JPH01320379A - 多機能油圧弁 - Google Patents

多機能油圧弁

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JPH01320379A
JPH01320379A JP15211488A JP15211488A JPH01320379A JP H01320379 A JPH01320379 A JP H01320379A JP 15211488 A JP15211488 A JP 15211488A JP 15211488 A JP15211488 A JP 15211488A JP H01320379 A JPH01320379 A JP H01320379A
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JP
Japan
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pressure
port
valve
hydraulic
spring
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JP15211488A
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English (en)
Inventor
Akiteru Fujiki
藤木 顕輝
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Sanwa Seiki Ltd
Original Assignee
Sanwa Seiki Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、単一の油圧源から複数の油圧を取り出す多機
能油圧弁に関する。
[従来の技術] 単一の油圧源から、一方においてその油圧源の油圧によ
って主油圧駆動における油圧アクチュエータを駆動し、
他方においてもその油圧源の油圧を利用してその主油圧
駆動の制御装置を操作する場合、その油圧アクチュエー
タの駆動においては、油圧アクチュエータの負荷が高ま
るにつれてその油圧源における油圧を高めてゆく必要が
あり、その制御装置を操作する側に必要な油圧は、その
制御性の問題から、その油圧がある所定のレベル範囲に
入っていることを必要としている。
また、この場合、油圧アクチュエータを作動させずに、
その油圧アクチュエータ側への圧油の流れを油圧切換弁
によって停止させることもあり、そのような場合、無駄
な油圧エネルギの消費とそのエネルギ消費による油温上
昇を避けるため、その状態において不必要に油圧源にお
ける油圧を高くしないようにその油圧を低く抑え、ルつ
制御装置側への油圧は必要なレベルに維持できるように
していなければならない。
このようなことから、従来、制御装置を操作するに必要
な油圧は、その油圧源から一旦、減圧弁を介してその制
御装置に供給し、且つ上記油圧切換弁によって油圧アク
チュエータ側への圧油供給を停止させるときは、減圧弁
の設定圧力を維持させるために油圧源の油圧が油圧保持
弁を介して保持され、その油圧保持弁によって減圧弁側
へ圧送するに必要な油圧確保をしている。
[発明が解決しようとする課8] しかし、上記における従来の構成は、それぞれ減圧弁と
油圧保持弁を別個に設けているため、その配管が複雑に
なるばかりか、そのそれぞれの弁の設置によるスペース
が広くなり、且つその6弁の設置をそれぞれ行なわなけ
ればならない面倒さがある。
本発明の目的は、上記のような問題を解消した多機能油
圧弁を提供することにある。
[課題を解決するための特徴] ボデーに穿設した第1のポートと第3のポートとの関係
は、スプール弁における一端に作用・している油圧力が
第2のスプリングの設定力より大なるとき、その力の差
に比例してその両ポートとの連通の程度を閉じる方向に
そのスプール弁を操作し、その逆のときその連通を開い
てゆくものとなっている。
したがって、第3のポートにおける油圧は、第2のスプ
リング設定力に相当した油圧になるように、油圧源に連
通している第1のポートからの圧油が供給されるように
なっている。
