JPH0132568B2 - - Google Patents

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JPH0132568B2
JPH0132568B2 JP57040498A JP4049882A JPH0132568B2 JP H0132568 B2 JPH0132568 B2 JP H0132568B2 JP 57040498 A JP57040498 A JP 57040498A JP 4049882 A JP4049882 A JP 4049882A JP H0132568 B2 JPH0132568 B2 JP H0132568B2
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track
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pilot signal
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JP57040498A
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JPS58158025A (ja
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Seisuke Hirakuri
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0132568B2 publication Critical patent/JPH0132568B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/008Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパイロツト信号記録装置に係り、回転
ドラム、プレート等の回転体に巻付けられた磁気
テープに、主要情報信号に多重されて記録される
トラツクずれ検出用パイロツト信号の周波数を、
磁気テープの所定巻付角度範囲記録毎に切換えて
記録することにより、パイロツト信号発生回路を
一系統のみで構成し得てパイロツト信号の記録を
行ない得る記録装置を提供することを目的とす
る。
ヘリカルスキヤン方式の磁気記録再生装置(以
下「VTR」という)の中には、より精度の高い
トラツキング制御を行なうため、ヘツドを記録ト
ラツクの長手方向に対して直角の方向(すなわ
ち、トラツク幅方向)に、ヘツドムービング機構
によりトラツクずれが無くなるように移動するも
のがあつた。かかるVTRにおいては、走査すべ
きトラツクと現に磁気テープ上を走査中のヘツド
との相対的な位置ずれ情報であるトラツクずれ情
報を検出し、それに基づいてトラツキング誤差信
号を生成してヘツドのトラツクずれを補正せしめ
るトラツキングサーボ回路を有しているが、上記
トラツクずれ情報を検出する方法として、相隣る
トラツクでは互いに異なる周波数で記録されるよ
うに、周波数が1本のトラツク記録単位毎に切換
えられるパイロツト信号を各トラツク毎に連続的
に記録し、再生時は再生信号中から弁別分離した
再生パイロツト信号のレベルからトラツクずれ情
報を検出するVTRがあつた。
第1図は上記の従来のVTRによる一例のトラ
ツクパターンを示す。同図中、1はテープ幅A
(例えば12.7mm)の磁気テープ(カセツトテープ)
で、記録モード時には図中、右方向へ走行せしめ
られてその下半分に、ビデオ幅W1(例えば4.69
mm)、ビデオ全幅B1(例えば4.85mm)でテープ長手
方向に対して傾斜したビデオトラツク2aが互い
にアジマス角度の異なるギヤツプを有する2つの
ヘツドにより交互に記録形成される。またこれと
同時に、テープ長手方向に沿つてオーデイオトラ
ツク幅R1(例えば0.65mm)のオーデイオトラツク
3aが記録形成され、かつ、キユートラツク4a
が記録形成される。上記の記録が終了すると、次
に磁気テープが上下反転されて図中、右方向へ走
行せしめられてその下半分に上記と同様にして記
録が行なわれ、その結果ビデオ幅W2(=W1)、ビ
