各種バルブを納めためたも
のである。第15図に示すように、蓋体79はケ
ーシング本体78の背面にパツキン80を介して
気密的にビス81で取付けられており、ケーシン
グ本体78背面と蓋体79との間にはメインバル
ブ室82と切換バルブ室83とが形成され、両バ
ルブ室82,83は隔壁部84によつて気密的に
仕切られており、更にメインバルブ室82の上方
にはパイロツトバルブ室85が形成されている。
又、第16図に示すように、蓋体79背面の膨出
部88下面にはガス供給管86を接続する接続口
87が設けられており、この接続口87はメイン
バルブ室82の入口82aに連通している。更
に、メインバルブ室82の出口82bは上下に分
岐して上方はパイロツトバルブ室85の入口85
aに通じ、下方は切換バルブ室83の入口83a
に通じている。メインバルブ13は軸47とゴム
製の弁膜89よりなり、軸47はケーシング本体
78の前面とメインバルブ室82との間に貫通さ
せられた貫通孔90内にOリング91を介して気
密的に挿通させられており、軸47は上述の如く
着火用のスライドバー36の端に対向させられて
おり、軸47のメインバルブ室82側の端には弁
膜89が取付けられており、弁膜89と蓋体79
との間には圧縮ばね92が張設されていてこのば
ね力によつて弁膜89をメインバルブ室82の室
壁に圧接させてメインバルブ室82の入口82a
と出口82bとの間を気密的に閉塞しており、軸
47を押すと弁膜89が室壁から離れてメインバ
ルブ室82が開くようになつている。パイロツト
バルブ14は第16図のように先端の大径部93
がOリング96内周に嵌まつている場合にはパイ
ロツトバルブ室85の入口85aとパイロツトバ
ーナーを接続されるパイロツトバーナー接続口9
4との間を塞いでいるが、軸47が着火操作バー
53によつて押し込まれ、細径部95がOリング
96の位置へくるとガスがパイロツトバルブ14
を通過してケーシング本体78上面のパイロツト
バーナー接続口94へガスを供給できるようにな
つている。尚、パイロツトバルブ14は第17図
に示すように軸47の先の弁膜97をパイロツト
バルブ室85の室壁に押圧させる形式のものでも
良い。切換バルブ室83の前方には大火バルブ室
98と中火バルブ室99と小火バルブ室100と
とろ火バルブ室101とが互いに独立して設けら
れており、ケーシング本体98の上部には左右に
走つてケーシング本体78上面の主出口102に
連通する共通ガス通路103が穿設され、上記各
バルブ室98,99,100,101上面と共通
ガス通路103との間はガス流量調節孔104,
105,106,107を介して連通させられて
いる。ここで主出口102はガスバーナー1に接
続される。又、ガス流量調節孔104,105,
106,107は各々内径が異つており、ここで
ガス流量を絞つて炎の大きさを調節するところで
ある。切換バルブ室83と大火バルブ室98、中
火バルブ室99、小火バルブ室100及びとろ火
バルブ室101との間は夫々互いに並列に配置さ
れた大火のバルブ15、中火のバルブ16、小火
のバルブ17及びとろ火のバルブ18によつて閉
塞できるようになつていて、これらによつて切換
バルブが構成されている。即ち、各々のバルブ室
98,99,100,101とケーシング本体7
8との間には貫通孔109,110,111,1
12が穿孔されており、この貫通孔109,11
0,111,112にOリング91を介して軸4
7が気密的に且つスライド自在に挿通させられ、
各々の軸47の先に弁膜89を取付け、弁膜89
と蓋体79との間に張設した圧縮ばね92によつ
て弁膜89を切換バルブ室83の室壁に押圧させ
て切換バルブ室83と各々のバルブ室98,9
9,100,101との間を気密的に閉塞できる
ようにしてあり、これによつてガスの流路は大火
のバルブ15、中火のバルブ16、小火のバルブ
17、とろ火のバルブ18又はパイロツトバルブ
14のいずれかとこれらに直列に配置されたメイ
ンバルブ13とによつて二重に封じられているの
で、ごみなどによつて一方のバルブに万一閉塞不
良が起つても安全性を確保できるようになつてい
る。各々のバルブ15,16,17,18の軸4
7は前述の如くスライドバー37,38,39,
40の先端に対向しており、スライドバー37,
38,39,40によつて軸47が押されるとそ
のバルブ15,16,17,18が開き、ガス流
量調節孔104,105,106,107でガス
流量を所定量に絞られ、ガスバーナー1の炎の大
きさを調節するのである。尚、第19図a,bに
はガス流量の絞り機構の他例を示してあり、これ
は各々のバルブ室98,99,100,101と
共通ガス通路103との間に穿孔された等径の縦
孔113内に夫々径の異なるT字状のガス流量調
節孔104,105,106,107を穿孔され
た調節駒114を嵌入させたものである。
に示されている。バルブ装置21はケーシング本
体78と蓋体79とからなるケーシング内にガス
流路を形成し、ここに各種バルブを納めためたも
のである。第15図に示すように、蓋体79はケ
