JPH0135847Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0135847Y2 JPH0135847Y2 JP20077083U JP20077083U JPH0135847Y2 JP H0135847 Y2 JPH0135847 Y2 JP H0135847Y2 JP 20077083 U JP20077083 U JP 20077083U JP 20077083 U JP20077083 U JP 20077083U JP H0135847 Y2 JPH0135847 Y2 JP H0135847Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tile
- hanging space
- mounting surface
- concrete
- roof structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011449 brick Substances 0.000 claims description 16
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、傾斜コンクリートスラブ、特に急傾
斜を有するスラブ面上に瓦を取りつけるコンクリ
ート建物の屋根構造に関する。
斜を有するスラブ面上に瓦を取りつけるコンクリ
ート建物の屋根構造に関する。
近年、デザインないし装飾的効果を挙げること
を目的として、コンクリート建物に急勾配の傾斜
面を設け、同傾斜面上に装飾瓦を葺いて屋根を形
成するものがある。
を目的として、コンクリート建物に急勾配の傾斜
面を設け、同傾斜面上に装飾瓦を葺いて屋根を形
成するものがある。
従来かかる屋根構造における瓦の取付は第1図
に示す如く行われていた。同図において、1はコ
ンクリート建物2の傾斜面であり、同傾斜面上に
上下方向に流し木煉瓦3を取付け、同流し木煉瓦
3に、それと直交する方向に複数の桟木4を一定
の間隔を開けて取付け、さらに各桟木4に瓦5の
上部屈曲部6を掛止している。
に示す如く行われていた。同図において、1はコ
ンクリート建物2の傾斜面であり、同傾斜面上に
上下方向に流し木煉瓦3を取付け、同流し木煉瓦
3に、それと直交する方向に複数の桟木4を一定
の間隔を開けて取付け、さらに各桟木4に瓦5の
上部屈曲部6を掛止している。
しかし、かかる屋根構造は下記の問題を有して
いた。
いた。
イ 年月の経過によつて桟木等が腐り、その結
果、瓦が落下する恐れがある。
果、瓦が落下する恐れがある。
ロ 桟木等の取替、補修作業は高所作業となり、
足場の組立等に多大な費用を必要とし、且つ非
常に危険である。
足場の組立等に多大な費用を必要とし、且つ非
常に危険である。
ハ 下地がコンクリートなので釘等が打ち難い。
本考案はこのような従来技術の有する問題を解
消しようとするものであり、その目的は、半永久
的にわたつて補修作業を不要とし、且つ瓦取付面
の勾配如何に拘わらず、確実に且つ強固に瓦を取
付けることができるコンクリート建物の屋根構造
を提供することにある。
消しようとするものであり、その目的は、半永久
的にわたつて補修作業を不要とし、且つ瓦取付面
の勾配如何に拘わらず、確実に且つ強固に瓦を取
付けることができるコンクリート建物の屋根構造
を提供することにある。
本考案のコンクリート建物の屋根構造は、以上
の目的を達成するために、傾斜コンクリートスラ
ブの瓦取付面にほぼ水平方向に走る瓦掛止空間を
凹設し、該瓦掛止空間の奥に、表面の一部が前記
瓦掛止空間を通じて外部に臨む木煉瓦を埋設し、
前記瓦掛止空間に瓦の上部屈曲部を挿入し、さら
に環状銅線の一端を前記瓦の上部屈曲部に連結す
るとともに、他端を前記木煉瓦と連結したことを
特徴とする。
の目的を達成するために、傾斜コンクリートスラ
ブの瓦取付面にほぼ水平方向に走る瓦掛止空間を
凹設し、該瓦掛止空間の奥に、表面の一部が前記
瓦掛止空間を通じて外部に臨む木煉瓦を埋設し、
前記瓦掛止空間に瓦の上部屈曲部を挿入し、さら
に環状銅線の一端を前記瓦の上部屈曲部に連結す
るとともに、他端を前記木煉瓦と連結したことを
特徴とする。
以下、添付図に示す実施例に基づいて本考案を
具体的に説明する。
具体的に説明する。
第2図は本考案に係るコンクリート建物の屋根
構造の断面側面図、第3図は要部拡大説明図、第
4図は同構造の構築方法説明図である。
構造の断面側面図、第3図は要部拡大説明図、第
4図は同構造の構築方法説明図である。
第2図及び第3図において、10はコンクリー
トスラブ11の瓦取付面であり、同瓦取付面10
は図示するごとく急勾配を有している。
トスラブ11の瓦取付面であり、同瓦取付面10
は図示するごとく急勾配を有している。
12はコンクリートスラブ11内であつて、瓦
取付面10から一定深さの所に同瓦取付面10と
平行に埋設している矩形形状の木煉瓦である。
取付面10から一定深さの所に同瓦取付面10と
平行に埋設している矩形形状の木煉瓦である。
また13は上記木煉瓦12上に平行に伸延し、
その上端を開口するとともに、その下端を木煉瓦
12に連結する瓦掛止空間であり、同空間13内
に瓦14の上部屈曲部15が挿入され、コンクリ
ートスラブ11の肩部16に掛止される。このよ
うに、瓦14は実質的に経時変化しないコンクリ
ートスラブ11によつて掛止されるので、永年に
わたつて確実かつ強固に瓦14を瓦取付面10上
に固定することが出来る。
その上端を開口するとともに、その下端を木煉瓦
12に連結する瓦掛止空間であり、同空間13内
に瓦14の上部屈曲部15が挿入され、コンクリ
ートスラブ11の肩部16に掛止される。このよ
うに、瓦14は実質的に経時変化しないコンクリ