デオ全幅B2(=B1)のビデオトラツク2bと、オ
ーデイオトラツク幅R2(=R1)のオーデイオトラ
ツク3bとキユートラツク4bとが記録形成され
る。
第2図はヘツドデイスク5に対する磁気テープ
1の巻付角度を図示してあり、186゜の角度範囲に
亘つて磁気テープ1が巻付けられてブデオトラツ
ク2a,2bが記録形成される。
ここで、ビデオトラツク2a又は2bは、第3
図に示す如く、第1のヘツドにより記録形成され
たトラツクta1,ta2,ta3,…と第2のヘツドによ
り記録形成されたトラツクtb1,tb2,tb3,…とが
夫々交互にガードバンド無く密接してトラツクピ
ツチ22.5μm程度で形成されたものであり、また
ta1,tb1,ta2,tb2,ta3,tb3の順序で記録形成され
る各トラツクには複合映像信号と共に、4種類の
再生時用トラツクずれ検出用パイロツト信号f1
(=102.187kHz)、f2(=116.786kHz)、f4(=
163.500kHz)、f3(=148.637kHz)、f1,f2が1本の
トラツクでは連続して、かつ、1本のトラツク毎
に切換えられて記録されている。更にta1,tb1
ta2,tb2,ta3,tb3の各トラツクには、トラツクの
最初から15H(Hは水平走査期間:以下同じ)後
の1.5Hに記録モード時のトラツクずれ検出用ト
ラツク信号f5(=222.950kHz)が挿入記録される。
更に各トラツクの水平同期信号記録位置はトラツ
クの幅方向に整列して記録されており(H並び記
録されており)、或るトラツクの記録開始位置は
次のトラツクの記録開始位置より1.5H後の所に
位置する(所謂Hずれ数1.5H)トラツクパター
ンが記録形成される。
一方、再生時は走査すべきトラツクのパイロツ
ト信号周波数と、トラツクずれによりクロストー
クとして再生された隣接トラツクのパイロツト信
号周波数との差の周波数の値によりトラツクずれ
方向を検出してヘツドをトラツキング制御する。
しかるに、この従来のVTRでは磁気テープ1
の上記巻付角度を例えば210゜〜270゜程度というよ
うに、別の情報信号を記録したり、ドラム径の縮
小のためなどの目的から180゜よりも十分大なる値
にすると、記録モード時に、一方のヘツドが1本
の記録トラツクを形成している途中で、他方のヘ
ツドが別の1本の記録トラツクの記録を開始しな
ければならないので、パイロツト信号発生回路が
2系統必要となり、記録回路の構成が複雑になる
という欠点を有していた。
本発明は上記欠点を除去したものであり、第4
図以下の図面と共にその各実施例について説明す
る。
第4図は本発明装置のテープ走行系の一実施例
の平面図を示す。同図中、回転ドラム6上に磁気
ヘツド7及び8が夫々互いに180゜対向して取付固
定されている。9は磁気テープで、ガイドポール
10,11により回転ドラム6の外周側面に約
225゜の角度範囲に亘つて添接巻回されている。回
転ドラム6の回転中心Oとガイドポール11とを
通る直線−と、ガイドポール10との間の磁
気テープ9の巻付角度範囲Aでは、例えば主要情
報信号とは別の情報信号が記録され、またこの場
合は直線−の180゜の角度範囲で主要情報信号
が記録され、更にガイドポール10から11まで
の全巻付角度範囲においてパイロツト信号が記録
される(ただし、周波数は途中で切換わる)。な
お、通常の記録、再生時は回転ドラム6は反時計
方向に回転し、磁気テープ9は矢印X方向へ走行
する。一例として直線−上をヘツド7又は8
が横切るとき反転するパルスが後記のドラムパル
スであり、パイロツト信号の周波数はこのドラム
パルスにより切換えられてヘツド7,8により記
録される。この結果、上記の場合のトラツクパタ
ーンは第5図に示す如くになり、前記巻付角度範
囲Aをヘツド7又は8が走査しているときに記録
形成されるトラツク部分αのパイロツト信号周波
数と、180゜の巻付角度範囲−をヘツド7又は
8が走査しているときに記録形成されるトラツク
部分(第5図に「180゜相当」として示す)のパイ
ロツト信号周波数とは異なる。ここで第5図中、
F1〜F4は周波数が互いに異なる4種類のパイロ
ツト信号及びその記録トラツク部分を示す。
第5図中、磁気テープは右方向へ走行せしめら
れるとすると、トラツクが左方向へ順次形成され