又.ボデーに穿設し且つ油圧源に連通した第1のポート
とボデーに穿設し且つ主駆動油圧管路に連通ずる第2の
ポートとの関係は、環状弁の軸方向一端に作用している
油圧力が環状弁の他端に作用している第1のスプリング
設定力より大のとき、その力の差に比例して、その環状
弁がスプール弁に対して軸方向へ操作されてその両ポー
トの連通の程度を大きくし、その逆の状態のときその連
通を閉じてゆくものとなっている。
したがって、第2のポートにおける油圧負荷が無負荷の
状態のとき、油圧源の油圧は第1のスプリングのその設
定力に相当した油圧を保持する。
更に、第2のポートにおける油圧負荷が上昇してくると
、油圧源と第2のポートは連通状態にあるから、その負
荷に応じて油圧源の油圧が高まってゆく。
上記作用において、第3のポートにおける圧油が制御用
に急激に使用された結果、第3のポートにおける油圧が
急に低下しようとしたとき、その過渡現象として、上記
説明のようにスプール弁が操作されて第1のポートと第
3のポートとの連通が大になって、油圧源から第3のポ
ートへ圧油を補給し、且つそのことによって、その瞬間
、上記のように油圧源の油圧が減少しようとするから、
その減少の影響が第3のポートの油圧を修正しようとす
る上記作用の応答を弱めようとする。
しかし、この場合において、第1のスプリングは、スプ
ール弁と環状弁の軸方向他端との軸方向の間に介設した
構成となっているから、そのスプール弁の該一端方向へ
の操作は、その瞬間、その操作と同時にその第1のスプ
リングにおける設定力を一瞬、高めることになる。
このことは、その第1のスプリングにおける設定力を高
めたことと、その油圧源における油圧が低下しようとし
ていることと相まって、環状弁を該一端側へ附勢して、
第1のポートと第2のポートとの連通を閉じてゆく方向
に作用することになる。
したがって、その閉じてゆく作用によって。
油圧源から第2のポートへの圧油流出が減少し、L記油
圧源の油圧が一瞬低下しようとする作用を打ち消すこと
になって、その瞬間における第3のポートの油圧は応答
性良く必要な油圧に制御される。
[実施例] 以下、実施例に基づいて本発明を説明する。
第1図は、本発明における一実施例としてのある。
第1図において.ボデー2に穿設したシリンダ2aには
、軸方向への摺動を可能に環状弁3が嵌合し.ボデー2
に穿設した第1のポート2にとポート2dには油圧源1
が連通し、環状弁3における受圧端面3Cは、ボー)2
kに連通した室2Cに露呈し.ボデー2に削設している
ストッパ2hは、環状弁3が左方へ移行してゆくとき、
環状弁3に削設している13dが当接してその移行を停
止させるためのものであり。
且つi3dには油圧源lの油圧が導かれて受圧面となっ
ているが、これは端面3Cの受圧面積が大きくなり過ぎ
ている分を打ち消す役目も有しており、座5Cと環状弁
3との間には第1のスプリング3eが介設しており、ス
プリング3eは、第2のポート2eにおける油圧負荷が
無負荷の状態となっているとき、油圧源lの油圧をポー
ト2fにおける油圧より高い所定の油圧2のシリンダ2
bには、軸方向への摺動を可能にスプール弁5が嵌合し
、第2のスプリング5bは、座5Cを介してスプール弁
5を右方へ附勢しており、スプール弁5の受圧端面5a
は第3のボー)2fに露呈し、室2gおよび2jはリザ
ーバ4に解放し、スプリング5bの附勢力は、ポート2
fにおける゛油圧を所定の範囲内に設定するスプリング
設定力となっているものである。
以りの本発明における実施例の構成において、以下その
作用を説明する。
図示していない油圧ポンプが作動していない等によって
油圧源1に油圧が発生していないときは、ボー)2にお
よび2dにも油圧が発生しておらず、第1図の図示は、
この状態を示している。
すなわち、この状態においては、スプリング5bの附勢
力によってスプール弁5が右端まで移行させられて、室
2Cがスプール弁5の切りt欠き5dを介してポート2
fへ連通し、スプリング3eの附勢力も、環状弁3を右
端へ附勢し、環状弁3における端面3Cがスプール弁5
における端面5eを閉じ、そのことによって、室2Cと
ポート2eとの連通を閉じている。
この状態において、ボー)2eの油圧負荷を無負荷の状
態(ボー)2eにおける油圧が零の状態)に設定してお
