JPH01339A - 内燃機関の燃料制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料制御装置

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JPH01339A
JPH01339A JP62-154376A JP15437687A JPH01339A JP H01339 A JPH01339 A JP H01339A JP 15437687 A JP15437687 A JP 15437687A JP H01339 A JPH01339 A JP H01339A
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fuel
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好之 田辺
峰雄 柏谷
上藤 博司
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株式会社日立製作所
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内燃機関の燃料制御装置に関するものである
〔従来の技術〕
近年、内燃機関の電子制御化が進むにつれて、吸気通路
の絞り弁開度、エンジン回転数等の検出値に基づき吸気
系を通過する空気流量を演算し、且つこの空気流量値に
応じた燃料噴射量を演算して燃料噴射制御を行うシステ
ムが実用化されている。この種の燃料制御システムに関
連する従来技術としては、例えば特開昭61−2454
4号公報に開示されたものがある。
〔従来が解決しようとする問題点〕 ところで、この種の燃料制御システムの適用対象となる
内燃機関においては、例えば、燃料噴射弁を単点燃料噴
射(SPI)方式の如く吸気通路における絞り弁上流側
に配置する場合には、吸気通路内での燃料の気化により
熱が奪われ、その結果、特にエンジンが暖機される前は
、絞り弁及び・その周辺の吸気胴内側が氷点下となるこ
とがあり、そのため湿度が高い場合には、絞り弁、吸気
胴内側等にアイシング(水着)現象が生じ空気通路面積
、ひいては空気流量を減少させることがあった。
なお、アイシング現象はSPI方式に限らず、その他に
も寒冷期の暖機運転前に生じる可能性がある。
しかして、このようなアイシング現象が前述した如き燃
料制御システムにおいて生じた場合に、は、この種燃料
制御システムが吸気通路の絞り弁開度とエンジン回転数
等の検出データに基づき吸気系の空気流量を求めるため
、アイシング現象に起因する実際の空気流量減少を検出
することが困難であり、その結果、混合比が過濃となり
、失火が生じるおそれがあった。このような事態は、特
に暖機が充分でなく、しかも絞り弁開度の小さいアイド
ル運転時に生じる。こるため、従来は、絞り弁部のアイ
シングが生じた場合には、吸気胴側を加熱する等して対
策を講じているが、絞り弁部が氷点下となりアイシング
が生じた時の混合比調整。
失火防止の配慮については充分な配慮がされておらず、
その改善が望まれていた。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、その目的
とするところは、絞り弁開度、エンジン回転数等のデー
タに基づき燃料制御を行なうシステムにおける吸気系の
絞り弁部にアイシング現象が生じた場合でも、混合比が
過濃となり失火に陥いる不具合を解消できる燃料制御シ
ステムを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、絞り弁開度、エンジン回転数等の検出デー
タに基づき燃料噴射弁から噴射される燃料噴射量を制御
する方式の燃料制御システムにおいて、前記絞り弁の設
置箇所の温度低下に起因して生じるアイシングを検出す
るアイシング検出手段と、前記アイシングの検出信号を
入力した時に、アイシング発生時に起こる前記吸気通路
中の空気流量減少に対応して設定量だけ前記燃料噴射量
を減量補正する手段とを設けることで達成される。
〔作用〕
このような構成よりなる本発明によれば、絞り弁にアイ
シング現象が発生し、吸気通路面積ひいては吸気系の空
気流量が減少した場合には、アイシング検出手段がアイ
シングを検出し、更に燃料噴射量補正手段がアイシング
時の空気流量の減少に対応して設定量だけ燃料噴射量を
減量補正するので、アイシングが生じても混合気が過濃
になることを有効に防止し、エンジン回転数の低下や失