ていく。ここで、第5図から明らかなように、ト
ラツク部分αのパイロツト信号周波数は、1本前
のトラツクの180゜相当区間の終りよりαだけ直前
の区間(第5図にαで示す)のパイロツト信号周
波数と同じ値であり、また180゜相当区間のパイロ
ツト信号周波数は1本のトラツクでは同一の値で
あるが、相隣るトラツク間では互いに異なる周波
数とされている。なお、本実施例では、例えばカ
ラー映像信号が所定の信号形態で主要情報信号と
して180゜相当区間にパイロツト信号と共に記録さ
れ、巻付角度範囲Aにて形成されるトラツク部分
αには別の情報信号(例えばアドレス、音声、文
字信号等)がパイロツト信号と共に記録される。
次に本発明装置の信号処理系につき説明する
に、第6は本発明装置の信号処理系の一実施例の
ブロツク系統図を示す。同図中、入力端子14に
入来した記録されるべきカラー映像信号は、記録
用処理回路15に供給され、ここで例えば輝度信
号と搬送色信号に分離後、輝度信号は周波数変調
され、搬送色信号はこの周波数変調輝度信号の低
域側へ帯域が重ならないように周波数変換された
後両信号が多重される。この記録用処理回路15
より取り出された記録用多重信号はスイツチ回路
16に供給される。
一方、入力端子17より入来した別の情報信号
(アドレス、音声、文字信号等)は処理回路18
に供給され、ここで磁気記録に適した所定の信号
形態に変換処理された後スイツチ回路16に供給
される。この処理回路18はドラムパルス及び信
号処理の必要に応じて入力端子14よりのカラー
映像信号が供給され、更にスイツチ回路16にド
ラムパルスに位相同期したスイツチング信号を出
力する。スイツチ回路16はスイツチング信号に
より切換えられ、記録用処理回路15及び処理回
路18の各出力信号の一方を混合器26へ選択出
力し、他方を混合器27へ選択出力する。
また入力端子14に入来したカラー映像信号
は、水平同期信号分離回路19に供給され、ここ
で水平同期信号が分離された後位相比較器20に
供給される。位相比較器20はループフイルタ2
1、電圧制御発振器22、分周器23と共にフエ
ーズ・ロツクド・ループ(PLL)を構成してお
り、分周器23の分周比が入力端子24に入来す
るドラムパルスに基づいて生成された制御回路2
5よりの制御信号により、ヘツド7及び8が前記
180゜の相当区間を交互に走査する毎に、順次1/6、
1/9、1/12、1/7、1/6、1/9、…というように巡回
的に切換えられる。従つて、上記のPLLを構成
する電圧制御発振器22からは、水平走査周波数
Hとすると、6H(=F1)、9H(=F2)、12H

F3)、7H(=F4)の4種の周波数がパイロツト信
号として、前記180゜相当区間をヘツド7又は8が
走査する毎に巡回的に切換出力され、混合器26
及び27に夫々供給される。
混合器26及び27の出力混合信号は夫々前記
ヘツド7及び8に別々に供給される。ここで、い
まヘツド7が磁気テープ9を摺接し始め、前記巻
付角度範囲Aの走査を開始したものとすると、ス
イツチ回路16はこの時点では処理回路18の出
力信号を混合器26に出力し、かつ、記録用処理
回路15の出力映像信号を混合器27に出力して
いる。また、このとき電圧制御発振器22からは
パイロツト信号F2が出力されているものとする。
この状態は、ヘツド7が上記巻付角度範囲Aの走
査を終了する位置にくるまで続けられ、該位置に
きた時点でスイツチ回路16が切換えられて記録
用処理回路15の出力信号が混合器26に供給さ
れ、処理回路18の出力信号が混合器27に供給
され、またこれと同時に分周器23の分周比が1/
12に切換えられ、パイロツト信号F3が混合器2
6及び27に夫々供給される。このヘツド7が巻
付角度範囲Aの走査終了位置に在る時点では、例
えば第5図にT1で示すトラツクのヘツド8によ
る記録が終了し、かつ、次のトラツクT2のトラ
ツク部分αがヘツド7により記録され終つた時点
である。
引続いてヘツド7がトラツクT2の記録を行な
い、ヘツド7がガイドポール11の近くを横切つ
た時点で(ヘツド7が180゜相当区間を走査し終つ
た時点で)、スイツチ回路16が切換えられて記
録用処理回路15の出力信号が混合器27に供給
