JPH0134175Y2 - - Google Patents

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JPH0134175Y2
JPH0134175Y2 JP17136084U JP17136084U JPH0134175Y2 JP H0134175 Y2 JPH0134175 Y2 JP H0134175Y2 JP 17136084 U JP17136084 U JP 17136084U JP 17136084 U JP17136084 U JP 17136084U JP H0134175 Y2 JPH0134175 Y2 JP H0134175Y2
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JP
Japan
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frame
synthetic resin
front frame
fibers
lens
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JP17136084U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、アラミツド繊維にて補強された合成
樹脂を利用したメガネフレームに関する。
〔考案の背景〕
従来より、強度と弾性率が高く軽量になること
から、炭素繊維にて補強された合成樹脂をメガネ
フレームに使用することが考えられている。しか
し前記合成樹脂を補強する炭素繊維に短繊維を使
用して、合成樹脂内に混合させるものは、炭素繊
維の利点が顕著にあらわれない。一方、長繊維の
ものを編組した1本の帯状体を使用し、フロント
フレームのレンズ取付部全体を巻くようにして補
強すると、上述の特性が強く発揮される結果、伸
縮度、及び加温時の膨張度が小さくなる。ところ
で、一般の合成樹脂製のメガネフレームにおいて
は、レンズ取付部へのレンズの取付け作業は、レ
ンズ取付部を加温して、レンズ取付部の合成樹脂
を伸ばしておいて所望のレンズを装着した後、レ
ンズ取付部を冷やして元形状に戻すことにより、
レンズの装着を行つているため、メガネフレーム
全体を炭素繊維にて補強した合成樹脂にて形成す
ると、メガネフレームの強度が強くなればなる
程、膨張度が小さくなり、上述の加温による一般
的なレンズ取付け作業を採用できず、他の方法を
採用する必要がある。また炭素繊維強化合成樹脂
は比較的脆く、落下の際の破損が問題となる。
そこで、合成樹脂の補強繊維として、ガラス繊
維、アラミツド繊維等の炭素繊維に比べ弾力に富
むと共に、耐衝撃性に優れた繊維を使用すること
が考えられる。特にケブラー(商品名)に代表さ
れるアラミツド繊維は、その着色が比較的容易で
あつて、装飾効果を望まれるメガネの素材として
は有効であると考えられる。
〔考案の目的〕
本考案は、上述のような背景に基づき、アラミ
ツド繊維を合成樹脂の補強繊維として使用するに
当り、実用に充分耐える強度を有し、耐久性のあ
るフロントフレームを有するメガネフレームを提
供することを目的とする。
〔考案の概要〕
上記目的を達成するため、本考案は、一対のメ
ガネ取付部と、このメガネ取付部を連結するブリ
ツジ部と、テンプルを蝶番を使用して回動自在に
取付ける智部とからなるフロントフレームを有す
るメガネフレームにおいて、前記フロントフレー
ムをアラミツド繊維にて補強された合成樹脂にて
成形し、さらに少なくともブリツジ部あるいは智
部分を炭素繊維にて補強したことを特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の好適な実施例を図面に従い説明
する。
メガネフレーム1は、一対レのレンズ取付部
2,2と、この一対のレンズ取付部2,2を連結
するブリツジ部3からなるフロントフレーム4
を、アラミツド繊維、例えばケブラー繊維(商品
名)5を埋設した合成樹脂6にて一体成形し、し
かも前記レンズ取付部2,2の両上側部に突設し
た智7部分には、蝶番8にてテンプル体9,9を
回動可能に取付けている。前記ケブラー繊維5
は、短繊維状のもの、長繊維状のもの、あるい
は、第2図aのように長繊維状のものを編組した
ものが使用できる。また、前記短繊維のケブラー
繊維5は、第2図bのように合成樹脂6へ混在さ
せる。前記テンプル体9は、ケブラー繊維5にて
補強した合成樹脂にて成型しても良いが、金属材
にて成型しても良い。メガネフレーム1全体とし
てみると、フロントフレーム4を軽量にすること
により、全体重量をかなり軽量にできるからであ
る。
ところで、ケブラー繊維5にて樹脂6を補強す
ることは、樹脂6の強度を増し、軽量化を図るこ
とに大きく寄与するが、耐久試験を行うと、ブリ
ツジ部3と智7部分に変形が生じた。
その原因としては、ブリツジ部3と智7部分に
は、第4図に示すようにテンプル体9を広げる時
に、矢印方向への応力Fが加わり、その応力Fが
上記各部を変形させることが判明した。この変形
の傾向は、フロントフレーム4の断面積が小さ
く、細いフレームにおいて顕著にあらわれた。
そこで、前記ブリツジ部3と智7部分のみに、
ケブラー繊維5と共に炭素繊維10を補強部材と
して更に介在させることによつて、ブリツジ部3
と智7に高強度と高弾性を与えることができ、レ
ンズの装着性に支障なく、かつ装飾性に悪影響を
与えることがないように、フロントフレーム4全
体の軽量化が図れた。
また、本実施例では、フロントフレーム4にお
いて、フロントフレーム4の強度を増加すると共
にその軽量化を計り、しかも通常の加温処理にて
レンズ取付部2,2にレンズの装着がなし得るよ
うに工夫されている。
すなわち、前記フロントフレーム4の具体的構
