JPH01317035A - 移動体通信の通信方法 - Google Patents

移動体通信の通信方法

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JPH01317035A
JPH01317035A JP63149378A JP14937888A JPH01317035A JP H01317035 A JPH01317035 A JP H01317035A JP 63149378 A JP63149378 A JP 63149378A JP 14937888 A JP14937888 A JP 14937888A JP H01317035 A JPH01317035 A JP H01317035A
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JP
Japan
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mobile radio
base station
channel
communication
wireless base
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JP63149378A
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Sadao Ito
伊藤 貞男
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Iwatsu Electric Co Ltd
Original Assignee
Iwatsu Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
し産業上の利用分野コ 本発明は移動体通信の通信方法に関する。さらに、小ゾ
ーン構成を用いる移動体通信において、通信中の移動端
末が移動することにより、通信品質が劣化したとき、そ
の通信品質を満足さける通信方法に関する。 より具体的には、移動体の移動速度が小ゾーン構成をと
るシステムの各ゾーンの大きざに比較して相対的に大き
くなった場合においても、不都合を生ずることもなく、
良好な通信を確保し、かつ周波数有効利用率、通信品質
、無線回線の制御能力などに優れた通信方法を提供せん
とするものである。 [従来の技術] 一般に広いサービス・エリア内で移動体通信を行う際に
、1個の無線基地局が全エリアをカバーしてサービス・
エリア内の移動体と通信を行う方式を大ゾーン方式と呼
んでいる。これに対し、小ゾーン方式とは、サービス・
エリアを複数の小エリアに分割し、分割された各エリア
内に各1個の無線基地局を設置し、その、それぞれのエ
リア内に居る移動無線機はこれらの無線基地局と通信を
行うものである。 従来の小ゾーン方式は、たとえば現在商用IJ−ビス中
のNTT(日本電信電話(■)の自動車電話方式の中で
採用されている。この場合、自動車内に搭載された移v
J無i′!磯は自動車の走行により通話の相手局の無線
基地局から遠ざかり、たとえば、無線基地局から5〜7
KIft以上になると電波の受信人カフu界値が低下す
るので、通話品質の劣化が発生する。そのため小ゾーン
構成では、サービス・エリア内に無線基地局が互いに1
0〜12石間隔に設置されており、したがって上記の場
合必ず自動車の現在位置の近く(5〜6詠以内)に別の
無線基地局が存在し、この新無線基地局と移動無線機と
の間で別の無線チャネルを使用して通話を継続さけてい
る。NTT方式では、無線回線の通話の設定および解除
などの制御を行わせる無線回線制御局が、多数の無線基
地局や移動無線機を制御するために設置されており、無
線回線制御局はインタフェースをなす関門交換機を介し
て一般の電話網に接続されている。無線回線制御局では
、通話品質の劣化が生じると、移動無線機の周辺の複数
の無線基地局に対し移動無線機の送信電波を受信させ、
このうちの特定の無線基地局に移動無線機との間で新し
く無線チャネルを設定させれば所望の通話品質を維持し
得ると判断したときには、新チャネルの設定を移動無線
機と無線基地局との間で行わせる。 第9図には、このような動作をする従来のシステムの構
成概念図が示されており、これを用いて説明する。 第9図において、4つの円で囲まれた半径5〜7触程度
の各ゾーン14A、14B、14C,14Dを自動車電
話のリービス・エリアとし、いま自動車内に搭載された
移動無線機15がゾーン14A内の無線基地局13Aと
交信中で゛あるとする。 自動車はゾーン14Aからゾーン14Cの方向へ走行中
であるので無線基地局13Aと移動無線機15との間の
相対的距離は大きくなりつつある。 交信は継続中であるとし、自動車はゾーン14Aよりゾ
ーン14C内へ移行したとすると、無線基地局13Aと
移動無線機15との間の距離は5〜7階以上となり相互
の受信電波の入力電界値は低下し、一定の伝送品質以下
に低下づるに至る。この品質劣化の状態は、常時、無線
回線制御局12で監視されており、品質が一定基準以下
に低下した時点で無線基地局13Aの周辺の熱線基地局
13B、13Cおよび13Dに対し、無線基地局13A
と移動無線機15との間で使用中の無線チャネル(チャ
ネルC1]1と仮定する)の品質を測定するように要請
覆る。 この要請を受けた無線基地局13B、13Cおよび13
Dでは、それぞれ自己の無線チャネル探索用受信機(図
示せず)をチャネルCH1に同調させて信号を受信し、
その状態を、無線回線制御局12に報告する。 この報告を受けた無線回線制御局12では、無線基地局
13B、13C,および13Dの受信人力電界EEB、
EEc、およびE、の(直を比較し、[c>EB、EC
>Eoであり、かつFCが伝送品質の点からみても一定
の品質が確保されていることを確認すると、無線回線制
御局12はゾーン14Aからゾーン14Cへ移行したも
のとみなし、ゾーン14Aで使用していた無線のチャネ
ルCHlを切断し、これにかえてゾーン14Cの無線基
地局13Cで使用可能な無線チャネルのうち、未使用の
チャネル(チャネルCH10を仮定)を使用させる手続
きすなわら通話中チャネル切替を始める。 以下、文献 古用他“自動車電話無線回線制御゛日本電
信電話電気通信研究所 研究実用化報告VO1,26,
No、7 1885頁を参照しなから説明する。 (1)チャネル切替信号は、無線回線制御局12と各無
線基地局13との間は、各伝送路16に含まれた制御線
を用い、各無線基地局13と移動無線機15との間は、
無線による通話チャネルとする。 (2)チャネル切替信号は、以前通信をしていた、たと
えば無線基地局13Aより、移動無線f115宛に送信
し、無線導通試験トーンは、新たに切替えようとする、
たとえば無線基地813 Gより移動無線機15宛に送
出する。 (3)移動無線機15におい、で、無線導通試験トーン
が受信できないときは、無線基地局13Aとの間にB2
定されている旧通話チ1ノネルに戻って通話を継続する
。 以上の(1)〜(3)がNTTで現用されている通話中
チャネル切替であるが、これらの説明から明らかなよう
に通話者Vなわら自動車電話利用者には、つぎのような
雑音が通話に混入することになる。すなわら、 (a)前記の(1)による切替のための制御信号(この
場合300ビット/秒のディジタル信号)が相手話者の
信号の切断された後に通話中のチャネルに挿入される形
で受信機の出力に現われるので、300ト12程度の可
聴音として通話中に混入し、この間通話断となる。 (b)前記(2)の通話試験中は雑音の混入はないが無
音となり、この期間中相手の音声は自分に伝わらず、ま
た自分の音声も相手に伝わらない(通話断)。 以上の(a)、(b)による通話断の継続時間は0.7
〜0.8秒と言われている。一方、無線回線制御局12
では無線基地局13Cに対し、両者間の伝送路16Gを
通じて、移動無線機15とたとえばチャネルCH10を
用いて通話を開始するように指示する。この指示も上記
の導通試験と同一時刻に実施されるので、この瞬間より
、無線基地局13Aは、移動無線機15との通信を終了
し、代って無線基地局13Cは移動無線機15との通信
を開始する。 また、無線回線制御局12は、電話網10との間のイン
タフェースをなす関門交換機19に対し、各無線基地局
13を電話網10と接続づるための関門交換4119内
の通話路スイッチSWを無線基地局13Aから13Cへ
切替えるように要求している。すなわら、第9図の通話
路スイッチSWでA−4スイツチをオフしくブランクの
3角で表示)、C−4スイツチをオンにする(黒の3角
で表示)以上の動作により、自動車内で移動無線機15
を使用して、7u話網10内の任意の電話機と、自動車
がゾーン14A、14B、14C,14Dのどこに移動
しても通話が継続されることになる。 かくして、使用者(通話者)はサービス・エリア内であ
れば自動車の走行中いつでも、どこへでも電話がかけら
れるという技術的保証を与えられたことになり、実際の
サービスでは、この技術を駆使したり一ビスが行われて
いる。 このような小ゾーン構成を採用した移動体通信では、大
ゾーン方式には見られない下記のごとき特徴を発揮する
ことが可能となった。 (a)1つの無線基地局からの電波を狭い地域に限定し
て使用し、サービス・エリアに多数の無線基地局を配し
て同一周波数をくり返し使用する、いわゆる小ゾーン構
成により周波数の有効利用が可能となった。 (b)ディジタル・シンセサイザが出現したので、移動
無線機に数百におよぶ多数の無線チャネルを切替えて使
用することが可能となり、また、これら多数の移動無線
機と無線基地局との間の無線回線を設定制御する技術が
確立されたために(a)項の周波数の有効利用に寄与す
ることが可能となった。 (C)多数の移動無線機に能率よく、発着呼などにおい
て無線回線を設定制御するのに必要な無線回線制御技術
がvt1立されたので、これも(a)項の特徴に寄与し
たほか、移動無線機の通信中にゾーン移行にともなう通
信中無線チャネル切苔も可能となった。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、第9図に例示したような従来方式では、
技術的対策が不十分であったり、あるいは対策がとられ
ておらず、利用者には不便を感じさせ′t4足な1ノー
ビスの提供をすることができないという問題点があり、
システムとしても一層の周波数の有効利用の促准、サー
ビス性の向上等が必要であった。 このような解決されるべき課題を以下に説明する。 i) 周波数の有効利用をはかるためには、小ゾーン構
成の1個のゾーンのゾーン半径を小さくする必要がある
が、これがあまり小さくなると、移動無線機が通信中に
1つのゾーンを通過して、他のゾーンへ移行する確率が
増加する。すると、ゾーンの移行時に、各ゾーンに割当
てである無線チ鵞・ネルを変更する必要が頻繁に発生し
、このとき無線基地局、移動無線機とも、旧無線チャネ
ルを新無線チVネルに変更させる必要が発生する。。従
来は、この変更を無線回線制御局12(第9図)で行っ
ていたが、このチャネルの変更にともなう通信の一時断
等が発生し、通信品質が劣化していた。 ii〉  送信電力の異なる移動無線機を同一システム
内に導入し、1つのシステム内の機器として動作ざける
例があった。これは、たとえば自動車内に搭載されてい
る移動N線機(NTTの自動車電話の場合は送信出力5
W>と、利用者が戸外で持運び可能な自動車電話用の無
線基地局にアクセスする携帯電話機(NTTの場合は送
信出力1W>とが同一システムに収容されているが、こ
れは無FA基地局(収容されている無線設備の共用利用
が可能であるため経済的なシステム構築が可能となる。 しかしながら、周波数の有効利用の面からみると、同一
周波数の再使用のためのルール作りを複雑にするために
、有効利用の効果を低下させる方向に作用するほか、送
信電力レベルの異なることにより、他の移動前!jiI
vsの受ける干渉妨害の発生する可能性が増加する。こ
れを防止するためにはコストの上管および周波数の有効
利用をそこなう結果となった。 同一周波数の再使用については、制御能力を高機能化す
ることで一応対処可能であるが、これにも限定があり、
小ゾーン化がある程度以上進むと制御不能となったり、
コスト的に全く引き合わないシステムとなってしまう。 干渉妨害については、従来の方法では解決されておらす
、従来システムにおりる大きな問題であった。 したがって周波数の有効利用という見地からは、有効利
用に限界があることになり、有限の電波資源の活用とい
う面で要求を満たすことができなかった。 iii )  小ゾーン化が進み1つの無線基地局の受
持つ小ゾーン内において、隣接あるいはその次の隣接す
る無線基地局の受持つ小ゾーンが重なり合う状態が多く
発生し、無線回線制御技術として従来技術を用いた場合
に、制御不能となる可能性があった。 これは、1つの小ゾーン内において地形や構築物の影響
により電波伝搬特性は大きな彰四(伝搬損失)を受ける
。この影響は周波数を有効利用するために小ゾーン化が
進み、1つの小ゾーンの範囲が小さくなる(半径1障以
下)にともない、相対的に大きくなる。また使用する無
線基地局および移動無線機には、相対的に高いレベルの
送信機を使用して、地形や構築物の影響のある所でも良
好な通信を確保することになる。すると、地形や構築物
の影響のない所では、遠方にある無線基地局と他のゾー
ン内に居る移動無線機とが交信可能となることを意味す
る。 したがって、1つの小ゾーンは1つの無線基地局で管理
され、多数の小ゾーンにより、サービス・エリアである
広い平面がおおわれるという本来の概念が潤滅し、多数
の小ゾーンが重畳されて1つのサービス・エリアを形成
するということになった。 その結果、このような状態にある小ゾーン・システムを
円滑に運用することは、従来技術では、無線通話路の設
定、変更・解除を頻繁に行わなければならなくなり、無
線回線制御装置の能力を大きく上まわる結果となる。し
たがって円滑な通話路の確保は現実的には不可能となり
、逆にいかにしてこのような事態を避けるかに、システ
ム構成上の配慮が行われて来た。 iv)  移動体通信においては、移動体の移動にとも
なう電波伝搬特性の影響のために、その通信品質が大き
く変化し、電波の伝わり方の悪い場所においては、通信
品質がシステムに必要とされる値以下となる等の問題が
あった。これを解決するためダイバーシティ技術等種々
の対策が採られてぎたが、いづれもR器のコストを割高
にするばかりか、周波数の有効利用をそこなう等の問題
点があった。 また通話中のゾーン間移行にともなう通話断については
、一種の通信品質上の問題点と考えられ、品質確保の点
からも解決策が必要であった。 ■) システム内の通信のトラヒック変動に対する対策
がとられていなかった。 システム内の通信のトラヒック変動は、たとえば公衆通
信では通常、深夜や早朝はきわめて少なく、日中の午前
10時前後と午後2〜3時に、また、自動車電話では、
タ刻5〜6時に大きなトラヒックの山が見られるが、シ
ステム設計を最大のトラヒック時においても、満足に機
能するように設計すると、閑散時には、システム構成機
器が遊休するためにコスト高となり、また、もし閑散時
に適合したシステム構築をするとコストはきわめて割安
となるが、最繁時に使用不能となり、サービス性の低下
はさけ得なかった。 加えて、通信トラヒックの閑散時には、システム内の遊
休設備を有効利用して高品質のサービスを提供し、トラ
ヒックが増加するにしたがい通常の1ノービスに移行す
るというような、システム内の構成施設を有効利用する
という概念に欠けていた。これは、従来技術により解決
しようとするとシステム・コストが急上昇してしまうこ
とも1つの原因と考えられる。 また、たとえば無線基地局の送受信機が全部使用中の場
合は、移動無線機から構成される装置登録信号のように
きわめて短く、かつ定形的な信号でさえも、従来のシス
テムでは処理能力がなく、小ゾーン化が進むことに対す
る技術的制約となっていた。 vi)  従来、通信を行なう移動体の位置登録は、同
一時点において1箇所の無線基地局で受信したデータの
みを登録して処理していたため、高速で移動づる移動体
通信のように位置登録が順次かなりの頻度で変更される
システムや、周波数の有効利用上位置登録方法に制約が
あるシステムでは、位置登録の不備のため移動体への着
呼不能となる場合があった。 これは無線基地局に設問されている無線送受信機が1ヂ
ヤネルのみの場合、制御用、通話用として時分割で使用
しなければならず、かつ移動無線機と交信中に同一のゾ
ーン内にある伯の移動無線機から位置登録要求のあった
場合等において、顕箸な悪影響があった。 vii )  広帯域信号を用いる移動通信1ノービス
を提供するための技術の完成度が不十分で未完成であり
、利用者に不便を与えていた。 従来、多数用いられている移動通信サービスは電話が主
でおり、高速データ信号など使用周波数帯域が広帯域に
わたるものは、はとんど使用されていなかった。これは
移動体通信においては電波伝搬特性が移動体の移動にと
もない大きく変化するため、良好に広帯域信号を受信す
る技術が不足していたからである。 viii)  無線回線制御能力ならびに信頼性の確保
が不十分であった。従来は無線回線の設定、解除あるい
は通話中チャネル切替の実行等は、一定のエリア内に1
箇所に集中して制御を行わせるために設置された無線回
線制御局あるいは無線系制御装置が行っていた。これは
、集中化による回線制御の一元管理上有効な面があるが
、もし、これが障害を発生すると、全システムがダウン
するという致命的な事故となる。それ故、ハード・ウェ
アの二重化などの対策が講じられてきたが、コスト・ア
ップの原因となり満足した結果は得られなかつた。 ix)  従来の陸上における移動通信では、特殊な場
合を除き、通信中の移動体の移動方向の推定等は、技術
的な困難性もあり実施されていなかった。 そのため移動方向のエリアでの無線回線トラヒック情況
などの有効な情報も得られず、周波数の有効利用あるい
はトラヒック管理の上で問題が残されていた。 X) ゾーン間またはゾーン内における通話中チャネル
の切替時に瞬断が発生し、これも小ゾーン化の大きな障
害となっていた。 第9図を用いて説明したNTTが実施している通話チャ
ネル切替法では、無線チャネルの切替時に通話が一時的
に(C、7〜0.8秒間)切断されるほか、通話信号以
外の制御信号(300ヒツト/秒)の一部が混入し耳さ
れりであるという欠点がある。このような通話回線の一
時断やlL音の混入があると、通話の内容が音声である
ときには聞きなおしを行うことなどで、補うことができ
るために、あまり大きな障害とはならないが、自動車内
に77・クシミリ端末を搭載し送受信に使用した場合に
は、動作中にヂャネル切替があると、たとえば1分ファ
クシミリでは、紙面の0.8/ 60の部分が黒線(ま
たは白線)となって現われ受信画質が大幅に劣化すると
いう欠点があった。またデータ通信の場合には、たとえ
ば12QOボーのデータ信号では、1000ビツト程度
の信号が欠落するので再送などの手続きが必要となった
。 なお、耳されりの雑音を除去するために、チャネル切替
中無音にしたり、帯域外信号を用いたりする方法もある
が、耳さねすな雑音を除去するという目的は達成できて
も、回線断の時間は依然として存在するから、ファクシ
ミリやデータ信号への悪影響の除去にはまったく効果が
ないという課題が残されていた。 xi)  移動体の移動速度が、小ゾーン構成をとるシ
ステムの各ゾーンめ大ぎざに比較して相対的に大きくな
った場合、たとえば小電力(10mW>の出力を有する
携帯電話では、1つのゾーンの大きさは、せいぜい半径
200m程度であり、これを走行する自動車の中に持込
んで通話しようとした場合、従来の方法では制御信号の
伝送品質の信頼性に問題が発生し、通信不能となるケー
スがあった。 [課題を解決するための手段〕 無線送受信機とID識別記憶部を具備する複数の無線基
地局と、複数の、%rA基地局と電話網を接続するスイ
ッチ群とこのスイッチ群を制御する通話路制御部とID
識別記゛1部とを含む関門交換機と、この複数の無線基
地局がカバーづるυ−ビス・エリア内を移動しながら同
時に複数の無線基地局と交信するために複数のチャネル
を同時に受信する無線受信回路と、複数のブX・ネルを
同時に送信覆る無線送信回路とを含む移動無線機とを含
むシステムを構成した。 [作用] 複数の無線基地局と移動無線機とが、複数のチャネルを
用いて同一の通信内容を並行して交信している最中に、
通信の品質が一定値以下になったチャネル(旧ヂャネル
)が生じた場合には、一定の通信品質を満足する他の1
つの無線基地局との間で他の、1つのチャネル(新チャ
ネル)に切8えて旧チャネルの交信は終了し、新チャネ
ルを含む複数のチャネルを用いて、同一の通信内容を瞬
断なく交信できるようにした。これによって下記の作用
および効果を1qることができた。 i) 各無線基地局と関門交換機にそれぞれID識別記
憶部を設け、移動無線機の位置を各無線基地局のデータ
にもとづき並行して登録するようにしたから、位置Ω録
の信頼度が向上した。 11)  複数チャネル中の通信品質の劣化した1チヤ
ネルを新チャネルに切替えるようにしたから、ゾーン間
またはゾーン内における通話(信)中チャネル切替の無
瞬断化が実現された。 1ii)  経済的な送受信ダイバーシティの採用によ
る良好な通信品質の確保、すなわら干渉妨害の軽減、お
よび広帯域信号を用いる新サービスを技術的に可能とし
た。 iv)トラヒックの閑散的には、多くのチャネルを用い
て並行交信を行うために、無線設備の有効利用が訂られ
通信品質が向上した。 ■) 各無I!基地局にID識別記憶部や高速切台によ
る複数無線チャネルの同時送受信を可能とする機能など
を設けたから、トラヒックの最繁時においても移動無線
機からの位置登録信号の処理が可能となった。 vi)  複数チャネルの並行交信により、広帯域信号
の伝送特性が向上し、回線品質の向上が得られた。 vii)  移動無線機の移動方向および速度の推定が
可能となり、移動先ゾーンにJ3ける通信の確保おJ、
び移動見込光ゾーンで使用されるブA・ネルの先行割当
の実施が可能となった。 viii)  無線回線の制御を従来システムのごとき
集中型から、移動無線機もしくは、無線基地局に機能分
散することにより、制御処理能力の向上とシステムの信
頼性の向上が得られた。 ix)  位置登録、発呼、着呼動作を規定回数反復し
て行い、良好な通信状態が得られない場合は高速移動モ
ードにおける処理に移行し、高速で移動中であっても、
高い通信の信頼度を確保できるようにした。 ここで高速移動モードとは、通常の通信方法では、高速
移動にともなう不都合な現象を生ずるし一ドをいう。こ
れに対し、移動速度が障害を生じない場合のモードを低
速移動モードという。 高速移動モードにおいては、移動無線機の移動方向およ
び速度を測定し、関門交換機から移動方向にある無線基
地局に事前に連絡して交信の準備をせしめるようにした
。 また無線基地局と移動無線機との間の制御信号の送受信
の信頼度を向上せしめるために、送受信のダイバーシテ
ィを使用可能とした。 ざらに、本発明の移動無線機として携帯用無線電話機を
使用する場合には、その電源を自動車から1りることが
できるようにし、その場合には、携行時よりも送信電力
を増大させるようにした。 [実施例] 第1A図、第1B図および第1c図は、本発明の一実施
例を説明するためのシステム構成の一例を示している。 第1A図において、1oは−・般の電話網であり、そこ
には一般電話用の交換機11が含まれている。 20は電話網10内に含まれている一般電話用の交換機
11と無線システムとを交換接続するための関門交換機
である。関門交換機2oは複数の無線基地L’130−
1.30−2.−.30−nや多くの移動無線機と一般
の電話網1oに収容8れている電話はとを接続するもの
であり、無線基地局30−1〜30− nの各局間の制
i11信尼の授受を11うど共に、通信路の設定解除等
を制御づる通話路11制御部21と、通話路制御部21
に制御されて3無線基地局30−1〜30− nと関門
交換機20J3よび交換機11との間の接続をなすため
の通信路の切替に必要なスイッチ鼾23とが含まれてい
る。 第1B図には、各無線基地局30−1.30−2との間
で交信をする移動無線機50が示されている。アンチ太
部に受けた受信信号は、受信ミクサ63と受信部53を
含む無線受信回路68に入り、その出力である通信信号
は、制御部58と電話機部59に入力される。電話開部
59から出力される通信信号は、送信ミグ1ノロ1と送
信部51とを含む無線送信回路66に印加され、送信信
号はアンテノ°部から送出されて、無線基地局30によ
って受信される。また、通信中の通話品質を常時監視し
劣化1ノだとぎは、それを制御部58へ報告する通信品
質監視部57や、通信中における干渉妨害の有無を監視
し、一定判以上の干渉妨害を検出した場合には、それを
制御部58へ報告づる干渉妨害検出器62や自己の移動
無線FM50のIDを記憶したり、自分がどのゾーンに
居るかを識別し、また記憶するID・ローム・エリア情
報照合記憶部54が図示のごとき結線を有して具備され
ている。 この移動無線150には、さらにシンセサイザ55−1
.55−2.・・・、55−nおよび56−1.56−
2.・・・、56−nと、切替スイッチ6/l−1,6
4〜2と、切替スイッチ64−1と64−2を、それぞ
れ切替え制御するための信号を発生する受信切替用制御
器65 Ca;よび送信切替用制御器67Cが含まれて
おり、シンセサイザ55−1〜55− nと、56−1
〜56−nと、両切台用制御器65Cおよび67Gは、
制御部58によって制OII凸れている。各シンセサイ
ザ55−1〜55− n 33よび56−1〜56・−
nには、基
【V水晶発撮器71から阜準周波数が供給さ
れている。 制御部58には、2WAY電源切替用のスイッチSWへ
の信)づ線113J、び2WAY電源を切替えたことを
検7I]する電源セン9S[からの信号線が設置Jられ
ている。 この2WAY電源は、携帯電話(通常の送信電力は10
r丁IW程度)を自動中の電源に接続したときに自動中
電話(送信出力は1〜10W>と同程痕にすることがで
きる。 第15A図に携帯電話機である移動無線機50を自動車
の電源!、:接続する場合の概念構成図が示され、移動
無線Ji50は両端にプラグPをイ1する電源=コード
で自動車の電源に接続される。 第15B図略Jは第15A図の電源の一実施例の回路図
が示されており、両端にプラグPを有する電源]−ドが
自動車の電池B2に接続されたジャックJと移動無線機
50側のジャックJとの問を接続する。ここで、B1は
移動無線150が携帯電話機として使用される場合の内
iaされた電池で、2WAY電源切替用のスイッチSW
がb側にある場合には、電池B1が移動無線機50用電
源としてとり出され、スイッチ5Wtfia側にある場
合には、電池B2から、過電流保護用の抵抗F<1を介
して移動無線機50用電源がとり出される。自動車の電
池82が移動無線機50に接続されたときには、電源セ
ンサSEがそれを検出して検出信号を移動無線機50の
制御部58へ送出する。この検出信号を受けた制御部5
8では、2WAY電源切替用のスイッチSWへ切替信号
を送出してスイッチSWをa側に接続し、同時に、無線
送信回路66に指示して送信出力を増大させる。 当然のことながら、このスイッチSWの切替えは電源セ
ンサSEからの直接の指示にJ、つてもよいし、また、
電源センサS[とスイッチSWを一体化したリレー・ス
イッチを用いてもよい。また電源センサとしてはメカニ
カルなものや¥導体スイッチなど、いずれも使用できろ
。 第1C図には移動無線機50との間で交信する無線基地
局30(たとえば30−1>が示されており、第1B図
に示した移動無線機50の構成とほぼ同じであり、5X
なっているのは、送信および受信切替用制御!l器55
−1〜55−rl、 56−1〜56−n、シンセサイ
ザを切替えるための切替スイッチ64i、64−2がな
く、I D・ロームエリア情報照合記憶部54(第1B
図)がなく、シンセサイリーも受信用および送信用35
−1.36−1のそれぞれ1個のみであり、また自己お
よび通話先のID番号を識別し記・践するためのID識
別記憶部34を有し、電話機部5つ(第1B図)がなく
、電話前部59の代わりをなす関門交換機20へのイン
タフェース3つが設(プられている点である。 第1C図の第1B図に対応する各構成要素を以下に列記
し、各機能の説明は省略する。ここで、()内の数字は
、第1B図の対応する各構成要素の番号である。 送信部31 (51)  受信部33 (53>シンセ
サイザ35−1(55−1〜55−r))シンセサイザ
36−1 (56−1〜56−n)通信品質監視部37
 (57) 制御部38 (5B> 基準水晶発振器40(71) 送信ミク+141 (61) 干渉妨害検出器42 (62) 受信ミグ1ノ43 (63) 無線送信回路46 (66) 無線受信回路48 (68) ただし、制御部38には、電源セン+#SEからの信号
線、および2WAY電源切替用のスイッチSWへの信号
線は不要なので、具備してはいない。 第1D図には移動無線機50との間で交信する無線基地
局30(たとえば30i)の他の実施例30Bが示され
ており、第1B図に示した移動無線機50の構成とほぼ
同じであり、責なっているのはID・ローム・エリア情
報照合記憶部54(第1B図)がなく、自己および通話
先のID番号を識別し記憶するためのID識別記憶部3
4を有し、電話機部59(第1B図)がなく、電話機部
59の代わりをなJ関門交換機20へのインタフェース
39が設けられている点である。 第1D図の第1B図に対応する各構成要素を以下に列記
し、各機能の説明は省略りる。ここで()内の数字は、
第1B図の対応する各構成質素の番号である。 送イR部31(5う1) 受イに部33 (53>シン
セサイザ35−1〜35−n (55−1〜55−r〕) シンセサイザ36−1〜36−r+ (56−”l〜56−n ) 通信品質監視部37 (57> 制御部38B (58> 基準水晶発振器40(71) 送信ミク+J41 (61) 干渉妨害検出器42(62) 受信ミクサ43 (63) 無線送信回路46 (66) 無線受信回路48 (6B> ただし、制御部38Bには電源セン(J S Eからの
信号線、および2WAY電源切替用のスイッチSWへの
信号線は、不要なので具備していない。 第1E図には無線基地局30の他の実施例が示され、こ
こでは複数の送受信機を含む無線基地局30Cがアンブ
ナ共用装置96と無線基地局制御装置32を共用する多
くの通話(信)用の送受信機90−1〜9O−rnと、
第1D図に示した無線受信回路48と通信品質監視部3
7の両機能を有するm個の通信品質監視用受信機93−
1〜93−mと、制御信号用の制御チャネル専用の制御
用送受信194が示され、関門交換機20を介して電話
網10に接続されている。 第1E図に用いられた送受信U190−1〜90−mの
うちの1つの送受信機90の構成が第1F図に示されて
おり、無線基地局制御装置32に含まれたID識別記憶
部34C2制御部38G、関門交換機20とのインタフ
1−ス39Cおよび基準水晶発振器40Cとの接続関係
が示されている。 この第1F図に示された送受信1190は第1D図に示
された無線基地局30Bとほぼ同じ構成を有しでおり、
多くの送受信機90が、ID識別記憶部34C2制御部
38C,インフッ1−ス39Cおよび基準水晶発振器4
0Cを共用している。 第1E図の送受信190−1〜90−mに、このような
構成のものを用いているから、切替スイッチ44−1.