火等のエンジン不調が生じることを防止することができ
る。
〔実施例〕
本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図は、本発明の適用対象となる燃料制御装置のシス
テム構成図、第2図は上記燃料制御装置に使用する電子
制御部のブロック回路図、第3図は上記燃料制御装置に
使用する絞り弁開度センサ(スロットルセンサ)の具体
例を示す模式図、第4図は上記スロットルセンサの出力
特性図、第5図は本実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
第1図において、1はエンジン吸気系のエアクリーナ、
2は吸気通路、3はスロットルボディ、4はスロットル
ボディ3内に配置された絞り弁、4aは絞り弁4の開度
操作を行なう加速ペダル、5はサージタンク、6は吸気
分岐管、7はエンジン8の吸気弁、9は燃焼室、10は
排気弁、11は排気管、12は点火配電器、13は絞り
弁4の上流側に1個配置されたSPI方式の電磁燃料噴
射弁、14は燃料噴射制御用の電子制御部、15は絞り
弁4の開度を検出するスロットルセンサ、16は点火配
電器12の回転軸の回転状態からエンジンの回転数を検
出する回転角センサ、18はウォータジャケット17に
取り付けられた水温センサ、19は吸気温度を検出する
吸気温センサ。
20は排気管11に設けた空燃比センサ(○2センサ)
、21は点火スイッチ、22はスタータスイッチである
。スロットルセンサ159回転角センサ16.水温セン
サ18.吸気温センサ19゜02センサ209点火スイ
ッチ2F、スタータスイッチ22等の検出信号は、電子
制御部14に入力される。回転角センサ16は、ピスト
ン24にコネクチングロッド23を介して結合されたク
ランクシャフトの回転角度を検出するため、クランクシ
ャフトと連動するディストリビュータ12の回転軸に取
付けられ、また、回転角センサ16は、クランクシャツ
80Z回転につき1回パルスを発生する位置検出器と、
所定のクランク角度、例えば1°ごとにパルスを発生す
る角度検出器を儲えている。
しかして、本実施例に適用される燃料制御システムは、
エアクリーナ1から吸入された空気が、スロットルボデ
ィ2に設けられた絞り弁4により流量制御され、一方、
電子制御部14は、スロットルセンサ15の出力から得
られる絞り弁開度と回転角センサ16から得られるエン
ジン回転数とを演算処理して吸気系を通過する空気流量
を求め。
且つ空気流量に対応する燃室空燃比の燃料噴射量を演算
して燃料噴射弁13の噴射時間を作動制御する。そして
、燃料噴射弁13から噴射された燃料は吸気通路の空気
と混合し、混合気が絞り弁4通過後、サージタンク5.
吸気分岐管6および吸気弁7を介してエンジン8の燃焼
室9へ供給される。燃焼室9で燃焼された混合気は、排
気弁10゜排気管11を介して大気へ放出される。なお
、燃料噴射弁13へは、燃温通路25を介して燃料タン
ク27から燃料ポンプ26により燃料が圧送される。
また、この燃料制御システムにおける電子制御部14は
、水温センサ18の検出値に基づきエンジンの暖機状態
を検出し、暖機後の通常運転時には、02センサ2oの
検出値を取入れて実空燃比が理論空燃比或いはこれに近
い設定空燃比となるよう閉ループ制御を行う機能を有し
、そのため、実空燃比を02センサ20で検出して、前
記絞り弁開度、エンジン回転数から求められた燃料噴射
量を電子制御部14で増減補正するように設定しである
。また、暖機前の水温増量補正の如く必要に応じて混合
気を濃くしたい場合には、電子制御部14が閉ループ制
御を解除して、絞り弁開度とエンジン回転数によりオー
プンモードで燃料制御を行うようにしである。
以上のように、電子制御部14の種々の入力信号に基づ
いて燃料噴射量、燃料噴射時期を計算し燃料噴射パルス
を燃料噴射弁13へ送ると共に、点火時期を計算して点
火コイル28へ電流を送り、点火コイル28の二次電流
が、ディストリビュータ12へ送られて点火プラグへ配
電されるようにしである。
ここで、電子制御部14の具体的構成例を第2図に基づ
き説明する。
電子制御部14は、演算部としてのマイクロプロセッサ
30.リードオンリメモリ(ROM)31、ランダムア
クセスメモリ(RAM)32および入出力装置ff(I
10ポート)等よりなり、水温センサ18.吸気温セン
サ20.スロットルセフサ15等の出力は、A/Dコン
バータ33へ送られディジタル信号に変換される。回転
数検出回路34は、回転角センサ16の角度検出器1.
