JPH0136121Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0136121Y2 JPH0136121Y2 JP10140383U JP10140383U JPH0136121Y2 JP H0136121 Y2 JPH0136121 Y2 JP H0136121Y2 JP 10140383 U JP10140383 U JP 10140383U JP 10140383 U JP10140383 U JP 10140383U JP H0136121 Y2 JPH0136121 Y2 JP H0136121Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetizer
- coil
- magnetic
- pole
- height
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、磁粉探傷法、漏洩磁束法、或いは渦
流探傷法等によつて非破壊的に材料などの欠陥を
検出する装置の磁化器の構造に関し、とくに微小
な欠陥の検出のために被検材を均一に磁化するの
に好適な磁化器の構造に関する。
流探傷法等によつて非破壊的に材料などの欠陥を
検出する装置の磁化器の構造に関し、とくに微小
な欠陥の検出のために被検材を均一に磁化するの
に好適な磁化器の構造に関する。
従来技術
磁気探傷や渦流探傷において被検材を磁化する
ための磁化器として、極間型磁化器が多用されて
いる。この極間型磁化器は、断面U字型のウエブ
部に導線を巻回してコイルとなした構造のものが
代表的なものであるが、従来の磁化器は、その構
造上、被検材の磁化が不均一であるという欠点を
有していた。すなわち、磁極附近で強く磁化さ
れ、磁極間中央部では弱く磁化される。このた
め、欠陥の検出感度が場所によつて異なるという
欠点を有していた。
ための磁化器として、極間型磁化器が多用されて
いる。この極間型磁化器は、断面U字型のウエブ
部に導線を巻回してコイルとなした構造のものが
代表的なものであるが、従来の磁化器は、その構
造上、被検材の磁化が不均一であるという欠点を
有していた。すなわち、磁極附近で強く磁化さ
れ、磁極間中央部では弱く磁化される。このた
め、欠陥の検出感度が場所によつて異なるという
欠点を有していた。
このことを図面を用いて説明する。第1図a
は、従来の極間型磁化器の構造を示す正面図であ
り、Mは被検材で、通常磁極2,2に接触或いは
近接して(例えば数mmの間隙を保つて)配置され
る。一般に極間型磁化器は、断面U字型の磁心1
と、該磁心1のウエブ3に巻回したコイル4とで
構成されるが、従来の磁化器は、図に示すよう
に、コイル4はウエブ部3の全幅にわたつては巻
かれておらず、またU字型磁心のフランジ部(磁
極)2の高さはコイル4の巻高さより高い構造で
あり、この従来の磁化器で被検材を磁化した際の
磁化分布は、第1図bに示す如く不均一な分布を
示す。
は、従来の極間型磁化器の構造を示す正面図であ
り、Mは被検材で、通常磁極2,2に接触或いは
近接して(例えば数mmの間隙を保つて)配置され
る。一般に極間型磁化器は、断面U字型の磁心1
と、該磁心1のウエブ3に巻回したコイル4とで
構成されるが、従来の磁化器は、図に示すよう
に、コイル4はウエブ部3の全幅にわたつては巻
かれておらず、またU字型磁心のフランジ部(磁
極)2の高さはコイル4の巻高さより高い構造で
あり、この従来の磁化器で被検材を磁化した際の
磁化分布は、第1図bに示す如く不均一な分布を
示す。
第2図の横軸は磁極間の位置であり、縦軸は水
平成分の表面磁束密度を表わす。即ち、極間中央
部LOでの磁束密度BOは、磁極部内側LEでの磁束
密度BEに較べて約30%である。このことは、磁
化力とS/Nは強い相関があるので、欠陥の検出
能が磁極間の領域内で非常に異なることを示し、
とくに微小な欠陥に対しては検査結果の信頼性が
低いことを示している。又、磁化力の適正な設定
が困難であることも意味している。
平成分の表面磁束密度を表わす。即ち、極間中央
部LOでの磁束密度BOは、磁極部内側LEでの磁束
密度BEに較べて約30%である。このことは、磁
化力とS/Nは強い相関があるので、欠陥の検出
能が磁極間の領域内で非常に異なることを示し、
とくに微小な欠陥に対しては検査結果の信頼性が
低いことを示している。又、磁化力の適正な設定
が困難であることも意味している。
考案の目的
本考案は、上述の如き従来改善が要望されてい
る諸難点を克服し、特に極間型磁化器で被検材を
磁化した際の磁化分布が均一になるような磁化器
を提供することを目的とする。
る諸難点を克服し、特に極間型磁化器で被検材を
磁化した際の磁化分布が均一になるような磁化器
を提供することを目的とする。
考案の構成作用
この目的を達成するための本考案の磁化器は、
磁心に導線を巻いてコイルとなした形式の極間型
磁化器において、断面U字型の磁心のウエブ部の
全幅にわたつて一様な巻高さに導線を巻回してコ
イルとなし、磁心のフランジ部の高さを前記コイ
ルの巻高さより低くしたことを特徴とする極間型
磁化器である。
磁心に導線を巻いてコイルとなした形式の極間型
磁化器において、断面U字型の磁心のウエブ部の
全幅にわたつて一様な巻高さに導線を巻回してコ
イルとなし、磁心のフランジ部の高さを前記コイ
ルの巻高さより低くしたことを特徴とする極間型
磁化器である。
以下、本考案を図示の実施例にもとづいて詳細
に説明する。
に説明する。
第2図aは本考案の実施例における磁化器の構
造を示す正面図である。図に示すように、断面U
字型の磁心10のウエブ部30の全幅にわたり、
一様な巻高さhCに導線を巻回してコイル40とな
し、かつ磁心のフランジ部(磁極)20の高さhP
をコイル巻高さhCより低くしてある。
造を示す正面図である。図に示すように、断面U
字型の磁心10のウエブ部30の全幅にわたり、