ーシング本体78の背面にパツキン80を介して
気密的にビス81で取付けられており、ケーシン
グ本体78背面と蓋体79との間にはメインバル
ブ室82と切換バルブ室83とが形成され、両バ
ルブ室82,83は隔壁部84によつて気密的に
仕切られており、更にメインバルブ室82の上方
にはパイロツトバルブ室85が形成されている。
又、第16図に示すように、蓋体79背面の膨出
部88下面にはガス供給管86を接続する接続口
87が設けられており、この接続口87はメイン
バルブ室82の入口82aに連通している。更
に、メインバルブ室82の出口82bは上下に分
岐して上方はパイロツトバルブ室85の入口85
aに通じ、下方は切換バルブ室83の入口83a
に通じている。メインバルブ13は軸47とゴム
製の弁膜89よりなり、軸47はケーシング本体
78の前面とメインバルブ室82との間に貫通さ
せられた貫通孔90内にOリング91を介して気
密的に挿通させられており、軸47は上述の如く
着火用のスライドバー36の端に対向させられて
おり、軸47のメインバルブ室82側の端には弁
膜89が取付けられており、弁膜89と蓋体79
との間には圧縮ばね92が張設されていてこのば
ね力によつて弁膜89をメインバルブ室82の室
壁に圧接させてメインバルブ室82の入口82a
と出口82bとの間を気密的に閉塞しており、軸
47を押すと弁膜89が室壁から離れてメインバ
ルブ室82が開くようになつている。パイロツト
バルブ14は第16図のように先端の大径部93
がOリング96内周に嵌まつている場合にはパイ
ロツトバルブ室85の入口85aとパイロツトバ
ーナーを接続されるパイロツトバーナー接続口9
4との間を塞いでいるが、軸47が着火操作バー
53によつて押し込まれ、細径部95がOリング
96の位置へくるとガスがパイロツトバルブ14
を通過してケーシング本体78上面のパイロツト
バーナー接続口94へガスを供給できるようにな
つている。尚、パイロツトバルブ14は第17図
に示すように軸47の先の弁膜97をパイロツト
バルブ室85の室壁に押圧させる形式のものでも
良い。切換バルブ室83の前方には大火バルブ室
98と中火バルブ室99と小火バルブ室100と
とろ火バルブ室101とが互いに独立して設けら
れており、ケーシング本体98の上部には左右に
走つてケーシング本体78上面の主出口102に
連通する共通ガス通路103が穿設され、上記各
バルブ室98,99,100,101上面と共通
ガス通路103との間はガス流量調節孔104,
105,106,107を介して連通させられて
いる。ここで主出口102はガスバーナー1に接
続される。又、ガス流量調節孔104,105,
106,107は各々内径が異つており、ここで
ガス流量を絞つて炎の大きさを調節するところで
ある。切換バルブ室83と大火バルブ室98、中
火バルブ室99、小火バルブ室100及びとろ火
バルブ室101との間は夫々互いに並列に配置さ
れた大火のバルブ15、中火のバルブ16、小火
のバルブ17及びとろ火のバルブ18によつて閉
塞できるようになつていて、これらによつて切換
バルブが構成されている。即ち、各々のバルブ室
98,99,100,101とケーシング本体7
8との間には貫通孔109,110,111,1
12が穿孔されており、この貫通孔109,11
0,111,112にOリング91を介して軸4
7が気密的に且つスライド自在に挿通させられ、
各々の軸47の先に弁膜89を取付け、弁膜89
と蓋体79との間に張設した圧縮ばね92によつ
て弁膜89を切換バルブ室83の室壁に押圧させ
て切換バルブ室83と各々のバルブ室98,9
9,100,101との間を気密的に閉塞できる
ようにしてあり、これによつてガスの流路は大火
のバルブ15、中火のバルブ16、小火のバルブ
17、とろ火のバルブ18又はパイロツトバルブ
14のいずれかとこれらに直列に配置されたメイ
ンバルブ13とによつて二重に封じられているの
で、ごみなどによつて一方のバルブに万一閉塞不
良が起つても安全性を確保できるようになつてい
る。各々のバルブ15,16,17,18の軸4
7は前述の如くスライドバー37,38,39,
40の先端に対向しており、スライドバー37,
38,39,40によつて軸47が押されるとそ
のバルブ15,16,17,18が開き、ガス流
量調節孔104,105,106,107でガス
流量を所定量に絞られ、ガスバーナー1の炎の大
きさを調節するのである。尚、第19図a,bに
はガス流量の絞り機構の他例を示してあり、これ
は各々のバルブ室98,99,100,101と
共通ガス通路103との間に穿孔された等径の縦
孔113内に夫々径の異なるT字状のガス流量調
節孔104,105,106,107を穿孔され
た調節駒114を嵌入させたものである。
上述したところでは、大火スイツチ4、中火ス
イツチ5、小火スイツチ6、とろ火スイツチ7を
一つづつ単独で押して炎の大小を調節する場合に
ついて述べたが、スイツチ切換機構部20の構造
からも明らかなように、例えば中火スイツチ5と