き、油圧源【を作動させると油圧源lに圧油が発生し、
その圧油はポート2k、室2Cおよび切り欠き5dを介
してポート2fに圧送してゆく、その結果、ポート2f
に油圧が高まってゆき、その油圧は端面5aに作用して
スプール弁5を左方へ押し戻してゆき、その戻しは、ポ
ート2fの油圧が、この状態におけるスプリング5bの
スプリング設定力に相当した油圧p2に達したとき、ス
プール弁5がボー)2にとボー)2fとの連通を丁度、
閉じる状態に押し戻し、更に、ポート2fにおける圧油
が消費されてボー)2fの油圧が該油圧p2以下に低下
しようとすると、スプリング5bのスプリング設定力に
相当した附勢力が端面5aに作用している油圧力に打ち
勝って、ポート2にとボー)2fとが連通ずる状態にス
プール弁5を右方へ附勢し、スプール弁5は、この状態
において常に、ポート2fを油圧p2一定の状態に制御
している。
又、このボー)2eにおける油圧負荷が無負荷となって
いる状態において、環状弁3とスプール弁5との関係は
下記のようになっている。
室2cにおける油圧は端面3cに作用して環状弁3を左
方へ移行させてゆき、そのことによって端面3cが端面
5eの左側へ移行して、その端面3cと端面5eの部分
が開弁し、そのことによって油圧源lの圧油が、ポート
2k、室2c、その開弁部分および穿孔3bを介してポ
ート2eに圧送されてゆく、この場合、そのことによっ
て室2Cにおける油圧が低下しようとするが、このとき
スプリング3eの附勢力は端面3Cに作用している油圧
力に対向して、環状弁3を右方へ附勢して、室2Cから
ボー)2eへの圧油の流れを制限し、このポート2eの
油圧負荷が無負荷の状態において、室2cすなわち油圧
源1における油圧をスプリング3eのスプリング設定力
に相当した油圧ptに設定している。
なお、第2図に示すように上記油圧piは上記油圧p2
よりやや高めの油圧に相当しており、第2図における縦
軸Pは油圧を示し、横軸Pdはポート2eにおける油圧
を示し、ppおよびPcは、それぞれ油圧源1およびポ
ート2fにおける油圧を示している。
このポート2eにおける油圧負荷が無負荷の状態から、
その油圧負荷を高めてゆき、その負荷の高まりによって
ポート2eの油圧Pdが所定の油圧Pdlまで高まって
ゆく作用は下記のようになる。
上記のように、油圧源1に油圧が発生している状態にお
いて、端面3Cと端面5eとの間は開弁状態にあるから
、ポート2eにおける油圧Pdが高まってゆくと、室2
Cの油圧、すなわち油圧源lの油圧Ppも高まってゆく
、シかし、この状態においては、端面3Cと端面5eと
の間の開弁量Sが第3図に示すように小さな値になって
おり、その開弁部分において室20側からボー)2e側
へ流れる圧油流は絞られている。したがって、0<Pd
<Pdlにおける油圧Ppの特性は、第2図に示す0−
Pd1間の油圧Ppのような緩やかな圧力変化の特性に
なる。
このように室2Cにおける油圧Ppが高まってゆくと、
その分、端面3Cにおける油圧の押圧力が強くなって、
その押圧力は、環状弁3゜スプリング3eおよび座5c
を介してスプリング5bのスプリング設定力を減殺して
ゆく、その結果、L記説明のボー)2fにおける油圧P
Cは、そのスプリング設定力が減殺された分、第1図の
0<Pd<Pdlとなっている間において、減少傾向に
なる。
上記のようにボー)2eの油圧Pdが高まってゆくこと
によって、環状弁3が左方に移行してゆき、Pd=Pd
lに相当する状態になると、肩3dがストッパ2hに当
接する。その結果、それ以−ヒ、室2Cの油圧が高まっ
ても、スプリング3eおよび座5cを介しての上記スプ
リング5bの設定力減殺はそれ以上生じない。
したがって、第2図に示すように、ポート2eの油圧が
Pd>Pdlにおいて、スプリング5bのスプリング設
定力が一定となり、そのことによってボー)2fの油圧
Pcも第2図に示すように一定の値となる。
また、この場合において、油圧Pcの0<Pd<Pd 
lにおける油圧の減少傾向は、設計上、第2図に示すよ
うに許容できる小さな範囲に抑えることが可能である。
また開弁量Sは、第3図に示すように上記Pd=Pdl
において環状弁3の左方への移行が固定されるため、P
d>Pdlにおいてその開弁′!fSが最大の一定開弁