44−2により、シンセサイザ35−1〜35−nおよ
び36−1〜36− nのうらの、それぞれ特定の1つ
のシンセサイザを選択するならば、第1E図に示す無線
基地局30Gは、m個のチャネルを同時に送受信するこ
とができる。 また、送受信機90の切替えスイッチ44−1゜44−
2を動作させて、シンセサイザ35−1〜35−nおよ
び36−1〜36−nを高速でチョップして、反1すし
て切替えるならば、1つの送受信190でn個のチャネ
ルを同時に送受信することが可能である。したがって、
第1E図の無線基地局30Gでは最大m X n個のチ
ャネルを同時に送受信することができる。 第1G図には移動無線150の他の実施例が示されてい
る。 第1G図の移動無線機50Bの第1B図に示された移動
無線機50との差異は、受信ミクサ63および受信部5
3を含む無線受信回路68の他に、受信ミク4J73お
よびC/N測定用受信部52を設け、両受信ミクυ63
および73に、それぞれ受信切替用制御器65Cおよび
制御部58Bに制御された切替スイッチ64−16よび
64−3を介してシンセサイザ55−1〜55−nの出
力を印加し、送信ミクν61には送信切替用制御器67
Cに制御!lされた切替スイッチ64−2を介して、ン
セサイザ56−1〜56−nの出力を印加している点で
ある。 この第1G図に示した移動無線t150f3は、とくに
顕著な受信ダイバーシティ効果を有づ−る機能を備えて
いる。この受信ミグ1ノア3へは、移動無線150のア
ンテナ部で受信した受信信号の一部が加えられる。受信
ミクサ73への局部発撮周波数として、切替スイッチ6
4−3を介してシンセサイザ55−1〜55− nから
の出力が加えられる。 この切替スイッチ64−3は、他の切替スイッチ64−
1や64−2のように高速で切替えられ必要はなく、た
とえば10H2程度の低速の切替速度で十分である。切
替スイッチ64−3がシンセサイザ55−1の出りを得
る位置におるとき、C、/ N測定用受信部52で測定
したチャネルCH1のC/N値(搬送波対雉&比の値)
を制御部58Bに伝達する。ついで、切替スイッチ64
−3がシンセサイザ55−2の出力を得る位置にあると
き、チャネルC)−+ 2のC/N値を測定する。以下
類にシンセ(ナイザ55−nの出力をオンにする位置に
あるときに、C)−1nのC/N値を測定し、それぞれ
制御部58Bに伝達する。制御部58Bでは、これらの
値を用いて受信切替用制御器65Cおよび送信切替用制
御器67Cの切8周波数を、たとえば、それぞれC/N
値に反比例した速度で動作するように制御する。 つぎに、ざらに受信ダイバーシティ効果の増大をはかる
システムを説明する。第1H図はこの場合の移動無線機
50Gの構成例を示す。 第14−1図において、移動無線機50Cへの入力電波
(入力信号)はアンテナ入力部でn等分され、それぞれ
無線受信回路68−1.68−2.・・・。 68−nへ到来する。各無線受信回路68−1〜68−
nではそれぞれ受信ミグ1ノロ3−1.63−2.・・
・、63−n、受信部53−1.53−2゜・・・、5
3−nが具備されており、また受信ミクサ63−1〜6
3−nには、それぞれシンセサイザ55−1.55−2
.・・・、55−nからの局部発娠周波数が入力される
。したがって同図の構成では、第1B図などに示した受
信切替スイッチ64−1はなく、常U)各無線fvネル
CH1,(]12゜・・・、CHnの信号を受信し復調
することが可能である。またこれら受信部53−1〜5
3−nの出力信号の一部が制御部58Cへ送られ、さら
に他の一部は、混合回路69に加えられ通常のダイバー
シティ受信機(この場合は検波後合成)と同様に処理が
加えられ、電話機部5つへ送られる。また各受信部53
−1〜53−nの出力の一部は、それぞれ通(U品質監
視部57−1〜57「1に送られ、その出力は制御部5
8Cにぞれぞれ印加されている。 第11図には、第111図に示した移動無線R50Cと
は異なる移動無線機50Dが示されており、その相)0
点は「)個の送信ミクサ61−1〜61−n、送信部5
1−1〜51− nを含む無線送信回路66−1〜55
− nを具備し、各送信部51−1〜51−nには、送
信すべき信号を共通に接続して印加され、制御部58D
によって、それぞれ制御されて指示された周波数を発生
するシンセ4ノイザ56−1〜56−nからの出力を各
送信ミクサ61−1〜61−nに印加されている。この
移動無線機50Dは、移動無線機50C(第1H図)の
ように複数の無線チャネルを切替スイッチ64−2でチ
ョップせずに連続送信することができる。 第1H図および第11図に示すような回路構成をとるこ
とにより、大きなダイパシティ効果を1qることか可能
となる。 第1J図および第1に図には他の無線基地局30Dおよ
び30Eの実施例が、第1L図および第1M図には第1
E図において使用される送受信は90−1〜9 Q −
mの他の実施例でおる送受信機90Bおよび90Cが示
されている。 第1J図および第1L図に示した無線基地局30Dおよ
び送受信190Bは第1H図に示した移動無線機50C
と同様にそれぞれ独立したシンセサイザ゛35−1〜3
5−nと、受信ミラ1ノ43−1〜43−nおよび受信
部33−1〜33−nを含む無線受信回路48−1〜4
8−nと、通信品質監視部37−1〜37−nを含む構
造を有しているほかは、第1D図に示した無線基地局3
0Bおよび第1F図に示した送受信機90との構成と同
じである。これらの無線基地局30Dおよび送受信機9
0Bを用いた無線基地局30Cを用いることにより、後
述する高速移動モードにおける制御信号の受信部におけ
るダイバーシティ効果を期待することが可能となる。 第1に図および第1M図に示した無線基地局30Eおよ
び送受信1m90cは、第11図に示した移動無線機5
0Dと同様に、受信側に加えて送信側にもそれぞれ独立
したシンセサイザ゛36−1〜36−nと、送信ミクサ
41−1〜41− nおよび送信部31−1〜31− 
nを含む無線送信回路46−1〜46−nを含む構造を
有しているほかは、第1J図に示した無線基地局30D
および第1L図に示した送受信tm90Bの構成と同じ
である。これらの無線基地局30Eおよび送受信機90
Cを用いた無線基地局30Cを用いることにより、後述
する高速移動モードにおける制御信号の送信時における
ダイバーシティ効果を期待することが可能となる。 移動無線機50 (B、C,D)と無線基地局30 (
B、C,D、E)、関門交換機20との間の制御用の信
号は、制御信号専用の制御チトネルを用いる場合と、通
話(話)信号の帯域外を用いる場合とがある。 この制御信号を通信(話)信号の帯域外で伝送するため
に、具体的には、制御信号がアナログ信号の場合、第2
図(a)に示すように、通話チャネルの帯域0.3〜3
.0KH2外の低い周波数f、。(たとえば約100H
z>または高い周波数fDl−fD2.f03””D8
(たとえば3.8Kl−12から011KH2間隔で4
.5KHzまでの8波)を用いる。 制御すべき項目すなわち制御データが多いときには、制
御用の周波数fDo”” f08の波数をさらに増加さ
せてもよいし、副搬送波形式をとることも可能である。 このとき、たとえばf。0”08のうちの1波あるいは
複数の波に周波数変調をかけたり、あるいは娠幅変調を
かけたりすることによって、より多くの制御データを伝
送することもてきる。 また、1制御信号としてディジタル・データ信号を用い
た場合には、音声信号もディジタル符号化して、両者を
時分割多重化して伝送覆ることも可能であり、これを第
2図(b)に承り。第2図(b)は、音声信号をディジ
タル符号化回路91でディジタル化し、それとデータ信
号とを多重ユ換回路92で多重変換し、送信部31の変
調回路に印加する場合の一例である。 以下に、移動無X5A殿50 (B、C,D) 、無線
基地局30 (B、C,D、[E>および関門交換機2
0のiffヒを順次説明する。 (A>移動無線機50 (B、C,D)最初に移動無線
1Ii50 (13,C,D)の具備する機能のうら、
制御部b 8 (B、 C= D )の機能につき説明
する。制御部58 (B、C,D)では、まず基本機能
としてつぎの機能を具備している。 i) 自己の移動無線機50 (B、C,D)の無線送
信回路66に対し、電波の送信の発射又は停止の指令お
よび送信電力レベルの制御。 ii)  自己の移動無線機50 (B、C,D)の無
線受信回路68に対し、電波の受信指示または停止の指
令。 1ii)  電話機部59に対し、ダイヤル信号送出可
否指令および音声の送受信指令。 iv)  シンセサイザ群55−1〜55− nおよび
56−1〜56−nに対し発振周波数(チャネル)指定
と、発振指令および停止指令。 ■) 受信および送信切替用制御器65C,67Cに対
し、制御指令。 vi)  通信品質監視部57からの情報による1つの
または複数の使用チャネルの変更適否の判断。 vii)  干渉妨害検出器62からの情報による使用
チャネルの変更適否の判断。 viii)  I D・ロームエリア情報照合記憶部5
4からの情報により、通信すべき相手方I[)の確認お
よび使用チャネルの決定。 ix)  υ−ビス種別の上位の移動無線機に対する通
話チャネルの譲渡。 X) 受信(送信)切8用制御器65C,67Cに対し
、オン・オフのデユーティ条件の決定。 Xi)  制御決定に関して、無線基地局30 (B。 C,D、E>より上位にあること。これは制御りの判断
について無線基地局30 ([3,C,D、[E)と相
違した時には、無線基地局30 (’B、C,D。 〔)に対して主導権を行使可能とすること。 xii)  移動無線機50 (B、C,D)の移動方
向、移動速度の推定。 つぎにi)〜Xii )の機能を複合して使用づること
により、つぎの応用機能を具備することができる。 1) 自己の移動無線機50 (B、C,D)の周辺で
動作中の他の移動無線機や他の無線基地局で使用してい
る無線チャネルをID・ロームエリア情報照合記憶部5
4に記′lさ°せ、発呼または通信チャネルの切替えの
とぎに活用刃る。 2)X)およびxi)の機能の一つの応用として、通話
トラヒックの軸輪時において、同時に通信に使用するチ
ャネル数の消滅、ないし発呼の抑圧、使用チャネルの切
断もしくは早期終了勧告の実施。 3)  D、 vi) 、 vii)の機能を用い、自
己の移動無線機50 (B、C,D)に対する最適送信
レベルの設定。 4) 3)の機能の一つの応用として、ディジタル信号
の伝送に対し、最適信号速度を決定すること。 5) 通信の種類(電話、FAXデータなど)により最
適使用チャネルを決定する。 また、他のゾーンへ移行することにともなう制W機能と
しては、 6) 通信中チャネル切替後の新無線基地局30(B、
C,D、E)の選定。このとき移動無線機50 (B、
C,D)の移動方向を加味して、新無線基地局30 (
B、C,D、E)の選定をする。 7〉 関門交換機20に対しては、無線基地局30 (
B、C,D、E)経由で通話路のスイッチ群23の開閉
および通話(信)路の並列使用要求の実施。 8) 移動無線機50 (B、C,D)白身が後述する
高速移動モードであることを認識16機能、またその場
合に、送受信ダイバーシティ、あるいは制御信号の再送
回数の増加等を適用寸べきことを判断する機能、J3よ
び無線基地局30 (B、C。 D、E)および関門交換機20へその旨連絡し、シスj
゛ム勤竹を高速移動モードに変更さUる機能を有する。 以上の制御機能を一言で表現すれば、従来技術において
用いられていた第9図の無線回線制御局12の機能の一
部を移動無線機50 ([3,C,D)へ収容したとい
うことである。このことは最近)W歩の著しい超り、S
I技術を使用してはじめて可能となるものであり、いわ
ば移!Fl無線機のインテリジェント化と表現づること
ができる。しかしながら、従来技術を用いて、移動無線
機をインテリジェント化したとしても、その効用には限
界があり、とくに無線回線制御の能力の向上や、通話中
チリネル切替時の瞬断の除去には全く効果がなく、本発
明による方法を用いて始めて名実ともにインテリジェン
ト化されるということになる。 (B)無線基地局30 (B、C,D、E)無線基地局
30に下記のような機能を持たせた装置をそれぞれ設定
する。 a) 各無線基地局には、少数(通常1個)の制御チ!
・ネル送受信のために専用の無線送受信機と、通話チャ
ネル専用で、かつその無線基地局に割当てられた通話チ
ャネル数に対応した数の無線送受信機が設@されている
。たとえば、第1E図の無線基地局30Cを想定する。 1つの無線基地局30Cに割当てるべき通話チャネル数
は、それが担当づる小ゾーンに存在する移動無線機50
 (B。 C,D)の通話トラヒックにより駁適値がすえられる。 ゾーンの面積が大きく、またそのエリア内に存在する移
動無線機が多い場合には、必然的に通話トラヒックも増
大するから、すくなくとも1つの制御チャネルと複数の
通話チャネルが必要であり、送受(:機Do(第1F図
)の数も当然複数個必要である。N1−「の自動車電話
システムで大部会の場合には、2つの制御ブ(/ネルと
最大60チャネル程度の通話チャネルが割当Cられてい
る実例がある。 しかしながらゾーンの人ささが次第に小さくなり、遂に
は前述した文献、伊藤“携帯電話方式の提案″通信学会
 通信方式研究会資料C386−881986t(11
月に示されているようにミヒ径25m程度の極小ゾーン
となると、このエリアを1〕−ビス・エリアとして受持
つ無線基地局としては通話1〜ラヒツクおよび方式、コ
ス]・の点からそこに設置される無線チャネルとして、
制御および通話をそれぞれ1とし、これをまかなう無線
機の機能としては1送受信とされる場合がある。すなわ
も1個の送受信機を制御および通話兼用にするわけであ
る(第1D図参照)。しかもこの兼用は従来のシステム
のようにある移動無線機からの発呼に対し、当初、制御
ブヤネルで対応し、空いている通話チャネルを指定した
後は、自らも通話ブヤネルに変更して同一の移動無線機
と通信を実行づるという!1i純な方法ではなく、後に
説明するように1つの移動無線機と通話チャネルを用い
て通信中においても後述するように送受信する無線周波
数を信号に妨害を与えないような切替速度で通話チャネ
ルと制御チャネルを反復切替えることにより、新しく発
着呼を希望する移動無線150 (B、C,D)に対し
ても発着呼動作を受イ4け、かつ通話を可能とするすぐ
れた機能を有している点が本発明の14徴である。 以上説明したように無線基地局30 (B、C。 D、E)の構成には、種々のケースが考えられるが、本
発明はそのすべての場合に適用が可能で必る。 ただし第1A図の無線基地局30には送受信部を各1組
のみ示し、あとは省略している。 b)各無線基地局30 (B、C,D、E)に設置され
た通話チャネル専用の送受信機は、それぞれその無線基
地局に割当てられた無線チャネル内の複数の無線チ11
ネルのうちの1チヤネルを受信町能であることは当然で
あるか、トラヒック変動のはげしいゾーンにおいては、
無線基地局30C(第1E図)に設備される1個の送受
信機90か、第1[:図に示すような構成であると覆る
。すなわち、無線13号を送受信する部分の構成を第1
B図に示す移動無線機50とほぼ同様の構成とする。 この結果、このゾーンにおけ6通話トラヒックが増加し
通常mヂ1/ネルの通f3に供するため送受信B190
の数がm個設置されている無線基地局30Cに43いて
も、通話トラヒックの増加により、mチャネル以上の通
信が必要になった場合には、無線基地局30Cを構成す
る1つの送受信機90に対し同基地局内の制御部38C
より送出される制御信号により現在勤作中のシンセリイ
ザ35−1 。 36−1の他に35−2.35−3.・・・、35−n
および36−2.36−3.・・・、35−nや切替ス
イッチ44−1.44−2を動作させる。これにより従
来のmチャネルの送受信が可能であったものが最大mx
nチャネルの送受信が可能となる。同時通話可能なチャ
ネル数は飛躍的に向上する。 ただし切替数に応じて各チャネルの送信電力は、送信ミ
クサ61の出力に電力増幅器を入れないかぎり減少する
ので、この点に注意することが必要になるほか、システ
ムに与えられた総チャネル数が上限になる。あるいは他
ゾーンで通信中のチャネルに妨害を与える場合は、それ
以下のチャネル数で限界となる。第1L図および第1M
図の送受信機90B、90Gはこのような技術的問題を
軽減もしくは除去するのに大きな効果がある。 第1D図の無線基地局30Bには、送受信機が各1個し
かなく、これを制御チャネルと通話チャネルとに共用す
る方法をとるシステムにあっては、1つの移動無線機5
0 (B、C,D)と通話チャネルを用いて通信中にお
いても、前述したのと同様に送受信する無線周波数を信
号に妨害を与えないような切替速度で、通話チャネルと
制御チャネルを反復切替えることにより、新しく発着呼
を希望する移動無線機50 (B、C,D)に対しても
、発着呼動作を受付け、かつ通話を可能とすることがで
きる。 以下、さらに第1[:図を用いて説明するが、第1C図
、第1D図、第19図、第1に図の無線基地局3C、3
0B、30D、30Eおよび第1L図、第1M図の送受
信f190B、90Cを具えた無線基地局30Cの機能
もほぼ同一である。 制御部38Gでは、まず塁本別能として、つぎの機能を
具備している。 i) 自己の無線基地局30Gに含まれた送受信機90
の送信部31に対し、電波の送信の発q・1または停止
の指令および送信電力レベルの制御。 ii)  自己の無線基地局30Cの受信部33に対し
電波の受信指示または停止の指令。 1ii)  関門交換1m20に対し、ダイヤル信号送
出可否の通知、音声の送受話可否の通知。 iv)  シンセザイザ群35−1〜35−nおよび3
6−1〜35−nに対し発振周波v1(チャネル)指定
と、発振指令および停止指令。 V) 受信および送信切替用制御器45.47に対し、
制御指令。 vi)  通信品質監視用受信機93−1〜93−mか
らの情報による使用チャネルの変更適否の判断、ならび
に品質情報を対向する移動無線機50 (B。 C,D)へ伝達することの可否の判断。 vii)  干渉妨害検出器42からの情報による使用
チャネルの変更適否の判断。 viii)  ID識別記憶部34Cからの情報により
、通信すべき相手方IDの確認および使用チャネルの決
定。 ix)  サービス種別の上位の移動無線機よりの要請
にもとづき、現在通話中の移動無線機50 (B。 C,D)との通信の早期終了をはかる。あるいは即時終
了を実施する。 X) 受信および送信切替用制御器45.47に対し、
オン・オフのデユーティ条件の決定。 xi)  制御決定に関して、移動無線機50 (B。 C,O>より下位にあること。これは制御上の判断に関
し1.移動無線t150 (B、C,D)と相違した時
には、移動無線4150 (B、C,D)に対して主導
権を譲渡することである。ただし、xi)については、
説明の便宜上定めたもので、実際のシステムでは、無線
基地局30 (B、C,D、E)に主導性をもたせても
一向に差支えな〈実施可能である。 xii)ffでにa)、b)で説明したように通話チャ
ネルと制御チャネルを兼用づる無線機にあっては(A)
で説明した移動無線機50 ([3,C。 D)と同様に、第1D図に示すように複数個のシンセサ
イザ35−1〜35−n、36−1〜36−nを有し、
送受信する無線周波数を信号に妨害を与えないような切
替速度で通話チャネルと制御チャネルを反復切替えるこ
とにより、新しく発着呼を希望する移動無線1a50 
(B、C,D)に対しても発着呼動作を受付け、かつ通
話を可能と16機能を有すること。 つぎにi)〜xii)の機能を複合して使用覆ることに
より、つぎの応用機能を具備している。 1) 自己の無線基地局30 (B、C,D、[E)の
周辺で作中の他の無$!基地局や、他の移動無線機で使
用している無線チャネルをID識別記憶部34Cに記憶
させ発呼または通信中チャネルの切替えのとぎに活用す
る。 2)x)およびxi)の機能の一つの応用として、通話
トラヒックの軸輪時において、発呼の抑圧、使用チャネ
ルの切断もしくは早期終了勧告の実施。 3)  i)、 vi) 、 vii)の機能を用い、
自己の無線基地局30における最適送信レベルの設定。 4) 3)の機能の一つの応用として、ディジタルff
fi号の伝送に対し、最適信号速度を決定すること。 5) 通信の種類(電話、FAX、データなど)により
最適使用チャネルを決定する。 また、他のゾーンへ移行することにともなう制御機能と
しては、 6〉 通信中チャネル切替希望の移動無線機50(B、
C,D)からの信号にもとづき、受信品質データの連絡
および新無線基地局30 (B、C。 D、E)として選定だ場合、交信の開始。 7) 関門交換殿20に対しては、移動無線機50 (
B、C,D)からの要請にもとづき、通話路のスイッチ
群23の開閉および通話路の並列使用要求の実施。 8) 通話中チャネル切替実施復、一定時間はそれまで
通信していた移動無線Ia50 (B、C,D)のID
および通話チャネル番号を記憶する。 9)  移8無kla50 (B、 C,D)J:l’
)(7)位iQσ録信号(制御チャネル使用)を受信し
た各無線基地局30 (B、C,D、E)よりの報告に
もとづき、その移動無線1150 (B、C,D)のI
D(自己識別情報)を関門交換機20に含まれた通話路
制御部21を介してID識別記憶部24へ記憶する。こ
の場合本発明では′f2@の無線基地局30 (B、C
,D、E)より位置登録要求がなされるから、移動無線
機50 (B、C,D)’C−受信した信号の品質(S
/N、C/N等のデシベル値)ら合Uて記憶する。 10)  移動無線機50 (B、C,D)よりの発呼
信号(制御チャネル使用)を受信した各無線基地局30
 (B、C,D、E)からの報告にもとずき、受信信号
品質の最も良い無線基地局や次に良い無線基地局30 
(B、C,D、E)あるいは移動無線機50 (B、C
,D)の移動方向や速度等の検出により、移動先ゾーン
を見越した新ゾーンの無線基地局30 (B、C,D、
E)を選定する、これに対しては、その無線基地局に割
当てられている無線チャネルの中から移動無線tm50
 (B。 C,D)との通信に使用すべきその時点で使われていな
い通話チャネル番号の指定をする。通信品質の劣化した
無線基地局に対しては、移動無線機50 (B、C,D
)との交信を停止する指令信号を送出する。 11) 後述する高速移動モードの移動無線機50 (
B、C,D)からの位置登録、発着呼および通話中チャ
ネル切替に関しては、その確認する機能および送受信ダ
イバーシティを適用する機能ざらに移動無線機50 (
B、C,D)や関門交換機20に移動無線機50 (B
、C,D)が高速−[−ドであることを報告する機能、
あるいは移動無線tm50 (B、C,D)に対し送受
信ダイバーシティの適用を指示する機能等を0する。 ただし第1C図に示す無線基地局30においては、ダイ
バーシティ送受信は適用しないことは当然である。 以上の制am能を一言で表現すれば、従来技術において
用いられていた第9図の無線回線制611局12の機能
の一部を、無線基地局30 (B、C。 D、E)および移動無線機50 (B、C,D)へ収容
したので、無線回線制御局12の全機能の収容が可能と
なり、無線回線制御局12の廃止を可能とした。 しかしながら、従来技術を用いて、無線基地局30をイ
ンテリジェント化したとしても、その効用には限界があ
り、とくに無線回線制御の能力の向上や、通話中チャネ
ル切替時の瞬断の除去には全く効果がなく、本発明によ
る方法を用いてはじめて名実ともにイン7リジエント化
されるということになる。 (C)関門交換機20 第1A図に示される構成を有する関門交換機20は、本
発明による移動通信システム内における移動無線機50
 (B、C,D)の位置情報の記憶をしくID識別記憶
部24の機能)、移動無線機50 (B、C,D)相互
間における通話路設定を行い、通話路制御部21の制御
によるスイッチ群23の開閉の実行、および移動通信シ
ステム内の移動無線機50 (B、C,D)とシステム
外の電話網10との発着呼の通話路設定を行い、通話路
制御部21の制御によるスイッチ群23の開閉の実行を
担当する。 以下、関門交換@20の機能を詳細に説明する。 a) 移動無線150 (B、C,D)よりの発呼に関
連して開閉すべきスイッチ群23の動作の実行、ならび
に被呼者が電話網10に含まれている場合には、関門交
換機20宛の被呼者との通話設定に必要な情報の伝達。 b) 移動無線機50 (B、C,D)への着呼信号が
電話網10に含まれている発呼者から関門交換機20を
経て伝送されてきた場合に、通話路制御部21を介して
開閉Jべきスイッチ群23の動作の実行、ならびにID
識別記憶部24の検索による被呼移動無線機50 (B
、C,D)の現在位置のf11認をする。 ID識別記憶部24には、関門交換機20の配下のすべ
ての無線基地局30 (B、C,D、E)の位置が記憶
されており、また各無線基地局30(B、C,D、E)
へ位置登録己れたづべての移動無線機50 (B、C,
D)の位置が記憶8れいる。無線基地局30 (B、C
,D、E)のうち道路沿いに設圃されているもの等であ
って、移動無線機(B、C,D)が自動車に搭載され通
信を行う際に、対向して通信を行うに適覆る無線基地局
30 (B、C,D、E)を高速移動モード用無線基地
局として別管理する機能を右づる。さらに高速移動モー
ドの移!171無線機50 (B、C,D)を別管理す
る機能を有する。 C) 移動無線機50 (B、C,D)へのる呼に関連
して、被呼移動無線1m50 (B、C,D)の現在位
置を登録したゾーンをカバーする無線基地局30 (B
、C,D、E)への呼出信号の送出指示。まずこの呼出
信号はその移動無線機50 (B。 C,D)の現在位置登録がされているすべての無線基地
局30 (B、C,D、E)へ送出され、これを受けた
各無線基地局30 (B、C,D、E)では、下り制御
チャネルを用い移動無線150(B、C,D)宛の着呼
信号を同時刻に送出する。 ただしこの送出時刻は、必ずしも同時刻でなくてもよく
、各無線基地局30 (B、C,D、E)ごとに時系列
的に順次送出してもよい。すなわち信号の時間差による
干渉妨害をさける対策が講じられていればよい。 d) 移動無線機50 (B、C,D)が通話開始後、
システム内の通信トラヒック事情が許せる場合は、送受
信ダイバシテイ実施の判断および動作遂行の指示。 e) 送受信ダイバーシティ実施中の移動無線機50 
(B、C,D)に関し、トラヒックの軸輪あるいは重要
加入者の発呼や広帯域信号サービス希望者がその時刻に
現れた場合には、送受信グイバ−シデイの多重度(使用
チャネル数)の減少ないし、ダイバーシティの停止の判
断d3よび実行。 f)  a)〜e)項により、通信中の移動無線機50
 ([3,C,D)が、場所の移動にともない同一ゾー
ン内においても、あるいはゾーンを移行し無線基地局3
0 (B、C,D、[E)との通信品質が劣化した場合
にはそのヂX・ネルに対し、通信(話)中チキ・ネル切
替の動作遂行の判断。なお、この動作を遂行するには、
対向づる無線基地局30 (B、C,D、[E>に対し
制御信号を送る必要があるがこの指示(制御e号)は、
第2図(a)に示すJ、うに通話チャネルを用い通話信
号の周波数帯域の上または下側周波帯域を用い行われる
。 0) 移動無線機50 (B、C,D)が、移動するこ
とにより、対向して通信中の各無線基地局30 (B、
C,D、[E)の受信品質変化の測定結果を移動無線機
50 (B、C,D)に報告させることにより、移動無
線機50 (B、C,D)の移動方向および移動速度を
推定し、一方別途調査した移動無線機(B、C,D)の
移動方向の無I!阜地局30 (B、C,D、E)にお
けるトラヒック状態(通話チャネルの使用状態)を総合
的に判断し、必要により、これらの無線基地局30 (
B、C。 D、[)と交信中の移動無線機50 (B、C,D)の
送受信ダイバーシティの多重度の逓減または増加の判断
を行い実行する。 h) 後述する高速移動モードの移動無線機50(B、
C,D)からの位置登録1発着呼1通話中チャネル切替
に関しては、その確認する殿能、および無線基地830
 (B、C,D、E)や移動無線t150 (B、C,
D)に対して送受信ダイバーシティあるいは制御信号の
再送回数の増加等を適用すべきことを指示する機能を有
する。 つぎに、システム全体の作用を、以下の項目類に説明す
る。 (1)位置登録 (2)発呼動作 (3)着呼動作 (4)トラヒック閑散時におけるダイバーシティの適用 (5)通話中チャネル切替およびダイパシティ効果の説
明と理論的根拠。 (6)移動無線機の移動方向および移動速度の推定とト
ラヒック輻快対策上の通話チャネル割当法。 (7)高速移動中の移動無線機の位置登録方法および発
着呼等の動作 (1)位置登録 移動無線機50 (B、C,D)の常置場所であるホー
ム・エリア、あるいはホーム・エリア以外の1ノービス
内のエリアであるローム・エリアにおいて、すでに関門
交換機20および周辺の無線基地局30−1〜3 Q 
−nが動作しているときに、移動無線機50 (B、C
,D)の電源スィッチがオンされて、動作を開始覆ると
、最初に行われるのが位置登録動作である。この位置登
録動作の流れを第4A図および第4B図に示し、説明す
る。 移動無線機50 (B、C,D)の電源スィッチがオン
されると、現在の位置を登録づるための動作を開始する
信号が上り制御チャネル(CH)を用いて、周辺の無線
基地局たとえば30−1〜30−nに対して送出される
(3201、第4A図〉この移動無線機50 (B、C
,D)からの動作開始信号を受信すると(S202>、
無線基地局30 (B、C,D、E)は移動無線機50
(B。 C,D)の動作開始を確認しく5203)、確認したら
(S203YES) 、もし下り制御チャネルがオフの
状態にある場合には、これをオンにして、位置登録信号