小火スイツチ6というように適宜2つの炎切換ス
イツチを同時に投入することもできるので、これ
に応じて中火のバルブ16と小火のバルブ17と
いうように適宜複数の切換バルブを開き、中火の
ガス流量+小火のガス流量というように複数の炎
を合併させてガスバーナー1の炎の大小調節をす
ることも可能である。
イツチ5、小火スイツチ6、とろ火スイツチ7を
一つづつ単独で押して炎の大小を調節する場合に
ついて述べたが、スイツチ切換機構部20の構造
からも明らかなように、例えば中火スイツチ5と
小火スイツチ6というように適宜2つの炎切換ス
イツチを同時に投入することもできるので、これ
に応じて中火のバルブ16と小火のバルブ17と
いうように適宜複数の切換バルブを開き、中火の
ガス流量+小火のガス流量というように複数の炎
を合併させてガスバーナー1の炎の大小調節をす
ることも可能である。
本考案は叙述の如く構成されているから、大火
スイツチ、中火スイツチ、小火スイツチ及びとろ
火スイツチの各炎切換スイツチを押すことによ
り、ワンタツチで簡単に大火からとろ火までの所
定の大きさの炎にセツトでき、使い勝手が良い効
果を奏する。即ち、いずれか一方にごみなどが付
着したりしていて、万一閉塞不良が生じても他方
が閉じているのでガス洩れを起すことがなく、
又、炎切換スイツチを押して切換バルブを開いて
も着火スイツチを押さない限りメインバルブが開
かず、ガス洩れを発生させることがないのであ
る。また、押込み動作されている小火スイツチか
らのみとろ火スイツチの押込み動作を可能とする
連動機構を具備していることで、つまり、連動機
構は押込み動作されている小火スイツチからのみ
とろ火スイツチの押込み動作を可能としているこ
とにより、大火または中火から直接にとろ火へ切
り換えた場合には、炎が小さいためガスバーナー
の炎が消えてしまう恐れがあるものの、本考案で
はとろ火スイツチを押込み動作するには、大火ス
イツチまたは中火スイツチから直接とろ火スイツ
チの押込み動作はできず、一旦小火スイツチを押
込み動作して小火にした上でとろ火スイツチの押
込み動作を可能としているものであり、そのた
め、小火からとろ火にスムーズに移行させること
ができ、従つて、とろ火にスムーズに移行したか
どうかの確認をガスバーナーに覗き込んで行う必
要がなく、しかも、とろ火における炎が立ち消え
する恐れがなく、ガス漏れ等の心配がないもので
あり、特に、この種のガス器具にとつて安全性を
向上させ、且つ非常に使い勝手が良いという効果
を奏するものである。
スイツチ、中火スイツチ、小火スイツチ及びとろ
火スイツチの各炎切換スイツチを押すことによ
り、ワンタツチで簡単に大火からとろ火までの所
定の大きさの炎にセツトでき、使い勝手が良い効
果を奏する。即ち、いずれか一方にごみなどが付
着したりしていて、万一閉塞不良が生じても他方
が閉じているのでガス洩れを起すことがなく、
又、炎切換スイツチを押して切換バルブを開いて
も着火スイツチを押さない限りメインバルブが開
かず、ガス洩れを発生させることがないのであ
る。また、押込み動作されている小火スイツチか
らのみとろ火スイツチの押込み動作を可能とする
連動機構を具備していることで、つまり、連動機
構は押込み動作されている小火スイツチからのみ
とろ火スイツチの押込み動作を可能としているこ
とにより、大火または中火から直接にとろ火へ切
り換えた場合には、炎が小さいためガスバーナー
の炎が消えてしまう恐れがあるものの、本考案で
はとろ火スイツチを押込み動作するには、大火ス
イツチまたは中火スイツチから直接とろ火スイツ
チの押込み動作はできず、一旦小火スイツチを押
込み動作して小火にした上でとろ火スイツチの押
込み動作を可能としているものであり、そのた
め、小火からとろ火にスムーズに移行させること
ができ、従つて、とろ火にスムーズに移行したか
どうかの確認をガスバーナーに覗き込んで行う必
要がなく、しかも、とろ火における炎が立ち消え
する恐れがなく、ガス漏れ等の心配がないもので
あり、特に、この種のガス器具にとつて安全性を
向上させ、且つ非常に使い勝手が良いという効果
を奏するものである。
第1図は本考案の一実施例のガスこんろの正面
図、第2図は同上の平面図、第3図は第1図のX
−X線断面図、第4図は同上のスイツチ切換機構
部及びバルブ装置の平面図、第5図はスイツチ切
換機構部の展開した平面図、第6図a,bはカム
板の平面図及び正面図、第7図は中火、小火、と
ろ火及び消火共用のスライドバーの断面図、第8
図は大火用のスライドバーの断面図、第9図a,
b,c及び第10図はメインスイツチ用のスライ
ドバーの平面図、側面図、下面図及び正面図、第
11図乃至第14図はメインスイツチ用及び大火
用のスライドバーの動作説明図、第15図はバル
ブ装置の水平断面図、第16図は第15図のY−
Y線断面図、第17図はパイロツトバルブの他例
を示す断面図、第18図は第15図のZ−Z線断
面図、第19図aはガス流量の絞り機構の他例を
示す断面図、第19図bは同図aのW−W線断面
図、第20図乃至第22図はケーシング本体の背