成は次のようなものである。すなわち、第3図a
に示すように、ケブラー繊維5を、フロントフレ
ーム4のブリツジ部3から両レンズ取付部2,2
の上枠2aに延出し、端部をレンズ取付部2,2
の側枠2b上部の智7部分にて終止させ、さらに
前記ブリツジ部3と智7部分のケブラー繊維5に
炭素繊維10を巻回あるいは積み重ねて介在さ
せ、この部分の強化を図り、残余の側枠2bと下
枠2cとを合成樹脂6のみにて形成する。従つ
て、レンズ取付部2,2の主体はケブラー繊維5
により、またブリツジ部3と智7部分は、さらに
炭素繊維10にて補強させるため、フロントフレ
ーム4の形くずれはなく、しかも金属材により補
強したもの、あるいは樹脂のみで成型したフロン
トフレーム4に比較して強度が高く、しかも軽量
になる。また、レンズ取付部2,2へのレンズの
装着は、レンズ取付部2,2を加温すると、上枠
2a以外の側枠2bと下枠2cが合成樹脂6のみ
であるので、レンズ取付部2,2が伸長するの
で、この時、所望のレンズをレンズ取付部2,2
に装着し、その後、レンズ取付部2,2の冷却を
計り、レンズ取付部2,2を元位置に戻すことに
よつてレンズの固定をする。このように、ケブラ
ー繊維5を合成樹脂6の補強材として使用して
も、従来のような加温処理によるレンズの装着が
なし得ることになる。さらに、ブリツジ部3と智
7部分がケブラー繊維5と炭素繊維10とにより
補強されるため、この部分において生じ易かつた
変形を防止できる。
尚、前記炭素繊維10は、長繊維状のものでも
短繊維状のものでも良く、フロントフレーム4の
外装、すなわちブリツジ部3あるいは智7の大、
小、または色彩等の意匠的な観点より多種存在し
ている各種繊維を適宜選択すれば良い。
また、ケブラー繊維5の配置方法としては、第
3図bに示すように、フロントフレーム4のブリ
ツジ部3から、一対のレンズ取付部2,2の下枠
2cに延出し、端部をレンズ取付部2,2の智7
部分にて終止させ、残余の上枠2aを合成樹脂6
のみにて形成することも考えられ、また第3図c
に示すように、独立した2本のケブラー繊維5
を、フロントフレーム4のブリツジ部3から上枠
2aと下枠2cの二方向に延出し、合成樹脂6の
膨張を妨げることがないように、智7部分にてケ
ブラー繊維5の端部5aを単に合せるようにして
配置しても良い。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように、合成樹脂の補
強としてアラミツド繊維を使用した軽量で耐久性
のある合成樹脂製のフロントフレームを有するメ
ガネフレームを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はメガネフレームの全体斜視図、第2図
aはアラミツド繊維の一態様を示す断面図、第2
図bはアラミツド繊維の他の態様を示す断面図、
第3図aはフロントフレームの第1実施例を示す
正面断面図、第3図bはフロントフレームの第2
実施例を示す正面断面図、第3図cはフロントフ
レームの第3実施例を示す正面断面図、第4図は
フロントフレームへの応力の加わり方を説明する
平面図である。 1……メガネフレーム、2,2……レンズ取付
部、3……ブリツジ部、4……フロントフレー
ム、5……アラミツド繊維、6……合成樹脂、7
……智、10……炭素繊維。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対のレンズ取付部と、このレンズ取付部を連
    結するブリツジ部と、テンプルを蝶番を使用して
    回動自在に取付ける智部とからなるフロントフレ
    ームを有するメガネフレームにおいて、前記フロ
    ントフレームをアラミツド繊維にて補強された合
    成樹脂にて成形し、さらに少なくともブリツジ部
    あるいは智部分を炭素繊維にて補強したことを特
    徴とするメガネフレーム。
JP17136084U 1984-11-12 1984-11-12 Expired JPH0134175Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17136084U JPH0134175Y2 (ja) 1984-11-12 1984-11-12

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17136084U JPH0134175Y2 (ja) 1984-11-12 1984-11-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6185827U JPS6185827U (ja) 1986-06-05
JPH0134175Y2 true JPH0134175Y2 (ja) 1989-10-18

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ID=30729054

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JP17136084U Expired JPH0134175Y2 (ja) 1984-11-12 1984-11-12

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JP2017116619A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 株式会社ノベルティアイウェア 老眼鏡

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JPS6185827U (ja) 1986-06-05

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