JPH0131320Y2 - - Google Patents

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JPH0131320Y2
JPH0131320Y2 JP3598986U JP3598986U JPH0131320Y2 JP H0131320 Y2 JPH0131320 Y2 JP H0131320Y2 JP 3598986 U JP3598986 U JP 3598986U JP 3598986 U JP3598986 U JP 3598986U JP H0131320 Y2 JPH0131320 Y2 JP H0131320Y2
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JP
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blade
rotary blade
rotary
seat
fixed
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JP3598986U
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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、剪断式粉砕機に係り、より具体的に
は、木材、ゴムタイヤ等の各種産業廃棄物を固定
刃と回転刃とで剪断する機械で特に、回転刃にお
けるブレード取付構造に関する。
(従来の技術) 各種産業廃棄物を粉砕する粉砕機には、粉砕室
内に固定刃と回転刃とを備え、これら刃の協働作
用により材料を粉砕するようにしたものは、例え
ば実公昭58−45773号公報に開示されている。
この種の粉砕機では、一般に刃先を有するブレ
ードが回転刃の外周に複数個配置されており、該
ブレードは回転刃に平座金等を介して、ボルトの
締結力で固定されている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来のブレードの取付構造によれば、平板
状のブレードが平座金を介してボルトの押圧力で
回転刃に固定されているだけだつた。そのため材
料を粉砕する際のブレードの衝撃や、回転刃の高
速回転により生じる遠心力で、ブレードが回転刃
の径外方向にずれるのを防止するには、前述の従
来の取付構造においては十分な固定機能が期待さ
れず、ブレードは回転刃からずれることがあつ
た。
本考案はこの従来の問題点に鑑み、回転刃に位
置決めされたブレードが回転刃の径外方向に移動
されるのを阻止する剪断式粉砕機用回転刃におけ
るブレード取付構造を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案が前記目的を達成するために講じた技術
的手段は次の通りである。
粉砕室4内に突設された固定刃6と、該粉砕室
4内に回転自在に設けられた回転刃14とを備
え、該回転刃14にブレード受面22を形成し、
このブレード受面22にブレード18を座具26
を介して締結ボルト25で締結固定したものにお
いて、 前記ブレード18の座具26側に、ブレード1
8の肉厚が回転刃14の径外方向に向けて減少す
ように傾斜する傾斜係合面20を形成すると共
に、前記座具26のブレード18側に、座具26
の肉厚が回転刃14の径外方向に向けて増加する
ように傾斜する傾斜被係合面28を形成し、該傾
斜被係合面28が前記傾斜係合面20にくさび状
に面接触している点にある。
(作用) 第1図に示す如く、回転刃14のブレード受面
22にブレード18は所定の粉砕方向に配置さ
れ、回転刃14の径方向の位置決めは、調整ボル
ト30の進退操作により調整される。ブレード1
8は座具26を介して締結ボルト25で回転刃1
4に締着固定される。
このとき、ブレード18の傾斜係合面20と座
具26の傾斜被係合面28とが面接触されてお
り、該両面20,28よりくさび面29が形成さ
れる。このくさび作用はブレード18が回転刃1
4の径外方向への移動を阻止する方向に働く。
(実施例) 本考案の実施例を図面を参照して詳述する。
第1図〜第4図は第1実施例を示し、第3図、
第4図において、1は粉砕機のケーシングで、上
本体2と下本体3とからなり、該上本体2と下本
体3とで囲まれた横断面円形の粉砕室4が形成さ
れている。該粉砕室4の上部は材料の投入口5と
され、図外のホツパと連通されている。上本体2
と下本体3は図外の締結機構で強固に締結及び解
除自在であり、上本体2は下本体3に対して開閉
自在とされている。
上本体2と下本体3との接合面には、左右一対
の対向する固定刃6が、粉砕室4の軸心方向全長
にわたり、かつ互いに軸心に向けて平行に設けら
れている。該固定刃6の刃先部は粉砕室4内に突
出状とされている。第3図で示す如く、一方の固
定刃6はそのすくい面が上方に面し、他方の固定
刃6は下方に面するように下本体3にボルト7で
締結されている。
また、該固定刃6の刃先部と反対側の基端面6
aには固定刃6用の調整ボルト8の先端が当接さ
れていて、該調整ボルト8の進退操作により、固
定刃6の粉砕室4内への突出量が調整自在となる
よう構成されている。
9はスクリーンであり、粉砕室4の下部側を区
画するものであり、円弧形とされてケーシング1
に装着されている。該スクリーン9には複数個の
粒度規制孔10が形成されている。
11は回転主軸で、粉砕室4の軸心長手方向
に、両端が軸受12,12を介して回転自在に軸
架されている。該回転主軸11の一端にプーリー
13が取付けられており、図外の駆動機構でベル
トを介してプーリー13に回転動力が伝達され
る。
14は回転刃であり、前記回転主軸11に套嵌
されかつキー15で結合されている。第4図に示
す如く該回転刃14は軸心方向に複数個分割され
ている。その各々の回転刃14の外周に本実施例
では5個のブレード受部16が設けられており、
該受部16に刃先17を有するブレード18が取
付けられている。
前記ブレード18は、第2図に示す如く、ブロ
ツク状を有しその長手方向一端側に刃先17が設
けられている。刃先17の端縁は先鋭状のエツジ
部19とされていて、該エツジ部19側の平面は
傾斜係合面20とされる。該傾斜係合面20は、
ブレード18の幅方向に対して、刃先17を形成
する一端側から他方の基端側に向け肉厚の厚くな
る方向に傾斜を有している。前記傾斜係合面20
と反対面は着座面21とされており、該着座面2
1が前記ブレード受部16のブレード受面22に
面接触されるものである。