6 aから所定時間内に入力されるパルス数をカウント
し、回転数に比例した値が発生される。点火スイッチ2
4.スタータスイッチ25および回転角センサ16の位
置検出器16bの出力は、ラッチ回路36に一時的に記
憶される。マイクロプロセッサ30は、パスライン37
を介してROM31゜RA M 32およびその他のブ
ロック33,34゜36と接続されており、所定のプロ
グラムに甚づいて燃料噴射量を演算する。この燃料噴射
量に対応した値は燃料噴射制御回路38に記憶され、こ
の記憶された値とクロックパルスが一致したとき出力パ
ルスが形成され、このパルスは駆動回路39を介して燃
料噴射弁13へ送られる。吸気系を通過する空気流量は
、前述したようにスロットルセンサ15の出力から得ら
れる絞り弁開度と回転角センサ16から得られるエンジ
ン回転数から演算処理を行ない求められる。そして燃料
噴射量は、この空気流量に基づき演算される。各空気量
において、取り込みデータの分解能の・均一化を計るた
め、スロットルセンサ16は、第3図に示すような低開
度用スロットセンサと全開度用スロットルセンサの2系
統を設けている。第3図のスロットルセンサは、低開度
用として基板に抵抗体52、導体56.57が図のよう
に配にされ、絞り弁軸63に連動されるレバー62に設
けられたブラシ54で抵抗体52と導体56が導通され
る。
このとき、抵抗体52の両端子57.59に一定電圧を
かけておけば、端子58と59には、絞り弁軸の回転角
センサ出力電圧が印加される。全開度用としても同様に
抵抗体5I、ブラシ53.導体55.57等で構成され
、第4図のbに示すようなスロットルセンサ出力電圧が
、端子60゜61間に得られる。
この種のSPI方式の燃料制御装置においては、〔発明
が解決しようとする問題点〕でも述べたように、煙流噴
射弁13から噴射される燃料の気化により熱が奪われ、
絞り弁4およびその周辺の吸気胴内側が氷点下となる事
が有り、湿度が高い場合には、この部分にアイシングが
生じ空気通過面積が減少し、ひいては空気流量が減少す
ることもある。そして、このような事態を放置すると、
特に絞り弁開度が小さく空気流量が元より少ない暖機に
至るまでのアイドル運転時には、混合気が過濃となり、
エンジン回転数が低下し、アイシングの程度が著しい場
合は失火に陥る。
本実施例では、この問題に対処するため、電子制御部1
4が、エンジン回転数N、絞り弁開度TVO及び水温T
Vの検出データに基づき次のようにしてアイシングを検
出し、且つアイシングの発生により生じる吸気系の空気
流量減少に対応して燃料噴射量を設定量だけ減少させる
燃料噴射量補正を行う。
ここで、第5図のフローチャートに基づきアイシング発
生時の燃料噴射量補正制御動作を説明する。
電子制御部14は、回転角センサ16で検出されたエン
ジン回転数N、スロットルセンサ15で検出された絞り
弁開度TVO及び水温センサ18で検出された水温TW
を取込み、所定ラベルのメモリへ格納する(ステップI
、u)。そして、水温TWが設定値TWH(TWHは、
エンジンが暖機にあるか否かの目安となる基準水温度値
)よりも小さく、エンジン回転数Nが設定回転数より小
さく、o2センサで検出されたλが1よりも大きく(λ
は理論空燃比を1とし、1よりも小の場合空燃比が大、
1よりも大の場合空燃比が小となる変数である)、絞り
弁開度TVOが基準設定開度TVOL (TVOLはア
イドル開度の目安となるもの)より小さいものと、ステ
ップ■〜■で比較判断した場合には、アイシング状態と
して判定する。すなわち、アイシングの発生を現象的に
とら  ゛えれば、エンジンの暖機前で吸気系が充分な
温度に達していない時に発生し易く、またアイシングに
よる空気量減少は、絞り弁開度がアイドル回転の如く小
さい時に、混合気が過濃となってエンジン回転数(アイ
ドル回転数)の低下となって表われるので、これらの諸
条件をアイシング検出要因として、ステップ■〜■で判
断するものである。
このようにしてアイシングが検出された場合には、ステ
ップ■で燃料噴射量の補正定数Rを検索しくこの時の補
正定数は、R<1である)、ステップ■で空燃比補正係
数Kを検索し、ステップXで空燃比補正係数KにR(R