面図、上面図及び下面図、第23図は同上の蓋体
の正面図である。 3……着火スイツチ、4,5,6,7……実施
例において炎切換スイツチを構成する大火スイツ
チ、中火スイツチ、小火スイツチ及びとろ火スイ
ツチ、8……消火スイツチ、13……メインバル
ブ、15,16,17,18……実施例において
切換バルブを構成する大火のバルブ、中火のバル
ブ、小火のバルブ及びとろ火のバルブ。
図、第2図は同上の平面図、第3図は第1図のX
−X線断面図、第4図は同上のスイツチ切換機構
部及びバルブ装置の平面図、第5図はスイツチ切
換機構部の展開した平面図、第6図a,bはカム
板の平面図及び正面図、第7図は中火、小火、と
ろ火及び消火共用のスライドバーの断面図、第8
図は大火用のスライドバーの断面図、第9図a,
b,c及び第10図はメインスイツチ用のスライ
ドバーの平面図、側面図、下面図及び正面図、第
11図乃至第14図はメインスイツチ用及び大火
用のスライドバーの動作説明図、第15図はバル
ブ装置の水平断面図、第16図は第15図のY−
Y線断面図、第17図はパイロツトバルブの他例
を示す断面図、第18図は第15図のZ−Z線断
面図、第19図aはガス流量の絞り機構の他例を
示す断面図、第19図bは同図aのW−W線断面
図、第20図乃至第22図はケーシング本体の背
面図、上面図及び下面図、第23図は同上の蓋体
の正面図である。 3……着火スイツチ、4,5,6,7……実施
例において炎切換スイツチを構成する大火スイツ
チ、中火スイツチ、小火スイツチ及びとろ火スイ
ツチ、8……消火スイツチ、13……メインバル
ブ、15,16,17,18……実施例において
切換バルブを構成する大火のバルブ、中火のバル
ブ、小火のバルブ及びとろ火のバルブ。
Claims (1)
- 開閉動作によつてガス流量を切換えるための複
数個の切換バルブをガス流路内に並列に設け、ガ
ス流路を開閉するためのメインバルブを上記切換
バルブと直列に設け、上記切換バルブを開閉操作
するための押込式の複数個の炎切換スイツチとメ
インバルブを開閉操作できる押込式の着火スイツ
チと全ての切換バルブ及びメインバルブを閉塞さ
せるための押込式の消火スイツチとを具備し、上
記炎切換スイツチを、大火スイツチ、中火スイツ
チ、小火スイツチ及び、とろ火スイツチとで構成
し、押込み動作されている小火スイツチからのみ
とろ火スイツチの押込み動作を可能とする連動機
構を具備したことを特徴とするガス器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20490583U JPS60108905U (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | ガス器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20490583U JPS60108905U (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | ガス器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60108905U JPS60108905U (ja) | 1985-07-24 |
JPH0138411Y2 true JPH0138411Y2 (ja) | 1989-11-17 |
Family
ID=30767287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20490583U Granted JPS60108905U (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | ガス器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60108905U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5731208U (ja) * | 1980-07-30 | 1982-02-18 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6028881Y2 (ja) * | 1977-04-12 | 1985-09-02 | 株式会社柳澤製作所 | ガス炊飯器 |
-
1983
- 1983-12-26 JP JP20490583U patent/JPS60108905U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5731208U (ja) * | 1980-07-30 | 1982-02-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60108905U (ja) | 1985-07-24 |
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