JPH0138074Y2 - - Google Patents

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JPH0138074Y2
JPH0138074Y2 JP18294484U JP18294484U JPH0138074Y2 JP H0138074 Y2 JPH0138074 Y2 JP H0138074Y2 JP 18294484 U JP18294484 U JP 18294484U JP 18294484 U JP18294484 U JP 18294484U JP H0138074 Y2 JPH0138074 Y2 JP H0138074Y2
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valve stem
valve
beverage
hole
valve body
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JP18294484U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 液体飲料を注出する弁の一種として弁本体内に
垂直に設けた段付弁棒の中心に下端より中途まで
飲料の流路となる注出孔をあけ、この注出孔に側
面より貫通孔をあけ飲料注出時前記弁棒の貫通孔
から導入し注出孔を流下させ注出する形式のもの
がある。本考案はこの種の弁に関するものであ
る。
〔従来技術〕
この種の一般的な注出弁を第2図に示し説明す
る。本図は飲料注出弁部の上部に液体飲料を貯え
る貯液槽11を備えたもので、貯液槽11は筒形
をし下部を小径にした段付構造で、この小径部の
外周にオネジを切りこのオネジに対応したメネジ
を孔の内周面上端に切つた弁本体12を螺合し、
前記貯液槽11と弁本体12との合せ面に液漏れ
防止用シールゴム13が装着されている。弁本体
12はブラケツトまたは台(図示せず)等に普通
固定されている。弁本体12は上部より下部が一
段直径が小さな段付となつており、内側も外形形
状に対応して上部が大きく、下部が一段小径の孔
が垂直に貫通しており、小径孔は後述する弁棒1
4が摺動時ガイドとなる摺動孔15となつてい
る。この摺動孔15に弁棒14が挿入され自重で
垂下された状態となつている。前記弁棒14は段
付丸棒で上部が大きく段付部にリング形状のパツ
キン16が挿着され、このパツキン16の下面は
弁本体12内の底面に設けられた弁座17(リン
グ状平面)に弁棒14の自重で押圧されシールす
るようになつている。
弁棒14の下部小径部の軸芯には注出孔18が
下端から段付部近くまであけられ、この注出孔1
8の上端部に両側面より注出孔18に連通する貫
通孔19が穿設されている。弁棒14の下端外周
はネジが切られ、注出時に前記弁棒14を押し上
げるためのリフトデイスク20が螺合されてい
る。前記弁棒14の下端はリフトデイスク20の
下面より若干下に突出して注出時飲料がリフトデ
イスク20の下面に伝わるのを防止している。ま
た、リフトデイスク20下面には注出時グラス等
の内部の空気を逃すための溝21が弁棒14の外
周より若干離れた位置から外側に向つて設けられ
ている。したがつて飲料は貯液槽11と弁本体1
2の上部内側に貯えられ、これにより下部には弁
棒14の自重によりパツキン16でシールされ漏
れないようになつている。
前述のように構成されているため、飲料注出時
グラス22等をリフトデイスク20の下面に押付
け、弁棒14を押上げる。この時にパツキン16
は弁棒14と一諸に上昇し弁棒14の貫通孔19
が弁本体12の飲料内に開口する。飲料は弁棒1
4の貫通孔19より流入し、注出孔18内を流下
してグラス22内に注出される。注出完了時グラ
ス22を下に下げるとリフトデイスク20は元の
位置に戻ると同時に弁棒14も下に下がりパツキ
ン16で弁本体12の弁座17をシールし注出飲
料を止める。
しかし弁棒14が上下摺動時ガイドされる摺動
部Hには微小なる隙間があるため注出動作を繰返
すにしたがつて注出中に飲料は前記隙間に侵入し
回数を重ねる毎に累積し第3図に示すように弁本
体12の下面Aより下の弁棒14の外周面に漏れ
て水滴状に付着する。水滴状に付着した飲料は外
気に直接触れ時間の経過とともに乾燥し、糖分の
多い飲料、たとえばシロツプのような場合はゼリ
ー状になり粘着性を増し、さらに進むと固形化し
て行く、そのためこの部分に付着した糊化物を手
作業で取除かなければ弁棒14が粘着力のために
重くなり容易に動かなくなるばかりか、無理に押
し上げても摺動部に押し込まれた糊化物のために
飲料注出弁棒14が自重だけでは落下せず注出飲
料を止める作用、すなわち弁棒14の自重による
シールは不可能となつてしまう。
また糖度の高い飲料以外でも、例えば蛋白質を
含有した飲料の場合でも空気に触れて乾燥して行
くと糊状化し同様な結果をもたらしていた。その
ためこの欠点を解消するため弁棒14の自重方向
に働くバネを使用し強制的に複帰させるようにし
たものであるがこの部分の洗浄が簡単にできず飲
料用には適していなかつた。またバネ力を強くし
ても糊状化がすすむと同時に粘着力が増し複帰不
可能となる、その上バネ力を強くすることは飲料
注出時グラス22によりリフトデイスク20を押
上げる力も強く必要となり採用は不可能であつ
た、さらに弁棒14に侵入した飲料は時間の経過
と共にリフトデイスク20に達し固形化したもの