23は取付用ボルトの挿通孔であり、ブレード
18が進退自在とされるよう幅方向に長孔状に設
けられている。本実施例ではブレード18の長手
方向の三箇所に設けてあるが、このボルト挿通孔
23の数は本実施例に限定されるものではない。
24は固定具であり、締結ボルト25と座具2
6からなり、前記各ブレード18を回転方向に面
するようにブレード受部16のブレード受面22
に締結固定するものである。
ブレード18と当接される前記座具26の座面
27は傾斜被係合面28とされて、該被係合面2
8は座具26の肉厚の増減の変化により設けられ
ている。
ブレード18回転刃14のブレード受部16に
取付けられ際には、ブレード18の肉厚は回転刃
14の径外方向に向けて減少する方向である。そ
こで座具26を逆に肉厚の増加する方向に配置
し、締結ボルト25によりブレード18が締結さ
れると、ブレード18の傾斜係合面20と座具2
6の傾斜被係合面28とが係合され、くさび面2
9が形成される。
30はブレード18用調整ボルトであり、取付
用ボルト挿通孔23の長孔の範囲で、調整用ボル
ト30の進退操作により、ブレード18は回転刃
14の径方向に突出量が調整自在とされる。
前述の構成において、材料を粉砕する際には、
回転主軸11を駆動し回転刃14を矢印A方向に
駆動し、上方のホツパーから材料を投入口5を経
て粉砕室4へと投入し、回転刃14と固定刃6と
の間で材料を細断して粉砕するものである。そし
て、所定の大きさに粉砕されたものは、スクリー
ン9から下方に落下し、適宜手段で取出し或いは
搬送されていく。
固定刃6と回転刃14との間で材料を粉砕する
場合、ブレード18はくさびを利用して固定され
ているので、粉砕の際の衝撃や、回転刃14の遠
心力によりブレード18が回転刃14の径外方向
に移動されるのが防止できる。
第5図は第2実施例を示し、前記第1実施例と
異なるところは、回転刃14の回転方向側にブレ
ード受部16が設けられている。また、着座面2
1側の端縁にエツジ部21設けられている。この
場合は材料粉砕の際に、締結ボルト25側が直接
に材料をかき込まないので、ボルト25に材料が
付着されにくく、ボルト25を緩めての、ブレー
ド18の進退調整が便利である。
(考案の効果) 本考案によれば、前記ブレード18の座具26
側に、ブレード18の肉厚が回転刃14の径外方
向に向けて減少するように傾斜す傾斜係合面20
を形成すると共に、前記座具26のブレード18
側に、座具26の肉厚が回転刃14の径外方向に
向けて増加するように傾斜する傾斜被係合面28
を形成し、該傾斜被係合面28が前記傾斜係合面
20にくさび状に面接触しているので、ブレード
18の傾斜係合面20と座具26の傾斜被係合面
28との間でくさび作用が生じ、ブレード18を
回転刃14の径外方向に移動するのを阻止する固
定力が強化される。
そのため、固定刃6と回転刃14による粉砕の
際の衝撃とか、回転刃14の高速回転による遠心
力でブレード18が回転刃14の径外方向にずれ
るのが防止され、安定した粉砕作業が可能とされ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の第一実施例を示し、
第1図は要部断面図、第2図はブレードの斜視
図、第3図は剪断式粉砕機の正面図、第4図は同
縦断側面図、第5図は第2実施例の要部断面図を
示す。 4……粉砕室、6……固定刃、14……回転
刃、16……ブレード受部、17……刃先、18
……ブレード、24……固定具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 粉砕室4内に突設された固定刃6と、該粉砕室
    4内に回転自在に設けられた回転刃14とを備
    え、該回転刃14にブレード受面22を形成し、
    このブレード受面22にブレード18を座具26
    を介して締結ボルト25で締結固定したものにお
    いて、 前記ブレード18の座具26側に、ブレード1
    8の肉厚が回転刃14の径外方向に向けて減少す
    るように傾斜する傾斜係合面20を形成すると共
    に、前記座具26のブレード18側に、座具26
    の肉厚が回転刃14の径外方向に向けて増加する
    ように傾斜する傾斜被係合面28を形成し、該傾
    斜被係合面28が前記傾斜係合面20にくさび状
    に面接触していることを特徴とする剪断式粉砕機
    用回転刃におけるブレード取付構造。
JP3598986U 1986-03-11 1986-03-11 Expired JPH0131320Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3598986U JPH0131320Y2 (ja) 1986-03-11 1986-03-11

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3598986U JPH0131320Y2 (ja) 1986-03-11 1986-03-11

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Publication Number Publication Date
JPS62148355U JPS62148355U (ja) 1987-09-19
JPH0131320Y2 true JPH0131320Y2 (ja) 1989-09-26

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ID=30845982

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JP3598986U Expired JPH0131320Y2 (ja) 1986-03-11 1986-03-11

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US9370776B2 (en) * 2013-04-29 2016-06-21 Vermeer Manufacturing Company Mounting block for attaching a reducing element to a rotary drum

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JPS62148355U (ja) 1987-09-19

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