送出許可を下り制御チャネルを用いて送出する(320
4>。 位置登録信号送出許可を受信すると(S205)、移動
無線機50 (B、C,D)は、上り制御チャネルを用
いて、自己のID(識別番号)を乗せて、位置登録動作
を送出する(3206>。この制御チャネルを用いての
交信は、制御チャネル専用の送受信部をもたない、たと
えば第1D図に示す無線基地局30Bにおいても、無線
送受信回路46.48がすでに他の移動無線機との間で
使用されている場合であっても、複数チャネルを高速で
チョップして同時に送受信することかできるから、常時
確保されている。 位置登録信号を受信すると(S207)、無線基地局3
0 (B、C,D、E)では、受信品質を検査し、ID
識別記憶部34にIDを記憶する(3208)。受信品
質を検査した結果一定値以上である場合には(S209
Y[ES、第4B図)、位置登録要求信号を関門交換機
20に対して送出する(S210>。この登録要求信号
を受信した(3211>関門交換機20では、複数の無
線基地局30−1〜30− nに受信品質および位置が
記憶されていることを登録覆る(S212>。この登録
作業が完了すると、登録完了信号が送出される(321
3)。この登録完了信号を受信した無線基地局30 (
B、C,D、E)では、下り制御チャネルを用いて移動
無線機50 (B、C,D)に転送する。 登録完了信号を受信した(S215)移動無線機50 
(B、C,D)は、受信内容を検査して登録された各無
線基地局30 (B、C,D、E)のID(識別番号)
をIDローム・エリア情報照合記憶部54に5記憶する
(S216)。 以上の動作により位置の登録動作は終了し、着呼に対し
て待機状態に入る。 なお、以上の説明から明らかなように本発明による移動
通信システムの移動無線機50 (B、C。 D)の位置登録は、従来のシステムと異なり複数の場所
(無線基地局単位)に登録することとなる。 これが本発明の1つの特徴を表わすものである。 また、無線基地局30 (B、C,D、E)、および関
門交換機20では、位置登録情報を記憶する場合に、移
動無線m50 (B、C,D)から送られてぎた位置登
録信号の品質を測定し、その値を含めて記憶する。それ
ゆえ、たとえば関門交@機20では、移動無線機50 
(B、C,D)の位置登録信号を記憶するのに、受信品
質の上位だった無線基地局30 (B、C,D、E)の
IDとともに、たとえば、つぎに示すように受信品質の
良い順に記憶する。 第1表 凰徐旦氾丑 移動無線機 免週凪亘  時刻年月日 ID      10    S/N (C/N)  
時分秒30−1    50    50  1987
.B、1113、24.56 30−2     り0    45  1987,B
、1113、24.56 30−3     !i0    35  1987,
B、1113、24.56 30−4    50    30  1987.B、
1113、24.56 30−5     り0    25  1987,B
、1113、24.56 同様に各無線基地局も無線基地局30 (B、C。 D、E)が受信した情報のみならず、第1表に示すよう
な周辺の無線基地局の受信情報も合せて記憶する。これ
は移動無線機50 (B、C,D)との間で通話路が設
定されたとき移動無線U150(B、C,D)の移動に
ともなう通話(信)中チャネル切替実施のときに有用な
情報Cあるばかりでなく、移動無線機50 (B、C,
D)の移動方向、速度などを推定するのに必要だからで
ある。 上記と同様な理由のために、移動無線機50(B、C,
D)内のIDローム・エリア情報照合記憶部54におい
ても、第1表と同じく情報を記憶する。 つぎに移動無線機50 (B、C,D)が待受中(通話
しない状態)において位置登録したゾーンから移動し、
隣接ゾーンへ移行したとする。この移動の認識は、たと
えば無線基地局30 (B、C。 D、E)から常時制御信号が送出されているシステムで
は、受信した制御信号に含まれている無線基地局30 
(B、C,D、E)のIDを移動無線ti50 (B、
C,D)で記憶しているIDと照合すれば判別できる。 無線基地局30 (B、C,D、E)から常時には制御
信号が送出されていないシステムでは、所定の部間間隔
で移動無線機50 (B、C,D)から周辺の無線基地
局30 (B、C,D、E)宛に上り制御チャネルを用
いて下り制御信号送出要請を行い、これに応じて各無線
基地局30 (B、C。 D、E)から送られてきた無線基地局30 (B。 C)のIDを移動無線機5”0 (B、C,D)で記憶
しているID情報と照合することにより可能となる。 以上いずれのシステムにおいても、この結果17られた
無線基地局30 (B、C,D、E)のID情報のうち
、それまで移動無線機50 (B、C。 D)で記憶していた基地局ID情報と異なる新しい基地
局ID情報がすくなくとも1つ以上あることを発見した
場合には、移動無線[150(B、C。 D)は新ゾーンへ移行したものと判断し、制御部58 
(B、C,D)(第1B図参照)は、IDローム・エリ
ア情報照合記憶部54への位置登録の・ 更新を実行す
る。すなわら上り制御チャネルを用イテuvJ無NQP
350 (B、 C,D ) (7) I D情報ヲ周
辺の無線基地局30 (B、C,D、E)へ送信する。 この信号を良好に受信した複数の無線基地局30 (B
、C,D、E)では、すでに説明したのと同様の手続き
を行い、関門交換機20へ移動無線機50 (B、C,
D)の位置登録信号を送出する。 この信号を受信した関門交換機20では、自装置内のI
D識別記憶部24を動作させ移動無線機50 (B、C
,D)の位置登録情報として、従来の情報から、新情報
に書きかえさせる。これにより、移V)無線機50 (
B、C,D)の位置登録が更新される。 以上の更新作業は移動無線機50 (B、C,D)が待
受時であるから必要なのであり、通信(話)中に新ゾー
ンへ移動した場合には、後述するように、関門交換機2
0へは新通話チャネルの割当を新無線基地局30 (B
、C,D、E)と移動無線機50 (B、C,D)との
間で行わせる時、同時に位置登録を更新させるので、特
別の動作は不要である。 なお、無線基地局30 (B、C,D、E)に設置され
る無線機の数が少なく、制御チャネル用の無線機を通話
チャネル川に転用するシステムにおいては、無線基地局
30 (B、C,D、[E>が他の移動無線機50 (
B、C,D)と通信中のときは、従来技術を用いたので
は、他に待機中の無線機がないため、たとえ別の移動無
線機から位置登録要求か出されても、無効呼となってい
た。ところが移動無線機の構成として、たとえば第1B
図に示づような複数のシンセサイザ55−1〜55−n
、56−1〜56−nや切替スイッチ64−1.64−
2などを具備させることにより、送受信チャネルをヂョ
ツプしながら反復して切替える方法により、すでに他の
移動無線機と通信中であっても、新しく着呼した移動無
線機との制御ブヤネルによる交信が可能である。したが
って位置登録を受付けることが可能となる。なお、高速
移動モードの移動無線150 (B、C,D)からの位
置登録については後)ボする。 (2)発呼動作 移動無線機50 (B、C,D)からの発呼動作につい
て説明する。 移動無線機50 (B、C,D)は電源がオンされてお
り、(1)項で説明した位置登録が完了しているものと
する。移動無線機50 (B、 C2D )から同一シ
ステム内の他の移動無線機、あるいは第1A図に示され
ている電話網10に収容されている電話機を呼ぶ場合の
発呼動作は、現在使用されている自動車電話機からの発
呼と同様にダイヤル操作が行われる。 さて、使用者が第1B図に示される移動無線機50の電
話機部59の送受話機をあげる(ハング・オフ)動作を
する。この状態では、移動無線機50から送出する発呼
信号が、どのタイミングで上り制御チャネル(移動無線
機50から無線基地局30 (B、C,D、EE))に
送出すべきかを、移動無線機50の制御部58は知って
いる。それは発呼状態以前の待呼時において、すでに複
数の無線基地局30 (B、C,D、E)から送出され
ている下り制御チャネル(無線基地局30 (B。 C,D、E>から移動無線機50>を、この移動無線機
50は捕捉しており、この中に含まれている制御信号の
発呼可のタイミングを認知しているからである。 また移動無線機50では、第1B図に示す全機能が活動
状態にはいる。とくに、シンセサイザ55−”L55−
2g・・・、55−nに対しては局部発振周波数発振の
準備をさせるが、切替スイッチ64−1はシンセサイザ
55−1を選択する位置に固定する状態を保持覆る。ま
た、シンセサイザ55−1に対して制御部58では制御
信号を送出し、下り制御チャネル受信のための局部発振
周波数を発振させる。一方、移動無線[50の周辺にあ
る無線基地局30−1.3C)−2,・・・、30−「
)では、その無線基地局には無線機が1台しか存在して
いない場合、他の移動無線機と通信中か否かにより、つ
ぎの動作で移動無線150からの上り制御信号の受信に
つとめている。 まず、その時点で他の移動無線機と通信中の無線基地局
30 (B、C,D、E)では、その無線基地局30 
(B、C,D、E)にある受信および送信切替用制御器
65C,67C1およびシンセサイザ55−1.55−
2.56−1.56−2が動作中であり、このうち55
−1.56−1は他の移動無線機との通信に必要な局部
発振周波数を出力し、シンセサイザ55−2および56
−2は制御チャネルでの交信を必要とする局部発振周波
数を出力している。それゆえ、無線基地局30(B、C
,D、E)の近傍に居る移動無線機50からの発呼には
、直ちに応じられる状態を保っている。 つぎに、その時点で他の移動無線機との通信もなく、制
御チャネルで待機中の無線基地局30(B、、C,D、
E)にあっては、無線受信回路68の受信状態を制御チ
ャネルを受信できるようにして固定している。したがっ
て無線送信回路66などは休止中であり、単に無線受信
回路68、シンセサイザ55−1のみが動作中である。 さて、以上の状態の下において移動無線機50から発呼
要求信号が送信される。この移動無線機50のIDを含
む発呼要求信号は、第1B図の制御部58で作成され、
無線送信回路66へ送られる。無線送信回路66では変
調が加えられ、適当なレベルにに増幅後、送信ミクリ6
1からアンテナに加えられ無線基地局30−1等へ送ら
れる。 この信号を良好に受信した無線基地局30−1等におい
ては、受信信号の内容を検査して、無線基地局30−1
のID識別記憶部34に記憶され、位置登録の完了して
いる移動無線機50からの発呼であることを確認し、無
I!j!基地局30−1で受信した受信品質の数値およ
び空ヂャネル番号を加えて、発呼してきた移動無線機5
0へ返信し、移動無線機50が使用すべき通話チャネル
番号を決定するように要請する。もし無線基地局30−
1の記憶部34に記憶されていない移動無線機であれば
、この時点で記憶し、この追加した情報を移動無線機5
0へ返信する。ただし、この場合返信のタイミングは、
他の無線基地局からの返信に干渉妨害を与えないように
前述したような受信品質と関連したものとする。 一方、これら周辺の無線基地局30−1.30−2.・
・・、30−nからの応答信号を受信した移動無線t1
50では、その時点における通話トラヒック状態を考慮
し、ダイバーシティ送受信すべき無線基地局の数を決定
する。すなわち無線基地局30−1.30−2.−.3
0−nからの応答信号の内容を検査し、通話品質が一定
の規格を@輩しているもののうちから、移動無線150
の移動方向や速度、移動無線機50に具備されているダ
イバーシティ送受信可能な多重度、電波妨害を発生する
おそれのない空通話チャネルおよび周辺のトラヒック状
態等から、無線基地局30−1.30−2ないし3 Q
 −nと通信することを決断したとする。この場合移動
無線機50では上り制御チャネルを用い、無線基地局3
0−1.30−2゜・・・、30−nに対し、それぞれ
使用する通話チャネル番号を通知し、同番号のチャネル
で待機するように要求する。 これら無線基地局30−1.30−2.・・・、3Q 
−nでは、制御信号に指示されたタイミングをもって、
それぞれ無線基地局30−1〜30−nが指示された通
話チャネルで待機中であることを報告する。 上述の複数の無線基地局30−1〜30−nからの移動
無線機50への報告(送信)は同時期に送信しても差支
えない。ただし、この場合、帯域外にそれぞれ占有周波
数帯を異ならせ、どの無線基地局30 (B、C,D、
E)から送信されたかを移動無線機50で識別させるこ
とが必要になる。 以上の発呼動作の流れを、第5A図および第5B図に示
し説明する。ただし移動無線機50と通信する無線基地
局30は1局(30−1>だけ代表して示した。関門交
換機20および無線基地局30−1はすでに動作を開始
しており、移動無線機50も動作を開始して、第4A図
、第4B図で説明した位置登録作業を終了している。送
受話機があげられて(オフ・フック)、上り制御ブqt
ネル(C)−1>を用いて、このオフ・フック信号と、
移動無線機50のID(識別番号)が送出される(32
31、第5A図)。 これを受けた無線基地局30−1では、移動熱I!41
50のIDを検出し、ID識別記憶部34にすでに記憶
されているものであることを確認する(3232>。 そこで無線基地局30−1は、移動無線機50から受信
した受信品質の値および現在の空チヤネル番号を加えて
発呼応答信号として下り制御チャネルを用いて送出する
(3233>。 このような発呼応答信号を複数の無線基地局30から受
けた移動無線機50は、各無線基地局30からの受信品
質の値を検討し、ダイバーシティ送受信可能な、たとえ
ば無線基地局30−1〜30−nを選択し、空チャネル
を確認しく3234>、使用する通話チャネルを指定す
る信号を送出する(S235>。ここで、無線基地局3
0−1に対してはチャネルCH1を送出する。無線基地
局30−1では、移動無線tff150が指定してきた
通話チャネルが空いていることを確認して、そのチャネ
ルに切替えて(S236> 、チャネル切替完了報告を
下り制御チャネルを用いて送出する(S237)。この
切替完了報告を受けて(3238)、移動無線機50で
は、指定した通話チャネルでダイヤル・トーンを待つ(
3239>。 一方、無線基地局30−1では、関門交換機20に対し
て発呼信号を送出する(S240>。これを受けた関門
交換機20は、移動無線機50のIDや、通信品質をI
D識別記憶部24に記°cb、通話路制御部21の制御
によりスイッチ群23の、たとえば5W1−1をオンし
て無線基地局30−1を電話網10の交換機11に接続
する(S241)。 そこで交@FM11側からは、関門交換機20のスイッ
チ群23を介してダイアル・トーンが送出される(S2
42、第5B図)。 このダイアル・トーンは無線基地局30−1でチャネル
Cl−11(下り)により転送されて(S243)、移
動無線機50で受イ3され、通話(信)が設定されたこ
とを確認する(S244>。移動無線機50は、宛先の
ダイアル信号をチャネルC1(上り)を用いて送出しく
5245>、無線基地局30−1により転送されて(S
246>、交換機11が動作して電話m’toの宛先ま
での通話(信)路が設定される(3247>。その後通
話がなされる(3248)。 通話が完了すると、送受話器がオン・フックされて(3
249>、オン・フック信号と終話信号が移動無線機5
0からチャネルCl−11(上り)を用いて送出される
(3250>。これにより無線基地局30−1は終話を
確認しく5251>、終話を関門交換1fi20に伝え
る。そこで関門交換機20では、スイッチ群23のスイ
ッチ5W1−1をオフにし、通話が終了する(S252
>。 なお、高速移動モードの移動無線機50 (B。 C,D)からの発呼については後述する。 (3)着呼動作 以上は移動無線機50 (B、C,D)からの発呼につ
いて本発明を説明したが、以下移動無線機50 (B、
C,D)への着呼の動作の流れを第6A図および第6B
図を用いて説明する。ここでは多くの無線基地局30の
うち、30−1を代表して示した。たとえば無線基地局
30−1などの近傍に存在する移動無線機50等はすべ
ての無線基地局30で共通して使用する制御チャネルで
待受けている。 第1A図において電話網10から関門交換機20に移動
無線機50宛の着呼信号が入来したとする。関門交換機
20内のID識別記憶部24では、入来しだ着呼信号を
検査し、被呼名のIDを調べたところ現在位置登録され
ている無線基地局30(複数)が検索されたとする。す
ると通信制御部21を経由して移動無線機50が位置登
録されているすべての無線基地局30宛にる呼信号を同
■)に送出する(S271、第6A図)。 この信号を受信した各無線基地局30では、自局内のI
D識別記憶部34 (C)を検索し移動無線機50のI
Dがそこに記憶されていることを確認すると、下り制御
チャネルを用いて、移動無線機50宛に着呼および通話
チャネル指定要請の信号を無線基地局301のIDを加
えて送出する。 他の無線基地局30にも同様な動作で移動無線機50を
実質的に同一時刻に呼出プことになる(S272)。 一方、この着呼信号は制御チャネルで待受中の移動無線
機50で受信され、受信信号の品質や信号の内容を検索
し、移動無線機50宛の着呼信号で市ることを確認した
後は(S273>、移動無線機50が近傍の通話トラヒ
ック状態を考慮の上、それぞれ無線基地局30−1.3
0−2.・・・、30−[〕と通信可能な通話チャネル
を決定し、上り制御チャネルを用いて、無線基地局30
−1.30−2.・・・、30−n宛に送信する(32
74>。 またこれと同時に移動無線4m50(第1B図)内の各
シンセサイザ55−L55−2および56−1.56−
2.・・・、56−nや切開スイッチ64−1.64−
2と受信および送信切開用制御器65Cおよび67Cを
動作させ、たとえば通話チャネルCHI(無線基地局3
0−1用)、通話チャネルC)−12(無線基地局30
−2用)、・・・・・・。 通話チャネルn(無線基地局30−n用)で送受信可能
な状態に移行させる。移動無線機50からの上り制御チ
ャネルを受信した各無線基地局30−1〜30− nで
は、受信信号の品質を検査し、発信した移動無線機50
のIDを確認して(3275)、着呼応答信号を関門交
換Ia20に対して送出する(S276>。 この関門交換機20への着呼応答信号には、通話路設定
のためのスイッチ群23への信号も含まれている。そこ
でこの着呼応答信号を受けると、関門交換1m20では
、移動無線機50のIDがすでにID識別記憶部24に
記憶8れているか否かを確認し、記憶されていない場合
には、無線基地局30−1の品質検査のデータとともに
ID識別記憶部24に登録しく5277>、この記憶し
たIDなどを含む応答確認信号を無線基地局30−1な
どへ送出する(5278>。 この応答確認信号を受けた無線基地局30−1では、移
動無線は50のIDが正しく登録されたことを確認しく
5279>、移動無線機50から指定されたチャネルが
空いているか否かを確認して切替えの可否を検討しく3
280、第6B図)、その結果である切替え認否の信号
を下り制御チャネルで移動無線機50に送出する(32
81>。 この切替え認否の信号を受信した(S282)移動無線
機50では、空きチャネルが無いために、指定したチャ
ネルの切替えが認められない場合には(3283NO>
 、ステップ5274にもどり、別の通話チャネルを指
定する(3274)。指定したチャネルが空きチャネル
であり、切替えが認められた場合には(3283YES
) 、そのチャネルに切替えて、チャネル切替完了報告
を上り制御チャネルを用いて送出する(3284>。 空きチャネルに切替えられたことを確認した(32B5
)無線基地局30−1では、このチャネルに切替えて、
チャネル切替完了信号を関門交換@20に対して送出す
る(8286)。 関門交換機20では、チャネル切替完了信号を受けると
、交換機11を介して電話網10への通話路を設定する
ために、通話路制御部21を動作させてスイッチ群23
のたとえば5W1−1をオンにして、無線基地局30−
1と電話網10とを接続する(S287)。そこで電話
網10側からは関門交換機20を介して呼出信号が送出
され(3288、第6C図)、これを無線基地局30−
1で確認する(3289>。そこで呼出ベル信号を設定
された通話ヂャネルCH1で送出し、移動無線機50で
呼出音を発生する(3291>。 この呼出音により移動無線機50側の送受話器が持ち上
げられる(オフ・フック)と(3292>、チ【・ネル
CH1でオフ・フック信号が送出され、無線基地局30
−1で転送されて(S293>、関門交換120に受信
されて(S294)、電話網10と移動無線機50との
間で通話が開始される(8295>。 通話が終了すると、送受話機がおろされ、オン・フック
信号と終話信号がブヤネルC)−11により無線基地局
30−1に送られ(3296>、終話を確認した無線基
地局30−1では、この信号を転送する(S297>。 このオン・フック信号および終話18号を受けた関門交
換FM20は、通話路制御部21を動作せしめてスイッ
チ群23の5W1−1をオフして終話する(329B>
。 以上の説明において、無線基地局30−1に設置された
制御用の送受信機を通話チャネル用に転用するシステム
においても、移動無線機の構成で説明したような送受信
ヂャネルを時間的に反復切替える方法により、すでに第
3の移動無線機と通信中であっても、新しく着呼した移
動無線機と制御チャネルを用いて交信することが可能で
ある(第1D図、参照)。 覆でに説明した(2)発呼動作および(3)着呼動作に
例示したシステムでは、無線チャネルとして、制御用の
専用の無線チャネルと通話専用の無線チャネルとが明確
に分けられているものであった。しか実際のシステムで
は、この区別が明確でないものもある。そのようなシス
テムにおいては、特定の通話チャネルを以上に説明した
制御チ11ネルに見立てて同等の動作を行わせることが
可能である。 なお、高速移動モードの移動無線機50 (B。 C,D)については後述する。 (4)トラヒック閑散時におけるダイバーシティの適用 (2)項および(3)項で説明したような発着呼動作に
より、電話網10内の一般の電話機へと移動無線機50
 (B、C,D)との間で(あるいはシステム内の2つ
の移動無線機間で)通信が開始されたとする。この場合
移動無線機50 (B。 C,D)が通信する無線基地局30 (B、C,D。 [)は1つで、かつシステム内の通信1−ラヒツク状態
、すくなくとも移動無線機50 (B、C,D)の近傍
におけるトラヒック状態は、とジー・アワーすなわち最
繁時ではないとする(無線基地局30 ([3,C,D
、E)の数が2またはそれ以上の場合でも同様に実施可
能である)。 すると移動無線機50 (B、C,D)では、・ダイバ
ーシティ送受信を行う準備を開始する。そのため第1B
図に示す移動無線機50 (B、C,D)を例にとると
、その制御部58は送信切替用制御器67Cおよび受信
切替用制御器65Cのそれぞれに対し、動作開始指令信
号を送るとともに、現在勤作中のシンセサイザ55−1
および56−1の他にシンセサイザ55−nおよび56
−nに対  、し制御チャネルCEl 50が送受信可
能なように、周波数発振を要求する。同時に制御部58
では無線送信回路66に対し、制御信号の送出を開始す
る。この制御信号には、移動無線150 (B、C。 D)のID、通信の種類(音声、データ等の種別)、現
在使用中のチャネル番号を含み、かつこれを受信した周
辺の現在通信中でない無線基地局30(B、C,D、E
)に対しダイバーシティ送受信の動作開始を要求する。 ただし以上の無線基地局30 (B、C,D、E)に対
する条件は、もしその無線基地局30 (B、C,D、
E)が、第1D図または第1E図、第1F図、第1J図
、第1に図、第1L図、第1M図に示されたような構成
がなされている場合には、第3者の移動無線機と通信中
であってもさらに新しく移動無線機と通話が可能である
のでこの条件を緩和することが可能である。 以上の動作により、移動無線機50 (B、C。 D)の送信ミクサ61の出力には、現在通信中のチャネ
ルC)−11の他に、制御チャネルCH50による送信
が得られ、一方受信ミクリ63へは現在通話中の通話チ
ャネルC[11の受信の外に制御チャネルの受信も可能
になる。これは(5)項の通話中チャネル切替の動作で
詳細に説明されている。 移動無線機50 (B、C,D)から送信された制御信
号は最寄りの複数の現在通信中でない無線基地局30−
2.30−3.・・・、30−nで受信される。すると
、この中の1つである無線基地局30−2では、受信信
号の品質や信号の内容を検査した結果、移動無線150
 (B、C,D)から受信した信号の品質が一定値以上
であり、かつ直ちに通信品質が低下することはなく、干
渉妨害の発生の可能性もないと判断したとぎは、送信し
てきた移動無線機50 (B、C,D)に対し無線基地
r530−2のID、使用可能な無線ブヤネル番号(た
とえばC112)等を含む制御信号を移動無線機50 
(B、C,D)宛に送信し、ダイバーシティ送受信可の
報告を行う。 この信号は移動無線機50 (B、C,D)の無線受信
回路68で受信され、制御部58に伝達される。これを
受信した制御部58では、無線基地局30−2から送ら
れてきた信号を吟味した結果、ダイバーシティ送受信を
行うことが適切であると判断し、シンセリイリ゛55−
2および56−2に対し、チャネルCI−12で通信を
無線基地局30−2との間で開始するために、局部発振
周波数の発生を要求する。また無線基地局30−2へは
、関門交換ti20内の通話路制御部21に対し、スイ
ッチ群23を動作させ現在通信中の通話信号を無線基地
局30−2に対しても並列送出することを要求する。 この要求を受けた関門交換Ia20では、無線基地局3
0−2の要請にしたがい、音声信号すなわち一般の電話
機からの音声信号を無線基地局30−1のみでなく同3
0−2宛にも同一信号で送出を開始する。 この音声信号を受信した無線基地局30−2では、移動
無線機50 (B、C,D)宛に無線基地830−2の
ID等を加え無線チャネルC)−12で送出する。一方
、移動無線機50 (B、C,D)では無線チャネルC
[12の受信が可能な状態になっているので、この信号
を受信した無線受信回路68の出力を通信品質監視部5
7で検査した後、品質が良好であれば音声信号は電話機
部59へ、制御信号は制御部58へ伝達される。 以上の動作を実行することにより、移動無線機50 (
B、C,D)は無$!基地局30−1および30−2と
の間でダイバーシティ送受信状態に入ることになる。 上述した移動無線機50 (B、C,D)から、その周
辺にある無線基地局30 (B、C,D、E)へ向けて
送イ3されたダイバーシティ送受信実施要求信号は、無
線基地局30−2以外の無線局30−3.30・−4,
−,30−nでも同様に受信しており、これらのうち条
件に適する無線基地局は、30−1と同様の応答信号を
移動無線機50 (B。 C,D)に送信しているはずである。 それゆえ、移動無線機50 (B、C,D)の制御部5
8または関門交換機20では、ざらに多数の無線基地局
との間でダイバーシティ送受信を行いたい場合には、上
述した無線基地局30−2との間でダイバーシティ送受
信したときと全く同様の動作を行って、すべての動作が
正常に働くと、たとえば無線基地局30−3との間にダ
イバーシティ送受信が開始される。 以下、上記と同様な動作により移動無線機50([3,
C,D)のR寄りにあり現在通信中でなく、かつ通信品
質がシステムに要求されている一定の基準以上を満たす
無線基地局30−3.30−4゜・・・、30−nに対
しても、同様にダイバーシティ送受信が開始される。そ
して、ダイバーシティの多重度は、交信可能な無線基地
局30 (B、C。 D、E)の数あるいは移動無線機50 (B、C。 D)内に具備されている同時送受信可能な多重度数、す
なわち第1B図の場合はシン上4Jイザ55−1〜55
−nまたは56−1〜56−nの「)の数に左右される
。 また以上の説明ではシステム内の通話トラヒックが混ん
でいない場合を想定したが、トラヒック状態は各無線基
地局30 (B、C,D、E)あるいは移#J無線[5
0(B、C,D)で測定されており、トラヒックが順次
幅較してきた場合には、ダイバーシティの多重度に関し
、順次制限が加えられ、最繁時には、多重度1すなわら
ダイバーシティなしの状態にまで移行することになる。 ただし通イ3されている通信の種類(音声、データ、フ
ァクシミリ等の別)により多重度の低減に差別を設【ノ
ることにより、広帯域通信はど多重度の制限を受けにく
くする等、システム的処理が可能となり、通信の種類に
かかわらず良好な通信の確保が可能となる等の特徴を本
発明はfibている。 (5)通話中チャネル切8およびダイバーシティ効果の
説明と理論的根拠 n−1個の無線基地局30 ([3,C,D、E)と1
個(7)移動mFdi50 (B、C,D)とが、n−
1個のチャネルを用いて交信している最中に、その内の
あるチャネルにおける通信の品質が一定値以下になった
場合には、一定の通信品質を満足する現在通信していな
い他の1つの無線基地局30 (B、C,D、E)との
間で他の1つのチャネル(新チャネル)に切替えて交信
するために先立って、切替受信手段と切替送信手段とを
通信信号に影響を与えない速度で切替えて、継続して送
受信中のn−2個のチャネル以外の旧チャネルと新チャ
ネルを一時的に並行して送受信するようにし、その間に
新チャネルの品質を調査して一定レベル以上であること
を確認すると、チャネル切8のための動作を終了して、
新チャネルを含むn−4個の無線チャネルによって交信
するようにした。したがってチャネル切替による通信の
瞬断を生ずることがなくなった。このほか、チャネル切
替を実施しない場合を含めて送受信ダイバーシティ効果
