JPH01318524A

JPH01318524A - ギヤードモータ

Info

Publication number: JPH01318524A
Application number: JP15009588A
Authority: JP
Inventors: Masachika Yoshitake; 吉武　政親
Original assignee: Shibaura Engineering Works Co Ltd; Toshiba Lighting and Technology Corp
Current assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp; Shibaura Mechatronics Corp
Priority date: 1988-06-20
Filing date: 1988-06-20
Publication date: 1989-12-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、電動機に減速機を一体に連結するギヤードモ
ータに関する。

（従来の技術）ギヤードモータは、出力軸を低回転高トルクで回転させ
るため、低トルクで高速回転する電動機の軸をギヤーで
減速する減速機を介在して出力軸を構成している。

この様な出力軸は、電動機と減速機とに複数の軸を備え
ることになり、しかもこれらの複数の軸に減速用のギヤ
ーが夫々備えられることになるため、高度の組み立て精
度が要求されるものである。

また、出力軸と電動機との間には、負荷に対する反力の
ため、減速機を変形させる力が発生し、電動機と減速機
とは丈夫な構造にしなければならない。

そして、従来のギヤードモータは、第３図に示される通
り、電動機１に減速機２を構成する一方のケース３ａを
取り付け、この一方のケース３ａに図中点線で示される
ような軸やギヤーを装着して組み合わせ組み立てられて
いた。

（発明が解決しようとする課題）この第３図に示されるような従来の構造では、減速機２
を構成する一方のケース３ａを電動機１に固定し、電動
機１に固定された一方のケース３ａに軸やギヤーを装着
してから一方のケース３ａに合わせるようにして他方の
ケース３ｂを組み立てている。

この様な構造によれば、軸やギヤーを一方のケ−ス３ａ
に装着する際、一方のケース３ａに電動機１が固定され
ているため、電動機１が一方のケース３ａと他方のケー
ス３ｂとの組み立ての障害になることがある。

すなわち、電動機１は、通常外形や重量が大きく、さら
に配線が付属することがあり分割された一方のケース３
ａに軸やギヤーを組み込むのに障害になるものである。

特に、減速機は、グリースなどの潤滑剤が充填されるも
のであり、減速機の組み立てに際して、一方のケース３
ａなどの姿勢が限定されることがあり、電動機１が固定
されていると組み立てを困難にすることがある。

また、電動機１に固定された一方のケース３ａに軸やギ
ヤーを組み込んでから他方のケース３ｂを一方のケース
３ａに接合すると、電動機１と一方のケース３ａとは相
互に固定関係にあるが、他方のケース３ｂについては、
一方のケース３ａを介して電動機１と間接的に固定され
ることになる。

そこで、他方のケース３ｂを電動機１に固定すると、固
定のためのボルトの締め付けに起因して一方のケース３
ａの方向と電動機１の方向への直交する２方向へ他方の
ケース３ｂが引き寄せられる結果となる。

この様な状態が発生すると一方のケース３ａと他方のケ
ース３ｂとの組み合わせが変形してギヤーを備えた軸の
平行度が損なわれる結果になる。

この様な狂いは、ギヤーの噛合方向であると共に軸の平
行度を保持する方向でもあり、減速機の重要な要素に悪
影響を与えるものである。

従って、減速機は、一方及び他方のケースを予め組み立
てた状態で電動機に連結されるべきものである。

しかし、その様なことを実現するには、減速機と電動機
との固定のために電動機と減速機に夫々固定のためのス
ペースや位置決めが必要になる。

また、電動機と減速機とが都合よく連結されたとしても
、電動機と減速機とは、ギヤーが相互に噛合する関係か
ら、連結部分で外力によって変形してはならなため、丈
夫に構成しなければならない。

従って、電動機と減速機との間には、この様な機械的精
度及び強度が必要であり、ギヤードモータを形成する上
で重要な要素を占めていた。

しかしながら、ギヤードモータを小形軽量に構成するに
は、減速機のケース等も肉厚を小さくしなければならず
、ケースを小形で軽量なものにすると減速機の組み立て
が困難になり、やはり、減速機のみ予めボルト等で確実
に締結して組み立てておくことが好ましい。

本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものであり、
減速機を予め組み立てておくことにより減速機のケース
を小形軽量にすることを可能にし、かつ組み立てを容易
にすると共に十分な強度と精度が得られるギャードモー
イを提供することを目的としている。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明は、電動機と減速機との間にＬ字状の取り付け板
を介在し、この取り付け板の一方の辺を電動機に固定し
、かつ他方の辺を減速機に固定して一体にすることによ
って問題点を解決している。

（作用）電動機と減速機とがＬ字状の取り付け板を介して連結さ
れるため、電動機及び減速機を夫々予め組み立てておく
ことができる。

そして、取り付け板がＬ字状に構成されているため、一
方の辺と他方の辺への２方向へ位置決めができ、減速機
及び電動機の夫々軸方向及びギヤーの噛合方向へ位置が
決定できる。