がリフトデイスク20に付着して外観を悪くする
と共に非衛生的であつた。
〔考案の目的〕
本考案は前述の欠点を解消したものでその目的
は、弁棒の摺動部下部に漏れた飲料が直接外気に
触れないようにして漏れた飲料が乾燥して弁棒、
リフトデイスク等に付着することなく液体に溶け
込むようにし、弁棒が常時円滑に上下動可能であ
ると共に外観が美しくかつ衛生的な飲料注出弁を
提供することにある。
〔考案の要点〕
本考案の飲料注出弁は、飲料貯液槽の下部に接
続する弁本体と、この弁本体の底部に穿設された
摺動孔と、この摺動孔に嵌装され内部に注出孔を
穿設された弁棒とから成り、この弁棒を上下に摺
動せしめることによつて開閉される飲料注出弁に
於て、前記弁棒の前記弁本体下端から突出した部
分を内部に貯えた液体により覆うようにした液溜
め槽を前記弁棒に設けたことを特徴にしている。
〔考案の実施例〕
以下本考案について一実施例を示した第1図に
より説明する。なお貯液槽11、弁本体12、液
漏れ防止用シールゴム13、弁棒14、摺動孔1
5、パツキン16、弁座17、注出孔18、貫通
孔19そして溝21は従来例である第2図と同一
のため詳しい説明を省略し異なる部分についての
み説明する。本考案は上面のほとんどを平にした
リフトデイスク31の上面にあつて、弁本体12
の下方から突出した弁棒14の小径部を覆う液溜
め槽32を設けたことを特徴とするものであつ
て、同液溜め槽32はOリング等のパツキン33
によりシールされ、かつ上方を僅かに開口し内側
を空間にした箱体であつてこの空間には水34が
貯えられている。
次に、前述した実施例の動作を説明する。なお
飲料の注出は従来例と同一故説明を省略する。注
出動作を繰り返すことにより従来例で述べたよう
に、弁棒14の小径部と摺動孔15との摺動隙間
には僅かずつ飲料が侵入し上記小径部を伝つて洩
れ出す。しかしながら弁棒14の小径部のうち弁
本体12から露出した部分は液溜め槽32の水3
4内にあるため、洩れ出した飲料は空気に触れて
固まることなく水34に溶け込む。従つて弁棒1
4は常時スムーズに上下動する。なお飲料の洩れ
出し量は極めて僅かであるため液溜め槽32の上
方に若干の余裕をとつておけば溢れ出す恐は全く
ない。
また液溜め槽32の上方開口部は狭くなつてい
るため操作を多小乱暴に扱つても内部の水34が
飛び出す恐れもない。なお本説明に於ては液溜め
槽32内の液体は水に於て説明してきたが、注出
する飲料によつては水以外の液体の方がより効果
的な場合もある。
〔考案の効果〕
本考案の飲料注出弁は以上説明したように、注
出を繰り返すことにより飲料は弁棒の小径部と弁
本体の摺動孔との隙間から侵入して小径部を伝つ
て洩れ出すが、弁棒の小径部は液溜め槽の水内に
挿入されているため飲料は空気に触れることなく
水に溶け込む。従つて弁棒には固形物が付着する
ことがないため上下動は常時円滑であると共に、
固形物がリフトデイスクに付着することもないた
め外観もよくかつ衛生的でもある。さらに液溜め
槽はリフトデイスクを除去すれば抜き取ることが
可能であるから洗浄や水等の液体の交換も容易で
かつ衛生的である等本考案は多くの利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は
従来例の断面図、第3図は第2図の一部拡大断面
図である。 11……貯液槽、12……弁本体、14……弁
棒、15……摺動孔、32……液溜め槽、34…
…水。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 飲料貯液槽の下部に接続する弁本体と、この弁
    本体の底部に穿設された摺動孔と、この摺動孔に
    嵌装され内部に注出孔を穿設された弁棒とから成
    り、この弁棒を上下に摺動せしめることによつて
    開閉される飲料注出弁に於て、前記弁棒の前記弁
    本体下端から突出した部分を内部に貯えた液体に
    より覆うようにした液溜め槽を前記弁棒に設けた
    ことを特徴とする飲料注出弁。
JP18294484U 1984-11-30 1984-11-30 Expired JPH0138074Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18294484U JPH0138074Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18294484U JPH0138074Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6197140U JPS6197140U (ja) 1986-06-21
JPH0138074Y2 true JPH0138074Y2 (ja) 1989-11-15

Family

ID=30740468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18294484U Expired JPH0138074Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30

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JPS6197140U (ja) 1986-06-21

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