を得ることが可能となった。 第1八図ないし第1M図は、この動作の一例を説明する
ためのシステム構成を示している。以下これらの図を参
照して説明する。 移動無線機50 (B、C,D)(以下、単に移動無線
機50と略す)は、シンセ)Jゴザ5 J  1 t5
5−2.・・・、55− (n−1>と無線受信回路6
8と無線送信回路66を用いて無線基地局30−1.3
0−2.−.3O−(n−1>と通話チャネルCl−1
1,C)−12,−、C!−1(n−1>を用いて交信
中であるとする。移動無線機50は、無線基地局30−
1から遠ざかり、無線基地局30−nへ近づいたとする
。すると移動無線機50と無線基地局30−1とのあい
だの相対距離の増大にともない、通話品質が劣化をはじ
めるので、これを移動無線機50の通信品質監視部56
が検出する(レベルト1以下に低下したことを検出する
)。なお、レベルL1といえども回線が要求されている
値を上回るように設定されている。 移動無線機50は周辺にあるすべての無線基地局30 
(B、C,D、[E)(以下、単に無線基地局30と略
す)に対し、移動無線機50の送信信号の品質を測定す
るように要求する。この要求に応じ現在移動無線機50
と通信を行っていない各無線基地局30は、測定値を移
動無線機50宛に報告する。 この場合、自己の移動無
線機50の送信アンテナから送出される信号は、無線基
地局30−1 、30−2.−、30− (n−1>宛
の通話信号を継続的に送信するかたわら、上り(移動無
線機50から無線基地局30へ)制御チャネル(CH5
0)により基地局30−1.30−2゜・・・、30−
 (n−1>の周辺にある無線基地局(たとえば3O−
n)に対し受信状態が良好ならば、下り(無線基地局3
0から移動無線1150へ)制御チャネル(C1150
)を用いて応答するように要求する。 移動無線t!150から送出する制御信号の内容には、
以下に示す信号が含まれている。 i) 移動無線機50のID。 ii)  現在通話中の相手無線基地局30−1.30
−2.−、30− (n−1)のIDおよび受信品質。 1ii)  現在使用中のチャネル番号。 iv)  通信の種類(電話、F A X、データ等)
。 V) サービス種別。 このような内容を含む制御信号は、周辺にある複数の無
線基地局30で受信される。 すなわち、これらの無線基地局30は、別の移動無線機
と交信中の場合を除いては、待受時には、各システムで
定められた制御チャネル(たとえばCI・150)で受
信待機中であり、各無線基地局30で受信される。同時
にこれを受f3シた各無線基地局301.:設置されて
いる通信品質監視部36で通信の品質が検査され、一定
の品質以上であれば相手方の移!7I無線機50のID
を無線基地局30内のID識別記憶部34に記憶部ると
ともに制御部38へ通知覆る。この通知の内容には、つ
ぎに示すものが含まれている。 a) 送信してきた移動無線機50のID。 b) 移動無I!2tIi50が現在通信中である相手
側無線基地局30−1.30−2.・・・、3O−(n
−1)のID。 C) 使用しているチャネル番号。 d) 通信の種類。 e) 受信状態(S/NまたはC/N (キャリア対ノ
イズ比)あるいはディジタル信号の場合は平均ピッ]・
誤り率)。 f) サービス種別。 この信号を受けた制御部38では、その内容を検査し、
自己の無線基地局30−nが記憶している通信可能な空
チャネルを検索する。この結果、移動無線機50が希望
している1ノービスの種類を満たす空チャネルがあり、
かつ通信品質としてチャネル切替後も一定期間所要通信
品質を確保し得ると判断した場合は、自己の無線基地局
30− nより移動無線機50に対し、受信状態を知ら
Uることを決定する。そのために、まず関門交換機20
の通話路制御部21に対し自己のID、送信してきた移
動無線機50のIDおよびその通信中の相手の無線基地
局30−1.30−2.・・・、3O−(n−1)のI
Dなどを送信し、スイッチ群23のスイッチ5W1−1
.1−2.1−nとを同時にオンの状態にし、無線基地
局30−nに対しても、無線基地局30−1.30−2
.・・・、3〇−(n−1>(以下30−1等と省略す
る)と同一の通話信号の送出を要請する。ただし、この
動作は後述するように、無線伝送路で使用する信号の変
調形式が撮幅変調波の場合、あるいは浅い変調の周波数
変調の場合は、省略することが可能である。 つぎに無線基地局30−nに対づる無線基地局30−1
等と同一の通話信号の送出要請に対する通話信号の送出
時期に関しては、e)の受信状態により、送信のタイミ
ングを決定する。すなわち、受信状態が極めて良好で、
たとえばC/N=40dB以上であれば直ちに送信し、
C/N=39〜30dBのときは2秒後、C/N=29
〜20dBのときは4秒後、C/N=19〜15のとき
は6秒後など一定の時間経過後に送信するようにシステ
ム内で定められた手順により受信C/N値に従って、返
信のタイミングを異ならせて前記移動無線[50へ送信
する。このタイミングをとる理由は、伯の無線基地局3
0との同時制御信号の送信による干渉妨害を未然に防止
するためと、制御信号を受信する移動無線1fi50が
、受信状態のよい無線基地局30−n等を選択し易くす
るためである。 さて、無線基地局30−nから前記移動無線機50に対
し送信する信号には、つぎの内容が含まれている。 11通話信号・・・・・・関門交換機20から得た下り
(?!話綱網10内電話機から移動無線機50への)通
話信号。 これは、現在の無線基地局30−1等から移動無線機5
0に対し送信中の通話信号と全く同一である。また無線
基地局30−nの送信部31に含まれている変調器で行
われる信号波の変調レベルも無線基地局30−1等の場
合と同一に設定される。 2]制御信号・・・・・・これには、つぎの信号が含ま
れている。 2−1)自己の無線基地830− nが受信した移動無
線機50のID。 2−2)自己の無線基地局30−nのID。 2−3)自己の無線基地局30− nで使用可能(干渉
妨害のない)でかつサービス区別や通信の種類に合致し
た通話チトネルWI号。 2−4)受信状態(受信C/N値等)。 無線基地局30−nが送信したこのような情報を含む制
御信号は、移動無線FpJ、50で受信される。 このようにして各無線基地局30− n等から送られて
きたC/N値等の情報を19た移動無線機50の%l制
御部58では、これら複数の情報を比較したところ無線
基地局3 Q −nの測定結果が最も値が良く、hつ品
質基準のレベルし2以上、ただし12 >11を満足し
ている事が確認されたとすると、移動無線機50は、無
線基地局3 Q −nの通話ゾーン(ゾーン「))近傍
へ接近したと判断し、ヂマ・ネル切替を行うことを決断
覆る。 そして、ゾーン「1で空いている通話チャネルをIDお
よびロームエリア情報照合記憶部54を検査して調査し
た結果、無線基地局30−nから連絡のあった通り、ヂ
ャルCHnが使用可能であることを知る。そこで上り制
御チャネルを用いて、制御信号により無線基地局30−
nに対し、チャネルC11nで送受信を行うように指示
するとともに、無線基地局30−nを経由して関門交換
機20に対しスイッチ群23のスイッチ5W1−1と5
W1−2.3W1− (n−1)のほかに5WI−nを
同時にオンの状態にし、無線基地局30−nに対しても
、無線基地局30−1.30−2゜・・・、30− (
n−1>と同一の通話信号の送出を開始するように要請
する。 これらの要請を受けた関門交換120では、スイッチ群
23の5W1−nもオンの状態にし、無線基地局30−
nは通話チャネルnを用い音声信号の送出を開始する。 この場合、当然のことながら無線基地局30−nの変調
器の変調の深さも他の無線基地局30−1.30−2.
30−3.・・・。 30− (n−1>と同一とする。 ゛この制御信号の伝送を実現するために、具体的には、
制御信号がアナログ信号の場合、すでに説明した第2図
(a)に示すように、通話チャネルの帯域0.3〜3.
0Kt−1z外の低い周波数fo。 (たとえば約100Hz)または高い周波数fDl−f
D2.fD3・・・f、8(たとえば3.8KH2から
0゜1Kl−12間隔で4.5Kl−12までの8波、
ただし、n=Bのとぎ)を用いる。 制御すべき項目すなわら制御データが多いときには、制
御用の周波数f。0〜fo8の波数をさらに増加させて
もよいし、副搬送波形式をとることも可能である。この
とき、たとえばf、o〜fD8のうらの1波あるいは複
数の波に周波数変調をかけたり、あるいは振幅変調をか
けたりすることによって、より多くの1制御データを伝
送することもできる。 また、制御信号としてディジタル・データ信号を用いた
場合には、音声信号もディジタル符g化して、両者を時
分割多重化して伝送することも可能であり、これをすで
に説明した第2図(b)に示すようにする。 第3図に、第1A図、第1B図および第1C図に示した
本システムのチャネル切開の前後におけるタイミング・
チャートを示す。 チャネル切替動作を説明している第3図において、無線
基地局30−1と移動無線機50との間で用いているチ
ャネルCH1の品質がレベルし1以下に低下したことを
無線基地局30−1あるいは移動無線機50の通信品質
監視部37.あるいは57が検出し、上述したプロセス
によりチャネルCI−(nで無線基地局30−nからの
送信電波を並行して受信可能とするための準備を始める
。 すなわち、移動無線機50の制御部58は、それまでシ
ンセサイlJ’55−1.55−2.・・・、55− 
(n−1>を使用して、チャネルCH1による無線基地
局30−1の送信波、チャネルC[12による無線基地
局30−2の送信波、・・・・・・、チャネルClIn
−1による無線基地局30− (n−1>の送信波を受
信している状態から、シンセサイザ55−nも動作せし
めて、無線基地局30−nから送信されるチャネルCH
nの送信波も受信可能とするような、周波数をシンセサ
イザ55−nに発生せしめる。 かくして、無線基地局30−1から送信されているチャ
ネル011の品質低下により、無線基地局30−1との
交信が停止されようとしているとき、無線基地局30−
nとチャネルCHnによる交信が開始される。すなわら
、移動無線機50では、受信切替用制御器65Gから切
替駆動入力信号を受けている切替スイッチ64−1の反
復切替を継続させる。これと同時に、それまでシンセサ
イザ56−1.56−2.・・・、56− (n−1>
を動作せしめて、チャネルCl−11〜C)−1rl 
−1を用いて無線基地局30−1〜3O−(n−1>に
送信していた状態から、シンセサイザア55−nも動作
させて、無線基地局30−nに対してチャネルClIn
により送信することができる状態に移行させる。この送
信に使用されるシンセサイザ56−1.56−2・・・
、56−nの出力は、切替スイッチ64−2によって、
送信切名用制御器67Cからの切替駆動入力信号で反復
切替が行われる。 チャネルCH1とC)−12,−−−−−・、Cl−H
lとが並行して送受信されるこの切替送受信期間は、チ
ャネルCHnの確認と同ヂャネルの品質が一定のレベル
上2以上であることを移動無線1ff150が確認覆る
まで続けられ、その後はチャネルC)−11を開放し、
無線基地局30−2.30−3.・・・、30−nと移
動無線150との間の交信は、チャネルCH2,Cf−
13,−、Ct−Inのみにより瞬断なく継続される。 この切替送受信期間における切替スイッチ64−1.6
4−2の切替周波数f1は、たとえば信号に含まれてい
る最高周波数の2n倍以上等に定められる。以下、これ
について詳細に説明する。 切替周波数は、下記の諸条件を考慮し、最適値が定めら
れる。 1)伝送すべき信号の変調形式 2)伝送ずべき信号周波数帯域 3)伝送すべき制御用周波数帯域 4)送受信部の帯域特性、とくにアンテナ入力端に設置
される高周波濾波器の帯域特性 5)切替用制御器の波形特性 6)周波数シンセサイザの応答特性 7)搬送波用周波数とシステム内の使用チャネル数 8)伝送路の電波伝搬特性 9)関門交換v120から無線基地局30−1を介して
移動無1tm50までの信号の伝送路と無線系制御装置
20から無線基地局30−2を介して移動無線機50.
までの信号の伝送路の差による伝送遅延時間差 たとえば、1)が周波数変調、2)が音声信gの場合0
.3〜3.0KHz 、3)として第2図(a)に示す
帯域外による制御信号を用いる場合には、0.3KH2
以下(fl)o)か3.8〜4゜5 K tl Z (
f ol、 f o2”・f 08)となる。4)の特
性として、通過帯域幅が16KHz(または、8Kt−
1z ) 、5 )の特性として6)におけるシンセサ
イザの応答特性が良好であり、出力波形が良好であるこ
とに留意して選定すべきであり、用いられるシンセサイ
ザ゛は5)の切替用制御器の入力により可急的に急速な
応答特性が望まれる。 7)〜9)はシステム設計上から考慮される項目である
が、本発明の実施例として説明する自動車電話用システ
ムでは、7)は900Mtlz 、 600チヤネルで
あるので使用周波数帯域幅は15MH2(または、12
00チャネル同15Mt−IZ)、8)は多くの文献で
既知であり、9)は0.03m秒程度である。 以上を総合的に考慮し、たとえば自動車電話システムで
は、移動無線機50の切替スイッチ64−2における切
替周波数は20XnM)12程度に選定される。 以下受信の場合を説明する。第2図(b)に示づように
&声イこ号や制御信号がディジタル化されている場合に
は、切替用周波数として、より高速の周波数を用いるの
が適当で、nX20K)−1z〜30Kl−IzP′1
度の値でよい。 また、受信ミクサ63の入力部からみたヂt・ネルCt
−11,2,3,−、n−1,nの搬送波周波数をω1
.ω2.・・・、ω。−1,ω。、またシンセサイザ5
5−1.55−2.・・・、55−(n−1>、55−
nの出力周波数を、それぞれω、1.ω、2ωLn−1
.ωl−nとすると、無線基地局30−1.30−2−
.30− (n−1>、30−nからの受信ミク+、1
63に含まれた中間周波増幅器の出力における搬送波の
周波数はそれぞれ、 Ω1=ω1−ωL1        (11)Ω2−ω
2−ωL2         (12)Ωn−1=(I
)n−1”Ln−1n−1Ω −ω −ω[。    
    (1o)n すなわち、切替スイッチ64−1の動作により中間周波
数として受信部53には、 Ω1=″1−L1 Ω2−2−L2 Ωn−1−n−1−(1)Ln−1 Ω  −ω  −ω n    n     Ln 等の搬送波周波数を有する信号波とが順次に入力するこ
とになる。そして(11)と(12)・・・。 (1,1>式とは、 Ω →Ω 枦・・・・憫Ω。−1=Ω。   (2>の
関係にある。このような信号が受信部で増幅されたのち
復調回路で復調されるが、「)個の中間周波数 ω1−″L1 ω2  ”L2 ωn−1−(1)Ln−1 ωn−″)Ln との周波数差が存在すると、復調出力信号に、歪9I音
が発生する場合としない場合とがある。すなわら、周波
数変調または位相変調の場合には11周波数差が全くな
い場合には歪雑音は発生しないが、周波数差があるとそ
の周波数差(ビート周波数)が信号周波数と同一成分を
含む場合は発生し、含まない場合には発生しない。 一方、振幅変調の場合には、周波数差があっても歪雑音
は発生しない。ただし、振幅変調の場合でも中間周波増
幅器などに非直線特性があると、高調波による非直線歪
が発生覆るから、直線性の良Ofな増幅器を用いる必要
がある。 以上に説明したような移動無線機50の受信ミク+J6
3の入力に(J−11、0H2,・、 C)11−1お
よびCf−1n用の局部発振周波数を循環的に加え受信
しても通信に異常なく、しかもチャネルCH1からチャ
ネルCI−(nへの移行が何の瞬断(雑音の混入らなく
実行可能であり、かつ受信ダイバーシティ効果のあるこ
とを理論的に説明する。 まず、角度変調波を用いる場合を説明する。 データあるいは音声信号(アtログまたはディジタル形
式の信号に対して)は、つぎのように表現できる。 また帯域外に存在する制御信号は、 μ。(t)=八ぼHCO5(ω、1+θ1)ここで、a
iは振幅の大きざ、diは信号の角周波数、aiは1=
0のときの位相を表わす。m。 「)は正の整数を表わす。 つぎに周波数変調の場合を説明するが、位相変調におい
て本発明は同様に適用される。(3)式または(3)式
および(4)式で搬送波を周波数変調すると、得られる
変調波は、 I=IQSinf(ω汁μ(t))dt= IoS!n
 (ωt+−5(t))      (5)または、 1= I□ sin f (ω十μ(1)十μ。(t)
>di−I (> Sln (ωt+5(t)+5C(
t))(5′) ただし、 m・=ai /ωH<r=1.2.3・・・n)この結
果(5′)式の右辺のsinの内の式s (B十5c(
t)は−殻内な形の伝送信号を表わすことになる。 さて、(5)式または(5′ )を用いると、無線基地
局30−1.30−2. ・、30−1−1>、30−
nから送信された信号が、移動無線1m50のアンテナ
を介して受信ミクサ63に入力され、局部光撮部出力(
第1B図の場合、シンセ→) イ 書ア55−1.  
55−2.  ・・・、55−(n−1>、55−n>
と混合されると、受信部53の入力としては、(1)式
および(2)式と同じ記号を用いて次式のように表すこ
とができる。(ただし切替スイッチ64−1は停止の状
態とする)。 J =I□H3irl (Ωit十5(t) +SCH
(t)>(i=1.2.・・・、n) つぎに、切替スイッチ64−1が切替動作を開始したと
する。また、無線基地局ao=  に=1.2.・・・
、n)からは音声信号s (t)と制御信号5CH(t
)が、それぞれ送られてきたとする、移動無線機50の
受信部53の入力として、I=  (101/n>  
[1+2  Σ (r)/汀】π) )m=1 xsin  (myr/n ) cos mp t ]
xsin (Ω1t+5(t) +5o1(t) )+
 (102/n) [1+2Σ (n/mπ))m=1 xsin  (mπ/n) xcos mp (t−2yr/ (np) ) ]x
sin (Ω2を十5(t) +5C2(t) )+ 
(103/n>[1+2Σ (n/ml)m=1 xsin  (mπ/n) xcosmp(t−4π/ (np>)]xsin (
Ω3 を十5(t)+5o3(1))+(IQo/n>
 [1+2Σ(n/ml)m=1 xsin  (mπ/n) xcos mp (t−2(n −1) yr/ (n
p) ) ]xsin (Ωn t + s (t) 
+s cn(t) )ただし、pは切替角周波数、mは
正の奇数とし、n個の入力波に対する切替時間は等間隔
とした。 (7)式の右辺を変形すると次式のようになる。 I= (101/n> [sin (Ω1t+U1 (
t))+(n/π)sin(π/n> x[cos((ΩI  D) t+U1 (t) )−
cos((Ω1 −ト pat  −ト U  1  
(t)   )  ]+ (n/3π)sin  (3
π/n)x[cos((Ω1  ap> ’j+LJ1
 (t) )−cos((Ω +3p) j十LJ1 
(t) ) ]] +(n15π)sin (5π/n) x[cos((Ω1−5p)t−11(t))−cos
((Ω1+5p) i+LJ1 (t) ) ]−ト・
・・・・・                    
                ]+(1/n) [
sin (Ω t+U2 (t) )+(n/π)si
n(π/n) x [cos  ((02−p) t+U2 (t) 
)−cos((Ω2+p) i+LI2 (t) ) 
]−+−(r)/3π)sin  (3π/n>x[c
os((Ω2 3D) ]+LJ2 (j) )−co
s((Ω2+3p)]+U2 (t))]+(n15y
r>sin (5π/n>x[cos((Ω2 5p’
)を十U2(1))−cos((Ω2  +5 D )
  t + U2  (t)  )  ]十・・・・・
・              ]十(1C、/n) 
[sin (Ω、t+U、(1))±(n/π)sin
(π/n) x[cos((Ω、  −p)  t−)  U。 (
t)  )−cos((Ω。+p)t+U、 (t) 
) ]+(n/3π)sin (37c/n>x[co
s((Ω。−3p)t−1゜(t))−cos((Ωn
 + 3 p) t−FU n (t) ) ]十(n
15x)sin (5yr/n)x   [cos  
 (((ン 、   −5D)   t−1LJ  n
  (t)   )−cos((Ω。 −)  5L)
)t −トU。 (1))]十・・・・・・     
          ]ただし、UH(t) =s(t
) +5cH(t)(i=1.2.・・・、n) ここで(8)式をみると多くの搬送波を合成したものと
なっているから、このまま中間周波増幅器で増幅した後
に復調したのでは、一般に混変調(干渉妨害)による歪
雑音を発生する可能性がある。 また(8)式で表わされる入力波の振幅■。1゜IO2
,・・・、IOlは必ずしも同一の振幅ではなく、切替
の時間的占有率を等しくした場合(デユーティ100/
n%の場合)には、無線基地局30−1よりも30−2
の方が近距離にあるために、通常はI。2− 103.
・・・、■ooの方が人である。−計102等の大きさ
が異なっていると、混変調を発生する可能性がある。上
記(8)式で示した多くの搬送波の合成による原因と、
I  、1  等が異なることによる原因の2種類の混
変調発生聾囚がある。 さて(8)式で示した多くの搬送波の合成による場合の
混変調については、つざの方法により歪雑音の除去を行
うことができる。 すなわち、切替スイッチ64−1の切替速度(周期〉を
高速にし、中間周波増幅器の帯域通過特性の外に追いや
る方法がある。しかしながら、すでに述べたように、切
替周波数は信号の最高周波数の2「1倍以上に定められ
ている多くの場合には、それ以上高速にする必要はない
であろう。高速にすることにより(7〉式右辺のm=4
,3゜5・・・の項は(8)式を見ればわかるように中
間周波増幅段において無視することが可能となり、(8
)式は下記のように表わすことができる。 1= (1/n) x I 01 sin (Ω1↑+5(t) +5ot
(t) ’t+−(1/n) X I g2 S!n (Ω2 t+5(t) +s。 2(t) )十・・・・・・ +(1/n) x 10n sin (Ωn−1t+5(t) +s。 o(t) >(9)式において、 Ω =Ω =・・・・・・Ω  =Ω −Ω  (10
)1  2     n−1n 5(t)=・・・・・・−5crt−i” =so、(
t) =。 とおくことができるとする。実際に(10)式は後述す
るような手段で技術的に可能であり、(11)式は前述
の通り無線基地局30−1から(またはヂャネル切替の
後半では無線基地局30− nからのみ)送信する制御
信号のみとすれば(11)式が成立する。すると(9)
式は下記のように変形することができる。 I= (1/n) XI 01 sin (Ωt+5(t) +5c1(t
) )+ (1,,1n)x (Io2+1(,3+−
・−−−・+I。o)xsin(Ωを十5(t)>  
     (12)(12)式は変形すると次式のごと
くになる。 +2 Ioll、 XCO35o(t) ) ”2xs
in(Ω t+5(t)   + β (t)>   
     (13)X ((I01/ Io) +co
s 5o(t) ) −’](13’) I n= I O2+I O3+−−−−−−十I 0
n(13”> (13)、(13’ )式【こおいて I ol< < I n         (14)s
C(t) <<1         (14’ )であ
るから(13)式は近似的に下記のようになる。 1=(1/n) xlsin(Ωt+sm +s。(t))(15)式を
みると、これはn分岐のアンテナ入力を有する切替受信
ダイバーシティ方式で、信号を切替受信した後、そのま
ま合成するいわゆる直線合成を行った結果、入力電界の
低いI。1を無視し、入力電界の高い入力信号による合
成を行ったことを示している。受信切替スイッチのデユ
ーティを可変とし、受信入力の大きいチ17ネルにデユ
ーティを大きくすると、この効果はさらに大きくなる。 したがって、本発明は受信ダイバーシティ効果があるこ
とが明らかにされたこと(なる。 (14)式から周波数弁別回路の出力(無線受信回路6
8の出力)は次式で表わされる。 E=d/dt (s(t)+5o(1))−μ(1)十
μ。(1) ここで、μ(1)およびμ。(1)は、それぞれ(3)
式および(4)式に示されたものである。 なお(14)式は、通常の移動通信方式では、つねに満
足しており、特に制限条件とはならない。 それは主要な音声信号に、制御信号に比して深い変調を
加え、制御信号には浅い変調をかけており、しかも音声
に加える変調の深さも、近年、等価1〜−ン(1KI−
12>信号で3.5ラジアン(25に1−IZ搬送波間
隔の場合、また搬送波間隔が12゜5 K +−(Zの
場合は、同じ<1.75ラジアンとざらに浅くなる)と
浅くなつτいるためである。 以上により周波数変調の場合の無歪条件は(10)式お
よび(14)式が十分条件で必ることが明らかにされた
。以下(10)式を成立させる技術的条件について説明
覆る。 技術的にこれを行なうには、無線基地局30−1.30
−2. ・、30−nの送信部31−1゜31−2.・
・・、31−nの搬送周波数の安定度を決定する基準水
晶発振器の周波数安定度を高めることにより達成される
。たとえば、後述づる自動車電話方式の例では、基地局
に設置されている塁(1(水晶発振器の安定度は、現在
0.5〜lppm(C、5〜IX 1O−6)程度であ
るので搬送波の周波数変動は、1xlO−6x 900
H1lZ =、900H2である。 これでは、丁度音声の信号帯域内に雑音が混入する。 しかしながら、技術の進歩により0.01 ppmが可
能になったとすれば、IX 10’X 900HH2=
 911zとなり雑音の高調波があったとしても、その
大きなエネルギーが信号帯域内に混入する可能性は少な
くなる。あるいは搬送波の周波数か9 M N Zを使
用している無線システムでは、”IpDrTIの搬送波
変動では、現在の技術においでも雑音の混入はないこと
になる。 以上は移動無線機50が受信する場合を説明したが、移
動無線機50が送信する場合をつぎに説明する。 第1B図において、切替スイッチ64−2で切替えられ
た無線信号は、たとえば無線チャネルC1−11、Cl
−12、−、Ctl nとが順次に切替えられるが、受
信側は無線基地局30−1 (CHl)。 30−2 (CI−12>、・・・、または無線基地局
3O−n(CHn)で別々に受信され、移動無線機50
側で受信する場合のように混合される場合の混変調問題
はまったく存在しないのである。ただしく8)式から明
らかなように、側波帯として、搬送角周波数 (Ω±「)p) の成分が存在するから、これらが空間に放出されて、他
のチャネルまたは、他のシステムの通信に妨害を与えな
いように送信出力部に帯VJ、式波器を設けて濾波する
必要がある。 このためには、切替周波数として移動無線機50の送信
する全チャネルの周波数外に式(Ω±r)p)を拡散す
る必要があり、例に用いた第1A図およびだ1B図に示
す自動車電話方式では、p/(2π)>15xnMHz にづる必要かある。 以下数式を用いて説明する。ただし式中に使用する文字
は特に断わらないかぎり前述と同じとする。たとえば、
第11−1図の送信ミク→ノロ1の出力に現れる送波信
号は次式で表わされる。 I=Io[1−)2F1(n/myr) )xsin 
 (mπ/n ) cos mp t 3xsin  
(Ω1を十5(t)+5o(t))+IO[1+2 ’
Fi (n/rr+yr) )xsin  (mπ/n
) xcos mp (t−2yr/ (np) ) ]x
sin (Ω2t+sm +5C(t))+I□[1+
2Σ (n/myr> )m=1 xsin  (myr/n) xcos  mp  (に−4yr/  (np)  
)  ]xsin (Ω3t+5(t)+5o(t))
+ I□ [1+2Σ (n/ml )m=1 xsin  (mπ/n) xcos mp (t−2(n −1) yr/ (n
p) )xsin (Ω1t+5(t)+so(t))
m=1,2,5.  ・・・・・・ ただし、pは切替角周波数、mは正の奇数とし、n個の
入力波に対する切替時間は等間隔とした。 (13)式は変形すると(8)式と同様な形の式を1i
Iる。そして1qられた式に関し、すでに説明したよう
な作用を有する帯域濾波器を通すと出カイ3号として次
式を1qる。 l=I 5in(Ω1t+5(t) ±s。(t))+
I  o 5in(Ω2  ↑ −ト 5(t)  −
ト S 。 (t)   )→−10sin(Ω、t+
5(1)+5C(t))上式において右辺第1項は無線
基地局30−1向け、第2項は同30−2向け、以r第
i項は同3O=向けであり、それぞれの信号は普通の周
波数変調の送信の場合と同じ数式を?している。 そしてチャネルCH1の上り信号は無線基地局30−1
.チャネルCl−42の上り信号は同30−2、以下類
にチャネルCHnの上り信号は同30−nで受信される
。これらの受信信号は、復調され関門交換機20等の必
要な装置へ送信される。 おるいは、無線基地局30−1が第1E図および第1F
図の構成を有する場合には、チャネルCH1の上り信号
は無線基地局30−1の送受信機90−1.チャネルC
[]2の上り信号は同30−1の送受信tfi90−2
.以下順にチャネルCHnの上り信号は同30−1の送
受信機90−nでそれぞれ受信復調された後、混合され
て関門交換機20等の必要な装置へ送信されてもよい。 以上の説明から明らかなように、本発明の多重送信方法
と装置を用いると受信部で信号のダイバーシティ効果を
得ることが可能になる。 関門交換機20では、無線基地局30−1.30−2.
