JPH0136490Y2 - - Google Patents

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JPH0136490Y2
JPH0136490Y2 JP2858987U JP2858987U JPH0136490Y2 JP H0136490 Y2 JPH0136490 Y2 JP H0136490Y2 JP 2858987 U JP2858987 U JP 2858987U JP 2858987 U JP2858987 U JP 2858987U JP H0136490 Y2 JPH0136490 Y2 JP H0136490Y2
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JP
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air
coil
nmr
receiving surface
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、被検体内に生じる核磁気共鳴
(NMR)現象に基づく信号を、被検体の胴体表
面に沿つて配置されるコイル部で検出する受信用
表面コイルに関し、更に詳しくは、呼吸運動に起
因する画像上のモーシヨンアーチフアクトを防止
する呼吸同期信号を検出できるようにしたNMR
用呼吸同期信号検出型受信用表面コイルに関す
る。
(従来の技術) NMR現象を利用して、被検体の腹部の断層像
を撮影する際、腹部に沿つてコイル部が配置され
る受信用表面コイルが用いられることがある。と
ころで、1スライス分の断層像の撮影時間は、通
常数分から数十分という長い時間を必要とするた
め、腹部の撮影においては、被検体の呼吸運動に
起因した画像の乱れ、即ちモーシヨンアーチフア
クトが生じ易い。そこで、受信用表面コイルを用
いた腹部の撮影において、撮影中の被検体の呼吸
運動を検出し、それに同期したパルスシーンスで
前記撮影のためのデータ収集を行うことにより、
前記モーシヨンアーチフアクトを防止する方法が
行なわれる。そして一般に、この呼吸運動の検出
装置は、マグネツト内の高磁場下に置かれる。こ
の為、呼吸運動の検出装置はマグネツト内の静磁
場を乱さず、且つ高磁場内で正常に動作しなけれ
ばならない。又、前記検出装置自信がノイズ源と
なつたり、その信号伝達経路が磁場によるノイズ
を受けないように構成しなければならない。そこ
で、呼吸運動の検出装置として、被検体の腹部に
ベルトを掛け、その張力変化により呼吸運動を検
出する方法や、被検体の口やその付近に呼吸モニ
ターを配置して、呼気と吸気による空気の流れや
温度の変化により呼吸運動を検出し、その信号を
光フアイバーを用いた光伝送系で伝達する方法
(特開昭61−154655)等が提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、従来の受信用表面コイルにおいては、
受信用表面コイルの装着に加えて、呼吸運動の検
出装置を被検体に装着しなければならないため、
腹部のNMR断層像の撮影準備が煩わしいという
問題がある。又、従来の装置では検出した呼吸運
動信号の伝送路に光フアイバーを用いるため高価
で複雑な装置となつていた。よつて、本考案の目
的は、上記の問題点を解決し、呼吸運動の検出装
置を簡単な構成で実現し、しかも撮影の時の装着
操作を簡単に行うことができる受信用表面コイル
を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案のNMR
用呼吸同期信号検出型受信用表面コイルは、以下
のような構成をしている。即ち、一様な静磁場内
に配置される被検体に、パルスシーケンスに従つ
て印加する勾配磁場とRFパルスによつて、被検
体内に生じるNMR現象に基づく信号を、被検体
の胴体表面に沿つて配置されるコイル部で検出す
る受信用表面コイルにおいて、前記コイル部を保
持するホルダーの被検体に当接する面に設置され
るエアーパツドと、前記エアーパツド内の空気量
を調節する調節手段と、前記エアーパツド内の空
気圧変化を検出し電気信号に変換して出力する手
段とを備えたことを特徴とする。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案について詳細に説
明する。
第1図は、本考案の一実施例によるNMR用呼
吸同期信号検出型受信用表面コイルを示す外観図
である。第1図において、1は被検体内に生じる
NMR現象に基づく信号を、被検体の胴体表面に
沿つて配置されるコイル部で検出する受信用表面
コイル、2は被検体の胴体部に装着され、前記コ
イル部を保持する鞍型の堅いコイルホルダーであ
る。3は前記コイルホルダーの被検体に当接する
面に設置され、伸縮性の少ない材料、例えばキヤ
ンバス地の布等で形成され、内部の空気量が可変
のエアーパツドである。4及び5は、それぞれエ
アーパツド3内の空気量を調節する調節手段であ
り、4は空気を注入する空気注入器、5は空気を
放出する空気圧調節弁である。6はエアーパツド
3内の空気圧変化を伝達するエアーチユーブ、7
はエアーチユーブからの空気圧変化を検出し電気
信号に変換して出力するトランスデユーサであ
る。8は一端がコイルホルダー2に取り付けられ
た、コイルホルダー2を被検体に装着するための
取り外し可能な接着用具付きのバンドである。
以上の構成において、本考案のNMR用呼吸同
期信号検出型受信用表面コイルを被検体に装着す
る際は、まず、被検体の胴体部にバンド8を用い
て、コイルホルダー2を装着した後、空気注入器
4及び空気圧調節弁5により、呼吸運動検出用の
エアーパツド3内の空気量を適切に調節する。こ
こで、コイルホルダー2は、受信用表面コイル1
も兼ね備えているので、これで、撮影の準備は終
了する。この状態における第1図のY方向から見
た断面図(X−Z面)の構成は第2図に示すよう
になる。尚、第2図における記号は、第1図と同
じ意味で用いているので、ここでの説明を省略す
る。第2図において、9は被検体を搭載するクレ
ードルであり、10は被検体の胴体部である。第