量となる。
このようにPd>Pdlにおいてその開弁量Sが最大値
となっていることから、Pd>Pdlの範囲においてそ
の間弁部での流れが絞られることはなく、油圧源lの油
圧Ppはポート2eにおける油圧Pdに比例して高まっ
てゆく。
以との作用において、ポート2fにおける圧油が、主油
圧駆動回路の制御用に急激に使用された場合、ボー)2
fにおける油圧が急に低下しようとする。
この場合、その過渡現象において、上記説明のようにス
プール弁5がスプリング5bのスプリング設定力によっ
て右方へ操作され、ポート2にとポート2fの連通を大
にして、ポート2に側からボー)2f側へ圧油を補給す
る。又、そのことによってその瞬間、油圧源1の油圧は
低下しようとするから、その低下の影響がポート2fの
油圧に影響して、ポート2fへの圧油圧送が遅れ、ポー
ト2fの油圧低下を補正する応答が遅れようとする。
しかし、この場合において、スプリング3eがスプール
弁5と環状弁3の軸方向端との軸方向の間に介設した構
成となっているから、そのスプール弁5のL記右方への
移行は、その移行の瞬間、スプール弁5が、環状弁3と
の間に介設しているスプリング3eのスプリング設定力
を高めることになる。
このことは、そのスプリング3eのスプリング設定力を
、その瞬間、−時的に高めることになると同時に、上記
油圧源1の油圧が低下しようとすることと相まって、そ
の瞬間、環状弁3を右方へ附勢し、ボー)2にとボー)
2eとの間の開弁量Sを閉じてゆく方向に作用すること
になる。
したがって、その閉じてゆく作用によって。
その瞬間において油圧源1からポート2eへの圧油流出
が減少し、上記のようにボー)2fにおける油圧の一瞬
の低下に起因して油圧源1の油圧が一瞬低下しようとす
る作用を打ち消し。
その瞬間における油圧源1の油圧はそれ程低下すること
なく、その−瞬においてポート2fへ応答良く圧油を補
給することが可能となる。
また、この場合において、ボー)2にとボー)2eの間
の開弁量Sが、上記のように一瞬小さくなるが、上記の
ようにボー)2fの圧油が使用されるときは、一般にポ
ート2eに連通した油圧負荷の状態をある態勢から次の
態勢へ切り換える制御に使用するものであるから、その
負荷は、−旦、停とする方向に作動する方向にある。し
たがって、ポート2fの圧油が使用されるとき、ポート
2kからポート2eへの圧油供給が絞られる作用は望ま
しい方向となっている。
なお、上記第1図の説明における肩3dとストッパ2h
の関係は、第2図における油圧Pcを制御用油圧として
所定の範囲以内に入るようにするために設けているもの
であるが、第2のポート2eにおける作動油圧の変化が
それ程大きくなく、その結果、油圧Pcの油圧変化がそ
の環状弁3の移行によってそれ程大きく影響を受けない
範囲の使用であれば、そのようにストッパ2hを設けて
、Pd>Pdlにおいて環状7P 3の移行を停止させ
るような構成を設ける必実施例を側断面図によって示し
たものである。
第4図において、ボデー12.シリンダ2n、スプール
弁15、スプリング15bおよび座15cのそれぞれは
、第1図におけるボデー2、シリンダ2b、スプール弁
5、スプリング5bおよび座5Cにそれぞれ相当してお
り、第4図の第1図と基本的に異なっている点は、第1
図におけるスプール弁5のランド外径が一様の外径とな
っていることに対し、第4図における    ′スプー
ル弁15は、シリンダ2nに嵌合している部分のランド
径が他のランド部分より大きな径となって、そのシリン
ダ2nの径が、環状弁3における小径部2pと同一径と
なっている点にある。
°すなわち、第1図の構成に対して、第4図においては
スプール弁15に受圧面15fを形成させ、その受圧面
15fの受圧面積が、環状弁3における端面3Cの受圧
面積から肩3dの受圧面積を差し引いたものと同一にな
っており、第4図における他の第1図と同一符号の部分
は、第1図と同一の構成となっており、また座15cは
スプール弁15に固設している。
以ヒの本発明における他の実施例の構成において、以下
その作用を説明する。
第1図におけると同様に、油圧源lに油圧が発生してい
ないときは、ポート2におよび2dにも油圧が発生して