され、処理回路18の出力信号が混合器26に供
給され、またこれと同時に分周器23の分周比が
1/7に切換えられ、パイロツト信号F4が混合器2
6及び27に夫々供給される。従つて、ヘツド7
により記録用処理回路15の出力映像信号とパイ
ロツト信号F3との多重信号が第5図に示すトラ
ツクT2の180゜相当区間に記録されることになる。
ここで、上記ヘツド7によるトラツクT2の記録
形成途中で、ヘツド7が第4図にBで示す位置に
くると(この位置は磁気テープ9が回転ドラム6
に巻付開始された位置から180゜の位置に在る)、
ヘツド8が磁気テープ9に再び摺接し始める。従
つて、上記ヘツド7によるトラツクT2の記録形
成終了時点では、次のトラツクT3のトラツク部
分αがヘツド8により記録形成されており、この
記録トラツク部分αには処理回路18の出力信号
とパイロツト信号F3との多重信号が記録される。
以下、上記と同様の動作が繰り返されることによ
り、第5図に示す如きトラツクパターンが形成さ
れる。
このように、本実施例によれば、磁気テープ9
を回転ドラム6に対して約225゜に亘つて巻付けた
場合でも、後記する再生装置におけるトラツキン
グ制御を正確に行なうためのパイロツト信号の発
生が一系統の回路のみで行なえる。
次に本発明装置により記録されたパイロツト信
号の再生系について説明するに、第7図はパイロ
ツト信号再生装置の一例のブロツク系統図を示
す。同図中、ヘツド7,8により再生された信号
は前置増幅器30,31を経てスイツチ回路32
に供給される。スイツチ回路32は処理回路34
からのスイツチングパルスにより、2つのヘツド
7,8からの再生信号のうち、前記180゜相当区間
を走査しているヘツドの再生信号は再生用処理回
路33に供給し、トラツク部分αを走査している
ヘツドの再生信号は処理回路34へ供給するよう
に切換えられる。再生用処理回路33は、周波数
変調輝度信号をFM復調すると共に、低域変換搬
送色信号はもとの周波数帯域へ周波数変換した
後、両信号を多重して再生カラー映像信号を再生
出力する回路で、その出力再生カラー映像信号は
後段回路(図示せず)へ出力される一方、水平同
期信号分離回路36を通してPLL37a及び3
7bに夫々供給される。
また処理回路34は前記第6図に示す処理回路
18と逆の信号処理を行なつて入力端子17の入
力情報信号に復元する回路で、その出力信号は出
力端子35へ出力される。処理回路34にはドラ
ムパルスが供給されており、これに位相同期した
スイツチング信号が処理回路34により生成され
てスイツチ回路32に供給される。
一方、PLL37a,37bは夫々同一構成と
されており、位相比較器38a,38b、ループ
フイルタ39a,39b、電圧制御発振器40
a,40b、分周器41a,41b、及び1/108
分周器42a,42bからなり、分周器41a,
41bの分周比が、ドラムパルスを供給される制
御回路43よりのドラムパルスに位相同期した制
御信号により、ヘツド7,8が前記180゜相当区間
を交互に走査する毎に、順次1/6、1/9、1/12、1/
7、1/6、1/9、…というように巡回的に切換えら
れる。従つて、電圧制御発振器40a,40bか
らは6×180H、9×108H、12×108H、7×
108Hの4種の周波数が、ヘツド7,8が前記
180゜相当区間を走査する毎(ドラム半回転周期
毎)に巡回的に切換出力される。ただし、電圧制
御発振器40a及び40bの出力周波数は同じ期
間内では互いに異なる周波数であり、前者が7×
108Hのときは後者は9×108H、前者が6×
108Hのときは後者が12×108H、前者が9×
108Hのときは後者が7×108H、前者が12×
108Hのときは後者が6×108Hを出力する。電圧
制御発振器40aの出力信号は可変帯域フイルタ
46,48に夫々クロツク信号として供給され、
電圧制御発振器40bの出力信号は可変帯域フイ
ルタ47及び49に夫々クロツク信号として供給
される。
上記の可変帯域フイルタ46,47,48及び
49としては、スイツチド・キヤパシタ・バンド
パスフイルタ、チヤージ・カツプルド・デバイス
(CCD)を用いたフイルタ等があるが、ここでは
一例としてクロツク周波数の1/108の周波数が通