・・・、3Q−nからのn個の信号のうち、音声信号に
ついては、無線基地局30−1.30−2.・・・、3
0−nからの信号を混合する。なお混合にあたって、無
線基地局30−2.30−3゜・・・、30−nからの
信号のほうが、30−1より伝送品質が良いから、その
まま混合してもよいし、あるいはS/Nに比例した出力
で混合してもよい。 すなわち、受信ダイバージ7−イ効果が得られたことに
なる。 以上本発明の送受信ダイバーシティ効果について説明し
たが、以下その効果を増大させる方法について詳述する
。 まず受信ダイバーシティであるが、前述した順次切替方
法では、切替スイッチ64−1の各シン廿罎ノイザ’:
) J  1 * J 5 2 +・・・、55−nの
接続持続時間(デユーティ・タイム)を等しいとした。 しかしながら、これは必らずしも必要でなく、むしろS
/Nのよい受信入力の17られる無線チャネルに相対的
に長い時間接続するようにすれば、グイパージデイ効果
は増大する。そのために受信部の一部に切替スイッチ6
4−1と同期しての時刻における信号対雑音比を検出し
、これを制御部58へ伝え、これにより受信切替用制御
器65Gの出力の周波数を変化させることにより、上記
のl」的を達することか可能となる。これは第1B図の
構成でも可能であるが、技術的に説明を容易にすろため
第1G図に示す構成で以下説明づる。 同図において第1B図と異なる点は、無線受信回路68
とは別に、C/N測定用受信部52、受信ミクυ73、
および切替スイッチ64−3を設置し、切替スイッチ6
4−3の制御は制御部58Bにより行わせるようにした
ことである。以下第1G図の動作をπ1明する。 同図においてC/N測定用受信部52を動作させるため
に、前段に受信ミクサ73が設置されている。この受信
ミクサ73へは移動無線機50Bで受信した受信信号の
一部が加えられる。受信ミクサ73への局部発振周波数
として、切替スイッチ64−3からの出力が加えられる
。ただし、この切替スイッチ64−3は、他の切替スイ
ッチ64−1や64−2のように高速で切替える必要は
なく、たとえば10 )−I Z程度の低速で十分であ
る。 そして切替スイッチ64−3がシンセサイザ55−1の
出力をオンにする位置にあるときC/N測定用受信部5
2で測定したチX・ネルCH1のC/N値を制御部58
Bに伝達する。ついで切替スイッチ64−3がシンセサ
イザ55−2の出力をオンにする位置にあるときチャネ
ルCLl 2のC/Nを測定する。以下類にシンセサイ
ザ55− r]の出力をオンにする位置にあるとき、チ
ャネルCHnのC/Nを測定し、それぞれ制御部58B
に伝達する。制御部58Bでは、これらの値を用いて受
信切替用制御器65Cおよび送信切替用制御器67Cの
切替周波数を、たとえば、それぞれC/Nに反比例した
速度で動作するように制御する。 以上のような動作を可能とするためには、前述の各無線
基地130からの信号の送信方法に若干の変更を必要と
するので以下これについて説明゛する。 さて、前述の(9)式を再JeTると、+5(t)+s
 ・(t)>    (9)I (i=1.2.・・・、n) (9)式において各無線基地局30から送信される制御
信号には、無線基地局30のIDが含まれており、上述
の切替スイッチのデユーティを変更するにはこのIDが
必要であるから、前述した(11)式のように、 5ci=0 (i=1.2.・・・、n) とおくわけにはいかない。したがって、この場合(10
)式は成立するものの、(12)式に相当する式は下記
のようになる。 1=、I  ro、5in(Ωt −ト s  (t)   −ト S  ・(t)>  
      (17)   、I (17)式において各5ci(t)は1に比べて−1−
分率であるから、(15)式に相当する式として近似的
に下式を得る。 (1B)式で表わされるイリ号を復調し、各無線基地局
30から送信される制御13号をとり出刃ためには、5
oi(1)に含まれる信号の周波数成分をそれぞれ異な
らせることにより、濾波器により濾波することが可能で
ある。 したがって、各無線チャネルのC/Nを測定するととも
に、その信号を送出した無線基地局30のIDをつけ加
えてイ制御部58Bへ送ることにより、制御部58Bで
は各無線チャネルごと、すなわち各無P2塁地局30ご
とに受信(あるいは送信)するデユーデイ時間を、C/
N値と関係づけて定めることが可能となる。 以上の効果を第1B図の構成で達成さぜるには、同図の
受信部53に各無線基地局30−1.30−2.・・・
、3Q−nから送信されてくる制御信号s  (t) 
、 sC2m・・・、 Sc、(t)を個々に受信すC
す るための帯域濾波器を具備し、そのそれぞれで、信号対
雑音比を測定するなどの通信品質の監視手段を設ければ
よい。そして、この測定値を制御部58へ報告し、信号
対雑音比に応じた切替えのデユーティで、切替スイッチ
64−1を動作させればよいわけである。 以上詳)lf、シたように移動無線機50の受信部53
を動作させることにより、送受信ダイバーシティ効果の
増大をはかることが可能となる。 つぎに、ざらに受信ダイバーシティ効果の増大をはかる
方法を説明づる。第114図は、この場合の移動無線機
50Cの構成例を示す。 第])−1図において移動無線機50Cへの入力電波(
入力信号)は、アンテナ入力部でn+1等分され、それ
ぞれ無線受信回路68−1.68−2゜・・・、68−
nおよび干渉妨害検出器62へ到来する。各無線受信回
路68−1〜68−nでは、それぞれ受信ミク+763
−1.63−2.・・・、63−n、受信部53−1.
53−2.・・・ 53  pが具備されており、また
受信ミクサ53−1〜53−nにはそれぞれシンセ]ノ
イザ55−L55−2.・・・、55−nからの局部発
掘周波数が入力される。したがって第1H図の構成では
、受信切替スイッチ64−1はなく常時各無線チャネル
Ct−11,Ct−12,・、C)−1nの信号を受信
し復調することが可能である。 またこれらの受信部53−1〜53−nの出力信号は、
一部は制御部58Gへ送られるほか、通信品質監視部5
7−1.57−2.・・・、57−nにも送られて、各
無線チャネルの通信品質を監視し、その結果を制御部5
8Gに報告し、さらに受信部53−1〜53−nの出力
は、信号混合回路62に加えられて、通常のダイバーシ
ティ受信機(この場合は検波後の合成)と同様な処理が
加えられ電話機部59へ送られる。 第1E−1図のような回路構成をとることにより、大き
なダイバーシティ効果を17にとが可能となる。 以上の説明から明らかなように、本発明の作用は、移動
無線機50の送信周波数を無線基地局30で測定するこ
とにより、新しい通話チャネルに切替えられた後の周波
数ずれを予測し、これに適合した周波数で、チャネル切
替後に交信する無線基地局の送信チャネルを設定し使用
することにより、チャネル切替にともなう通話断ないし
発生する混変調による雑音を除去した点に特徴を有する
。 つぎに本発明による通話中チャネル切替で重要な倹割を
果す制御信号の使用法について説明する。 以下の説明では、第1B図の構成をとるものとする。 無線基地局30−1.30−2.・・・、3Q−nから
チ1/ネルCl−11,CH2,・・・、CHnを用い
て移動無線機50宛に送信する場合について説明する。 前述のチャネル切替準備動作が完了すると、移動無線機
50の無線受信回路68には、無線基地局30−1.3
0−2.・・・、30−nからのチャネルCl 1 、
 Ct−12、・、 Ct−I nの通話信号で送信さ
れ、これが移動無線a50内の切替スイッチ64−1で
順次切替えられて、切替受信される。 また切替スイッチ64−2も動作を開始するので、移動
無線機50からの送信波も切替送信を開始される。 ここで、関門交換!ff120から各無線基地局30−
1〜30−nを介して移動無線機5 Q L、:至る各
経路間の差(10隆以内)による遅延時間差は、せいぜ
い0.03rr1秒以下であるから、動作に何の支障も
なく、無視覆ることができる。また、無線基地局30−
2.30−3. ・、30− (n −1)からの下り
信号には、音声信号のみであるが、無線基地局30−1
および30− nからの下り信号には、音声信号のほか
に制御信号(無線基地局30−1および30−「)を識
別3Lる識別信号や、切替指令イム号)が第2図(a)
に示したような帯域外信号の形で挿入されているから、
移動無線機50の無線受信回路6Bでは、これを受信し
制御部58へ転送する。 制御部58では、この信号を識別し、制御部58の制御
により、当初は無線基地局30−1からのチャネル切替
応答信号やその後の無線基地局30−nからのチャネル
C)−1nを用いる通話信号やID信号が送られ、この
信号品質も良好なことを確認するので、無線送信回路6
8を用いて上り通話信号の帯域外を用い、この確認事項
を無線基地局30−n向けに通話チャネルCHnにより
、無線基地局30−n経由で関門交換機20へ連絡する
。 関門交換機20では、無線基地局30−nと移動無線機
50との、下りの通信が良好に動作しているとの連絡を
得たので、通話路制御部21はスイッチ群23のスイッ
チ5W1−1.1−2.・・・。 1−nのうち、5WI−1のみをオフとする。−方、移
動無線機50は、無線基地局30=1に対しては、送信
の停止を、移動無線150の、シンセ1ノイザ55−1
の動作を停止さけ、切替スイッチ64−1 (第1B図
)にシンセリイリ”55−2155−3.・・・、55
−nを循環切開動作するようにさせる。 これらの状態は、第3図に示されている。 つぎに移動無線4150からチャネルCHI、C)−1
2、・、 CHnを用いて無線基地局30−1゜30−
2.・・・、30−nに送信づる場合について説明する
。 移動無線機50では、自己の装置内の制御部5Bの指示
により、受信切替用制御器65Cおよび送信切替用制御
器67Gがそれぞれ作動して、切替スイッチ64−1お
よび64−2はそれぞれ、動作中のシンセサイザ55−
1155−21・・・。 55−nの出力および56−1.56−2.・・・。 55− nの出力・を切替えて、チャネルC)−11,
C)−12、・・・、Cl−1rlとを順次切替送受信
中である(第1B図)。この動作中、通話チャネルに送
られる信号としては、通話信号の外、帯域外の制御信号
(第2図(a))として、移動無線機50の使用チャネ
ルの状態(チャネルC)−11,Cl−12゜−、Cl
−I nからチャネルCI2.C)−13,−、cll
nへ移行しつつあること)、移動無線機50の識別ID
等(たとえば第2図(a)の’DIなどのトーン信号で
f、1とf、3などを組合わせてもよい)が加えられて
いる。 無線基地局30−i (i=1.2.・・・、【1)で
受信されたチャネルCt−1iの上り信号は、無線基地
局30−iの受信部53で復調され、復調後の音声信号
や域外信号には異常のないことが確認された俊、関門交
換機20へ転送される。関門交換機20では、無線基地
局30−1.30−2.・・・。 30−nからのn個の信号のうら、音声信号については
、無線基地局30−1.30−2・・・、30−nから
の信号を混合する。関門交換120では、無線基地局3
0−1.30−2.・・・、30−nからのn個の信号
のうち、無線基地局30−1.30−2.・・・、30
−nで加えられた音声の帯域外で送られてきた識別信号
などによって、それぞれ無線基地局30−1.30−2
.・・・、・30− nからのチャネルC)−11,C
H2,−、CHnによる信号であることを確認する。 関門交換FM20では、通話中チャネル切開動作が円滑
に進んでいることを確認し、移動無線ta50の制御部
38に対し無線基地局30−nを経由して、チャネルC
t−I nにより、無線基地局3〇−1とのチャネルC
)−11による通信を停止し、無線基地局30−2.3
0−3.・・・、3Q−nとの通信に専念することが可
能であることを報へスる。 この制御13号を受信した移動無線機50では、制御部
58の動作により、シンセサイザ55−1および56−
1の動作を停止させて、受信チャネル選択用の切替スイ
ッチ64−1の位置をシンセサイザ55−2.55−3
.・・・+55  nを循環切替動作するようにし、送
信チャネル選択用の切替スイッチ64−2には、シンセ
→ノイザ56−2゜56−3.・・・、56−nをWi
環切切開作を継続させるように指令する。 この結果、移動無線は50は、それまでのチャネルC)
−11を用いた無線基地局30−1との交信を終了し、
無線基地局30−2.30−3.・・・。 30− nと、それぞれチjzネルC112,CH3゜
・・・、CHnを用いて交信する状態にはいる。これに
てチャネル切替が完了し、新無線チャネル群で交信され
ている状態が実現づる。以上説明した上リヂャネルと下
りチャネルの切替動作は並行して実行されほぼ同時期に
終了する。 以上の説明から明らかなようにチャネル切替I5も無瞬
断であり、かつvL盲も実用上問題のない程度の低いレ
ベルにとどめることが可能である。 なお以上の動作中のいずれかにおいて、動作不良もしく
は、不動作が起れば、その直前の動作からヤリなおすこ
とになる。また動作障害が大きいときには、制御部58
に内Rするメモリ部に記憶しである切替動作前の通話チ
ャネルにもどる動作も具備されている。 第7八図ないし第7E図には、第1A図、第1B図およ
び第1C図に示したシステムの動作の流れを示すフロー
・ヂャートが示されている。 関門交換機20.無線基地局30−1.30−2、・・
・、30−nおよび移動無線機50が動f[を開始し、
関門交換120に含まれるスイッチ群23のスイッチ5
W1−1.1−2.・・・、1−(n−1)がオンであ
り、無線基地局30−1.30−2.−.30− (n
−1>と移動無線150との間で交信中である。この交
信には、移動無線機50に含まれる制御部58によって
指示されたチャネルCH1,Ct−12,・、CH−(
n−1>の下り周波数lx、l:2.・・・、[:n−
1と上り周波数fl、1°2 、”” n−1が使われ
ている(5101、第7A図)。 通信中の無線基地局3C)−1,30−2,・・・。 3O−(n−1>からは、たえず移動無線機50からの
受信状況報告が出され、通信品質の劣化が発見されると
、ただちに移動無線機50に報告される(3102>。 これを受c〕だ移動無線機50の通信品質監視部57で
は(S103)、通話品質がレベルL1よりも劣化して
いないか否かを監視している(5104)。通話品質が
レベルL1よりも劣化していたならば(S104YES
)、制御部58から、無線基地局30−1の周辺にある
無線基地局30−2.30−3.−.30−nなどに対
し、無線基地局30−1.30−2.30−3.−.3
0− (n−1>と移動無線1150との間の交信に使
用している上り周波数f1.f2、・・・、fn−1の
信号をモニタ受信するように指示する(S105、第7
B図)。 モニタ受信の指示を受けた周辺の各無線基地局30(た
とえば3O−n)でGt、周波数f1の信号をモニタ受
信しく8106)、その結果を移動無線機50の通信品
質監視部57に報告しく3107.8108)、各無線
基地局30からの[二り受信品質を測定比較し、たとえ
ば無線基地局3Q−nの通話品質が一定基準のレベルL
2よりも良いことを検出する(S109YES)。 通信品質が良好でない場合は(3109NO)ステップ
3105にもどり、他の無線基地局30にモニタ受信さ
せる。 そこで制御部58は、移動無線機50が無線基地局30
−1のカバーするゾーンから無線基地局30−nのカバ
ーするゾーンに移動したものと判断しく5110、第7
C図)、無線基地局30−nとの交信に切替えるために
、無線基地局30−nが使用することのできる空きチャ
ネルを検索しく5111)、その結果、チャネルCHr
lを決定する(S112)。制御部58は、移動無線機
50の送信部51−nおよび受信部53−nを介して、
無線基地局30−nに対しチャネルCHnでの交信の準
備をするように指令する(S113)。 このチャネルC)−1nを用いるための交信準備指令は
、無線基地局30−nに送られ、チャネルC1−1nに
よる交信の準備をする(S114)。移動無線150は
、ヂ1/ネルC)−1nによる交信を可能とするための
準備、すなわら、制御部58からシンセサイザ゛55−
nおよび56−nに対して、周波数F を受信し、周波
数f。で送信でさるように指示し、また1、7J PI
用制御器65は切替動作に入る(S115、第7D図)
。 チマ・ネルCHnを用いて交信刃る(M備ができると、
無線基地局30−nは、準備完了の報♂をチi・ネルC
I−1nを用いて移動無線550に対して連絡しく51
16)、これと同時に無線基地局30−[)は、関門交
換機20に対しチX・ネルCHnによる無線基地局30
−nと移動無線機50との間で交信準備が完了したこと
の報告を出す(8116)。 チャネルCt−I nを用いての無線基地局30−nと
移動無線[50との間の交信準備の完了を、関門交換機
20が確認すると(3117)、スイッチ群23のスイ
ッチ5W1−1.1−2.・・・、1−(n−1)はオ
ンのままにして、スイッチ5W1−n5オンにする(3
118)。そこで関門交換120に含まれた通話路制御
部21は、移動無線機50に対して、移動無線機50と
の間でチX・ネルCH「1を用いて交信を開始可能なこ
とを報告する(3119)。 交信開始可能報告を受信すると、無線基地局3Q−nは
交信開始信号をチャネルCHnを用いて移動無線機50
宛に送出する(S123)、、移動無線機50は無線基
地局30−nを識別するための識別信号であるID信号
により、チXiネルC[−Inによる交信の開始を確認
しく5124)、同1.1に移動無線機50の通信品質
監視部57は、移動無線機50と無線基地局30−nと
の間の通信の品質レベルを測定し、一定の品質レベルし
2以上であることを検出すると(S125YES、第7
E図)、無線基地局30−1と移動無線機50との間の
チャネルC)−11を用いて行っていた交信の停止Fを
無線基地局30−1に指令する(S126>。 これに
よって、無線基地局30−1はチャネルC)−11によ
る交信をオフにする(3127>。 このチャネルC)−11による交信停止を移動無線機5
0が確認すると(S129>、シンセサイザ5b−1お
よび56−1の動作を停止し、切替スイッチ64−1は
シンセサイザ゛55−1の出力端子への切替えを停止し
、切替スイッチ64−2はシンセサイザ56−1の出力
端子への切替えを停止(この動作は必ずしも必要ではな
いが)して、チャネルCf−12,CH3,−、Ct−
Inで動作せしめるようにする。 チャネルCH1交信停止をM認した関門交換機20の通
話路tl制御部21は、スイッチ8¥23のスイッチ5
W1−2.1−3. ・、1−nはオンのままとし、ス
イッチ5W1−1をオフにする(8128)。 これによって、チャネル切vI動作の期間を終了し、ス
イッチ5W1−2.1−3.−.1−nのオン状態で、
チャネルCH2,C)−13,・・・、C1]n下り周
波数F2.F3.・・・、「。上り周波数f2、f3.
・・・、fnを用いて、移動無線機50は無線基地局3
0−2.30−3.−.30−nとの間で、−瞬の切断
も、雑音の混入もなく、かつ送受信ダイバーシティ効果
を得て、高品質な通信を継続することができる(S13
0)。 (6)移動無線機の移動方向および移動速度の推定とト
ラヒック軸輪対策上の通話チャネル割当法移動無線機5
0と通信中の複数の無線基地局30が受信する受信電界
あるいは通信品質の変化を測定し、比較することにより
移動無線!a50の進行方向、および速度を検出フるこ
とが可能である。 これらを、以下、第8図を用いて説明する。 第8図において16個の円は、それぞれサービス・エリ
ア内の小ゾーン71〜Z16を示し、円の中心付近に設
置された無線基地局30−1.30−2.・・・、30
−16等から、それぞれ通信可能なエリアを示している
。いま現在通信中の移動無線機50がゾーンZ6内にあ
り、無線基地局30−2.30−3.30−5.30−
6.30−7.30−10.30−11の7局とダイバ
ーシティを適用した通信を行っているとする。移動無線
150が第8図の矢印の方向に移動しつつあるとすると
、移動無線機50からの送信信号を受信中の以上7つの
無線基地局では、それぞれ受信電界または受信品質を測
定中であり、これらの値は移動無線機50へ集められる
。移動無線機50では、これらの測定結果を比較するこ
とにより、自移動無線機50の移動方向および速度を次
ぎの方法によりIW定する。 まず移動方向は、観測された入力受信電界レベルか最も
急速に大ぎくなる方向に変化づる無線基地局(第8図で
は30−7>へ向っていると推定)ることができる。信
頼性の高い結果を17るためには、測定持続時間を適切
に選ぶことが用型である。ただしこれは移vJ無線■5
0の速度に大きく関係する。寸なりも、電波伝搬特性は
時々刻々変化するからおる程度の長い時間(自動車の場
合3〜10秒)ごとに区切ってその間に測定することに
より測定値のばらつきの除去をはかることができる。第
8図で、このようにして得られた測定結果を入力電界の
増加の大きい無線基地局30から順に表わ1と、たとえ
ば、 30−7>30−11 >30−3 であり、入力電界の減少の大きい無線基地局30から順
に表わすと、 30−6>30−10>30−2>36−5となろう。 また移動速度については、電波伝搬特性から17られて
いる電波伝搬曲線と比較すると移動速度が推定可能とな
る。 以上の測定結果を用いることにより、移動無線機50の
移動先を推定し、移動先の無線基地局30の通信トラヒ
ック状況を調査し軸輪した状態のときは、その無線基地
局30で通信中の移動無線機50の通信の種類により通
信する無線基地局30の数を減少させることが可能にな
る。つぎにトラヒックの軸輪状態が1つのゾーンではな
く複数のゾーンにまたがる場合には、広域にわたる輻軽
対策が必要になる。これは大部会の都心部で自動車電話
システム等で発生している現象であり、第8図の30−
6.30−7.および3011がトラヒック軸輪状態に
あるとする。これについての本発明の適用を詳細に説明
″する。 ゾーンZ11内には、移動無線機50aが居り、矢印の
方向に進行しているが、発呼信号を送出したとする。こ
の発呼信号は移動無線15M50 aへ集められ、割当
るべき通話チャネルが決定されるが、1〜ラヒツクが軸
輪していない時には、無線基地局30−6.30−7.