2図において、被検体の胴体部10が、呼吸運動
に伴い拡張と縮少を行うと、コイルホルダー2は
バンド8によつて被検体に固定されているため、
この胴体部10の拡張と縮少は、エアーパツド3
内の空気圧を変化させる。この空気圧の変化はエ
アーチユーブ6を介してトランスデユーサ7に与
えられる。トランスデユーサ7に与えられた空気
圧の変化信号は、電気信号に変換された後、呼吸
同期信号として、検出データの収集のパルスシー
ケンス等の制御を司どるコントローラ(図示せ
ず)に送られる。実際の被検体の呼吸運動に対応
した前記空気圧の変化信号と、電気信号に変換さ
れた呼吸同期信号は第3図のようになる。第3図
は本考案の一実施例のトランスデユーサ7の入力
信号波形及び出力信号波形であり、(a)はトランス
デユーサ7に与えられるエアーパツド3内の空気
圧の変化、即ち、被検体の呼吸運動を表す信号で
あり、(b)はトランスデユーサ7によつて電気信号
に変換され、コントローラに送られる呼吸同期信
号である。一方、被検体からのNMR信号は、コ
イルホルダー2に保持された表面コイル1によつ
て検出される。コントローラは、前記呼吸同期信
号12に同期したパルスシーケンスで、表面コイ
ル1による検出データの収集を行うことにより、
被検体の呼吸運動に起因した画像の乱れ、即ちモ
ーシヨンアーチフアクトを防止する。
このように、本考案の受信用表面コイルは、呼
吸運動の検出装置と一体となつているので、コイ
ルホルダーによりワンタツチで同時に装着が行え
る。又、被検体の呼吸運動はコイルホルダー2と
被検体の胴体部9に挟まれたエアーパツド3内の
空気圧変化として検出され、エアーチユーブ6に
より空気圧の変化信号として伝達されるため、マ
グネツト内の静磁場を乱さず、高磁場内でも問題
なく動作する。又、同様に、呼吸同期信号検出型
受信用表面コイル自信がノイズ源となつたり、そ
の検出信号伝達経路が磁場によるノイズを受ける
恐れがない。
尚、本考案は、上記実施例に限定するものでは
なく、実用新案登録請求の範囲内で種々の変形が
可能である。例えば、第4図は本考案の他の実施
例のNMR用呼吸同期信号検出型受信用表面コイ
ルの外観図である。尚、第4図における記号は、
第1図と同じ意味で用いられている。上記実施例
においては、エアーパツド3はコイルホルダー2
の内側とほぼ同じ大きさで設置されているが、第
4図のようにコイルホルダー2の一部だけにあつ
ても良い。更に、第5図は、本考案の他の実施例
のNMR用呼吸同期信号検出型受信用表面コイル
を装着した時の断面図である。尚、第4図に置け
る記号は、第1図と同じ意味で用いられている。
第5図に示すように、バンド8はクレードル9と
共に被検体の胴体部10を固定するように構成し
ても良い。又、胴体部に限らず他の部位に用いて
も良い。この場合、エアーパツドを用いているの
で、装着感が良く、撮影時の患者の固定にも役立
つ。
(考案の効果) 以上、説明の通り、本考案のNMR用呼吸同期
信号検出型受信用表面コイルによれば、以下の効
果が得られる。
(1) 受信用表面コイルは呼吸運動の検出装置と一
体の構造になつているので、両者をワンタツチ
で同時に装着でき、装着性が向上する。
(2) 呼吸同期信号検出型受信用表面コイルは、エ
アーパツドにより呼吸運動を空気圧の変化とし
て検出し、エアーチユーブによつてその変化信
号を伝達するので、簡単な構成で、高磁場内で
も問題なく動作し、磁場によるノイズを受ける
ことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例のNMR用呼吸同
期信号検出型受信用表面コイルの外観図、第2図
は、本考案の一実施例のNMR用呼吸同期信号検
出型受信用表面コイルを装着した時の断面図、第
3図は、本考案の一実施例のトランスデユーサ7
の入力信号波形及び出力信号波形、第4図は本考
案の他の実施例のNMR用呼吸同期信号検出型受
信用表面コイルの外観図、第5図は、本考案の他
の実施例のNMR用呼吸同期信号検出型受信用表
面コイルを装着した時の断面図である。 1…受信用表面コイル、2…コイルホルダー、
3…エアーパツド、4…空気注入器、5…空気圧
調節弁、6…エアーチユーブ、7…トランスデユ
ーサ、8…バンド、9…クレードル、10…胴体
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一様な静磁場内に配置される被検体に、パルス
    シーケンスに従つて印加する勾配磁場とRFパル
    スによつて、被検体内に生じるNMR現象に基づ
    く信号を、被検体の胴体表面に沿つて配置される
    コイル部で検出する受信用表面コイルにおいて、
    前記コイル部を保持するホルダーの被検体に当接
    する面に設置されるエアーパツドと、前記エアー
    パツド内の空気量を調節する調節手段と、前記エ
    アーパツド内の空気圧変化を検出し電気信号に変
    換して出力する手段とを備えたことを特徴とする
    NMR用呼吸同期信号検出型受信用表面コイル。
JP2858987U 1987-02-27 1987-02-27 Expired JPH0136490Y2 (ja)

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JP2858987U JPH0136490Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27

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JP2858987U JPH0136490Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27

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JPS63135614U JPS63135614U (ja) 1988-09-06
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