過帯域の中心周波数となるスイツチド・キヤパシ
タ・バンドパスフイルタを用いるものとする(例
えば、レチコン社のR5604なるICを使用する)。
また前置増幅器30より取り出されたヘツド7の
再生信号は低域フイルタ44を通して可変帯域フ
イルタ46及び47に夫々供給され、他方、前置
増幅器31より取り出されたヘツド8の再生信号
は低域フイルタ45を通して可変帯域フイルタ4
8及び49に夫々供給される。ここで、低域フイ
ルタ44及び45は、可変帯域フイルタ46〜4
9がスイツチド・キヤパシタ・バンドパスフイル
タであり、クロツク周波数の1/2の周波数で入力
信号をサンプルするような構成とした場合は不要
な高域成分が発生するから、これを予め除去し、
パイロツト信号の周波数が得られる周波数成分の
み選択して取り出すために設けられている。
いま、ヘツド7が第5図に示すトラツクT2
トラツク部分αの走査を開始したものとすると、
このとき可変帯域フイルタ46及び48には夫々
6×108Hなるクロツク周波数が供給され、可変
帯域フイルタ47及び49には夫々12×108H
るクロツク周波数が供給され、ヘツド7が180゜相
当区間に入ると、可変帯域フイルタ46及び48
のクロツク周波数が9×108Hに切換わり、可変
帯域フイルタ47及び49のクロツク周波数が7
×108Hに切換わる。そして、ヘツド7がトラツ
クT2の走査を終了した時点で、可変帯域フイル
タ46及び48のクロツク周波数が12×108H
可変帯域フイルタ47及び49のクロツク周波数
が6×108Hに切換わる。
このようにして、可変帯域フイルタ46,48
からはヘツド7,8が走査しているトラツクの1
本前のトラツクからクロストークとして再生され
るパイロツト信号が取り出され、可変帯域フイル
タ47,49からはヘツド7,8が走査している
トラツクの1本後のトラツクからクロストークと
して再生されるパイロツト信号が取り出される。
可変帯域フイルタ46,47の出力パイロツト信
号はレベル検波器50,51でレベル検波された
後差動増幅器54に供給され、ここで差動増幅さ
れた後トラツキング誤差信号として出力端子56
より後記のヘツドムービング機構に供給されヘツ
ド7をトラツキング制御する。他方、可変帯域フ
イルタ48,49の出力パイロツト信号はレベル
検波器52,53を通して差動増幅器55に供給
され、ここでトラツキング誤差信号に変換された
後出力端子57よりヘツドムービング機構に印加
され、ヘツド8をトラツキング制御する。
次にヘツドムービング機構につき説明するに、
第8図はヘツドムービング機構を有するドラム組
立体の要部の底面図、第9図はヘツドムービング
機構を有するドラム組立体の側面図を示す。両図
中、回転ドラム6の底面にはベース58,59に
より平板状のバイモルフ60,61の基部側が固
定されている。バイモルフ60,61は先端部に
前記したヘツド7,8が取付固定されており、前
記トラツキング誤差信号により第8図中紙面と垂
直方向に、第9図中上下方向に上記ベース58,
59の支持部を支点としてヘツド7,8を変位せ
しめる。なお第8図中、62はスリツプリングで
ある。また第9図に示す如く、回転軸63は固定
下部ドラム64の中心部を貫通して回転ドラム6
に先端部が固着されると共に、固定下部ドラム6
4内に設けられている軸受65a,65bによつ
て軸承されており、モータ(図示せず)の回転が
伝達されて回転ドラム6を例えば1800rpmの回転
速度で回転させる。
更に、回転ドラム6をのせるためのフライホイ
ール66の中心部は回転軸63と一体的に回転す
る如く回転軸63に貫通固定されており、またロ
ータリートランスの回転巻線装着部67に固定さ
れている。回転巻線装着部67は固定下部ドラム
64に取付けられているロータリートランスの固
定巻線装着部68との間に微小な空隙を形成して
いる。また更に69はブラシであり、回転軸63
の上部と摺接している。これにより、回転軸63
と一体的に回転ドラム6、バイモルフ60,6
1、フライホイール66、回転巻線装着部67が
夫々回転し、この回転中にヘツド7,8が互いに
独立してその高さ方向(すなわちトラツク幅方
向)に微小変位されてトラツキング制御が行なわ
れる。