3010.30−11゜30−12.30−14.30
−15等で使用される通話チャネルが割当てられる(ダ
イバーシティ送受信が行われる〉。ところが上記の3ゾ
ーンで(Z6.7.11>でトラヒックが軸輪している
場合には、3C)−6,30−7および30−11のチ
ャネルは割当てられない。この場合交信相手として、通
話品質の最もよい無線基地局30は当然30−11であ
るが、上記の理由のためv1当てられない。もしダイバ
ーシティの多重度が上記の4重(30−1C、30−1
2,30−14゜30〜15)では不足する場合には、
移動無線機50aでは、移!!I無線機50aの移動方
向、移動速度を推定可能であるから、移動方向にある無
線基地局30−8や30−16で使用するチャネルを割
当てる。したがって移動無線機50aはゾーンZ11に
居るにもかかわらず、ヤヤ遠い無線基地局30−86よ
び3’0−16と通信を開始することになる。 以上説明したチャネル割当てを適用することにより、従
来のシステム技術では解決されなかったトラヒック高密
度地域における軸輪対策が可能となる。 (7)高速移動中の移動無線機の位置登録方法および発
着呼等の動作 本発明に関わる移動無線機が自動車に搭載され高速で移
動している状態における位置登録や発着呼等の動作を説
明する。 本発明を適用する具体的システム例は前述したごとく、
小ゾーンあるいはマイクロセル構造を用いることを基本
としている。そして小ゾーンあるいはマイクロセルの大
ぎざは、自動車電話方式では半径3〜5 Km N携帯
電話方式では半径25〜100 m程1aであった。こ
れらゾーン内において移動無線機50 (B、C,D)
が移動する場合、通信の確保に必要な条11は送受信に
必要な所要信号対雉IA比の確保である。 これをさ−うに具体的に説明すると、移動無線機50(
[3,C,D)の移動距離か、通信時間内にJ3いて相
対的に少なく、一方、受IR電界強度が移動無線FM5
0 (B、C,D)の移動距離を通じて大きく変動しな
い状態であれば、通信の確保上望ましい条件ということ
になる。別の表現を用いれば、1つの無線基地局30 
(B、C,D、E)のサービス・エリアが、移動無線機
5(、)(B、C。 D)の通信時間における移動距離に比べ相対的に大きけ
ればよいことになる。 ただし、移動無線間(B、C,D)の通信時間が長かっ
たり、あるいは1つの無線基地局30(B、C,D、E
)のサービス・エリアの大きざが相対的に小さければ、
すでに説明したごとき通話中チャネル切替等が必要であ
ったが、以下に述べるような別の対策等は不要であった
。自動車電話の場合、1つの無線基地局30 (B、C
,D。 E)のサービス・エリアの大きさと自動車の通常の時間
内の通話中の移動距離とは、通信の確保上望ましい条件
を満してはいるが、以下に説明するマイクロセルを用い
る携帯型の移動無線機50(B、C,D)を内勤車内に
持込んで通信に使用しようとすると困難な問題に直面す
る。 すなわち下記の文献 伊藤゛携帯電話の方式検討−無線回線制御とルーヂング
を中心に一゛′電子情報通信学会通信方式%式% に掲載されているような携帯電話方式においては、携帯
電話機(本発明の移動無線機)は、通常、人が携帯し歩
行しながら通話に供することを目的として方式設hlが
なされている。したがって1つの携帯電話方式首(本発
明の無線基地局〉のサービス・エリア(ま半径25yr
t程度であっても、人の歩行はUいビい100m/分程
度であり、1つの無線基地局30 (B、C,D、E)
のサービス・エリアの人ぎさと移動無線機50 (B、
C,D)の通話時間内における移動距離とが調和を保っ
ているので、通信の実行に当って技術的に特に困難とな
るものはない。 ところが携帯電話機を自動車のようにマイクロセルの大
きさに比較して単位口)間内の移動距離の大きい移動体
に搭載すると、移動体の移動速度が大きいために、送受
信に必要な所要信号対惟γへ比が15iられない場合か
おり、後)ホのような種々の問題点が発生し、寸でに説
明したものとは異なる技術的な対応が必要となる。 まず位置登録においては、前1本の第4A図および第4
B図を参考にして説明すると、 i) 移動無線機50 (B、C,D)からの位置σ録
動作聞始イ9号が最寄りの無線基地局30 (B。 C,D、ヒ)で受信できない。 ii)  最寄りの無線基地局30 (B、C,D、[
E>からの位置登録信号送出許可信号を移動無線機50
 (B、C,D)で受信できない。 iii )  移動無線機50 (B、C,D)からの
位置登録信号を最寄りの無線基地局30 (B、C。 D、[)で受信できない。 iv)  最寄りの無線基地局30 (B、C,D、[
E)の登録完了信号を移動無線機50 (B、C,D)
で受信できない。 上記のうち移動無線650 (B、C,D)の速度の大
小から判断すると、移動無線機50 (B。 C,D)の速度がちつとし大きいところでi)の状態が
発生し、次いでii) 、 iii )の順となり、i
v)の状態はもつとも小さな速度において発生すること
になる。それは第4A図および第4B図の各ステップの
動作を実行し、最少の段階で゛受信不能となったためで
ある。 このような高速移動にともなう不都合な現象を生ずる場
合を高速移動モードと呼び、移動速度が障害を生じない
場合のモードを低速移動モードと呼ぶことにする。 つぎに移動無線機50 (B、C,D)からの発呼につ
いて、前述の第5A図および第5B図を用いて説明する
。 i) 移動無線150 (B、C,D)からのオフ・フ
ック信号が最寄りの無線基地局30 (B、C。 D、[)で受信できない。 ii)  最寄りの無線基地局30 (B、C,D、E
)からの発呼応答信号が移動無線17M50 ([3,
C。 D)で受信できない。 iii )  移動無線機50 (B、C,D)からの
通話ヂX・ネル指定信号が最寄りの無線基地局30(B
、C,D、 [)で受信できない。 iv)  最寄りの無線基地局30 (B、C,D、E
)のチ11ネル切替完了信号が移動無線機50 ([3
゜C,D)で受信できない。 ■) 最寄りの無線基地局30 (B、C,D、E)の
ダイヤル・トーン信号が移動無線t150 (B。 C,D)で受信できない。 vi)  移動無線150 (B、C,D)からのダイ
ヤル信号が最寄りの無線基地局30 (B、C,D。 E)で受信できない。 上記のうち移動無線機50 (B、C,D)の移動速度
の大小から判断すると、速度が最も大きなところでi)
の状態が発生し、次いでii) 、 iii )、 i
v) 、 v )、 vi)の順で次第に小ざな速度で
発生するようになる。なお、V)、vi)の状態は、通
話中チャネル切換報告で救済することも可能であるが、
一応ここには問題点としてあげておいた。 さらに、移動無線t150 ([3,C,D)へのる呼
について前)ホの第6八図ないし第6C図を用いて説明
すると、 i) 無線基地局30 (B、C,D、E)からの着呼
信号が移動無線機50 (B、C,D)で受信できない
。 11)  移動無線機50 (B、C,D)からの通話
チャネル指定信号が無線基地局30 (B、C,D。 E)で受信できない。 iii >  無線基地局30 (B、C,D、E)か
らの指定チャネルへの切替認否信号が移!!l無線機5
0 (B、C,D)で受信できない。 iv)  移動無線150 (B、C,D)からのチャ
ネル切換報告が無線基地局30 (B、C,D、E)で
受信できない。 vi)  移動無線機50 (B、C,D)のオフ・フ
ック信号が無線基地局30 (B、C,D、E)で受信
できない。 上記のうら、移動無線機50 ([3,C,D)の移動
速度の大小から判断プると、速度が最も大きなところで
i)の状態が発生し、次いでii) 、 iii >、
 iv) 、 v )、 vi)の順で次第に小さな速
rUで発生するようになる。なJ3、v)、vi)の状
態は通話中ヂτIネル切替技術で救済することも可能で
あるが、一応ここには入れておいた。 また、通話中チ1/ネル切替について、前述の第7八図
ないし第7E図を用いて説明すると、i) 無線基地局
30−1からの通信品質劣化発見の報告を移動無線R5
0([3,C,D)で受信不能。 1i)i)の通信品質劣化発見の報告は受信できたが、
無線基地局30−1の周辺の無線基地局30へ周波数f
1のモニタ受信の指示を出したにしかかわらず、モニタ
結果の報告を受信不能。 iii )  ii)のモニタ結果を受信し、無線基地
局30−nへチャネルCHnの使用を指令したにもかか
わらず無線基地局30−nより応答信号がこない。 罰)無線基地局30−1との交信オフを確認できない。 上記のうち移動無線機50 (B 、C、D )の移動
速度の大小から判断すると、速度の最も大きなところで
i)の状態が発生し、ii) 、 iii >、 iv
)の順で次第に小さな速度で発生するようになる。 ただし、上記のうらi)は、も移動無線機50(B、C
,D)自身でも通信品質監視を行っているシステムにあ
っては、受信不能が生じても問題はない。したがって、
以下に説明するシス7ムでは、この監視を行っているも
のとする。 ざて、移動無線機50 (B、C,D)が高速移動モー
ドにある場合、通信を確実に行うための本発明の作用を
以下に説明づ−る。まず、高速移動モードについて、移
動無線150 (B、C,Dの移動速度により、広域呼
出モード、高速移動モード。 低速移動モードに準するモードの3つのモードに細分す
ることができる。 まず、広域呼出モードについて説明する。携帯電話機の
移動速度か高速すぎるため、本発明の方法を適用しても
、なお十分に信1(i性の高い通信を確保できない場合
のモードである。システム構成を適切にとれば後述づる
ように、実際にはこのモードは発生しないであろう。 低速移動モードに準するモードは、高速移動中であるに
しかかわらず、移動速度が比較的低速かあるいはシステ
ム構成を高速移動に耐えるように構築してあり、通常の
移動モード(低速移動モード)と技術的にはほとんど変
らないシステム動作が行える状態の場合である。したか
つてこのモードについての技術的問題は特になく、すで
に述べた本発明による実施例で示したシステム動作で通
信が可能である。 さて、システム構築を高速移動モードの移動無t!j機
50 (B、C,D)にも良好に通信可能なように対策
を講じておくことは重要である。以下、本システムに含
まれる無線機の送信電力等を前述の文献(伊藤゛携帯電
話の方式検討−無線回線制御とルーヂングを中心に一″
電子情報通信学会通信方式研究会C387−16198
7年5月)と同一にして、高速モードに適するシステム
構築法を説明する。 まず、移動無線機50 (B、C,D)が高速移動モー
ドになるのは道路上である。そして、道路上は通常電波
伝搬特性が屋内にくらべ良好である。 その■、道路沿いの柱上等に設置される無線基地局30
 (B、C,D、E)は、主として通路上の移動無線機
50 (B、C,D)を対象にすればよく、したがって
、アンブナの指向特性としては通路に沿った細長い平面
に主ビームを向G、Jればよい。 すなわら小ゾーンを構成するためには、通、IKのエリ
アである円形である必要はなく長円もしくは扇形でよい
。すると、同一の無線基地局30(B。 C,D、E)の送信電力であっても、比較的遠くまで通
信可能なサービス・エリアとなる。送信電力が10m−
で円形ゾーンでの場合は、屋外で半径200mが最大で
あったが、長円では長軸に沿って半径300〜/110
0 m位迄す−ビス・エリアにする事が可能となる。 これを図示覆ると第14図のごとくなる。第14図にお
いて道路上の点Aもしくは点Bに高速移動し一ドの移動
無線機50 (B、C,D)があるとし、点Aもしくは
点Bの移動無線機50 (B。 C,Dは、いずれも右方への高速移動中と覆る。 また、第14図の点P○〜P3.L1.L2.QO−0
2は道路に面した柱上に設置されている無線星地局30
 (B、C,D、 [)の位置を示す。 また破線で囲まれた小ゾーンは、それぞれPO。 Pl、P2.P3.Ll、L2の位置に設けられた無線
基地局30 (B、C,D、E)のリーヒス・エリアを
示づ。 つぎに、第1A図に示した関門交換機20の高速移動モ
ードに関する動作について説明する。すでに、この関門
交換120の機能について説明したように、関門交換機
20のID識別記憶部24には多くの無線基地局30 
(B、C,D、[E>や移動無線機50 (B、C,D
)に関するモード別記憶機能が具備されている。 すなわち通路沿いの無線基地局30 (B、C、D、E
)は、それ以外の所に設置されている無線基地局30 
(B、C,D、E)と同様に低速モード用として関門交
換機20のID識別記憶部24に記憶されているほか、
高速移動し一ドの移動無線機50 (B、C,D)が現
れた場合にそなえて、高速移動モードの移動無線[50
(13,C,D)と通信するのに適する無線基地局30
 (B、C。 D、[)群として道路沿いの無線基地局30 (B。 C,D、E)(高速移動モード用無線基地局と称する)
のみを識別して記憶する機能を有する。そして、高速移
動モード用無線基地局は、高速移動モードの移動無線機
50 (B、C,D)がその近傍に出現しない場合、あ
るいは通話トラヒックが閑散な場合は、通常の無線基地
局30 (B、C。 D、[)と同一の動作を行うが、−旦高速移動−し一ド
の移動無線機50 (B、C,D)が出現Vると、関門
交換機20または、移動無線機50 (B。 C,D)の指示により高速移動−し−ドの移動無線機5
0 (B、C,D)との交信のみに専念する機能を有す
る。 したがって、高速移動モードの移動無線機50(B、C
,D)からの位置登録および発着呼が行われると、関門
交換機20は通信中の高速移動モード用無線基地局30
 (B、C,D、E)はもとより、その周辺にある高速
移動モード用無線基地局に対しても、高速移動無線機5
0 (B、C,D)から送信される(Fj号をモニタ受
信させ、その測定結果を関門交換機20へ報告させる。 関門交換機20では、これらを比較し、高速移動モード
の移動無線機50 (B、C,D)の速度(速さ、方向
)を推定し、その結果をこの移動無線機50 ([3゜
C,D)の進行方向にある高速移動モード用無線基地局
30 (B、C,D、E)へ通知する。この結果、通常
の低速移動モードに比較して、はるかに移動無線機50
 (B、C,D)が高速で移動していても、通信を確保
することが可能となる。またシステムによっては、高速
移動−し−ドの移動無線機50 (B、C,D)か否か
を、その移動無線機50 (B、C,D)または高速移
動モード用無線基地局30 (B、C,D、E)に判断
させるようにすることも可能である。 以下、高速移動モードの移動無線fi50 (B。 C,D)の位置登録や発着呼動作の一例を、具体的数値
を用いて説明する。 移動無線機50 (B、C,D)は自動車に搭載されて
いるとし、自動車の車速を04速110触と16゜この
速度はかなり高速であり、高速道路上での速度と考えら
れるが、本発明によるシステムでは設訂に余裕をとるた
めにこの値を採用りる。 上記の値は秒速30mとなる。 この速度の自動車が第14図の長円形のゾーンを進行す
ると、1つのゾーンを通過づるには、30Omx2 /
30m = 20秒かかることがわかる。ただし、移動
無線機50 (B、C,D)からの位置登録や発着呼は
、小ゾーンのどの位置から行われるのか不明であるから
、たとえば、第14図の点へにおいて開始された場合は
、ただちに隣接ゾーンへ移行するために、点P2の高速
移動モード用無線基地局30 (B、C,D、E)との
交信は1ぐ不能となってしまう。つぎに第14図の点B
で開始されたとすると、点P2の無線基地局30 (B
。 C,D、E)との交信は約20秒間持続されることにな
り、この場合には、システム条件によっては低速移動モ
ードの動作とほぼ同一となってしまう場合がある。実際
にはこの中間と考えられ、1つの高速移動モード用無線
基地局30 (B、C。 D、E)との交信可能時間は平均10秒と考えてよい。 またシステムによっては第14図に示1通り別の無線基
地局30 (B、C,D、E)が点QO,Ql、Q2に
設置されて43つ、4ノービス・ゾーン(図示せず)が
オーバラップすることになるが、これはダイバーシティ
のために使用される場合がある。上記の説明では簡単の
ため、このダイバーシティの説明は省略した。 つぎに移動無線m50 (B、C,D)と高速移動モー
ド用無線基地局30 (B、C,D、E)との間の無線
区間での交信ならびに高速移動モード用無線基地局30
 (B、C,D、E)と関門交換tii20との有線系
での交信(位置登録や発着呼)のための信号の送受信に
要する時間について説明する。 まず、無線区間であるが、位置登録や発呼のように移動
無線機50 (B、C,D)が主導するときの制御信号
の所要時間を検討する。信号形態としてディジタル信号
を用い、信号速度を1200ビット/秒とする。位置登
録のための移動無線機50 (B、C,D)からの送出
信号には、40ビツトのIDコードのほか、制御種別2
0ビツト、それにプリアンプルやスタート信号、検査信
号を含んでおれり、最大200ビツトと考えておけばよ
い。したがって信号送出に要する時間は、200/12
00= 0.167秒すなわち約170m5ecとなる
。 一方、高速移動モード用無線基地局30 (B、C。 D、[)から移動無線機50 (B、C,D)への制御
信号も最大170m5ec程度である。また有線系の信
号送受信に要する口)間は無線系より小であるから、低
速移動モードにおける位差登録に要する仝所要「・1間
は通常のシステムで2秒以内である。 同様に、発呼に要する所要時間も2秒以内である。 6呼についても通常2秒以内であるが、移動無線機50
 (B、C,D)が省電力化のために間欠受信をしてい
ると、所要時間が艮くなり5秒位要する場合がある。 以上いづれの場合も所要[1)間のみから考えた場合、
通常のモード、すなわも低速移動モードの制御信号送受
信を用いても、他に劣化要因がなければ高速移動先−ド
において十分実行可能でおることが明らかとなった。 しかしながら、後)ホづるように高速移動し一ドでディ
ジタル制御信号を伝送すると、フエージンク作用の影響
等のために、伝送特性が劣化する。 これを改善するために、つぎの方法が採用される。 り 同一信号を反復くり返し送出する(再送)。 ii)  信号速度を高速移動−し−ドに適する値に変
更する。 iii )  信号形式を高速移動−し−ドに送置るも
のに変更する。 iv)  誤り訂正機能を強化づる。 ■) スペース・ダイバーシティ、周波数ダイバーシテ
ィ等、各種のダイバーシティ技術を導入する。 以上の各技術をまとめて、高速移動し一ド用制御信号送
′出方法と呼ぶことにする。上記のモードで送信部より
信号を送出づるのに対し、対向する無線機の受信部では
これに見合った受信方法を適用することは当然である。 その方法として、i) 高速、低速モードを問わず受信
可能。 ii)  モード変換の直前に制御信号により相手方に
モード変換のある事を知らせる。 iii )  一定の時間タイミングは、たとえば低速
−[−ドで受信してみて、信号が満足に受信できなけれ
ば他のモードに変更して受信する。 iv)  受信部として高速用、低速用と2種類を準備
する。 など種々の方法がある。 以上の諸技術は本発明を適用する各種システムに採用さ
れる技術について述べたものであり、必ずしも上記づべ
ての技術を採用するとは限らない。 たとえば、これらのうら最も簡単なものは同一信号の再
送回数の増加であり、これだけでもかなりの効果を則持
できる。 1ス下、上記の対策のうら送受信ダイバーシティを適用
(ただし、通話中チャネル切替については同−信gの再
送回数の増加法を適用)する方法について具体的に説明
づる。 この場合、小ゾーンシスチームに採用されている11制
御信号送受信方法すなわら、無線基地局30(B、C,
D、[E>と移動無線は50 (B、 C。 0)との間で制御チャネルとして使用されているブ(・
ネルの隣接するゾーンで使用されている他の制御ブーヤ
ネルとの間には、以下のごとき種類がある。 a) 隣接するゾーンと同一の制御チャネルを使用する
システム この場合、低速移動モードでは、無線基地局30 (B
、C,D、E)から送信する下り制御信号は通話路制御
部21からの信号により近(カにおる他の無線基地局3
0 (B、C,D、E)と時間的に同期して送受するか
、あるいは時間差を設けて順次送信される(送信機は夫
々−台が動作)。−方、移動無線機50 (B、C,D
)が送信する上り制御信号は、下り制御信号に対応した
制御チャネルを使用する(送信機から1つの制御チャネ
ルを用いた制御信号が送出される)。 ところが高速移動−E−ドになると、1つの無線基地局
30 (B、C,D、E)に具備されている複数の送受
信機(あるいは複数の送受信と同一の機能を時分割で送
受する1個の送受信機)から同一のチャネルで同一信号
が同時または、順次に送出される。移動無線B150 
(B、C,D)でこれを受信すると、複数の送受信機に
よるならば一種のスペース・ダイバーシティ効果が、ま
た時分υ1による1個の送受信別によるならばタイム・
ダイバーシティ効果か14Iられることになる。加えて
、周辺にある無線基地局30 (B、C,D、E)から
も、通話路制御部21からの指示に従う方法で、同一信
号が同−o;+5 a+1または順次送出されるから、
上記の送信ダイバーシティ効果は相乗される。−方、移
動無線機50 (B、C,D)からの上り制御信号は、
移動無線□50 (B、C,D)に具備されている全送
信機を用いて、同一信号を同一の制御ブ1ノネルを用い
て、同一13号を同一の制御チ(・ネルを用い、同■、
1または時間差を設けて送信するから、この場合し送信
ダイバーシティ効果が1qられることになる。 b) 隣接するゾーンとは別の制御ブ(・ネルを使用す
るシステム この場合、低速移動モードでは、無線基地局30 (B
、C,D、[E>からの下り制御信号は周辺の無線基地
局30 (B、C,D、 [)からの制御信号の送信を
全く考慮に入れずに行うことが可能となり、とくに関門
交換機20からの指示も必要なく、移動無線機50 (
B、C,D)に対して複数の無線基地局30 (B、C
,D、E)から同時またはランダムに制御信号の送信を
することができる。この場合に、各無線基地局30 (
B、C。 D、[)の使用する送信機は各1個である。一方、移動
無線機50 (B、C,D)からの上り制御信号は、現
在受信している下り制御チャネルに対応した上り制御チ
ャネルを使用プる(送信機から1つの制御チャネルを用
いた制御信号が送出される)ところが高速移動モードに
なると、1つの無線基地局30 (B、C,D、’E)
に具備されている複数の送受信機(あるいは複数の送受
信機と同一の機能を有づる1個の送受信機)から複数の
制御チャネルで同一の信号が同時または順次に送出され
る。周辺にある無線基地局30 (B、C,D。 E)においても同様の動作が実行される。ただし電波干
渉を避けるため関門交換機20より送信タイミング情報
が各無線基地局30 (B、C,D。 E)へ送られている。一方、移動無線150 (B。 C,D)では、移動無線機50 ([3,C,D)の有
する全受信機が複数の制御チャネルのそれぞれを受信す
るように待機状態になっており、送受信ダイバーシティ
効果が1qられることとなる。移動無線機’50 (B
、C,D)からの上り制御信号は移動無線機50 (B
、C,D)に具備それている全送信機を用いて、同一の
信号を複数の制御チャネルによって同時または時間差を
設けて送信するから、移動無線11150 (B、C,
D)の近傍にある複数の無線基地局30 (B、C,D
、E)で受信可能となり、これまた送受信ダイバーシテ
ィ効果が’+’−1られることになる。 以上説明したように高速移動モードでは、制御信号送受
信にズ・1してダイバーシティ効果が得られることが明
らかになったか、これを通常の移動無線機50 (B、
C,D)の状態て必る低速移動し一ドで使用しないのは
つぎの理由による。 i) 周波数の有効利用 高速移動モードでは、無線基地局30 ([3,C。 D、E)、移動無線機50 (B、C,D)とも多くの
無線チャネルを使用することになり、他の移動無線機5
0 (B、C,D)の発着呼に電波妨害を!ゴえたり、
あるいは電波妨害を避けるために発着呼信号送出の時間
的なおくれが発生したりするからでおる。 ii)  低消費電力化 とくに携帯電話機のような小型の移動無線機50 (B
、C,D)については、電池の負担を可能なかぎり軽減
するために、送信電力を時間的、ないしは吊鉤に少なく
することが望ましい。 したがってシステムとしては低速移動−し−ドか望まし
く、この状態に全移動無線機50 (B、C。 [))があるものとして、周波数のイ1効利用、加入者
収容力の増大、他の通信へ及ぼす影響を最小にする等を
目標に最適の制御方法を定めていたが、高速移動モード
では、これらの最適条(’tから若干離れて、高速移動
モードで交信中の移動無線前50 (B、C,D)に対
する信号伝送の高信頼化をはかる方向に設計思想を変え
た点である。ただし、システム全体から考えた場合、高
速移動モードの移動無線1150 (B、C,D)の数
は、通常のモードである低速移動モードの移動無線11
150 (B。 C,D)の数に比べて、きわめて少ない点である。 −例をあげれば、東京23区内において前)小の文献(
伊藤 “携帯電話の方式検討−無線回線制御とルーチン
グを中心に一″電子情報通信学会通話方式研究会C38
7−161987年5月)では、700万台の携帯電話
前があるシステムで、車内に搭載されている携帯電話機
数は全体の10%以内、実際には5%位と推定される。 したがって、たとえ高速移動モードの移動無線機50 
(B、C,D)に対し信号伝送の信頼度向上のため、再
送等の技術を用いたとしても、全体として周波数のイ1
効利用をそこなうことは僅かであり、とくに問題とはタ
リIJないと考えられる。 つぎに高速移動−し−ドにおける移動無線機50(B、
C,D)と高速移動モード用無線基地局30 (B、C
,D、E)との間の信号の送受信方法について説明する
。後述するように低速移動モードにおける信号送受信方
法を用いたのでは、信号の授受が良好に行えないことを
認識した高速移動モードの移動無線機50 (B、C,
D)または高速移動モード用無線基地局30 (B、C
,D、E)において、この移動無線機50 (B、C,
D)が高速移動モードであると判断し、つぎのような制
御信号送出法を採用する。以下、位置登録1発石呼2通
話中ヂャネル切替の順で説明する。 (A)位置登録 低速移動モードにおける移動無線機50 (B。 C,D)からの位置登録信号送出許可信号は通常1回ま
たは少数回反復送信されるが、これはシステム設計条件
で定められる。移動無線150 (B。 C,D)からの位置登録は、白身が高速移動モードか否
か認識している場合と認識していない場合とがあるが、
以下認識していないと仮定して、第10A図ないし第1
0G図のフローチャートを用いて説明する。 移動無線機50 (B、C,D)の常置場所であるホー
ム・エリア、おるいはホーム・エリア以外の1ノービス
内のエリアであるローム・エリアにおいて、すでに関門
交換機20および周辺の無線基地局301.30−2,
3C)−3が動作しているときに、移動無線機50 (
B、G、D)の電源スィッチがオンされて、動作を開始
すると、最初に行われるのが位置登録動作である。 移動無線機50 (B、C,D)の電源スィッチがオン
されると、現在の位置を登録づるための動作を開始する
信号が上り制御チ11ネル(CH)を用いて、周辺の無
線基地局たとえば30−1に対して送出される(S40
1、第10Δ図)。 この移動無線機50 (B、C,D)からの動作開始信
号を受信すると(S402>、無線基地局30−1は移
動無線機50 ([3,C,D)の動作開始を確認しく
3403)、確認したら(3403YES) 、もし下
り制御チャネルがオフの状態にある場合には、これをオ
ンにしで、位置登録信号送出許可を下り制御チャネルを
用いて送出する(S404)。 ところが、移動無線機50 (B、C,D)が高速移動
中であるので電波伝搬特性が悪く、通常は、最寄りの無
線基地局30−1からこの信号を受イ3するが(S40
5)、良好に受信することができない(3406NO>
。したかって一定の時間タイミングの後、移動無線機5
0 (B、C,D)では同一信号を再送する(S407
、第10B図)。 無線基地局30−1では、再送された動作開始信  ・
号を受信しく3408)、動作開始を確認すると(S4
09YES) 、位置登録信号送出許可を制御チャネル
(C)−1>により送出する(S410)。 移動無線機50 (B、C,D)では、位置登録信号送
出許可を受信すると(3411)、それが良好に受信さ
れたものであるか否かを検査しく5412)、良好に受
信されなかった場合あるいは受信不能であった場合には
、(3412NO> 、位置O録動作を再度行う(34
13)。 この位置登録動作開始信号を受信した無線基地局30−
1では(S414)、動作開始を確認すると(3415
YES、第10C図)、位置登録信号送出許可を送出し
く3416)、これを移動無線機50 (B、C,D)
が良好に受信でさない場合、あるいは受信不能の場合に
は(3417,3418NO> 、この不良骨13の回
数が規定の数n(たとえばn = 3 )に達していな
い場合には(3419NO)、ステップ5413から3
418の動作をくり返し、非常に小さな確率ではあるが
規定の回数「)に達した場合には(S419YES)、
移動無線機50 (B、C,D)白身は高速で移動中で
あると判断し、高速移動モード用制御信号送出方法に従
って、1り御信号のダイバーシティ送受信することを決
定しく5420)、複数または1つの制御チャネル(C
)・1)を用いて、同一内容の位置登録信号送出8′ト
可と移動速度の測定依頼を送出する(S421.第10
D図)。 この速度の測定依頼信号は一定間隔のタイミングで送出
され、高速移動モードである旨の情報が含まれている。 この測定依頼と位置登録許可信号を受信した最寄りの無
線基地局30−1および30−2.30−3では(S4
22,5423)、その受信状態が良好であったならば
(S424YES、5425YES) 、移動無線機5
0 (B。 C,D)は高速移動モードであることを認識し、542
6,5427)、位置登録信号送出許可信号を送出する
(342B、5429)。この信号は複数の制御チャネ
ルを用いるか、あるいは1つの制御チャネルを用いて各
無線基地局30−1゜30−2.30−3からそれぞれ
異なるタイミングで送出される。 無線基地局30−1.30−2.30−3からの位置登
録信号送出許可信号を受信した移動無線機50 (B、
C,D)は(3431)、その受信が良好であるか否か
を判断しく5432.第10E図)、良好に受信できな
かったときには(3432NO>、その不良受信回数が
所定の「1回(たとえばn=3)に達していない場合に
は(8433NO,)、位置登録信号送出許可信号を良
好に受信できるのを待ち(S431,5432)、不良
受信回数が所定のn回に達してしまった場合には(S4
33YES) 、位置登録を断念するか、または広域呼
出モードに移行し、着呼のみ可能な広域呼出用制御13
号の受信に専念する(3434)。この広域呼出上−ド
における着呼については、本出願人による特願昭62−
329022号に開示されている。 一方、無線基地局30−1.30−2.30−3では速
度測定依頼をすでに受けており、移動無線機50 (B
、C,D)から一定間隔のタイミングで送られてくる1
3号の電界値を測定して関門交換機20へ送信する(3
435.5436)。 受信電界値を受領した関門交換機20は、この受信電界
の変化から各無線基地局30−1.30−2.30−3
に対する移動無線機50 (B、C。 D)の速度を求め、これらを比較処理して、移動無線機
50 (B、C,D)が無線基地l’?130−1゜3
0−2.30−3の方向へ速jiV1 、 V2 、 
V3で移動中であることを算出する(3437>。 この速度情報の報告は、ただちに無線基地局30−1.