ートスラブ11によつて掛止されるので、永年に
わたつて確実かつ強固に瓦14を瓦取付面10上
に固定することが出来る。
また、17は瓦14のコンクリートスラブ11
への取付をより確実にするため設けた環状の銅線
であり、同銅線17はその一端を瓦14の上部に
穿設した透孔18を通して瓦14に結着するとと
もに、他端を銅釘19によつて木煉瓦12に固定
している。
への取付をより確実にするため設けた環状の銅線
であり、同銅線17はその一端を瓦14の上部に
穿設した透孔18を通して瓦14に結着するとと
もに、他端を銅釘19によつて木煉瓦12に固定
している。
ついで上記屋根構造における木煉瓦12の埋設
方法及び瓦掛止空間13の開口方法を第4図を参
照して述べる。
方法及び瓦掛止空間13の開口方法を第4図を参
照して述べる。
まずコンクリートスラブ11の打設時に型枠パ
ネル20に瓦掛止空間形成用桟木21を釘22等
を用いて連結するとともに、木煉瓦12を図示の
位置に図示しない埋殺し枠によつて固定する。そ
の後、コンクリートを型枠内に打設し、一定期間
養生する。ついで、型枠パネル20とともに掛止
空間形成用桟木21を取外し、これによつて第2
図に示す瓦掛止空間13を形成する。なお、瓦1
4を支持するために、瓦掛止空間13及び木煉瓦
12は瓦取付面10に沿つてほぼ水平に走るよう
に設けることは無論である。
ネル20に瓦掛止空間形成用桟木21を釘22等
を用いて連結するとともに、木煉瓦12を図示の
位置に図示しない埋殺し枠によつて固定する。そ
の後、コンクリートを型枠内に打設し、一定期間
養生する。ついで、型枠パネル20とともに掛止
空間形成用桟木21を取外し、これによつて第2
図に示す瓦掛止空間13を形成する。なお、瓦1
4を支持するために、瓦掛止空間13及び木煉瓦
12は瓦取付面10に沿つてほぼ水平に走るよう
に設けることは無論である。
以上述べてきた如く、本考案は下記の効果を奏
する。
する。
イ 経時変化をしないコンクリートスラブに瓦を
掛止するため、永年にわたつて瓦を瓦取付面上
に確実且つ強固に取付けることができる。
掛止するため、永年にわたつて瓦を瓦取付面上
に確実且つ強固に取付けることができる。
ロ 瓦の取付作業が極めて簡単になる。
ハ 木煉瓦等の埋設も容易に行うことができ、全
体の施工費も安価になる。
体の施工費も安価になる。
第1図は従来のコンクリート建物の屋根構造の
説明図、第2図は本考案に係る屋根構造の断面側
面図、第3図は要部拡大説明図、第4図は同屋根
構造における木煉瓦の埋設方法及び瓦掛止空間の
形成方法の説明図である。 10……瓦取付面、11……コンクリートスラ
ブ、12……木煉瓦、13……瓦掛止空間、14
……瓦、15……上部屈曲部、16……肩部、1
7……銅線、18……透孔、19……銅釘、20
……型枠パネル、21……瓦掛止空間形成用桟
木、22……釘。
説明図、第2図は本考案に係る屋根構造の断面側
面図、第3図は要部拡大説明図、第4図は同屋根
構造における木煉瓦の埋設方法及び瓦掛止空間の
形成方法の説明図である。 10……瓦取付面、11……コンクリートスラ
ブ、12……木煉瓦、13……瓦掛止空間、14
……瓦、15……上部屈曲部、16……肩部、1
7……銅線、18……透孔、19……銅釘、20
……型枠パネル、21……瓦掛止空間形成用桟
木、22……釘。
Claims (1)
- 傾斜コンクリートスラブの瓦取付面にほぼ水平
方向に走る瓦掛止空間を凹設し、該瓦掛止空間の
奥に、表面の一部が前記瓦掛止空間を通じて外部
に臨む木煉瓦を埋設し、前記瓦掛止空間に瓦の上
部屈曲部を挿入し、さらに環状銅線の一端を前記
瓦の上部屈曲部に連結するとともに、他端を前記
木煉瓦と連結したことを特徴とするコンクリート
建物の屋根構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20077083U JPS60110516U (ja) | 1983-12-29 | 1983-12-29 | コンクリ−ト建物の屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20077083U JPS60110516U (ja) | 1983-12-29 | 1983-12-29 | コンクリ−ト建物の屋根構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60110516U JPS60110516U (ja) | 1985-07-26 |
JPH0135847Y2 true JPH0135847Y2 (ja) | 1989-11-01 |
Family
ID=30761929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20077083U Granted JPS60110516U (ja) | 1983-12-29 | 1983-12-29 | コンクリ−ト建物の屋根構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60110516U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63134742A (ja) * | 1986-11-25 | 1988-06-07 | ド−エイ外装有限会社 | 屋根の取付け方法 |
-
1983
- 1983-12-29 JP JP20077083U patent/JPS60110516U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60110516U (ja) | 1985-07-26 |
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