ところで、上記の記録、再生装置においては、
ドラムパルスによりパイロツト信号の切換再生を
しているが、互換再生のとき切換点が記録時のそ
れと一致しないことが考えられるが、これを補正
するには第10図に示す如き構成とすればよい。
第10図において、ピツクアツプヘツド71によ
り回転ドラム6の回転を検出し、その出力パルス
がフリツプフロツプ(FFと記す)72に印加さ
れる。これにより、FF72からは第11図Aに
示す如く回転ドラム6の半回転毎に極性が変化す
るドラムパルスが取り出され、次段のDフリツプ
フロツプ(DFFと記す)73のデータ入力端子
Dに供給される一方、単安定マルチバイブレータ
(MMと記す)74に印加されてこれをトリガー
する。これにより、MM74からは第11図Dに
示す如くドラムパルスの反転毎にパルスが取り出
され、入力端子75に入来した第11図Bに示す
垂直同期パルス(これはこの回路が記録系にある
ときは記録される垂直同期パルス、再生系にある
ときは再生垂直同期パルスである)と共にOR回
路76を通してDFF73のクロツク入力端子C
に印加される。この結果、DFF73からは第1
1図Bに示す垂直同期パルスの立上り、及び同図
Dに示すパルスの立下りでサンプリングされた第
11図Cに示すパルスが取り出され、スイツチン
グパルスとして出力端子77へ出力される。な
お、MM74からOR回路76へ出力されるパル
ス波形は実際には第11図Dに示す波形と逆相の
ものが使用される。
このスイツチングパルスによりスイツチ回路3
2を切換えることにより、互換再生時の前記問題
点を解決できる。更に、上記垂直同期パルスはド
ラムパルスの反転の直後に現われるが、MM74
の出力パルスも垂直同期パルスの入来直後に反転
するように構成されているので、再生時に再生垂
直同期パルスが検出されないことがあつても、第
11図Dに78で示す如くMM74の出力パルス
は発生されるので、同図Cに示すスイツチングパ
ルスを反転させることができ、垂直同期パルスの
欠落による誤動作を最小限に抑えることができ
る。
次に本発明装置のトラツクパターンの他の実施
例につき説明するに、第12図は本発明装置の他
の実施例のトラツクパターンを示す。同図中、第
5図と同一部分には同一符号を付してある。磁気
テープは第4図に示す如く、回転ドラム6に対し
約225゜の角度範囲に亘つて添接巻回されており、
またパイロツト信号の周波数を回転ドラム6の半
回転毎に切換えるのは前記実施例と同じである
が、本実施例ではパイロツト信号の周波数の切換
時点が、第4図に示す巻付角度範囲A内の位置
と、これと180゜対向する位置とで行なう点に特徴
を有するものであり、その結果、第12図に示す
如く1本のトラツクの前端部分のβなる巻付角度
範囲記録トラツク部分の記録パイロツト信号周波
数と、1本のトラツクの後端部分のγなる巻付角
度範囲記録トラツク部分の記録パイロツト信号周
波数とは、180゜相当記録トラツク部分のそれと互
いに異なつたものとなる。そして、βなる巻付角
度範囲記録トラツク部分の記録パイロツト信号周
波数は、1本前のトラツクの180゜相当記録トラツ
ク部分内であつて、その終りよりβなる巻付角度
範囲相当トラツク部分に記録されたパイロツト信
号周波数と同一であり、γなる巻付角度範囲記録
トラツク部分の記録パイロツト信号周波数は1本
後のトラツクの180゜相当記録トラツク部分内であ
つてその初めよりγなる巻付角度範囲記録トラツ
ク部分に記録されたパイロツト信号周波数と同じ
ものである。
ところで、以上の説明では2ヘツドヘリカルス
キヤンVTRについて説明したが、本発明は3ヘ
ツドや4ヘツドのVTRにも適用できるものであ
り、これについて次に説明する。第13図A,B
は3ヘツドVTRのヘツドと回転ドラム及びテー
プ巻付角度の各例を示す図で、回転ドラム80に
は等間隔で3個のヘツド81,82及び83が取
付固定されている。第13図Aはかかる回転ドラ
ム80に磁気テープを240゜の角度範囲に亘つて添
接巻回した場合で、1フイールド分の映像信号は
180゜巻付角度範囲の磁気テープ上に記録され、残
りの60゜巻付角度範囲の磁気テープ上には別の情
報信号が記録される。これにより、第13図Aに