30−2.30−3に送出され(3438)、無線基地
局30−1.30−2.30−3ではこれを受信し、記
憶する(3439.440>。 移動無線機50 (B、C,D)が位置登録信号送出許
可信号を良好に受信した場合には(S432YES) 
、複数のまたは1つの制御チャネルにより高速移動モー
ドで位置登録信号を送信する(S441)。 この位置登録信号を無線基地局30−1.30−2.3
0−3が受信すると(S442,3443)、それぞれ
その受信内容を検査し、記憶して(S444,3445
.第10F図)その受信内容の検査結果の品質が一定値
以上であれば(3446YES、5447YES> 、
関門交換機20に対して位置登録を要求する信号を送出
する(844B、3449>。 位置登録の要求信号を受信した関門交換1120では(
S450) 、移動無線機50の位置登録が無線基地局
30−1.30−2.30−3になされたことおよび各
受信品質を、ID識別記憶部24に記憶しく5451>
、登録完了報告を送出1る(S452 )。これを受け
た無線基地局30−1.30−2.30−3はこれをそ
れぞれ異なる制御チャネルまたは同一の1制御ヂ1/ネ
ルを用いて時間差を設けて、移動無線機50 (B、C
,D)に送出し、これを受けると、移動無線R50(B
。 C,D)では無線基地局30−1.30−2.30−3
の各IDを記憶して位置登録動作を終了する(3456
)。 ここにJ3ける位置登録は、移動速[qが大であるため
に、場所の登録は効果的ではない。そのために、移動方
向および速度の測定が行われて速度情報を用いるように
している。 この高速移動モードにおける本発明の動作においては、
無線基地局30−1.30−2.30−3からの信号の
受信は、低速移動モードの場合に比べて、はるかに受信
しやづいようになっている。 それは高速移動モードの移動無線機50 (B、C。 D)からの位置登録動作開始信号を受信した最寄りの無
線基地局30−1.30−2.30−3では、その信号
の中に含まれている移動無線機50(B、C,Dl)1
度情報カラ、移動無線v150(B、C,D)が高速移
動モードであることを認識し、無線基地局30−1から
移動無線機50(B、C,D)へ送信する位置登録信号
送出方法に従った送信方法を実行する。そしてこの信号
の中に無線基地局30−1.30−2.30−3は高速
移動モードの移動無線機50 (B、C,D)への応答
信号である旨の情報を含めておく。このような方策によ
り移動無線機50 (B、C,D)は無線基地局30−
1.30−2.30−3からの位置登録信号送出許可の
信号を通常よりはるかに受信しやすくなる。 また、高速移動モードにおける送受信ダイバーシティに
おいては、関門交換機20に対して、移動無線機50 
(B、C,D)が高速移動中でおることを知らせること
ができるから後述の発着呼や通話中チャネル切替動作に
有効となる。また、たとえば位置登録が完了したとして
も移動無線機50 (B、C,D)からは、30秒毎と
か1分毎とか一定の法則に従う時間間隔で位置登録をく
り返すので、着呼が確実に実行される。 なお高速移動モードの移vJ無線機50 (B、C。 D)が急に低速移動モードに変化する場合がある。 自動車から下車した人が移動無線機50 (B、C。 D)を携帯する場合などがこれに該当覆る。この場合に
は、高速移動モードから低速移動モードに移行したにも
かかわらず、位置登録のための上記の信号送出は継続さ
れることになる。この場合にそなえるため、移動無線1
150 (B、C,’D)からの位置登録信号を受信し
た無線基地局30−1では、これを関門交換機20へ転
送し、これを受けた関門交換120では、前回記憶した
位置登録と同一場所あるいは大きな移動が認められない
と判断した時は、無線基地局30−1経由で移動無線機
50 ([3,C,D)へ、低速移動モードに移行した
ことを知らせ、位置登録の反復実施を停止させる。ある
いはシステムによっては、無線基地局30−1から常口
)または間欠的に下り制御信号が送出されている場合は
、移動無線機50 (B。 C,D)では、これを受信することにより、白身のID
・ロームエリア情報照合記憶部54を検索し、この結果
を関門交換機20へ通知することにより、同一の目的を
達することも可能である。 移動無線機50 (B、C,D)において、低速移動モ
ードで位置登録信号送出許可を良好に受1gした場合に
は(S406YES、3412YES。 3418)、移動無線機50 (B、C,D)は、低速
移動モードのまま上り制御チャネルを用いて、自己のI
D(識別番号)を乗せて、位置登録信号を送出する(S
457)。この制御チャネルを用いての交信は、制御チ
ャネル専用の送受信部をもたない、たとえば第1D図に
示す無線基地局30Bにおいても、無線送受信回路46
.48がすてに他の移動無線機との間で使用されている
場合であっても、複数チャネルを高速でチョップして、
同時に送受信することができるから、交信は常時確保さ
れている。 位置登録信号を受信すると(S458)、無線基地局3
0−1では、受信品質を検査し、ID識別記憶部34に
IDを記憶する(S459)。受信品質を検査した結果
一定値以上である場合には(S460YES> 、位置
登録要求信号を関門交換4m20に対して送出する(3
461)。この登録要求信号を受信した(S462)関
門交換機20では、無線基地局30−1に受信品質およ
び位置が記憶されていることを登録する(3463)。 この登録作業が完了すると、登録完了信号が送出される
(S464 >。この登録完了信号を受信した無線基地
局30−1では、下り制御チャネルを用いて移動無線機
50 (B、C,D)に転送する(8465)。 登録完了信号を受信した(S466)移動無線機50 
(B、C,D)は、受信内容を検査して登録された無線
基地局30−1のID(識別番号)をID・ロームエリ
ア情報照合記憶部54に記憶する(S467)。 以上の動作により位置の登録動作は終了し、着呼に対し
て待機状態に入る。 (B)発呼動作 移動無線150 (B、C,D)からの高速移動モード
における発呼動作について説明する。 すでに位置登録動作において、移動無線機50(B、C
,D)自身が高速移動モードであることを認識している
場合と、そうでない場合とがある。 後者はたとえば位置登録を行った後、自動車に乗り込み
発呼する場合であろう。以下、後者の場合を第11A図
ないし第111図に示すフローチャートを用いて説明す
るが、前者もこの中に含めることが可能である。 移動無線FM50 (B、C,D)(以下、単に移動無
線y150と略す)は動作を開始し、これと通信する無
線基地局30−1.30−2.30−3や関門交換機2
0もすでに動作を開始し、第1OA図ないし第10G図
で説明した位置登録は終了している。 移動無線[50の送受話器が上げられて(オフ・フック
)、上り制御チャネル(CLl )を用いてこのオフ・
フック信号と移動無線機50のID(識別番号)が送出
される(S501、第11A図)。この移動無線機50
は高速で移動中であることを知らないから、通常の低速
移動モードでオフ・フック信号の送出を行う。 オフ・フック信号を受けた無線基地局30−1では、移
動無線機50のIDを検出しID識別記憶部34にすで
に登録されているものであることを確認する(S502
)。 そこで無線基地局30−1は、移動無線機50から受信
品質の値および現在の空チヤネル番号を加えて、発呼応
答信号として下り制御チャネルを用いて送出する(S5
03>。この発呼応答信号は移動無線FM50において
受信され(S505>、この受信品質が良好でない場合
、あるいは全く受信できない場合には(3506NO>
 、所定の間隔で発呼信号を規定の回数まで送出するこ
とをくり返す(8507NO,8501〜3506>。 規定回数に達すると(S507YES) 、移動無線機
50は高速移動モードを認識し、高速移動モードにおけ
る発呼信号送出を制御チキ・ネルを用いてダイバーシテ
ィ送受信することを決定覆る(S508、第11B図)
。そこで移動無線機50は複数のまたは1つの制御チャ
ネルで同一内容のオフ・フック信号(発呼信号)と速度
測定依頼を同時に送(ffiL、制御チャネルでの受信
を待機する(S509>。 このオフ・フック信号と速度測定依頼の信号とを受けた
無線基地局30−1およびその周辺の無線基地局30−
2.30−3は(351C、3511)、この両信号を
良好に受信することができた場合には(3512YES
、3513YES>、無線基地局30−1.30−2.
30−3は、移動無線e150が高速移動中であること
を認識するので、高速移動モード用として空いている通
話チPネルの番号の通知と、そのチャネルを用いての通
話の準備をすることを指示する空チt・ネル情報を、移
動無線機i50に複数の制御チャネルを用いて、または
1つの制御チャネルで通話路制御部21の制御でタイミ
ングをずらして送出しく5514.5515、第11C
図〉、移動無線機50ではこの高速移動モード用空チヤ
ネル情報をダイバ−シティ受信する(S516>。この
空チヤネル情報には、高速移動モード用の通話チャネル
C1−1100およびC11101,CH102が空い
ていることが含まれている。 速度測定依頼を良好に受けた無線基地局30−16よび
30−2.30−3では(S512YES、5513Y
ES、第11B図)、それぞれ空チャネルとしてC1−
1100(無線基地局30−1用>、 Cl−1101
(無線基地局30−2用)、CH102(無線基地局3
0−3用)か適することと速度測定の結果とを関門交換
機20に送信する(S517.5518、第11C図)
。 この速度測定結果と空チヤネル情報を無線基地局30−
1.30−2.30−3から受けた関門交換機20は、
各無線基地局30−1.30−2゜30−3の受信電界
の変化から、各無線基地局30−1.30−2.30−
3に対する移動無線機50の速度を求め、これらを比較
処理して、移動無線機50が無線基地局30−1.30
−2.30−3の方向へそれぞれ速度V1 、V2 、
V3で移動中であることを算出する(3519>。この
情報は、だだらに無線基地局30−1.30−2゜30
−3に送信される(3520)。 無線基地局30−1.30−2.30−3では、関門交
換@20からの速度情報を受信し、記憶する(3521
.3522>。 空チヤネル情報を含む発呼応答信号を受信した移動無線
機50では(S516、第11C図)、良好に受信でき
たか否かを調べ(S523、第11D図)、良好に受信
できなかったり、あるいは、所定の時間経過後も全く受
信できない状態のときには(8523NO> 、再度ス
テップ3501(第11A図)にもどり、オフ・フック
信号の送出をくり返す。それにもかかわらず発呼応答信
号を受けることができない場合は発呼を断念することに
なろう。しかしながら、このような事態の起こる可能性
は極めて稀であり、通常は、このオフ・フック信号の送
出をくり返すうらに、発呼応答信号を良好に受信するこ
とができるであろう(S523YES、第11D図)。 移動無線機50は発呼応答信号を良好に受信すると、高
速移動モードに割当てられ指示された通話チャネルであ
る空チャネルC)−+100(無線基地局30−1用)
、C)−1101(無線基地局30−2用)、Cl−1
102(無線基地局30−3用)を確認しく5524)
、この指示されたチャネルを希望する場合は(必ずしも
高速移動上−ドを使用する必要はない)、高速移動モー
ド用のヂ鵞IネルC11100等を指定する信号を送出
しく5525)、これを受けた無線基地局30−1.3
0−2.30−3では、指定チャネル(CI−1100
〜102)が空いていることを確認して指定チVIネル
に切替える(S526.5527>と同時に下り制御チ
ャネルでチャネル切替完了報告を移動無線機50に送出
しく352B、5529)、これを移動無線機50が確
認すると、無線基地局30−1.30−2.30−3を
介して関門交換機20からダイヤル・トーンとして送ら
れてくるのを持つ(3531、第11E図)。 無線基地局30−1.30−2.30−3では、移動無
線機50にチャネルの切替完了報告を送出すると、関門
交換@20に対して発呼信号の送出を依頼しく3532
.3533)、この依頼を受けた関門交換機20は移動
無線機50のIDを検出し、通信品質をID識別記憶部
24に記憶し、通話路制御部21の制御によりスイッチ
群23の、たとえば5W1−1,5W1−2,5WI−
3をオンして無線基地局30−1.30−2.30−3
を電話網10の交換機11に接続する(S534)。 そこで交換機11側からは、関門交換120のスイッチ
群23を介してダイヤル・トーンが送出される(S53
5)。 このダイヤル・トーンは無線基地局30−1゜30−2
.30−3からチャネルCti100.C1101、C
H102(下り)により転送されて(S536,553
7)、移動無線機50で受信され、通話(信)が設定さ
れたことを確認する(3538)。移動無線機50は、
宛先のダイヤル信号をチャネルC1−110C、Cl−
1101、01102(上り)を用いて送出しく553
9、第11F図)、無線基地局30−1.30−2.3
0−3により転送されて(554C、3541>、交換
機11が動作して電話網10の宛先までの通話(信)路
が設定される(3542)。その後通話がなされる(3
543>。 通話が完了すると、送受話器がオン・フックされて(S
544>、オン・フック信号と終話信号が移動無線は5
0からチャネルCI+100.CH101、Cl−11
02(上り)を用いて送出される(S545)。これに
より無線基地局30−1゜30−2.30−3は終話を
確認しく3546゜5547)、終話を関門交換tm2
0に伝える。そこで関門交換[20ではスイッチ群23
のスイッチ5W1−1,5W1−2,5W1−3をオフ
にし、高速移動モードにおけるダイバーシティ送受信に
よる通話が終了する(3548)。 無線基地局30−1が低速移動モードにおけるオフ・フ
ック信号を受けて、移動無線機50のIDを良好に検出
した場合には(3504YES、第11A図)、無線基
地局30−1は、移ijJg線機50から受信した受信
品質の値および現在の空ヂャネル番号を加えて発呼応答
信号として低速移動モードのまま下り制御チャネルを用
いて送出する(5549、第11G図)。 このような発呼応答信号を無線基地局30−1から受け
た移動無線■50は、各無線基地局30−1からの受信
品質の値を検討し、ダイバーシティ送受信可能な、たと
えば無線基地局30−1〜30−nを選択し、空チャネ
ルを確認しく5550)、使用する通話チャネルを指定
プる信号を送出する(5551)。ここで、無線基地局
30−1 (30−2〜30−nの記載は省X>に対し
てはチャネルC111を指定する信号を送出する。無線
基地局30−1では、移動無線機50が指定してきた通
話チャネルが空いていることを確認して、そのチャネル
に切替えて(3552)、チャネル切替完了報告を下り
制御チャネルを用いて送出する(3553)。この切替
完了報告を受けて(S554)、移動無線機50では、
指定した通話チャネルでダイヤル・トーンを持つ(35
55)。 一方、無線基地局30−1では、関門交換機20に対し
て発呼信号を送出する(8556>。これを受けた関門
交換1120は、移動無線@50のIDや、通信品質を
ID識別記憶部24に記憶し、通話路制御部21の制御
によりスイッチ群23の、たとえば5W1−1をオンし
て無線基地局30−1を電話m10の交換機11に接続
する(S557)。 そこで交換機11側からは、関門交換120のスイッチ
群23を介してダイヤル・1〜−ンが送出される(35
58、第111−(図)。 このダイAフル・トーンは無線基地局30−1で低速移
動−し−ド用のチャネルC)−11(下り)により転送
されて(5559>、移動無線機50で受信され、通話
(信)が設定されたことを確認する(5560)。移動
無線機50は、宛先のダイヤル信号をチャネルCl−1
1(上り)を用いて送出しく5561>、無線基地局3
0−1により転送されて(S562)、交換機11が動
作して電話網10の宛先までの通話(信)路が設定され
る(S563)。その後通話がなされる(3564>。 通話が完了すると、送受話器がオン・フックされて(3
565>、オン・フック信号と終話信号が移動無線機5
0からチャネルCH1(上り)を用いて送出される(S
566)。これにより無線基地局30−1は終話を確認
しく5567>、終話を関門交換機20に伝える。そこ
で関門交換機20では、スイッチ群23のスイッチ5W
1−1をオフにし、通話が終了する(S568>。 以上の説明では、移動無線機50 (B、C,D)と交
信する無Pjl基地局は30−1.30−2.30−3
と仮定したが、実際にはざらに多くの無線基地局30 
(B、C,D、E)と同時に交信する。 すなわち低速移動モードの発呼動作で説明した通り、ダ
イバーシティ送受信を行うためである。したがって高速
移動−E−ド用通話チャネルの指定は、ある無線基地局
30−1には、たとえばチャネルC)−1100、無線
基地局30−2にはたとえばチャネルCI−1101、
・・・、・・・という具合に各無線基地局30 (B、
C,D、E)に対応して1個づつ指定される。その結果
、それ以後の信号伝送は、ダイバーシティ効果のために
無線基地局30(B。 C,D、E)および移動無線機50 (B、C,D)の
受信品質龜ダイバーシティ効果のために向上するので、
通常は高速移動モードの制御信号送出方法を適用する必
要はなく、低速移動モードとほぼ同一の送信方法(ただ
し、移動無線機50 (B。 C,D)から送出する制御信号には、高速移動上−ドで
あることを示す情報は含めておく)で十分となる。 (C)着呼動作 移動無線機50 (B、C,D)へのる呼の動作の流れ
を第12A図ないし第12I図を用いて説明する。無線
基地局30−1などの近傍に存在する移動無線150 
(B、C,D)等はすべての無線基地局30 (B、C
,D、E)で共通して使用する制御チャネルで待受けて
いる。 ここで移動無線機50 (B、C,D)(以下、単に移
動無線機50と略す)は高速移動−し−ドの状態にある
か否か認識している場合もあるが、その認識がないもの
として説明する。 第1A図において電話網10から関門交換機20に移動
無線機50宛の着呼信号が入来したとする。関門交換機
20内のID識別記憶部24では、入来しだ着呼信号を
検査し、被呼者のIDを調べたところ現在位置登録され
ている無線基地局30(複数)が検索されたとする。こ
の場合、移動無線機50は低速モードで位置登録がなさ
れているはずである。すると、通話路制御部21を経由
して移動無線機50が位置登録されているすべての無線
基地局たとえば30−1.30−2.30−3宛に着呼
信号を同時に送出する(S601、第12A図)。 この信号を受信した各無線基地局30−1.3072.
30−3では、自局内のID識別記憶部34 (C)を
検索し移動無線150のIDがそこに記憶されているこ
とを確認すると、下り制御チャネルを用いて、移動無線
機50宛に着呼および通話チャネル指定要請の信号を無
線基地局30−1.30−2.30−3のIDを加えて
送出する(3602,603.604>。 この無線基地局30−1.30−2.30−3からの着
呼信号の送出に対して、移動無線機50が良好に受信す
ることができず(3607NO>、また無線基地局30
−1.30−2.30−3が、移動無線機50からの着
呼応答を所定の時間経っても無線基地局30−1.30
−2.30−3が受けない場合には(S605,560
6) 、着呼信号の送出を規定の回数に達するまでくり
返づ(S60B、3609、第12B図)。 着呼信号の送出が規定の回数に達すると(3608YE
S、5609YES) 、無線基地局30−1.30−
2.30−3では、移動無線機50は、無線基地局30
−1.30−2.30−3の1ノービス・ゾーン外に居
るか、もしくは高速移動中であると判断し、高速移動モ
ード用の着呼方法をとるべきことを関門交換機20へ連
絡する(S610.5611)。 各無線基地局30−1.30−2.30−3から、移動
無線機50が高速移動中であると推定される情報を受信
して分析した結果(S612)、関門交換機20は、移
動無線機50は高速移動中であると判断しく3613)
、ID識別記憶部24を検索して、移動無線機50は高
速移動モードで位置登録済か否かを確認しく5614.
第12C図)、依然として、高速移動−し−ドで位置登
録がなされていないならば(3614NO> 、広域呼
出モードに移行しく3615>、着呼のみ可能な広域呼
出用制御信号の受信に専念づる(S615)。 一方、移動無線機50においては、位置登録動作を一定
の法則に従う間隔で実施中であり、高速移動モードによ
る位置登録を完了しているはずである。この結果位置登
録した無線基地局を30−11.30−12.30−1
3とすると、関門交換機20には、この前記f!される
。 移動無線機50が高速移動モードで位置登録済と変更さ
れている場合には(S614YES)、位置登録済の無
線基地局30−1 (この場合に、無線基地局30は、
当然、以前登録されていた無線基地局30−1とは異な
るケースが大部分であるが、同一の無線基地局30−1
と仮定した。30−2.30−3も同様でおる。)、お
よび移動無線機50の進行方向に存在する無線基地局3
0−2.30−3に対し、高速移動モード用に指定され
た伝搬特性の良好な通話チャネルのうち、空いたヂトネ
ルを用いて交信するための準備と、ダイバーシティ送受
信の適用と、移動無線は50の速度測定と、また、移動
無線瓢50に対Jる高速移動モードの着呼信号の送出と
を依頼づる信号を関門交換機20は無線基地局30−1
.30−2゜30−3に送る(S616)。 この空ブi・ネルi%備、ダイバーシティ送受信の適用
、速度測定および着呼信号送出依頼を受信した無線基地
局30−1.30−2.30−3では、高速移動モード
による着呼信号と空チヤネル情報を複数の制御チャネル
または通話路制御部21に制御されて1つの制御チャネ
ルを用いて送出タイミングをずらして移#jJ無線機5
0に対して送信する(3617.3618)。 この着呼信号は高速移動モード用制御チャネルで待受中
の移動無線機50で受信され(3619)、受信信号の
品質や信号の内容を検索し、着呼信号は良好であったか
否か検討がされ(3620)、移vJ無$1機50宛の
着呼信号であることを確認した後は(S621)、移動
無線機50が近傍の通話トラヒック状態を考慮の上、そ
れぞれ無線基地局30−1.30−2.30−3とそれ
ぞれ通信可能な通話チャネルたとえばC)−110C、
CH101、Cl−1102を決定し、上り制御チャネ
ルを用いて、無線基地局30−1.30−2.30−3
宛に送信する(S622、第12D図)。またこれと同
時に移動無線機50(第1B図)内の各シンセサイザ5
5−1.55−2および56−1゜56−2.・・・、
56−nや切替スイッチ64−1゜64−2と受信およ
び送信切替用制御器65Cおよび67Cを動作ざぜ、た
とえば通話チャネルC)−1100(無線基地局30−
1用)、通話チャネルC1−1101(無線基地局30
−2用)、通話チ1ノネルCl−1102(無線基地局
30−3用)で送受信可能な状態に移行する準備をさせ
る。移動無線機50からの上り小制御チャネルを受信し
た各無線基地局30−1.30−2.30−3では、受
信信号の品質を検査し、発信した移動無線機50のID
を確認して(3623,5624)、着呼応答信号を関
門交換機20に対して送出する(S625.5626)
。 この関門交換機20へのも呼応答信号には、通話路設定
のためのスイッチ群23への信号も含まれている。そこ
でこの着呼応答信号を受けると、関門交換機20では、
移動無線機50のIDが1でにID識別記憶部24に記
憶されているか否かを再確認し、通常は記憶されている
が、万一、記憶されていない場合には、無線基地局30
−1゜30−2.30−3の品質検査のデータとともに
ID識別記憶部24に登録し、この記憶したIDなどを
含む応答確認信号を無線基地局30−1゜30−2.3
0−3へ送出づる(3628)。 この応答確認信号を受けた無線基地局30−1゜30−
2.30−3では、移動無線機50のIDが正しく登録
されたことを確認しく3629.5630) 、移動無
線機50から指定されたチャネルが空いているか否かを
確認して切替確認信号を複数または1つの下り制御チャ
ネルで移動無線機50に送出する(3631.8632
>。 この指定チャネルへの切替確認信号を受信した(363
3)移動無線機50では、空きチャネルが無いために、
指定したチャネルの切替えが認められない場合には(3
634NO> 、ステップ5622にもどり、別の通話
チャネルを指定する(3622>。指定したチャネルた
とえばC11100、Cl−1101,CH102が空
きチャネルであり、切替えが認められた場合には(S6
34YES) 、そのチャネルに切替えて、チャネル切
替完了報告を上り制御チャネルを用いて送出する(S6
35、第12E図)。 空きチャネルに切替えられたことを確認した無線基地局
30−1.30−2.30−3では、このヂレネルに切
替えて、チャネル切替完了信号を関門交換1120に対
して送出する(S636,5637)。 関門交[120では、チャネル切替完了信号を受けると
、交換機11を介して電話網10への通話路を設定する
ために、通話路制御部21を動作させてスイッチ群23
の5W1−1,5W1−2゜5WI−3をオンにして、
無線基地局30−1゜30−2.30−3と電話網10
とを接続する(S638)。ぞこで電話網10側からは
関門交換1120を介して呼出信号が送出され(363
9)、これを無線基地局30−1.30−2.30−3
で確認する(S640.5641 )。そこで呼出ベル
信号を設定された高速移動モード用の通話チャネルC1
110C、C)−1101,0H102で送出しく36
42.3643>、移動無線機50で呼出音を発生する
(3644)。 この吐出音により移動無線機50側の送受話器が持ら上
げられる(オフ・フック)と(3645、第12F図)
、チャネルCH10C、CHIOI。 C)−1102でオフ・フック信号が送出され、無線基
地局30−1.30−2.30−3で転送されて(S6
46,3647)、関門交換機20に受信されて(86
4B>、電話網10と移動無線機50との間で通話が開
始される(S649)。 通話が終了すると、送受話機がおろされ、オン・フック
信号と終話信号がチャネルCH100゜C)−1101
,Cl−1102により無線基地局30−1.30−2
.30−3に送られ(S650)、終話を確認した無線
基地#30−1.30−2゜30−3では、この信号を
転送する(S651゜5652)。このオン・フック信
号および終話信号を受けた関門交換機20は、通話路制
御部21を動作せしめてスイッチ群23の5W1−1.
3Wl−2,5WI−3をオフして終話する(S653
)。 移動無線機50が低速移動モードにあり、無線基地局3
0−1.30−2.30−3が移動無線機50からの着
呼応答信号を良好に受信した場合(S605YES、5
606YES、第12A図)あるいは、無線基地局30
−1.30−2.30−3から移動無線機50が低速移
動モードで良好に着呼信号を受信した場合には(S60
7YES、第12A図)、受信信号の品質や信号の内容
を検索し、移動無線機50宛の@呼信号であることを確
認した後は(3654、第12G図〉、移動無線機50
が近傍の通話トラヒック状態を考慮の上、それぞれの無
線基地局30−1.30−2.30−3と通信可能な低
速移動上−ドの通話チャネルを決定し、上り制御チャネ
ルを用いて、無線基地局30−1.30−2.30−3
宛に送信する(S655)。またこれと同時に移動無線
機50(第1B図)内の各シンセサイザ55−’155
−2および56−1.56−2.56−3や切替スイッ
チ64−1.64−2と受信および送信切替用制御器6
5Cおよび67Cを動作ざぜ、たとえば通話チャネルC
H1(無線基地局301用)、通話チャネルCH2(無
線基地局30−2用)、通話チャネルCl−13(無線
基地局30−3用)で送受信可能な状態に移行させる。 移動無線機50からの上り制御チャネルを受信した各無
線基地局30−1.30−2.30−3では、受信信号
の品質を検査し、発信した移動無線機50のIDを確認
して(3656) 、着呼応答信号を関門交換120に
対して送出する(8657)。 この関門交換機20への着呼応答信号には、通゛話路設
定のためのスイッチ群23への信号も含まれている。そ
こでこの着呼応答信号を受けると、関門交換機20では
、移動無線機50のIDがすでにID識別記憶部24に
記憶されているか否かを確認し、記憶されていない場合
には、無線基地局30−1の品質検査のデータとともに
ID識別記憶部24に登録しく3658)、この記憶し
たIDなどを含む応答確認信号を無線基地局30−1.