おらず、第4図の図示は、この状態を示している。
すなわち、この状態においては、スプリング15bの附
勢力によってスプール弁15が右端まで移行させられて
、室2Cがスプール弁15の切り欠き15dを介してポ
ート2fへ連通し、スプリング3eの附勢力も、環状弁
3を右端へ附勢し、環状弁3における端面3Cがスプー
ル弁15における端面15eを閉じ、そのことによって
、室2Cとポート2eとの連通を閉じている。
この状態において、ボー)2eの油圧負荷を無負荷の状
態に設定しておき、油圧源lを作動させると油圧源lに
圧油が発生し、その圧油はボー)2k、室2Cおよび切
り欠き15dを介してボー)2fに圧送してゆく、その
結果、ポート2fに油圧が高まってゆき、その油圧は端
面15aに作用してスプール弁5を左方へ押し戻してゆ
き、その戻しは、ポート2fの油圧がスプリング15b
のスプリング設定力に相当した油圧p2に達したとき、
スプール弁15がポート2にとポート2fとの連通を丁
度、閉じる状態に押し戻し、更に、ポート2fにおける
圧油が消費されてポート2fの油圧が該油圧p2以下に
低下しようとすると、スプリング15bのスプリング設
定力に相当した附勢力が端面15aに作用している油圧
力に打ち勝って、ポート2にとボー)2fとが連通ずる
状態にスプール弁15を右方へ附勢し、スプール弁15
は。
常にボー)2fの油圧がp2一定の状態になるように制
御している。
又、このポート2eにおける油圧負荷が無負荷となって
いる状態において、環状弁3とスプール弁15との関係
は下記のようになっている室2Cにおける油圧は端面3
Cに作用して環状弁3を左方へ移行させてゆき、そのこ
とによって端面3cが端面15eの左側へ移行して。
その端面3cと端面15eの部分が開弁し、そのことに
よって油圧源lの圧油が、ポート2に、室2c、その開
弁部分および穿孔3bを介してボー)2eに圧送されて
ゆく、この場合、そのことによって室2Cにおける油圧
が低下してゆこうとするが、スプリング3eの附勢力が
端面3Cに作用している油圧力に対向して、環状弁3を
右方へ附勢し、そのことによって室2Cからポート2e
への圧油の流れを制限し、このポート2eの油圧負荷が
無負荷の状態において、室2Cすなわち油圧源1におけ
る油圧をスプリング3eのスプリング設定力に相当した
油圧piに設定している。
なお、第2図におけると同様、第5図に示すように上記
油圧p1は上記油圧p2よりやや高めの油圧に相当させ
ており、第5図における縦軸Pは油圧を示し、横軸Pd
はボー)2eにおける油圧を示し、PPおよびPcは、
それぞれ油圧源1およびポート2fにおける油圧を示し
ている。
上記の作用において、室2Cにおける油圧が高まり、そ
の油圧が端面3Cに作用すると、その作用による押圧力
は、環状弁3.スプリング3eおよび座15cを介して
、スプリング15bの附勢力を減じてゆくことになる。
しかし、上述したように、スプール弁15において受圧
面15fには、端面3Cに作用していると同一の室2C
における油圧が作用しており、且つ受圧面15fの受圧
面積が、端面3Cの受圧面積・から肩3dの受圧面積を
差し引いたものと同一になっているから、環状弁3に作
用している左方への油圧による押圧力がスプール弁15
に作用していることに対して、その押圧力と同一の押圧
力が受圧面15fに作用し、そのことによってスプール
弁15においては、受圧面15fに生じている右方への
押圧力が上記環状弁3に作用している左方への押圧力を
打ち消しているしたがって、第1図における実施例の場
合と異なって、第4図における実施例は、室2Cにおけ
る油圧レベルには関係なく、スプリング15bのスプリ
ング設定力が一定となって、上記説明におけるように、
スプール弁15は常にポート2fにおける油圧をP2一
定に保持してゆくことが可能になっており、この特性が
、第4図の実施例と第1図における実施例との基本的な
異なりとなっている。
このポート2eにおける油圧負荷が無負荷となっている
状態から、その油圧負荷を高めてゆき、その負荷の高ま
りによってボー)2eの油圧Pdが所定の油圧Pdlま
で高まってゆく作用は下記のようになる。
端面3Cに作用している油圧の押圧力とスプリング3e
のスプリング設定力との関係は、スプリング3eがスプ