示すVTRのトラツクパターンは第14図Aに示
す如く、1本のトラツクのうち180゜相当分が同一
のパイロツト信号周波数で、他のトラツク部分に
は別の周波数のパイロツト信号が記録される。
一方、第13図Bは回転ドラム80に磁気テー
プが約180゜の角度範囲に亘つて添接巻回された
VTRで、1フイールド分の映像信号は120゜巻付
角度範囲の磁気テープ上に記録され、残りの60゜
巻付角度範囲の磁気テープ上には別の情報信号が
記録され、更にパイロツト信号は第14図Bに示
す如く記録される。4種のパイロツト信号F1
F4のうち、1本のトラツクの120゜相当分には、同
一の周波数のパイロツト信号が記録される。本実
施例では回転ドラム80の1/3回転周期毎にパイ
ロツト信号周波数が順次に切換えられる。
次に4ヘツドの場合は、第15図A,Bに示す
如く、回転ドラム84に等間隔の90゜毎にヘツド
85,86,87,88が取付固定されており、
この回転ドラム84に対し磁気テープが270゜の角
度範囲に亘つて添接巻回されたのが第15図Aに
示すVTRで、約180゜の角度範囲に亘つて添接巻
回されたのが同図Bに示すVTRである。第15
図Aに示すVTRでは、映像信号の1フイールド
分が180゜の巻付角度範囲の磁気テープ上に記録さ
れ、残りの90゜の巻付角度範囲の磁気テープ上に
は別の情報信号が記録され、更にパイロツト信号
は回転ヘツド84が180゜回転する毎に切換えて記
録される。第16図Aは第15図Aに示すVTR
によるトラツクパターンの一例を示し、4種のパ
イロツト信号F1〜F4が図示の如く記録される。
第15図Bに示すVTRでは、映像信号の1フ
イールド分が90゜巻付角度範囲の磁気テープ上に
記録され、残りの90゜巻付角度範囲の磁気テープ
上には別の情報信号が記録され、更にパイロツト
信号は回転ドラム84が90゜回転する毎に切換え
て記録される。このVTRによるトラツクパター
ンは第16図Bに示す如くになり、第15図Bに
一点鎖線で示す点でパイロツト信号周波数を切換
えるようにした場合は、第16図Bに示す如くに
1本のトラツクの中央の90゜巻付角度範囲のパイ
ロツト信号周波数と、その前後の各45゜巻付角度
範囲のパイロツト信号周波数とが夫々互いに異な
る。
上記のいずれのトラツクパターンにおいても、
相隣るトラツクのパイロツト信号周波数は互いに
異なる値となり、前記した再生装置によりクロス
トークとして再生されるパイロツト信号レベルを
比較対照することにより、トラツキング制御を好
適に行ない得る。
なお、上記の各実施例において、1本のトラツ
ク上主要情報信号と別の情報信号との切換接続点
と、パイロツト信号周波数切換点とは夫々同一と
したが、互いに異なるように記録してもよい。す
なわち、パイロツト信号は再生時のトラツクずれ
検出のために記録されるものであり、その周波数
の切換えはパイロツト信号発生回路を一系統で済
ませるために180゜又は360゜/記録ヘツドの数だけ回転 ドラムが回転する毎に切換えられるものであり、
その切換えタイミングは情報信号の切換えタイミ
ングと無関係でよい。
また、パイロツト信号周波数の数は4種類でな
くてもよく、それ以上でもよい。
上述の如く、本発明になるパイロツト信号記録
装置は、複数個のヘツドに主要情報信号又は別の
情報信号とともに供給されるパイロツト信号の周
波数を、主要情報信号が記録されるテープ巻付角
度に等しい角度だけ回転体が回転する毎に順次切
換え、1本のトラツクのパイロツト信号周波数を
2以上切換えて記録するとともに、相隣るトラツ
クのパイロツト信号は互いに異なる周波数が並ぶ
ように記録するようにしたため、パイロツト信号
発生回路を一系統だけで構成でき、従つて回路構
成を従来に比し安価で簡単に構成することができ
る等の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第3図は従来装置の一例のトラツク
パターン及びその部分拡大図、第2図は従来装置
の磁気テープの回転体への巻付角度を示す図、第
4図は本発明装置の磁気テープの回転体への巻付
角度の一実施例を示す図、第5図及び第12図は
夫々第4図に示すテープ走行系をもつ本発明装置
のトラツクパターンの各実施例を示す図、第6図