(1)を乗じ空燃比補正係数Kを修正する。このように
して値を小さくされた補正係数Kに基本燃料噴射パルス
幅TPを乗じ、実際に燃料噴射弁を駆動する燃料噴射パ
ルス幅Tiを求め(ステップ■〜XW) 、このTiに
基づき燃料噴射を行う。この時の燃料噴射パルス幅Ti
は、補正係数KがRを1より小さくして減じられている
ため、パルス幅Tiが通常の暖機時の燃料噴射パルス幅
よりも短くなり、その結果、アイシングによる空気流量
減少に対応して燃量噴射量の減量補正が行われる。この
燃料噴射量の減量補正は、予めアイシング運転時にアイ
シングが発生した場合の空気量減少を見込んで設定され
た一定値である。
なお、ステップ■〜■までの条件の一つでも成立しない
時には、ステップ■に移り、Rに1が格納され(R=1
)、後はこのR値に基づきステップ■〜x1までの演算
がなされる。この時には、R=1で補正定数に変動がな
く通常のアイドル運転による燃料噴射制御がなされる。
しかして、本実施例によれば、アイシングが発生しても
、燃料噴射量をアイシングに対応して減量補正するので
、混合気過濃を防止してエンジン回転数の低下、失火等
の不具合を解消することができる。
なお、本実施例では、アイシング検出手段を、エンジン
の冷却水温、絞り弁開度、エンジン回転数に基づき検出
するが、その他にも次のようにしてアイシングを検出す
ることができる。
例えば、エンジンの冷却水温、絞り弁開度、エンジン回
転数を検出して、これらの検出値を各設定値と比較し、
前記冷却水温、絞り弁開度の検出値が設定値以下の時に
暖機前と判断し、且つこの条件の下で前記エンジン回転
数の検出値が設定アイドル回転数より低くなると、アイ
シングが発生しているものと判定する手段や、 エンジンの冷却水温、吸気湿度、吸気温度を検出し、こ
れらの検出値の中で、前記冷却水温が設定値以下の時に
暖機前と判断し、且つこの暖機前に前記吸気温湿度の検
出値が設定値よりも高く。
前記吸気温度の検出値が設定値よりも低い時にアイシン
グが生じているものと判定する手段や、吸気通路のスロ
ットルボディの壁温、吸気湿度。
吸気温度を検出し、これらの検出値の中で前記壁温が設
定値以下の時に暖機前と判断し、且つこの暖機前に前記
吸気湿度の検出値が設定値よりも高く、前記吸気温度の
検出値が設定値よりも低い時にアイシングが生じている
ものと判定する手段を用いてアイシングを検出してもよ
い。その他にも。
いわゆる広域空燃比センサを用いてアイシングを検出す
ることもできる。
第6図は燃料制御システムに使用される絞り弁の他の応
用例を示すもので、本実施例は絞り弁4の表面に氷との
表面エネルギーが大きく親和性の低い被膜をほどこした
ものである。このような被膜としては、例えばポリ四ふ
つ化エチレン樹脂が好適である。このような絞り弁によ
れば、絞り弁温度が氷点よりわずかに低くなっても水が
過飽和状態となり氷結を免れる。また絞り弁温度が更に
低下し絞り弁上に氷の核が現れた場合でも、氷と絞り弁
表面の親和性が低く、しかも、絞り弁4の上流にSPI
方式の燃料噴射弁13が設置されているため、絞り弁上
面にあたる燃料により容易に洗い流され、アイシングが
進展して空気通路をふさぐまでに至らない。
しかして、絞り弁4に氷との親和性の低い被1漠を施し
た場合には、前述の実施例の如く燃料補正手段を設けな
くとも、混合比2回転数ともにほぼ変動しない効果が得
られ、特に構造上、制御上の対策なしにこの問題を解決
できる利点を有し、技術的・経済的価値は大きい。
第7図ないし第11図は、上記実施例に適用される燃料
噴射制御システムにおける絞り弁機構の改良例を示すも
のである。
第7図は絞り弁4と紋り弁4の開度を調整する機構65
を表わす正面図であり、同図において、63は絞り弁軸
、64は絞り弁!Iilシ3の一端に設けたレバー、6
5は絞り弁開度調整機構であり、絞り弁開度調整機構6
5は、レバー63と共働して絞り弁4の最小開度(アイ
ドル開度)を可動的に調整する可動調整ねじ66と、絞
り弁4のアイドル開度を規制する固定ねじ67よりなり
、固定ねじ67は接着等で所定の位置(位置については
後述する)に固定されている。68はバックラツシ吸収