ール弁・15と一体に軸方向に動く座15cを基礎にし
て、端面3Cに作用する油圧によってスプリング3eが
たわみ、そのたわみ量が端面3Cと端面15eとの間の
開弁量Sとなっている。
したがって、スプリング15bのたわみ量とは無関係に
、その開弁量Sがスプリング3eの附勢力と端面3Cに
作用する油圧の押圧力によって定まる関係となっている
。すなわち、第4図の構成におけるスプール弁15は、
ポート2にとポート2fとの間の油圧制御をする部分に
おいて、その構成が第1図の構成に対して異なっている
が、ポート2にとボー)2eの間における油圧制御の関
係については、第1図における場合と同じ特性になり、
その特性は、第1図と同様に第5図に示すPpの特性と
なり、ポート2eにおける油圧Pdに対する端面3cと
端面15e間の開弁量Sも第3図と同じように第6図の
ようになる。
なお、第5図および第6図におけるPd=Pd1の位置
は、第1図の実施例において環状弁3がボデー2におけ
るストッパに当接した位置と異なり、スプール弁15に
対して環状弁3がそれ以上、相対的に左方へ移行できな
くなった状態(例えば環状弁3がスプール弁15上のス
トッパに当接する等)を示し、環状弁3がボデー12の
いずれかの部分に当接してその動きを固定する構成とな
っているものではない。
又、上記第4図の作用において、ポート2fにおける圧
油が、主油圧駆動回路の制御用に急激に使用された場合
、ボー)2fにおける油圧が急に低下しようとした場合
の作用は、第1図における実施例の場合と同じに、スプ
ール弁15と環状弁3との間にスプリング3eが介設す
る構成となっているから、そのボー)2fにおける油圧
が急に低下しようとしたとき、応答良くボー)2fの油
圧をPcの値に安定させることができることは、第1図
における場合と同じである。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように1本発明における効果は
下記のとおりである。
l)環状弁3内に、その軸方向にスプール弁5あるいは
15を包設する状態に設けた構成としているから、2個
分の油圧弁が一体となって、弁全体の大きさが非常にコ
ンパクトになる利点を有している。
又.ボデー2あるいは12には、第1のポート2に、第
2のボー)2e、および第3のポート2fを設けている
のみであるから、従来必要とした2個の油圧弁の相互間
における油圧配管を全く必要とせず、油圧配管が非常に
単′純になる。
又、第2のポート2eはそのポートにおける油圧負荷に
応じて油圧を高めることが可能となっているから、その
ボー)2eの圧油はそのまま油圧切換弁を介して、主油
圧駆動の油圧アクチュエータに使用することが可能とな
っており且つ第3のポート2fの油圧を制御用の所定の
範囲内の油圧に保持することが可能となっている。した
がって、その第3のポート2fの油圧をそのまま制御油
圧として使用することが可能となっているものである。
又、第3のポートにおける圧油を使用して主油圧駆動の
制御系を急速に制御するとき、そのことによって油圧源
1における油圧が瞬tffl的に低下しようとしても、
第1のスプリングを介してスプール弁と環状弁が連係し
ているから、その油圧源1における油圧の低下が防止さ
れ、その制御の応答性が向上することになる。
2)環状弁3の端面3cに作用する油圧力がスプール弁
を−・方の側に押圧していることに対して、そのスプー
ル弁15に、その端面3Cと同一の受圧面積を有した受
圧面15fを設けて、その一方の側への押圧力を打ち消
させるときは、第3のボー)2fにおける作動油圧を、
常に油圧源lの油圧変化に関係なく、一定の油圧P2に
保持することが可能となる。
このことは、it、IJ御系の制御油圧を所望の一定の
値に保持することが可能となって、制御感度を一定にし
てその応答性を常に良好な状態に保持させておくことが
可能となるものである。
又、室2Cにおける油圧の受圧面15fを設けることは
、スプリング15bの附勢力を助長することになるから
、そのスプリング15bのスプリング設定力を小さくす
ることがIff能となって、スプリング15bを軽量小