は本発明装置の信号処理系の一実施例を示すブロ
ツク系統図、第7図はパイロツト信号再生装置の
一例を示すブロツク系統図、第8図及び第9図は
夫々ヘツドムービング機構を有するドラム組立体
の要部の底面図及び側面図、第10図は本発明装
置の要部の他の実施例を示すブロツク系統図、第
11図A〜Dは夫々第10図の動作説明用タイム
チヤート、第13図A,B、第15図A,Bは
夫々本発明装置の他の実施例の磁気テープの回転
体への巻付角度とヘツドとの関係を示す図、第1
4図A,B、第16図A,Bは夫々第13図A,
B、第15図A,Bに示す装置によるトラツクパ
ターンの各例を示す図である。 1,9……磁気テープ、5,6,80,84…
…回転ドラム、7,8,81〜83,85〜88
……ヘツド、14,17……入力端子、15……
記録用処理回路、16,32……スイツチ回路、
18,34……処理回路、22……パイロツト信
号発生用電圧制御発振器、23,41a,41b
……分周器、26,27……混合器、33……再
生用処理回路、37a,37b……フエーズ・ロ
ツクド・ループ(PLL)、46〜49……可変帯
域フイルタ、54,55……差動増幅器、60,
61……バイモルフ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 磁気テープが一定巻付角度範囲に亘つて巻回
    された回転体に等間隔で取付固定された複数個の
    ヘツドを順次切換えて上記一定巻付角度範囲の磁
    気テープ上に再生時のトラツクずれ検出用のパイ
    ロツト信号が情報信号に重畳されて記録された傾
    斜トラツクを順次記録形成するに際し、該一定巻
    付角度範囲よりも小なる巻付角度範囲の磁気テー
    プ上のトラツク部分には主要情報信号を上記パイ
    ロツト信号とともに記録し、残りの巻付角度範囲
    におけるトラツク部分には別の情報信号を上記パ
    イロツト信号とともに記録する装置において、上
    記複数個のヘツドに上記主要情報信号又は別の情
    報信号とともに供給されるパイロツト信号の周波
    数を、上記主要情報信号が記録されるテープ巻付
    角度に等しい角度だけ上記回転体が回転する毎に
    順次切換え、1本のトラツクのパイロツト信号周
    波数を2以上切換えて記録するとともに、相隣る
    トラツクのパイロツト信号は互いに異なる周波数
    が並ぶように記録することを特徴とするパイロツ
    ト信号記録装置。 2 該一定巻付角度範囲は、180゜よりも十分大で
    あり、かつ、該主要情報信号が2乃至4個のヘツ
    ドを順次切換えて記録されるテープ巻付角度は略
    180゜であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のパイロツト信号記録装置。 3 該一定巻付角度範囲は、略180゜であり、か
    つ、該主要情報信号が記録されるテープ巻付角度
    は360゜/記録ヘツドの数(ただし、記録ヘツドの
    数は3以上)であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のパイロツト信号記録装置。
JP57040498A 1982-03-15 1982-03-15 パイロツト信号記録装置 Granted JPS58158025A (ja)

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JPS5466810A (en) * 1977-11-08 1979-05-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd Recording and reproducing method of pilot signals
JPS54125014A (en) * 1978-03-22 1979-09-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd Video tape recorder

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