用ばねである。
このような絞り弁開度調整機構において、従来は、固定
ねじ67は存在せず、可動調整ねじ66のみが存在し、
この可動調整ねじ66によりアイドル開度を調整してい
た。ところで、前述したスロットルセンサは、空燃比制
御を行う関係からスロットルセンサ出力−空気流量特性
を予め設定しておく必要があり、そのため、通常は、生
産時に可動調整ねじ66で絞り弁開度を調整しつつこの
時の空気流量(アイドル空気流量)を測定し、この所定
空気流量に対応する絞り弁開度の下でスロットルセンサ
の基準出力を設定してセンサの出力調整を行っていた。
第8図aに調整後の適正なスロットルセンサ出力−空気
流量特性を示す。この場合、調整誤差があると、第8図
すあるいはCの特性となる。このような誤差は、スロッ
トルセンサ出力が絞り弁開度の目安となるため、絞り弁
開度−空気流量特性の誤差となる。このスロワI・ルセ
ンサ出カー空気流量の特性の誤差の要因としては、調整
ばらつきの他に前記アイドリング空気流量設定ばらつき
、絞弁全閉角ばらつき、絞弁もれ空気量ばらつき、スロ
ットルセンサ特性ばらつきがあるが、前述の如く予め空
気流量を測定してセンサ出力を調整する方法によると、
ばらつき総和が第9図の如くなり許容レベルにある。し
かしながら市場においては、内燃機関の経時的出力特性
の変化に伴いディーラあるいは個人が可動調整ねじ66
にてアイドリング回転数を再調整することが多条ある。
このような絞り弁舌調整がなされた後に、スロットルセ
ンサの交換の必要性が生じた場合には、既に生産時の絞
り弁開度が再調整により変化していること、及び市場で
は前述した如き空気流量測定によるセンサ出力調整装置
を備えていないこともあるが、従来は生産時に設定した
スロットセンサ出力(絞り弁開度)−空気流量特性と同
様の特性を定める信頼できる基準がなかった。
そのため、絞り弁の全開を基準としてスロットルセンサ
出力−空気流量特性を定めていたが、全開を基準とした
場合、絞り弁開度ばらつき等によりセンサ出力の調整ば
らつきが大きくなり、ばらつき総和で第10図の如くな
る傾向があった。すなわち第10図のスロットルセンサ
の出力ばらつきに示すように、特に空気流量が元々少な
いアイドル開度付近では、空気流量に対するセンサ出力
ばらつきが大きくなり、許容レベル(はぼ10%の誤差
)を超える。本実施例ではこのばらつきを小さくすべく
市場交換調整の基準点を次のように設定したものである
。すなわち本実施例は、第5図の如くアイドリング空気
流量を設定する調整ねじ66を設ける他に可動調整ねじ
6Gの調整に支障のない範囲、すなわちアイドル絞り弁
開度近くでこの絞り弁開度より小さい開度で絞弁を規制
する固定ねじ67を設けたものである。そして、市場で
のスロットルセンサの交換を行う場合は、調整ねじ66
をゆるめ、レバー64が固定ねじ67に当たる様にし、
この位置で所定出力が出るようにスロットルセンサ出力
調整を行なう。第11図はアイドリング空気流量よりも
L OQ /min小さい空気流量となるよう固定ねじ
67をセットし、これを基準として調整した場合のスロ
ワ1−ルセンサ出力ばらつきを実験的に求めて示したも
のである。
第9図から明らかなように、この場合は第9図に示す生
産時のばらつきとほぼ同じ程度の精度で調整できるため
、市場での交換調整後も良好な混合比精度を保つことが
できる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、アイシング検出手段及び
アイシングに対応する燃料噴射量補正手段を設けること
で、アイシング発生時の混合気過濃を有効に防止し、エ
ンジン回転数の低下、エンジン失火等のエンジン不調が
生じるのを有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例たる燃料制御装置のシステム
構成図、第2図は上記燃料制御装置に使用する電子制御
部のブワツク回路図、第3図は上記燃料制御装置に使用
する絞り弁開度センサの模式図、第4図は上記絞り弁開
度センサの出力特性図、第5図は上記実施例の動作を説
明するためのフローチャート、第6図は絞り弁の改良例
を示す断面図、第7図は上記絞り弁の機構系の改良例を