30−2.30−3などへ送出する(S659)。 この応答確認信号を受けた無線基地局30−1゜30−
2.30−3では、移動無線機50のIDが正しく登録
されたことを確認しく3660)、移動無線1150か
ら指定されたチャネルが空いているか否かを確認して切
替えの可否を検討しく8661、第12H図)、その結
果である切替え認否の信号を低速移動モード用下り制御
チャネルで移動無線機50に送出する(S662)。 この切替え認否の信号を受信した(S663)移動無線
機50では、空きチャネルが無いために、指定したチマ
ノネルの切替えが認められない場合には(3664NO
> 、ステップ3655 (第12G図)にもどり、別
の通話チャネルを指定する(S655)。指定したチャ
ネルが空きチャネルであり、切替えが認められた場合に
は(8664YES、第1211図)、そのチャネルに
切替えて、チャネル切替完了報告を低速移動−し−ド用
上り制御チャネルを用いて送出覆る(3665)。 空きチャネルに切替えられたことを確認した(S666
)無線基地局30−1.30−2.’30−3では、こ
のチャネルに切替えて、チャネル切替完了信号を関門交
換120に対して送出する(3667)。 関門交換機20では、チャネル切替完了信号を受けると
、交換機11を介して電話網10への通話路を設定する
ために、通話路制御部21を動作させてスイッチ群23
の5W1−1.1−2.1−3をオンにして、無線基地
局30−1.30−2.30−3と電話網10とを接続
する(8668)。そこで電話網10側からは関門交換
t120を介して呼出信号が送出され(S669、第1
2■図)、これを無線基地局30−1.30−2゜30
−3で確認する(8670)。そこで呼出ベル信号を設
定された低速移動モード用の通話チャネルCI−11で
送出し、移動無線機50で呼出音を発生する(S672
)。 この呼出音により移動無線機50側の送受話器が持も上
げられる(オフ・フック)と(S673)、チャネルC
111でオフ・フック信号が送出され、無線基地局30
−1.30−2.30−3で転送されて(S674)、
関門交換機20に受信されて(S675)、電話網10
と移動無線機50との間で通話が開始される(S676
)。 通話が終了すると、送受話機がおろされ、オン・フック
信号と終話信号がチャネルCH1により無線基地局30
−1.30−2.30−3に送られ(S677)、終話
を確認した無線基地局30−1.30−2.30−3で
は、この信号を転送する(3678)。このオン・フッ
ク信号および終話信号を受けた関門交換機20は、通話
路制御部21を動作せしめてスイッチ群23の5W1−
1.5W1−2,5WI−3をオフして終話する(36
79)。 以上の説明において、無線基地局30−1.30−2.
30−3に設置された制御用の送受信機を通話チャネル
用に転用するシステムにおいても、移動無線機の構成で
説明したような送受信チャネルを時間的に反復切替える
方法により、づでに第3の移動無線機と通信中であって
も、新しく着呼した移動無線機と制御チャネルを用いて
交信することが可能である(第1D図、参照〉。 なお、以上(B)および(C)項で説明した発呼および
着呼1よる通信中に移動無線6150 (B。 C,D)が高速移動モードから低速移動モードへ変化す
る場合がある。この場合の対策としては、その通話にか
ぎっては高速移動モードを持続させる方法と速度検出を
行い低速移動モードへ移行させる方法のいづれかを採用
することが可能である。 前者の場合、システム技術としてとくに説明を加えるこ
とはないが、復者の場合にはつぎに説明する通話中チャ
ネル切替の技術を使用することとなる。 (D)通話中チャネル切替 高速移動モードの移動無線機50 (B、C,D)に対
する通話中チャネル切替動作はすでに説明した低速移動
モードの通話中チャネル切替に近似している。自動車に
搭載された移動・無線1150 (B。 C,D)が行う通話中チャネル切替に先立って発呼が開
始されたとき、自動車の移動速度が小で低速移動モード
の発呼に成功したものとする。ただし、その後通話中に
自動車の移動速度が増加−すると、下記の技術的困難が
発生する。すなわら、通話に使用している複数のチャネ
ルの1つが通話品質劣化を生じたので、このチャネルの
使用を廃し、新通話チャネルを用い新無線基地局30 
(B、C。 D、E)と交信を開始することを行う動作の中途で、旧
チャネルの通話品質がシステムで定められた品質以下に
劣化する。もしくは新しい無線基地局30 (B、C,
D、E)との間の新チャネルの設定において、高速移動
モードのために失敗する。 具体的な失敗の原因としては、高速移動にともなう電波
伝搬特性の悪化のためディジタル制御信号の伝送品質が
劣化し、周辺の無線基地局30(B。 C)への、または無線基地局30 (B、C)への新チ
ヤネル使用の指示、またはその応答信号が良好に受信で
きないことである。 このような問題点を解決覆るための動作の流れを第13
A図ないし第131図に示し説明づる。 関門交換機20.無線基地a30−1 、30−2、−
.30−n等(30−p、30−q、−。 等は単に30−n等という〉および移動無線機50が動
作を開始し、関門交換機20に含まれるスイッチ群23
のスイッチ5WI−1,1−2,・・・。 1−(n−1>がオンであり、無線基地局30−1、3
0−2.−、30− (n−1>と移動無線t150と
の間で低速移動モードで交信中である。 この交信には、移動無線機50に含まれる制御部58に
よって指示されたチャネルCHI、CH2゜−、Ct−
1−(n−1)の下り周波数r:1. F2 。 ”・、Fn−1と上り周波数f1.f2.・・・、fo
−1が使われている(3701、第13A図)。 通信中の無線基地局30−1.30−2.・・・。 30− (n−1)からは、たえず移動無線機50から
の受信状況報告が出され、通信品質の劣化が発見される
と、ただちに移動無線lN50に報告される(3702
>。これを受けた移動無線機50において、通信品質監
視部57により移動無線機50自身も通話品質の劣化を
発見しており(S703.5704)、通話品質がレベ
ル[1よりも劣化していないか否かを監視している(S
705)。通話品質がレベルL1よりも劣化していたな
らば(S705YES) 、制御部58から、無線基地
局30−1の周辺にある無線基地局3 Q −nなどに
対し、無線基地局30−1.30−2.30−3. ・
、30− (n−1)と移動無線tE150との間の交
信に使用している上り周波数f、、f2゜・・・、fo
−1の信号をモニタ受信するように指示する(5706
、第13B図)。 モニタ受信の指示を受けた周辺の各無線基地局30−n
などでは、周波数f1の信号をモニタ受信しく5707
)、その結果を移動無線機50の通信品質監視部57に
報告しく370B、5709)、各無線基地局30−n
などからのモニタ受信品質を測定比較し、たとえば無線
基地局30−nの通話品質が一定基準のレベルL2より
も良いことを検出する(S710YES>。 通信品質が良好でない場合は(871ONO>ステップ
5706 (第138図)にもどり、規定の回数に達す
るまでモニタ受信の指示を繰り返し送出する(3711
NO,第13C図)。 モニタ受信の指示の送出回数が規定の回数に達すると(
S711YES>、制御部58は、移動無線機50自身
が高速移動モードにあるものと判断し、高速移動モード
に適する制御信号形態でモニタ受信を電波伝搬特性の良
好な複数のまたは1つの高速移動モード用制御チャネル
(CH)を用いて無線基地局30−n等に指示する(S
712>隣接するゾーンで使用中の制御チャネルとは別
の制御チャネルを使用するシステムの無線基地局30 
(B、C,D、E)においては、同一チャネルで送信す
る送信機数を増加させたり、移動無線機50からの受信
にそなえて複数の受信機を待機させるなどの方法を適用
する。後者の複数の受信機を使用させる方法を用いる場
合は、受信アンテナを複数個設置し、そのそれぞれの出
力を各受信機へ導入するように回路を構成する。 このような無線基地局30 (B、C,D、E)だけの
ダイバーシティでも、制御信号の伝送時の信頼瓜向上に
かなり大きく貢献するから、システムとして十分な場合
もあるが、なお不足する場合は、他の方策、たとえば同
一−制御信号の再送回数(S711の規定回数)を増加
させるようにする。 ステップ5712における指示を受けた無線基地局30
−n等では(S713)、モニタ受信し、その結果を複
数のまたは1つの高速移動モード用制御信号を用いてダ
イバーシティにより移動無線機50に報告する(S71
4>。 このモニタ結果をダイバーシティ受信した移動無線15
0では、このモニタ結果を受信する場合の通信品質が良
好でないか、あるいは全く受信できない場合には(87
16NO>、ステップ5706(第13B図)にらとっ
て、モニタ受信の指示を繰り返す。モニタ結果を通信量
t1良好に受信した場合には(S716YES) 、そ
のモニタ結果を分析して、移動無線機50白身は無線基
地局30−1のカバーするゾーンから無!!基地局30
−nのカバーするゾーンに移動したものと判断しく57
17、第13D図)、無線基地局30− nとの交信に
切替えるために、無線基地局30−nが使用することの
できる空きチャネルを検索しく8718)、その結果、
高速移動モードに適したチャネルC)−1nを決定する
(S719)。制御部58は、移動無線機50の送信部
51−nおよび受信部53−nを介して、無線基地局3
0−nに対しチャネルCHnでの交信の準備をするよう
に指令する(S720)。 このチャネルC)−1nを用いるための交信準備指令は
、高速移動モード用の制御チャネルを用いて無線基地局
30−nに送られ、チャネルCHnによる交信の準備を
する(S721)。移動無線機50は、チャネルC)−
1nによる交信を可能とするための準備、すなわら、制
御部58からシンセリイザ55−nおよび56〜nに対
して、周波数F。を受信し、周波数f。で送信できるよ
うに指示し、また切替用制御器65は切替動作に入る(
S722、第13E図)。 チャネルCHnを用いて交信する準備ができると、無線
基地局30−nは、準備完了の報告をチャネルC)−1
nを用いて移動無線機50に対して連絡しく3723)
、これと同時に無線基地局3゜−nは、関門交換機20
に対し高速移動モードに適したチャネルCfi nによ
る無線基地局30−nと移動無線機50との間での交信
準備が完了したことの報告を出す(3723)。これを
受けた移動無線機50は、チャネルCH「)による交信
準備が完了したことを確認しく3727)、無線基地局
3 Q −nに対して交信開始指令を発しく8728)
、これを受信した無線基地局30− nでは交信を待つ
(8729)。 高速移動モードに適したチャネルClInを用いての無
線基地局30− nと移動無線機50との間の交信準備
の完了を、関門交換機20が確認すると(S724)、
スイッチ群23のスイッチ5W1−1.1−2.・・・
、1−(n−1>はオンのままにして、スイッチ5W1
−nもオンにする(S725)。そこで関門交Ja[2
0に含まれた通話路制御部21は、移動無線vi50に
対して、移動無線150との間でチャネルCHnを用い
て交信を開始可能なことを報告する(3726)。 交信開始可能報告を受信すると、無I!基地局3Q−n
は交信開始信号をチャネルCH[)を用いて移動無線機
50宛に送出する(3730)。移動無線機50は無線
基地局30−nを識別するための識別信号であるID信
号により、チャネルCHnによる交信の開始を確認しく
5731)、同時に移動無線機50の通信品質監視部5
7は、移動無線機50と無線基地局30−nとの間の通
信の品質レベルを測定し、一定の品質レベル上2以上で
あることを検出すると(S732YES、第13F図)
、無線基地局30−1と移動無線機50との間のチャネ
ルCHIを用いて行っていた交信の停止を無線基地局3
0−1に指令する(S733)。 これによって、無線基地局30−1はチャネルCH1に
よる交信をオフにする(S734)。このチャネルCI
−IIによる交信停止を移動無線機50が確認すると(
S736) 、シンセ1ノイザ55−15よび56−1
の動作を停止し、切替スイッチロ4−1はシンセサイザ
55−1の出力端子への切替えを停止し、切替スイッチ
64−2はシンセサイザ56−1の出力端子への切替え
を停止(この動作は必ずしも必要ではないが)して、チ
ャネルC112,Ct13. ・、CHnr動作L’b
しるようにする。 チャネルC)−11交信停止を確認した関門交換機20
の通話路制御部21は、スイッチ群23のスイッチ5W
1−2.1−3.−,1−nはオンのままとし、スイッ
チ5W1−1をオフにする(S735)。 これによって、チャネル切替動作の期間を終了し、スイ
ッチ5W1−2.1−3.・・・、1−nのオン状態で
、チャネルCl−12,C1−13,・・・、C)−I
n、下り周波数「2.[:3.・・・、Fo上り周波数
[2,f3.・・・、1°。を用いて、移動無線機50
は無線基地局30−2.30−3.・・・、3Q−nと
の間で、−瞬の切断も、雑音の混入もなく、かつ送受信
ダイバーシティ効果を得て、高品質な通信を継続づるこ
とができる(3737)。 ここで、チャネルCH2〜C)−1(n−1)は低速移
動モードのままであり、チャネルCHDは高速移動モー
ドで使用されている。 ステップ5710(第138図)において、移動無線機
50がモニタ信号を良好に受信した場合は(S710Y
ES>、制御部58は、移動無線機50が無線基地局3
0−1のカバーするゾーンから無線基地局30− nの
カバーするゾーンに移動したものと判断しく5738、
第13G図)、低速移動モードのまま無線基地局30−
nとの交信に切替えるために、無線基地局30− nが
使用することのできる空きチャネルを検索しく5739
)、その結果、たとえばチャネルCHnを決定する(3
740)。制御部58は、移動無線機50の送信部5l
−rlよび受信部53− nを介して、無線基地局3 
Q −nに対しチャネルCl−Inでの交信の準備をす
るように指令する(3741)。 このチャネルCHnを用いるための交信開始指令は、無
線基地局30−nに送られ、チャネルCHnによる交信
の準備をする(S742)。移動無線機50は、チャネ
ルClInによる交信を可能とするための準備、すなわ
ら、制御部58からシンセサイザ55−nおよび56−
 nに対して、周波数F。を受信し、周波数f。で送信
できるように指示し、また切替用制御器65は切替動作
に入る(3743、第13)−1図〉。 チャネルC)−1nを用いて交信プる準備ができると、
無線基地局30−nは、準備完了の報告をチャネルC)
−1nを用いて移動無線機50に対して連絡しく574
4)、これと同時に無線基地局30−nは、関門交換機
20に対しチャネルCHnによる無線基地局30−自と
移動無線機50との間で交信準備が完了したことの報告
を出T (S744)。これを受けた移動無線機50は
、チャネルC1・1nによる交信準備が完了したことを
確認しく8748)、無線基地局30− nに対して交
信開始指令を発しく5749)、これを受信した無rA
基地局30− nでは交信を待つ(3750)。 チ【・ネルC)−1nを用いての無線基地局30−nと
移動無線機50との間の交信準備の完了を、関門交換機
20が確認すると(3745)、スイッチ群23のスイ
ッチ5WI−1,1−2,・・・、1−(n−1)はオ
ンのままにして、スイッチ5W1−nもオンにする(S
746)。そこで関門交換機20に含まれた通話路制御
部21は、移動無線FM50に対して、移動無線機50
との間でチトネルC)−1nを用いて交信を開始可能な
ことを報告する(3747)。 交信開始可能報告を受信すると、無線基地局3Q−nは
交信開始信号をチャネルCHnを用いて移動無線機50
宛に送出する(S751)。移動無線機50は無線基地
局30−nを識別するための識別信号であるID信号に
より、チャネルC)−Inによる交信の開始を確認しく
5752)、同時に移動無線機50の通信品質監視部5
7は、移動無線機50と無線基地局30−nとの間の通
信の品質レベルを測定し、一定の品質レベルし2以上で
あることを検出すると(S753YES、第131図)
、無線基地局30−1と移動無線機50との間のチャネ
ルC)−11を用いて行っていた交信の停止を無線基地
局30−1に指令する(S754〉。 これによって、無線基地局30−1はチャネルCI−1
1による低速移動モードの交信をオフにする(3755
)。このチ1/ネルC)−11による交信停止を移動無
線機50が確認づると(S757)、シンセサイザ55
−1および56−1の動作を停止し、切替スイッチ64
−1はシンセサイザ55−1の出力端子への切替えを停
止し、切替スイッチ64−2はシンセサイザ56−1の
出力幅;子への切替えを停止(この動作は必ずしも必要
ではないが)して、チャネルCl−12,C1−13,
・・・、Cl−Inで動作せしめるようにする。 ヂトネルC)−11交信停止を確認した関門交換機20
の通話路制御部21は、スイッチ群23のスイッチ5W
1−2.1−3.・・・、1−nはオンのままとし、ス
イッチ5WI−1をオフにする(8756)。 これによって、チャネル切替動作の期間を終了し、スイ
ッチ5WI−2,1−3,・=、1−nのオン状態で、
低速移動モードでのチャネルCH2。 Cl−13,−、Ct(n下り周波数):2.F3. 
・。 F1上り周波数f2.f3.・・・、foを用いて、移
動無線機50は無線基地局30−2.30−3゜・・・
、30−nとの間で、−瞬の切断も、雑&の混入もなく
、かつ送受信ダイバーシティ効果を得て、高品質な通信
を継続することができる(3758)以上のように動作
するから、高速移動−し−ドにおいては、高速で移動す
る移動無線機50の移動情報は関門交換機20へ伝えら
れ、この移動情報を分析することにより、移動無線11
50の移動方向にある無線基地局30に事前に移動情報
を伝達し、高速移動モードの移動無線機50に対するリ
ービスの提供に対する準備をすることができるから通話
中チャネル切替は一層円滑に実施可能となる。また通常
、通話中チャネル切替に要する時間は切替が決定してか
ら1〜3秒以内で完了する。 ざらに、移動無線機50自体としても、自己が高速移動
モードにあることを認識すると、第1B図、第1G図、
第1H図および11図に示すような移動無線機50 (
B、C,D)であるならば通話中チャネル切替が終了し
たあとも、移動無線機50 (B、C,D)からは常時
(または、一定の法則に従って間欠的に)制御信号を高
速移動モードで送出し、近傍にある高速移動モード用無
線V地局30 (B、C)に対し、通話中チャネル切替
の実施を呼びかけて、早期に実施することができること
になり、無線基地局30 (B、C)からの応答信号が
受信不能となる事態をさけることが可能となる。 具体的には、第14図を用いて本発明の特徴をざらに説
明すると、移動無線@50 (B、C,D)から制御信
号を用い高速移動−し−ド用無線基地局30 (B、C
,D、E)へ通話中チャネル切替を呼びかけて行く方法
は、移動無線□50が点Aにある時から点P3にある無
線基地局30’(B、C。 D、E)に対し通話中チャネル切替を呼びかけて行くこ
とにある。この場合移動無線機50 (B。 C,D)が点Bへ移動すれば、点P2の無線基地局30
 (B、C,D、E)との通信を停止し、点P3にある
無線基地局30 (B、C,D、E)と通信可能となる
。したがって点Bへ移動したあとも、すくなくとも20
秒は点P3の無線基地局30 (B、C,D、E)と交
信が可能なのであり、ざらに、点P4(点P3の右側に
あり図示されてはいない)の無線基地局30 (B、C
,D、E)とはく点P3の無線基地局30 (B、C,
D、E)との交信が停止する手前から交信を開始するこ
とになる。すなわら、チャネル切替動作を、移動無線機
50 (B、C,D)の移動に先行して着手すことによ
り、1つの無線基地局30 (B、C,D。 E)との交信を許容される最大限の時間内に有効に行う
ことが可能となる。 また、移動無線機50 (B、C,D)が高速移動モー
ドから低速移動モードへ移行した場合は、上記の制御信
号送出により、1つの無線基地局30 (B、C,D、
E)との交信時間が20秒より長くなるから一定の値(
たとえば40秒)を越えた場合には、低速移動モードへ
移行したものと判断し、その後は、移動無線機50 (
B、C,D)からの制御信号の常時送出を停止し、低速
移動−し−ドヘ移行するような方法をとることも可能で
ある。 なお、本発明による移動無線機を自動車に搭載して使用
する場合、内勤車内の電池による電力の供給を受けて広
域無線基地局と通信を行う例を、第15A図および第1
5B図を用いて説明したが、本発明は自動車に限定づる
必要はなく、つぎのような使用例も可能である。 寸な二P)ち、人が比較的電池容量の大ぎい可搬型の電
池を携行可能とするときは、第15A図に示す電源コー
ドを用いて移動無線機50の電V!端子と可搬型電池の
出力端子とを接続させれば、移動無線機50内蔵の電池
を使用フることなく、広域無線基地局と長時間の通信を
行うことが可能となる。この状態は人里離れた山地とか
、海岸等に居る場合通信したくても近傍に小電力(10
rrlW程度〉出力の無線基地局がなく、通信するため
にはNTTの現用する自動車電話方式に用いられている
出力(1〜10W級)の無線基地局とアクセスする必要
がある場合に効果的でおる。 [発明の効果] 以上の説明から明らかなように、小ゾーン構成を用いる
移動通信システムに本発明を適用することにより従来の
システムにおけるような、通話(信)中にゾーン移行を
すると一時断が発生し、ファクシミリ信号やデータ信号
では、画質劣化やバースト的信号の誤りが発生して問題
となっていたものが、たとえ通信中のチャネル切替えの
ルf!度が増加しても、この心配が完全に除去されるこ
とになり、経済的な送受信ダイバーシティの採用による
通信品質の向上、干渉妨害の軽減による周波数有効利用
度の向上、それにともない、広帯域信号を用いる新サー
ビスを技術的に可能とすることになった。また、トラヒ
ックの閑散時における無線設備の有効利用による通信品
質の向上や、ある小ゾーンでトラヒックが急増した場合
には、使用可能チャネルを実質的に増加可能としたり、
さらにトラヒックの最繁時においても、移動焦線殿がら
の位置登録信号を処理可能とすることのほか、移動体の
進行方向や速度を検出することにより、マイクロセルを
用いる小ゾーン構成のシステムにおいて、移動体の移動
速度がゾーンの大きざに比較して相対的に大きくなって
も効果的な通話チャネルの指定が可能となり経済的で、
かつ周波数の利用効率の高い移動通信システムの構築が
可能となったので、本発明の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1A図、第1B図および第1C図は本発明の一実施例
を示すシステム構成図、 第1D図および第1E図は本発明の無線基地局の他の実
施例を示す回路構成図、 第1[:図は送受信機の一実施例を示す回路構成図、 第1G図、第111図および第11図は移動無線機の他
の実施例を示す回路構成図、 第1J図および第1に図は本発明の無線基地局のざらに
他の実施例を示す回路構成図、第1L図および第1M図
は送受信機のざらに他の実施例を示す回路構成図、 第2図(a)および(b)は本発明に用いる1す御信号
の構成例を説明するためのスペクトル図および回路構成
図、 第3図は第1八図ないし第1C図に示したシステムの動
作を説明するためのタイミング・チ1/−ト、 第4A図および第4B図はそれぞれ本発明の位置登録動
作の流れを示すフローチャート、第5A図および第5B
図は移動無線機からの発呼動作の流れを示すフローチャ
ート、 第6A図、第6B図および第6C図は移動無線111\
の着呼動作の流れを示すフローブX/−ト、第7A図、
第7B図、第7C図、第7D図および第7E図は第1八
図ないし第1C図に示したシステムのチャネル切替動作
の流れを示すためのフロー・チャート、 第8図は移動無線波の進行方向および速度検出を説明す
るための動作概念図、 第9図は従来のシステム例を説明するためのシステム構
成概念図、 第10A図、第10B図、第10C図、第10D図、第
10E図、第10F図および第10G図は高速移動上−
ドに対処する本発明の位置登録動作の流れを示すフロー
チi・−ト、 第11A図、第11B図、第11C図、第11D図、第
11E図、第11 F図、第11G図および第111−
1図は高速移動し−ドに対処する本発明の発呼動作の流
れを示すフローチャート、第12A図、第128図、第
12C図、第12D図、第12[図、第12F図、第1
2G図、第12)−1図および第12I図は高速移動モ
ードに対処する本発明の着呼動作の流れを示すフローチ
ャート、 第13A図、第13B図、第13C図、第13D図、第
13E図、第13F図、第13G図、第13H図および
第131図は高速移動モードに対処する本発明の通話中
チャネル切替動作の流れを示すフローチャート、 第14図は高速移動モードにおける本発明のシステムの
動作を説明するための、通路沿いに配置された無線基地
局と移動無線機の位置を示す配置図、 第15A図は携帯電話機である移動無線機を自動車の電
源に接続する場合の概念構成図、第158図は第15A
図の電源の一実施例を示す回路図である。 10・・・電話網     11・・・交換機12・・
・無線回線制御局 13A〜D・・・無線基地局14A
−D・・・ゾーン  ]5・・・移動無線機16A−D
・・・伝送路  19.20・・・関門交換機21・・
・通話路制御部  23・・・スイッチ酊24・・・I
D識別記憶部 29・・・送信信号弁vj部30.30
B、30C,30D、30E30−1.〜30−n・・
・無線基地局31.31−1〜31−n・・・送信部3
2.32B、32C・・・無線基地局制御装置33.3
3−1〜33−n・・・受信部34.34G、34−1
〜 34−n・・・ID識別記憶部 35−1〜35−n、36−1〜 36− n・・・シンセサイザ 37.37−1〜37−n・・・通信品質監視部3B、
38B、38C,38D、38E・・・制御部39.3
90・・・インタフ1−ス 40.40G・・・基準水晶発振器 41.41−1〜41−n・・・送信ミツ1ノ42・・
・干渉妨害検出器 43.43i〜43−n・・・受信ミクサ44−1.4
4−2・・・切替スイッチ45・・・受信切替用制御器 46.461〜45− n・・・無線送信回路47・・
・送信切替用制御器 4B、48−1〜48−n・・・無線受信回路4つ・・
・通信信号部 50.50B、50C,50D・・・移動無線機51.
51−1〜51−n・・・送信部53.53−1〜53
−n・・・受信部54・・・ID・ロームエリア情報照
合記憶部55−1〜55−n、56−1〜 56−n・・・シンセサイザ 57.57−1〜57−n・・・通信品質監視部5B、
58B、58C,58D・・・制御部59・・・電話機
部 61、’61−1〜61−n・・・送信ミクυ62・・
・干渉妨害検出器 63.63−1〜63−n・・・受信ミクサ64−1.
64−2.64−3・・・切替スイッチ65C・・・受
信切替用制御器 66.66−1〜66−n・・・無線送信回路67C・
・・送信切替用制御器 6B、68−1〜68−n・・・無線受信回路69・・
・混合回路 71・・・基準水晶発振器 90.90B、90G・・・送受信機 91・・・ディジタル符号化回路 92・・・多重変換回路 93−1〜93−m・・・通信品質監視用受信機94・
・・制御用送受信機 96・・・アンテナ共用装置 71〜Z16・・・ゾーン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数のゾーンをそれぞれカバーしてサービス・エリ
    アを構成する各無線基地手段(30、30B、30C)
    と、前記サービス・エリア内に存在する移動無線手段(
    50、50B、50C、50D)があり、前記移動無線
    手段から位置を登録するための自己の識別情報を含む位
    置登録信号の送出をしたときに、前記各無線基地手段の
    うちこの位置登録信号を良好な状態で受信したすくなく
    とも1つの交信可能な無線基地手段では、前記各無線基
    地手段との間を伝送路で結合された関門交換手段(20
    )へ前記位置登録信号を転送し、この位置登録信号を転
    送された前記関門交換手段では、前記位置登録信号に含
    まれた前記移動無線手段の識別情報および前記移動無線
    手段と交信可能な前記無線基地手段の識別情報を登録す
    るとともに、前記登録された識別情報に関わる前記無線
    基地手段を介して前記登録した情報を前記移動無線手段
    に返信し、この返信を受けた前記移動無線手段内に前記
    返信されてきた登録した情報を記憶する移動体通信の通
    信方法において、 前記移動無線手段の移動速度が大きいために前記移動無
    線手段と前記無線基地手段との間の送受信を良好に行い
    得ないことを前記移動無線手段、前記無線基地手段、お
    よび前記関門交換手段のうちのすくなくとも1つにおい
    て判断した場合に、前記移動無線手段の移動方向および
    移動速度を測定して、前記移動無線手段の進行方向に位
    置する無線基地手段に指示して前記移動無線手段との間
    の送受信を準備せしめるようにする場合の前記移動無線
    手段と前記無線基地手段との間の制御信号の交信をダイ
    バーシティにより行うようにした移動体通信の通信方法
    。 2、複数のゾーンをそれぞれカバーしてサービス・エリ
    アを構成する各無線基地手段(30、30B、30C)
    と、前記各無線基地局と一般の電話網(10)とを接続
    する関門交換手段(20)を含む移動体の通信網におい
    て、 前記サービス・エリア内に所在する移動無線手段(50
    、50B、50C、50D)と前記無線基地局との間で
    交信することを可能とするために、すくなくとも1つの
    前記無線基地手段と前記移動無線手段との間で通話路の
    設定、解除および交信中の前記無線基地手段の更新をし
    て通話路の変更を可能とする移動体通信の通信方法にお
    いて、前記移動無線手段の移動速度が大きいために前記
    移動無線手段と前記無線基地手段との間の送受信を良好
    に行い得ないことを前記移動無線手段、前記無線基地手
    段、および前記関門交換手段のうちのすくなくとも1つ
    において判断した場合に、前記移動無線手段の移動方向
    および移動速度を測定して、前記移動無線手段の進行方
    向に位置する無線基地手段に指示して前記移動無線手段
    との間の送受信を準備せしめるようにする場合の前記移
    動無線手段と前記無線基地手段との間の制御信号の交信
    をダイバーシティにより行うようにした移動体通信の通
    信方法。
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