一様な巻高さhCに導線を巻回してコイル40とな
し、かつ磁心のフランジ部(磁極)20の高さhP
をコイル巻高さhCより低くしてある。
本実施例では、薄鋼板の表面疵検出用の磁化器
として、磁心のウエブ幅(コイル幅)Wを00mm、
フランジ高さ(磁極高さ)hPを15mm、コイル巻高
さhCを25mmとし、被検材Mと磁極先端との間隙g
を12mmとした。このときの被検材Mの磁化分布を
第2図bに示す。図に示すように磁極間LE〜LO
〜LEで磁束密度はBO≒BEとなり、均一に磁化さ
れた。なお本考案の磁化器の製作にあたつて、第
3図に示すように、フランジ部20の先端および
反対側に非磁性体(たとえばアルミニウム)の補
助巻枠50を接着などにより継ぎ足してコイル巻
き作業を容易にする等の実作業上の工夫を付加す
ることも有用である。
として、磁心のウエブ幅(コイル幅)Wを00mm、
フランジ高さ(磁極高さ)hPを15mm、コイル巻高
さhCを25mmとし、被検材Mと磁極先端との間隙g
を12mmとした。このときの被検材Mの磁化分布を
第2図bに示す。図に示すように磁極間LE〜LO
〜LEで磁束密度はBO≒BEとなり、均一に磁化さ
れた。なお本考案の磁化器の製作にあたつて、第
3図に示すように、フランジ部20の先端および
反対側に非磁性体(たとえばアルミニウム)の補
助巻枠50を接着などにより継ぎ足してコイル巻
き作業を容易にする等の実作業上の工夫を付加す
ることも有用である。
考案の作用効果
第4図は、本考案の磁化器の効果を他の類似の
構造の磁化器と比較して示した図表である。図中
の磁化分布を示す4つの曲線は、曲線aが、本考
案の磁化器である第5図aの磁化器の場合、曲線
bは第5図bの磁化器(従来型)の場合、曲線c
は第5図cの磁化器(比較型)の場合、曲線dは
第5図dの磁化器(比較型)の場合のそれぞれの
磁化分布を示す。第4図から明らかなように、本
考案の磁化器によれば、アンペアターンが同じと
して、従来型に比し、磁化効率はほぼ同じレベル
を維持したうえで被検材を均一に磁化することが
できる。
構造の磁化器と比較して示した図表である。図中
の磁化分布を示す4つの曲線は、曲線aが、本考
案の磁化器である第5図aの磁化器の場合、曲線
bは第5図bの磁化器(従来型)の場合、曲線c
は第5図cの磁化器(比較型)の場合、曲線dは
第5図dの磁化器(比較型)の場合のそれぞれの
磁化分布を示す。第4図から明らかなように、本
考案の磁化器によれば、アンペアターンが同じと
して、従来型に比し、磁化効率はほぼ同じレベル
を維持したうえで被検材を均一に磁化することが
できる。
第1図aは従来の極間型磁化器の構造を示す正
面図、第1図bは第1図aの磁化器による磁化分
布を示す図表、第2図aは本考案の実施例におけ
る極間型磁化器の構造を示す正面図、第2図bは
第2図aの磁化器による磁化分布を示す図表、第
3図は本考案の別の実施例における極間型磁化器
の構造を示す正面図、第4図は本考案の磁化器の
効果の1例を示す図表であり、第5図a,b,
c,dは第4図の各測定データに対応した各磁化
器の構造を示す正面図である。 1,10……U字型磁心、2,20……フラン
ジ部(磁極)、3,30……ウエブ部、4,40
……コイル、50……補助巻枠。
面図、第1図bは第1図aの磁化器による磁化分
布を示す図表、第2図aは本考案の実施例におけ
る極間型磁化器の構造を示す正面図、第2図bは
第2図aの磁化器による磁化分布を示す図表、第
3図は本考案の別の実施例における極間型磁化器
の構造を示す正面図、第4図は本考案の磁化器の
効果の1例を示す図表であり、第5図a,b,
c,dは第4図の各測定データに対応した各磁化
器の構造を示す正面図である。 1,10……U字型磁心、2,20……フラン
ジ部(磁極)、3,30……ウエブ部、4,40
……コイル、50……補助巻枠。
Claims (1)
- 磁心に導線を巻いてコイルとなした形式の極間
型磁化器において、断面U字型の磁心のウエブ部
の全幅にわたつて一様な巻高さに導線を巻回して
コイルとなし、磁心のフランジ部の高さを前記コ
イルの巻高さより低くしたことを特徴とする極間
型磁化器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10140383U JPS608872U (ja) | 1983-06-30 | 1983-06-30 | 極間型磁化器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10140383U JPS608872U (ja) | 1983-06-30 | 1983-06-30 | 極間型磁化器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS608872U JPS608872U (ja) | 1985-01-22 |
JPH0136121Y2 true JPH0136121Y2 (ja) | 1989-11-02 |
Family
ID=30239465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10140383U Granted JPS608872U (ja) | 1983-06-30 | 1983-06-30 | 極間型磁化器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS608872U (ja) |
-
1983
- 1983-06-30 JP JP10140383U patent/JPS608872U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS608872U (ja) | 1985-01-22 |
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