型とさせうる利点を有していることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明における一実施例としての多機能油圧
弁を側断面図によって示したものであり、第2図は、第
1図におけるボー)2eの油圧Pdに対するボー)2に
の油圧Ppとボー)2fにおける油圧Pcの関係を示し
た特性図であり、第3図は、ボー)2にの油圧PPと端
面3cおよび端面5e間の開弁量Sとの関係を示した特
性図であり、第4図は1本発明における他の実施例とし
ての多機能油圧弁を側断面図によって示したものであり
、第5図は、第4図におけるボー)2eの油圧Pdに対
するポート2にの油圧Ppとボー)2fにおける油圧P
cの関係を示した特性図であり、第6図は、第4図にお
けるポート2にの油圧Ppと端面3cおよび端面15e
間の開弁量sとの関係を示した特性図である。 実施例に使用した主な符号は下記のとおりである。 1:油圧源、 2および12;ボデー、  2a、2b
、2mおよび2nニジリンダ、  2に、2eおよび2
f:ポート、 2c:室、  2h:ストッパ、 3:
環状弁、 3a:内径部、   3e、5bおよびl’
5 b : スプリング、3c、5a、15aおよび1
5f :受圧端面、3d:肩、  5および15ニスプ
ール弁、  5Cおよび15c:座、  5eおよび1
5e:端面。 特許出願人  三輪精機株式会社 代表者 西海悦史 第3図 第6図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ボデーに穿設した第1のシリンダには、軸方向への
    摺動を可能に環状弁が嵌合し、その環状弁におけるその
    環状の内径部には、軸方向への摺動を可能にスプール弁
    の一部が嵌合し、そのスプール弁の残部は、前記ボデー
    に穿設した第2のシリンダに軸方向への摺動を可能に嵌
    合し、前記環状弁において、その軸方向一端には油圧源
    の油圧力が作用し、その軸方向他端は大気に開放し且つ
    その他端と前記スプール弁との軸方向の間には第1のス
    プリングが介設し、前記ボデーに設け且つ油圧源に連通
    した第1のポートとそのボデーに設け且つ主駆動油圧管
    路に連通する第2のポートとの関係は、前記環状弁の軸
    方向一端に作用している油圧力が前記第1のスプリング
    設定力より大のとき、その力の差に比例して、その環状
    弁が前記スプール弁に対して軸方向へ操作されてその両
    ポートの連通の程度を大きくし、その逆の状態のときそ
    の連通を閉じてゆくものとなつており、 前記スプール弁の軸方向において、その他 端は大気に解放し且つその一端の側に向けて第2のスプ
    リングの力が作用し、その一端には前記ボデーに設けた
    第3のポートからの油圧が作用し、前記第1のポートと
    その第3のポートとの関係は、そのスプール弁におけ一
    端に作用している油圧力が前記第2のスプリングの力よ
    り大なるとき、その力の差に比例してその第1のポート
    とその第3のポートとの連通の程度を閉じる方向にその
    スプール弁を操作し、その逆のときその連通を開いてゆ
    くものとなっていることを特徴とする多機能油圧弁。
  2. 2.スプール弁には、環状弁の一端の受圧面面積と同一
    の受圧面積を有した他の受圧面を設け、且つ該他の受圧
    面には油圧源における油圧が作用し、該他の受圧面に作
    用する油圧によって生ずる押圧力の方向は、前記一端に
    対する他端の側から一端の側に向けた方向となっている
    請求項1記載の多機能油圧弁。
JP15211488A 1988-06-22 1988-06-22 多機能油圧弁 Pending JPH01320379A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100512423B1 (ko) * 2001-08-20 2005-09-07 현대자동차주식회사 유압제어용 스풀밸브

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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