（発明の実施例）本発明を図面に示された一実施例に基づいて説明すると
、第１図は、本発明の一実施例によるギヤードモータの
縦断面図であり、第２図（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は、そ
の組み立て状態を示す分解図である。

第１図において、ギヤードモータは、電動機５の軸６に
ギヤー７が備えられており、減速機８が一方のケース９
ａ−１と他方のケース９ｂとによって構成されている。

そして、一方のケース９ａ−１と他方のケース９ｂとは
、電動機５の軸方向に２分割されており、軸１０を複数
懸架するようにして組み合わせられ、図示されないボル
トによって軸１０の軸方向へ締結されている。

さらに、複数の軸１０には、夫々ギヤー１１が備えられ
ており、電動機５側に形成されるギヤー７に噛合し、電
動機５の軸６の回転が減速されて出力軸となる軸１０に
トルク伝達するように構成されている。

電動ｍ５と減速機８との間には、Ｌ字状に形成された取
り付け板１２が介在されており、取り付け板１２は、Ｌ
字状に形成された一方の辺１３ａがネジ１４によって電
動機５に固定されており、他方の辺１３ｂが他方のケー
ス９ｂにネジ１５によって固定されている。

そして、取り付け板１２の一方の辺１３ａがネジ１６に
よって一方のケース９ａ−１と共に電動機５に固定され
ている。

又、この際ケース９ａ−１の底面９ａ−２は、取り付け
板１３ａを電動機５に固定するネジ１４の頭部を逃げる
穴９ａ−３を釘する。

第２図において、ギヤードモータは、減速機８を構成す
る一方のケース９ａ−１と他方のケース９ｂとの断面図
が（ａ）によって示され、取り付け板１２の斜視図が（
ｂ）によって示され、電動機５に取り付け板１２を固定
した状態が（Ｃ）によって示されている。

この様な構成において、ギヤードモータは、電動機５が
組み立てられると、軸６にギヤー７が備えられる。

そして、電動機５には、Ｌ字状の取り付け板１２をネジ
１４によって固定する。

さらに、減速機８は、一方のケース９ａ−１と他方のケ
ース９ｂに軸１０及びギヤー１１を内装して組み合わせ
、電動機５に固定された取り付け板１２に固定する。

この場合、ネジ１５によって取り付け板１２と他方のケ
ース９ｂとを結合し、ネジ１６によって一方のケース９
ａ−１と取り付け板１２と電動機５とを一体に固定する
。

このように組み立てられる場合、減速機８は、一方のケ
ース９ａ−１に軸１０とギヤー１１とを装着した状態で
組み立てることができ、一方のケース９ａ−１と他方の
ケース９ｂとを組み合わせた後、図示されないボルトな
どによって組み合わせ状態を固定すると減速機８として
丈夫なものになる。

しかも、減速機８として組み立てられると複数の軸１０
の平行度が損なわれることはなく、高精度が得られ、こ
の精度が電動機５に取り付けられる際、Ｌ字状の取り付
け板１２によって軸１０の軸方向及び電動機５の軸６方
向に固定されるため、狂うことがない。

また、この様な減速機８は、別の組み立て工程で完成さ
せて電動機５と一体にすることができ、その場合、減速
機８の組み立て精度を極めて良くすることができる。

そして、減速機８は、一方のケース３ａと他方　４のケ
ース３ｂとを図示されないボルトなどによって外周を固
定すると丈夫なものになり、ギヤー１１の噛合特性が極
めて良好になり、ギヤー１１の騒音の発生や摩耗などが
なくなる。

従って、減速機８の一方のケース３ａと他方のケース３
ｂとは、薄い肉厚の材料、あるいはアルミニウムなどの
強度が少なくても軽量の材料で構成することができ、小
形軽量化が実現できる。

また、一方のケース３ａと他方のケース３ｂとを分割部
分で組み合わせた際の組み立て精度が電動機５に取り付
けられることによって狂うことがなく、高精度のギヤー
ドモータを得ることができる。

［発明の効果］本発明によれば、減速機を予め組み立てておくことによ
り減速機のケースを小形軽量にすることを可能にし、か
つ組み立てを容易にすると共に十分な強度と精度が得ら
れるギヤードモータを得ることができ、その効果は極め
て大きいものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例によるギャードモ−タの縦
断面図であり、第２図（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は、その
組み立て状態を示す分解図である。第３図は、従来のギヤードモータの構造を示す図である
。５・・・電動機、　　６・・・軸、　　７・・・ギヤー
、　８・・・減速機、　９ａ−１・・・一方のケース、
　９ｂ・・・他方のケース、　１０・・・軸、　１１・
・・ギヤー、　１２・・・取り付け板、　　１３ａ・・
・一方の辺、　　１３ｂ・・・他方の辺、　９ａ−２・
・・一方のケースの底面。

Claims

【特許請求の範囲】

電動機に減速機を一体に連結するギヤードモータにおい
て、電動機と減速機との間にＬ字状の取り付け板を介在
し、この取り付け板の一方の辺を電動機に固定し、かつ
他方の辺を減速機に固定してなることを特徴とするギヤ
ードモータ。