示す一部切欠正面図、第8図は上記絞り弁機構における
スロットルセンサ出力と空気流量との関係を示す特性図
、第9図及び第10図は従来のスロットルセンサの生産
時及び市場交換時の出力ばらつきを示す特性図、第11
図は第7図の絞り弁機構に適用したスロットルセンサの
市場交換後の出力ばらつきを示す特性図である。 2・・・吸気通路、3・・・スロットルボディ、4・・
・絞り弁、8・・・エンジン、13・・・燃料噴射弁、
14・・・電子制御手段、アイシング検出手段、燃料噴
射補正手段、15・・絞り弁開度検出手段(スロットル
センサ)、16・・・エンジン回転検出手段(回転角セ
ンサ)、18・・・水温センサ、19・・・吸気昌セン
サ。 82図 A 第4Z 第7z 0                    −  才
Bとす4T閏ノ屹第90

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エンジンの吸気通路に設けた絞り弁の開度を検出す
    る手段と、前記エンジンの回転数を検出する手段と、前
    記絞り弁の開度検出値及び前記エンジンの回転数検出値
    等の検出データに基づき燃料噴射弁から噴射される燃料
    噴射量を演算し制御する電子制御手段とを備えてなる燃
    料制御装置において、前記絞り弁の設置箇所の温度低下
    に起因して生じる前記絞り弁のアイシングを検出するア
    イシング検出手段と、前記アイシングの検出信号を入力
    した時に、アイシング発生時に起こる前記吸気通路中の
    空気流量減少に対応して、前記燃料噴射量を設定量だけ
    減量補正する燃料噴射量補正手段とを設けてなることを
    特徴とする内燃機関の燃料制御装置。 2、特許請求の範囲第1項において、前記アイシング検
    出手段は、前記エンジンの冷却水温、絞り弁開度、エン
    ジン回転数を検出する各検出手段と、前記冷却水温、絞
    り弁開度の検出値が設定値以下の時に暖機前と判断し、
    且つこの条件の下で前記エンジン回転数の検出値が設定
    アイドル回転数より低くなると、アイシングが発生して
    いるものと判定するアイシング判定手段とよりなる内燃
    機関の燃料制御装置。 3、特許請求の範囲第1項において、前記アイシング検
    出手段は、前記エンジンの冷却水温、吸気湿度、吸気温
    度を検出する各検出手段と、前記冷却水温が設定値以下
    の時に暖機前と判断し、且つこの暖機前に前記吸気湿度
    の検出値が設定値よりも高く、前記吸気温度の検出値が
    設定値よりも低い時にアイシングが生じているものと判
    定するアイシング判定手段とよりなる内燃機関の燃料制
    御装置。 4、特許請求の範囲第1項において、前記アイシング検
    出手段は、前記吸気通路のスロットルボディの壁温、吸
    気湿度、吸気温度を検出する各検出手段と、前記壁温が
    設定値以下の時に暖機前と判断し、且つこの暖機前に前
    記吸気湿度の検出値が設定値よりも高く、前記吸気温度
    の検出値が設定値よりも低い時にアイシングが生じてい
    るものと判定するアイシング判定手段とよりなる内燃機
    関の燃料制御装置。
JP62-154376A 1987-06-23 内燃機関の燃料制御装置 Granted JPH01339A (ja)

Priority Applications (1)

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JP62-154376A JPH01339A (ja) 1987-06-23 内燃機関の燃料制御装置

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JP62-154376A JPH01339A (ja) 1987-06-23 内燃機関の燃料制御装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
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